同窓会気分でお盆を過ごした8月中旬の日記。

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8/20
 毎日寒い日が続きますね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。私は明日はセーター持ってこようかな。……というわけで外で仕事したいくらい寒い
 寒さを忘れるには仕事に熱中するのが一番。
 まずは新婚ホヤホヤの党首から久しぶりに回ってきた新豆を味見。
 カロリー高いので注意しないと、と思ったら5Gもあってちょっと太りすぎ。余分な脂肪分をカットしようと、古い仕事の資料を処分。
 一方で、ゆっきさんと進めている沖縄旅行(別名「大長編・ユッキえもん」)の話がどんどん現実的に進んできてますます士気は高い。近い将来に楽しい目標があるときっと仕事もはかどる、はず。

 それでも夜は定時でカード切って川崎に買い物へ。
 DVD『東映TV特撮主題歌大全集1』『日本アニメTV主題歌大全集1』を購入。その後待ち合わせてヒロターズと合流する。
 驚異的な創作ペースをもう2ヶ月近く続ける彼女だが、昨日からいつになく創作意欲減退気味。
 新作の感想を口頭で伝えたかったこともあって、先日彼女がオッシーとのデートに使ったというで夕飯。料理をつつきながら、類稀な文才はどんどん伸ばすべきだと主張する。
 もっとも彼女のほうもくすぶる余暇は既に終えるつもりのようで、食事の終わるころには暴力的な文章の再燃を確信。一安心。

 いい気分で家に帰ってPCを起動すると、文字にまみれた女性がここにもひとり。
 同人誌の締め切りで徹夜の続く同志・8spotsより、実質2年ぶりという新作(の制作中のもの)を読ませてもらう。
 マジメに書いているのにトンでもなくデタラメな作品。それが彼女の真骨頂である。
 手段はどうあれ、コイツにしか絶対書けない!って文章のなんてステキなことよ。
 そんな8spotsに「爆竹饒舌体」の称号を与えてみる。意味は私にもよくわかりませんが。

8/19
 お盆明けの初日は台風接近。覚悟して出かけたものの小雨でひと安心。
 しかし、戦いは出社してからだった。
 お盆前の大掃除の際、自分の席の天井にあった冷房ダクトの口を塞いでいたガムテープを外したのだが、ここから出る強烈な冷風が仕事中の私の体に常時打ちつけるのであった。
 そもそもダクトにガムテープが貼ってあったのもこの風を止めるためだったのだが、個人的にはこうやって出口を塞いでから冷房を一層利かせるという非効率な方法はどうかと思い、しばらく頑張ることにする。
 今日は久しぶりの出社だし外も寒いからだと思いながらスタッフジャンバーを羽織って仕事を続けるが、段々寒さがこたえるようになり、結局根をあげてビル管理室に電話して温度を上げてもらう。ここは隣りのビルの地下1階からでないと冷房を調整できないのだ。
 これで快適。と思いきやまた暫くすると寒くなる。またスイッチが入ったようだ。どこからか付けてくれというリクエストが入ったのに違いない。
 冷房が効きにくいエリアの人には暑くなってしまったのだろう。というわけで冷房を使う限りこの寒さとの戦いは続きそう。もしくは先人の知恵(ガムテープ)を使うか。
 ところでお盆明け初日の今日、会社は社長以下、風邪やら体調不良やらで休んでいる人多数。みんなお盆にうかれすぎです。
 でも私はこのまま会社にいると風邪ひくな、ということで今月も早く帰ろうっと。

