毎日眠い目を擦りながら鉄騎大戦に興じる4月下旬の日記。なぜにそこまで。

過去の日記へ

4/21・戦いの終わり
 2/26の発売日以来ほぼ毎日プレイしてきた『鉄騎大戦』が本日、ついに終戦を迎えた。2ヶ月に渡る長い戦いは僅差ではあったが我々環太平洋機構軍の勝利に終わったのである。
 この2ヶ月は本当に激闘につぐ激闘だった。不慣れな初陣から昨日まで戦いを通して多くの戦友と出会い心を通わせ、時には反発し、そして強敵と対峙してきた。不慣れなVT操縦は実戦の中で覚え、通算で百以上のVTを撃破し、おおよそ千近くのVTを撃破され、操縦ミスにより水没させ、転落させ、脱出が遅れてプレイヤーの戦死も経験した。
 ゲーム内に止まらず、日常生活においても大きな影響を与えた。夕飯を簡略させたことによる偏食化、風邪で枯れた喉でのボイスチャット、慢性的な睡眠不足など、ゲーム外の生活すら戦いとなっていた。しかしそれらの犠牲も今日の勝利でいくらか浮かばれた気がする。
 コントローラの前に肘を付いてスタッフロールを感慨深く眺め終えて大きく一息つくと私はXBOXの電源を切った。崩れた体調を取り戻すべく今日は早めの睡眠をとろう。そして早く体調を復活させ、昔のような健康的な体に戻ろう。
 ……明日から始まる第2クールに臨むために。

4/22・新鉄騎開始
 皆さん、クラス替えですよー、と言わんばかりに鉄騎第2クール開始。
 多くの戦友たちが住み慣れた環太平洋機構軍を離れ、海市島軍へと転籍する中、私とKENはあえて環太平洋機構に残った。昨日の友は今日の強敵。我々は使用兵器の新鮮さよりも新鮮なライバルを取ったのである。案の定、残った仲間はほとんどおらず、フレンド登録したほとんどの戦友が敵となった。
 序盤の1ターン目ではまだ戦闘は有利に運べるだろうが、強力な機体が量産化される2ターン目ではきっとこてんぱんにされるに違いない。
 人と戦う面白さ、人と共同戦線を張る面白さ、一見同じことを繰り返すだけに見える新クールもやってる身としてはまったく新しい体験となるのである。
 願わくばこのたくさんの人口がこれからも続きますように。そして鉄騎のキャンペーンも続きますように。最後に私の体力も続きますように……。

4/23
 すみません、また会議中に意識を失ってしまいました。睡眠学習するつもりは無いのですが……。
 夕刻は今日もterraと外出。移動中の話題は何故か20年前の同人カードゲーム「南斗の拳」の話題。もう5年以上やってないよ。
 私の住んでる町とは山手線を挟んで正反対のところにあった外出先で簡潔な用事を終えると時刻はまだ19時前だった。terraとは別れ、さらに電車で5つほど先へ進んだところにいる8spotsに会いに行くことにした。まだ彼女の飼い猫を一度もこの目で見ていないのだ。
 急な来訪だったが8spotsは歓迎してくれた。彼女は「私が取り押さえるまで喋っちゃだめよ」といいながら猫を抱きかかえた。腕の中のの猫・「夜叉丸」(幼名)は、私の姿を瞳孔全部開いてるんじゃないかというくらい目を丸くしてじっと見ている。

(;・ω・)<おかあしゃん、こわいです……。

 8spotsと会話している間も大声で鳴くこともなく、爪を立てたりじたばたしたりといった逃げるそぶりは全く見せない。
「少し人に慣れたほうがいいのよ」と言うので試しに抱かせてもらうことにした。ゆっくり受け取ると夜叉丸は気が抜けるほど簡単に身を預けてくる。「なんだ、もう平気なのかな?」とも思ったが、よくよく彼をみてみると体がガクガクブルブル、足が揺れるほど震えていた。恐くて動けないのですね……。
 でもまあ当初の目的であるファーストコンタクトは実現したので満足して帰宅。

