もはや「ニャワジ解放戦線」外伝とも言うべき状態となりつつある12月上旬の日記。

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12/1・『スカイキャプテン・ワールドオブトゥモロー』
 映画の日なので会社を早く出て川崎へ向かう。

 土壇場で観る映画を変更した関係で、TOHOシネマズ川崎初体験。イスのゆったり具合はチネチッタ以上だが、スピーカーが若干安いのか大音響の際少し割れている気がする(多分一番小さい8番館)。それでも想像していたよりずっと良い感じ。今後も利用しておきたいかもしれん。
 指定席に座ろうとするとそこには既に荷物が置かれている。隣りに座っている2人組のものであった。声をかけると「はいはい」と大柄の背広姿の男が軽快な返事で鞄をどかす。
 一目見て『げんしけん』の原口(あの漫研の人)似の、その中年サラリーマンは態度も特に悪くなかったのだが、汗の臭いがほんのりと漂ってくる。そして彼はちょっと洒落た場内説明のフィルムを見てひとり大声で笑うのだが、音量が大きい上に声が高いのでよく響く(私もこんなんなのかな)。
 ディズニーランドにあるようなプラ製のバケツに入った満杯のポップコーンを食べながら相方と原口氏はマニアックな会話をしていた。

 間もなく館内が暗くなり、映画予告が始まる。そこへ隣りに遅れてやってきたアベックがごそごそとやってくる。そして男のほうが私のほうを向いて言った。
「そこ、僕の席なんですけど」
「え? ここはHの5なので僕の席ですよ?」
「いや、そこはGの5ですよ」
「……! すみません!」

 そそくさと後ろに移動、退避する私であった……。暗闇の中で隣りの荷物をどかさせた原口氏が友人に向かって苦笑してるように見える。
 ウワァァン! 超恥ずかしいがアベックの男の人にとっては、イスは生ぬるいは隣は汗臭いは厳しい席になっただろうなあ……。

 でそんな私が恥ずかしい経験をして観たのが
『スカイキャプテン・ワールドオブトゥモロー』
 例えるなら(インディジョーンズに対する)J・リー・トンプソン版『キングソロモンの秘宝』のような映画であり、『フィフスエレメント』のような幼年期の体験を様式美として結実させた映画であり、わかりやすいアメリカ版『ゴッド+ディーバ』
 全編がクライマックス。昨今のシューティングゲームを忠実に映画化するときっとこんな感じになると思う。逆に言えば抑揚がないためどこでびっくりしていいのかわからなかったりするわけだが、作ってるほうもわかってやってる節があるのでこれでいいのだ。最近観たもので最も近いものを挙げるなら、映画というよりは『ネオコントラ』のデモシーン。
 基本が「キングソロモン」系(わかりづらいなら『エドワードランディ』系)なので、派手な展開でもあちこち観客置いてきぼりになるかもしれないが、馬鹿映画だと思っていれば『スター・ウォーズEP1』100分ぶん位の体験はできると思う。
 摩天楼に現れた巨大ロボット軍団の重厚な、夕飯抜きの腹に響く足音の迫力はゴジラのオマージュもあるようで(実際チラリと出たりするし)、是非大音量で体験して欲しいので映画館がオススメだ。決して多くは無いお笑いポイントはツボを押さえているので場内一致で笑えると思うし。
 でもきっと今回もアベックはそれほど喜んでくれないんだろうなあ。

 エスカレーターでダイスを降りていくと閉店時間のさくらやまで下りて行く。
 ゲーム売り場に立ち寄ると、「ニンテンドーDS予約受付中!」と書かれたポスターが貼ってある。私、実は最近結構欲しくなっている。レジの店員に聞いてみた。
「DSって今予約するといつ買えますか?」
「は? 明日ですけど。」
 なんとさくらやはまだ予約分が終わってない! さすがさくらや! 人気ない! これはラッキーなのか? よし! 予約だ! 衝動買いだ!
「でも値段は定価ですし、ポイントも2%しか付きませんよ。明日ですか? 10時に開きますけど、もっと早く開くかもしれませんけどそれは明日にならないとわかりませんよ」
 ……閉店前だからなのか、めんどくさがっている店員の横柄な言葉にムッとして、そのまま出てきちゃいました。

 その夜、StrayDogさんらとHALO2演習しながらも(まだボロ負け)、まだちょっとだけ後悔してる私であった。
 (明日につづく)

