2003年最初の日記。いきなりDVD買いまくり。

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1/1・マイノリティリポート
 深夜からの眠りは早朝のKENからのどうでもいいメール着信音で目覚めさせられた。
 元旦の朝の初めてのチャットの相手は8spots。今年もよろしく、と挨拶。
 洗濯機を回しながら、もこなさんの愛情こもった(と勝手に解釈させてもらっている)おせち料理で元旦の朝食。今年も栗きんとんが食えるとは。ありがたいことだ。
 年賀状もいくつか届いていたが、親戚からのものは両親の親戚ともすべて宛先は私の名前だけしか書かれていなかった。私は親にしか離婚する件については話していない。素早い情報網に感心しつつ、皆知ってるとこちらから言い出しにくく、もちろん向こうから聞いてくることも無い訳で、明日の親戚同士の新年会はさぞかし居心地が悪いだろうと今から戦慄する。
 ともかく食事の腹ごなしに昨日の日記を書いていると、書くことが多すぎて午後も遅くなっていた。日記書いて終わる元旦もさみしいので適当に切り上げて『マイノリティリポート』を観にでかける。
 その移動途中でヒロターズから「明けまして・人生最大のピンチです。水道が止まりました」という嘘みたいなメールが届く。元旦早々、昨晩私が彼女に与えてしまった試練だけでは終わらせてくれないのか。
 昨晩見せてもらった「携帯運勢占い」では彼女はかなり良かったことを思い出して苦笑しつつ、とにかく最後はハッピーエンドになるのを加害者のひとりとして祈ることにする。

 さて映画のほうは、なんだか子供の頃が懐かしくなるほどの典型的スピルバーグ映画であった。『トータルリコール』と同様の方法、原作の続きのような"ディック風味付けをした"オリジナルストーリーもファン大喜び!……と手放しで絶賛したいところなのだが、残念ながらスピルバーグ映画であることが仇になっていた。というのも、判り安すぎる説明的な伏線や台詞が多すぎて、先の展開がミエミエなのである。どんなに危機的状況に陥ってもハラハラしないし、大きなどんでん返しがあってもドキドキしない。
 出来のよいアクションSF映画としては及第点はあるのだが、この脚本なら別の監督にやらせたほうが、全体の質はB級にはなっても、ディックの小説を呼んでいる時の、どっちが現実なのかと混乱していく混迷したドラマができたような気もする。高望みすぎ?
 スピルバーグ映画であることを特に実感する、「ラストのとって付けたような『プリコグ3人は幸せに暮らしましたとさ』というナレーション」は、最終版じゃない『ブレードランナー』へのオマージュでしょうか。

 なおヒロターズの家の水道は、何者かによって元栓が閉められていたのだということで、陽が暮れる前に解決したそうだ。彼女の人生のほうがスピルバーグ映画よりハラハラさせてくれる。

1/2・夢
 親戚宅で行われる新年会のために外出。
乗換駅である上大岡のヨドバシでは今日が今年初日。昨日川崎ではDVDのワゴンセールをやっていた(『アタメ!』を1200円で購入)ので、何かめぼしいものがあるかも? と覗いてみたのが運の尽き。上大岡店ではなんと棚1個分で大安売りをやっていた。
 お恥ずかしい話であるが、根っからの貧乏性な私は、ワゴンセールで気になるものがいっぱいあって目移りする"夢"というのを見たことがある。黒澤明があんなに面白い夢を見ているというのに私の夢ときたらなんとスケールの小さいことよ! ともかく目が覚めた時にむなしい夢ナンバー1に挙げたい。
 流石に今朝はこんな夢を見た覚えは無いが、今の状況はまさに正夢。「初夢大売出し」というのはこういうことを言うのかとひとり納得。
 しかし私はこれから親戚の家へ向かい、しかも遅刻気味ときている。あんまり大きな荷物で現れるのは大変カッコ悪そうだ。悩みに悩んで選んだのは、アトランティスのこころ、殺しのベストセラー(各800円)、勝手にしやがれ、気狂いピエロ、フロム・ダスク・ティル・ドーン(各1000円)、テルマ&ルイーズ特別編、キリング・ミー・ソフトリー、フレンチ・コネクション2、乙女の祈り(各1200円)、ガールファイト(1500円)。以上10枚。鞄にすべて入った。
 結局長い時間選んでいて、新年会には大きく遅刻。
 夜、両親と共に実家へ。深夜、母とまったり話をして、やはり世の中の人というのはわかりやすいものを求めているのだなあと思う。
 なお一部心配されているようなので伝えしますが、私どもは夫婦は辞めましたが友人関係は継続しております。呆れてもいいけど、できればこれからも仲良くしてねっ!

