刹那の快楽に溺れる4月下旬の日記。

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4/30・妖怪大戦争と私
 先日ホームシアター談義で盛り上がったT崎さんからDVDをお借りする。内容はともかく5.1chを満喫できるとオススメの『ツイスター』と、『妖怪大戦争』である。もちろん後者は私がリクエストして貸していただいたものだ。
 実は私の家にはソノシート版の『妖怪大戦争』がある。1968年公開の大映作品であるこの映画は、古代バビロニアの吸血妖怪ダイモンが現代に蘇り、日本の妖怪連合軍と戦うという奇想天外な映画だ。
 ソノシートは父が購入し、うちに遊びに来た父の友人たちはこれで大いに盛り上がったのだという。
 私はまだ赤ん坊のときからこのソノシートを何度も聴き、ブックレットのサイケデリックなイラストに恐れおののきながら(特にダイモンは恐かった)楽しんだのだが、幼稚園に上がる頃にはそのソノシートに傷がついて聴けなくなってしまったのだ。
 よって、私にとって「よく知ってるんだけど、一度も見たこともなければ話の詳細はよく知らない」という奇妙な映画なのである。こんな映画も昨今のブームによりDVD化。T崎さんのweb日記で購入を確認してから、いつか貸してもらおうと思っていた一本だ。
 夕食を済ませ、早速しとしと雨の降る夜に、ひとり部屋の電気を消して観る『妖怪大戦争』は格別であった。シネスコ万歳。
 想像以上にコミカルだった本作だが、最初から最後まで全く飽きさせない展開(流石は子供映画)に終始楽しませてもらった。
 寝るまでもう暫く時間があったので『ピストルオペラ』のメイキング部分だけ見る。現場の雰囲気がそのまま伝わってくる楽しげな映像、コメントの数々に「あー私も仲間に入れて欲しいよぉ」と思うのだった。
 特に主要メンバーで送るオーディオコメンタリーはちょっとだけ聴いてみたが、ほとんど仲良しの友達同士で映画観ながら馬鹿話しているようにしか聞こえない凄い盛り上がりよう。江角マキコと韓英恵の指と指が触れるシーンで「あっ! ここスピルバーグのパクリ!」とか自分で言う鈴木清順。
 しかし、どれをとってもこれだけ特典内容の充実しているDVDって凄いと思うと同時にこれまでのLDとかって一体なんだったんだろうとか皆思うんでしょうね。私も思いました。

4/29・映画部屋
 購入したばかりのビデオデッキとDVDプレイヤーを接続。JH吉田さんから戴いたプライベートDVDをVHSにコピー。大学時代の自分の映画も、いつか腐っていく磁気テープではなくDVDで焼いて保存しておきたいとつくづく思うが、DVDレコーダーはまだ買うには高いんだよなぁ……。
 テープコピーと同時進行で、約1年前に買って以来ほとんど使ってないCD-Rドライブを使って初めてディスク書き込みをしてみる。中身はOverClockedReMixのmp3集だ。
 「自動作成」にしてみると1倍のスピードでの焼き込みになってしまい偉く待たされる。
 その間シアタールームで映画鑑賞としゃれ込む。実はこれだけ機械を買い続けているにも関わらず、映画を最初から最後まで観たことはまだ一度もないのだ。
 記念すべき最初に観た映画は、KENから借りたDVD『溺れる魚』。既に一度劇場で観た映画ではあるが、昨年のベスト映画のひとつだけに(2001/3/2の日記参照)2度目でも十分楽しめた。
 窪塚洋介のゲイ演技はお宝映画になりそうな名演だし、椎名桔平も『アンティーク』後なので3枚目ぶりを安心して楽しめる。仲間由紀恵は『TRICK2』より肌がきれいだったなぁ……とかそんなところまでわかる大画面が素敵。テンポもよいし良い映画なのだが、結局全然話題にならなかったね……。
 なお、このDVDは映像特典まで16:9&デジタル画質らしく、鑑賞はかなり良好。今後は是非他メーカーも続いて欲しい仕様である。
 映画を観終えてから、できたmp3ディスクを早速DVDプレイヤーに入れて視聴。mp3ディスクまで再生できるなんて便利な世の中になったものだ。
 寝る前にKENとチャットしていて『VERSUS』面白かったという感想を聞く(結局自分でDVDを買ったそうだ)。個人的にかなり推しただけに気に入ってもらってよかった。
 KENと映画の話をしていたら自分も見たくなって、寝る前にメイキングや予告などの特典部分だけ観ることにする。2chで叩かれようが、話題にならなかろうが面白いものは面白いのだ。

