|
|
久しぶりに暑さが戻ってきたが、今日も朝から六本木である。これで最後になるといいながら、何度も六本木へやってきていてなんだかかっこ悪いが、急な会議がちょくちょく入るのでしょうがない。ともかく電車の中で『うらごし劇場』にニヤニヤしながら現地へ向かう。 行きがけに今日もニュー新橋ビルに行ってみたが、例の東宝映画チケットは1250円に値上げされていた。着実に上がっているのが映画の人気を裏づけしている?(笑)。 六本木にきたからには、ということで例によって不用品をいろいろ譲り受けたりしてから会議。 昼食を食べてから本社に戻ったのは4時前。10分ほどメールチェックをしてから4時からまた会議。それが2本続いて終わったのは8時半。会議の席でお盆出社が決定。休みがまた減ったよー(涙)。 こんなに一日席を空けていたことも珍しいと思いながら、ともかく机の仕事を終わらせて、疲れ果てて徒歩で帰宅。みんな今ごろカルドやPSOで楽しんでいるのかなぁ。 会社の引っ越し作業を見ていて危機感を抱いたというわけではないのだが、明日は会社を休んで実家の荷物の梱包をするつもり。っていうか地元海岸の花火大会を見納めに行ってきます。 |
|
|
今日もそれほど暑くない日々。仕事もそんなにタイトでは無いので、ヒロターズの週刊連載紀行文(直リンクしてもいいですか?)に感心したり、KENが金曜と日曜に2人の別々の女の子と『千と千尋の神隠し』を観に行くんだ(もちろん2回目もさも初めてという顔をして観るのだろう)という自慢話に羨ましがったりして過ごす。 あーごんさんの日記で、あさりよしとおの新刊が出ているのを知って会社の近くの本屋へ行くが、JETコミックスらしく店頭で見当たらない。そのかわり唐沢なをきの『うらごし劇場』という、Bクラブ(AX)に連載されていた特撮(必殺)コラム集が売っていたので購入。仲の良い友人と酒を飲みながらぐだぐだオタクツッコミをしているような話題満載のコラムは、読み応えありすぎ。1400円は高くない。 帰宅後、頭はぼーっとしていたらしい。夕飯を作っている途中で、火にかけていたフライパンを素手で掴んでしまい、右腕の指先5本を火傷する(笑)。幸いすぐ冷やしたので水ぶくれなどにはならずに済んだが、食事している間ずっと右手がひりひりします。 今日も1週間ぶりにカルド。久しぶりに勝てました。 |
|
|
起きてきてふと思うのは、蝉の声が例年より少ない気がすることだ。母に尋ねると、近所の人も同じことを言っているという。この1年、宅地の間に残っていた森林は、その森ほどもある庭を持っていた邸宅と共に姿を消し、マンションになったり分譲住宅になっていたりする。民家の近くにいた蝉の幼虫たちは、みんなブルドーザーのえじきになってしまったのだろうか。目の前に見渡せる山の、遠くに聞こえる蝉の声がなんだか悲しい。 自分の部屋の掃除を開始。まず中学生の頃から愛読していた「ロードショー」5年分くらいをまとめて捨てる。初期の頃の掲載作品は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とか『レディホーク』であった。懐かしいがスクラップしようとか考えるときりが無いのでまとめて処分処分。すっきりうきうきウォッチ。 雑誌は後、創刊当時から残してあるBeep、ゲーメスト、メガドライブ〜サターンFANがあるが、これらはすべて保存これだけで本棚がどのくらい埋まることやら(笑)。捨てるかどうか考え中なのが「コロコロコミック」。残念ながら初期の3年分くらいは小学生の私がスクラップして楽しんでしまったので穴だらけなので保存価値もなし。かといって「超人キンタマン」のオガンダム(サンライズからクレームが入り記憶を抹消されたキャラ。連載途中で修正がかかって、単行本は全部バカラスなどに修正された)のところだけスクラップとか考え始めると、やはりきりが無いので、これは諦めて全部捨てるしかないのであろうか。 処分する机の引き出しからは大学時代の映画のプロットや絵コンテも出てきたが、とりあえずこの辺はまとめて箱詰めしてしまう。フィルムやリールもまとめて箱に放り込む。 もう一方の引き出しからは8spotsの学生時代の写真が出てきた。