引越し引越しさっさと引越し!な4月中旬。人生のターニングポイント(予定)。

4月上旬の日記日記メニュー

4/11・THE LAST NIGHT
 明日の引越しを控えて今日から雨模様に。理由は簡単、今日から最強のスタンド使い=晴れ男のゆっきさんがパラオへと旅立つのだ。初のパラオダイビングはきっと快晴だろう。日本に残された私は、泣きながらヒロターズ(ゆっきさんに次ぐ強力なスタンド使い)に取り入って、明日の天気を晴らしてもらうお願いをする。

 最後の東京からの出社は自転車ではなく徒歩となった。
 残り1割を残した引越し作業を済ませるべく今日は早退しようと思っていたのに、気がつけば帰宅したのは22時過ぎ。
 冷蔵庫の電源を切るため、夕飯はお弁当屋の白ご飯+冷凍食品の鶏のから揚げ+冷凍食品のクリームコロッケという自作「から揚げ弁当」状態。あとデザートはアイスキャンデー3本。

 ゆうちゃん、おげしょ、KENの友情パワーも貰い、このまま一気に紐育を目指すよー! と息巻いてみたものの、なかなか作業が終わらない。目に見える大きな作業はほとんど終わっているのだが、細かいものを取りまとめたりしているのが意外と手間になって一向に荷物が減らないのだ。
 ミニコンポやDVDプレイヤーなどの娯楽機器の多くは既に閉まってしまったので、最後に残しておいたXBOXとテレビで、HDDに放り込んであった音楽を作業BGMにする(本当はこれでラストHALO2をやろうと思っていたのに)。
 BGMとして最初に選んだのは昨年の大河『新選組!』。聴いていると昨年一年間、毎週本当に楽しませてもらった記憶が呼び覚まれる。志半ばで倒れていった者たちの思い出、総司、源さん、近藤さん、みんないい人たちだったなあ……などと考えていると作業が急に重く辛く悲しいものになっていく。作業BGMとして選択を誤ってしまったようだ。全部聴き終えた後は作業に最適な『特攻野郎Aチーム』のBGMにして気分を取り戻す。

 残されたダンボール箱はすべて組み立てても足りず、再利用などを含めて今夜だけでもかなりの作業になる。BGMも聴き終えてすべての作業を済ませたとき、外はもうすっかり明るくなっていた。この家最後の夜は徹夜で終わったのである。

4/12・ファイナルファイト

頑張った 本当に頑張った
 引越し屋の到着は昨日の電話では朝9時前後とのことだった。8時頃にはほぼ作業を終えていた私は手荷物をまとめる準備をしていた。(ちなみに上の写真は部屋の一部。荷物の総計はこれの倍以上あります)
 8時半頃、家の前の路地に大きな車が進入する音が聞こえてきた。引越し屋のトラックがきたと思って窓を開けた私の目に入ってきたのは……
はたらくくるま
トラックじゃなくてクレーン車だった。

 うちにはピアノなんて無いよう。なぜにクレーン車? どうも様子がおかしい。クレーン車の後ろにはトラックが止まっているが、荷台には既に荷物が積まれている。開いた幌の中からたくさんの資材が顔を出した。
ますます引越しから遠ざかる外の風景
 呆然と作業を見ていると、どうも私の家の向かいにある銭湯の屋上に物置を設置するらしいことがわかった。クレーンは4階相当にある屋上まで資材を運び込むためのものだ。
 クレーン車が到着して15分後、苦笑いの顔をして引越し屋がやってきた。2トントラック2台を置く場所は、もちろんどこにも無い。
 結局クレーン車が作業を終えるまでの数十分の間、私も引越し屋も待ちぼうけを食らうはめになったが、その間僅かな仮眠がとれた。