4/28
 昼過ぎに8spotsを起こす。久しぶりだが違和感の無い朝。
 我が家に残された8spotsの荷物を整理しているとあっという間に夜になる。
 2人で閉店間際のヨドバシに飛び込み、彼女の生活道具の買い物に付き合う。30分オーバーで店を出て、それぞれ別の家へと帰る。
 彼女の残した荷物を宅配便に預け、お茶漬けをかっくらって寝るのであった。

4/27・未だ作戦遂行中
 大家さんに家賃を納める際に、思い切って部屋の音がうるさくないか尋ねてみた。
 私の借りている部屋は大家さんの家の一部分になっているので、隣室は大家さんだけ。貸している側だけに文句も言いづらいかもしれないが、迷惑はかけたくない。
 心配をよそに大家さんは全く意に介していないという様子だった。確認したところ、シアタールームの部屋と大家さんの寝室は階も違う上に一軒家の中で真反対に位置することがわかった。シアタールームの下はガレージだし、どうやらこれなら問題は無さそうである。ちょっと安心。
 その後、当初の予定通りカーペットを見に買い物に出かけたものの、防音を目的にしていたカーペットよりもむしろ他のものに興味が移る。来客用のベッドにもなる折畳式の小型ソファーとかいろいろ。
 結局靴2足と、須藤真澄の『どんぐりくん』2巻、『新・野球狂の詩』5巻、さらにヨドバシでS-VHSビデオデッキVictor S500を購入していた。やっぱり今週も買ってしまった。
 ともかくこれでシアタールームでも自分の撮った映画を観ることができるようになった。
 新機種発売直前ということもあるだろうが価格は2万以下。S-VHSも安くなったものだ。
 夕食をとってからいよいよ部屋で映画でも観ようかと思っていたら電話。8spotsからだった。仕事が気になって通夜・葬式・初七日まですませてから急いで帰ってきたそうだ。結局向こうでは1泊しかしなかったことになる。
 空港から我が家に立ち寄った8spotsに夕飯を用意してもてなすと、疲労の限界に来ていた彼女はそのまま足に根が生えてしまい、結局今晩は泊まっていくことになった。

 今週も散財したものの、まだ一本もまともに映画観ていない私なのであった(笑)。

4/26・新人歓迎会
 朝5時起床。結局1時間半ほどしか寝ていない。8spotsがお出かけの支度するのを横目に、昨晩セブンイレブンで香典袋と一緒に買ってきた『ふたりエッチ』17巻を読んでいたら、1話目に「別居婚のメリット・デメリット」というのが書いてあった。読み上げてみて8spotsと2人で納得したりして。
 8spotsは7時の飛行機に乗るため、6時過ぎに出かけていった。
 連休前の仕事をどたばたと片付けていると、あきやまさんに「別居したんですって!?」と、社内で初めてツッコミを受ける。どうも久しぶりにうちのサイトに遊びに来たらしい。このまま自然に広まるのかしら。
 セキララに書き辛くなるので、サイトは会社の人にはあまり知られたくないなぁ。一応書いておこう。ミンナニハナイショダヨ
 残業のため1時間ほど遅刻して新人歓迎会に出席する。同じように遅れてきたくもやんさんらと空席の皿を奪ってきて腹を埋める。店のつくりの問題なのか、新人たちの自己紹介は、この席からは全く何も聞こえないし見えない。
 後になってうきうき君が方々の新人を呼びつけて面接を始めたので、それを聞きながら新人の顔を覚えたりする。
 2次会は半分くらいの人数が参加したのだが、たくさんのテーブルの中で私の座っている席だけは男しかいないのであった。そして偶然また向かいにはくもやんさんが。さらにまったりとした時間を過ごす。
 最近大阪から転入してきた、絵描きさんのつちばやしさんから、皆で彼が以前いた学校(GYOさんの母校です)の話をいろいろ聞く。話で聞くととてもよい学校みたいだ。
 「思った不満点は本人にすぐ口に出して突っ込む」というのが出来ないところはとても多い。うちもそうだけど。その点へこむくらいいろいろ言ってくれるそうだ。大阪のカラーだったりもするのかしら。
 最後は程よく酔っ払ったカラシマくんが絡んできたので、ここぞとばかり「思った不満点」を口に出して言ってみた。頑張ってよい商品をつくってほしいものである。
 流石に眠くなってきたので、張り切ったたかぎさんを横目に3次会は欠席して帰る。