8/18・海を見ていた
 昔の実家の隣家で目覚めた海水浴2日目。
 隣りの布団を見ると大学時代からマスコットキャラを続けている"たま"が上半身を起こして起きたり寝たりを繰り返している。
 4度ほどして彼女がやっと起きたようなので「おはよう」と話し掛けてみた。他の皆もぼちぼち目を覚ましてきた。
 残念ながら今日は台風のおかげで寒い。起きがてらまーくんと2人で海を見に行くが波は昨日以上に高く、それ以前に気温が低い。やはりとても泳げそうもない雰囲気。2人でがっかりする。
 そのかわりカーツのブレスレットは家の裏庭でまっさんが発見。彼の嘆きの言葉を今日は聞かずにすんだ。
 たまはいつまでもパジャマ姿のままで「お風呂はいりたいなー。でも油つくとやだから料理つくってからはいろうかなー」と大声で悩みながらうろうろしていた。せめて下着つければと思うのだが。その後彼女はヤキソバを大鍋で作ってくれたので皆で食べ、それからもだらだら話したり寝たりしてすごす。
 「常に思ったことを口に出す"たま"ってまるで『サトラレ』(の片桐りん)みたいだ」と言ったら「たまはサトラレか!」と周りが大いにウケる。
 彼女が「声の大きい正直者」だったかどうかはわからないけど、実のところ私自身が(サトラレじゃなくて)"片桐りん"の兆候が大いにあるので、たまを笑えない。8spotsにはいつも「独り言がうるさい。悩むならひとりで悩みなさい。相談するならきちんと話し掛けなさい」と言われてたっけ。人のふりみて我がふり直そう。
 ちなみにまーくんもまっさんもカーツも原作は誰も読んでいなかったので「表紙のしょぼさに騙されずに是非呼んでみて欲しいと強く勧めておく。
 こんな風にだらだらするのも旅行っぽくていいけど、多分実際の原因は全身がだるいからだ。きっと水泳で普段使ってない筋肉が悲鳴を上げているのだ。水泳が全身運動であることを思い知る。でもちょっと泳いだだけでこんなんで、私は大丈夫なんだろうか。
 いつまでも家にいてもしょうがないので夕刻カーツの車で出発。まーくんは嬉しそうに昨日のバーベキューで余った調味料や酒をバッグに詰めていた。「これが楽しいんだ」だそう。私も缶チューハイをもらう。
 台風のおかげで海岸線の道は空いていたが、街はいつもどおりに混んでいた。
 渋滞にぶつかったり迷ったりしながら、みんなでまーくんの家へ行き夕飯を食べる話になるものの、私は辞退。『濱マイク』で有名な?黄金町で下ろされる。
 まーくんの話だと、番組のおかげであのションベン臭い横浜日劇にギャルが日参しているらしい。
 ちなみに今は『少林サッカー』と『モンスターズインク』の2本立てだった(先日の放送にあった『グロリア』と『フレンジー』の2本立ては有り得ないけどいいなぁ)。
 横浜へ立ち寄り買い物。ロフトと無印が入った横浜そごうの様変わりぶりに驚いたりするが目当てのものは見つけられず横浜の街が閉まる。
 DVD『ブレードランナー最終版』『東映TV特撮主題歌大全集2』を購入して帰宅。
 ちょっと歩きすぎたのか、家に帰って夕飯を食べても調子が戻らないので、寝ながら買ってきた東映のDVDを見ることに。
 唐沢なをきが「アニメージュ魂」でオススメしていたシリーズの1本で、1975年以降の東映特撮もののOP・EDだけを延々と観るビデオ。
 75年といえば私は4歳。『仮面ライダーストロンガー』とか『秘密戦隊ゴレンジャー』とか、私はもうばっちりこの世代。
 後半の『宇宙刑事ギャバン』とかになると引退していたのだが、毎週見ていた番組ばっかりでとにかく懐かしい。ついビデオに合わせて歌を歌ってしまう。「こうろぎ'73」の誤植がたまに現れることや「戦隊もののヒロインは演出に困ると?とりあえずプールに飛び込む」など、続けて見るとわかるポイントもあったりしてひとりシアタールームではしゃぐ。
 確かに酒飲みながら同世代の友人と見るのに最適。アニメのやつもちょっと欲しくなってきた。
 はしゃぎすぎたわけではないと思うのだが、観終わってもやはり一向に調子が戻らない。少し元気そうな氷雨君の電話を受けてから、ついに明日になってしまった出社に備えて寝る。

