2001年度末の日記。学園祭でてんやわんや。

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3/31・ステージ本番とへんなビデオ
 今月中振り回されていた学園祭も最終日。うちのクラスの出し物も無事に終わることができた。おかげさまでお客さんは超満員。観客席からあふれ返り、会場は数百人の人の固まりになっていた。
 私は舞台袖にいたので観客の反応はいまいちわかりづらかったのだが、人から聞いた話ではなかなかよい反響だったとのこと。これも皆うりうりさん他出演者のおかげだ。
 私の作った映像も好評だったとのこと。ちゃんと笑いをとれるところで笑いをとれていたみたいだし、ほっと胸を撫で下ろす。I坂さんありがとうございます。
 舞台終了後ぴあんさんに教えてもらって、昨日に引き続きやってきたIZA&氷雨夫妻(予)のところへ。今日はもこなさんも加わり久しぶりにご近所3人で顔をそろえることができた。
 驚くべきことにIZAは今日もスカート姿。私は今まで彼女のスカート姿を見たのは数えるほどしかなかった。
 「だって氷雨がスカート履けっていうんですもんー」というまんざらでもなさそうなIZAのおしゃれなスカート姿はなかなか新鮮。「やっぱりスカートめくりは男のロマンだもんな!」と氷雨君に語ると氷雨君は戸惑い気味。最近の若者はやらないのかしら?
 氷雨君のハチロクに乗り、先日ナンを食べておいしさは保証済みのパキスタン料理屋ZAIKAへ行く。
 1500円で5種類のカレー&ナン1時間食べ放題・しかもデザート付き!という破格のお店は、辛いものがとにかく苦手という氷雨君(「ひさめはまだまだこどもです」)以外には大好評であった。よしよし。
 カレーを食べていたら外が騒がしい。なんと春雷だった。そして雨。車で助かった。
 帰宅すると、以前通販で頼んでおいた「さよなら横浜ドリームランド」というメモリアルビデオがポストの下で雨ざらしになっていた。ヤマト便め。
 貴重な写真と映像を期待して、早速ビデオ鑑賞。ところが始まるなりいきなり露出ミスで真っ白になったホームビデオのような映像が流れて不安になる。閉演日の風景だ。
 雨が降るくらいの日なのになんでこんなに飛んでるんだろう。ホワイトバランスとってないのかな? とかビデオの先行きに不安になりながら思っていたら続いてスタジオ撮影シーンになる。
 着ぐるみのロンドン兵の兄妹(ドリとラン)が登場すると8spotsは「なんか裏ビデオみたい」とつぶやいて去ってしまった。ドリームランドでの思い出のない彼女にこのビデオを見せても仕方ないのでそのままひとりで見ることにする。
 暫くすると、この兄妹が普通のマスコットキャラクターではありえない個性を持っていることがわかってきた。
 開演当時のマスコットキャラクターたちの写真を見て「なにこれ、かわいくなーい!」という妹。アトラクション「フリーフォール」誕生の話をする兄に、「なんで家族のための遊園地に絶叫系アトラクションなんて作ったの?」と詰問する妹。「えーっと、それは……」「で、お客さんはきたの?」「それはもうお客さんのながーい列が……」「列が?」「できるはずだったんだよ」……この着ぐるみ兄妹の会話は一事が万事この調子なのである。
 美しい思い出を残すためのビデオだと思っていたが、まさか着ぐるみキャラによる自虐ネタ連発になるとは予想できない展開だ。
 30分弱のビデオを見終わるといろんな意味で悲しくなった。

3/30・学園祭
 いよいよ今日から学園祭開始。朝から会場へ向かう。
 うちのクラスの出し物は明日なので、今日は来てくれたお客さんの対応だけで気が楽。おかげで会場ではさまざまな人に会うことができた。
 まずは私の元上司で、今は外資系・夢の直販をする会社の極東支部長をやっているウツミさん。
 いつも会うと固い握手を持ちかけられるのが特徴だ。他の人となら照れてしまいそうなこんな仕草も、ナチュラルに似合う人物なのがかっこいい。先日朝日新聞にインタビューされていたことを冷やかしたり談笑。
 党首と立ち話していたところへ、大先輩のへぶんさんに再会。「やまかつはどこだー」とか言ってる。何気に私のこのサイトのお客さんであることが発覚。
 他人の近況をここで報告しているのが卒業生の皆さんのお役に立てているようだ。冷かし屋ですか(笑)。でもアイドルと交際中の卒業生ってのは知りません。ヤマザキセンリはアイドルじゃないし(笑)。
 なお、へぶんさんは引退して東南アジア方面に住むんだと言っていた。本当かしら。
 続いて、実家の北海道で花嫁修業をしにいったはずが、帰った途端に現地で足が根を生やして旦那をトリフィドのように絡めとってしまったIZAも氷雨君を従えてやってきた。
 ジャンクフードと深夜ネット生活から足を洗ったためか、めちゃめちゃ健康そうな顔をしている。
 元・新宿総番であり、某映画での金髪の頭が忘れられないカワグチさんも子供をつれてきてくれていた。「イベントで映画を流すんですよね」って話をしたら笑顔が露骨に曇った。
 小学生の時からの友人・SAKUもやってきた。添乗員を買って出る。でも会話の中心は近況報告だったり。
 ……そう、学園祭とは名ばかり。実は同窓会なのであった。

