テレビが壊れたりテレビが無くて気楽だったり困ったりテレビを買ったりした3月上旬の日記

過去の日記へ

3/1・光の戦士
 冬が戻ってきたような寒さの朝。出社の準備をしているところへ大家さんがやってきた。アンテナ工事の立会いをまかせて仕事へ向かう。帰ってきたときにはテレビの映りは格段に良くなっているはずである。
 ティム・ロビンスの助演男優賞に喜びつつ夜。帰宅すると出かけるときには無かった、長さは10mはあろうかという極太の同軸ケーブルが居間に束ねられていた。気になるテレビの映りは出かける前と変化なし。セルフサービス?
 夕飯を食べていたら大家さんがやってきた。工事は終わったがアンテナ線は太いものにとり替える必要があるらしい。
 長押に埋めておいたアンテナケーブルを取り替えるのは一苦労だった。長押に多数飾ってあったガラクタをすべて取り外して埃の舞う部屋で悪戦苦闘。本棚の裏にケーブルを回していたら上から本がどさどさと落ちてきてそれを抱えこんだら、随分と無理な姿勢をとったらしく腕と腋を攣る。「うわーん、痛ぇぇぇ!」と畳に頭をつけて悶絶しながら、こんなに寒い夜に何なってんだろうと涙目。それでもなんとかケーブルを取り替えることができた。
 これまでほとんど映らなかったTVKやMXなどU局が綺麗に映ったときはちょっぴり嬉しい。これで『じゃりン子チエ』も『楽しいムーミン一家』も見放題だ。
 一段落したところでメッセンジャーからのKENの誘い。プロジェクター部屋で『鉄騎大戦』。製品版では自分の回線状態がより厳格にチェックされるためか自分の回線が非常に不安定であることがわかった。いろいろな話を統合するとどうやら旧型のルーターが原因のひとつということがわかった。皆に迷惑をかけているのでは安心して参戦できない。
 近日中のルーター買い替えを決意し今日の戦闘を終了した。コックピットから居間に戻ってテレビを付ける。……あれ?
 ゲームをする前にアンテナ線を交換したばかりのテレビが、今はブラウン管の中央に横一本線の走査線の光の帯が映るだけ。テレビが寿命を全うしたのだった。鉄の腕は萎え、鉄の脚は力を失い、埋もれた砲は二度と火を吹くことは無い。鉄の戦士は死んだのだ。
 嗚呼、美しい画面は新しいテレビで見ろとの神の仰せか。パソコンの買い替えを検討していたのにテレビまで。……これはFMVを買えってことですか?

3/2・テレビが欲しい
 会社を限りなく定時に出て新宿の量販店を彷徨う。昨日逝ってしまったテレビを買わないといけないのだ。
 テレビを選ぶ基準というと昔はメーカーとサイズくらいのものだったのに、今は液晶かブラウン管か、ワイドか4:3か、プラズマとかPCとかとにかく選択肢が多い。
 これからカウントダウンの始まった地上波放送に高額投資したり、早くから将来の互換性を考えるのも馬鹿馬鹿しい。あと幸いスペースは小さくてもあまり意味が無いので結局4:3ブラウン管にすることにする。
 ただし、ネットで事前に調べた額と販売価格にあまりにも開きがあって結局今日は見送る羽目に。ちなみにFMVも一応チェックしてみたがキーボードがオアシス時代から変わらない?粘着ストロークだったのでパスします。
 その他、新しいルーター(CG-WLBAR-11SC)と、なぜか『実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン』入り劇場版ウルトラマン2作の入ったDVDボックス『ウルトラマン the movie ULTIMATE DVD COLLECTION 1』をヨドバシを購入(3800円)。この映画、公開当時(昭和54年)は2回観に行きました。場所は今は亡きテアトル鎌倉。ここでは劇場版ドラえもんを毎春公開時に朝から並んで最終回まで居座った思い出の映画館だがそれはまた別のお話。
 帰りがけにヒロターズと合流してラーメン屋を求めて路地を徘徊。辿り着いた店で現在執筆中の作品の解説に赤面しながら空腹を満たす。彼女の並行して何本も書く連作体制は驚くばかりだ。そのうちバケルくん(カワル)みたいに左右の腕で別の作品とか書きそう。
 帰宅して画面の映らない大画面テレビの前で買ってきたルーターを早速セッティング。満を持してXBOX起動すると上り速度が5倍のゲイン! 安心して鉄騎参戦。今日は2勝1敗。
 ルーター買い替えの勢いで新たに導入した無線LANに感心しつつ、就寝前に価格コムでテレビを注文しようとしていたのだが、最後に手が止まる。ネット通販だと壊れたテレビをリサイクル引取りしてもらえない or 高い手間賃がかかりそうなのだ。結局躊躇っているうちに目の前のDVDレコーダーが起動した。タイマー録画(ちなみに攻殻機動隊)が始まったのだ。早くテレビ買わないと観てない番組で溢れかえってしまうぞ。気分はバイバインで無限増殖するくりまんじゅうに埋もれていく宇宙空間なのであった。

