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帰りの本屋で『少女、ギターを弾く』(朔ユキ蔵)を購入。なんと1巻。ついに彼女(?)も連載を持つようになったとは。 『アンティーク』&夕飯後に読んで、奇想天外かつ勢いのある物語&イラストを大いに楽しむ。 今一番気になるマンガ家のひとりかも、とつぶやいたら8spotsは得意満面。「もともと私が見つけたんだよねっ! やだよはエロマンガに否定的だけど、やっぱり面白いでしょ?」と語る。 いや、私が否定的なのは、好きな作者の読みきりを読むために増えていくアンソロジー本が、家の中を占領していくことであって……(笑)。 続いて先週ばたばたしている間に観損なっていた『探偵ナイトスクープ』と『ハンドク!!!』を続けて観る。 『ハンドク!!!』は、前回見逃したせいで話に置いてきぼり。とはいえ傑作にはなれなさそう。 その一方、あんまり『探偵ナイトスクープ』で笑わせてもらったので、見終わってから8spotsに勧めたところ、彼女が再度大笑い。深夜にうるさい家庭。 しかも彼女の地元・山口県ロケがあった。「懐かしいなぁ」とつぶやく8spotsが、住宅街の裏路地での撮影を見て悲鳴を上げた。その、何の変哲も無い砂利道は、彼女が実家にいる頃に付き合っていた男の住んでいたアパートの真ん前だったそうなのだ(笑)。甘酸っぱいね。 そうそう最後にひとつ。先日Y!BBに、4〜5度目の「キャンセル取り消しが機能していないためステータスが確認できない」の苦情メールを送ったところ、ついに「対応させていただきます」という旨の返事がきました。でも実際のところはいつ直ることやらなぁ。 |
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今日はもこなさんとお買い物の約束。彼女と休日を共に過ごすのは初めてだ。うふ。 今日はよく晴れたものの、風があって昨日よりも一層寒い日であった。駅のホームで待っていると、例によってスヌーピーを背中に連れたもこなさんがやってきた。 フード付きのコートを身にまとい、中はセーター、下はチェックのミニスカートにブーツという出で立ち。 背中のスヌーピーが手足をパタパタとさせてる姿が、まるで羽根を背負っているようにみえると思ったら、なんかこの姿に何か見覚えがあることに気がついた。よくゲーム雑誌の裏表紙で見かけるよ、この姿。『Kanon』のあゆだ。 実はゲームは未見なのであのゲームについてやキャラクターのことはよく知らない。でも件の事件のことはよく知っている。「藤田くんみたいな人に誘拐されないよう気をつけてね」と具体名を挙げて助言しておくが、訳がわからないようできょとんとしていた。その代わり「羽根のついたリュックもありますよ!」と、一層危険な回答が返ってきた。よし! 今度はそれでいこう!(だめです) そのまま2人で横浜を回って買い物。久しぶりの横浜ショッピングなので、店見つけられなくて(売り場無くなってたりして)戸惑ったものの、ともかく無事に目的の買い物を済ませることができた。それ以外のものもいろいろ買えたし。 横浜を出る頃には早くも陽が暮れていた。せっかくなので、もこなさんに家へ来てもらうことにする。 8spotsを加え、先日いただいたO高ブレンドの紅茶を飲みながら3人でまったりとお話。 その後、お腹が空いたので、地元民ばかりなのにもかかわらずまだ誰も入ったことの無かった、近所のインド人の経営するカレー屋を訪問してみた。3人で2人分のカレーセットを堪能する。 家庭的な店内を、店主の子供と思われる幼稚園くらいの女の子が食器を下げたりして活躍しているのが見える。そして帰りがけ。私がレジに立ったとき、もこなさんの背中にいるスヌーピーに彼女の目が止まった。「これ、ゼッタイ人にあげたりしないの?」 危険を察知したもこなさんはすかさず「あげたりしないよ。」とやさしく回答。微笑ましい会話であった。 |