4/25・新作大量入荷
 久しぶりにT崎さんと話をする機会があった。
 IZAの前任者、ゲーマーで有名だった”みき”さんの話になった。数年前に退職した後子供を生んでから高知の実家に戻っていたのだが、最近東京に戻ってきたのだということを知る。T崎さんは父親似の(どの辺がかはヒミツ)娘さんにも会ったそうだ。その後ちょっと「昔はよかった」話。
 私がホームシアター“魔道”に落ちた旨を報告すると、なんとT崎さんが最近買い換えたプロジェクターもTH-AE100なのだそうだ。給料は生活費とDVDソフト費だけで消えていくというT崎さんもやはりホームシアターの大先輩である。
 「プロジェクターを買うとDVDソフトが欲しくなる」というと「そうだろ?」と嬉しそうに答えてくれた。
 4:3LD、ノートリミングLD、DVD、dtsDVD……などなど、1本の映画だけでも何度も買うハメになる映画ソフト収集の辛さについての経験談を聞くと、この魔道がいかに恐ろしいものなのかを実感できる。
 以前高い値段で買ったDVDが続々と廉価で再販されている現在も、別の意味で悲しいものがあるそうだが、私のようにDVDソフトを買い始める人には最適ではないかという。全くその通りだ
 なお、社内でも有名なAVコレクターであるO岡さんは、洋画は値下がりが激しいので、邦画中心のコレクションへとシフトしようとしているらしい。逆に言うと邦画はいつまでも高いのだが……。
 しかし確かに1500円などという値段で売られるところを見ていると、持ってないソフトを買い漁りたくなる一方、「安くならない」映画を探してしまいそうだ。
 さて、先人たちの経験談をきいた私はその魔道に足を踏み入れるべく、仕事終了後閉店間際の川崎ヨドバシにて今日・明日発売のDVDソフト購入に向かった。
 予告通り『VERSUS』『ピストルオペラ』『シビラの悪戯』を、さらに旧作であるがソダーバーグの『カフカ 迷宮の悪夢』をも衝動的に購入。なおマイナー映画である『VERSUS』は、やはり店頭売りはしていない様子(売り切れ?)で、予約しておいてよかった。
 帰りに『ダイハード・アルティメットコレクション』を予約して帰宅。魔道・第二部はまさに始まった。

 深夜、8spotsが帰宅。10日ぶりに再会する。
 今回の一時帰宅には理由がある。実は今日、義祖母が亡くなったのだ。8spotsは明日朝一の飛行機で帰郷するので、空港の前線基地として戻ってきたのだった。
 私も義理とはいえ祖母の死は只事ではないのだが、現在別居中の身としては彼女の実家へ帰るのは見合わせることにした。
 早朝に発つための準備をする8spotsの傍らで、買ってきたDVDを映像特典だけでも見る私。
『ピストルオペラ』の映像特典のひとつ、「韓英恵オーディション風景」は、初々しいというよりなんかいかがわしくて爆笑。『VERSUS』の特典映像は短編コントになっていたものの、公開当時に期待されていた、編集の際にカットされたラスト前後のシーンは入っていない模様。もっとも残念なのは本編自体がまるでビデオテープのように荒い画質なことか。もうちょっとこだわってテレシネ?して欲しかった……。逆に『カフカ』のソダーバーグの映像は大画面で生える。
 いろいろ見たなかでも『シビラの悪戯』の映像特典は凄かった。といっても予告編が数本入っているだけで内容的には大したものではない。問題は中身。
 元々公開劇場がBunkamuraだっただけに女性客へアピールしていた、本来の映画らしい劇場予告に対し、ビデオ版予告はそれとは180度違っているのだ。
 男性層にアピールしたいらしい、このビデオ版予告は、ほとんどソフトポルノ映画のようなアピールの仕方になっている。ナレーションでは主人公を本編とは別の人物に設定され、間違った人間関係を偽りのストーリーとしてモノローグ風に語るのだ。
 当然、映画の主人公となる少年の存在は全く語られない。映画観た人は「それじゃ違う映画だよ! 嘘つけー」と突っ込みたくなること受けあい。『トップガン』観ようと思ったら『ホットショット』だったというか、ジャームッシュの『デッドマン』観ようと思ったらジャッキーの『デッドヒート』だったというか。
 せっかく2人なので早速本編も観たくもあったが、明日はとてつもなく早起きなので、また今度改めて観ることにする。

4/24
 仕事して、帰りに『カスミ伝△』2巻買って、家で『ごくせん』点けたまま『メタルスラッグ2』をクリアしてHP更新。『あしたのジョー2』と『科学忍者隊ガッチャマン』と『ゲームWAVE』観る。充実しているというより時間を無駄にしているように感じる(苦笑)。