日付を見るとすでに10年前。しかし写真を見る限り、ほとんど今と変わってない。『ブリキの太鼓』みたいなやつだなぁ。 他にも映画のロケハンで撮った、エロ写真がたくさん出てきたので面白いからまとめて持って帰ることにする。 こうして部屋がますます散らかる一方になっていると、隣の部屋にいた父が「こっちはどうする?」ときいてきた。そういえば父の押入れにも荷物を入れていたんだっけ。 押入れの中には創刊号から積み上げられた「月刊ファミコン通信」が(笑)。きっともっと探すとキリコが表紙の「ジ・アニメ」とか出てくるはずだ。そして、先週押入れで見当たらないと思っていた未開封の1/35「デザートガンナー」もこんなところにあった。シドじいさんもびっくり。さて、どうしようか? かつて「テレビマガジン」が捨てられなくて困ったとき、うちの父が厳選していくつかを残し処分したということがあった。すっきりした反面「ゴーゴー悟空」が全部読みたい!と思ったときは手遅れになったりする。今回の場合、突然水野店長の「セガマークIII通信」が読みたくなることは……多分無いから大丈夫かな(笑)。 ここは後回しにして、自室を先に片付けることにする。 実は引越しにあたって、もっとも邪魔なもののひとつが「セガサターンTHEイス」。つまりは座椅子のことで(笑)、CDの開閉部分を開けて座るバカなグッズだ。中央の窪みに座ることになるので正座はできないし、確かあぐらもかけない。自然と体育座りになってしまう(笑)。しかも座布団がCD型なのはいいのだが、デザイン優先のため座布団もその下の座椅子部分のクッションも薄すぎて、暫く座っていると尻が痛くなる(笑)。 まぁこの程度ならそのインパクトの前にはどうでもいいことなのだが、最大の問題なのはその大きさ。一辺が1メートル以上ある巨体は、どうやっても今度の家に置いておくところは無い。 誰か実家まで引き取りにきていただければお譲りしますが、私の知り合いの方、いかがですか?(笑) 結局、今回もすべての掃除が終わらずに夜を迎える。来週には終わると思うが、終わらなければ、やりかけのまま引越し屋に後を任せることになるぞ(笑)。 8時までに投票に行かなければならないので、早めに実家を後にする。 東京に戻ってから、近所の小学校まで投票に行く。今日も気力をすべて放出した。冷蔵庫に入っていた桃とオレンジをかぶりついてから風呂入って早寝。 |
|
|
米が切れていたので遠路の米屋まで買い物。今回買うのは2回目となる無洗米。前回思いのほか悪くなかった。米とぎってそんなに大変な作業とは思わないが、一度「やらなくていい」となると安心する(笑)。人間こうして怠惰になっていくもんなんですね。 隣のスーパーにも立ち寄り2Lの水3つと米5kgを一緒にまとめて運んだら、自転車のタイヤが思いっきりへこんでちょっと心配。最近タイヤの空気の入りが悪いのか走行しすぎなのか、後輪がやたらとドリフトする(笑)のでちょっと恐いし、運転には気をつけよう。 陽が暮れる頃に今週も単身実家へ向かう。先週日帰りで強行したら、かなり疲弊したので、今週は泊りがけにする。 実家は先週よりもさらに要塞化が進んでいる。玄関も荷物でいっぱい。あと2週間だからなぁ。実家の両親は今月末に出た新刊が早くも増刷になったとかでご満悦だった。 部屋の惨状が先週同様なことを確認し、寝る前にゆうちゃんに電話する。来週車を出してもらうようにお願い。二度手間ではあるが自室の縦置き可能な業務用モニターを自宅に運び込むことにする。一緒に他の荷物も持っていかなきゃいかんかもなぁ。 とりあえずベッドの上だけ片付けて寝る。外は涼しく、窓を開けると寒いくらいだ。空気も良いし風も心地よい。東京と比べるとあまりの呼吸のしやすさにびっくりである。 |
|
|