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今日はSAKUが初めて東京の家へ遊びに来る日である。 近所で買い物しているとSAKUから電話があり、駅前で合流。 車で来たところ早く着きすぎてしまったそうで、近所の喫茶店で時間を潰していたのだという。 SAKUと2人で遊ぶなんて、いったい何年ぶりであろうか。今回、彼の奥さんが2人目の出産のために息子と実家に帰っていたために実現したのだが、10年以上無かったシチュエーションだ(笑)。そういえばうちもまともに来客があるのは春にZAPと花見をしたとき以来。久しくゲームの対戦からも随分遠ざかっている。カルドの対戦リプレイも開店休業、というか気がつくと1年やってない。コンテンツ閉じるべき? 家でSAKUに買ってもらったネギたこ焼きを8spotsと3人で食べていると、なんとゆうちゃんがやってきた。誘ってはいたものの、確実な返事をもらっていなかったので、いきなり家に現れて一同驚く。 SAKUと2人で予告どおり『ガンダム』で遊んでいると、背後で交わされていた8spotsとゆうちゃんのなにげない会話の中、どきっとする発言を聞く。ゆうちゃんのカミングアウト。 その後8spotsは知り合いの忘年会のためお出かけ。3人で『スマブラDX』『クレタク2』などを経て、『タイピングオブザデッド』に行き着く。 SAKUはタッチタイピングは大丈夫だと答えたからなのだが、大丈夫どころか私なんて足元にも及ばないハイスピードマシンガン打法(そんな言い方があるのかは知らないが)。とりあえず2人同時プレイでやっていたのだが、ほとんど一人で敵を倒し続け、あれよあれよという間に5面のマリオネットまで来てしまった。こんなところ『ハウスオブザデッド2』(タイピング〜の元ネタゲーム)でも見た事無いよ。 「これが仕事だから」というSAKUだが、私も一応毎日文章は書いているわけで、いやホント、おみそれしやした。 せっかくなので、続いてタイピングソフト第2弾として『タイピングオブザデート』をやらせてみたところ、先ほどの戦闘によるタイプ疲れをものともせず、私のクリアできなかった3日目を軽々とクリアする。 SAKUの妙技に感動してから、3人で近所のHONZANで夕食。ゆうちゃんが「仲間たちに乗せられたのと半ばヤケになって」買ったというブライトリングの機械式時計をみせてもらったりして解散。 帰りにセブンイレブンでビスケット付き海洋堂のペンギンフィギュア『ペンギンズランチ』を5個ほど買ってきたところ、丁度8spotsが帰宅。 5個ともだぶりのなかったペンギンフィギュアもさることながら、ビスケットが好評だったので、再び戻ってさらに5個購入。無事にノーマルだけはコンプリートする(ラッキーですか?)。でも人形を入れる袋やHPに写っている大量の同じ種類のペンギンを見ていると、「ダブっているのも楽しそうだ」と思い、シークレットが出るまで買い続けるという危険な誘惑にかられたり。 |
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週末恒例行事の残業は、先方が早々とギブアップしたため早めの帰宅。っていうか明日自宅で仕事という運びになった。待ってるだけの拘束時間よりよっぽど良いか。 明日はSAKUが初めて東京の私の家に遊びに来るので、何人かに声を掛けてみるものの風邪でダウンしていたりしてなかなかよい返事をもらえない。まぁ30の男が集まって、部屋に篭って昼間っからガンダムのゲームで遊ばないか、ってお誘いなんだから普通は退くかもねー。 |
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会社を早めに抜け出し、川崎ヨドバシへPS2の『機動戦士ガンダム 連邦VSジオンDX』を購入。さっさと出ようと思ったらレジの行列が売場の半分まであった。ほとんど手ぶら(ガンダムをレジで申請)。ソフトの人気の高さを裏付ける。ちょっとだけ売り切れないかとドキドキしちゃったよ。 ちなみにPS2のソフトを定価近い値段(1割引強)で買うのは、本体と同時に買った『Ring of RED』以来2本目。 その後、一緒に飲む約束をしていたヒロターズの家へ。家の前で電話が鳴り、彼女は私の背後から登場。今帰ってきたところらしい。 彼女がまだ行ったことのないという近所の居酒屋に入り、顔をつき合わせて乾杯。ヒロターズは明日休暇をとっているそうで余裕ムード。たわいのない話から家族の話など、MSNでは話さないし楽しめない、顔を見ながらの会話を楽しむ。 3時間ほど飲んでいたら彼女は1週間分の疲れがまわったらしく「あら?」とかいってダウンしてしまった。女の子が酔いつぶれるってのはこういうものなのか。なるほど。 でも彼女の家は店の真裏だ。家まで送ってあげたが、徒歩30秒では何のロマンスも生まれない(笑)。さらに徒歩10秒の駅に向かって終電で帰宅。 家に帰って『ガンダム』をプレイ。よくできているだけにDC版で4人同時プレイしたかった(妄想)。 2人で『フルーツバスケット』観ようとしたら、ビデオデッキから異常音がしてテープが絡まる。早送りが壊れた模様。ボーナスで買えってことですか? |