 帰途に寄った本屋でルーディ・ラッカーの“りんりん”SF小説『フリーウェア』を購入。『ソフトウェア』から続くシリーズ3作目だが、10年以上ぶりの新刊(おかげで前作『ウェットウェア』はもう絶版になっている)。
 私も読んだのはまだ学生の時だった。好きな作品でも読んだ先から忘れていく私にはあまりに長い期間だ。おかげで親切にもあとがきに前作までのあらすじが書かれていたのに、それを読んでも思い出せない。とほほ。
 私が多分もっとも愛しているSF小説はジョージ・A・エフィンジャーの『重力が衰えるとき』シリーズなのだが、これも短編集『恐怖の姉妹』以来10年近く続刊がない。でもこんなこともあるのだから、作者がいつかまた書いてくれることを信じて気長に待っていようと思う。

3/29・ジョニーが凱旋するとき
 最初で最後のステージリハ。役者の皆さんがかなり頑張ってくれたのできっと本番も上手くいくと思う。昨日編集した映像はなかなか好評だったので、本番も同じように笑いが取れるのを祈るばかりである。
 帰宅して8spotsとテレビで『ダイハード3』を観る。先日の日曜は2人で『ダイハード』を観た。喪は明けたらしい。
 『ダイハード3』といえば、メインテーマとしてよく掛かる音楽があるのだが、その曲は映画オリジナルではなく昔からある曲なのだ。しかしその曲名がわからない、という話を8spotsにする。
 私の知る限りこの曲を他で聴けるのは、キューブリックの『博士の異常な愛情』、邦画の『塀の中の懲りない面々』、そしてSNKの昔のシューティングゲーム『センジョウ』だ(最近復刻された『SNK GAME MUSIC』に入ってるはず)。
 暫くして8spotsがその曲を探し出してきた。「ジョニーが凱旋するとき」という名前であった。
 なるほど、アイルランドの曲であったのか。長年の謎が解けて、今、結構気持ちいいです。

3/28
 今日も学園祭の準備に追われる。
 進行台本を持って出演者と最後の確認をしつつ、ステージのバックで流す映像の編集に立ち会う。
 今回、自分が担当になるなら絶対やろうと思っていた映像の最終作成を行った。信頼のおける職人さんであるI坂さんのおかげで、最後はしつこい悪ノリもあってなかなか愉快な映像に仕上がった。
 1分程度の簡単な映像ではあるが、何かカタチになると独特の嬉しさがこみ上げてくる。モノ作りに餓える、やだよ30歳の春であった。
 なお、この映像は舞台の最後に流れるので、学園祭に来たおともだちは最後までお付き合いくださいませ。私もきっと舞台の後ろで観客やってます。

3/27・リンリンリン、電話聞き(それはB&B)
 朝起きたらBBフォンが届いていた。どこへ掛けても3分7.5円というのがウリのY!BBがはじめた電話サービスである。先着3万名がお得とかなんとかサイトに書いてあったのでとりあえず申し込んだのだっけ。
 暫くしてから一昨日あたりに「開通しました」メールがきていたので、あとは機械をとりつけるだけになっていたのだ。
 帰宅後、早速取り付けてみた。外見はY!BBのモデムとほとんど同じでまぎらわしいが、モデムとは全く違う機械らしいので両方を繋ぐ必要があるそうだ。
 それぞれの機械に最近では珍しくなったACアダプタを取り付ける。BBルーターからもACアダプタが延びているのでこのモデム関連だけで3つのACアダプタが出ていることになる。7年前、メガドライブメガCDスーパー32Xを繋いだときの既視感が蘇る。
 数分後、ケーブルでぐちゃぐちゃになったモデムを押し込んで無事に接続完了。早速電話をかけてみようと番号を押すと、途中で突然ツー音がしなくなった。早速トラブルか。
 多分電話にαLCR機能が付いていることが問題なんだろう。少し電話機をいじってαLCR機能を解除する(OFFスイッチなんて無いのだがやってみるもんだ)。再び繋ぐとツー音が復活した。再度かけてみる。
 電話先は県外の実家。接続に際し突然繋がって多少の違和感があったものの、無事に会話ができた。噂で聞いたとおり音は少し硬質な気がするが、まぁ気にならないレベルか。
 HPもBBのほうに引越し中だし、これでPS2モデムもY!BBでレンタルすることになった暁には、なんだかんだ文句言いながらもY!BBをかなり活用しているんじゃないかと思ったりする。

