11月上旬の日記。心だけ巴里に行ってました。

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11/10・風に吹かれてマルサする
「ジム・ヘンソンのストーリーテラー」
これはテレビ放映されてないかも。私はビデオで観ました

 巴里三昧。一段落したころに丁度良くのなーんさんが現れたので、これからのビジョンについて熱く熱く語り合う。
 帰宅するが8spotsは、外出からまだ帰ってきていなかった。夕飯を食べつつテレビでやっていた『風に吹かれて』を観る(初)。とにかく背景が凄い。「見ろ! この背景の描き込みを!」といわんばかりに背景が終始主張している映画。
 写真で見ても面白くとも何ともない風景でも絵にすると俄然輝きを増す、というのが写実絵の面白さだと思う(実は画家である母の描く絵がそうだとつくづく思っている)。話は別に大したことは無い(一応脚本は宮崎駿)のだが充分楽しめた。ジブリの宮崎監督以外のものは大抵つまらないと評判だが、他と比べれば充分ということか。
   映画のエンディングロールを観ていると丁度8spotsが帰宅する。友人の仕事の手伝いで東京を回ってきたとのことでへとへとになっていた。しかし、夕食を食べるなり「『マルサの女』のメイキングが見たい!」と言い出し、2人でひと月ほど前に中古屋で買ってきた『マルサの女をマルサする』を観る。構成演出は周防正行だった。ドキュメンタリータッチのまじめな感じを予想していたら、テレビの情報番組ノリだった(何しろナレーションが武田広)のでちょっとびっくり。ただ、『マルサ』だけに限らない、映画撮影自体の面白さを紹介しているところが面白い。
 伊丹監督の頬に切り傷がないねぇ、普通の会話も芝居がかっている人だったねぇ、と故人を懐かしみつつ鑑賞。

11/9・巴里のニッポン人
「ロックフォード氏の事件メモ」
あんまりマイナーじゃないけどもう何でもいいや、というか反響も無くただ書き連ねるのみ。と書いて更新しようとしたらGYOさんから昨日のに初レスが(笑)

 今日の私は、心は巴里。会社でも会議中でも家に帰っても巴里三昧です。おかげで日記に使えるネタもありません。
 あ、TVKの深夜番組『ゲームの肝』は今日も見た。とはいえ実のところ面白いのかどうかよくわからない。ただ新コーナー(「『アーバンチャンピオン』16歳の誕生日おめでとう」とかゲームのハッピーバースデーを祝うだけ)がちょっと笑える。

おまけ・昨晩の水無月BBSでゲームのパクリに関するツリーを発見。よくある「○○は××の真似」という話なのだが、なぜか『ゼノギアス』が映画『ソイレントグリーン』のパクリがあるという話を誰かが書いていた。せっかくちょっと詳しい情報を入手したので自分のところに反映させてみたり。
 RPGってきっと映画パクリの宝庫なんだろうなぁ。ほとんどやったことがないので全然わからないんですよ、私。

11/8・茨の道さえ突き進む
「ブルーサンダー」
ロイ・シャイダーが命をかけて破壊したはずの攻撃ヘリが街の治安維持に大活躍

 部下へ仕事を教えるための資料をつくりつつ、いよいよ次の仕事しないと、ということで新たなプロジェクトの勉強を本格的に開始。もちろん遊びではなく仕事です。といいつつ、仕事抜きで映像美に見惚れる。
 一段落してからそろそろ帰ろうかと思った時間に、その次のプロジェクトのボス、のなーんさんが珍しく私の席へやってきた。現状の感想など話しているうちにいつしか話は横道に逸れネオジオ談義に。のなーんさんは実はネオジオコレクターなのだ(もっとも残りの数本はプレミアムな値段がつきすぎて手が届かないらしいが
 『ライディングヒーロー』の貧弱なケーブルによえう2画面対戦仕様の話とか『麻雀狂列伝 西日本編』の演歌の歌詞とかアルファ電子の『ニンジャコンバット』の演出とか意外と幻な『ネオボンバーマン』とか『ストライカーズ1945X』の移植じゃない変更点とか話は尽きない。ちなみに私の「『KOF2001』は出るのでしょうかね?」という問いには「ネオジオで出ないなら興味なし」とのこと。まったくもって男らしい。
 家に帰ってくるとGYOさんから荷物が届いていた。貸していたCD&カセットテープの返却だったが、一緒に豆のCDも入っている。感謝です。久しぶりに最近サントラも再販された『ジャイラス』や、休符の無い音楽が最高の『ホットチェイス』をプレイ。その後は“仕事”の続きをしてみたり。