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半休をとって、のんびり11時起床。体調は昨日より良い感じ。 起きてまずBBモデムの電源を入れ、WLKランプの点滅が点灯に変わるのをじっと見つめる。……成功だ! 無事に工事は終了しており、ブロードバンドが再び開通したのだった。さっそくスピードテストしてみたところ以前と同じ3.91Mbpsを記録。やった! 完全復活である。 でもありがとうは言わない。当たり前だ!(苦笑) 嬉々とした気分で午後出社。すぐ外出。 夕方に会社へ戻り、デスクワークもそこそこにさっさと退社する。今日は、もこな嬢の送別会。私は実行委員なのだ。 会場は自宅の近所にしているので、最寄の商店街へ出向いて、彼女に贈る花束を購入。薔薇とかすみ草とガーベラと撫子とアルストロメリアのかわいらしい花束を作ってもらっている間に、会社から電話がじゃんじゃん鳴るわ鳴るわ。皆、揃って仕事にハマッているようだ。30分後の開始時間には多くの人が間に合わなさそう。 花がしぼまないように花束を自宅に置いてきてから会場の居酒屋へ向かう。開始時刻の2分前に到着すると、予約した8人ボックス席の端っこにもこなさんが一人でちょこんと座っていた……。主役ひとりで待たせちゃったヨ! で、私がきたところで2人っきりの状態。ボックス席に彼女と2人きりというのは全く悪くないシチュエーションであるが、飲み放題も料理のコースも頼まず、席だけ予約したお店には少し悪い気がする。しかも彼女は昨日もこの店のこの席に座っていたそうで、そんな送別会でいいのかなぁ、と思う(笑)。 ところで、もこなさんには「普段会社では着てこない、かわいい格好をしてきてください」とリクエストしておいたところ、オレンジのトレーナー、チェックのミニスカートにスヌーピーのぬいぐるみバッグという「ロリコンの方、私を誘拐してください」と言わんばかりの姿であった。実年齢は私の2個下なのだが、一回り以上偽証できそうな気がする。 その後15分ほどでIZAが到着するまで、2人きりの時間を楽しむ。3人になったので料理も頼んで、女の子2人と楽しく会話。結局さらに1時間、後続が全く来なかったのであった。 結局最後のメンバー・T崎さんがやってきたときは22時。実に開始時刻から2時間半経っていた。 7人揃ってから再びわいわいと盛り上がり、もこなさんが会社の帰りによく補導されそうになっていたこと、3度ほど車に連れ込まれて誘拐されかかったことなどの実話で盛り上がり?結局閉会したのは0時。私ともこなさんにとっては4時間半の長丁場であった(笑)。 自宅からとってきておいた花束を彼女に渡してめでたしめでたし。名残惜しみつつ解散(他の皆は終電に追われていたが)。 IZAを家まで送りながら、IZAの送別会はいつやろうか、などと話す。師走である。 |
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雨の中徒歩で出社。8spotsの「インターネットが重くて仕事にならない」という苦情に「あと1日の辛抱だよ」と慰める。私のほうは一日仕事でモニターを見つめ続けていたからか、眼精疲労がひどいのでさっさと寝ることにする。 |
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仕事をしていたら、昼前にユーザー非通知の電話が入る。Y!BBのミムミムさんからだった。 先週の最後の会話で、5日に行なわれる予定の開通工事(パート2)の時間を教えて欲しいと言っていたことへの返事の連絡だ。ただその回答は「工事はNTTが行なうのでこちらでは時間がわかりませんでした」とのこと。 では、工事の前に電話があるのかと伝えたところ「それはできないと思います」という。 NTTが工事前に電話するのは、工事依頼者(つまりY!BB)が事前連絡を要求するか、工事担当者が親切な人かのどっちかなので、Y!BBが要求しなければ連絡をもらえる可能性は低い。