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昨日HALO2やりすぎて起きたら13時。慌てて『新選組!』観る。レギュラー続々退陣をしんみりと堪能す。 早めの夕食、2度目の『新選組!』、風呂と準備万端、夜のHALO2に備えるが、23時に集めたクラン全7名で臨んだ第1試合の相手はよりにもよって『鉄騎大戦』のエースパイロット集団、「teamStrayDogs」だった。 巨大戦車レイスに乗って正面突破してくるStrayDogさん初め兵揃いに対し、こちらは戦略も無く各個撃破される。さらにはチーム人数も少ない上に、今日初クラン戦の初心者のおげしょ、さらにあまり実戦経験の少ないマップ・WaterWorksだったということもあってあまりといえばあまりな惨敗。あまりのショックにその後暫く貴重な時間をマップの再チェックに割いてしまう。 昨日のゆっきさん参戦後に上がったレベル5は、既に初心者プレイヤーではないという証。そろそろ本格的に組織をまとめないと勝てなくなってくる。 ゲームをやるからには勝ちたい、でも統率しないと勝てない、でもゲームなんだからあんまりガチになりたくない、という矛盾した想いが交錯しながらKEN、こまんだーとメッセンジャーでの長いデブリーフィング。 ヘタレなりにあれだけ長い間やり続けたHALOである。少しは抵抗したいもの。まずは『マズルフラッシュ』以来の作戦指令室での研究が必要か。 |
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立場こそ悪くはないが、毎日暇を持て余していたのが現実だった閑職にいたのは今から5年半前。その時私を拾ってくれた当時の部長、一時期は社長にまで上り詰めた人から、退職を報告する一斉メールが届いていた、そんな朝。 ここにまたひとつの時代が終わった。 そして、夕刻には、先日より申請していた私の異動申請が断られた旨の報告を、そんなメールと同じ日に上司から聞くはめとなった。 さあ、お前も八方塞がりだ。 どうする? いや、どうする? って言ってもすぐには決められないので暫く考えるよ。とりあえず今やりかけの仕事だけは取り上げられないようにしつつ、速やかな撤退場所も新たに探さないといけない。 ともかくルリヲちゃんとかハル、そんときはさらばです。 さて、じゃあ今日すべきことは何かというと『キングゲイナー』の3巻、『げんしけん』の5巻を買って読むこと(ダメっぽい)。 アニメの面白さで原作を手を出した『げんしけん』だが、巻を追うごとに良くなっている。今回は、コミケ出展者側としての初参加を物凄くリアルに描いた(多分)興奮長編。アニメ化決定直後に書いたらしい時期のこの巻は、アニメ最終回向けに書いたのだろうか、非常にまとまりもあって楽しめた。みんなこんななの? とりあえずヒロターズ頑張れ。 そしてHALO2の研究。クラン用ページ更新して夜は戦闘訓練。アイテム配置場所の知識習得を兼ねたスレイヤー。『鉄騎大戦』でもコテンパンだったZuluさんにやっぱり勝てない。精進せねば。 |
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昼起床。BS朝日で、恐いデミ・ムーアがそれほど話題にならなかった『GIジェーン』やっていたのを観る。鬼教官役ヴィゴ・モーテンセンの役名がその名も「Master Chief」! HALOの主人公と同じ呼び名だ。それだけで倍燃える(特別な曹長のことみたいです)。 クライマックスよりも中盤の訓練の戦闘のほうが名場面。軍事行動らしくて非常に戦闘の参考になる。いるんだよな、通信無視して突っ込みたがる奴。 その後北村龍平監督最新作『ゴジラ・ファイナルウォーズ』の前売り券を買うと付いてくるDVDを入手するため、8spotsを供だって映画も観ないのにチネへ行く。 DVDは無事入手することができたが、窓口で『エイリアンVS.プレデター』の前売り券にも3Dホログラムキーホルダーが付いてくることを思い出しこちらも購入。 