2月上旬の日記。Gショック。その名はシャトルループ。

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2/10・ドリームランド紀行(要塞警察風)
  閉園が1週間後に迫った、思い出の遊園地横浜ドリームランドへ、野郎ばかり4人で出向く。

AM8:50 東京・自宅
起床。平日と同じ時間。集合時間は11時に現地。何とか間に合うだろう。

AM10:40 大船駅前
ドリームランド行きのバス停の前に100人近くの人が行列を作っている。これでは次のバスが来ても乗れなさそうだ。遅刻確定である。

AM11:03 大船駅前
寒空で指がかじかむ中、自分の電話から発信できない(安心だフォン)私は、KENへ遅刻する旨のメールを書いていた。まさにメールを書き終えようというそのとき電話の着信。書きかけのメールは自動的に消去。
電話はゆうちゃんからであった。残念ながら今日は行くことができなくなったという連絡だった。疑問に思い「参加するって言ってたっけ?」と聞くと、これが初めての連絡だとのこと。今日はあまりに寒かったので、なんか酷い罵声を浴びせたような気がするが覚えてない。
メールを書くのはやめて誰かが電話をかけてくるのを待つことにする。

AM11:05 大船駅前
KENから電話。戸塚駅に着いたがバスの行列が凄いという。KENも遅刻しているのか。メール出さなくてよかった。私も大船で並んでいると伝え、なんならこっちに来て2人でタクシーで行こうと言う。
少しして最初のバスが来るが、すぐに満員になって出ていってしまった。

AM11:15 大船駅前
KENから再び電話。大船へ来るという。15分後KENが到着。ずっとひとりで待っていたので、知り合いの顔が見られて少しほっとする。
私はバスが来たときに状況を確認するためここにいるので、KENはタクシーを拾ってきてくれと伝える。KENは駅のタクシー乗り場とは反対方向に歩いていくが、元・地元民だから駅に来るタクシーを拾うのだろうと思って、私は特に変には思わなかった。

AM11:40 大船駅前
KENが戻ってこない。例によって電話できないのでメールを打つ。直後に電話があるが、おげしょからだった。バスが渋滞に巻き込まれたため徒歩で現地へ向かっていると言う。となると、自転車で向かっている地元民のしょっちゃんは、40分も寒空の中待っているのだろうかと思うと気の毒に思うが、誰も彼の携帯の番号を知らないのであった。

AM11:50 大船駅前
1時間以上待って2台目のバスが来た。
運転手から、渋滞のため次のバスもすぐには来ないこと、乗ったとしても着くのに1時間以上かかるということを聞く。1時間も待ったのに癪ではあるがバスを諦めて列を離れる。
まず行方不明中のKENに電話するが、何度電話しても電話に出ない。一体どこへいってしまったのだろう?

PM12:05 大船駅前
やっとKENが電話に出た。徒歩でドリームランドへ向かっているところだという。私を置いて? 「ひとりでバス待ってるなんて冷たいやつだなぁと思った」とKENは答えた。会話は最初からかみ合ってなかったのか。
KENの創造力の豊かさと、このやけくそな寒さに段々馬鹿馬鹿しくなってきて、このまま家に帰りたい衝動に駆られる。

PM12:09 大船駅前
おげしょから2度目の電話。現地に到着し、しょっちゃんと合流したとのこと。KENがそっちに向かっているので間もなく合流するだろうと伝える。初めて歩く街ではあるが、私も徒歩でドリームランドへ向かうことにする。

PM12:16 路上
KENから電話があったので、ドリームランドへ行くための道のりを教わる。歩いているうちに少しずつ怒りがおさまる。

PM12:45 原宿
原宿、といっても横浜の寂れた商店街のこと。昼食を食べるためにドリームランドからやってきた3人と合流し、ここではじめて全員が揃う。

PM2:00 ドリームランド
予定時刻より3時間過ぎたものの、ついに現地へ。物凄い人出に圧倒される。駐車場は満杯、切符売場は行列。「パラダイスだ!」(桂小枝風)とか揶揄していたはずの場所とは思えない、信じられない光景が広がっている。
そこで、腰の低い若い女性のダフ屋に声をかけられる。子供がグズって帰らなくてはいけなくなってしまったのだという彼女から半額で切符を譲り受ける。

PM4:00 潜水艦前
正直言ってディズニーランドより凄い人出だ。すべてのアトラクションに100人単位の行列ができている。最初に並んだアトラクション「潜水艦」に乗るまでに1時間かかった。
10分間の地球一週旅行は、透明度の低い水で、なんだかよくわからないものしか見えなかった。

PM4:30 シャトルループ
ここは人の消化率が良いこともあって30分も立たずに乗ることができた。小学生時代に恐くて乗ることができなかったしょっちゃんと私にとって今回はその雪辱戦なのだ。
日本で初めてのループコースターは、今見れば発進直後に1回転するだけで終わる至極シンプルなもの。30歳の我々が恐がる代物ではない。
しかしそんな余裕の笑顔は、マシンの急速な発進と共に消えた。
発進直後の回転を実現するためにはその勢いを生み出すためのカタパルトが必要なのであった。カタパルトから射出される、その物凄い加速によるは、未だかつてどんなアトラクションでも体験したことのないものであった。反射的にかがんだ体がその加速で起こすことができない。セイラさんじゃないが、「Gが、こんなに凄いなんて……」(テレビ版16話)の一言に尽きる衝撃だ。