8/17・海水浴
 3年ぶりに大学時代の友人たちと実家近くで海水浴。面子は先週飲んだメンバーから。
 前の実家の隣りにある元企業向け海の家だった民家を借り、最初にきたメンバー4人で海へと繰り出した。
 普段なら浅瀬の潮溜まりでのシュノーケリングをすれば1日浮いていても飽きない光景が広がっている海なのだが、今日は台風接近中ということで大いに荒れていた。
 水は濁って何も見えず、天気も曇り。海水浴日和とは決して言えない天候であったが久しぶりの海水浴を皆で大いに楽しむ。
 今はテレビ番組の制作スタッフとして働く"まーくん"による『アルタードステーツ』ごっこを某検索サイトのディレクター"まっさん"と一緒に真似したり、高波に乗ったりして3時間ほどを過ごす。
 夜はさらにやってきた2名を加え6人でバーベキュー。
 実は今日はまーくんの奥さんの誕生日。サプライズパーティーとして、買っておいたチャヤのケーキを取り出し、皆で堪能する。
 バーベキューが終わるころになると雨が降ってきた。屋内でまったり。
 今日は海に入らなかった"カーツ"が、小笠原でイルカと泳いだときの写真をたくさん持ってきた。イルカだけじゃなく海が絵ハガキのように美しく、青空と雲はドローイングのように溶け合いこの世のものとも思えない美しさにためいき。
 「こんなきれいな海で泳いだ後だとちょっと普通の海じゃ泳げないんだよね」という彼の言葉を、皆しずちゃんやジャイアンになった気持ちで聞く。
 「いいんだ! ぼくだってユッキえもんに沖縄へ連れて行ってもらうもん!」という心の叫びがどこかで響いたのだろうか、深夜酔い潰れていたカーツが起きて騒ぎ出す。小笠原で初めて作ったという銀細工のペンダントを無くしてしまったのだという。彼の表情はまるで最後の日光写真をのび太にだめにされたスネ夫のよう。
 気の毒だとは思うが小さなものだから朝にならないとわからない。諦めきれないカーツは夜の闇へと消えていった。
 夜は酒を飲みつつ堪能。私は少し寝てしまっていたのだがまーくんの「トム・ジョーンズだよ!」とかいう声で目覚めた。
 耳を澄ますとクイーンを演奏してるのがわかる。ブライアン・メイ本人らしい。起きてくるとそれはビデオではなくテレビで、バッキンガム宮殿に何千、何万という観客が集まっている。ロックにはあまり詳しくないのだが、なんかとてつもなく豪華なライブなのは一目瞭然だ。60年代のロックが好きなまーくんは大喜びである。こんなのテレビでやるんだー。
 番組は「女王戴冠50周年記念宮殿ライブ」というものだった。その後出るわ出るわ。オジー・オズボーンにロッド・スチュワートにエリック・クラプトンにエルトン・ジョンにジョー・コッカーがあっさり共演したりする。なんなんだこの豪華さは。演奏も最後まで演奏してくれるので見応えもある。私が起きる前にはブライアン・アダムスやフィル・コリンズも出ていたらしい。あとイギリスのイベントなのになぜかブライアン・ウィルソンまで出るし。
 ジョージ・マーティンの引率で女王陛下がやってきたところへポール・マッカートニーが出て「Her Majesty」を女王に聴かせ、しまいには全員で「ALL YOU NEED IS LOVE」を演奏。
 豪華な共演に感心する反面、ロックって反体制、って時代はとっくに終わってるのだなあ、とも再認識。
 観終わったら4時でした。

8/16・地獄の黙示録 特別完全版
 土日は実家へ帰るので、今日が実質最後の"なんにもない"休みの日。
 いつもの週末のように精一杯洗濯して、干して、と思ったら小雨が降ってきたりして気が休まらない。
 結局今日は家でのんびりすることにして、こんな時じゃないと観ようと思いづらい202分の長編DVD『地獄の黙示録・特別完全版』を、途中2度の会社からの電話を応対しながら鑑賞。
 サントラLPは中学生の頃から何度も聴いてるのに、『地獄の黙示録』の映画自体を観るのは実は初めて。一部の台詞(「なんでヘルメットに座るんだ?」とか「トラダヨ! ウワァァァン!」とか)に聞き覚えがある(会話入りサントラだった)以外は、終始新鮮な気持ちで観る事ができた。
 5.1chの爆音は効果満点。内容も他の戦争映画に比べて実はかなりストーリーがドラマチックなのだなぁとか、確かにマーロン・ブランドはいい加減にして欲しいくらい太ってるなぁとか、マーティン・シーンは息子たち(チャーリーやエミリオ)より美形かもとか、いろいろ興味深かったです。観る前に想像してたよりずっと面白かったというのが正直な感想。
 約3時間半の映画を観ると、あっという間に日は落ちた。先日テレビで録画したシャロン・ストーンの講演を観ながら(『氷の微笑』のオチの真相が語られて得した気分)夕飯食べて、今日は明日のためにさっさと寝てしまおうと思ったら、ふとMSNMを見るとヒロターズが超残業中。
 昨日、花火に無理矢理連れ出した私としてはちょっと責任も感じて激励する。その後、各駅の終電を逃したために最寄の駅までたどり着けない彼女を家まで送りがてらファミレスの夕飯に付き合う。
 今日もこれから新作を朝までに書き上げるという彼女の、一向に止まらない創作スピードに感心しつつ、出版社に持ち込みするか賞でも取ってきなさい、とあくまでけしかけ続ける私なのであった。