そのキーホルダーは確かに3Dホロを使ってはいたが、「うーん、確かによく見るとエイリアンだ」という位の想像を絶する小ささ。米粒に絵を描く日本人的なアイテムである。でもこういうクダラないものはきっとKENも欲しがるだろう。彼の分も買っておいてやろう。 ただしキーホルダーはエイリアンとプレデターの2種から1つを選べる。KENが「狩リノ時間ダ」とか言って隠れプレデターファンであることもありうるので電話して確認を……と思ったら携帯を家に置き忘れていた。たまに手ぶらででかけるとこういうことがある。幸い8spotsの携帯(先日誤ってデータ全消去しちゃって泣いた京ぽん)にメアドがあったのでメールで確認。 チネといえばIZAYOIさんが現在働いている場所でもある。彼女は丁度『ハウル』グッズの売り子やっていたのですぐに見つかった。ハウルはまだ観ていないので買うわけもなく思い切り"冷やかし"。 8spotsは数年ぶりの再会である。挨拶すると「猫のHPみてますよー」と意外な返事が返ってくる。うちのサイトのリンクをチェックしてくれていたのだ。「あれかわいいですよね、すずめのレストラン」「ああ『ちゅんちゅん』」「そうそう」とインターネットのやたら狭い世界での会話となる。8spotsが思いきり照れている。 間もなくKENが無事捕まるが(結局彼も"エイリアン"だった)、彼も丁度お出かけ中だったので、一緒に飲むことにする。自転車でのお出かけだったんだが。 3人でcube-barへ。獄・楽さんに教えてもらったこのお店、先日KENにも教えてあげたのだが、あれから彼もお気に入りになってる。落ち着いた雰囲気でカクテルを飲みながら台湾料理を豪快に食べるこの店のスタイルは非常に居心地がいい。 「また後でね」と言ってKENと別れる。 帰宅後チネで映画観なかった代わりにとそのままプロジェクターで『スパイダーマン』。今度テレビでやるらしいのでその前にDVDを開封しておこう。 ジェットコースター風の空撮は非常に大画面向きの映画だと思うが、デジタルSFX満載の映画の場合、うちの液晶プロジェクターでは色の階調が薄いこともあって奥行き感が足りず平坦に見えるのがくやしい。こういうときDLPのKENが羨ましい。 それでも映画は2作目を観た後でも十分面白かった。このまま続けて2も観たくなるが来週までお預け。 映画が終わると既に夜中である。PCを起動すると、ヒロターズから「おもちさんが泣いてましたよっ!」とツッコミがある。慌てて携帯を引っ張り出すと着信が3件。一緒に飲んでたときに電話くれていたのだ。おもちさん不義理でごめんなさい……。 その後定時より少し遅れてHALO2教習。少し早めに解散したので、寝る前に録画しておいたアニメの『げんしけん』(7話)観る。デッサンやパースの狂った作画、冗長なシナリオ、これが先週までと同じ作品なのかと、劇中アニメの「くじアン」よりも断然落ちるクオリティとなり、ここまで頑張っていただけに(5話は危なかったけど)ついにやってしまったかとガッカリする。本編がアレだと、笑いのツボになる次回予告のナレもスポンサー紹介BGMも全部寒くなるのね……。 扱ってる内容が内容だけに、真面目に作らないとただのイタい漫画にしかならないことがよくわかる、多分原作者には恐い回だったのでは。 |
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こまんだーさんのお宅にAMAZONで注文していた『HALO2』の攻略本(洋書)が届いたそうだ。見たい見たいと騒ぎたてると、こまんだーさんは本をバラした上で見せてくれた……。おすそわけガム。すげえ、アイテムの位置が全部載ってるよ。 夕飯も終え、今日もHALO2の戦場へ旅立とうと準備していると、やしゃまを背中に抱えた8spotsがやって来て呟いた。 「あんまり楽しそうにやってるから、今日私も『HALO2』ちょっとやってみたの」 ほう。聞けばちゃんと難易度はビギナーで始めたらしい。 