 改めて引越し屋が戻ってきてから後はものすごい勢いだった。部屋中を埋め尽くしていたあの段ボール箱がみるみる運ばれて消えていく。私が1つ持つのも必死になっていた、本でいっぱいの箱を2個3個と軽々と持ち上げて運ぶ引越し屋の皆さんのたくましさにはいつものことながら感心する。
箱舟はいっぱい
2トントラック2台で運びました。一人暮らしらしくない荷物の量
 電話では作業は15時前後までかかるだろうといっていたので運び出すのには昼までかかるかと思っていたのだが、1時間半ほどですべての荷物が運び出された。バラし損なったエレクターなど、窓を外してベランダから持ち出していった。
 そしてここで指摘しておきたいのは、最初こそ天気は小雨もちらついていたものの、外は現在ほぼ曇りであるということだ。有言実行ヒロターズに感謝。

「引越し先にはもう誰か待ってますか?」
「いえ私一人です」

 きっと荷物の量でまさか一人暮らしとは思っていない引越し屋のお兄さんと笑顔で会話して、私は電車で移動し新居へ。
 今度は運び入れ作業を開始する(もちろん雨は降ってない)が、こちらももう早いこと早いこと。
 家具の置き場をきちんと決めていなかったので「これどこに置けばいいですか?」とあたふたしていた私のところへ本日のヘルパー、KEYからの電話連絡。
 電話から1時間、KEYがやってきた頃には引越し作業はほぼ終わっていた。家の中はリビングだけでは荷物が入りきらず、すべての部屋に荷物が詰め込まれた。広かったはずの家はもはや自由な動きがとれない状態に。

 結局13時台には引越し運び入れ作業はすべて終了した。プロの仕事だった。

 積み上げられた荷物を前に、KEYは面白そうに「迷路みたいー」とか「リビング思ってたより狭いねえ。1畳くらい?」とかのん気なことを言っている。
立体迷路
 引越し時の食事といえば、やはり蕎麦! ピザ!
 いくつかのダンボールを脇に寄せ食事スペースを確保、その後コップと小皿を探そうとするが、ダンボールが多すぎてさっぱりわからない。しかも側面に書かれてある中身の説明。ここに書いてあることはほとんどが嘘っぱち。大体、うちに仏壇とか無いし。
うそつきデゾリアン
 実は引越し代を安くする代償として再利用ダンボールを使うことになったのだが、再利用だけに既に人の書き込んだ後があるのだった。まぎらわしいことこの上ない。
現在のリビングはこれがせいいっぱい
 なんとか確保した1畳ほどのスペースで、奇跡的に発見した皿とコップを出してピザを広げたところでガスの人が到着。KEYがピザを食べている間に私はガスの使用方法を学ぶ。
 食事を済ませ、改めて元の家に戻るため外へ出ると激しい雨が降っていた。ヒロターズ凄いよ! 本当に引越し作業のときだけ雨が降ってなかったよ! もう一度感謝。

 元の部屋は17時に不動産屋と大家さんのチェックがあるので、それまでに家の中を美しくしないといけない。食事とガスだけでなんでこんなに、というほど時間は無くなっていて到着したのは16時過ぎ。もうあと1時間しかない。
 ここにきてKEYが大活躍。2倍のスピードで掃除をしてあっという間に掃除完了……とまではいかなかったものの、ほぼ終わった状態の見せることができた。
 不動産屋さんにも「5年半もいたのに大事に使ってくれてますね。理想的だと思います」とか褒められた分、昨年末にやしゃまがひっかいた扉のことを隠しておくのは気が引けて正直に「ここが傷になってるんですが……」と告白(さすがに猫が、とは言わなかったけど、見りゃわかるよな)。でも「この扉交換となったら大変ですけど……まあ、きっと大丈夫ですよ。」と不動産屋さん。とりあえずセーフか?