1/3・足の皮
 実家近くの神社で初詣。客は私ひとり。
 去年初めて利用したこの神社での初詣の効果があったのか、昨年はなかなか良い年であった。そこで昨年の105円賽銭に上乗せして155円賽銭を入れてみる。

 午後から一昨年の春に亡くなった友人・こーじんの墓参りのため鎌倉へ向かう。同行者はゆうちゃん、SAKU、"医者"ことT谷とうちの母。待ち合わせ場所のケンタで外を眺めると霰が降ってきて途方にくれるほどの寒い墓参りとなった。
 日本酒を墓石にかけてから彼の家に挨拶、歓談。母とは駅で別れ、残った4人に後から合流したT谷の妻・チアキさんを加えて居酒屋で近況報告。
 それぞれ、少しかわった職についているので、特殊な職業ならではのエピソード披露の近況報告になったが、なんと言っても面白いのはT谷夫妻だ。
 子供の産み分けとして世の中で言われている様々な方法、例えば排卵日のセックスとか、なんか特殊なゼリーとか、うちの会社でまことしやかに囁かれている「電磁波の影響を受けると女児が生まれやすくなる」ということなど、どれも科学的・医学的根拠が何も無いこととか。確かにそりゃそうだ。女の子欲しい両親はブラウン管かかえて生活するよな、きっと。うちの社長とか。
 話題はいつしかチアキさんによる夫の「言っても直してくれない奇行」の暴露大会になった。残り3人がみのもんた。
 こんな寒い日にジャケット1枚で過ごしているT谷は、ホントはコートを何着も持ってるのに「重いから」と着たがらないことに始まり、人の命預かる者としてその清潔に対する感覚どうよ?と思われる、こんなマイナーな日記であっても書くことがはばかられる医療現場の実態をいろいろ聞く。
 そして最後に、チアキさんは席を夫の隣から、わざわざ向かい側にいる私の隣へ移動、身の安全を確保してから言った。「これは一番困ってるんですが、直してくれようとしないんです。彼、足の皮を食べるんです
 一瞬言葉を失う我々に、話を続けようとするチアキさんであったが、夫は「体を半分沈めて、テーブルの下から妻へ蹴りを入れる」という、小学生のときから何一つ変わっていない暴力を持って会話の継続を阻止、夕方の居酒屋の中央での奇行の実演により、その後詳しい話はされぬまま店を出ることになった。
 帰りの電車の中、SAKUとふたりで、中断してしまった話題の続きを想像する。「皮ってやはり指だよね」「むしって食べるのかな」「それとも中国雑技団のように指を直接口まで持っていってかじるのだろうか」「アタリメのように焼いて食べるとか」「となるとしばらく集めておいてから」……話題は尽きない。
 この件に関しては年内に更なる真相の追究を望むところである。後は頼んだぞ、ジャーナリスト。

 極寒の中帰宅。買ってきた10枚のDVDの中からまずは、映画『バイオハザード』で裏主人公と言われていた恐いネーチャン、ミシェル・ロドリゲス主演の『ガールファイト』を観る事にした。
 話の骨子は典型的青春映画なのだが、高校生の女の子がボクシングを覚えていくという過程の空気の生々しさが新鮮で、先日まで『あしたのジョー2』に浮かれていた私には心ときめくものが。dtsで響くパンチ音の重い響きもなかなか。
 ただ、この映画を観る上で一番の問題になったのはエアコン。準備を含め3時間点けっ放しにしていたのに、結局一度たりとも温風を吹いてはくれなかった。プロジェクタ部屋のイスの上でガタガタ震えながら映画を観る私。アホみたいだ。