「なんか宇宙人がいっぱいやってきて! どこに進んでいるのかよくわからないうちに途中で弾が切れちゃって…… 回りの人たちが『見かけ倒れ』『マスターチーフってもっと強いのかと思ってたよ』とか言い出してきて、 それもいつの間にか声がしなくって、気が付くと回りに誰もいなくなって 私一人になっちゃって、他の仲間は全滅しちゃったみたいで。 かわりに宇宙人がすごい恐い声で喋ってるの! なにあれ! なんか どっかから女の人の声がして(やだよ注:コルタナだと思われる)『あんた何逃げ隠れしてるのよ』とか怒るんで 仕方ないから弾切れの銃を抱えて突入したの…… そのうちなんか爆弾が仕掛けられたとか物騒な話になって、びびってその辺でやめました。」 うんうん、よく頑張った。そんなもんだろう。 1面は私もどこ進んでいるのかわかんなかったし。いきなり2からやると置いてきぼりだよなあ。このゲーム。初めてFPSやるなら1作目からやったほうがいいっぽい。 ところで味方兵からは褒め称えられることはあっても罵声は聞いたことが無い。本当に入ってるのだろうか。それとも分裂病特有の幻聴なのだろうか。 まあ、ともかく今日もマップギミックのチェックと射撃練習。 「KEYさんがバラバラになりました!」 こまんだーさんは今日も活躍中だ。 |
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食後に時間があったので8spotsについにアレを見せてみた。先日SAKUに借りた『機動戦士ガンダム』のDVDだ。初代、元祖、ファーストシリーズ。 8spotsはこれまで『ターンエーガンダム』や『オーバーマン・キングゲイナー』は(全話)観ているのだが、最初のガンダムはちゃんと見たことがないのだった。 早速まず第1話「ガンダム大地に立つ」を見せる。 人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が過ぎていた。 地球の周囲の巨大な人工都市は人類の第2の故郷となり、 人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった。 宇宙世紀0079 地球から最も遠い宇宙都市・サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。 この1か月余りの戦いで、ジオン公国と連邦軍は総人口の半分を死に至らしめた。 「えっ? えっ? 何? 半世紀? 人口の半分?」 早速巻き戻しする8spots。 「えっとね、人口増加対策でスペースコロニーが出来てね、それの一番遠いところにあるコロニーが独立を……」 冒頭のオープニングの説明を余儀なくされる私。 「えっブライトさんって19歳なの? 若っ!」 「あ、この声凄い良いね(セイラさん登場)」 途中、やしゃまの妨害を3度ほど受けながら(「退くんだジーン」のあたりで実は餌をやるの忘れていたことを思い出し餌やり中断)、30分が過ぎる。 気が付くと23時を過ぎていたので私はTVを明け渡してもらいHALO2クラン戦。結局1勝もできず、デブリに時間を割きつつ2時間経過。 終わってから8spotsに声をかけ、第2話「ガンダム破壊命令」を見る。 「ああ、やっぱり燃やすんだねえ」 「あ! このシーンは見たことある」(シャアとセイラの出会うシーン) 今度はやしゃまの妨害も少なく、無事に2話が終わって、8spotsは言った。 難しいねえ。1話見てもさっぱりわかんないのは昔からなんだねえ。と言った後、最後に言った。 「よくできてる。男の子がハマるのわかる気がするわー」 KEN、ヨカッタネ! (?) |