 最後に出たゴミは大家さんが「置いとけば出しといてあげるよ」と言ってくれたので最後にシンクとガスコンロ回りを掃除してゴミをまとめて退散。
 慌てて掃除したので洗剤で手はヒリヒリ、ガムテープ剥がす作業などで指先もボロボロになって満身創痍である。
 5年半を過ごした部屋と別れのときがきた。いやなことは何も無かったし思い出もいっぱいあったが、借家からの脱出をするためには仕方ないのだ。
 きっとこれからの人生の中で、ここで体験したたくさんの出来事を思い出すことは何度もあるに違いない。私の人生の中でも特に大きな時間を過ごしたこの家。今まで本当にありがとう。そしてさようなら。
最後のお別れ

 ……きれいに終わったかと思ったのだがその後ちょっとした問題が発生。念入りに掃除しようと考えたのが仇となって、置いておいた掃除道具が多すぎて一人で持ちきれないのだ。
 紙袋2つに入りきらないほどの掃除用具と、中型の電気掃除機と床用のモップ2本。途中まではKEYが半分持ってくれたものの、川崎駅ですべての荷物が私の元に。
 すべての荷物を前に、どう持っていくか考えあぐねている私にKEYは「はい、これ」とか言って、さっき雨降ってるからと貸してやった傘まで差し出しやがった。恩知らず!
 結局両手に荷物いっぱいではちきれんばかりの紙袋、うち1つには大きな掃除機。そして帰りがけにクリーニング屋でギリギリ回収したビニル袋に入ったセーター。背中のリュックにはモップやら何やらを押し込んだのでこちらもパンパンだ。傘2本を持つ手はもう既に無いので、たすきがけした鞄に掛ける。
 荷物だらけで満身創痍の私に、別れ際KEYは言った。

「なんか今のやだよの姿だけどさ……雑誌とか集めてそうだよね
 もう姿からして川崎市民って感じですか。

4/13・新生活
 新居での初めての朝。雨戸の無い家なのでカーテンから透ける朝の光がまぶしい。
 今日から電車通勤だ。でも今日からは会社帰りにレイトショーやオールナイトの映画なんか観に行ったりしても徒歩で帰宅できるぜ! まずは、野郎と観に行くのは悲しすぎるからと先延ばしにしていた『ロング・エンゲージメント』が気がつけば今週金曜で終わり。これを記念すべき1本目にするぜ!
 ……調べてみた田、最終週はレイト&オールナイト無し。最終回は19時25分……、そんなの間に合わないよ……。いきなり作戦失敗。

 それでも比較的早く会社を出たのだが、早速会社にポータブルMDプレイヤー置いてきてしまった。かなり調子悪いし、これから駅までの徒歩通勤もあるので新調するかと、駅前のさくらやで「iPod shuffle」を衝動的に購入(エアコン2台分のポイントで買えた)。でも買っただけでは聴けない。
 それ持って遠回りして、獄・楽さんに教わったそうてつローゼンに寄り道して食材を買って帰ろうと思ったら既に閉まっていた。この街はスーパー少なすぎます。横切って帰ろうと歓楽街通ったらそこらじゅうで女の人が立っていてへんなイントネーションの日本語でマッサージの勧誘を受けた。そうか、ここは東京都じゃないからポン引きOKなのか。

 定食屋で食事してから帰宅。引き続きダンボール開封作業を続ける。収納するところがないと全く片付かないので、本棚設置を先決とする。他の場所を思いつかなかったので本棚を自室に持って行き、ダンボールを開けた先からそこへ本を突っ込んでいく。優先度とか並びなんかは後で考えよう。とにかく入れることに注力していたら部屋がエロマンガだらけになってしまった。うちにこんなにエロマンガあったんだなあ、と一人感心。しかも隣がドラえもんとかになってるシュールな本棚。

 1話目はなかなかだった「攻殻機動隊」を見逃したくないので昨日DVDレコーダーだけはアンテナに繋げたものの、テレビはまだアンテナ接続場所から遠く離れたところに鎮座していた。かわりにノートPCに内蔵されていたTVチューナーが大活躍。昨年このノート買ったときはまさかこれを使うことがあるとは思わなかったよ。
 ともかくこれが今の私の家の心臓部。
ノートPCとDVDレコーダー

