5月末の日記。旅行って実は出張なんです、って言っても信じてもらえます?

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5/31・合同新人歓迎会
 入社したときにいた部署の合同新人歓迎会に誘われたので、喜んで出席する。
 開催時刻に10分遅れて着いたが、3社合同のこのイベントの大広間の中、私と同じ会社の人は雲丹さんひとりだけであった。どうなってるんだろうねーと話しながら、乾杯の音戸も無く雲丹さんとまったりとビールを乾杯し、ちゃんこ鍋をつつく。
 呑みだして暫くすると皆がやってきた。その後1時間ほど遅れてやってきたアロハ社長の音戸でやっと乾杯の音頭は行われるものの、初期メンバーは結構既に飲んでいた。
 新人による痛々しい体育会系の芸を肴に会話が弾む。3社合同の飲み会なので、普段話せない同期の仲間たちとの会話があちこちで花咲くが、どの世代でも話題は「同期も少なくなったね」なのはお約束である。
 うちの社長のおなじみの内容を語る閉めの挨拶があってから、そのまま2次会になだれ込む。人数は1次会の参加者の半分以下になっていたが、これはこれで話がしやすいのでよし。今度の私の席は、2次会になってやってきた"組長"のすぐ近くであった。
 以前いろいろお世話になりつつ、ここ数年は仕事のお付き合いもなかった組長は私の顔を見てから、向かいにいた部下のタカオさんに聞いた。「こいつの名前なんだっけ?」(笑)。私は自分の名前を忘れられていたショックより、以前えらく怒らせて以来なんだか険悪だった事も一緒に忘れられていたことに感謝した。まさか組長にビールを注いでもらうとはー(笑)。
 なお、1次会では組長代理として活躍し、暴走気味だったタカオさんは2次会では泥酔状態。同じテーブルに座ったおーはらさんや組長に絡みまくり、終始漫才のような会話が続いて飽きさせない。組長の周りにお酌にやってきた女性陣はとにかく笑顔でそれを見守るのみだ。
 1次会で、組長が先日インターネットでフェラーリを買ったという話を聞いた私は、その話題を振ってみた。組長の3台目のフェラーリとなる車は360スパイダー。フェラーリの中でもレアなこの車を、数十人の倍率だった抽選に当選したというのだという。
 組長本人自身も「まさか自分がクリックひとつで数千万の買い物をするとは思わなかった」と言っていた。ホントに! まさにお金はこういうふうに使わなきゃ!という車なんだろうが、回りの人に「今乗ってるフェラーリを1千万で買わないか?」と勧められても誰も買えませんって。
 気がつくと閉店時刻。時刻を見ると終電に飛び乗れる時刻だったため、皆を見捨てて駅へと走り去るのであった。

5/30
 3万ヒット記念に制作したコンテンツ「ゲームにパクられた北斗の拳」だが、最初にKENから間違いの指摘を受けたくらいで、反響が皆無なのであった。
 もともと更新しても反響ないのが通常といえばその通りなのだが、新ネタだけになんかあるかも、とか思っていたので実はちょっと残念。ネタの選択しくじっちゃったかなぁ。
 元々お客さんは知り合いばかり、普通の人にとっては"隠し"みたいなサイトだもん、と思いつつも、いろいろ不安材料も多い。まだまだコンテンツ単品としては内容が少ないし、作ってみたら格ゲーが多いので面白みが足りないし(作る前に気付けよ)、不評の理由を考えるとたくさん思いつく。こわいかんがえになってしまう。
 で、試しにコンテンツ名で検索してみたところ(笑)1箇所反響をはっけーん!(ぷるにえブックマークさん。なお、勝手にリンクしてしまったので、問題あれば言ってください。取ります)
 どうやらここの管理人さんは一応喜んでくれてるみたいだ。ってことは今後も興味のある人が、いつかきっとここにたどり着いて見てくれるに違いないと思うことにする。
 なお、先日ビデオキャプチャの機械を買ったので(ちなみにこれ)、そのうち今はあまり写真のないコンシューマソフトも少しは増やせるかもしれない。
 ただしソフトのライブラリは実家なのが難点。試しに『街』撮ろうとしたら、データが実家のパワーメモリーにあるらしくいきなり玉砕。
 最近DVD見てばっかりで更新が滞っていますが、みすてないでねっ!