4/24・MOVA再び
 歯医者で待ってる間に、ここ数日読み続けていた『MONSTER』の最終巻を読み終える。あからさまに『逃亡者』がモチーフなんだろうというのはわかるが、毎回個性的な登場人物が入れ替わり立ち代わり登場していくところなんかホント、アメリカのTVシリーズを見ているようで非常に楽しめた。オチは正直ピンと来なかったのだが、これだけの巻数を楽しませてくれたので満足。話題になっただけはある。
 歯医者の後は毎週恒例のフリマ通いであるが、今日はDVDのおじさんがいなかったため散在せずに済んだ。そのかわりこんなものを発見。
ピンクのうさぎ再び
 以前このフリマで出会った「ピンクのうさぎ」のパッケージ別バージョンである。再びまとめ買いしようかと思ったが、先日通販で旧バージョンを4束も買ってしまったばかりなので100円で5枚だけ買ってみる。
 パッケージに新キャラが無かったが、1枚は初見となる「泣いてるMOVAうさぎ」だった。
横山光輝先生……
 わが道を行ってて素敵だ。なおこの移動駄菓子屋みたいなお店には他にもいろいろなおもちゃが売られていたのだが、アンパンマンのお面やプーさんのステーショナリーに混じって1つだけ違和感のあるアイテムが陳列されているのに気付いた。それは「防弾チョッキ」である。
35万円
 説明書きはこうだ。「SWAT純正装備品。トカレフ・ガバメントOK!!  但し、距離により骨折有り!! 貴方のに…いくら出せますか?」
なんか妙にリアルなコメントにお値段35万円也。やばいこの店は本気だ。

 帰宅してからの時間はDVD消化に充てようと思っていたのだが、あまりにだるく眠いのでテレビ録画消化(『忘却の戦慄』の3話はなかなか良かった)の後は夕方から夜まで睡眠。遅い夕飯の後深夜まで鉄騎。ダメな生活一直線。

4/25
 自転車で一走り。もこなさんの引越し準備の手伝いに行く。このところ引っ越しの手伝いを年に一度はやっている気がするが、野郎の引越しの手伝いをしたことは私は未だかつて一度も無い。
 今日の目的はヤフオクへの代理出品用処分品の回収だったのだが、対象物が余りに大量だったので(このまま持ち帰ると部屋ひとつ埋まります)デジカメで撮影をするにとどめる。売却の際に直送してもらったほうがよい。それでも撮影だけで日暮れまでかかった。おもちゃ多すぎ。
 もこなさんの愛猫・あいちゃんとは今日が初対面だった。もうすぐ1歳になるという、写真で見たときよりもずっと大きくなったあいちゃんに、出会った瞬間脱兎のごとく逃げられて大きく心が傷つく。8spotsのところの夜叉丸同様警戒されまくりの様子。
 帰りは処分用ゲームソフトを紙袋いっぱい入れて、Sguy店長のところへ立ち寄った。意外なソフトに高値がついて結果それなりの高額となる。こんなに儲かるなら私も売ろうかしら。
 『新選組!』観てからは鉄騎大戦。飽きそうな気配は今のところ皆無。

4/26・メカフリークス
 外出先での仕事が早く終わったので本屋に立ち寄る。「電撃ホビーマガジン」のおまけラクスをどうしようか悩むはずが別の本に目が止まる。それはコネリーボンドと女バトルコップのツーショット&『海底軍艦』版轟天という異様な組み合わせのイラストが表紙の本であった。「新・映画宝庫」シリーズの新刊だ。このシリーズは以前「ミリタリーヒーローズ」のみ買ったことがあるが、今回は「メカフリークス」。これこそまさに「表紙買い」です。
 マニアック極まりない表紙イラストはボンドらのほか、ブルーサンダーとポリススピナーとサンダーバード2号(TV版)、ロケッティアにファイヤーフォックスに『インナースペース』の潜水艇、さらには轟天を囲むようにシービュー号と包丁が泳ぐ『リーグ・オブ・レジェンド』版ノーチラス号、そして機龍(メカゴジラ)になぜかララ・クロフト&バイク。バットモービルはマニアックさを誇示するためにかギーガーデザインの『バットマンフォーエヴァー』版だが、後で確認したら記事中に『〜フォーエバー』どころか映画版バットマンは紹介されてないという罠。
 なお裏表紙のイラストは『メガフォース』だし(1982)。中身はこの濃い表紙にまったく偽り無く、好きな映画をライター陣が無理矢理メカにこじつけて紹介している本であった。だからこの表紙で楽しめた人なら暇つぶしに持ってこいの本になっていた。楽しそうでいいなあ。
 帰宅後は夕飯、サイト更新、そして鉄騎大戦。相変わらず派手な消耗戦が繰り広げられる。たくさんの機体を失ったが、自分に身についた腕は残る。だから今日も闘いに明け暮れるのである。