12/2・触ってみてもいいですかニャ
 朝食のパンを齧りながらファミ通ドットコムを読んでいると、今朝のDS販売レポート記事が早くも更新されていた。まだ渋谷の情報だけだったが、その記事の文末にはこう書かれていた。
「販売担当者によると平日の割には順調な売れ行きということで、本日中には当日販売分は捌けてしまうのではないか、ということだ。」
 つまり余ってるってことじゃん。

 1時間後、私は新宿でニンテンドーDSを手にしていた。『ワリオ』と『君死ね』も買った。こうなりゃ欲しいものは全部買うんだ!(と言いながら後で『直感ヒトフデ』も欲しくなってるわけだけど)。
 列も無く店員の声だけが響くヨドバシカメラを後に、昨日からのモヤモヤも晴れて意気揚揚と元来た道を駅へ向かって歩いていくと、偶然後輩のO二郎くんに会った(バケラッタ)。
「買ったよー! ほれほれ」
 と思わず買ったばかりのソフトを見せびらかす。

 会社のデスクの下で充電。家に帰って早速『ワリオ』をプレイ。普段PDAなどとは無縁の生活をしているだけにモニタにペンで突付いているだけで新鮮な体験である。
 つい熱中してプレイしていると横から思わぬ邪魔が入った。
えーい!
 ……、君は何をやっているのかな……?
あたーっく!
 そんなにやってみたいのかい? メイドインワリオ。


 任天堂は新たな顧客層を獲得したようだ。金持ってないけど。(これはやらせ写真ではありません)

12/3
 どうも私は皆より早く引っ越さないとならないらしい。引っ越し先は前いたビル。埃まみれのあの古ビルに戻るのはちょっと憂鬱だけど仕事あるだけいいじゃないですよねえ。
 仕事にエンジンかかるのが遅くなって比較的残業。おかげでやる気ゲージ(FPW)は上昇中。避難民さん元気ですか。今度飲みましょう。
 夕飯食べて8spotsと今日もガンダムの続き。今日は「大気圏突入」、燃えるクラウン。
 先週の本歌取り韓流アニメ『ガンダムSEEDディスティニー』も大気圏突入してたけど(ザクが単機で大気圏突入して宇宙世紀原理主義者にまた叩かれてそう。現代のスペースシャトルができることをザクができたっていいじゃない)、もう1本並行して見てるガンダム、MXテレビで絶賛放送中の『Zガンダム』も確かもうすぐ大気圏突入するはず。忙しい。
 こうしてガンダムを同時に3種類まとめて見続けると必然的に比較することになってしまう。こういう見方はしたことないのけど面白い。
 んで深夜になってHALO2。個々の能力はそこそこあっても戦績に生かせない、『サクラ3』で言うところの6話状態だった我々のクランDennis Mooreも少しずつチームワークを学んできて今日は善戦。こうなるとますます面白くなる。
 傍らにはDSが荷物と共に積まれていた。

12/4
 このところまともにPCが起動することがない。途中でハングして再起動の繰り返し。我が愛用のノートPCもいよいよ買い替えの時が近付いている。
 そんな再起動に頭を悩ませる私の回りでスニーキング中やしゃま。猫のいる生活にもすっかり慣れたが、大家さんにはもちろん内緒だ。
顔出してます
 午後から雨が降るという予報なのに今日は実家へ。電車での移動中には買ったばかりのニンテンドーDSをいじるが遊んでいるのは『逆転裁判3』だったりするので(SPが見つからなかったの)、これではただの見せびらかし。

 実家では両親が飼っている愛猫の太郎くんがお迎え。しかし彼は暫く来ないうちに物凄く巨大化していた。
写真でみるよりでかい
 ……うーん、写真で見ても黒い固まりになってあんまりわからんな。
 彼は尿結石のせいで今年からずっと病院食のカリカリしか与えていないそうなのだが、それが栄養価高すぎなのかもちあげると重い重い。やしゃまの倍はある。
 私の来訪に喜んでくれているのかどすどすどすと廊下を駆け回って歓迎してくれていた。
 実家では年賀状の印刷が仕事。その他いつものように目に付いた本やゲームなどを一部東京へ持ち帰る。