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卒業生のしみっちょさんらを朝っぱらからお呼びだてして長い打ち合わせ。思いつきで語って長引かせてすみません。 このプロジェクト、気がつけば彼をめちゃめちゃ巻き込んでしまったのだが、そのおかげでピンチも乗り越え楽しさも増しつつある。本当にうまくいくといいなあ。 近所のカレー屋で遅い昼食。やっと席に戻ると、路頭に迷いそうな現状、ちょっと気を持ち直せるかもしれない吉報のメールが届いていた。まだ望みはある? 早速メールを送った相手に詳細を確認しようと電話をすると「退社しました」。まだ16時前なのにどうなってるの? ドラクエの早売りの店でも見つけたのか。 そんな落ち着かない状態なのに夜は新体制決起集会、という飲み会。ボスになった雲丹さんとその大ボスが挨拶。メンバーは半分になったけどこれからも頑張ろう、っていう話。とりあえず話を合わせておかない理由は無いので盛り上がる。 1次会で帰ったら22時半には家に戻ってこれた。HALO2戦闘演習には間に合う時間だったのだが、いろいろな酒をちゃんぽんで飲んでしまったのが効いたようで、いい感じで酔いが回る。 8spotsに少し休むと言ってベッドに倒れるが、再び目覚めたのは5時間後だった。超深夜だ。 明日は朝から8spotsのお帰りなのにこんなんでいいんだろうかと反省しつつ二度寝はなかなか寝付けない。 |
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起きたのは朝の7時だった。今日は第1回HALO2定例会が開催されるので、人見知りの激しいやしゃま(とその母)にはお帰りいただくのである。 青い顔をして猫キャリーを持って帰っていく8spotsを送り出した私にはすることがたくさんあった。全部屋の片付け・掃除機がけ、洗濯、入浴、野菜炒めて朝食。朝からこんなに働いたのは高校生以来ではないのか。いきなりクライマックス。 そんなこんなであっという間にお昼となる。 開場時間を少し過ぎて最初にやってきたのはいつものようにおげしょである。 北海道"通い婚"土産の「白い恋人」のお礼に沖縄土産として、昨年開通したばかりの沖縄唯一の鉄道交通手段「ゆいレールの全駅(路線図)が描かれたTシャツ」をプレゼントする(メーカーはここのだけど路線図のやつは売ってないな)。 なかなか皆が来ないね、といつものように私が言うと、おげしょは笑顔で答えた。 「そういや今日、本体持ってこなかったけどいいんだよね?」 皆の返事が遅いことを理由に自己判断していたのだ。しかし昨夜には全部で10人来ることがわかっており、本体は4台必要なのである。1台足りない。どうしよう。 慌てて次の候補、KEYやしじみ、サイクリング中のKENなどに電話するがもちろん皆とっくに家を出ており手遅れ。「ぶちょーの車でKENの家から強奪」「川崎ヨドバシで買ってきて種に押し売り」などと代案を出し続けた後、一時は5VS5の対戦ができないのかと危ぶまれたが、いつも時間どおりに来ているこまんだーさんから急遽遅刻の連絡が入り九死に一生。 メンバー中、最も遠方に住む彼に「かわりに本体持ってきてください」と伝え解決。なおXBOX本体の重量は3.86kg(本体のみの重さ)。大きさは324×96.5×265mm(公式)という馬鹿でかく重いハードであることを念のため記しておく。 その後は人が徐々に集まりつつマップ勉強を兼ねてトレーニング。「14時には行く」と言っていた10人目の"種"が予定より3時間遅れの17時に「わりぃわりぃ」と来るまでは、こまんだーさんの努力が無駄になってしまうのかとちょっと焦ったが、最終的にはその後に不参加連絡のあったしょっちゃんまでもが参加して、おげしょ、ぶちょー、KEY、しじみ、ko改めzhaoさん、KEN、FAT、こまんだー、種、しょっちゃんと私という総勢11人対戦という多人数対戦が無事に実現。和やかな第1回となった。 なおHALO2例会は2チームに分かれての対戦、ルールはクラシックCTF。場所は前作でBloodGulchだったこともあるので今日の対戦マップはCoagulationである。 試合前は今回オンライン対戦が可能になったため、毎日対戦に精を出している本体ユーザーとそうでない者との、プレイヤーのスキル格差が問題になるかと心配されたが、蓋を開けてみれば日暮れにやってきた、今日初めてHALO2をやった本体を持ってない種が、おいしいところをすべて持っていくことになった。