3/26
 上司と簡単な面談があり、それなりに興味深い話が出る。いつまでもチコリータやってても目立たないのではないかと。本人も重々承知はしていることではあるが。チコリータに比べてベイリーフはでかいしかわいくないのだよなぁ。ともかく今はテンパっているのでとりあえず即答を避ける。学園祭が終わってからじっくりと悩むことにしよう。

3/25
 週末の準備に明け暮れる。
 とりあえず『ガンダムエース』4号は買いました。また40ページ増えてる(笑)。次号から隔月だそうだが、一号あたりの安彦ガンダムのページ数が減ったらそれはただの水増しだよねぇ。

3/24・モンスターズインク
 『バイオハザード』によって最新CGでつくられたクリーチャーを体験し、『スターウォーズ』で吹き替え音声への適応力を身につけた私が観るのに最適な映画、といえばこれ以外には考えられない!(嘘)
 それが『モンスターズインク』日本語吹き替え版である。
 『修羅雪姫』、『コンセント』に続き「半年限り・毎月観れば一回あたり500円」のテアトル株主券を持ってキネカ大森へ向かう。
 80数席の映画館の8割が子供、1割が親という中でその他として鑑賞。
 内容は評判どおりの手堅い出来だった。満足はしたけど、そろそろ甘口でない日本以外のアニメも観てみたかったりする。別にピクサーにやって欲しいというわけではないんですが。
 ところでこういったアニメは実写と違い、俳優の顔と声が一致する必要が必ずしも無いので吹き替え版のほうがより作品を正しく理解できると思う。吹き替えだとメッセージの情報量が多く画面全体を把握できるという利点もあるし。
 それから、やはり子供向け映画は家で一人で観るよりも子供に混じって観た方が楽しい! 子供は映画のどこを楽しんでいるのかがよくわかって、結構感心することもある。
 ともかく満足して満開の桜の下を通って帰宅。家に帰ってからは昨日に続きローグ中隊へ編入。新しい面になるたびにため息が出るほど美しい画面にいちいち感動する。
 久しぶりに、高解像度なプログレッシブモニターかでかいプロジェクタ、さらにはサラウンドなスピーカーといった重装備が無性に欲しくなるソフトである。

3/23・ゲームに燃えた血が騒ぐ
 夕刻より実家へ一時帰宅。先日何時間かけても倒せなかった『チェルノブ』5面ボスの攻略が知りたくて「ゲーメスト」のバックナンバーを探し出す。
 1988年5月号のNO.20に載っていたのだが、複雑な攻略法は一度読んだだけではわからないので持って帰る。
 夜、帰途の電車でその「ゲーメスト」を懐かしく読む。表紙が『グラディウスII』のこの号では、AOUショーのレポートをやっていた。
 展示されているゲームの6段階評価を行っているのだが、これが結構面白い。例えば『グラディウスII』『アサルト』は満点評価(文句なし)、『ベラボーマン』『シルクワーム』『パドルマニア』(笑)は5点(好ゲーム)だが、『忍者ウォーリアーズ』『ビジランテ』『レインボーアイランドEX』は2点(ゲームになってません)。セガの『エンゼルキッス』は1点(もはや救いようなし)。編集者の主観入りまくり。
 特集の締めの編集者対談は、「オペレーターだけだったら会場は通夜だよ」など、1000円”も”払ってくれる一般プレイヤーの立場に立った擁護発言を連発。
 昔を知る人にとって今のゲーム誌が物足りないのは、健全化したメーカーによって否定的な表現を検閲により徹底的に排除された上で骨抜きにされているというのもひとつの理由なんだろう、と思う。
 その他、この「ゲーメスト」では“カプコンの”河本圭代さんの顔写真付きインタビューとか(デビューは『ソンソン』だって)、雑君保父のイラストとかを堪能。