まぁ明後日は家にいられるかわからないし、「家に電話しても誰も出なかったので工事できませんでした」とか言われるのも困るので、とりあえずツッコミは止めて、時の過ぎ行くままにまかせることにする。 とはいえY!BBからここまで継続して電話がかかってきた事実は賞賛に値する(苦笑)。「クレーマー続出による社内対応で、Y!BBのサポートも段々まともになってきたのかな?」と思っていた矢先、午後になってからまたしてもユーザー非通知の電話が。 案の定Y!BBからだ。しかし今回は初めて聞く声。彼は自分の名を名乗ると「この度は……、工事は5日に……」と、知っている話を語り始める。「その話なら、既に先週BBカスタマーサポートのミムミムさんから聞いています」と答えると、とまどっていた。 そこで、せっかく電話を貰ったのだからと「ステータスの変更が未だ『取り消し処理中』なので、とにかくアレは直してください。」と新たな指令を伝えてみる。 「ステータス変更は遅れておりまして……」というので「それは前にも聞きました。でもそれでうちの回線は切られました。明後日にせっかく繋いでもらってもまた切られるようなことがあったら、今度は私がキレます。」とかいう話をする。 ともかく電話が全く無いくらいなら2回あるほうがずっと良いので、あまり気にしないことにするが、やはりこの会社はまだまだ混乱しているらしい。安いのはいいが諸刃の剣。素人にはお薦め出来ない。 とりあえず明後日、無事工事が行なわれさえすれば、私のこの2回目の苦労は終わるわけなのだが……。 今日も家ではネットはちょびちょび、2回目の『トロ休』して寝る。 |
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今日は、10/8の日記で書いたとおり、地元の小学校で同窓会が行なわれる。22年前に埋めたタイムカプセルを確認しに行くのだ。前回「4年生くらいのときに」と書いたが、実は小学校2年生であった。 そんな酔狂なイベントに、二百人程度の来場者があったのは驚き。さすがは当時1400人以上の生徒がいたマンモス校だ。 入口でZAPに会ったりしつつ、まずは懐かしい顔ぶれが数多く揃っていることに驚く。すっかり記憶から消えていたはずの友人たちの名前だが、顔を見ると瞬時にフルネームどころか、あだ名まで思い出せてしまう脳みその面白さに感心。そんなこんなで盛り上がる中、会が始まる。司会の実行委員の女性から、タイムカプセルについての説明があった。 会のタイトル「あのタイムカプセルは今」に対する危惧は現実のものであった。22年の歳月の間に、プラスチック製?のカプセルの間には、雨水が溜まり、ほとんどの手紙が判読不能なほどに破損していたのだ。 同じ理由で隣りの小学校(しんしんが通っていたところだ)では手紙が全損していたという悪夢のような結果だったそうなのだが、我が校も8割方が破損していた模様。 よって、せっかく22年ぶりに集まったこの多くの来場者の中で手紙を手にすることができるのはほんのわずかなのであった。まるで合格発表のように幸運な者の名が読み上げられる。皆、次々に手紙をとりに飛び出していった。 そして、なんとその僅か数十人の人間の中に私の名があった。なんという幸運だろうか。こんなところでツキを使ってしまうともう年末ジャンボで2億円当たらないかもしれないが、ともかくこれはツイていたとしか言いようがない。 というわけで、雨水に浸り、実行委員によって乾かされて、残っていたカードを公開(笑)。これ。ちなみに文中に書かれている“裏”とはこれ。 自分のカードを手にすることのできなかった仲間たちから「小学2年生にしては上手」というお世辞の言葉をいただきながら、小躍り。結局知り合いの中で自分の者を回収できたのは皆無だったようだ。 続いて来られなかった人及び判読不明のものが貼り出され、そこに自分のものがないかと黒山の人だかりができた。私も今日来られなかった友人たちのものが残っていないかと思って調べてみる。すると唯一医者のを発見することができた。 奴は先日この同窓会のことを電話で教えてやったところ「タイムカプセルをどうして掘り起こさないんだ!って小学校に抗議の電話をしたんだが、やっと通じたのか」と喜んでいたのだった。しかしERな職業柄、今日は来られなかったらしい。この幸運について教えてあげればさぞ喜ぶことだろう。 その後、ソフト麺のミートソースを食べつつかつての仲間たちと懇談。残念ながら食器はプラ製で、アルマイト製のボールとの再会は果たせなかった。