5/29・アンダルシアの那須
 那須旅行2日目。
 朝食時間の1時間前に起きて朝風呂×3。明るい露天風呂もまた良し。
 朝のコーヒーを優雅に飲みつつ、ペンションを後にする。まず向かったのは「那須テディベアミュージアム」。今年はシュタイフがテディベアを生み出して100年ということで記念の年なのだが、イベントは6月かららしい。"世界で一番旅したベア" テディ・エドワードの展示を見て「ああこれ『アメリ』にこのネタあったなぁ」とか思い出す。
 テディベアミュージアムを出て昼食に入ったレストランでは皆、泊まったペンションがどんなところだったのかそれぞれ話をしている。「チーズケーキ美味かったです。お土産に買えばよかったかも」とぴあんさんに語ったところ「でも今やだよはひとり暮らしだからねー」とツッコミを入れられる。いじわる(泣)。
 その後の移動も予定通り。あちこちでコーヒーをたらふく飲みつつ、今回の那須旅行のすべての旅程を終了した。
 自分が会社にこもって働いているときも、こんな自然の中で同じ時間が流れているのだなぁと思うとなんか人生の短い時間の使い方を考え直したくなる。
 ペンションは1人だったのに、帰りは1台の車に5人。社用車のワゴンは掃除してない上にワイパーのゴムがへたれ気味。ワイパーを動かす度に窓が汚れていく。
 これではもし雨が降ったらまずいだろうということで、サービスエリアに車を止め、油膜拭きシートを購入し、手分けして車の窓を拭く。少し擦るだけでシートがあっという間に真っ黒になる。
 あれは虫のしらせだったのであろうか。SAを出て30分も経たないうちに激しい雷雨になった。滝のような雨が降り注ぎ、水飛沫で前が見えないほどの雨が道路に打ちつける。
 これでもし窓掃除をしてなければと思うとぞっとする。あのSAがBAD ENDとの分岐ポイントだったのだと、人生のハラハラ気分を味わう5人であった。 

5/28・那須のための那ー須(パルテナ)
 今日から1泊2日でぴあんさんらと旅行に出かける。向かうは栃木県は那須。
 おーはらさん、局長らと東京駅で待ち合わせ、初めて乗る東北新幹線で那須塩原まで1時間。大自然のど真ん中へあっという間に到着した。
 改札に出ると旅行会社の人が待っていた。一方ぴあんさんは自家用車とのことだったのでロータリーを見回すと、少し離れたところに青いオープンカーのシルビアが。サングラスをかけたぴあんさんが颯爽と現れた(ちなみにカーステでかかっていたのは「セラニポージ」)。
 天井部分と後部シートガラス部分が全自動で後部ハッチに折りたたまれ、瞬時にオープンカーになるシルビアのその完全変形ギミックは、なかなか男の子心をくすぐられる。ぴあんさん曰く「みんなにガンダムと言われている」とのことだがそんな感じ。
 空は青空が広がり、絶好の観光日和である。ただ旅行会社の人に言わせると「昨日はこんな天気が一転、夕方には大きなが降ってきた」という。それは困る。
 ともかく集まった9人は4台の車に分乗して那須のペンション方面へ向かう。
 ざるそばをすすりながら今日の予定を確認。先日打ち合わせた予定が、旅行会社の人にまったく伝わってないことが判明、リーダーのMD氏を見つめるぴあんさんの目が笑顔になる。ぴあんさんが不必要に笑顔になるときは大体怒っているときだ。
 そのまま段取り皆無のまま旅程は強行されるが、なんとかスケジュールどおり各地を回ることができた。幸い天気も崩れずにすむ。
 夕刻、さらに予定の続くぴあんさんらを後に、残り6人は夕食をとるため、おのおの宿泊先のペンションへ散った。そう、この旅行はとある理由により(旅行会社の人を除く)8人が6つのペンションに泊まるのだ(!)。よって2組以外はすべて「ペンションに1人」という状態なのであった。……日暮れを待たずして、私はひとりになった。
 ちなみに私の泊まったペンションは那須のくまさんというところ。
 定員34名、豪華な部屋が自慢のペンションに今日泊まる客は私ただ1人。部屋は全室ツインで、私の泊まったところは一番ノーマルなビジネスホテル系のところだったが、アベック用のウォーターベッドの部屋とかだったら、くまのぬいぐるみを抱いて枕を泣き濡らしたことだろう。
 到着後、広いリビングルームで、たったひとり洋食フルコースを食す。2人掛けのテーブルの前にある空席が物悲しく、つい視線が空を彷徨う。でも料理はとても美味かったのでよし。特にデザートに出た自家製チーズケーキは絶品。ヒロターズがずっと帰省中なので久しぶりに美味いケーキを食べた気がする。
 食後、オーナーとしばらく談笑した後、風呂に入ることにする。私がこのペンションにした理由はひとつ、ここが温泉ときいたからだ。
 しかもなんとこのペンションには風呂が3つあるという(4つあるが1つは故障中)。せっかく貸し切りなんだからと3つの風呂すべてに入浴する。
 まずは典型的な岩風呂(半露天)。こんなところを貸し切りになるとはまるでドラえもんの「温泉旅行」(透明の壁は無いけど)。岩風呂の中で大の字になって満喫。
 続いて露天ジャグジー。風呂の明かりを消して空を見上げると、巨大な北斗七星が見えた。目を凝らしてみたが死兆星は見えなかった。まだラオウと戦わなくてもいいらしい。
 ジャグジーを出てから夜空が見たくなって裏口から外へ出て、森の合間に覗く夜空を見上げる。そして最後は屋内にあるひのき風呂でさっぱり。
 結局合計1時間ほど風呂を堪能。それぞれが別々の部屋になっているので脱いだり着たりが大変だが、風呂ハシゴも楽しいものだ。
 娯楽もないし、H"も繋がらない状態で、22時過ぎにはすることが無くなったので寝る。早!

