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元旦であるが、初詣はすでに済ませているので今日することは映画を観に行くことに尽きる。 というわけで昼起床で2本観ました。 『ファインディング・ニモ』 積極的にではないのだが、実は『トイ・ストーリー』2作と『モンスターズ・インク』の3本を映画館で観ている。その私にとってのこれまでのピクサー映画は「よくできてるし面白いけど万人向けなので物足りない」というディズニー映画(タッチストーン映画)すべてに当てはまる範疇を抜け出せずにいたのも確かだ。ところが今回は題材が海中である。私が1年に一度だけ行う魂の洗濯のフィールドである。というわけでこれを期待しないわけにはいかない。 長い長い30分はあったのではないかという予告と前座を終えてやっと始まった本編は開始5分も経たないうちに場面に引き込まれ、涙するという前代未聞の滑り出しとなった。 とにかく海とその生き物たちの描写にストレートに魅了された。海の微妙な透明度というか視界の奥行きが実にダイビングのときの印象に近く、もちろんあんなに軽快な動きなんてできないんだがダイビングしてるときの心のときめきを少し思い出させてくれる体感度合いのある映画になっていると思う。まあダイビング初心者の言ってることだけど。 というわけで大変感動しました。ピクサー映画として初めて素直に楽しめた。ただもしかすると私がジジイになったことによる心の琴のもろさによるものかもしれません。なお、観たのは吹き替え版。アニメは吹き替えだよなあ! 蛇足だが、ピクサー次回作の予告に流れている音楽がなぜか『女王陛下の007』! 名曲。ちなみに今回のアレンジには入ってなかった(と思う)が、このテーマのイントロって『スペースインベーダー』のBGMがパクったんじゃないかとか思ってたりするんだけど、考えすぎ? 『ラストサムライ』 奇しくも2年連続で元旦にトム・クルーズ映画を観ていることに上映中はたと気付いた。私にとっての寅さんみたいなものになったりして。 映画のほうは噂&期待通り「渡辺謙かっこいい! 腰のひけてない西洋人の剣術できるトム素敵!」の部分は大いに納得・満足。合戦シーンもなかなかカッコいい。 ただ、どうにも他の人と違う感想になりそうなのが、これはある意味コメディ映画であるということ。昔山田五郎さんがやってた「奇妙な果実」で特集してもらって欲しい「勘違い日本ギャグ映画」の典型的な1本だと思います。 だってまず、冒頭の「侍は刀が命なので鉄砲は使いません」っていうところで、すでに「こういう世界観なんですよ。わかってくださいよ」と言われているのだと思う。つまりこれは『キルビル』の「日本の旅客機には刀ホルダーが付いてる」と同じレベルの映画であると前もって理解するべきだと。でもそれにしては映画館でギャグシーンにゲラゲラ笑っているのは私だけだったんですよ。『パールハーバー』(未見)でもこんなだったのかなあ。 でも、だって、突然畑の真ん中で流鏑馬やってるってのは普通笑うところだと思うんですが、どうなんですか? あの劇中どこにでも出てくるオブジェ「鳥居」の存在は、『フライングコップ!』で言うところの「フランク・ドレビンは車を止める時必ずゴミ箱にぶつかる」というのと同系列だと思うんですが。 ただ、普通のコメディとしてだけではなく「武士道を持つ日本人は素晴らしい」という、新渡戸稲造が「武士道」を読んだ諸外国人の感想をストレートに映画化しているところは興味深かったのも事実。 世界へ向けて(あとそれを逆輸入した日本人自身の心にも)日本人賛美を行っている点では、昨今の日本バッシングと、「この国サイテー」って国民みんなで思ってるこの国内のご時世においてはかなり意義があると思う。ただ、お話全体のワンダー度合いは和風ファンタジーと同じく、根本的なとんちんかんさに目を瞑れる技術はいると思う。 あと日本人キャストも、実にアメリカ映画っぽかったのは気にならなくも無い。小雪のステレオタイプらしさは工藤夕貴を超えられると思ったし、真田広之は『宇宙からのメッセージ・銀河大戦』以来全然かわらないオーバーアクトが、これまたアメリカ人の好む日本人の演技っぽい気がしたけど、役があまりにどうでもいいので注目されにくそうなのが残念か。 帰りがけにヨドバシカメラで「カプセル玩具福袋」1000円というのを運試しに買う。『クラッシュバンディクー』のフィギュアがコンプリートして入っていた。買った私が悪いと思うけどまるで嫌がらせのようだ。 「相場 山気を起すな」 (昨日のおみくじより) |