8/15・大田区花火大会
 今日は大田区の花火大会(正式名称「大田区平和都市宣言記念・花火の祭典」)なのだが、当日になっても誰とも行ける計画は立てられなかった。
 仕方ないので最後の手段を使うことにする。
 仕事が忙しいと花火鑑賞を断念するといっていた勤務中のヒロターズにMSNMで話し掛ける。「そろそろ上司に腹痛を訴えるのにいい頃だ」
 その後も執拗な悪魔の誘惑の末、まんまとヒロターズを誘うことに成功。彼女は「ずっと誘われていたので、KENさんも誘ってください」という。しかしKENからは今朝「私と2人で観るくらいなら今日は実家に帰ることにするよ」と言っていた。
 最悪は実家から直行してもらおうと、ダメ元で電話すると、暑さのため出るのをためらっていたKENを東京で無事確保。これで無事花火大会へ行くメンバーが集まった。
 時間まで劇場版『ぼのぼの』(名作)のビデオを観て感動して過ごし、その後KENを蒲田へ呼びつけてから、私は近所でレジャーシートを買って自転車でヒロターズの家へと向かう。
 彼女は先日一緒に川崎に行った時に買った浴衣姿で現れた。団扇と下駄は8spotsがプレゼントしたやつだ。和服を着こなせるヒロターズだけあって、彼女の浴衣姿はシンプルでいて美しい。
 嗚呼、花火に浴衣! なんかとっても夏なのである。もうこれだけでときめくには十分だ。
 ところがKENが集合場所に現れない。やっと連絡がとれたら、京急が混んでいて電車に乗りたくないといっている。
 とにかく六郷土手までなんでもいいから来いと伝え、ヒロターズと2人で手に手をとって花火大会の会場へと向かう。
 途中でビールを買い、通りかかったマンションに念を込め、六郷商店街の中華屋で焼きそばを買っているとうまくKENと合流できた(結局蒲田から歩いてきたそうだ)。気合入ってる。会うなりKENに「ほら、ヒロターズ!」と、彼女の浴衣姿を強調してみせたが、KENは既に暑さと疲労で朦朧としており「あ。うん。」とぼのぼののような返事が返ってきた。アライグマくんならきっと蹴っ飛ばしていただろう。
 花火の開始時間にはまだ間があったが、河川敷にはびっしりと客が詰め掛けていた。
 座るところがもう無くなっているのではと冷や冷やしながら場所を探すが、意外とすぐに座る場所は見つかった。悪くない場所に3畳敷きのシートを広げ3人で座る。
 私は大田区民になっても5年ほどになるが、この花火大会に来るのは初めてなのであった。「散歩の達人」によると40分間で5千発の花火が上がるとある。同日同時刻にある三崎の花火大会は1時間で2千2百発だそうだ。数字で見る限りでもスケールが違う。
 昨年から見ているヒロターズは「とにかく凄いんです。ヤケなんです。多分この花火職人はDQNじゃないかと」とか言うので口を塞ぐ。
 ところが花火が開始すると、ヒロターズがそう言うのもわかるほど、そのスケールのでかさに息を飲んだ。
 まず、花火をあげるところが横に4箇所あるのだが、その4つがそれぞれ別の花火大会をやっているくらいの勢いで花火が打ち上げられるのである。だから、空にはほとんど常に4つの花火が打ち上がっている。やりすぎである。
 もう一度はじまると、間髪がほとんどないので空を観続けるしかない。圧倒されまくりである。
 背後ではヒロターズが「キタ----ッ!!」と大騒ぎ。花火が1発上がるたびに子供のように大喜びしている。目なんかキラキラしてるし。
 しかも彼女の歓声は「ウンゲロメッパ」のflashの声にそっくり。頭の中にいくつものAAが浮かぶ。
 さらに彼女は、わかってやってるのかどうかわからないが、その後も「すごい!」「ああん!」「そんなに!」「もっと!」「ああ、もう許してー!」とためいきまじりに叫び続ける。
 KENから「ヒロターズの歓声はなんか……その、色っぽいよね」と恥ずかしげにツッコミが入っても全く意に関せず、最後まで艶っぽい歓声を上げていた。
 花火というのは夜空に光の花を観賞する「黒字に白」なものだと思っていたが、大田区のクライマックスは数十発のしだれ花火で空を真っ白に染め上げた後に、さらにそこへ花火を上げて見せるという「白地に赤」。前代未聞の光景である。最後まで圧倒され続けた。
 40分間のイベントはあっという間に終了。民族大移動のように人が駅へと去っていく間、我々はしばらく芝生でまったりすることにする。
 ビールで乾杯の後、焼きそばを突付きつつ、大田区花火の素晴らしさを3人で語り合う。実は3人とも大田区民、高い区民税払っている甲斐があったというものだ。
 回りも公然とキスしあうアベックばかりになってきたので、我々も去ることに。ヒロターズの家の近所の居酒屋で飲み直し。
 ビールを飲んでから暫く歩いたためなのか、全員かなり酔いが回っている。ヒロターズは明日も仕事なことだし、ほどほどにして解散。浴衣とお別れ。
 私は家まで帰ってから、水をガブ飲みしながら3時間ほどばたんきゅーでした。