 帰宅してからはゲームキューブの『スターウォーズ:ローグ スコードロンII』を開始(結局買った)。
 ジョン・ダイクストラのSFXを凌駕するリアルタイム生成されたCGの美しさに圧倒され、J・ウィリアムズの音楽に魅せられる(何やら技術的にも凄いらしい)。
 ATARIのアーケード版はギャラリーだった私は、SWのゲームというと、メガCDの『レベルアサルト』、32X(MODEL1)版(アクバー提督のテッキヲゼンキゲキツイセヨが思い出深い)、そして友人の家から本体ごと借りたい衝動に駆られたX68000版なんかが記憶にあるが、これはひとつの決定版になることだろう。
 アメリカ人にとってSWは日本で言うところのガンダムみたいなもの。日本人が『連邦VSジオン』に熱狂したのと同じ時期に、アメリカ人はこのゲームに感動していたのだ。21世紀万歳。

3/22・二度寝
 起きてみると、8spotsが沢ガニの水槽を掃除し終えたところだった。
 例の沢ガニが先日二度寝をしたまま、桜の花が満開になるこの陽気でも一向に起きてこなかったのだ。来春まで、或いは一生起きてこないのでは無いかと心配になり強制的に起こしてみたのだが、無事元気に動き出してくれたようなのでほっと胸を撫で下ろす。
 時間の感覚の狂っているところは、きっと飼い主に似たんだろう。
 そうそう大根のほうは、折れた茎の横から新たな枝が生えてきて、今では再び花が咲き始めました。一体この大根はいつまで我々を楽しませてくれるのだろうか。

3/21・発売日
 昨年から待ち焦がれた、日本中のファンが待ちに待った発売日である。……『モンティパイソン・アンド・ホーリーグレイル』のDVD。そして昨日発売の『フォルティ・タワーズ』DVD-BOX。パイソン・フリークにはたまらない春分の日の東京は、桜の満開宣言が出たりしているのであった。
 これら2種類・計5枚のDVDを購入するために昼から外出。
 当初は有楽町で映画を見がてらと思っていたのだが、突如電車の中で思い直し、途中下車して反対方面の電車に飛び乗り川崎へ。今日は映画館よりもDVDを観ればいいんだよ。
 でも川崎ヨドバシ店頭で、ゲームキューブ版『バイオハザード』を衝動買い(私はむしろ『スターウォーズ ローグスコードロンII』が欲しかったのだがこちらはフライングしてなかった)。

 帰りは、思うところがあって、家の2つ前の駅で下車。
 散歩がてらに降りた駅から少し進むと、道の端でプリペイドカードが落ちているのを発見する。私も使っているクリーニング屋のこのカードはなんと1万円分まるまる未使用であった。
 こりゃ儲かった! と一瞬思うものの、その金額に少し戸惑う。カードを落とした人はさぞかしがっかりしているだろうと考えたら、母親に怒られている小学生を想像してしまった。
 ……20年以上ぶりに交番に落し物を届けてみました。書類を作成してもらいながら、実はこのささやかな善意よりもむしろ警官の手間を増やしただけなのかもと思ってかなり恐縮する。

 交番を出て、とりあえずの目的地であるパキスタン家庭料理屋ZAIKAへ。
 「散歩の達人」に載っていたこの店で冷凍のナンを2枚買って、その後30分ほどのんびり歩いて帰宅。
 DVDを堪能してからナンを試食。めちゃくちゃ美味い! 8spotsも大喜び。しかも1枚150円は安すぎないか? 今度はきちんと料理を食べに行こうと誓う。

 一方『バイオ』は、部屋の電気を点けてプレイしているのにむちゃくちゃ恐い。初めて入る部屋に入ったときの恐さっていったら、横浜ドリームランドのお化け屋敷の1000倍は恐い。あんまり恐いので途中でポーズしてインターネット巡回したりして気分を紛らわせる(ヘタレっぷり全開)。
 実は私はこのシリーズ、プレイしたのはPS1の1作目だけ。しかもスーパーイージーモードが付いた後期のやつなのに、それですら挫折したというくらいの腕前である。今回のキューブ版で苦戦することは必至であった。
 予感は的中。始まっていきなり2匹目のゾンビに食い殺される(ジル・難易度ハイキング)。
 即座に始めた2回目は最初のカギが手に入らなくて2〜3時間ほど、最初のホールと食堂と他数部屋を彷徨う(だって1階から移動するなよ、ってバリーが言うから言いつけを守っていたのにぃ……)。
 そんなだから気がつくと深夜。最初のボスまで行かずに今日はギブアップする。
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