4/23・散財予告
 今日の日記を読む前におさらい。
 昨年映画館で観た映画個人的ベスト5は『千と千尋の神隠し』『VERSUS』『ピストルオペラ』『シビラの悪戯』『溺れる魚』でした(順不同)。

 ……というわけで家に帰ると「avac CLUB」という小冊子が届いていた。プロジェクターを買った店・アバックの会報なのだが、載っていた今月発売のDVDソフトリストをみてちょっと驚く。昨年ベスト映画のひとつで今週末発売の『VERSUS』が載ってない!……というのはまぁ驚かないけど(笑)、同じく昨年のベスト映画『ピストルオペラ』が同じ日にDVD化されるのを知る。
 慌てて松竹の公式HPや鈴木清順のHPを見直してみるがどこにも載ってない。ガセじゃないか? と思ったが複数のサイトで同じ情報があるのでホントに出るようだ(リンク先は跡で見つけたメーカーサイト)。
 ファンとしては鈴木清順監督に再びメガホンをとってもらうためにも投資せねばならない。
 とはいえいきなり4700円のDVD2枚まとめてというは大きな出費だなぁ、と思う。
 しかも、暫くして同じリストを見直してみたら、なんともう1つ発見。『シビラの悪戯』のDVDまでもが25日発売ではないか。しかもこっちは1日早いくらいだし。
 ドイツとグルジアの合作ということでマイナー映画なのだが、児ポ禁が厳しくなるとこういう映画も肩身が狭くなるのではないか? とか思うとここは買っておきたくなる、というのは冗談としてもグルジアの風景見てるだけでなかなか幸せになれるこの映画も買っておいて損は無さそう。
 これまでDVDは、モンティパイソンを除いてほとんど買ったことが無いので発売予定カレンダーもノーチェックだったが、なんか私にとっては大変な週末になっている。
 確かにどの映画もほぼ同時期(昨秋)に観た映画だけど、DVDの発売時期まで固まらなくてもいいのにと思いつつ、散財決定。こんなに毎週散財していていいのかね……。ということでPS2の『絶体絶命都市』は見送り決定。
 なお、私が散財に走るほどの各映画の感想は、日記の目次のところで映画名で検索してみてください。日記の各タイトルにしているのですぐみつかるはず。もっともどれも万人にオススメできる映画じゃないけど(というか万人にお勧めできる映画なんてあるのか?)。

4/22・We Die Young
 仕事の合間にちょっと覗いたニュースサイトにて、アリス・イン・チェインズのボーカリスト、レイン・ステイリー死去の報を知り言葉を失う(いや、正確には仕事中に悲鳴を上げた)。(公式HP
 つい1/30に本国から2年遅れの発売となったミュージッククリップ集DVDを買って(1/30の日記参照)、必ず来るはずの復活の時を期待していたのに、その願いは……「シアトルの自宅で死亡しているのが19日、見つかった。20日に地元当局者が明らかにしたところでは死因は不明。遺体は腐敗が始まっており、ステイリーさんと確認されるまで検査が必要だった。」(サンスポ・AP)という最悪の結果で幕を閉じた。まだ34歳だった。私と4つしか違わなかったのか。
 すぐに8spotsに電話してそのことを伝える。遠く海外の訃報を伝えても何にもならないことはよくわかっているが、教えずにはいられなかった。
 思えばカート・コバーンの死去を、当時実家に帰っていた8spotsに電話で伝えたのも私だった。あの時8spotsは電話の向こうで号泣していたが、今日は街中での報告だったので「家に帰って泣きます」と言っていた。
 私とアリチェン(略称)との出会いは、大学時代に父がミュートマで見たクリップに注目し、アルバムを買ってきてほしいと頼まれたところから始まる。初めて買ったのはセカンドアルバムの『Dirt』。今まで聴いたどんなロックよりも心を掴まれた。歌詞なんかわからなくても心に響く音楽だった。
 なかでも最も惹かれたのはその声だ。力強く、それでいてどこか物悲しく、心に染み渡る声だった。大学までの遠距離通学の多くの時間をアリチェンで過ごした。
 8spotsも同時期に彼らのファンになっていて意気投合。私達の友好関係を深くするのに多いに影響を与えた(笑)。そして私が最も洋楽にハマったこの時期を共に過ごした。以降、結局そのまま最後まで2人共アリチェンのファンをやっていた(もっとも後半はほとんど活動は休止状態であったが)。
 90年代後期、レイン・ステイリーがクスリから足を洗うため活動休止していたとき、ギターのジェリー・カントレルが自分のアルバムを出したことがある。ニューアルバムを渇望していた私も8spotsも飛びつくように聴いた。すると、アリチェンそのままの楽曲に再会できた一方で「どこまでいってもメインボーカルが始まらない」カラオケ曲のように聞こえてしまうのであった。このとてつもなく消化不良になる気持ちは、結果的にレインの存在の大きさをさらにクローズアップした。
 『Dirt』と同時期に『CORE』でデビューしたストーンテンプルパイロッツはアメリカでアリチェン以上にブレイクしたが、日本では逆で、まるで演歌のようなこぶしの効いたレインの歌唱力にむしろ人気があったのも頷ける。
 そして、最初で最後の日本公演だった中野サンプラザで8spotsと2人で狂気乱舞したのももう10年近く前になるわけだ。
 ともかくとても仕事なんてできるかという気分になったので、家に帰ってシアタールームに引篭り、DVD(MUSIC BANK)を観る。結局このDVDに入っているクリップのすべてがアリチェンのすべてになってしまった。
 「なんで死んじゃったんだよう」とスクリーンに向かって呟いてみた。8spotsがいても今日は「独り言を言うのはよしなさい」というツッコミはナシでいてくれたに違いない。