1/4
 朝からイアン・マクノートンの訃報に驚く。『空飛ぶモンティパイソン』で数多くの監督をしていた人である。合掌。しかしこんなマイナーな監督の訃報をよくぞ載せてくれた朝日新聞。
 で、今日は外は寒いし、貯まりすぎたDVDを2本消化。
 1本目はアントニオ・バンデラスが初々しいスペイン映画『アタメ!』。マゾ映画かと思ったら思ったより普通、かな。ストーカーという言葉も無い時代ならではのオチに驚き。ヒロインのビクトリア・アブリルはこのとき30歳位なのだが顔が幼く、ロリ属性ある人には刺さるかもしれない。私とか。
 2本目は『フロム・ダスク・ティル・ドーン』吹き替え版。
 この映画がバカ映画としていかに素晴らしいかは今さら語るまでもないが、本作のDVDの吹き替えがこれまた素敵だ。ジョージ・クルーニーを野沢那智、そしてタランティーノを広川太一郎。タランティーノのアホらしさが2倍増しに。
 一方、本作でなぜか一人三役しているチーチ・マリン(チーチ&チョンの片割れ)。どこかで見た顔だと思っていたら、『刑事ナッシュ・ブリッジス』でドン・ジョンソン扮するナッシュの相棒・ジョーじゃないか!
 チーチ&チョンはかつてマリファナギャグで一世を風靡したコンビ、という知識くらいしか無かったのだが(観たのは『イエローパイレーツ』程度)、「ナッシュ」で毎週観てたあの人だったとは。おかげでそのチーチと主人公役の野沢那智(ナッシュの声)が絡んでるのが妙におかしい。

 2本観終わるとヒロターズのお誘いで今年初ロイホ。オニオングラタンスープ。
 彼女の書く文章の軽さやテンポの良さは、筒井と東海林さだおと青木雨彦のブレンドだねという話。私は3人の文章をそんなに読んでいるわけではないけど、割と言い得て妙ではないか。理由は簡単。やはり文章は読んで学ぶから、子供の時から読んでる本にそのまま影響されてるというだけだ。だから私ももっと"面白い"文章をたくさん読まないとどんどん引き離されるわけ。日記もどんどん長くなるわけ。
 で、帰りに久しぶりにブックオフへ行くが、手にしたのはやっぱり漫画だった。でも収穫もあって、数年前探していたSABEのデビュー作『天使たちの午後II』のコミカライズ本を発見。噂通り全然SABEらしくないのがおかしくてもちろん購入。
 一緒に買ったのがよしながふみの『月とサンダル』(ボーイズラブ系)、手塚治虫の『リボンの騎士』だったので、レジに出すときに頭おかしい組み合わせになっていた。その通りだから仕方ないけど。

1/5・生臭坊主2
 昨日はつい深夜映画の『バルジ大作戦』観出してしまい、寝たのは5時。
 眠い目を擦りながら目覚めた冬期休暇の最終日は、昨年に続き小学6年時の同窓会兼新年会だった。
 鎌倉の恩師宅に男女10人程度が集まる。夕刻、食事をしに場所移動という段になってからコウチャが現れた。いつも場を盛り上げも盛り下げもする友人で、浄土宗の寺の坊主をやっている。檀家回りをしてきたという彼は、すでに少し赤ら顔に見える。
 私が会費を割り勘で集めているとコウチャが「俺も出す」という。遅れてきた彼は何も食べてないので断るが、「まぁ、せっかくだからこれ受け取っておいてよ」と、ポケットに入っていた小銭を一握り差し出した。くれるものは拒まないので素直に受け取ることにすると、10円や1円の多い小銭ばかりが数百円あった。「これ、今来る時に賽銭箱から出してきた分なんだ」。
 相変わらずとんだ生臭坊主である。
 
 食事は昨年と同じく二楽荘へ。年に一度しか食べられないような豪華な中華料理に舌鼓を打つ。
 鱶鰭スープ、車エビのパイナップルマヨネーズソース和え、北京ダック、海老チリソースかけ、炒飯などなど……全部美味いけどこんなに食べられません(でも杏仁豆腐は2皿食べたが)。
 コースで頼んでいるのに「これいくらなんですか?」と店員に絡むコウチャ。今日も、猪木と巨人と長島と吉川晃司とクラスメイトの話を30分ほどの周期で繰り返し話していた。その向かいでは、「占いで結婚相手はねずみ年が良いっていうんだよ」と19歳の女の子を探しているナオタが、1歳10ヶ月になるシホの子供に競馬の馬の名前を教えていた。彼は現在、教職につく小学2年生の担任だ。
 聖職など存在しないということがわかってもらえたであろうか。

 横浜で、壊れたビデオデッキ代替機、DVD(グレート・スタントマン、ワイルドバンチ、続・姿三四郎)、それから『電脳なをさん』5巻を買って帰宅。
 『ケンタッキー・フライド・ムービー』を15年ぶりくらいに観たが、寝不足のせいかそもそもの問題なのかあまり楽しめず途中でウトウトしながら観る。でもこういうとき目をつむっても内容がわかる吹き替え版は便利。