仕事を早めに片付け、いつもよりずっと早く帰宅。今日は8spotsの誕生日だ。先日予約しておいたレストランへ2人で行く。東京の街の夜景が一望できる都内のレストランで、いつもより少し贅沢な御飯を食べる。 正直なところ店の選択は、少々彼女の好みではなかったらしいが、久しぶりに夫婦でゆっくりとした時間を過ごせたような気がする。 たらふく食事をして、そのままのんびり帰るつもりだったが、駅の近くの本屋にふらふらと吸い寄せられ、気がつけば2人で8千円ほど本を買い込んでしまった。 1冊は別冊太陽の「ヒーロー・ヒロインの映画史」。1年半ほど前に出た本で、私の生まれる前からのアニメ・実写にこだわらず映画ポスターが数多く載っている。別冊太陽は小学生時代からお世話になっているが、いつもなかなか資料価値が高くて好き。 あとは8spotsのオススメ、「SPA!」に連載されていた「ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行」。ちくま文庫になっていてが、文庫本でも上下巻で共に1200ページ弱、価格も1800円。なかなか読みづらい(笑)。東日本編が傷んでいたので西日本編だけ購入。憧れの軍艦島も載っていてちょっと嬉しい。 最後にもう1冊、「ねこねんね」という破壊力の高い写真集を見つけ、8spotsと骨抜きになるが、こんなのずるい!とか言って買わない。私たちにはWEBの心の支え、プクがいるからいいの(笑)。 重い本を持って帰宅。久しぶりにカルドをやる(9-2)が、またCOMに負ける。先は長いね。 |
|
|
朝から六本木支部で打ち合わせ。途中ニュー新橋ビルに寄って、IZAに頼まれた東宝共通券を買いに行く。が、半月前に1100円だったチケットは「『千と千尋の神隠し』上映中!」の札と共に1200円へと値上げされていた。やっぱり。 隣の本屋で「吼えろペン」1巻と「おさんぽ大王」5巻を買ってから六本木に到着。 ところが、相手先の人が時間になっても来ない。召集をかけた人物に念のため尋ねてみると、「ちゃんと会社宛でメール打ったんですよ。昨日の夜7時過ぎに」と言っていた。電話で確認をとったかと聞くと。「だって以前に日にちは決めていたし」と言う。……朝から口論したくなかったので黙っている。 結局1時間以上待ったが、相手は来ない&連絡も取れない状態。仕方なく本社に戻ることにする。六本木支部は今月で閉店なので、今度こそこれが最後の来訪になるだろう。今度こそ「さらばです」になりそう。 前回彼らが本社からこっちに引越ししたときは、かなりのジャンクハントができてホクホクだったのだが、今回、流石に仕事を抜け出して六本木に出張、というのはできない相談だ。 とはいえ私もジャンクハンターのはしくれ(?)。全く手を打たないのは悲しすぎる。仲良しの数人のところへ出向き、利用価値のありそうな処分品を配送してもらうようお願いする。おかげで、また役に立つのかわからないひと財産が届けられることになった。どんどん散らかりつつある座席の周りが荷物で埋まっていくかと思うとアレだが、廃棄処分になる品々を欲しい人に活用してもらうというのはやはりリサイクル精神を持つ者としては嬉しいことなのだ。 帰りも新橋に寄り、昼飯。途中、新橋駅前で古本市のようなおまつりイベントをやっていたので、覗く。30年程前のマガジンコミックス「ちばてつや短編集2」を150円で買ってみる。 会社に戻って仕事。 割と普通の時間に帰宅。仕事に疲れた8spotsに「吼えろペン」を渡し、締め切りと戦う人間の生き様を共感し、再び燃え上がってもらおうと思う。しかし私のほうは『フルーツバスケット』と『ポケモン』のビデオ録画をし忘れていたことに気がつき涙。そんなに注目していたわけでもないのだが、見忘れると悲しい……。 夕食前に読んだ朝日夕刊で佐藤忠男氏の『千と千尋』映画評を読んでみたところ、自分の感想に近かったので何となく嬉しい。同じ感想なだけになおさらなのだが、これだけ短いテキストの中に、簡潔に意見をまとめられるというのはさすがだなぁ、と思う。っていうか、だからプロなんだよねぇ(笑)。 |
|
|
