[PR] RMT 2014年2月のやだよ日記
仕事激化の中、映画鑑賞の趣味だけは再燃始めた2014年2月の日記。

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2/1・『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
 青山でmadiで帰宅。

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(☆☆☆)
 監督も出演陣も素晴らしく、期待通りの活躍をするので、映画全体を観た印象としては面白いんだけど、そこで描かれる彼らの日常は、サクセスストーリーでありながら、ひたすら醜悪に満ちている。そしてそれを延々と見せられるという、ある意味ホラー映画のようなストレスを味わう3時間。
 この空気を本当に楽しめるのはアメリカ人だけなのか、それともそういう映画なのかは不明だけど、『ブラックホール・ダウン』とかと同様、個人的に何度も観たいと思わない作品。
 吹き替えにより毒を抜き、1時間半に短くした日曜洋画劇場版なら楽しんで観られるかも。

2/2・『アメリカン・ハッスル』
 散髪。お飲み物は何にしますか? と聞かれて驚く。ホットコーヒーを頼んだら、色つきのお湯が出てきた。その後散髪前後に軽いマッサージ。
 前回突如値下げサービスを中止したためなのか、サービスがアップしている。これはこれでありがたい。
 日が暮れてから8spotsと東宝で『アメリカン・ハッスル』。

『アメリカン・ハッスル』(☆☆☆☆☆)
 冒頭のクリスチャン・ベイルが禿げ頭を隠すように横の髪を撫でつけるシーンからもう映像に魅了されて138分があっという間の「スパイ大作戦」系映画。去年のアカデミー作品『アルゴ』はあまり刺さらなかった私もこの映画はハマった。
 私はとにかくこういう計略ものが好きなのだ(でもオーシャンズはいまいちなんだけど)。そういう意味でこの映画はずっと計略に次ぐ計略で、その中に主演5人の人間関係と友情と愛情と謀略の混ざり方、人間の描き方が尋常でなく良質で、たった2時間強の映画なのに、彼らと何年も人生を過ごしてきた仲間のような、1年間観続けたテレビドラマのような、感情移入できるキャラクターの深さを感じた。
 ショーン・ペンがやりたそうな(最近よくやる)役をやったジェレミー・レナーも、アカデミー受賞以来ようやく良い役を貰った気がする。

 ピザ食べて帰宅してから、ツタヤで借りてきた『ロボコップ』BDで、今週の予習。久々に観ると、そのテンポの良さ、無駄の無さに感心する。
 クラレンスがオムニの社員を暗殺する際に見せるビデオが、CDのようなディスクの形状で、「未来の映像記録媒体はもうCDサイズになっちゃうんだろうなあ。確かになあ」と凄く未来を感じたものだが(当時VHSとLDの時代)、今はそれをDVDを通り越してBDになっていて、それで観ているというのが感慨深い。

2/3・『ノーコン・キッド』上映
 朝ネットをチェックすると、FBにスズムラ監督の投稿が。渋谷で毎日レイトショー上映している『ノーコン・キッド』の入りがイマイチで、トークショーのゲストに申し訳ない感じになっているという。これは何とかしたいと、夜に仕事を抜け出して渋谷へ。
 席を指定する際に、最前列が開いていたので詰めた方がいいよねということでそこを選んだら劇場にステージが無く、スクリーンと座席のわずかな隙間に椅子を置いてのトークショーだった。幸い私の前は面識のない砂原良徳さんだったので問題なかったけど、もしスズムラ監督だったら、近すぎてなんか申し訳ない気持ちになってたかもしれない(無効はプロなので大丈夫だと思いますが、私がしんどい)。
 30分ほどのトークショーは非常に興味深い内容で、無理して観に来て良かったなというものだった。今日の上映は1〜4話。ニコ動でも観たので鑑賞は3回目となる1話だが、映画館のスクリーンのサイズで見る本作はまた違った魅力があり、背景のわたなべの美術のディティールの素晴らしさが映画のスクリーンに耐えられる。高校生・波留の顔の産毛まで見える大きさを最前列で堪能していたら、色々頭を巡らせていたところで、ふと今日しないと行けない仕事を思い出し、2話が始まったところで無念の退席。会社に戻る。ちなみにこの帰りの電車で偶然ケイジに会っていたことを後で彼から教えられてその偶然に笑う。
 帰宅する頃には既に0時を過ぎていたが、コンビニで節分の豆を買って、2人で歳の数だけ食べた。豆まきは0時過ぎてしまったのと近所迷惑なので今年は自粛。