 ついに降り出した雨の中帰宅。実家に帰るときは大抵雨なのでもう全然気にならない。
 今日はセガ・マークIII用パドルコントローラとパドルゲームいくつかをセットにして持ち帰ってきた。早速先日の「ユーゲー」で紹介されていた『め組レスキュー』を遊ぼうと思ったのだ。しかし東京の家にある唯一のメガドラ「ジェネシス3」にメガアダプタは差せませんでした……。
 深夜は物凄い暴風雨。奥まったところにある家なのでこれまでの台風でも全然平気だったのに今回は家が揺れているのを実感。

12/5・ランブルローズ
 こまんだーさんとKENが遊びに来る。
 本日の主目的はこまんだーさんが輸入してきた北米版『ランブルローズ』の鑑賞会である。男の時間である。
 しかしストレートにいきなり尻に被り寄ってもつまらないので(?)前置きで他のゲームを取り出す私。

 まずは昨日実家より回収してきた『クエスト・フォー・フェイム』『ストールンソング』のギターピックコントローラ対応ゲーム2作である。
 前者はエアロスミスの、後者は布袋の音楽をギターピックコントローラでプレイする、まあ簡単に言えば『太鼓の達人』のバチがギターピックになったものだ。
 『スクール・オブ・ロック』にハマったKENならきっと喜んでくれるゲームだと思って(まああれはAC/DCだけど)、わざわざ、(当時Dr.ささやさんに貰った)ピックはじき用ギター(ボール紙製)まで用意したのに、見せてみてもイマイチノリが悪い。それもそのはず、お手本でプレイしている私がほとんどまともにプレイできてないのだ。
 このソフトの最大の特徴であるギターピックコントローラは弾く事により認識するのだがいまいち反応が弱いので、上手く弾いているつもりでも認識しないでNGということがあるのだ。
「これにはコツがいるの!」
 そこへ割って入ったのはなぜか8spotsだった。床にギターを置いての三味線弾きでEAT THE RICHを演奏。私より上手い。
 その後、KENとこまんだーさんにもプレイさせるが、コツを掴んでくるとかなり面白いのでひとしきり演奏会になる。やりこみすぎて私の指の皮が剥け、KENは腱鞘炎になりかかった。未だ持ってアツいゲームである。

 というわけで『ランブルローズ』である。北米版である。ローラ・ダーンは出てこない。それは『ランブリング・ローズ』である。8spotsは我々の妖しいオーラを敏感に感じ取ったのか、自主的に退場してくれた。
前以ってGAME KOMMANDER11/18レポートにて、一番見たいところがすぐ終わるというショッキングなレポートを受けていたので、期待半分心配半分だったのだが……うん、イケるイケる。大丈夫! 十分エロい!
 カメラアングルを自分で動かせ! ズームしろ! ポーズ画面でステータス表示消せるとか痒いところに手が届く仕様にも感心。かがんだ時のリアルな胸の揺れ具合など「乳だけが別の生命体」と言われたところから進化を続けたテクモとは別のリアル重視の方向性に感動。いや、ホントにリアルにすると『ラストブロンクス』みたいに全然揺れないのが正しいんだろうが、ニセ挙動でも本物よりリアルに感じてこそのゲーム。これこそ「乳揺れ界の『グランツーリスモ』」(言い過ぎ)。コナミよくやった! ユークス良い仕事だ! プロジェクターに映し出された巨大な尻を「へー」「ほうほう」「うわー!」などと語る我ら男3人であった。
 あ、ちなみにプロレスゲームとしても結構面白かったです。DOAXはスルーした私も買い?

 その後、さらにこまんだーさんの持ってきた北米版XBOXにて『モータルコンバット・デセプション』を堪能。前作で死んでしまった初代主人公リュー・カン(映画2作でも主人公だった)がゾンビになってる! 『ファイナルファイト』のコーディ以上の不遇ぶり。……後は『マックスペイン2』とか『サイ・オプス』などを堪能してから「ゐ」で飲み。
 店でやっていた映画は……モニタを背にしていたこともあり完全に不明(この店でわからない映画に出会うなんてかなりくやしい)。その後始まったのはミシェル・ロドリゲスのビキニ。『ブルークラッシュ』だ。
 サーフィン青春映画だから皆の興味の出る映画ではない、って言ってるのにKENてば、カメラが水中撮影になるたびに「おお! きっとここで何か襲ってくる予感」、主人公が夕方までサーフィンの教習してると「きっとここで死ぬね」、っていやだからそういう映画じゃないから。