1/6・ぼんやり
 うりうりの席にうきうきが引っ越したりしてる始業の日。
 仕事も今日は手早く済ませ、帰ることにする。家に戻る前にからっぽの冷蔵庫の中身を満たさないと、と近所のスーパーに寄ってみたところ、昨年早くに卒業した同期・イワイの旦那に出会う。就職活動中とかで向こうもいろいろ聞きたいことがあるようで相談に乗っていたら、買い物カゴ持ったまま通路で立ち話1時間。俺らおばさんかい! すっかり調子が狂ってしまった。
 昨日の残りの炒飯とか食べてからDVD『キリング・ミー・ソフトリー』を鑑賞。
 『フロム・ヘル』では娼婦役だったのにまったく露出の無かったヘザー・グラハムが終始脱ぎまくりヤリまくる映画。女性向けには、プリンスをビッグライトで拡大したようなジョセフ・ファインズがスケベ顔をいつもの2倍増しにして活躍。それ以外は特に特徴のないサスペンス映画。
 クライマックスへと至る犯人の行動がミス連発で「おいおい、それはどう考えても見つかるだろ」とゲラゲラ笑ってしまった。でも『フロム・ヘル』での欲求不満はこれで解決できる、かな?
 特典映像のインタビューでは、初めて欧米の会社の下で映画を撮った陳凱歌監督(中国人)が「欧米のシステムだと監督には1日6時間しか撮影時間を与えられない。しかもその上イギリス人ときたら協会の規定とか言ってティータイムをきっちり1時間とりやがるんだ」というようなことを言っていた。やっぱりイギリス人って面白い奴らだ。
 最後に、寝る前に読んだ朝日の夕刊に載っていた、新藤兼人(90)と吉行あぐり(95)の対談が結構面白かったので一部を書いてみる。

新藤 ああ、一人暮らしは自由ですが、みじめでもある。孤独です。
吉行 私は娘2人と同じマンションですが、別の階。娘をそばに置いて「ああして、こうして」というの、嫌なんです。
新藤 お3人が独立されている。三権分立。それがいい。一緒にいると、「コーヒーいかが」といわれれば、飲みたくなくても「ああ、飲む」などといって、かえって不愉快になる。独りでいれば、そういう煩わしさはないですね。(後略)


新藤 僕は一人なので、夕食後は自由なんです。1時間ほど、ぼんやり、何かを思っていることもある。父母のこと、仕事のこと。ほかの人がいると、これができません。ぼんやりしていると、「どうしました」と邪魔が入る。一人暮らしの楽しみは、ぼんやりじゃありませんか。
吉行 文章を書かれる方だから、ぼんやりがとくに有効でしょうね。
新藤 お寂しいでしょ、といわれるが、本当はあんまり寂しくないんですよ。


 「なるほどその通り」と思いました? それとも「こういう達観は90過ぎてからでいいよ」と思いました? 私はその前に、新聞に載ってるような年長者の声に自然と耳を貸すようになった自分が年取ったと思いました。