4/27
 夕方はかなりの雨だったらしいが会社を出る頃にはすっかり上がっていた。
 「こんな天気の日はお客さんも少ないでしょうから行ってあげないといけませんね」とヒロターズが楽しそうに言い訳するのを二つ返事で同意し、いつものまぐろ飲み屋へ立ち寄る。雨上がりの程よい湿度がビールを美味くさせる。そして三崎直送のカマトロ最高。酔い覚ましに彼女の手作りキャラメルプリンを堪能させてもらう。
 「ガンダムエース」読んでたら電車乗り継ぎ損なったりしつつ自宅へ急ぎ早に戻り、部屋の電気も点けずに「鉄騎大戦」直行、転戦。
 先週からのクール変更の際に2か国の参加人数バランスが崩れ、我が環太平洋機構軍は毎日人大杉。このゲームは敵味方全員集まらないとゲームが開始できないので、待ち時間ばかりが長くなってしまうのだ。そのため今クールから敵国・海市島へ行ったフレンドを見つけ次第、メールを送って自分の参加部屋へ勧誘する状態が続く。まるで工業高校の女子生徒。それでも1時間で3戦ほどこなし珍しく全勝。

4/28・ブービートラップ
 目覚ましを何度か止めていたらしく起きたら家を出る時刻。慌てて出掛けると何とか間にあった。会社のデスクで駅前のプロントで買った菓子パンを頬張る。ちょっといつもと違う朝の風景。これがあんな悲惨な事件の幕開けになるとは。
 それは昼に起きた。私がデスクに設置してあるビデオデッキから何気なくテープをイジェクトしたときのことである。取り出したテープが、机に置いてあった朝食用のコーヒー牛乳の紙パックを押した。半分以上飲んであった紙パックはバランスを崩し、ことりと倒れる。少量の中身がテープルに流れ出しあっという間に床へ。下を見ると、床の落下位置には丁度サンダルに履き替えてから置いてあった自分の革靴が置かれていた。流れ出たコーヒー牛乳はよりによってその靴の中へとダイレクトシュートした。床には一滴も毀れなかったものの自分の靴の中が悲しいことに。嗚呼、謎魔界村。
 世の中どんなことが災難を招くかわからないですね。以上、悲惨な事件でした。

 今夜は新人歓迎会のため、会社の目の前にあるテキサス風居酒屋でパーティが行われた。ルリヲ君らと下らない映画やダメなゲームについて放談しながらそれなりに食事にありつく。新人歓迎会恒例の新人による芸は人数が少ないのであっという間に終わった。男女とも若々しい新人を見ながら、先日入社満10年を迎えた私は彼らとはもう10年の歳の開きがあることを思い出す。ぞっとするね。
 ほろ酔い気分で帰宅後は鉄騎。敵基地の最深部に到着し占領をしようとしたら目の前意に重VT・ビヒモスが現れた。起動前に殺してしまえ! 「うわああ!」と悲鳴をあげながらプラズマトーチで攻撃を仕掛けていたらおもむろに通信サインが入った。「あのー。私仲間ですよ。」……えっ? 結局戦いに勝利したものの、採点では「味方誤射」ペナルティとしてマイナス7700点入っていた。報奨と合計するとプラマイほぼ0点。恥ずかしくて何度も謝りました。今日はダメな私……。