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毎年恒例、親戚のところへ年始の挨拶。 昨年は半額以下のDVDを大量に買い込んだ上大岡ヨドバシだが、今年は特に大きな特売も無く平然としていた。 ただしCD売り場は川崎より充実しているので、昨年末に買い損なっていた幾つかのCD、『刑事魂』、『ボンバーミンミ/セラニポージ』、『スペースコブラ・オリジナルサウンドトラック』を購入。イロモノばっかり。 親戚宅に無事到着。おせち料理、トランプ大会などお正月らしいことを一通り済ませて帰宅。自宅でRD-XS41をいじって過ごす。深夜になってやっと初めてDVD-Rを焼きました。初のDVDは中学のときに撮った映画。映像特典(編集前映像)が多すぎてDVD再エンコードしたりとかして1枚目からいきなり四苦八苦。 |
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冬期休暇唯一の予定無し日。部屋掃除とDVD作成に充てる。 まず棚や本棚に整頓し保管してあった数百に及ぶドリームキャストのソフトを箱に詰めるだけ詰めてベッドの下へ押し込む。さようならドリームキャスト。でもまだ入りきらない1/3が偉そうにしてるけどな。 その後、中学時代の映画のチャプター打ちとかサムネイル画像の変更とかしてると電話がかかってくる。この映画の主演のひとり、“医者”からだった。明日予定している墓参りには仕事で参加できないとのこと。久しぶりの電話だったので暫く近況話。「今お前の17年前の姿を何度も見ているところだ」と伝えておくと苦笑いしていた。 その電話を切って1分と経たないうちにまた電話が鳴る。今度はしんしんからだ。彼もこの映画の出演者である。彼とも話すのは1年以上ぶりなので懐かしい。やはり明日の墓参りには参加できないとのこと。今まで医者と電話してたんだよ、と話すと驚かれる。2人にはDVDを送ってやらなくてはならないなあ。 夜は実家で録画した『ショウ・マスト・ゴー・オン』のチャプター打ち。凝りだすときりがない。その後古畑、今泉などを見てのんびりしてたら3時過ぎてるし。 |
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私はいつも起きるとまずテレビを点けるのだが、今日は『アメリ』が丁度始まったところだった。 メインテーマが流れアメリの子供時代が映るタイトルロールのところで既に泣いていた。ダメだ、この映画の冒頭は何でこんなに涙を誘うのだろう。先日日記で『ファインディング・ニモ』で開始5分で泣ける前代未聞の映画と書いたが、思えば『アメリ』があったんだよなあ。目に涙を貯めながら朝食を食べる。 このまま映画を観続けて心洗われた朝を迎えたいところだがすぐに外出時間となる。今日は鎌倉まで遠出なのだ。 まず最初の目的は、こーじんの墓参りである。 2年ぶりにたけぴぃ&ZAPと再会し、ゆうちゃんを加えた4人で長い階段を上って彼の墓へ。彼に煙草あげたり酒かけたりして(ええ、ちゃんと掃除もしましたとも)から、こーじんの実家に挨拶に行く。 老猫・きなこがソファで寝ていた。この猫、私が子供のときからいるよなと思ってたら今年で21になるそうだ。今度成人式? まだまだ元気でいてもらいたいね。 皆と別れ、続いてこちらも恒例となった小学6年のときの同窓兼新年会のため恩師宅へ。 現地でびっくり。こーじんの友人としても付き合いのある、わかめちゃん(男)が来ているじゃないか。しかも子連れ。 「あれ? 名古屋に住んでるんじゃなかったっけ?」 「今は横浜だよ。5月に転居連絡メール出してるじゃん」 ががーん、墓参りの連絡し忘れた。お詫びに昨日焼いた、彼も出演してる中学時代の映画のDVDをプレゼントしお茶を濁す。すまん。 同窓会は今年も10人ほどの参加者となっていて盛況である。先生も元気そうで何よりだ。子連れも3人いるので人数はさらに多い。今年は、参加者のひとりがパチンコで大勝してゲットしたという福袋の中身を山分けしていた。私は電気たこ焼き器を貰うおみやげ付きの同窓会。その後、皆で近所のレストランで夕食をして解散。 家に帰り再びHDDに昔の自分の映画を落としていると冬期休暇最後の夜が更ける。 |