11/7・あねさんでなくねえさんです
「インベーダー」
主人公のサラリーマンが「宇宙人が侵略してきたぞ!」と町々を回って訴える行くものの、話を信じてもらう前にその町が後から追ってきた宇宙人にスナッチされてしまい、仕方なく主人公も次の町へと逃げていく、というふしぎな味わいのある旅モノ

 昼から元上司……この言い方はどうも面白みがないので変えます。アンドロメダ瞬くんにあやかって「りえ姐さん」というのはどうか。うん、そうしよう。……ということで、りえ姐さんと共に打ち合わせのため外出。
 帰りにりえ姐さんは映画特集号だった今月の「クレア」を買う。読んでいるのを横から見せてもらっていると、著名人の好きな映画紹介記事が延々と載っていた。ディカプリオが『タクシードライバー』、織田裕二が『フットルース』や『大脱走』などを薦めている中、北野武はさすがというべきか『シベリア超特急』と『北京原人』を推していた。たけしもよく観てるなぁ。あと「2ちゃんねる」の管理人の紹介記事があった。メジャーになったものだと感心。
 会社に戻ってから間もなく、部下から仕事をやっていく上での相談を受ける。部下から仕事に関する悩み相談を受けるのは、自分がしっかり育ててあげていないからではと不安になるが、ここはボスとしてがんばらねばならない。
 気がつくと21時を回っていたので8spotsに電話して『プロジェクトX』を録画してもらう。今日はロータリーエンジン(コスモスポーツ)の話。帰宅後夕食をとりながら早速見ると、いきなり広島の原爆の模様だったのでちょっと失敗した気持ちになるが、その後はなかなか魅せてくれた。続き物となる次週も期待。

 ところで今ごろ気がつきましたが、「りえ姐さん」というと『エスカレーション』のリエお姉さまを思い出しませんか(爆)。『エスカレーション』は、中学生時代に担任の教師との交換日記で模写して喜ばれたものだ。懐かしいなぁ。

11/6・ゴッドハンド氏、イカサマ発覚
「レイ・ブラッドベリ劇場」

 寒さで目が覚めると9時。眠い目をこすりながら朝刊を見ると、1面に「『最古の石器』自分で埋めた」との見出し。なんじゃこりゃ? としばし絶句。目立ちたくて嘘ついてたとはまるで子供だね。
 会社に行って、まずはPS『北斗の拳』のコンプリートデータをコピーしてもらう。世紀末シアターですべての台詞が使うことができ、隠しモード「ザ・あべし」も遊べるようになった。
 仕事の話は特にないので略。相変わらず熱いデスタンクはプレイヤーのスキルが段々上がってきてますます面白くなってきた。皆、戦闘経験を積むに従ってカンで撃った弾が当たるようになるのだ。
 というわけでさっさと帰宅。途中寄ったスーパー丸正でWiz様の奥様に出会う。娘さんも一緒だったが、成長ぶりに目を見張る。
 家に着くとまだ7時だった。忙しく働いている皆さんごめんなさい。
 テレビをつけるとアニメの『犬夜叉』をやっていたので観る。高橋留美子の漫画はキャラクターや物語の妙もさることながらコマ割りも売りになる部分なので、やはりアニメになるとパワーダウンの感はいなめない。
 8spotsと共に再びスーパーへ行き買い物その2。途中の本屋で鳥山明の『SAND LAND』を購入。鳥山明の短期連載シリーズ第3回。丁度映画一本分くらいのボリュームで楽しませる。
 帰宅後、愚かな石器騒動の報道を見ながら夕食。夜、年賀状の件で実家に相談の電話をすると母が「猫もらってきたのよ!」と興奮している。野良猫の子供(生後1ヶ月)を、今日もらってきたのだそうだ。気がつけば1年ぶりに猫を飼うこととなり、かなり盛り上がっている様子。早速8spotsにそのことを話すと、人の家の話なのに母と同様に興奮。2人で猫欲しい、というアパート住まいの人間にはかなわぬ願いでいっぱいになる。