今日もきつい締め切りに追われていると、外で大きな雷の音。私の会社の席はビルの中央にあるのだが、まるで隣のパーテーションの荷物が転げ落ちたかのような凄まじく大きな音で、一瞬手が止まった。危険を察知した私は、慌てて席を立った。会社のビルの裏に止めてある自転車を、屋根のあるところ(出口から少し遠いので使わない)へ移動させなきゃ! 廊下に出ると数人の男が急ぎ早に階段を下りようとしていた。彼らは私と同じように、自転車置き場に向かっていた。どうやら先ほどの雷が、自転車(バイク)通勤者への合図になったみたいだ。無言で屋根のある自転車置き場に愛車を移動させる。 席に戻った後も何度も雷の落ちる凄まじい音が響くが、仕事がテンパっていてのんびり見物している暇はない。そのうち雷の音も止まった。 すっかり日も暮れて、何とか仕事が終わるメドが立ったかと思ったそのとき、ヒロターズから連絡が入る。川崎まで出るので一緒に御飯を食べようとのお誘いだった♪ 仕事を急いでやっておいてよかったなぁ(だが実は、翌日大事なメールを送信し忘れていたことに気付く)。 20時過ぎに仕事を何とか終え、ヨドバシへ。実家に設置するエアコンを吟味した後、『FFX』と『シャドウハーツ』を購入したヒロターズと会う。 その後、おなじみのケーキ&パスタのお店・パステルへ向かう。ここのプリンが絶品なのだが、いつもプリンを買うだけで、中で食事するのはかなり久しぶり。スパゲティもケーキも色々メニューが替わっていたのでいろいろ目移りする。 ヒロターズは、今日はいいことがあったんですぅ! と終始ご機嫌。おかげで楽しく御飯を食べることができた。唯一、頼んだスパゲティが、彼女のほうがおいしかったのだけは無念。流石はレクターの弟子。また来ようっと。 留守番してくれているカンヅメ状態の8spotsへ、ケーキを手土産に帰宅。電車を乗るときには雨が降っていたが、駅を降りるときには止んでいた(地域の問題かも)。久しぶりに蒸し暑くない夜になった。 |
|
|
朝食を食べながら自分のサイトを見ると、あと20ヒットで2万ヒットになるところであった。順調に行けば今日中に2万ヒットを達成できそうだ。何があるわけでもないのだが嬉しいものである。 思えば、このサイトを立ち上げた当初はドリームキャストだけ。PCを買ったのはサイトを立ち上げて1年半以上経ってからだったなぁ(苦笑)。 社員食堂で並んでいると、珍しくTERRAと同じ時間だったので、一緒に御飯を食べる。そういえばTERRAも同い年なので、今年人間ドックを受けるのだろう。人間ドックは誕生日に近い時期に受ける、という約束になっていたので、昨日の災難のことを思い出し助言がてら、「TERRAって誕生日いつ?」と聞いてみる。 「今日です。」 人に誕生日尋ねたことはあるが、「今日です」って答えられたのは初めてのような気がする。おめでとう、TERRA! キミも今日から30代。 その後、うちの会社にいる彼と同じ職種の人々は、雲丹チーフ以下全員独身であるという事実を知る。 確かに結婚した先からみんな卒業していった気がするぞ(爆)。やはり給料のこととか、人生について具体的に考える機会を得ると、立ち止まってしまうものなのかなぁ(苦笑)。 午後、外の会社の人とチャット(仕事)していて、以前に書いた推薦文がすでに某HPに掲載されていることを教えてもらった。見てみると私は知らぬ間に名誉会員になっていた。すると、偶然同じタイミングで、名誉会員の報酬と思われる?テレカをもらった(笑)。 夕食時に、先日録画しておいたアメリカのバラエティ番組?『サバイバー2』を観てみるが、欧米人がいかにも好きそうな、人間関係のドロドロとしたイヤな空気がモニターの外にも伝わってきた。飯がまずくなる気がしてふと横を見ると、8spotsが辛そうな顔をしている。慌てて見るのを止める。飯時に見るものは考えなくてはいけません。 食後PCを起動すると、ゆっきさんからの2万ヒット報告があった。最近メモリアルヒットの報告も無かったので、大変嬉しい。ゆっきさんには何かお祝いの品を送ろうかしらん。クラブガンナーとリガードとカプリコタイプ、どれがいいですか?(爆) ……とにかく誰からも閉鎖・移転依頼が来ることも無く、無事に2万ヒットすることができました。これからもよろしくお願いします。 |
|
|