2/4
 昨日の頑張りが良かったのか、なんとマツイさんから『ノーコン・キッド』のBDをいただく。ばんざーい!
 帰宅して早速特典ディスクをチェック。知り合いがちょくちょく出演するメイキング映像が大変面白い。

2/5
 仕事は相変わらずしんどいが、帰宅して『ノーコン・キッド』特典映像続き。
 8spotsは教室で耳がいいと褒められたらしい。

2/6・『ロボコップ』
 JH吉田さんのお誘いで、スギモリさんをお誘いしてリメイク版『ロボコップ』の試写会。昼からなので、思い切って会社を有休取った。
 急な坂を登り、虎の門の丘の一番上にあるソニーピクチャーズの試写室のあるビルのロビーでスギモリさんと待ち合わせ、吉田さんに電話をすると、「あれ? 試写の時間が急遽夕方にずれたんだよ? Facebookにも書いたじゃん」って知らんがな。そもそもFacebookって全員の書き込み読めないし。
 というわけでまさかのスギモリさんと一緒なのに3時間くらい時間が開くことに。そこで急遽本当は映画上映終了後に誘うつもりだった、渋谷パルコの「ゲームセンターCX x ノーコン・キッド コラボカフェ」に行くことにする。幸いそれほど開かない時間の回に当日券で入ることができ、半分くらいの時間だがゲーセンわたなべを堪能。
 『キメラビースト』を2人でやったり、『スーパーリアル麻雀PIV』や『ファンタジーゾーン』を楽しんでから、Tシャツを買って、また虎の門の山の上に戻る。

 ようやく吉田さんと合流。JIN君にも久々に会う。
 映画みたいなセキュリティ付きのエレベーターに乗って試写室へ。
 上映開始の1時間前に来て、最前列に陣取ると、試写会は満員。補助席まで出て入場できない人が出るほどの盛況ぶりだった。

『ロボコップ』(☆☆☆☆)
 冒頭の世界観説明と、『メタルギアソリッド』みたいな中東の風景(ってソリッド遊んだことも見たこともないけど)に痺れる。再構築された世界観とその設定だけで色々ニヤリとさせてくれる。前作のアニメ的なヒロイズムに溢れた設定から、よりリアルさに寄せてきたのも今の映画らしい。
 アクション部分もロボコップらしくも今っぽくなっているし、それでいて特撮っぽい基地の演出とかツボも突いてくる。このブラジル人の監督の映画を観るのは初めてだが、タダモノではない。
 その一方家族愛をよりはっきり描くために奥さんが重要人物で登場してきたり、科学者を重要人物にしたりして、ドラマを深くしたのは、バーホーベン版のテンポの良さから減退するところ(相棒はまあお約束として)。オムニのマイケル・キートンは悪くないので、もう少し出番を増やしてそれ以外のドラマ部分はもう少しあっさりしてても良かったかなと思ったりするけど、まあそれほど悪いわけではない。
 全般的に非常に面白かったけど、何だかあれ?な気持ちがあるのは、ラストがなんでああなったのかよくわからないからなのです。
 今のところは「まあ面白かったからいいか」で済ましているけど、今度もう少し詳しく聞いてみたい。吉田さんのツイートの説明でもよくわからない。

 映画鑑賞後、アンケートを書いて、スギモリさんとお茶してから解散。既に日も暮れていたがスギモリさんは会社に行くのでした。おつかれさまです。

 夜は『ちりとてちん』を家族で観たり。

2/7・渋谷クアトロ
 抜群に忙しい状況だと思うのだが、突然上司から新しい仕事振られる。なんかこれから胃が痛くなりそうな気もするが、自身のキャリアアップのために頑張る。