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8日間。例年よりも長いけど気持ちとしてはもっと長くして欲しくもある冬期休暇が終わり、全国的に通常営業。だから誰もが仕事に身の入らない空虚感のある職場、というのも全国的なものではないか。目の前の仕事はいっぱいなんだけどね……。 ヒロターズが以前から目を付けていたまぐろ料理専門の飲み屋で彼女との今年最初の乾杯を行ってから近所の西友へ向かい、電子レンジ用のタッパーをいくつか購入する。一膳分に分かれたご飯を冷凍するケースとかレンジで茹でられるパスタのケースなど。これで食生活にもう少しバリエーションが加われそうだ。電子レンジが無い生活をかれこれ2年近く続けてきたわけだが、手に入れたからには存分に使わせていただこう。 というわけで今日のDVD編集作業はお休み。 |
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今日もぼんやりしていたが適度に来客対応があったので何とか仕事した気になる。 帰りがけに昨年末からDVDレコーダーを購入したというのなーんさんとDVDレコーダー談義。40枚単位でDVD−Rを購入しているというのなーんさんに、1枚分の厚さで4枚入るCDケースが収納に便利であるとかパナソニックのRは良いとかマクセルは良くないらしいとか"先輩のためになる話"をいろいろ伺う。 家に帰りレンジでチンした固くないご飯で夕飯を食べてから、このところ猫ボランティアの人々に酷い仕打ちを受けている8spotsの気の毒な話を聞く。"鯔"の人々すべてを非難するつもりはないが、自己中心的な価値観を押し付けて自己満足に浸ってるだけの連中というのは現実の生活でも少なくないので、きっとこういうコミュニティの場合かなりの割合に及ぶのではないかと思える。 それと同時に高校の時に演出と脚本を手掛けた演劇公演のビデオのHDD落とし。 観るのも久しぶりだった分インパクトも大きい。まず当たり前なんだけどkeijiが若い。「キミは、キミは……痩せている!」と30年前の母親に会ったマーティのような感想。反対にzakiはドクのように変化が無い。人間って面白い。 KENの飄々としたところは相変わらずで何だか安心する。あとは多くは語らないがふさふさな人とか。 自分で書いた青臭い台詞を聞いていると恥ずかしくて耐えられず、家でひとりなのに思わず顔を赤くして下を向いてしまうが、それでも場がウケてるところは素直に嬉しかったりする不思議な気持ち。 夜も更けてから今夜が『鉄騎大戦』ベータテストの最終日であることを思い出し、10日以上ぶりに接続してみた。幸い0時を過ぎてもすぐにサーバが落ちることもなかったので2時間ほど演習。最後の接続の際に友軍の仲間から譲ってもらったレア機体を持ち出したものの腕の差は歴然。熟練パイロットたちに手玉にとられる。 戻ってくるとKEYが大変だった。半年前の私と同様(2003/8/19の日記参照)、横に生えてしまった親知らずが虫歯になったため抜いたのだそうだ。 しかしKEYの場合は手術後が思わしくなく、出血やら何やらで頬がおたふくかぜのように腫れてしまったとか。ザブングルを半日見て済んだ私とはえらい違いみたい。先日、手の手術を行ったおげしょも経過がいまいちで休職中だというし、さっきのビデオで舞台でつやつやしていた高校生と同じようにとは言いませんが、みんな健康にして無理せずお休みください。 |