彼は参加第1試合(5VS5)で3本先取のうち2本、しょっちゃんが参加しての第2試合(6VS5)でも同様に2本の旗を奪取してくる大活躍。 第2試合の結果 青チーム3点(種×2、KEY×1):赤チーム0点 ![]() 後はこまんだーの殺戮王ぶりが相変わらずであったとコメントしておこう。 和やかなまま閉会。総出で片づけをしちていると明後日の1129はKENの誕生日であるからして、ko改めzhaoさんが「誕生日プレゼントです!」とプレゼントにDVDを持ってきていた。KEN嬉しいねえ。 ![]() なおパッケージ裏の写真は日本の法律により掲載できません。 その後KEN、こまんだー、しじみ、しょっちゃん、種と6人で反省会=飲み会。種のあまりのステルスぶりを皆で賞賛していたからか、種は「最寄駅の終電は終わるけど、近くまで行ける終電がまだあるからまだいる」と最後まで楽しい酒を飲み続けていた。 しょっちゃんも帰り、終電の終わった居残りこまんだーさんを囲んで暫くゲームでもやりますか、と居酒屋から自宅へ皆で戻っていると私の携帯電話が鳴る。先に帰った種だ。 「……道に迷っちゃいました。……ここ何処?」 商店街を逆に進んで、駅から離れた住宅街で迷子になっているらしい。 結局「最終電車で行ける所まで行く」と言い残して去った種、最後まで奴が主役の一日であった。 その後の我々。 KENが買ってきた肝試し萌えゲー『フェイタルフレーム2』。XBOXオリジナルらしい主観視点モードで廃屋を歩く姿を夜のプロジェクターで体験。前作に引き続きもちろん今回も普通に恐いのだが、振り向いたときに立ってるねーちゃんが一番恐い。 続いてこまんだーさんが持ってきたオホホイエー『ネオコントラ』を爽快壮絶プレイでエンディングまで鑑賞させてもらう。物凄く婚斗羅してる。なんでこれを否定するファンがいるのか全く理解不能。 その後こまごました後、KENたちがDVDで『ガキの使い』の「罰」の続きを観るというので、私は隣りの部屋に移動し、日記書いたりしていた。午前4時にしじみが帰宅するタイミングで私も寝ることにしたのだが、結局KENとこまんだーの2人はそのまま朝の6時過ぎまで見続けていた(らしい)。若いなあ。 |
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実家から掛かってきた電話で起床。朝10時。 電話をしてるうちに起きたのであろうこまんだーさんが布団を畳んでいるのが見える。 朝刊に載っていた『スーパーサイズミー』(まさか日本公開されると思わなかった)の記事を読んでいたら久しぶりにマクドナルドへ行きたくなり、猫トイレを水洗いしたりしてからグラコロバーガーで朝食。 こまんだーさんは始発の電車で帰れる時間まで起きていたそうなのだが、私が昨日言った戯言「明日はハウルを一緒に観に行きましょう」を気にしてくれていたらしく、並ぶのに付き合ってくれるという。ただ、彼が今最も観たい映画は『パニッシャー』らしい。 駅前の映画のチケットも売ってるおもちゃ屋にハウルのチケットを買いに行くと、『パニッシャー』も発見。時間が合えばハシゴしようかということにして、本屋で「ぴあ」を立ち読みすると『パニッシャー』を紹介しているページ見開きの中でパニッシャーが最も読者満足度が低い。この手の満足度なんてどうせ『ゴッド+ディーバ』みたいな映画(面白いのに)をこき下ろすための、私と違う人種によるスコアなのはわかっているがちょっと苦笑してしまう。で肝心の上映時間はハウル終了から2時間以上開いてしまうのでとりあえず諦めることにする。 向かったのは宮崎アニメ恒例のメッカである日比谷スカラ座1。日本で唯一のDLP上映劇場。はっきり言ってDLPで観たかどうかでこの映画の満足度は数割変わってくると思う。既に面白かったと言う人は是非、日比谷スカラ座1で再度観て満足度をさらに上げてゲージを振り切って欲しい。色の鮮やかさ、キャラクターの存在感が絵葉書と美術館くらい違います。まじでまじで。 