 今日の昼礼で喋った話なんですが、メモとしてFacebookに流用したやつを転載。
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 昨日会社休んで新生『ロボコップ』を観たんですけど、これがオリジナル版の社会風刺を現代なりにうまく落とし込んでいて、なかなか面白かったです。監督はジョゼ・パジーリャというブラジル人監督。
 ブラジル人の映画監督と聞いたときは意外でした。ウォルター・サレス(モーターサイクル・ダイアリーズ)とかエクトール・バベンコ(蜘蛛女のキス)とかいるにはいるんですけど。

 オリジナル版はもちろんバーホーベンでオランダ人で、彼のハリウッドデビュー作。SFというのは大体、現代の問題を、SFというオブラートにくるんで社会風刺するというのがお約束ですが、やはりアメリカ出身でなく第三者的にアメリカを見る視点がある外国人監督の方がシニカルさは一枚上手、というのは今も健在ってことなんですね。

 同時に、ハリウッドの外国人監督というのは地域的な流行りがあるんだろうなとも思いました。私の学生時代に有名だった監督だと、『ハイランダー』とか近年は『バイオハザード3』で復活してたラッセル・マルケイとか、『マッドマックス』『ハッピーフィート』のジョージ・ミラーはオーストラリア出身で、あと『インデペンデンス・デイ』のローランド・エメリッヒと、『第5惑星』のウォルフガング・ペーターゼンはドイツ人。

 最近は、去年の個人的ベスト映画2本『ゼロ・グラビティ』のアルフォンソ・キュアロンと、『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロはご存知の通りメキシコ人。後は『第9地区』『エリジウム』のニール・ブロムカンプと、観てないけど『エンダーのゲーム』のギャヴィン・フッドは南アフリカ出身で、今のハリウッドは中南米とアフリカがきてるんだなあと思うわけです。

 ちなみにアジア人だとジョン・ウー(香港)が特別で、昨今で成功してるのは『ライフ・オブ・パイ』のアン・リー(台湾)くらい?
 日本だと、私の大好きな(『ルパン三世』のw)北村龍平監督がハリウッド進出するという話を聞いたときは喜んだものの苦戦しているみたいです。
 メジャーリーグくらい日本人(監督)の目立つ時代が来ると面白いのになあと思いました。

 まあだからといって『ロボコップ』を日本人が監督したら「それなら日本で撮ろうよ!」って言われそうですが(笑)。
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 昼礼記録・ここまで。

 そのまま本社へ移動して、仕事してから渋谷クワトロの『ノーコン・キッド』最後のイベントに向かう。
 品川までのシャトルバスに飛び乗ると、偶然T崎さんに会う。渋谷で『ウルフオブ〜』を観るのだという。
 そのまま渋谷までいろいろ世間話しながら移動。牛丼食べて別れてクワトロへ。
 既にイベントは始まっていたが、イベントは割と盛況で、関係者でもないのにほっとした。
 イベントにはサプライズで和田名人が参加して、『ファンタジーゾーン』を華麗にクリア。かっこいい!
 最後はイベント終了後に『ゼビウス』カンストを皆で鑑賞するという素敵なゴール。
 盛り上がるステージの横で、会場で出会った多くの知り合いと挨拶など。
 ノーコンから連なる夏からのこの楽しい半年間も、これで終わりなのかと思うと残念。是非成功して次に繋がっていれば良いのだけど、と思う。

2/8・大雪の東京
 昨日は深夜まで渋谷で盛り上がったのに、目覚めると雪景色だった。あれ?
 いつものように8spotsと青山へ行くと、結構積もってる。
 用事を終えると、もっと積もってる。
 これはまずそうな予感がするので、今日は喫茶店を寄らずにまっすぐ帰ることにする。
 電車から見る多摩川なんてもう完全に雪国。
 早く帰って来て良かった。8spotsの部屋にはついにはつららまでできてしまった。
 こんなの初めてだ。
 『ノーコン・キッド』のコラボカフェイベントも今日は中止になったそうだ。今週はよく外出していたのだけど、大きなイベントにぶつからなくて幸いだった。
 夜は大雪らしく『ヒューゴの不思議な発明』を2DBDで鑑賞。雪景色にぴったり。