5/27
 徒歩通勤。明日から小旅行だ。今週前半の仕事を今日一日でさばき切るぞ! と意気込んでいだら、いきなりOutlook Expressがクラッシュ。再起動したら、受信トレイに1700通くらいあったメールが見られなくなっていた。インポートしてもエクスポートしても変換しても再インストールしてもすべて駄目。とりあえず全部読んだからよし! ということで心機一転することにする。
 アメリカのみやげ話を聞きつつ仕事を続けるが、最後はルリヲちゃんに『少林足球』のDVDを託し、後は仕事放棄。
 家に帰ってから、久しぶりに思いつめたように肉筆で手紙書いたりしていたら深夜になる。
 明日起きられるか不安なので、目覚まし2つかけて寝る。

5/26・レイトショー
 今日も晴天。でもKEN、おげしょ、KEY、しょっちゃんを招いて家で映画鑑賞。
 初めて自転車でやってきたKENは家から20分ほどで来られたという。想像以上にご近所なんだね。愛用の自転車は外国製(本人からツッコミが入りました。ARAYAの"純国産"製だそうです。あらやだ)のもので、なかなか快適そうだ。
 4人揃ったところで日差しのまぶしい窓の雨戸を閉め、映画館モードに移る。不健康な家。でもこれで防音もばっちり。
 観たのは『メメント』。噂の「リワインドムービー」は期待したほど手の込んだものではなく想像の範囲内だったものの、まぁそれなりに楽しめたか。皆それなりに楽しんだので、元はとったということにしよう。
 終わってから暫くゲーム。恒例のデスタンク&ボンバーマンの後、『スーパーモンキーボール』をプレイ(初開封)。
 意外なことに大画面プレイと相性が良い。特に「モンキージャンプ」の、まるでスキーのジャンプ競技のような急斜面の滑走は、ジェットコースターの落ちるときの感覚そのものでかなりゾッとする。「シャトルループ」仲間である我々にはなかなか気持ちよい画面であった。……ただひとり、おげしょが画面に酔ってダウンしていたが。
 夕刻、しょっちゃんが先に帰宅することになった。ドアを開けるとあんなに晴れていた外が真っ暗。地面は雨上がりでびっしょり濡れていた。いつの間に? 自転車がずぶぬれになってKENが悲鳴を上げる。慌てて私の部屋を見ると、網戸にしておいた窓から吹き込んだ雨が布団を濡らしていた。
 暫くするとまた雨が降り出した。一応KENの自転車に手遅れ気味ではあるがカバーをかけてあげる。間もなく雨は豪雨に。待っていても一向にやまないので傘を指して食事に出かける。
 2時間ほど居酒屋にいた間にやっと雨はやんだ。これでKENも帰れる。おげしょとKEYとは駅で別れ、KENと自宅に戻って今度はレイトショーとして『少林サッカー』(少林足球)を観る。
 日本語字幕がない分は英語字幕と、昨日映画館で観たばかりのKENの解説が助けになる。KENの「これはこう言ってるんだよ」という細かいフォローのおかげで、全く問題なく映画を楽しむことができた。
 さらにdtsサウンドが思った以上に活躍。スーパープレイの度にリアスピーカーが唸りを上げる。素晴らしいぞ『少林サッカー』。ありがとう弁士・KEN。