8/14
 当初は中学時代の友人を集めて、と思っていたが最終的にゆうちゃんひとりが家に遊びにきた。
 よく晴れた外を眺めつつ雨戸を閉めてエアコンを点け、2人でDVD鑑賞。ゆうちゃんも最近5.1chのシステムを導入したらしく、私の家に遊びに来た客から、にわかAVファンが確実に増えているのが興味深い。
 ちなみに彼も『アメリ』のDVDは買ったそうで、私の周りではほとんどあのDVDを持っている気すらする。
 さて、最初に観たのはなぜか『ダイ・ハード2』
 1と3はアメリカのテロ事件の"みそぎ"が終わった頃に立て続けにテレビでやっていたので2だけ久しぶりなのだ。
 先日出たアルティメットエディションの高品質を楽しもうということだったのだが、確かにスクウィーズ&dtsはなかなか堪能できる。
 お互い何度も観ている映画なので談笑しながら観ていたのだが、今観ると新しい見え方がある。
 まず最初に落ちるイギリスの旅客機の機長がコーム・ミーニーだったこと。エンタープライズ号やDS9の転送主任&機関主任の先祖が旅客機の機長ってのはよくできているオチだ。
 もっともその後の『沈黙の戦艦』ではテロリスト側に転身してたけど(無敵のセガールを唯一追い詰める役)。
 あと、新ターミナルへ続く通路で待ち伏せしているテロリストの中にロバート・パトリック(『ターミネーター2』のT-1000役)が。流動体になれないと結構弱いらしい。
 後は「燃料が少ない旅客機が落ちてもあんなに大きな爆発はしないから、あそこの台詞は『もっとも燃料の少ない旅客機はどれだ』じゃなくて『多い』にしたほうが良かったのでは」とか、1年前あたりに知ってしまった変な予備知識が映画を楽しむ邪魔をしたり(苦笑)。
 その後、特典ディスクにある没シーンや『裸の銃を持つ男』や『千と千尋の神隠し』の冒頭のみを観たりして、続いて観たのは『ピストルオペラ』。何度観ても楽しいなあ。
 その後、ホントはZAPが行きたがっていた、おなじみの焼き鳥屋へゆうちゃんを誘う。
 今日は男2人。ゆうちゃんも"あれ"から丸1年なので、古傷をちくちく突付いてみたりして、多分今付き合っている中で最も古くからの友人との酒を楽しむ。

8/13
 朝から猫と戯れながら、昼過ぎに実家を後にする。
 途中の本屋で『モデルグラフィックス』の先月号で「ワールドタンクミュージアム」特集をやっていたので購入。にわか戦車ファン。ああ無性に『千年帝国の興亡』やり直したくなってきたぞ!
 同時に鬼魔あづさの『おじさん以上恋愛未満』の、描き直しが激しすぎて前出たのと別物になっていた2巻も買った。そういやこれの1巻を、結婚するから身辺整理にといって私に譲ってくれたのは避難民さんでしたね。……って何が「そういや」なんだか。
 そのまままっすぐ家には帰れず、品川で私の元マスター・りえ御姐様と合流後、護国寺にてお仕事モード発動。N雲大明神がおいしそうにチョコレートパフェをほおばる様子をA山さんと眺めながら無事に仕事終了。
 有楽町ビックで『GO! GO!チアーズ』という映画のDVDが980円だったので購入。同じくソフマップではドリキャスのキーボードの欧州版(テンキー付だがひらがながない)が199円だったので購入。この位なら散財にはならない……わけはないか。
 帰宅後、実家から持ってきた古い「ゲーメスト」をスキャンしながら久しぶりのHP更新作業。あと恒例の氷雨君の人生相談。