2/9・『ラッシュ・プライドと友情』
 昨日の雪はそのまま積もって身動きの取れない街になっていた。
 ずっと家にいるのもしんどいので当初の予定通り映画へ行こうと、東宝シネマズへ。

『ラッシュ・プライドと友情』(☆☆☆☆)
 70年代前半に子供時代を過ごした男性なら必見の映画。子供の頃の憧れのF-1が実写で動いている。当時映像なんて無かったので写真とミニカーでしか知らないタイレルP-38が、6輪マシンが動いてる! というだけでもう感激(タイレルは脇役ですが)。
 実話とは思えないほど話はヒーローとライバルの物語になっていて、70年代の風俗の懐かしさと相まって、心ときめくドラマになっていた。
 『アポロ18』ほどの極限ドラマではなく、青春ドラマとして美しくまとまっていると思う。

2/10
 会社のマッサージも早くも5週目。最初「1ヶ月は通って下さい」というリクエストを達成できた。おかげで随分体は楽になった。肩凝りもかなり収まった気がする。40分1000円は破格なので、これからも行ける限り通いたいと思う。
 今日は新しい仕事の打ち合わせ。新チームの想定していた要求が大きく、自分の今のキャパでは無理なことを伝える。いろいろ不安になる。
 夜は8spotsと久々に口論になる。こう記録していない時は口論していないので、実に平和になったと言える。

2/11
 寒くて昼まで寝てる。
 かわりに買い物とかトイレ掃除とか家の仕事。
 夜にラゾーナへ行くと、8spotsが「ノボタンさんの話を聞いてから一度食べてみたかった」と猫の舌のイラストの付いたチョコレートを買ってきた。
 中身はこんな感じ。なんかカップアイスのスプーンみたい。
 一応バレンタインデーということで私も少しいただきました。
 でもキミにはあげられません。猫だけど。オスだけど。

2/12
 日が暮れる頃から本社で会議。2つほど連続して直帰。

2/13
 S村さんと昼から外出して三軒茶屋で打ち合わせ。
 次の目的地であるところの千葉へ向かう途中でツイッターを見ると、三軒茶屋の住人であるスギモリさんが、現地でロボコップの警察イベントを鑑賞していた。私も見たかったよう。
 2週間ぶりの千葉は雪に埋もれていた。先週の雪がまだいっぱい残っている。こっちがいかに寒いかということだ。
 夜まで会議して、サンドイッチとコーヒーで軽食取ってからそのまま帰宅。
 いや正確には秋葉原で途中下車して『かくげいぶ!』の2巻買ってから帰宅。
 ヨドバシにも寄って久々に「週刊ファミ通」を買ったよ。

2/14・大雪と『スノーピアサー』
 バレンタインデーはまたしても大雪。朝7時からの「ニンテンドーダイレクト」を観てから、幕張メッセへ。
 乳丸さんと初対面。その後ほりいさん、KRGさん、しおつくさんらと記念写真撮ってから幕張を後へ。
 大雪を横目にメールチェックすると早退奨励の連絡が来てる。一旦品川で京急に乗り換えたものの、京急蒲田近くの高架から見える一面の雪景色とホワイトアウトする遠景を眺めていたら気後れして直帰に変更。

 普段より早く帰宅後、せっかく早く帰ったのだからと『スノーピアサー』を予約して、大雪降る中徒歩で東宝へ。

『スノーピアサー』(☆☆☆☆☆)
 大雪に観る映画ナンバー1。そしてここまでで今年観た映画ではNo.1。
 ググると出てくるあらすじを転載するとこんな感じ。「氷河期が訪れ、人類がたった一台の列車に乗り生活している近未来を舞台に、先頭に乗り列車を支配している上流階級に反旗を翻す人々の姿を描く。」
 ……ここに70年代〜80年代のSF映画を感じ取り「なんだ俺の大好物だよ」という人には強くオススメ。もっとわかりやすいたとえを言うと、「列車の中が舞台の『北斗の拳』」。バットとリンも出てくるし、これこそ本当の実写版。
 『ドゥームズ・デイ』にも感じられた80年代SFアクション映画の文法を今甦らせようと、みんなが世界で頑張ってるのかなと思うほど、懐かしいハチャメチャな世界設定で「細かいことはいいんだよ」という勢い重視のドラマ、熱い展開。
 昔ほど映画が面白くないという人はこういう昔ながらのバカ映画を観て元気になるといいと思いました。