ここに来るのは『千と千尋の神隠し』以来なので2年ぶりとなるが、前回は公開2日目に言ったのでかなり長い間待たされた。今回も覚悟して上映開始1時間以上前(少し遅めか)に到着したのだが、なんとチネチッタなどと同様に完全指定席化していた。素晴らしい。 並んでいる席でなくて良いと伝えると、かなりベストポジションの席を紹介してもらえた。 上映開始時間までビックとソフマップで浪費を促す経験をしつつ待つ。どちらも店の前はドラクエファンファーレが鳴りまくっていた。HALO2のキャンペーンもまだ序盤な私にこんなゲームを触る暇は無い。 『ハウルの動く城』 私は宮崎アニメは映画ならとりあえず全部観ている。ベストは『千と千尋の神隠し』であり、『もののけ姫』も結構好きだがファンの中でベストと言われることの多い『ラピュタ』はあまり好みでない。本作は『魔女の宅急便』以来の原作もの(実は私はアレもあまり好きじゃない)なのでちょっと心配していたのだが、最後まで全くダレることもガッカリすることも無く楽しむことができた。 私のピンとこない宮崎アニメは物語のアニメ的な幼さである。冒険の中で育まれる少年少女の愛とかそういうの。で本作の良いところは物語の潔さである。心理描写を積み重ね続けたキャラだけが深みのあるキャラに成り得ないのか。否である。 この映画はまさに童話の映画化であった。物語のスピード感、キャラクターの躍動感は宮崎アニメの真骨頂なので気付きにくいのかもしれないが、これはまさに子供を飽きさせない童話のテンポそのものではないかと思った。どんな魅力的なキャラクターであっても数ページも描写を割く事はない。どんなに悩んでも数ページ後まで彼は同じ場所に止まっていたりはしない。 私は原作のハウルは全く読んだ事はないが、少なくとも読んでいるときの躍動感や興奮はきっと映画と同じレベルで楽しめるのではないかと思うのである。 どうしてこのキャラクターがこんな言動をしたのか、行動をしたのか、いちいち伏線に沿った説明が無くとも、魅力的な登場描写さえあれば心が補完する。 さらにこの映画では、目を奪われる風景の美しさが挿入される。なんの心理的メッセージが無くとも、その風景を見ているだけで自然と涙が落ちそうになる。 これまでの宮崎アニメ以上に今回は風景を見せる描写がはっきり演出として意図されていて(城にある「どこでもドア」のことね)その美しさが過剰なまでに際立っているのかもしれない。それはまるで絵本の次のページを開いたときのような感動であり、お気に入りのページだけをずっと観続けていたい風景であった。 本作は童話や絵本といった児童文学の魅力をアニメになっても保ちつつ、つい入れてしまいがちなシニカルさや大人のアイロニーも抑えた傑作なのではないか。 というわけで私は全面的にこの映画が好きだ。 「人生とは、人間とは」といった重厚なテーマはこの映画にはないけど、無いからこそシンプルな感動を得られる映画というのもある。個人的にどっちが好きかといわれると、個人的には『千と千尋』のような方向性だったりするのだが、これからも2年に一度観られるなら、いろんなのが観られたほうがいい。 その後、映画についてこまんだーさんと熱く語ろうとドトールに入るが、話し始めて間もなく隣りの女性2人の会話が耳に入る。 「私が思うにね、これって泣ける映画じゃあないんじゃないの。違うと思う」 20代の女性の尻にはハウルのパンフが敷いてあった。面白かったという相手へ正しい映画の理解の仕方を教えているところらしい。 「……と、ところで、前の予告でやってたエピソード3、ベイダーの声、ジェームズ・R・ジョーンズでしたね! あとゴジラ、叩かれるのは間違いないけどすげえ観たいー」 「『ランボー』のDVD買っちゃいましたよー。監督のコメンタリーがいいんですよ」 突然話を脱線させる我々。 後ろ髪がハネた小柄な女性たちが店を去っていくのを見届け会話再開。 「木村メンバー、悪くなかったですなあ」 「我修院達也をなんで叩くかなあ。叩きたいだけちゃうんか」 ……やっぱりなんかやりにくいよねえ。 