今朝も私の腕は黒かった。 先週火曜の人間ドックで採血した際に打たれた注射の傷口。 間接付近への痺れのようなものが続いていたが、昨年入院したときも退院から半月ばかりは痺れのようなものが続いていたので特に気にしていなかった。 ところが先週木曜の朝、熱帯夜から目覚めたところ、腕に引っかき傷のような痣ができていた。「1、2、フレディがやってくるー♪」……あれ、そんな夢みたかな? 寝ている間に腕を曲げて寝ていて、そのときできた腕の皺に沿って鬱血したらしい。異常な事態であるとは思ったが、触ると痛みがあるくらいで生活に支障がないため、放っておいた。 その痣は3連休の間も消えることはなく、それどころか痣を中心に新たな染みのようなものが二重に広がっていった。ゴルビーもびっくりだ。 こうして月曜の朝もその痣と染みは、私の右腕に黒く、大きく痕を残しているのだった。 季節柄、半袖のTシャツを着ているだけにこの傷はとても気になるし、第一人間ドックで、というのが気に食わない。今日は急ぎの仕事もなかったので、先週行ったセンターへ行くことにした。 片道1時間かけて向かって、暫く待たされた先での回答は「内出血」であった。想像通りかつそれ以上の異常はなかった。 行く前には、医者に「これってつまり医療ミスなのではないか」と詰問しようかとも思っていたが、隣にいた看護婦が私に例の注射を打った張本人だったので、本人を前にして言うのもどうかと思われ、特に何も言わずに立ち去った。 むしろ軽い熱中症か、退室してから頭がふらふらしてきたので、それを言っておけばよかった。 途中100円のロッテシェーキを2つ飲み干し、ヨドバシでDVD『ザ・ディレクターズ スティーブン・スピルバーグ』を買って会社に戻る。 先日ビデオに撮っておいた『ピチューとピカチュウ』を観ながら夕飯。ポケモンの軽快な動きに目を奪われ、食事が進まなくて2人で困る(笑)。お金と時間をかければ、こんなに生き生きとポケモンを動かすことができるんだよー、という証明である劇場版ポケモンはいつも楽しみで仕方が無い(笑)。 食後、1週間ぶりにDCの電源を入れカルドの続き。10面に初挑戦するが、2200の土地に自ら突っ込み玉砕。それでも新カードもらえたからいいや……。 |
|
|
単身、3週間後に引越しを控えた実家へ。海水浴客たちと電車、バスに揺られて、昼過ぎに到着。 居間は既にダンボールの城壁ができていた。すべての作業を引越し屋に任せる「おまかせパック」で頼んだはずなのだが、家具のほとんどを捨てること、細々した物が多いことなどあるため、結局自分でやるところが多くなっているようだ。 数千冊の蔵書も、引越し先の本棚には入りきらないので、先日も百冊近くBOOKOFFに送ったらしい。私は価値のわからない古本屋に送るのは反対したのだが、鎌倉の古本屋も引き取らなかった本は全部送ったそうだ。それでもやはり五木寛之の初版本なども売れず、結局6冊で500円程度にしかならなかったようだ。 居間に多数飾られていたゴジラのガレキはほとんどしまわれていた。海洋堂がはじめて製品化した初代ゴジラ(15年程前に知り合いのデザイナーに作ってもらった)は、壊されるのがいやで、手で運ぶために表に出ていた。 今日の主な目的は、私が東京に越してからもそのままにしてある自室の片付けであったが、母は先に物置の掃除をするべきだという。物置に何が入っているのか、私もよく知らないのだが、主に小学生以前の私の所有物が数多く埋まっているとのことだ。裏庭にある物置は明るいうちに片付けしないとどうしようもなくなる。まずは外の作業にとりかかった。 久しぶりに開けた物置は、少し荷物が減っていた。1/3ほどの荷物が既に処分されていた。とりあえず、前に荷物を出したことのある箱から手前に出してくる。 最初に開けた箱、トタン製の収納箱には、組み立て塗装済みのガンプラが無造作に入れられていた。プラモ狂四郎世代の私の組み立てていたのは1/144シリーズ。多くはバラバラになっており、思い出もいっぱいつまっていて少し惜しい気がしたが思い切って全部捨てることにした。 ザク、グフ、ドム、ゴッグ、ズゴック、アッグ、ゾック、ゲルググ、ジオング、Gアーマー、ザブングル、ギャリア、プロメテウス、ガバメント、セントビード、さらばだ。……当時、壊さないよう、無くさないように大事にとっておいたパーツもまとめて捨てる。。ザクバズーカ、ガンダムハンマー、ヒートロッド、ビームジャベリン、ガンポッド(VF-1)……。 つい気分で、比較的損傷度の少ない「カバヤボトムズガム」のおまけだけは保存しておくことにする。それでもベルゼルガの角がなかったり、スタンディングトータスの胴体が割れていたりしているのだが(笑)。 