 同じ監督の『グエムル』は刺さらなかったけど、今回は本当にツボだったのはジャンルによるものなのかなあ。主演がキャプテン・アメリカなのはかなりイメージ違ってて面白かったけど、役者的に一番びっくりしたのは、『ニュースルーム』のヒロインの子が悪役?で出てきたところ。

 帰りに地下道出たらなんか木の横だけ雪が付いてて、吹雪凄い。
 チッタの前も完全に雪。

2/15・BDで『ザ・マスター』
 寒いので、いつも喧嘩ばかりしているうちの猫もすっかり仲良しです。
 ほらほら。
 目覚めると一面の銀世界。昨日より、先週より凄いことになってる。
 8spotsと青山へ。その風景は先週以上。
 宝くじの売り子の人はこんな天気でも凄いと思うけど、一層鬱陶しい。そこどいて。

 用事を済ませて、雪は止んでいるのでいつものようにmadiへ行くとガラガラでお客は他に2組くらいしかいない貸切状態。
 店員さんもいつも以上になんか親しく接してくる感じ。面白い経験だった。
 帰りは割と雪もどかされて道ができてきてた。皆さん本当におつかれさまです。

 帰宅後、昨日届いたBDで『ザ・マスター』を観る。

『ザ・マスター』(☆☆☆☆☆)
 アカデミー映画なのに、海老名でしか公開されて無かったので、最近やっと日本でのその存在を知った映画。『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』が傑作でその監督、主演はホアキン・フェニックス、フィリップ・シーモア・ホフマン、さらにエイミー・アダムスって観ない理由が無いのでBDを購入。
 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』以上に2人の主人公の心理面だけにより焦点が合っていて、とてもシンプルな映画だが、その気迫だけで圧倒される。

 驚いたのは何気なく観た特典映像の予告映像。本編で使われていないシーンだらけだ。しかも船から飛び降りるシーンとか、かなり予算も掛けているシーンもあって、なんでこれ使ってないの? という部分も多数。予告編の本数も尋常じゃないほどたくさん入っていたが、どれもこれも使われてないシーンばかりで、ほとんど「未公開カット」集じゃないかと思うばかり。本当にこのポール・トーマス・アンダーソンという監督はタダモノじゃないと思った。

2/16
 昨夜日記更新していたら夜更かししすぎて起きたのは13時前。外は好天なので、昼食後は自転車でOKまで買い物。牛乳やパンが全滅していて、物流が止まっているのがよくわかる。
 8spotsが昨日の流れでポール・トーマス・アンダーソンの『マグノリア』を観たい(彼女は既に以前観てる)というので、途中GEOに寄ると、7泊8日50円セールやっていた。これじゃDVD買わないし映画館行かないよね。
 というか『マグノリア』は随分昔にDVD絶盤になっててプレミア付いちゃってるんだけど。

『マグノリア』(☆☆☆☆☆)
 なるほど傑作。心理描写を言葉や音楽で説明せず、役者の演技の機微で描いていて、後半ドラマが大きく動いていく時に解放感があり、不自然さが無い。その辺特に全然期待していなかったトム・クルーズが良い。ラストの無茶苦茶さもカタルシスに繋がってしまうのが物凄い。ポール・トーマス・アンダーソンは天才なんだろうなあと思う。昔ポールWSアンダーソンのことを、まるで自分の友人のように親近感を感じていたが、ミラジョボと結婚してからすっかりユルくなってしまってそういう想いは無くなった。今はポール・トーマス・アンダーソンの方がなんか気持ちを持って行かれる感じがする。なんでだろう。