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父猫さんへ。年賀状ありがとうございます。でも私のアレはボブ・マーリィじゃないですー。ジミ・ヘンドリックスです! ……などと日記を私信に使ってみる。ちなみに「ヘビメタじゃない、ヘンドリックスだ」というのはバディ物『シェイクダウン』でピーター・ウェラー演じる主人公が妻に言った台詞。 今日は経費使って千疋屋でお茶したりして過ごし、夜は昨日録画した高校文化祭の舞台劇のチャプター打ちをする。 この劇はそもそも私が当時新聞部在籍時初めて作った新聞で学校批判やって、生徒全員分刷ったのに配布される前に教室から全部回収されて教頭に呼び出され2時間くらいお説教を食らった経験が元になっている。気がついたら「聖闘士星矢」のパロディ劇になってたんだけど(昔からそんなのばっかり)。 学校に文句どころか朝日新聞を名指しで非難したりとか、学生演劇ならではの青臭さはやはり観ていて照れまくりである。でも観客にも学校にも評判よかったんだよなあ。さすが徳間康快会長は懐大きかったよ。ともかくその作業と並行して当時の出演者とチャット。 その後、昨日テスト終了していたはずの『鉄騎大戦』がまだ接続可能であることを知り1ゲーム。そして新番組『十兵衛ちゃん2 シベリア柳生の逆襲』を鑑賞。『新・俺がハマーだ!』を観たときのような虚無感も無かったわけではないが、基本的に楽しめそう。 |
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親会社直行。久しぶりの自転車通勤で寒さを全身で感じる。風が体に突き刺さるようだ。 年始の挨拶といろいろ打ち合わせをしてからデスクに戻ってきてこちらでも会議三昧。問題山積みの上、いろいろ他の人の仕事も降ってきたりして、ここまでのんびりペースでやっていた私も何やらだんだん追い詰められていく感じだ。やばい感じだが、失うものが無ければ恐くない! とか言ってここは自分を奮い立たせておこう。 「ファミ通XBOX」付録の |
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単身社長室にノーアポで飛び込んで、このところ水面下で進めていたプロジェクト承認を貰う。前の社長の時に一度玉砕してるのでやっと何とかなったよ。どちらにしろ苦労の割には小遣い稼ぎにしかならない仕事。でも楽しめる仕事なら積極的にやりたいと思うのである。だからこそ成功させたいなあ。 一方メインのお仕事の方はかなり遠回りをしている気がする。3時間弱で作ったプレゼンビデオ(荒編)はお世辞にもデキのいいものではなかったので来週の本編ではもうちょっと何とかしないとならない。こちらも何とか軌道に乗せないとなあ。 夜は昨年末に退職した事務の子の送別会。退職理由が前に他の人から聞いたことがある話だったので苦笑。久しぶりの会社仲間との飲み会だったので知らない話をいっぱい聞きました。面白い話ばかりじゃないけど聞きたい人はまた飲みに誘ってください。 |
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治療が終わってから歯医者の先生に「いつ治るんでしょうか。もう半年になるんですが」と思わず愚痴ってしまったんだけどよくよく数えてみたらまだ5ヶ月だった。 本日は睡眠不足か体調もいまいちの上寒すぎてもう一度外に出る気力も湧かない。明日の新年会HALOのこともあり、ガラクタで散乱した部屋掃除をして過ごす。 歩いて30秒の薬局で化学布巾を買ってきて、カーテンレールの上を拭いたりタコ足配線になったテレビの裏のテーブルタップの整理とかしていると、これは1月じゃなくて12月にするべきことなんじゃないかとか思ったりする。 今年に入ってからまだ1枚もDVDで映画を観ていないので今日こそ何かしら観ようと思っていたのだが、夕飯どきに観始めたテレビ録画の『アンドロメダ…』(マイケル・クライトンだよ。SPEEDじゃないよ)を観ただけで夜更けになる。休めはしたけど、なんだかパッとしない3連休初日だ。 |