同じ箱に入っていたトミカのガソリンスタンド、クローバー合金のザンボット3合体セットなどは残しておく。 プラモとのお別れを済ませ、次の箱に取り掛かる。次に開けた箱にはおもちゃが出てきた。「大当たりビンゴロー・怪物くん」や「ドラえもんのタイムマシン」、「ポピーの超合金ドラえもん」「同・ドラミちゃん」「同・怪物くん」が箱ごと出てきた。これはほとんど無事だ。そのままにしておく。 この辺までですでにゴミ袋はいっぱいになりつつある。それでも箱は減らない。次に出てきたのは未使用プラモデルだった。こちらはどうしても捨てるに忍びなく、かさばるにも関わらず再整理して残すことにした。 この辺は後期のプラモが多い。1/72ソルティック、ブッシュマン、クラブガンナー、ヤクトタイプダグラムはなぜか2個。ダグラムは他にもデューイ(戦闘ヘリ)、マベリック(輸送ヘリ)、インステッド(8輪走行戦車)も未開封。1/144テキーラガンナーなんてのも。タカラの「何でも商品化してしまえ!」という声が聞こえてくる暴走ぶりが懐かしいラインナップだ。ソルティックコーチマスペシャルやデザートガンナーもあった気がするが、そういや中学生のときに人にあげてしまったんだっけか。同時に未開封のプラモの多くは前述のゴジラを作ったデザイナーの方に譲り受けたものであったことを思い出した。その他にも1/72ビルバインはともかく、1/144オットリッチタイプ、1/100クラブタイプ、トラッド11(カプリコもあったかな?)、1/35リガードなどなど、一部を除いて、まぁ余裕があったときに組むような端っこキャラが続出。マウンテンサイクルにこんなのばっかり出てきたらギャバン隊長はどれに乗るであろうかと、想いをめぐらして楽しい気持ちになる。しかしこれらは取っておいても未来永劫、組まんな(苦笑)。でも収納。 最後に開けた箱が一番イタかった。崩れかけた段ボール箱から出てきたのは、腐り始めた超合金。しかもうちの親には手におえなかったと思われる、マグネモ系がごちゃごちゃと出てきた。まずはせっかくなので組み立ててみる(こういうことするから時間がかかる)。鋼鉄ジーグ、パーンサロイド(馬ね)は全身見つかったが、ビッグシューターは中央ユニットが紛失。ガ・キーンは下半身につける超合金ロボコンのような3輪車の組み立て方が思い出せないので断念(笑)。後はマイティは見つかるがプラズマが行方不明だった。超人戦隊バラタックは片腕が見つからず。その代わり地中戦闘用のブラックタイプはすべて完成できた。しかし、これらの一部は長い風雪の中で磁石部分が腐り始めていた。 それは一緒に入っていたクローバー合金?のUFO戦士ダイアポロンも同様。アポロン・トラングーのボディ部分は赤色がほとんど無くなっており、白くなっていた。レッガーとヘッダーはまだマシだが、ダイアポロンのボディがこれでは……。やはり「超合金」じゃないロボットは腐るのか(違う)。 その代わり、ダグラム(またか)1/144コレクションシリーズは箱入りで保存されていたのでまとめてそのまま収納。マッケレルもサバロフAG9ニコラエフも無事だ。 ここまで出し入れして、いよいよ陽が翳ってきた。結局しまい方を悩んでいた「ペンギン村ただいま分譲中」セットなども箱に適当に放り込んで、物置の掃除を終えたことにする。結局、私の荷物はその残りの1/3ほどあった。最後に、箱だけでもと取っておいた「1/144モビルスーツリブギゴ」(Dr.スランプ)や「ドラえもんタイムマシン」なども燃えるゴミとしてすべて破棄する。 体中何箇所も蚊に刺されたが、なんとかやっと家の中に戻ることができた。 やっと、当初の掃除が始まる。まずは引き出し2杯分になっていた怪獣消しゴム系をすべて袋に移し、プラモ用のシンナー系塗料をすべて捨てる。ガンダムカラーも大量にあったが、きっと中はすべて乾いていることだろう。Mr.うすめ液が未使用だったのだが、どうやって捨てればいいのかわからず、それだけとっておく。 続いて、ゲーム機の収納。いつでも遊べるようにと出しておいた本体の数々をすべて箱詰め。結果的にゲーム機の箱が積みあがる。