 その後も解散せず、家に戻ってKENの持ってきたDVDによる『マッハ!』上映会。
 タイ映画というと『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』くらいしか観てない私だが(そういえばあれは川崎チネの前身だった映画館まで観に行ったんだ)、冒頭で「盗まれた仏像の首を取り返せ!」って言われて、タイ映画ってこれが物語の基本なのかと驚いた。オマージュ?
 しかし本作の主人公はコチャンのように神様と合体しなくても比類なき強さを発揮。このトニー・ジャーの抜群の強さっぷりはセガール映画に通じるものがある安心感を呼ぶ。
 そしてアクションだけでなく作品としての完成度も高く、マニアックな映画ファンでなくても一般人でも完璧に問題なく楽しめるはずだ。テンポは抜群によく、カメラも美しい。安定感さえ感じる。スタイリッシュな映画である。
ただしトニー・ジャーの顔は明らかに昭和版仮面ライダー主人公系の顔なのが唯一ハリウッド映画との違い。だがそこがまた私の心を熱くする。

 熱い気持ちを皆で分かち合って解散。なお初の2人のお客に対し興奮気味のやしゃまであった。

12/6・ステルスアクション
 ヒロターズと久々の夕食。久々のロイホ。ロイホのドリンクバー初体験。ちょっとだけ豪華でちょっとロイホっぽさが出てる。
 年末進行の原稿執筆も順調な彼女の話を聞いていると『どこいつ』関連(某「不動産」カー)の話から転じて、気がつけばあまり人の多いところで耳にする事のないワードをたくさん連呼していたのを聞いたがするが、興味深い話題でもあったので私はよし。
 爪切り手伝い(羽交い絞め係)のため彼女の家に寄ると、といつもは尻を振ってやってくるシリ様、今日はご機嫌ななめのご様子。でも丸顔が愛らしい。爪切ってやるのを手伝うときに無理矢理抱きかかえていたからか、ぷいと後ろを向いてベッドに寝てしまった。

 家に帰ってくると、こちらではやしゃまが狂い中。『HALO2』をやっている間も廊下でじたばたしていたが、その後台所で気配を消しているのでちらと覗いてみる。暴れたのか、床に敷いたマットがめくれている。
あれ?
 あれ?

何か見えます
 あれれ?

何かいます
 そこにいたのね……。

 一人でそんなものに起用に包まって……一体彼は何がしたいんだ。
「こんなきちゃない猫抱いて寝るのいやー!!」
 8spotsが横で泣いていた。

12/7
 貴方は石鹸の匂いのする御飯を食べた事はありますか? 私はあります。
 米びつにあったお米を食べ尽くしたので、買い置きしていた米2kgを開封し、いつものように炊いたんですよ。そしたらなんかきれいな匂いがするんですよ。
「お米は匂いが移りやすいので保存には注意がいるんだよ」
 8spotsに言われるまで知らなかった! 米の袋にはそんなこと書いてなかったよ!
 ともかく私は台所の棚にキッチンペーパーや石鹸と一緒に閉まって置いたわけである。
 石鹸の匂いが苦手な人は少ないと思うが、あの匂いが食欲とは全く合致しないというのが今回の結果よくわかった。炊き立ての炊飯器から立ち上る、清潔感のある石鹸の匂い。どんなにいい匂いをさせていても全く食欲を催さない。
 とりあえず今日のところは炒飯の素で炒めて匂いをある程度飛ばして食べたので何とかなったが、炊飯器にはまだ数回分の御飯、そして2kg弱の米。食べられるものを捨てるのも忍びないし、毎日バターやら醤油やらソースやらで炒めて食べる高カロリー食にするしかないのか。

 戦いはまだ始まったばかりだ。

12/8
 異動準備に伴い昨日は本社で準備を始めていたのだが、今日も同様に取引先との挨拶。
 と言っても相手は古いお付き合いをさせて貰っているO高さんだ。応接室にて仕事の話をしてたはずなのだが、途中からどうやらマニア知識合戦になってしまったきらいがある。
 ブルーサンダーがガゼルをベースにした改造機なのは知ってたけど、一番特徴的なフロント周りを除くとベース機体が残っているために、映画会社が意匠権取れなかったという話は初めて知りました。そうか、だからこういうことしても許されるんだな(許されません)。