5/25・17枚
 よく晴れた夏日。半袖の服でさわやかに川崎まで自転車でサイクリング。
 実は無印良品から連絡があり、午前中までに自転車を持ってくれば当日中にチューブ交換が可能とのことなのだ。
 来週の通勤を行うためにも必須事項である。自転車を置いてから映画を観て、閉店時間に自転車を回収するというのが今日の算段だ。
 店には12時丁度に到着したものの、担当者は不在であった。
 本屋で時間を潰していると探していた「新宿鮫」の7巻(灰夜)を発見。その他「ガンダムエース」7月号、「カリクラ」下巻、「濃爆おたく先生」2巻を見つけ購入する。これから出かけるのに荷物をこんなに重くしてどうする、という気になる。
 川崎では他にもヨドバシに「『ダイ・ハード』アルティメットコレクション」(DVDボックス)を予約しておいたのだが、これはかさばるので帰りに自転車で寄ることにしよう。

 自転車を引き渡してからそのまま新宿へ。少し早く着いたので先日オープンした西口のビックカメラへ行ってみる。DVDの980円のコーナーで、ルイ・マルの『ブラックムーン』「20世紀ポップ・ロック大全集」1巻と5巻(他は残ってない)の3枚を購入。
 本とDVDでカバンの中が一杯になった。そしてテアトル新宿へ。開始時間ギリギリで「華の愛」に飛び込む。
 館内はほぼ満員。ほとんどが女性だ。あまり知識の無いまま観たが、やはり中国映画はちょっと苦手かも……。美術や衣裳や音楽を楽しむ映画でジョイ・ウォンは随分艶がなくなっていた。
 映画館を出るとすぐに、自転車を預けた無印から電話がある。修理係が私の自転車を見たところ、チューブだけではなくタイヤ交換が必要だといってるという。
 「ではタイヤ交換もお願いする」と伝えると、店員は「タイヤの在庫が無いのですぐに交換できない」という。しかし私は月曜からまた自転車を使うので、今度は修理は延期してもらえないかと提案する。
 ところが既に自転車はバラしているので交換しなくても工賃がかかるという。つまりどちらにしろ自転車を最低でも1週間預ける必要があるわけだ。
 来週出張が入っているのがせめてのも救いだが、徒歩通勤を余儀なくされる。
 失意の中、先日送ってきた割引券を手に新宿ヨドバシへ。前々から買おうと思っていた鈴木清順ボックス(『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』『夢二』とインタビューDVD)とクリストファー・ノーランボックス(『メメント』と『フォロウィング』の2枚組)を購入。川崎にある「ダイ・ハード」もここで買ってしまいたいところだが、予約特典のdtsディスクが付かないので断念。
 続いてさらに中野まで足を伸ばして、"おしり"さんに教えてもらった中野ブロードウェイの「ジャスミンティー」にて『少林足球』(少林サッカー)のDVDを購入(2390円)。日本語字幕が無いのが難点だが5.1ch・dtsというのは立派。
 そして中野から川崎へ。「『ダイ・ハード』アルティメットコレクション」を受け取る。