4/21・プレオープン
 ついに一応の完成をみたシアタールームを披露するべく、友人に声をかけ集まってもらった。
 元々は近所に越してきたKENを誘ったくらいの話だったのだが、最終的に急な呼びかけにもかかわらず5人の客(おげしょ、ゆうちゃん、YOS、KEY、KEN)がやってきた。
 うち3人は私の別居を知らずにきていたのでちょっと戸惑っていたようだが(笑)、まぁそれはそれ。
 90インチスクリーンで投影された数々のソフトは皆にも新鮮な驚きを与えた。皆、口をそろえて「こんなに画面が大きいとも思わなかったし、こんなに映像がはっきりしているとは思わなかった。もっとボケたものを想像していた」と語る。誰もがAE-100を観た時にはそう思う感想だと思う。
 dtsサウンドのサンプルDVD映像を観ているうちに客が集まってきたので、ゲームに繋ぎ替える。
 プロジェクターの魔道へ足を踏み入れるきっかけとなったソフトである、念願の『スターウォーズ:ローグスコードロンII』90インチサラウンドプレイもついに達成。
 超難関であった「AT-ATの脚の間をすり抜けて敵を転ばせるプレイ」も画面が大きいと難易度も下がるようで、KEYは初プレイでクリアしていた(それにしても上手い)。
 画面を左右に拡大(16:9)すると大きくなりすぎて視界が広すぎてしまうため、4:3にしたりして(笑)。
 私も、ずっとクリアできなかったミッションでクリア目前まで至った。
 その他、分割画面でもちっとも画面が狭くない『オラタン』や『連邦VSジオンDX』の対戦&協力プレイ、まんま映画になってしまう『バイオハザード』などなど新旧のソフトをとっかえひっかえ堪能したが、もっとも6人で盛り上がったのはやはり『デスタンクツヴァイ』(うち中をひっくり返してコントローラをかき集めた)。
 おなじみプレイヤー機である“台形”の底辺を測ってみたら5cmあった。でかいよ! きっと世界広しといえども90インチでデスタンクやった馬鹿者は今のところ私達だけだろうと思う。
 大画面には多人数プレイが最適。「今度は『バトルバ』でバトろうぜ!」という話になる。
 その他、DVDでいくつかの映像を堪能。『TRICK』は、大画面になると、まるで大学の自主映画のようなまったりした雰囲気になって愉快。仲間由紀恵のアップにどきどきしたり。
 『2001年宇宙の旅』は宇宙船の機体に書かれたパンナムや操縦席の計器に書かれたIBMの文字が違和感無く読み取れた。そうそう、カタログにはサポートされていなかったがDVD-Rも問題なく再生できた>DV6200。
 6時間ほどのシアターを堪能し、皆でインドのカレーバイキングを食べて解散。皆30歳なので20万は払えない額ではない。購入の検討を始めている様子。くすくす。こうしてプロジェクター魔道の遺伝子はさらにばら撒かれるのであった。
 帰宅後、実は取説も読んでいないDVDプレイヤーを何気なくいじっていると、設定項目にプログレッシブやサラウンドがあることに気付く。あれ? ということは……。
 今日、皆の前で高らかに「映像はプログレのほうが綺麗。音はdtsのほうが良い」と説明しておきながら、昼はそのどちらにも設定されていないことが今判明。慌てて設定しなおしたら画質が更に鮮明になった(当たり前)。こりゃまた失礼致しました!
・ 本日の課題=やはり畳だとおしりが痛くなりそう。カーペット敷かないとダメかな。
・ 本日のリクエスト=ソファーが欲しいって(笑)。
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