4/14
 平日も帰宅後はできるだけ開梱作業を続けているため、城砦は少しずつ崩されつつある。背の高さほどあった段ボール箱の山は腰くらいまで減っていた。結構頑張ってると思う。
まだまだ荷物は多いけど
 ところで実は前の家に風呂の足拭きマットを置いてきてしまったらしい。大変不便である。替えのマットも昔あったはずなので今日はそれを探してみるが出てこない。
 どこにやったのだろうか。捨ててしまった可能性も高い。ともかくあるかどうかもわからないものを探していると、多分前の家では押入れの奥に入っていたと思われる見慣れない箱を発見したので開けてみる。すると中から新品の足拭きマットと、こちらも来客用に欲しかった室内用スリッパが2足セットで出てきたではないか。いきなり欲しいものがまとめて手に入ってしまった。
まだまだ荷物は多いけど
 まるで「かえってきたドラえもん」の「ウソ8OO」みたいな展開だと感動していると、その箱は、どうやら8spotsの祖父が数年前に亡くなったときにいただいた香典返しであることがわかった。梅子ばあちゃんありがとう! 

4/15
 先日一旦は諦めた『ロング・エンゲージメント』であるが、あまりに悔しいので今日は仕事をぶっちぎって定時に会社を出れば、何とか予告上映あたりに間に合うのではないかと画策する。
 結局あまりの仕事の多さに画策するだけで終わり、会社を出たのは映画の上映が終わってからさらに時間の経った時刻。
 とぼとぼと家路を歩いていると、丁度チネ方面へ向かう階段の下でチネで働いているIZAに会う。

IZA「どこ行くんですか?」
や「帰るんだよ」
IZA「あそうか。私もですよ」
や「見ればわかるよ。今日は『ロング・エンゲージメント』を……」
IZA「終わりましたよ」
や「知ってるよ」

 と無味乾燥な会話をしながら別れる。目の前の階段をとぼとぼ上っていると、誰かに肩を叩かれた。見上げるとcabinさんだった。獄・楽さんの話だとcabinさんは私の家よりもさらに奥のあたりに住んでいる川崎市民なのである。
「せんぱい!」
 思わず叫んでしまいました。今度この街のこともっと教えて下さい。
 引っ越しても、まだまだここも知り合いの多い街であった。

4/16・昔気質
 すっかり遠くなった行きつけの歯医者だが、治療が続いている限りは行かねばならぬ。
 KENも「意外と近いよ」と言うので今日はいつものように自転車で行ってみることにした。丁度30分かかった。

 治療後、前の家の大家さんを訪ねる。置いてきたエアコンやコンロの取説を渡すのと、忘れてきた足拭きマットを回収しに行ったのだが、大家さんは「ああ、あれか、もう捨てちゃったよ」とつれない返事。あまり難しいことを考えない相変わらず昔気質の大家さんだった。
 敷金の返金を銀行へ振り込むところだというので直接受け取ることにした。金額は預けていた家賃2ヶ月分のうち1か月分だった。
 振込みをしなくなったので記録が残らないのは問題無いかどうか、念のため不動産屋に聞いてみることにする。特に問題はないとのことだったが、ついでに修理代金についての明細の内訳が無いのか尋ねると、不動産屋さんは言った。「支払いまでに時間掛かるのは面倒だし、部屋をきれいに使ってくれてたから通常の金額だけでいいって大家さんが言うんですよ。扉の傷だけが深かったので交換するとなるとかなりの額になるはずなので左官屋に見てもらったらと言ったんだけど、俺が自分で直してみるとか言って」
 本当に昔気質な大家さんであった。
 ちなみに扉の傷はやしゃまにやられた引っかき傷でささくれてぼろぼろになっていたのだが、引越しの際に正直に傷があることを告白したとき、大家さんも不動産屋さんも傷以上のことは何も言わなかった。見ればすぐに猫の仕業とわかるものなのに。良い不動産屋さんと大家さん、つまり良い街にめぐり合えていたようだ。

 帰宅後は買い物、待望のテレビ接続、洗濯機接続(ストッパー付き蛇口なんて初めて見るので結構戸惑った)、そして初の洗濯をしているところで日が暮れる。仕事帰りのゆうちゃんが顔を出したので一緒にSEEDを見る。ゆうちゃんはガンダムを観るのは最初のやつ以来らしい。
 番組が終わってからテレビの位置が気に入らないので、ゆうちゃんと一緒にテレビを運ぶ。今日は客なのにまた使ってしまった。でも助かりました。