3/3・テレビが欲しい2
 昨日メールは貰っていたものの、まさかこんなに早く宅配便が届くとは! 時刻は朝8時半。
 北山さんからの荷物は着払いで、お値段は6万弱だった。財布を見ると昨日『ウルトラマン』のDVD衝動買いした分だけ丁度足りない。宅配便の人に平謝りして9時にもう一度来てもらうようお願いし、自転車を飛ばして8時45分の銀行開店と同時にお金を引き出した。
 ようやく受け取ることのできた荷物はもちろん北山さんからであるからにして例のブツである。場のノリと趣味の延長で作ってしまったオリジナルTシャツ。昨年末から暗躍していた成果がついにここに完成したのだ。実物を前に歓喜の踊りをする余裕も無く1枚だけ引き抜いて急いで会社へ向かう。
 記念すべき1枚目は最も近場にいる友人、ルリヲ君用だった。会社で広げて実物を確認。流石は北山さんのところの仕上げだけあり着心地も抜群な予感。というわけで私の身辺が落ち着いたら随時お渡ししますので注文された友人の方々はもう少々お待ちくださいませ(以上私信)。
 日が暮れる頃今日開店した川崎ルフロンのヨドバシへ。二転三転の末ついにオープンした西武跡地のヨドバシは、広い店内を贅沢に使った百貨店のようであった。
 今日の目的も昨日に引き続きテレビだったが、残念ながら開店セールとは名ばかりで値段は昨日見たのと全然変わらない(むしろライバル警戒中のさくらやのほうが安い)。画質チェックだけしていたら、むしろ整然と並べられたデジタルハイビジョンテレビの美しさにあてられてしまう。ただしそこには予算の10倍以上の値札が。技術的に可能なものはいつか安くなる。それを待つのだと言い聞かせて手ぶらで帰宅。
 結局テレビはネットで購入するのが一番安いという結論に至り、家に戻って改めて電卓を弾くが、差は5千円程度。思ったほどの価格差ではなかった。手間考えるとヨドバシで買ったほうが楽とすら思えてくる。ため息をつきながら今日もDVDレコーダーは録画を始めるのであった。
 ところで今日の鉄騎は第1ターン最終日。2勝2敗で無事に30戦目を迎えたが、やっとついた初称号はアヒル。いつか白鳥になってやる。

3/4・地上の戦士
 テレビは……3日目ともなるとなんか毒が抜けたっていうかまあ何とかなってる。8spotsも半年テレビなしで生活してたし、とかお気楽にな気持ちもありつつ、HALO例会の予定立てながら、テレビないと定員オーバーで遊べない人が出てしまいかねないはのも悩みどころだ。テレビが無くても久しぶりにステレオで音楽などを聴きながらまったりとレンジで作ったミートソースをパクつく。
 KENの前線への勧誘も無いので『逆転裁判3』の続き。1作目の頃は中途半端なシリアスさが荒唐無稽な舞台設定にそぐわない気もしたのだが、3ともなるともうギャグのほうがメインになってるのか違和感なく楽しめる。
 セーブポイントまでプレイして、ふとフレンドリストをみるとKENが参戦してたので追っかける。鉄騎のあるプロジェクター部屋は寒くて仕方が無い。気分はシベリア戦線。
 ベータ経験があるプレイヤーにとってターン開始時は有利なのではないか? と考えながら2連敗。ひとりで戦いがどうなるものでもないわけで。気を取り直してその後は頑張って2勝。
 味方機と対峙して撃ち合ってる敵新型VT・スカーフェイスの横腹にプラズマトーチ! 敵機横転! それを味方のツインライフルが破壊! ああ楽しい。これぞ戦争よ。1試合で3体の敵を倒したりした日には自分がエースになったと錯覚してしまう。でも未だ称号は"アヒル"。