 その後いつもの職場へ。定期券も本日で切れる。みみっちい私は帰りに回数券を買っておく。
 バター醤油で炒めた御飯で夕食を終え、『HALO2』を繋いだところで、久々に獄・楽さんからお電話を貰う。お元気そうで何よりである。cube berで飲んでいるところらしい。
 進捗情報交換の後、「日記毎日読んでますよ。色々青春(?)を謳歌してるねー」と言う獄・楽さんだが、その電話口の後ろでは「ねぇ〜」と、ちょっかいを出す女の子の甘い囁きが聞こえていたのでここに記しておく。

12/9
 電車の定期の期限がついに切れた。多分今の職場に通うのも残り少なそうなので、今日から回数券生活を始める。もったいないから本社との二往復とかはもうしないぞ!
 というわけで久しぶりに今日は一日デスクワーク。
 仕事の息抜き時間に、今回の異動を助けてくれたらしい雲丹部長のところへ挨拶に行くと、雲丹さんは「丁度いい、やだよにこれを届いていたので渡すところだったんだよ」と言って1枚の紙切れを私に渡した。それは暫く前、私が10万円だ、1万円だと日記で騒いでいた特許の発明報奨金の至急明細書だった。結局金額は1万5千円。それでも十分嬉しい。鶴見さん、城さん、みんなありがとう! こちらは先週買ったニンテンドーDS代とさせていただきます。
 そんな公私共に忙しくなっている昨今だが、密かに種との合同忘年会を開催すべく進めてきていた。いよいよ明後日開催となり最終出欠をとったのだが、我が軍のほうは仕事が忙しすぎてまさかの脱落者続出。忙しい者同士の忘年会なこともあり無理矢理セッティングしたのでこういう事態も覚悟していたとはいえ、返って皆に申し訳ないことしたかもなあ。

12/10
 ゆいたんお誕生日おめでとう! 若いってエエなあ。うらやましいなあ。

 本社での仕事を早めに終え、公務員のように早い時間に帰宅。
 ヒロターズに夕食に誘われたこともあるので、夜までの時間はとりあえず時間潰しにDVDレコーダーに録画した映画の消化に充てることにした。
 まずBSで録画した『耳に残るは君の歌声』。ジョニデとクリスチーナ・リッチの共演映画シリーズの1本である。『ラスベガスをやっつけろ』ではジョニデ主演、『スリーピーホロウ』では両方活躍、そして本作はリッチが主演でジョニデは助演。
 元々渋谷文化村上映だっただけあり、終始しっとりとした映画であった。どんな苦難や衝撃的な事件が続いても主役(リッチ)は終始無表情に過ごすため、わかりやすい映画しか見てないと気がついたら終わっていた、とかなりそう。逆にこの主人公の無表情ぶりの中で時折見せる涙を拾い上げれた人ならかなりの感動作になり得るのかも。
 ビデオで何となく見ちゃうと損する映画かなあ。出演者が一流どころなのでそれ目当てで見ると評価は下がりそう。多分日本人はベタなハリウッド映画とか、過剰に盛りあがるポランスキー監督映画みたいに、泣き所をはっきり用意してそれをわかりやすい演出で紡ぎ出していくド演歌映画じゃないと盛り上がらないんじゃないかなあ。
 個人的にはながらで見ていたこともあり、そんなに盛り上がらなかった(だめじゃん)。ただ、クリスチーナ・リッチの(グラマーであっても決していいとはいえないスタイルの)セミヌードがあっただけで十分である。

 次に観たのがなぜかアイアンイーグル3こと『エイセス 大空の誓い』
 内海賢二のルイス・ゴゼットJr.がいい、というか黒人合うよなあ。見所はまず全然かわいくないヒロイン。ボディビルダーらしく両手にアサルトライフル持って戦うランボーばりの活躍。それでいて声がなぜか小林"ガルーラ"幸子。そして零戦パイロット・千葉真一。もちろん吹き替えは本人が充てていて、「どうせ色物だろうし」という気持ちに反して予想以上の存在感。クライマックスでは誰もが想像するであろう活躍を見せる。

 気がつくとヒロターズは遅くまでの残業。こちらも映画観続けてすっかりまったりしてしまったので食事は延期とし、HALOに興じる。
 夜は1週間待ってましたの『新選組!』最終前話「流山」。日曜に泣く気配濃厚。

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