あとソフト麺の開封といえば、破いた勢いで中身の麺が空を飛んでしまう欠点があったが、現在のビニールは端にギザギザがついていて簡単に開けられるようになっていた。今の子供はスリルのない給食生活を送っているのだなぁ。 会うのは小学校卒業以来、なんて人も含めつつそのまま30人以上の男女を引き連れ近所のバーを貸し切っての2次会へ突入。 当時の親しい友人が、結婚していたどころか既にバツイチになってたり、さっき学校で親しげに肩組んで写真を撮った女の子が、9ヶ月の赤ん坊と美形の旦那連れてたり。さらには割とモテていた女の子の話を聞いていたら「子供をもうひとり欲しかったんだけど、今度産むと、その子が成人したときに旦那が自分が還暦越えてるのが嫌だって言うのよ」とかいう衝撃の発言があったり(旦那が12歳年上の夫婦がここにもいた!)、なんて話も。外見は変わらないようにみえて皆、大人なのだ(当たり前)。 そんな同窓会ならではの興奮状態での会話が続く。最後はまるで『劇画・オバQ』のように「よし、これから同窓会を定期的に開くんだ!」って雰囲気になって、後のことは人にまかせて退散。 ガラガラの電車で家に帰ると、すっかり風邪をこじらせて身体がボロボロ。あっさりとダウン。 |
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映画の日。しかし昨日の疲れで起きようとするのだが体が動かない。結局昼に起床。 このまま家でぼーっとしたくもなったが、今晩は実家に帰る予定があったので出かけるなら同じ事、と午後遅くに(実家と反対方向の)渋谷へと向かう。 『アメリ』の長蛇の列を横目にしながら、陽も暮れる頃に入ったのは『オー・ブラザー!』。 30分前に並んだところではそれほどの人数ではなく一安心だったが、20分前あたりになってからはみるみる後ろに客が並んでいく。間一髪であった。 コーエン兄弟は『XYZマーダーズ』の頃からのファンで、前作『ビッグ・リボウスキ』は大いに楽しんだ。で、本作は至極安定している半面、飛び抜けた演出がおとなしめでファンとしては物足りないところである。いや、実のところ、ほとんどの“飛び抜けたシーン”を予告で見てしまったので全然新鮮味が無かったのだ。例えるなら『ホットショット!』や『ミッションインポッシブル』みたいな感じ。放っておいてもコーエン兄弟の映画は観るんだから(笑)、この手のネタバレ予告はホントに止めて欲しい。 観終わるなり続いてJH吉田さんオススメだった『ソードフィッシュ』へハシゴ。足早に東急文化会館へ行くと、「12月1日より上映時刻が変わりました」の張り紙が立ち塞がった。上映は30分前に終わっていた。 このまま帰るのはシャクなので時間が合う他の映画を探そうと館内の看板を見渡す。と、1階でやっていた映画が丁度5分前に予告が始まっている。慌てて飛び込んだその映画は『ハリー・ポッターと賢者の石』。今日初日。超・満員。 入るなり係員が「空いているのは2階席後ろの方ですので階段をお上がりください」と誘導するが、こちらは1人なのでそのまま1階席に突入。暗い館内ですぐに若者どもの荷物席を発見、「そこ空いてますか?」と尋ねると、イヤな顔をして荷物をどかしてくれた。話せばわかるものだ。おかげで無事に中央の席で観る事ができた。 映画はクリス・コロンバスらしいというか、よくできたファンタジー映画。ヒロイン役のハーマイオニー・グレンジャーのおでこの皺が良い感じ。あとはアラン・リックマンが活躍しているのと、何気にジョン・クリーズが凄い登場の仕方して出ていたのがパイソニアンには嬉しいところであった。子供向け映画なりに堪能。 映画が終わった直後にタイミング良く会社から電話が入った。ロビーにて怪しい固有名詞を連発する仕事の電話。で、なんとか今日は出社せずに良さそうだ。 安心したのもつかの間、『ハリー・ポッター』は思ったより長かったことに気付く。その2時間半の上映時間と多数の予告時間、そして電話してる間に、時刻は22時を過ぎていた。これでは今日から走っているJR湘南新宿ラインに乗っても実家の終バスに間に合わない。 結局最寄の電車の駅から徒歩で帰る。今度の実家まで歩いたのは初めてだったが、タクシー使った方が良かったのではないかと思うくらい遠い。へこたれそうな40分だった。 |
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