猫1  猫2
おまけ・実家の猫。


8/12・カーペンター's
 お盆休み中に実家へ帰るタイミングがあまり無いことに気付き、急遽実家へ帰ることに、といっても隣りの県なのですぐだけど。
 途中CD屋で『ゴースト・オブ・マーズ』のサントラを購入。実家には自分の部屋がないので居間で聴く。
 相変わらずの単調なカーペンター節に、アンスラックス(懐)とスティーブ・ヴァイの共演。もうどこを聴いても70〜80年代。まぁ、CGもほぼ使ってない時代錯誤なSF映画のサントラにはこれがベストマッチ、っていうか監督が音楽やってるんだからマッチして当たり前。
 あと中原昌也の物凄くわかってるライナーは、カーペンターファンなら自分の気持ちを代弁してくれてる! と感動すること間違いないので是非国内版を買ってください(っていうかこんなCD買う人いないか)。
 そんなこんなで居間で悶絶していると父が「バカだなぁ」とウケていた。大学の講義で『タモリ倶楽部』の特番「空耳アワード」をビデオ上映する父は、最近は自分の気に入った映画を生徒に見せるため、廉価ワゴンから見つけて買ってくるのだが、今日は「この前『ゴーストハンターズ』を買ってきたよ」という。父さん、それ私も先日DVDで買いました。イヤな(当人としては最高の)親子シンクロ。
 家族で『私立探偵・濱マイク』を観る。欠かさず観ているがいつもイマイチなこの作品。視聴率も苦戦している模様。しかし岩松了監督(東京ヴォードビルショー)の今回は、家族3人一致で「今までで一番面白かった」。ちなみに先週の青山真治が最悪だったというのでも一致。

8/11・劇画オバQにはならない者達
 夕方より大学の旧友たちと横浜で飲み会。
 今日会う7人の友人は、最近会った人でも2年ぶり位で、久しぶりの再会。ぷち同窓会状態だ。
 私が大学を卒業して早くも8年半。18で入った私が既に31歳だ。もはや中年へと足を踏み入れる年齢のはずなのだが、今日会った皆、恐ろしいほど変わっていない。しかも外見だけではなく中身も。男も女も。年齢不詳過ぎ。
 旧友と会うことで精神年齢が当時にタイムスリップするということもあるが、むしろ本当に成長してないのではないかと思えるほど、話す内容もじゃれあうしぐさも何もかもが8年前と同じ。美大で好き勝手なことをやって、そのまま大人になっても好き勝手やり続けた結果なのだろうか。
 参加していない友人たちの近況も最高であった。
 ロバート・フリップ(キング・クリムゾン)に傾倒していた自称・和製ニコラス・ケイジのみっちゃんは、プログレバンドの作曲兼キーボーディストをやっているそうで、先日のライブでは1曲20分の演奏を行ったそうだ。
 役者志望のたくちゃんの最新出演作は昨日の「土曜ワイド劇場」。ドラマ冒頭に登場する水死体の役だ。大島さと子に消火器で殴られて死ぬ名演(あっネタバレ)のおかげで新聞にも名前が載っていた。
 他にもアラビア?の美術商をやっているげんちゃんの話など、まるでドラマの続編「あのキャラは今こうなった」というような、嘘みたいにベタベタな将来を送っていてちょっと感動的ですらある。
 来週、私の地元の海で海水浴をする約束をして、終電で帰る。
 家に帰ってPCを起動すると、悩める青年・氷雨君がサインインしてきた。例によって今日も悩みをかかえる彼に檄を飛ばすと、会話の中で彼も自分なりの理想や考えがまとまったようだ。
 彼の今の年齢がまさに私の大学4年の時の年齢。やっぱり私もあれから少しは成長したということなのかな(笑)。
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