例年に比べあまり刺さる映画が無かったこともあるので今年の映画館で観た映画ベストに入りそうな私であった。 ビックカメラでパソコン見たりしているとあっという間に上映後数時間が経ち、『パニッシャー』の上映時間になったが、「これだけいい気分になっているのに、この後冒頭から家族が惨殺されるシーンがあるであろう映画を観るのもどうか」といってこまんだーさんも断念するのであった。 ここで帰れば平和な一日で終わるのだが、この後ひと仕事が入る。 昨日の朝自宅に戻ったはずの8spotsの体調不良が甚だしいため、またうちに居候させることになったのだ。 こまんだーさんと別れ、8spotsの家へ迎えに行くはめに。 8spotsだけでなくやしゃまも連れて行かねばならない。猫ケージに入れる。やしゃまくんはおふとんでお休み中であった。 ![]() ごめんねー。外は寒いけど、連れて行きますよー。 寝起きの上におでかけを察知したやしゃまはすこぶる機嫌が悪い。 この子は怒られたりして機嫌が悪いときに持ち上げるととても重くなり、後ろ足が丸まるのだと8spotsが言う。 ![]() ほんとだ。 家に戻ると23時を過ぎていた。まともな食事は朝のマクドくらいだ。なんとかインスタントラーメンを茹で、その後最後の力を振り絞って『HALO2』を繋ぐと隣りで8spotsが驚いていた。 |
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今日はいいにく、1129、KENの誕生日である。 毎年書いてるけどちゃんと会を開いて祝った事は、実はまだ一度も無い。 今日は、先日チネチッタで会ったIZAYOIさんが1129の日を覚えていたこともあり彼女を誘ってご飯を食べる予定を入れたのだ。夜の飲み会に備え仕事に励んでいると目の前をケーキが横切った。 「ハッピバースデー・トゥーユー♪」 私の席の前にある元社長室にいるT部長のお誕生日だったらしい。秘書の女の子を中心に有志の女の子たちが並んで歌いながら部屋へ入っていった。KENも数年後にがんがれ。 会社を出る時間になったら早々と仕事を終えたこまんだーさんが現れたので土壇場で誘ってみると 「まあぶっちゃけ行けるわけですが。」 と来てくれることとなった。逆に8spotsは体調不良甚だしく自宅謹慎に。 待ち合わせ場所は川崎駅。少し早めに来ておくが時間になって現れたのは主役のKENひとり。 IZAYOIさんの現れる気配が無い。電話をしても繋がらない。どうやら昨日送った詳細説明メールは読まれていないようだ……。 薄々そういう展開もあることを予想していたKENは笑っていたが、主宰者としては連絡ミスに他ならないのでちょっとがっかりである。 間もなく遅れてこまんだーさんが現れたので、「店予約しておかなくてよかったなあ」と言いながら駅前のビルの沖縄料理屋(ここも獄・楽さんに連れて行ってもらったところだ)へ行く。 料理をオーダーしようとすると、店内に「本日お誕生日の方、ご連絡ください。ささやかなプレゼントをご用意しています」の小さなポスターを発見。おお! 店がKENを祝ってくれるよ! 「オリオン中生3つ、ゴーヤチャンプル、トーフチャンプル、ポーク玉子、ラフテー丼、ジーマミ豆腐、島ラッキョウ、それと彼が誕生日なんですが」 「あら、おめでとうございます。いくつになられたんですか?」 「それは秘密です」 店員の注文を取るときと同じ低いテンションの祝いの言葉も、KENのこの期に及んで諦めの悪い、とっさの切り返しも面白い。 「それでは中生3つ、ゴーヤチャンプル1つ、……島ラッキョウ1つ、それとお誕生日、ですね」 といって無表情の店員は去っていった。 まさか彼女の一言が「ささやかなプレゼント」なのか? 「最近の若い人の喋り方ですからねえ」 こまんだーさんが納得する。 ……暫くして彼女は店の名前の入ったガラスのおちょこをプレゼントしてくれた。ほっ。 KENとこまんだーさんの3人で飲むのはHALO例会以外にも会うこともあるので既に半月に一度の顔ぶれ。 特に今日なんかこの3日間、夜は毎回ほぼ一緒の顔ぶれな気もしないでもないが、飯が美味かったのでこれでいいのだ。 