4/17・開梱開梱さっさと開梱
 引越し片付けも着々と進行中である。今日の朝の時点の現状はこんな感じ。4/14の日記と比較してもリビングの荷物がかなり減ったのがわかっていただけるだろうか。
視界が広くなったリビング
 今日は3度目にして最後のエアコン入りから一日が始まる。狭い家のオーバースペックなエアコン工事もこれにて終了。
 なぜか2時間もかかった作業の間、横で朝食食べるのもアレなので3日分の日記を書いて過ごす。
 朝食後は延々と開梱と収納を続けていると夕刻にKENから電話。仕事が早くに終わったので遊びに来るという。KENが到着しても気にせず開梱作業を続ける。KENは「なんだー、もう片付いてるよー。もっと面白いことになってると思ったのに」と不満の声をあげる。
「だめだ、俺にはちょっとここは高すぎる」
 と、尋ねてもいないのに高所恐怖症を告白するKENは、その後も「和室には何も置きたくないよねー」とか散々コメントをした上で最後に「最初の荷物詰めと同じで、開梱も最後になってからが意外と大変なんだよな。仕舞うところ無かったりしてさ」と、捨て台詞を吐いていた。

 キリがいいところまで作業できたのでKENと共に外へ出る。今日最初の外出である。
 引越し後最初の外食は、引越し記念に近所の回転寿司屋へ行く。美味いながらもKENは「寿司ももうすぐ食べられなくなるんだよなあ。向こうではしなしなのマグロが3貫で1500円とかするらしいよ」とさみしそうだった。

 帰宅後もさらに『マスク』(☆☆☆)を観ながらさらに開梱開梱。かなり片付きましたよ!
視界がさらに広くなったリビング
へやをみて へやをみて ぼくのへやのりびんぐがこんなにひろくなったよ
 リビングが広くなった反面、和室に荷物が増えた気がするのは気のせいです。きっと。

4/18・映画館開場準備
 昨日買ったよしながふみの新刊『愛がなくても喰ってゆけます。』の序盤にあった1コマ。
以前こんな会話したことある
これはまさに、ユッキえもんキター!

 さて、今日はいよいよ大詰めを迎えた開梱作業は一旦休止し部屋に家具を置くほうに注力する。
 今日はリビングの最も重要なアイテムであるプロジェクターの設置を試してみる。壁には既にスクリーン(16:9・90インチ掛軸型)は吊っておいたので、後はその部屋の反対側にプロジェクター本体を設置すればOKだ。壁の反対側は窓なので、ここに家具を固定するのは邪魔そうではあるが、暫定的にそこへ台を置いてともかく試してみる。
 置き場所さえ決まればやることは簡単なので無事に投影できたかと思ったのだが、最小サイズにしてもスクリーンからはみ出てしまう(!)ことが発覚。これまでよりも壁との距離が開いたからか。
 とりあえず台をさらに前に動かすことでスクリーンぴったりになったが、今のままだとTVの正面にプロジェクター台が来るので絶対固定はできなさそう。あと、最大の拡大にすると結構ドットが見える。私の持ってるTH-AE100では発売後けっこう言われていたことだが、今まで全く気にならなかったのはなぜ?
 いろいろ細かい問題が出る結果となった。やはり天井から吊らないとダメなのか? それともスクリーンをもっとでかいものにするのか? いっそプロジェクター本体をも買い換えるのか? ……すっかりお金の無くなった私にはどれも困難なことに思えた。まあ、とりあえず観られるからいいよな。
上映イメージ
 明日からはスクリーンの周りも片付けないといけないなあ。休日と比べると、ちょっと作業が乗ってくるとすぐに深夜になってしまうよ。毎日少しずつしか進まないもどかしさはまるでNHKの連ドラのようだね。