11/5・テレホーダイ
「女刑事キャグニー&レイシー」
当時「特攻野郎Aチーム」につぐ下品な番組に選ばれたらしい。あらまぁ。

 昼過ぎに起床。天気は昨日に引き続きまたしても晴れたものの、昨日していない家の雑務をしていて遠出のタイミングを逸する。夕方、8spotsと共に横浜でウィンドウショッピング。
 夕食後、最近マクドナルドでおいしいコーヒーが飲めるようになったということで、試しに「コーヒーを飲みに」マクド(私は関東人だがこう略す)へ行く、という人生初めての試みを実施してみる。私の知る限り2度目のコーヒーのリニューアルだ。かつては「色の付いたお湯」「泥水」とか揶揄されたマクドのコーヒーだが、時代はかわったのか? 今日は新メニューのカフェラテ(200円)を購入。ちょっと味が薄い気がするが、確かに普通に飲めた。今度は150円に値下げして味も変わったらしいホットコーヒーが、ただ熱いだけで味をごまかしていないかどうか確認してみよう。
 帰宅後、0:00を回ってからネットに接続。6日からテレホなので、繋ぎっぱなしを初体験。接続しながらメールを書く、なんて贅沢な(笑)ことを早速やってみる。RWATCHの「仮想通話料」がどんどん上がっていくのでちょっとどきどき。NTTはホントにテレホ登録してくれただろうか? 登録した電話番号が間違ってないだろうか? などと心配するのは私の性格なのでしょうがないです。

11/4・惰眠
「探偵マイク・ハマー」
ステーシー・キーチ主演版。「おおっと、またあの女だ。」って誰?

 眠い目をこすりながら午前中起床。久しぶりの快晴に喜び、出かける準備を進めるも8spotsが体調不良でダウン。気がつくと私もコンタクトを外すどころかポケットピカチュウを腰につけたままベッドでうつぶせになって夜まで睡眠。慢性的に疲れているので幾らでも寝られます。
 暫くプレイしていなかったDVDゲームソフト『スタートレック・ボーグ』の続きを開始。最後の謎だけ苦労するも何とかクリアする。ゲームとしては大したものではないのだがトレッカーは必見の映像ソフトであろう。シナリオもなかなかスタートレックしてたし。
 またスタートレックみたい熱が復活するが、私も私の友人達も、誰も現在ケーブルテレビに入っていないため、スターチャンネルで放送される『ヴォイジャー』を全く観られないのだ。いつかまたチャコティに会いたいよ。

 ところで、いよいよ明日の夜からテレホになります。やっと快適なインターネット生活が始まる、のかな?

11/3・あさきゆめみし
 GYOさんより、日記の冒頭にルール付けされた固有名詞を一ヶ月間書き続ける儀礼を引き継いではどうかというメールを戴いた。元々は父猫さんが先々月に始めた「マイナーゲーム名」の記載を、GYOさんが先月の間「マイナー芸人」にして引き継いだもの。断る理由は無いので、今月は「マイナー・テレビ映画」を内容とは無関係に記載するのでよろしく。
「俺たち賞金稼ぎ・フォールガイ」
 さて、昨日に引き続き今日もtriちゃんと映画デート。本日は渋谷で行われている国際映画祭。でも観る映画は『源氏物語・あさきゆめみし』。宝塚歌劇団・花組総出演による、大和和紀原作の少女漫画の映画化だ(実は既にテレビ放映・ビデオ化済み)。主演は愛華みれ。といってもこのHPのお客さんは興味ないでしょうね。少なくとも私は全然わかりません。忘れないように記載しておく。
 3度ほど寝そうになったが無事に観終わる。出演者が全員女性なので露骨なエロ描写は全然無かったが、光の君の「諸星あたる」ぶりはよくわかりました。
 映画を観終わってからは食事の後、彼女の希望でbit tour’sへ向かう。どこいつ教の総本山となっているこの店では、オタクグッズが所狭しと並べられている。「一見ゲーム(アニメ)グッズとはわからない」「デザイン的に優れているので普通のファッションとかわらない」らしいTシャツがたくさんあったが、そう主張しているのは店と着ている人だけで私にはどう見ても「ださいオタクグッズ」に見えるのだがどうか。
 そういや今日のこの店、『エターナルアルカディア』のタイトル音楽が荘厳に店内に響き渡っているのが何となくミスマッチだ。
 2階のDVDコーナーで、『ザ・ディレクターズ テリー・ギリアム』という東北新社発売のドキュメンタリービデオを発見。ノーマークだったので喜んで購入。その後、渋谷をうろうろしつつ健全に帰宅。triちゃんは疲れて電車の中で眠っていた。
 18時に家に着き、今度は8spotsと川崎にレッツゴー。彼女の買い物に付き合ってうろうろする。最近は川崎の店も閉店時間が遅めになっているので、この時間でも結構充分楽しめる。今日は目的のものが買えたらしく8spotsも満足。
 まるで『下級生』の2キャラ同時攻略のような一日でちょっと疲れたが、寝る前に買ってきたDVDを2人で視聴。
 テリー・ギリアムは私が最も愛する映画監督だ。小5の時に劇場で観た『バンデットQ』の衝撃は未だに忘れられない。このビデオはアメリカのテレビ番組のビデオ化と思われるが、『モンティパイソン ホーリーグレイル』から『12モンキーズ』までの作品の流れと、監督本人・映画出演者への監督に関するインタビューで構成されており、なかなか興味深い内容だった。2人でそれぞれの映画の思い出に浸る。
 このビデオはシリーズでJ・キャメロン、ウェス・クレイブン、D・クローネンバーグが発売されているそうなのでちょっと揃えたくなる感じだ。