3/5
 金曜は会議三昧なので他に何もしないうちに夜がきた。帰りがけに途中駅を降りてヒロターズの製本の手伝いのためキンコーズへ。コピー中の作品を読んで怒られたことがあるので、ここでは荷物運びに徹する。
 会社で受けたストレスは2人で寿司を食べて晴らす。普段は安いものばかり頼んでるけど今日は大トロ鉄火巻に舌鼓、心の癒し。
 流行性ネコシャクシビールスで目の保養をさせてもらって帰宅。終電の駅へと駆けていったときは実に身が軽かったのだが、ただのアルコールによるドーピングだったらしく帰宅したときには一週間分の疲れがどっと出てふらふら。

3/6・テレビと散財
 先々週に続き歯医者の帰りにフリマへ。Aちゃんに先日のGBソフトを買ってきて欲しいと頼まれたのだ。
 2本買って起動すると「スーパーPIKAランド」という新作が入っていた。一見マリオランドだが、主人公はピカチュウ。ポケットピカチュウのドット打ちコピーになっているだけなのだが、敵もプリンとかポケモンになっているのがポイント。プリンを踏み潰して走り去るピカはなかなかインパクトがある。
 引っ越しのときに出たガラクタを売っている業者の人がいた。居間と子供部屋の引き出しをゴザにひっくり返したような状態で「どれでも200円!」と呼び込みをしていた。ジャンクハンターな空気満点なので念入りに物色してみたら『AWW千年帝国の興亡』を発見、思わず捕獲。後XBOXの『MURAKUMO』。計400円。
 UFOキャッチャーのアイテムを売ってる人のところではピンク色のうさぎのポーチがあった。興奮して(興奮しなくていいから)手をとるも「(c)NOVA」と書いてあった。つい「なんだ、オフィシャルかよ」と思ってしまった私は結構重症かもしれない。
 最後に買ったコップ。
俺ら宇宙のパイロット
(画像クリックで拡大)

 最初「妖星ゴラス」かと思ったこのコップ「宇宙グラス」はどうやら昔のキリンレモンのおまけらしい。
 そういや私も子供の時に「ドラえもんグラス」が欲しくて三ツ矢サイダーをジャイアンのようにゲップが出るほど飲んだ。一時期は家のサイドボードを埋め尽くすほどあったコップもすべて割れてしまった。
 価値があるのかとかは関係なくこういうものが買えるフリマって楽しいね。
 帰宅後身支度を再度整えて川崎へ。今度こそテレビの決着をつけるときがきた。結局ソニーの4:3・29インチテレビを買おうと決めた。ただしヨドバシは開店日以上の混雑ぶりで店員の応対もぞんざいだった。値段や展示品チェックだけして購入はさくらやにする(ちなみに川崎BEにALIC日進あったよなあと思って通りがかってみたけど、もう無くなったみたい。1年前にはまだかろうじて営業していた模様ですが→裏づけ資料)。
 でもさくらやで買ったのはこれ。
特売品
 展示品見本でないことを確認した上で予算オーバーだったけど衝動買い。画面サイズは3/4くらいに小さくなりましたが、地上波デジタル放送がこれで見られるぞ(先日引き直したアンテナが非対応だったらアレだけど)。
 買い物終えてから、明日の戦争に備えて挺身隊の集まるヒロターズの家へ冷やかしに行ってみる。「女三人集まればかしましい」と言うが、ここには4人の女性がにこやかにハガレン視聴中。有無を言わさぬ男子禁制の空気。靴も脱がずに追い出される。やむを得まい。
 今夜の鉄騎は1日休んだせいなのか、良いところなしの5連敗。前回最後に上がった称号「野ウサギ」は再び「アヒル」に。がーがー!