4/19・『コンスタンティン』
 久しぶりにヒロターズから映画に誘われたので、引っ越して初の会社帰り映画鑑賞は『コンスタンティン』(☆☆☆)となった。結構面白かった。
 宣伝文句に偽り無く、ある意味確かに『マトリックス』の亜流映画ではある。「世間の知らないところで戦いを繰り広げている2つの組織」という構図のドラマ。ただしこちらはハードボイルド風。多分原作がそういうアメコミなんだろうけど。
 キアヌの、"ロウ"でも"カオス"でもない"ニュートラル"な主人公ぶりがなかなかサマになっており、あの『ビルとテッドの大冒険』のノータリン男がここまで成長したのかと感慨深いものがある。
 脇キャラが出番は少ないもののかなり魅力的なのと(これどっちかというとTVシリーズみたいなもので毎回活躍を見たい感じ)、演出一つ一つは目を引くものがあったりと結構好きな部分は多いのだけど、話の根幹は(そこへ至る演出も含め)お約束すぎて特筆すべきものがないので☆3つ。
 (以下ネタバレぽいところは隠します)クライマックスが『バンデットQ』とほぼまるっきり同じ(神と悪魔の違いはあるけど)なのと、最後のオチはこれはどうみても「こぶとりじいさん」だったのは何の冗談なんだろう。そういうの、結構好きだぞ。

 あと、映画の後の印象が弱いのは、ヒロターズの隣に座っていたアベックのせいもある。映画全編中会話し続ける観客ってありえる?
 久々に酷いDQNに遭ったと、さすがの私も「そんなに話しながら映画観たければ家でやってください」などと文句のひとつでも言ってやろうと思ったのだが、明るくなった館内で振り向いたらこれが典型的デブヲタ風の男とアブラギッシュ女。本当に見本みたいに絵に描いたようなその姿に戦慄して言葉が出なかった。こんなのに話しても聞いてもらえるとは思えない……。
 その後、ドラゴンの炎のように口から罵詈雑言を吹き出すヒロターズから聞いたところによると、誰かが死ぬたびに「あぼーん! あぼーん!」と叫ぶとか2ch語連発だったというので(私の位置からは何を言っているのかまでは聞こえなかった)、外見と行動だけでなく真性の人たちだったみたいだ。
 見えないところで何してても文句言わないので、頼むから秋葉原や有明から外に出ないでください。
 最後にヒロターズから聞かされた話があまりに面白すぎるので、彼女も自分の日記に書いたけど私も書く。
「途中でセブンイレブンが一瞬映ったじゃないですか。あのとき隣の女、なんて言ったと思います? 『へえー、セブンイレブンってアメリカにもあるんだー』」

 ……だめだ、やっぱりこの話は文字に書いても面白さが伝わらない。
 ちなみに私が見た、初めてのセブンイレブンは多分ジョン・バダムの『ウォーゲーム』だと思う。

4/20
 引越しからこれで1週間が経ったけど感慨もない水曜日。部屋の片付けも大詰めを迎え、細かいところが気になり始める。

 テレビの映りが悪いのでチャンネル設定を東京23区から神奈川(横浜・川崎)設定にしたらMXテレビが映らなくなった。慌てて元に戻す。
 地上波アナログはUHFの映りはどういじってもいまいちだ。アンテナないのかな? 地上波デジタルならもちろんきれいに映るけど、こっちはうちのHDDレコーダーではDVD-Rに録画できないのがネック。ずっと録画してきたMXテレビの「Zガンダム」もここで断念。
 ネット環境も問題。今メインで使っているのは光ファイバー100Mの"USEN"なのだが、少なくとも私のマシンは(無線LANとはいえ)たった1Mしか出ていない(上りは2Mで上りの方が速いのがまたシャク)。マンションタイプだからということかもしれないが、このマンションに100人もいないよ。
 一方「キャンペーン中なので引越し後2ヶ月はタダだから! お願い!」と懇願されて連れてきたヤフーBBは、モデムを12Mにしたこともあるのかもしれないがスピードは軽く7、8Mとか出てます。ヤフー持ってきて良かったのかな?

 最後に今日は自分の部屋に積んであったダンボールの開梱作業。今日も数個の箱を潰し、少しずつゴールが見えてきた。それでも本の収納場所が圧倒的に足りないのは間違いない。

日記のメニューへ | HPのTOPへ |