2/17
 ずっとやりたかったけど忙しくて後回しにしていたPVの編集をようやく開始。ちょっと遅すぎたか。

2/18
 午後までPV編集、その後本社で会議。

2/19
 朝から本社で「ハラスメント研修」。
 この20年、パワハラ、セクハラで辞めた先輩・後輩多数だけど、研修受けたら改善するかどうかは未知数なのです。
 午後は知り合いの面談に同席。さてどうなることやら。

2/20
 千葉行きを断念してひたすらPV編集。
 『ホビット』続編のIMAX試写会に当選! やった! でも前作観てない。

2/21
 昨日の残務ちょっとと特典編集。帰宅後再び家庭不和。

2/22
 『ごちそうさん』、腐久の結婚とカツオの入隊。今週はかなり良かった。
 8spotsと青山。
 3週間ぶりの雪のない表参道。
 madiで昼食べて帰宅。OKで買い物。パンがようやく売っている。
 夕食後に『ちりとてちん』、師匠他界の回で15分で何回泣かせるんだという凄い回。何度観てもこの回の破壊力は凄い。
 夜はWOWOW録画で『ホビット 思いがけない冒険』(☆☆☆)
 前に書かれた前日譚ということで仕方ないのだけど、ドワーフばかりの冒険は『ロード・オブ・ザ・リング』に比べて、ひたすら地味。とにかく地味。つまらないとまではいかないけどファンタジーにあまり魅力を感じない私には結構しんどい映画。
 でもIMAX 3Dで観たら印象違うんだろうなあとも思う。やはり映画は映画館で観てこそ真の評価ができる。

2/23
 8spotsとともに実家へ。
 長い闘病生活のせいで引きこもりがちの父のために何か良い案は無いのかと考える。
 東宝シネマズに寄って、『スノーピアサー』のパンフを買いに行ったら無事に再入荷しており購入することができた。ついでに『ゲームセンターCX THE MOVIE』のパンフも買っておく。

2/24・『ホビット 竜に奪われた王国』
 最近本当に仲良くなってきたようですよ。
 朝のジムを休んで109に行き試写会チケットを確保。2人分貰えるということでFacebookで募集してみたら、やなぎぃさんから手が挙がり無駄にせずに済む。

『ホビット 竜に奪われた王国』(☆☆☆☆)
 やはりIMAX 3Dのホビットは先日観た前作とは比べられないほど迫力があり、盛り上がった。特に今回のは、映画のフレーム24コマのルールを破る48コマというHFR作品で、これがなかなか新鮮だった。
 おおざっぱな印象としては、テレビの特撮や時代劇がフィルム撮影からビデオになったときと同じ。なんかぬるっと動く。特にレゴラスの殺陣の滑らかさとか、存在感が生々しくて面白い。この映画を観るなら絶対これで観るべき面白さ。
 昔は家でプロジェクターで映画観る時はわざわざ色温度を低くして、あえて鮮やかさを消してフィルムの質感を再現したりしていて映画館っぽさにこだわったりしてたものだけど、今日日デジタル上映が当たり前&大画面の液晶テレビ生活に慣れちゃうと、もうこの先は映画は全部HFRでいいんじゃない? とも思ってしまった。

 で、映画は相変わらずの3部作第2話。「あれ? 次のシーンへの暗転が長い……あー!」の悲鳴とため息は『LotR』の時を思い出す残酷さ。これであと2年待たせるのか。酷い!

2/25
 本社でT崎さんに会ったので、ロビー横の喫茶スペースでコーヒーを御馳走になりつつ、週末の宮崎旅行の話を聞く。開催された生頼範義展は想像を絶する素晴らしさのようで、私もお金があったら是非友人たちを誘って行ってみたい。まあ絶対行けないんですけどね。

2/26
 時間を見つけてちびちびやってるPV制作佳境。

2/27
 PV制作なんとかまとまる。月末の締め切りに何とか間に合った。

2/28
 PV完成。ぎりぎりだった。いしざかさんありがとうございます。

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