 家に帰って計算してみると、今日買ったDVDは、特典を含め17枚になっていた。給料日にしても買いすぎ。最近歯止めがきかなくなってきている気がする。そろそろちゃんと家計簿をつけなくてはいけないときかも……。

 その中から寝る前に1枚、ということで『ダイ・ハード3』の特典映像から「もうひとつのエンディング」だけを観る。
 以前日記でも書いたとおり、エンディングが消化不良のこの映画に、どんなエンディングがあるのだろうと思っていたが、何とラスト1シーンがまるごと違う「別バージョン」であった。
 (この後、『ダイハード3』ネタバレ)
 映画のラストはカナダ国境近くでのヘリによる銃撃戦だが、ここのラストが映画としてはどうにもいまいちなのは映画館で観たときから思っていた。
 ヘリが落ちたくらいでダイ・ハードの敵が死ぬとは到底思えないじゃないか。電話をしているマクレーンの後ろに立つサイモンの姿、というのは誰もが観ながら想像したシーンだと思う。期待はスタッフロールですぐに止められるが。
 このDVDでわかったことは、実際のクライマックスシーンは実は後から追加で撮影したもので、当初の脚本には存在しなかったものなのだそうだ。そして、このディスクにはそのかわりになる「脚本バージョン」のクライマックスシーンが入っていたのである。
 撮影・編集までされながらボツになったこのエンディングは、製作者だけでなく監督も気に入らなかったためお蔵入りをしたらしいが、こっちを映画館で観たなら、この映画の印象も随分違っていたのではないかと思うような全然違うものであった。
 確かに一見地味ではあるが、評価の低い3作目の汚名が少しは晴れそうな6分間のような気もする。
 そんなことを考えながらついそこばかり3回続けて観てしまった。

5/24
 午前中から上司の部長と個人面談。昨年途中から年俸制になった私は、年一回で明るくなったり暗くなったりする。
 結果としては会社の業績を理由に低い査定が付いており(なんじゃそりゃ)暗くなりはしたが(月2,500円アップ、ってどういう昇給率だ。子供じゃないんだから)、下がらないだけマシということにしておこう。今年度は頑張って上司に認められるような報告書を書けるようになろう(子供じゃないんだから)。
 一方KENはこのところの残業続きでプチ高給取りになっていた。彼は7月くらいまで大いに稼ぎそうだ(ってつまり保険が大変?・笑)。
 週末恒例の雑務と限りなく遊びに近い作業に追われていると夜。今晩は来客対応がある。キスコさんとないちんさんである。といっても私がすることはお茶くみみたいなもんで、後は人の会話する姿をまったりと眺めながら4時間を過ごす。
 家に帰ると深夜2時でした。

5/23
 今日は残業したり、作り置きのカレーが切れて夕飯作ったりしたのでDVDを観てません(笑)。
 毎晩寝る前に読んでいる「大長編ドラえもん」も11冊目の『のび太のドラビアンナイト』まで来た。
 よくもまぁ毎年毎年いろいろなネタで長編を描き続けてきたなぁと、故人の偉業に今さらながら感心する。
 私は随分長い間遠ざかっていたものの、小学生時代は藤子不二雄のディープなファンをやっていた。おかげで家には藤子作品の単行本が数百冊ある。
 あちこちの本屋を回ったり注文したりして苦労して集めたものだが、後年中央公論で一括して復刻されて作品群が容易に読めるようになった頃、入れ替わりに集めるのをやめてしまった。ほとんど読み尽くした感があったからだ。
 それから死去するまでの10数年の間の作品はほとんど読んでないわけで、これを読んでいると今、小学生の時の気持ちが甦ってくる。
 ちなみに『エスパー魔美』も読んだのは小学生の頃だったので、藤本作品にロリコン色が強いことに気付いたのは随分後になってからだったなぁ。