4/29・便利屋の大家さん
 浴室の換気扇の稼動音が先日から酷く、旋盤回してるみたいな音がするので大家さんに相談してみた。
 日曜大工中のご主人は、じゃあ見てみるかと我が家の浴槽へと身軽に乗り天井にある換気扇の蓋を外して中を眺める。「ダメみたいだな。コーナンで買ってくるので今度取り替えるから」と答えた。見ただけでわかるのねん。歳はもう70以上だと思うのだが、身のこなしといい器用さといい相変わらず格好いい大家さんだ。
 換気扇を見てもらったついでに大家さんからハンマーを借りることにした。以前風で倒れて以来曲がってしまった自転車のぺダルを元に戻したかったのだ。家の前に自転車を動かして作業をはじめてみたものの、叩く角度がうまく決まらず苦戦していたら、それを見かねてかまたしても大家さんがやってきた。
 「ちょっと倒してみなよ」と手にペンチを持ち、打ち慣れた仕草でハンマーを叩くとあっという間にペダルは元に戻った。やっぱり格好いいぞ、うちの大家さん。

 修理を終えた自転車でヒロターズのとこへ。彼女の名古屋旅行に際しての土産とその他雑多なものを買う付き添い。私は風呂掃除用具を購入し、最後に付き添いのお礼として噂のお魚型台所用スポンジを買って貰う主婦モード。
 買い物途中に食べたラーメンとケーキセットが効いて夕飯を食べる食欲が無く、結局そのまま鉄騎へ。
 休日出勤だったKENが眠い眠いと連発する中の連戦は昨日と全く逆で4戦全敗となるが、個人成績(敵撃破数)はまあまあというところ。射撃の精度は上がってきているので、あとは弾を避ける努力か。

4/30・咳をしても一機
 ヒロターズにモーニングコールしてから起床。名古屋旅行気をつけていってらっしゃい。
 会議続きの仕事を続けているともこなさんから連絡。帰りがけに駅前でチケットを貰う。GWに行われるフラメンコの舞台を見に行くことになった。ほとんど保護者状態だが、頑張って今後も皆勤を狙いたい。
 夜はKENがいつまで経っても飲み会から帰ってこないので単身鉄騎大戦。このゲームの必要ネットワーク回線上限は非常に高いため、ゲーム中の回線エラーもたまにある。しかし今日の試合は特別だった。5対5で始めた試合は開始時点で4対4に。さらに戦闘を続けているうちに目の前で戦闘していた敵のビッツが消失、会話を繋いでいた友軍機も消滅、気がつくと味方は私1人になっていた。
 しかしこの「33高地攻略戦」は山岳地帯の頂上にある唯一の敵拠点を占拠してしまえばこちらの勝利である。大体こういうときは敵も味方も同数落ちていることが多いしディサイダー一騎なら何とかなるさと単身急な勾配を進む我が機体。苦労の末やってきた拠点で唯一守っていたのは……支援機・ボルテクス1機だ! これなら勝てる! 迫撃砲に燃やされながらホイールダッシュで敵の懐に接近し、プラズマトーチ! 何とか敵撃破! やった! それでは敵拠点を征圧するかと振り向いた時、視界外にいたもう1機のボルテクスが私に攻撃を仕掛けてきた。何と敵は2体いたのだ。あえなく撃沈。
 再起動。もう一度同じデルタルートの勾配を2速で登りながら、2体の敵VTをどうやって同時に相手にするかを考える。サーチライトのような敵の爆撃を紙一重で避けつつ、一気にホイールダッシュ。さっきのサーチライト爆撃を上手く避けられたからか、敵が拠点を離れている! 手前のVTがこちらに気づいた時はもう遅い、私は敵の懐へといた。敵のひ弱な攻撃を避け、一気に拠点制圧。勝利!
 勝てば官軍。たまにはこういう戦いも面白いと思ってしまうのであった。
日記のメニューへ | HPのTOPへ |