PM4:40 ドムドムバーガー
メロメロになった私たちがお茶を飲もうと入った先で「バーガー類すべて売り切れです」との張り紙を見る。コーヒーをすする。なお、園内至る所にある自販機のすべての「温かい飲み物」は全滅していた。

PM5:00 ビックリハウス
30分待ちで小規模のアトラクションを出たころには陽は落ちてきた。陽が暮れる前に退散することにする。
もはやシャッター街となった「ドリーム銀座」、バリケートに囲まれた日本初の超高層ビル「ホテルエンパイア」の、文字通り“つはものどもが夢の跡”を回って、バスで帰宅。

PM 6:30 大船駅
居酒屋で乾杯。全員散々なスタートで始まったが、4人とも非常に満足な一日であった。
歩きすぎたからか冷やしたからか、右膝が痛い。

PM9:20  東京・自宅
8spotsが布団に包まりながら『プライベートライアン』を観ていたので一緒に加わる。
並行して、今日一日撮影したmoviの動画をPCにDLしようとするがなぜか出来ない。一日の苦労が水の泡だ。ショック。

AM0:30  東京・布団の中
映画を観終わる。布団に包まっているのに一向に冷えた体が温まらない。体温計で測ってみたら37.5度。なんだぁ、熱あるからか。納得。
その後、一日寝込むことになるのであった……。

なお、ドリームランドの動画は、残念ながら一度も見ることなくパーになってしまったので、かわりに先人たちの撮影してくれたHPをご紹介します。
こことかこことか……。

2/9
 昨日の飲み会に持っていった動画デジカメ・moviの画像を見てみる。
 酔っ払った避難民さんがクリーミィマミを熱唱する姿がばっちり収められていて、「ユスるには十分すぎる内容だ!」と夫婦で満足げに頷く。
 後はHPの移転改装作業などで一日を費やす。情報の抜けと誤植が結構多かった……。

2/8・明日の創造 命にかえる
 避難民さんと久しぶりの再会を果たしたのは22時半近くのことであった。
 卒業後は優雅な日々を過ごしているヨコカワさんと3人で飲みましょう! と声をかけてからかれこれ1ヶ月以上が経ち、やっと決まったその日に急な飛び込みの仕事で赤坂へ旅立った私は、ぴあんさんに別れを告げて帰ってきたのだ。
 既に2時間近く飲んでいた2人はすでにすっかりイイ感じ。私がもくもくとHONZANの夕飯にありついている間、避難民さんはどんどん酔っていく。
 1時間ほどしてから8spotsを加え腹ごしらえを終えてからは、4人でカラオケBOXへ。
 ヨコカワさんの意外な選曲「タイガーマスク」は歌ってみて謎が解けた。「ゆけーゆけーティーガー♪ ティーガーアイン♪」
 ああ、「ワールドタンクミュージアム」、早く売って下さい>海洋堂さまぁ
 私も前日からのノドの痛みも何のその、3時間を4人で絶唱しまくる。
 最後は避難民さんの「なぜー?なぜー?なぜー? わかい〜ちから〜♪」を聴き、替え歌に始まったカラオケ大会は替え歌に終わるのであった。

2/7・移転準備
 最近空き時間に何をしているかというと、HP移転の準備である。
 別にジオが嫌いだからというわけではなく、Y!BBユーザ専用のHPスペース(といってもジオなんだけど)のほうが広告バナーがうるさくないので、そっちにメインコンテンツを移動させようと画策しているのだ(その他容量とかロード時間の速さもある)。
 ただ、そのままごっそり移転するだけではアレなので、この機会にコンテンツの整理も一緒に行っていたりもする。
 実はこのサイト、開設当初はドリームキャストで作っていた(!)ため、1ページあたりのボリュームに関してはかなり気を使っていたのだ。それが現在はPCも購入し、しかも自分がブロードバンドになったもんだから書きまくりの写真貼りまくり。
 これではナローバンドのお客さんには辛いサイトになってしまっていることだろう。
 文章的にも、2年前に書きなぐったテキストは恥ずかしいので大幅に書き直したり、映画の公開年が入っていなかったり、いろいろ不備も多いのでこれも調べ直そうと思う。
 とかやっていると、気がつくとかなりの時間を割くことになっているのだ。
 いつか移転を正式に発表したときに「なんだ、以前苦労したって言ってた割には全然違わないじゃないか」とも思うかもしれませんが、ビルダーも使わず、htmlの勉強しながらちくちくやっていますんで、その辺はご容赦ください。  