「今日、昼間ランボーやってたよ」 「おお、何作目ですか?」 「たったひとりの軍隊」 「ところで木村メンバーどうよ?」 「いやー悪くないんじゃないですか?」 話してる会話もあまり昨日と変わってない気もするがこれでいいのだ。いいのだよ、な? 「HALO2の時間に間に合わなくなるから」という理由で3時間ほど飲んで解散。 おまけ。先日KENと川崎で飲んだときに京急川崎駅で見つけて私を驚かせた駅張りポスターがまだ貼ってあったので今度こそ日記で紹介。 ![]() マニア不在なのか一億総マニアなのか。いい時代だ 夜はHALO2。ついにしょっちゃんがXBOXLIVE参入。これまでゲームはPC-8801の『水滸伝』位で、家庭用ゲーム機など買ったことの無かった彼までもが購入するとは。これでFATと種とゆうちゃんを除くメンバーがHALO2(XBOX)を所有していることとなる。MSの偉い人、こんなに貢献してるのに私にまだ感謝状届きませんよ。ねずみ講なら幹部になれているのではないか。 しょっちゃんを含めた8人のクランメンバーによるクランマッチの後、BBSに乱入して私を驚かせたStrayDogさんのお誘いにより、teamStrayDogsとDennis Mooreの2つのクランによる初の合同演習が行われた。 慣れたメンバーとのチーム戦も楽しいが、そうでない人たちとの混成チームも戦略の勉強になって面白いもんだなあ。 |
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先日退職メールが届いた元社長の送別会が行われた。 送別会と言ってもほとんどいつもの会社系飲み会。向かいの席で女性陣によるドラクエ談話が始まったので耳を傾ける。昔徳間で働いてたときも喫煙スペースでドラクエをどこまで進んだかという話題で皆が盛り上がっていたのを見ていたことを思い出す。 システムがどうとかシナリオの出来がどうとかそういう話題は全くなく、あのボスが強かったとかその時レベルは幾つだったとか、死んだときに経験値とお金のどっちを残すか悩んだこととか。この同時進行形の会話こそ国民的RPGの華であるんだよねえ。 送別会には意外なメンバーも参加していた。アメリカ帰りの男・しろりんもその一人で、久しぶりの再会を果たす。入社以来ロボ好きを公言していた同期で、アメリカでも『ガンダムSEED』はビデオで観ていたなどと話していたら、同じ同期のルリヲちゃんまでやってきた。彼を飲み会で見かけるのは非常にレアケースだ。少なからず元社長に恩義を感じてたのかな? 「一人で飲んでてなんか寂しそうだったじゃん。大丈夫? 会社辞めるの? 再婚するの?」 心配してくれてるのか冷やかしなのかわからない絡み酒だ。彼は私の日記を読んでくれている稀有な同僚なので私の身辺に詳しい。とりあえず否定しておく。というのもこの飲み会に参加する直前に上司が本社より戻ってきて、私の異動先が(ほぼ)決まったのであった。 結局異動希望を出したところが引き取ってくれることになり万事解決。おかげさまで今日は暗い顔をせずに酒も飲めるわけだ。誤解からちょっと揉めたものの会社的には良い人事異動だと思うんだけどなあ。ともかく一部の方々心配おかけしますた。おちこんだりもしたけど、私はげんきです。 ……気が付くと元社長から最後の挨拶の時間。あまりしんみりとしたことはないところもこの人らしい、笑いに包まれる送別会であった。 参加者のほぼ全員が2次会に参加したようだが、飲み会が毎日続いているので私は素直に帰宅する。 玄関のドアを開けると8spotsがやっぱり青い顔をしているが、今朝までとはまた別の理由かららしい。セクハラ仕事の依頼があり、悩んでいる模様。そんな仕事無視しちゃえと言っておく。 『HALO2』戦闘演習前に、日曜に見損なった『新選組!』47話「再会」を観る。冒頭から土方ファンの黄色い歓声が聞こえるかのよう。脚本も演技も熟成していていて、どこをとっても楽しめる。あと2話で終わってしまうのが本当に残念。 |