5/22・カフカ 迷宮の悪夢
 日記といいながらDVD見てるばっかりで申し訳ないが、ホントにそうなんだから仕方ない。
 今日は8spotsから最後の沢ガニが死去したという話を聞いたのが唯一の事件。聞いた瞬間はショックであったが、スーパーの食料品売場で買った半額セール品をかれこれ1年以上飼い続けた8spotsにむしろよくやったと言ってやりたい。
 というわけで今日は『カフカ 迷宮の悪夢』。ソダーバーグの2作目だが、『セックスと嘘とビデオテープ』がどんな映画だったかはもうすっかり忘れてしまった。
 8spotsとルリヲちゃんがそれぞれ好きな映画として挙げているその事実だけが記憶に残りつつ自分はまだ一度も観ていない『カフカ』を、何故突然DVDまで買う気になったかは思い出せない。
 実家にはβテープで保有してたのに一度も観ることなく、今回ついに観ることが出来たこの映画は、なるほど傑作だった。
 ジェレミー・アイアンズはどこまでも頼りない風情なのに、映画に漂う空気は極めてハードボイルド。でも場所はアメリカでなく、どこまでも続く石畳が印象的な20世紀初頭のプラハ。主人公はカフカという実在の小説家なのに、彼の前に立ちはだかるのはまるで特撮番組の怪人のようなフリークス。さらに後半に至っては、ほとんど『MYST』『RIVEN』的なSF世界が展開。なんだか私の好きそうな題材をミキサーに入れたような映画だ。
 こんなステキな映画を、10年以上放置してしまったのは悲しい現実だが、逆に最初から大画面でこの映像を体験できたことを感謝したくもある微妙な気持ち。
 作品解説をみる限りカフカの生い立ちや作品を知っているとなお楽しめそうな様子。この機会にカフカに手を出してみるのも面白いかもと思う。

5/21・ゴーストハンターズ
 久しぶりに「プロジェクトX」を見ていたら、今日のメインテーマは『トータルリコール』だった。
 『ニキータ』とか『クリムゾンタイド』とか、映画音楽をベタで使うのが好きな番組で、よくおなじみのテーマを聴くことができる。
 特に『トータルリコール』はジェリー・ゴールドスミスの90年代屈指の名曲だと思っている(直後の『氷の微笑』と酷似しているのはご愛嬌)のでステレオで聴けるのは嬉しい。
 映画も観直したくなるが、DVDはTVシリーズのやつしか出てないみたい(いえ、ちゃんと劇場版も出てました:5/25追記)。

 食後は『ゴーストハンターズ・特別編』を鑑賞。私がジョン・カーペンターの映画で一番好きな馬鹿映画である。
 今回見直したのは10年以上ぶりだが、この笑いのセンスは今でも十分通用するようで序盤から大笑いし続ける。事あるごとに誉めてる『VERSUS』ってこの面白さを受け継いでると思うが、北村監督が意識しているかどうかは知らない。
 『ゴーストハンターズ』はDVDソフトとしても満足できる内容で(ちなみにこれもシネスコだった)、凝ったCGメニューがあるところからも気合が伺える。
 ほぼすべての没カットを網羅しているのではないかという映像特典など、古い映画だけに(1986)かなり無理矢理かき集めている感もあるが、これもアメリカでカルト映画になっているおかげであろう。
 オーディオコメンタリーも少し聞いてみた。監督とカート・ラッセルの対談になっていて、主人公をいかに馬鹿に撮るかについて監督が語っているのが楽しい。
 カートの、映画と関係ない「この前出た映画は最悪で共演者もよくなかったが、ギャラは今やってる映画の倍だった」という世間話など、ほとんど録音していることを忘れていそうな世間話も愉快。
 もちろん映画についても「この映画のアクションは『グリーンディスティニー』とは違うね」とか「君(監督)の歌声はジム・モリソンみたいだ」とか、いつか全編聞いておきたくなる会話が満載。
 DVDがブームになりはじめてかれこれ2年。遅ればせながらすっかりこの「おまけ」のファンになってしまった。
 最後に、この映画のヒロインをやっていたキム・キャトラルは、当時『マネキン』『ポリスアカデミー』などで活躍していて結構好きな女優だったが、最近めっきりその名を聞かなくなった。
 どうしているのかと思って調べてみたら有名な人気ドラマ『SEX AND THE CITY』(TV)で大活躍していて、アメリカでは当時よりもよっぽど有名人。消えてなくてよかったよかった。
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