1/7・青木雨彦風
 別にすべてを計算ずくで行っていたわけでもないのに、
「5万円の追徴金がかかります」
 と言われたときには
「しまった」
 と言ってしまった。人事部の友人とわたしの会話である。
 この度、扶養家族が無くなったことで年末調整還付金に再調整がかかり、返ってくるどころか足りなくなったのだ。
 私が届を出したのは12月31日。1年以内に出したものは1月1日だろうと12月31日だろうと同じで、わたしは去年は
「扶養家族はいなかった」
 ことになるのだそうだ。杓子定規的だがそういう決まりなら仕方がない。
 仕方ないとわかっているのに、根がミミッチイわたしはそこで、
「ああ、届は1月1日に出せばよかった」
 などという気持ちがよぎってしまったのだ。せっかくの高くあろうとした志が台無しである。
 そもそも、
「1月1日に結婚しよう」
 というのも
「12月31日に離婚しよう」
 というのはどちらもわたしの案であった。
 税金に詳しい人なら、これがどちらもうまくないのはすぐにわかるだろう。むしろ気にするなら
「どっちも逆にしたほうがよい」
 と答えるはずである。
 でも、それをできないのが記念日意識なのである。
「1月1日ははじまりとしては最適」
 とか思ってしまうのである。
 では、この特別な日を記念日にすることで、後の人生を豊かにしてくれるかというとこれがまたそうともいえない。
 これから結婚する人も多いと思うので、わたしの短い経験をもとにいわせていただくと、1月1日を結婚記念日にしていいことはない。
 最初は
「日本中、世界中の人が結婚記念日を祝ってくれるようで素敵ではないか」
 などと思ったのであるが、それが誤算であることに気付いたのは翌年の結婚記念日であった。
 その日、わたしが最初に妻に言った言葉は
「あけましておめでとう」
 だった。
 そうなのだ。生まれてからこのかた、1月1日といえば
「元旦」
 なのだ。私の生まれる前からこの日はおめでたい日なのである。
 だから
「あけまして結婚記念日です」
 などとはもちろん言わないし、お祝いするのは普通だし、外食しようにも店は開いてないし、むしろ正月気分などといってボンヤリしたりしてしまうのである。
 年中ボンヤリしているようなわたしは1年経って、
「実は、記念日を1日ソンしているのではないか」
 ということを気付いたわけである。
 今さらだがこんなことを思い出した。小学校のクラスメイト、サトウアキラ君は誕生日がクリスマスであった。そこでわたしは
「それでは君は、クリスマスに誕生日のお祝いもあるから2つのプレゼントをもらえるんだね。実にうらやましい」
 などと言っていた。
 わたしは当時からノーテンキで浅はかな人間であった。
 今もまだそのノーテンキさは続いているらしく、こんな文章を書きながら
「それでは次に結婚するなら、何日にするのがもっとも素敵であろうか」
 などと考えてしまうのだ。

1/8
 年始に買ったものの、台所に置いたまま放置してあったシャープのビデオデッキの箱をやっと開封。2台まとめて仲良く壊れてしまった居間のデッキには引退いただくことに。
 故障した1台目は実家で最初に買ったVHSHi-Fiデッキ。もう10年以上使ったことになる。三菱製。"ノイズ イレース スピードサーチ"が売りで、CMでマドンナを使っていた、と思い出すとかなり懐かしい。もう老衰といった感じである。
 故障した2台目は、実家を出たときに買った東芝のデッキで5年選手。こちらは別れは突然に。
 なお、今回買ったデッキと1台目とを比べてみると、大きさは半分、重さは体感1/4くらいになっている。技術の進歩が一目でわかるが、寿命もどんどん短くなってきているのも確か。
 で、せっかく繋いだものの、テレビ観るのもビデオ録画するのもプロジェクタ部屋になっているため、このデッキはあまり活躍しないかもしれない今の生活であった。

1/9
 社内ネットで調べられる自分の個人データを参照したところ、私が今期中に消失する有給休暇の日数がまだ12日以上あった。1ヶ月に4日休んでも使い切れない計算だ。今期は積極的に休んできたつもりだったのに、と毎年この時期になると後悔している気がする。沖縄行きたいなあ。
 せめて毎日の時間を有効に、と今日は文字通りの定時に会社を出る。そのまま寄り道せずに家に帰ると、まだ19時の『ポケモン』をやってる時間だった。なんだか得した気分。
 それでも夕食後に(テレ東の『レイダース』点けながら)HPの更新作業のための写真撮影を行っていると、あっという間に深夜。家に帰ってから寝るまで7時間以上あったのに。なんだか損した気分。

1/10
 朝、NHJからmovixが届く。
 昨年購入したNHJが最初に出した動画デジカメ・movi。買ってからずっと酷い目にあい続けた。
 だって、録画しても再生する前にデータが壊れるんだもの! そんなカメラいらない!
 横浜ドリームランドの最期の模様、そしてはじめての沖縄旅行。あのときの絶望感、敗北感については当時の日記で書いた通りだ。
 とにかくこの機械に関してはもう全く信用できない。でも返品できない。ということで別の機種と交換したいという希望を出していたのだが、この度受理され、先日発売された新型と交換してもらったのだ。
 使用レポートはまた後日であるが、同じメーカーの商品だしあんまり期待しないでね。
 今日はあと夜にヒロターズと寿司を食べたが、もう何を記念して食べたのかはよく覚えていない。後付けだし。
 帰り道、「イッパイ キッケッテー♪ イッパイシャベレール♪ ノバナラ!」と何度もリフレインして歌い続けるヒロターズを見守る私であった。そんなに似てるかなあ。私の顔AA→( ‘ Θ‘)
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