2/6・ラットレース、オーシャンズ11
 リフレッシュ休暇をとって観てきた映画は2本。
ラットレース 公式サイト
 『ゴースト ニューヨークの幻』の、というよりも『裸の銃を持つ男』『フライングハイ!』のジェリー・ザッカー監督久々のコメディ。しかもモンティパイソンのジョン・クリーズが出演というで観ない理由が無い。
 なんと中身は意外にもナンセンスコメディではなくシチュエーションコメディ。『殺したい女』+『キャノンボール』な作品になっていた。
 ただ、『トップシークレット』や『ホーリーグレイル』系の馬鹿丸出し映画を期待するとちょっと辛いかも。
 この手の作品からは少し遠ざかっていたので久しぶりに劇場で大笑いできた。

オーシャンズ11 公式サイト
 『カフカ 迷宮の悪夢』や『セックスと嘘とビデオテープ』のソダーバーグ最新作は、なぜかシナトラ映画のリメイク。
 元の作品は観てないのだが、これだけに関していえば、内容はもろ『ルパン三世』というか『スパイ大作戦』(TV版)だった。
 『ミッションインポッシブル』みて、「これのどこが『スパイ大作戦』だ!」と作品の出来以前に怒ってしまった私と同じ境遇の人にお薦め。
 音楽も70年代バリバリのジャズ、斬新な映像も特にないし、昔の映画をみているように楽しめた。

 ということで今回の2本はどちらも“安心”して楽しめるが、逆に強い刺激になるものや新鮮味は少ないので無難すぎるきらいはある。

 ところで今日はどちらも有楽町で観たのだが『オーシャンズ11』は開演30分前に行ったにもかかわらず立見とのアナウンス。
 そのまま並んでみたものの行列は本当に長く、映画館は7階なのに私が並んだのは館内を溢れて4階の階段であった。
 それでもなんとか確保した席は最前列中央。スクリーンが開くと近すぎて全然なんだかわからない。たまらず振り返って後ろを見渡すと、前から4列目の中央に荷物置き場を発見。暗闇の中慌てて移動し、事なきを得る。

 映画鑑賞後、有楽町ビックカメラで念願のデジタルビデオカメラを購入。とはいっても愛用のche-ez!シリーズ・moviだ。
ボディがプラスチックだったりとにかく作りは安い。その代わり本体価格1万円(&128Mメモリ別売り8千円)。
 お悩んだ末の購入だが、10分間しか撮影できないという欠点も、これまでに使ってきたVHS-C(20分)の半分、16mmカメラ(3分)3倍以上と思えばそれほど苦ではない。同録もできるし。
 これで9年ぶりに映画撮影とかできたら楽しいなぁ。

2/5
 午後からは予想通り雨だった。深夜に帰宅する時も雨はまだ降っていたが、私は会社の駐車場の中でも、少し入口からは離れているものの屋根のある場所に自転車を止めていたため、安心して現場へ向かった。
 自転車は雨に濡れていた。自転車置き場の私が自転車を置いた唯一その部分の屋根だけが、剥がれて空が見えていた。漫画みたいなオチにむしろちょっと感動。

2/4・節分(それは昨日)
 2月3日を1時間半ほど過ぎてから、大事な行事を忘れていたことを思い出す。節分だ。
 昨日購入しておいた豆を手に、夜中の1時半に豆撒き。8spotsが窓(戸)を開け、私が豆を撒く。窓から玄関から。
 「歳の数だけ」だから子供のときはたった数粒しか食べられなかった豆も、今では30粒も食べられるようになった。しかも今改めて食べてみるとなかなかいける味だ。
 夜、近所の四辻に出向いて、歳の数だけの豆を置いて、決して振り向かず逃げるように帰ったという8spotsの子供の頃の話を聞きながら2人で豆をつまむ。

2/3・恋せよ乙女
 SAKUと昼間からチャット。最近テレビゲームをしてもすぐ飽きてしまうとか、やろうという積極的な意欲が生まれないとかそういう話。ゲームそのものに飽きたのか、最近のゲームがつまらないのか、家庭を持ったから余裕がなくなったのか、30歳にもなったので年齢的なものなのか、実のところどうなのか考えてもわからない。
 私自身はきっと暫くするとまた猿のように遊びたくなるのはわかっているのだから心配しないけど。
 とりあえず放置された『ピクミン』や『トロ休』や『ぐるぐる温泉2』がなんか悲しいという。

2/2・横浜ダンスコレクション2002
 8spotsに誘わるままに、ランドマークホールで開催中の「横浜ダンスコレクション2002」へ。大学時代の友人・大樹のダンスを見る。
 卒業後、彼はロンドンに留学し、英国内外40箇所のツアーに参加した後、香港に渡り、振付家になった。
 しかし今日観たダンスはまぎれもなく彼が続けてきたダンスの延長線上のものであった。たくさんの経験を積みながらも、大学時代から変わらない舞台は、むしろ自分の創作活動に対する彼の強い意志を感じることができて、そのゆるぎなさに嬉しくなった。
 イベント終了後、彼に会うことができた。プライベートでは笑顔を絶やさない彼から「何か撮ってるの?」と尋ねられ、大学卒業以来サラリーマンを続けるだけの私は恥ずかしくなった。

2/1
 疲れた……。
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