11/2・ホワット ライズ ビニース
 午後になってtriちゃんよりメールが来る。今晩の試写会の券をゲットしたとのこと。流石に週末なので仕事も少なくなく即答を避けるが、何とか観に行きたいところ。
 と思っていたら、私のPCを仕事で他の人に明け渡すはめになる。周りに「PC使えないから今日は帰りまーす」と宣言し、残りの仕事は部下にまかせトンズラする。
 駅前の本屋でPS『北斗の拳』攻略本を購入し、読みながら会場へ向かう。本は「世紀末シアター」のテキストリスト目当てだが、キャラメルママの本ってどうしてこんなに読みにくく使いにくいのか。かなりダメダメ。
 今日の試写会場は東京国際フォーラム。映画は『ホワット ライズ ビニース』だ。監督:ロバート・ゼメキス 主演:ハリソン・フォード、ミシェル・ファイファーと来れば期待しない方が嘘だ。
 国際フォーラムは一番大きいと思われるAホールだった。1000人入るところ。でけえ。完全指定席とのことだが、席は2階席の真ん中辺り。でも2階席とは言葉だけのもので実際はエスカレーターを乗り継いで、6階席くらいのところにあった。間近なら巨大かもしれないスクリーンは、下方遠くで小さく見える。triちゃんと「家のテレビ位の大きさだね」と苦笑。彼女はゼメキスと聞いてもピンと来ないみたいなので『ユーズドカー』で『ロマンシングストーン』で『永遠に美しく』の監督、と親切に(笑)教えたら、『永遠に美しく』は観た、と気の毒な返事が返ってくる。
 さて、スタッフ以外は事前情報もないまま観ることになったが、観始めると、これが恐怖映画であった。ヒッチコックの頃のホラー映画。triちゃんは怖い映画は苦手だったらしく、時折飛び上がって喜んでいた。
 でネタバレ無しの感想ですが、普通の映画です。つまらなくはないが、次の展開がかなり読めます。なぜにこのスタッフで撮らなければいけないのかいまいち不明。テレ東の昼に、まだ観ていないヒッチコック映画見ているほうがお勧め。
 鑑賞後、夕食にするが、どこも満席。並ぶ列には同じプレスシートを持つ人々の姿が。1000人の試写会直後じゃ仕方ないのか。
明日も一緒なので打ち合わせしつつ帰宅。

11/1・体調不良
 朝。目覚まし時計が鳴るがいつにも増して具合が悪く起きられず。どうせ有給休暇は使いきれないほど残っているので、体調不良で休む旨電話連絡して眠る。途中3度ほど会社から質問電話を受けつつも眠り続け、気がつくと17時前。ふと思い出してNTTに電話しテレホの登録をする。
 電話口の相手がパートのおばさんらしく要領を得ず、こちらの質問に満足に答えられないものだからとても長電話になる。「0:00」「23:00」というこちらの言葉を理解できず、「12:00」「11:00」と言い直すような人を雇わないで欲しい。
 その後、咳が止まらず更に眠る。
 結局、今日は東京も神奈川も映画サービスデーだったのだが、何も出来ないまま一日が終わってしまった。とほほである。調子悪くて『北斗の拳』もできず。
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