ニンテンドウ64、メガドライブ1、メガCD、ネオジオ、マークIII、Vサターン、スーパーファミコン……。これだけでなく、ホリのジョイスティックだけでサターン用×2、ネオジオ用、マルチ、スーパーファミコン用などなど多数あって場所をとりまくり。箱を取っておいてもあまり良いことは無いのでは、という気にさせる。 バーチャガンも2丁あるのだが、これも箱を再び開ける日はいつになるのだろうか。その他、ホリトラックボールとか、未開封の周辺機器(しかもソフトもっていない)などが久しぶりに顔を出す。 本棚の上に積み重ねてあったメガドライブソフトのケースの数々は数百本あって手に負えないので、本棚の本ということでそのままにしておくことにする。あっという間にゲームハードでタワーが立ち上がる。 作業半ばで、電話をしておいたZAPが来宅。借りていたネオジオ用『KOF94』と『ギャラクシーファイト』、PS1用『スーチーパイ2リミテッド』を回収してもらう。どさくさで無くなったらちょっとヤバそうなアイテムばかりだ。後、形見の品として1/72ダンバインの剣を鞘つきで渡す。ダンバイン好きのZAPだけあり、すぐに何のパーツだかわかった。ついでにメガドライブのソフトを箱つき(何なら本体つき)で30本ほど借りていかないかお願いするが断られたのでさっさと追い返す。帰り際、父の部屋の物置に眠っていると思われる電子ゲームが発掘された暁には、お盆に電子ゲーム大会をしようと持ち掛けるがZAPは苦笑するばかりだった。 その後晩飯を経て、今度は引き出しの荷物をまさぐり、古くなったアンプやチューナー、AVセレクターをゴミに出し、映画雑誌「ロードショー」やアニメ誌「ジ・アニメ」の付録でいるものだけを判別。調べてみると、今年は1990年のカレンダーが流用可能であることがわかる(笑)。「ロードショー」の付録を取り出すと、1990年の7月はエマニュエル・ベアールだった(表紙は生前のリバー・フェニックス)。 結局、終電の時間を気にして作業を22時近くまで続けたものの、部屋を散らかしただけに終わった気がする。あと週末は2回あるが、その間に終わるのだろうか。来週も不在者投票して実家に戻るべきかもしれない。 せめて荷物を一部運び出そうと、自宅に保管していた『ぼのぼの』全巻と手紙類だけは東京の家に持って帰ることにした。 夏休み気分いっぱいで脳の奥まで日光にやられてしまった若者たちを乗せた電車で、夜中に帰宅。 |
|
|
目が覚めると父は既に出かける準備を済ませていた。せめて玄関までと、父を見送る。その後少し仮眠。 二度目に起きた時、自分の腕を見て驚く。先日人間ドックで採血のため注射を刺した方の腕が、まるで大きな引っかき傷のように内出血を起こしていた。腕は注射を打たれたときから傷口がじんじんと痺れるようだったが、これは昨年入院した時にもあったことなので、特に気にはしていなかった。ところが注射から4日目にして、目に見える傷になってしまった自分の腕を見て、人間ドックっていったい何なんだ、まともに患者を取り扱えない看護婦って一体何なんだ、と暗い気分にさせてくれた。 ともかくどうしようもないので、出かける仕度を済ませ、定例の青山巡礼に向かう。こちらは昼前には用事を終え、そのまま日比谷へ。目的はもちろん『千と千尋の神隠し』だ。 4年前『もののけ姫』を観た時は、徳間の知り合いに頼んでチケットを回してもらい、その見返りの条件として「日劇の観客動員数を増やすべく、初日に行ってくれ」という約束を守ったのだのが、初日の興奮の中、満員の映画館で通路に座って8spotsと観た『もののけ姫』の素晴らしさ、新鮮さは格別なものであった。 その時の思いよ再び、と、今回は公開2日目ではあるが、関東圏で唯一のデジタル映像での上映(日本映画で初)を行っている日比谷スカラ座へ出向いた。上映30分前という微妙な時間に着いたものの、まだ座れるということで胸を撫で下ろす。 座席は少々中央から寄り過ぎてしまい、お世辞にも良いポジションとは言えない席になってしまったが、無事に座ることが出来た。 さて感想であるが、私にとっても8spotsにとっても宮崎作品の最高傑作となった。以下ネタバレは極力排除した映画の感想を書く。