3/7
 今日は8spotsのところに献上品を持っていくつもりだったのだが、双方体調不良で断念。私は家でぼんやり先日購入した「ウルトラマン」のDVDを観る事にする。
 1本目は『長編怪獣映画ウルトラマン』(昭和42年)。私の生まれる前に公開された初めてのウルトラマン映画だ。初代ウルトラマンを見るのは20年ぶりくらいなのでなつかしさも期待していたのだが、これがちっとも面白くない。子供番組としてのアラが目立って苦笑してしまうこともしばしば。懐かしい特撮と昭和の町の風景を懐かしむ以外は脚本のアラを画面に突っ込むことくらいしか楽しさが見出せない。観終わってから「こんなんだっけかなあ」と思ってしまった。
 80分弱の映画で少し疲れてしまったが、特典映像に入っていた「夢の跡〜ウルトラマンの工場」が10分程度だったのでこれを見ていたところ、そこで語られる実相寺昭雄監督の言葉と幕間に少し入る映像が気になって、結局2本目の映画にも手を出す。
 2本目のタイトルは『実相寺昭雄監督作品・ウルトラマン』(昭和54年)。当時私は8歳。これがすこぶる良かった。何しろ冒頭のガヴァドンの話で泣いてるし。どうしたんだ? 私。
 さっきの正統派ドラマを見た後だと、この変化球中心の実相寺作品集はやはり奇異に映る。監督が言ったとおりでこんなのばかりを集めてウルトラマンの代表として語るのが正しいのかはわからないが、同じ映画でもこちらは同じ作品とは思えないほど深みのある話ばかりの珠玉の名作集であることは間違い無い。なにしろ私はこの映画を当時劇場で2回観に行って、「ウルトラマンブック」2箱6冊もすべて持っていて、当時もとても面白かったわけだ。子供の目でも面白かったものが、今観てもこんなに面白いというのはある意味幸せではないか。
 ところでこの2作は、正統派集の1本目と続けて実相寺集の2本目を観ることによりその特異性が際立つので、このDVDボックス2本組はよい組み合わせと言えるのだろう。久しぶりに(もしくは初めて)楽しむ人は続けて観ること推奨なのかもしれない。
 気がつけばウルトラマンで3時間強を費やし外は夜。暗くなった部屋で今さら部屋掃除して夕飯食べたところでKENの声がかかり今日も鉄騎。深夜までプレイするが連敗記録更新中。勝てなくなってる……。本日の称号=「オタマジャクシ」

3/8・消えたパパをさがせ
 日常とあっち側の戦場との二重生活が続いて早10日。朝が眠くて敵いません。いや仕事はちゃんとやってるけどさ。ちゃんと? うん。ちゃんと(自問自答)。
 単純作業で体動かしつつ、夕方の会議で頭使って何とか乗り切る。明日はテレビが届くので「家の事情で」有給休暇です。どうせ使い切れないほど余ってるし。
 帰宅して夕飯後、鉄騎。10連敗くらいの後の辛勝。勝利後のデブリーフィングで友軍機の人が「やった! 念願叶いました。やっとやだよさんと一緒にやって勝てた」と言ってくれて感極まるが、それだけ私が疫病神だったということでもある。

 さて、このところ鉄騎の話しかしてないのでそれ以外の話。
 ヒロターズからお借りした、彼女が子供の時に大好きだったという本『消えたパパをさがせ』(ほんだやいち・作 友安昭・絵・1981)を先日読み終えた。
消えたパパをさがせ
 旅行先の異国の地で消息を絶った父を探すべく、プロレスラーのような巨体のおじとともにデンマークへ旅立った少年は、父が迷い込んだと思われるオーディンと巨人の対峙する神話の世界で大冒険を繰り広げる。
 ウィットに富んだ登場人物たちのきどりのある会話が心地よい。海外文学の翻訳のそれを思わせるもので、それが児童文学の子供を飽きさせない早いテンポで描かれている。

「おじさん!」
 ぼくが悲鳴をあげた瞬間、ボルボは高くジャンプするとかしの木にかぐり寄せられるように一直線に飛んだ。
「くそっ」
 おじさんのうめき声と、
 ドオーン!
という激しい衝撃がいちどにきた。つんのめったぼくのからだはシートベルトで急激にひきもどされる。ぼくはしばらくぼおっとしていた。
「透、けがはないか?」
 おじさんがかすれ声でたずね、ぼをあらっぽくゆすった。
「だいじょうぶだよ。おじさんは?」
「傷ついたよ、プライドがね。こんなミスをおかすなんて」

 日本では未だに見慣れない北欧神話の世界の冒険は今読んでも新鮮で、最後には神々の戦いに参加する主人公たちの冒険は「大長編ドラえもん」さながら。彼女が喜んだのも無理は無い。ところがネットで検索してみてもほとんどヒットしない。子供の時から漫画ばっかり読んでた私が知らないのはしょうがないとしても、マイナーなのはもったいない気がする。
 埃を被ってはいたが汚れも無いままのきれいな本を手にしながら読んでいるとこれを子供のときに読めたヒロターズの興奮が少し伝わってきた気がした。
 で、私はこの歳になってこれで北欧神話の勉強ができたわけだ。

 ついでにI坂さんから借りたままになっている秋田書店刊「写真で見る世界シリーズ・世界の怪獣」(中岡俊哉・1967)も載せてみる。
世界の怪獣
 目次に書かれた数十の見出しを見ているだけでわくわくしてくる……がまだ読んでない。
 「マリの針怪物」「モンゴルの火吹き怪動物」「空を飛ぶ怪ヘビ」「テクセル沖の大ガニ」「サハラの食人ツタ」「宇宙怪獣ゲークラとゴリスの対決」「人食い宇宙怪獣パイパ」……あれ、世界の怪獣だったはずなのだけど……。もちろん写真では見られません。

3/9・テレビの来た日
 購入したテレビを受け取るため朝から待つ。
 配送指定は9時から14時までになっているので朝に来てくれればあっという間だ。早速9時過ぎにすぐ電話連絡がきた。
「12時から14時になります」
 もう一度寝ることにした。
 12時に再び起床し、朝食を食べているとまた電話。
「14時半になります」
 14時過ぎてるじゃん! テレビの置かれる予定の空間を眺めながらぼんやりする。
 待っている間にテレビ台のエレクターの位置を変更しようと思い立つが、工具のハンマーはヒロターズに貸していることに気付いた。丁度階下で大家さんが大工中だったので借りにいく。テレビを受け取るために会社を休んでいる私に大家さんはツッコミ入れなかった。いい大家さんだ。
 14時30分、やっと運送屋がやってきて、2人がかりでテレビを運び入れ&リサイクル引取り。その間5分ほど。長い待ち時間だった。
 電気製品の配線や設定をはじめて、テレビというものが暫く買ってない間に驚くべき進化を遂げていることがわかった。まず取説からして百数十ページに及ぶボリュームなのである。
 チューナーの設定だけでも地上波放送、地上波デジタル放送、BSアナログ放送、BSデジタル放送、CS110度放送、ケーブルテレビ、いつの間にこんなに増えたんだ。配線にしたって裏を見るとアンテナの同軸ケーブル差すところも3つ以上あるし(取説見ると、ユーザがバイパスかけるように指示しているのも謎)、電話線繋ぐし、謎のB-CASカードなくてもテレビ映るし、テレビがビデオデッキをコントロールするための信号発信機とか付いてるし、もはや取説の通りの作業をやるのに精一杯になってくる。でかいプラモデルつくってる気分。こんなにたくさんの設定、一般人に理解できるのだろうか。
 とりあえずうちの電波はケーブルテレビからの引き込みなので、地上波と地上波デジタルのみが映るようになった。
 早速何か見ようかと思ったが腹が思いきり「ぐー」と鳴るので、夕暮れ時にホットケーキを焼いて、それを食べながら撮り貯めた番組チェックを始めた。
 とりあえず今日は「新撰組!」2話分と、「砂の器」(TBSにこの人ありの金子文紀演出回)と「十兵衛ちゃん2」(迷走中)、それに「マリみて」(おもちさんの勧めで見てます。なんでこれ深夜番組なんだろう?)、「探偵ナイトスクープ」(3月放送なのに大晦日スペシャル)。まとめて観ているうちにまた腹が減ってきた。カレーライスを作って、食べて、観終わった頃には夜。
 地上波デジタル放送は見られるようになったが、DVDレコーダーにはデジタルチューナーが付いていないのでデジタル放送のタイマー録画は通常画質であってもできないみたいだ。うーん、中途半端。
 その頃には夜。鉄騎は2勝2敗。偶然とはいえ初鹵獲。

3/10
 なんかハマってきたぞ。単純作業で終わるはずの雑用が思いのほか話が大きくなってきて、メインのほうの仕事に専念できないよ。じゃあ定時近くに帰るなよ、と言われるかもしれないけど士気が上がらんのです(ただの言い訳)。
 士気といえば夜の鉄騎。3連勝の後3連敗。称号はカトンボとオタマジャクシを行ったり来たりで第2ターン終了。山登りともお別れ。
 ところで地上波デジタル放送って基本的に地上波アナログと同じ内容なんですが、ドラマがワイドになっていたりとか(アナログ放送は左右トリミング!)、リサイズの関係なのかCMやアニメも同じ4:3映像も若干多く映ってる。私はまあいいけど、アニメファンとかにとってはこの微妙な見えてる部分に価値を見出したりしそうである(そういう人はDVD買うからいいのか?)。ところが元々ワイドで制作されてる「十兵衛ちゃん2」を今日見てみたところ、アナログのワイド放送をそのまま流しているらしく上下左右にマスクかかって画面が小さいよ。テレ東、もう少し考えよう。 
日記のメニューへ | HPのTOPへ |