でも、既にこの映画を観るつもりなら、私の感想は映画を観る時の先入観に繋がる可能性があるので読まない方がいいと思う。 前作『もののけ姫』であった、個人的不満、「少々説教くさい」「ラストのカタルシスへのつくりが、それまでの流れに対しエンターテイメントに走りすぎ、強引」といったところは全く無い。それでいて斜に構えることもなく、物語は直球勝負である。主人公も千尋一人だけで、彼女に身をゆだねるだけで、ストーリーはダイレクトに自分の心に刺さる。私は残念なことに10歳の少女時代は送ったことが無いのだが、それでも観ていて彼女の成長を心で感じることはできたと思うし、最後まで冒険に参加した気分を味わえる作品であった。そういえば、今までの宮崎作品でも、一番主人公に共感できたかもしれない(これは私よりも8spotsの方が上だったみたいだけど・笑)。 その理由ともいえる、作品の演出技法にも見るべきところは多い。まず、AKIRA以降の、設定オタク全盛の作品へのアンチテーゼとも思える、設定やエピソードに対しての説明の少なさがあげられる。映画の内容を、世の中を風刺した比喩の集合と捉えたり、舞台設定を紐解き解読することで、さも作品そのものを理解したような誤解を生む人のなんと多かったことか。今回の映画でのドラマはたびたび唐突に展開する。だからそういう曲解をする必要はまったく無い。とはいえ、この理不尽な演出の手法は全く新しい体験ではない。まるで子供時代から読み聞かせられた日本昔話のような感覚に似ていることに気付くはずだ。「理不尽だが、本能的に納得できる」ドラマが展開する日本昔話の面白さそのものをこの映画は味あわせてくれる。ここ数年「陰陽師」「百鬼夜行抄」「蟲師」といった、日本製ファンタジー・日本昔話を再評価する兆しはあったが、この作品は、これらの決定版的な作品となったと思う。 また、今回の映画では「宮崎走り」などの、これまで得意としてきたアニメ的なアクション演出は今回ほとんど観ることが出来ない。しかし、これがかえって人間のか弱い存在感を増させていて、魑魅魍魎の中におかれた主人公のちっぽけさを際立たせている。また、そのことは、一方でこの作品がヒーロー・ヒロインを主人公に据えてきた、これまでの作品のコピーであることを最初から拒否していることにもなっている。より等身大になった主人公の存在により、台詞の重み、登場人物が行ってきた事件の重みも、これまでの宮崎作品と比べてもよりリアルなものとなって観ている者=私に伝わってきていたと思う。 他にもいろいろ言いたいことはあるが、物語に触れずに語れるのはこんなところか。とにかく、ありがちですが、今年のベスト映画になりそうです。 映画を観終わってから、食事をするため、近所のイタメシ屋に入ったが、私も以上のような映画の魅力に付いてはすぐには語れなかった。8spotsに至っては作品に圧倒されていた。時間をかけて、徐々に徐々に口が開いていった。食後、銀座や日本橋へも出かけたのだが、途中で入る喫茶店休憩のたびに、映画の新たな魅力が次々と湧き出してくる。そういう意味で、きっと今日だけでは、8spotsも私も映画の魅力に付いては語りきれないだろう。だからこの日記にある映画の感想も、とっても個人的な一部の感想で、しかも未完成である。というわけで、この映画を観終った後は、映画を語らう時間を充分とっておくべきだと思う。 家に戻ってから、買ってきたパンフレットや情報規制のため読まずにスクラップしておいた新聞記事を2人読みふける。意外や意外、今週の「東京ウォーカー」にある、宮崎監督のインタビューが、なかなかオススメだ(欄外の宮崎映画作品紹介はとんちんかんだったが)。 とりあえず、皆さん。今後もたくさんありそうな映画宣伝番組で、この映画の新鮮さをスポイルされる前に、さっさと映画館へ観に行って、私らみたいに心地よい気持ちになりましょう。 ちなみに、日比谷スカラ座の、ちらつきもキズも無い画面、CMYKに変換していないRGBの本来の彩色そのものの鮮やかさを感じられる映像美は、絶対必見。かなりオススメ。というわけで、くれぐれも入り口のアナウンス「スカラ座は混んでおりますので、みゆき座へお向かい下さい」の言葉に騙されて、向かいにある日比谷みゆき座へ移ってしまわないようにご注意を(笑)。 |
|