いろいろ事件が起きたり解決したり。刺激的な毎日であることは間違いないけどもう少し安らぎたい。そんな3月中旬。

3月上旬の日記日記メニュー

3/11・『ラオウ伝・殉愛の章』
 週刊ジャンプに連載中から今日まで一日も休むことなくファンを続けてきた私にとって今日の『北斗の拳 ラオウ伝・殉愛の章』の公開は、ただの通過点に過ぎないにしても"祭り"であることにも違いないと、KENとこまんだーさんとゆうちゃんを誘って観に行くことにした。

 KENとこまんだーさんは私の知る限り数少ない、現役ファンを継続していて、私と完全に会話を続けられる2人だからだ。そしてゆうちゃんを誘ったのは、この映画の出来に全く期待していなかったので、これはゆうちゃんも好む映画なのではないかと思ったからだ。
 ところが残念なことに、KENは脳内彼女のコニタン(ここにも書いてるよ)とデートするからとか「今からでかけても間に合わない」とか「お金が無い」とか言って誘いを断ってきて、ゆうちゃんは観る時間がオールナイトになったことで断念、こまんだーさんとの2人となった。

 大体、北斗ブームもかなり落ち着きつつあるこのタイミングであるとしても、世の中の何人が今日の公開を知っているのだろう。新聞の広告欄ももの凄く目立たないところだったし、TVCMもほとんど見かけなかった。

 だが実際に蓋を開けて観てみれば、今までの北斗の拳もの作品でもそれなりに上位に来てもいいくらいのまともな出来だった。
 中学高校の多感な時期に読んでしまったからか、もはやほぼソラで言える位になっている原作の台詞をかなりの部分で忠実に、構図もほぼ原作のカットを生かすかたちで作っていて、かつまともに作品としてまとまっている。声優も主演陣以外は東北新社系の大御所をまとめて起用しており、原作リスペクトをうたいながらなんじゃこりゃっぽかったOVA版『ヘルシング』に見せたいくらいだ。
 主演陣でもケンシロウ役の阿部寛が非常に良かった。神谷とリーを足したような怪鳥音はファンなら間違いなく納得。腹から来る強さと若々しさは年老いてしまった神谷明には絶対に出せない声だ。

 物語の方もサウザー編を、オリジナルエピソードを加えつつほぼ忠実に再現しており、一部原作知らないとおいてきぼりだから外して良さそうな細かいエピソードもきちんと入っているところが好感度が高い。『Zガンダム』のような勢いで見せる総集編の手法を取らなかったことで映画としても見ごたえがある。どうせ原作ファンにとってはどう作ってもほとんど新鮮味など無いのだから、1エピソードで切った作り方は正解。

 作画が安定してないとか阿部寛以外の声とかツッコミどころもたくさんあるので叩くのは非常に容易な映画だが、むしろファンとしては「冥王」にもっとキャラのアクが欲しいとか『HERO』で『LOVERS』な脇キャラの修羅のおねーさんには技を使って欲しかった(絶対「誘闘赤円舞」使うと思ったのに!)とか新キャラ・ソウガの話はもっと聞きたいとか「オイラ」ってタマかよ! とか、どっちかというとファン談義として語れるレベルのところに落ち着くほどの完成度であったことは賞賛に値したい。(☆☆☆☆)
 ただ、原作知らない人が楽しめるのかどうかは不明。

 最後に、これは日記として必ず触れておきたいところだが、今回「阿部寛のケンシロウ」ということで上田教授ファンの私としては非常に気になるところだった。劇場で高まる期待に心を落ち着かせようとしていたそのとき、劇場予告の最後に流れる映画予告付き「携帯電話の電源をお切り下さい」警告がよりによって『TRICK』の撮り下ろしバージョン。しかも阿部寛が一人で語り続けるバージョン。大画面に上田。
 もうタイトル始まったときには、ずっと頭ボサボサで、髭伸びまくりのあの顔がいやがおうでも浮かんでしまいますわよ。幸い今回のケンシロウは髭生えて無かったけど。(ただ実際のところは声を聞いてもそんなに顔は浮かばない。他2人は浮かびまくったけど)

3/12
 結局明け方までこまんだーさんと北斗談義してしまった。
 昼ごろ復活しフレッシュネスバーガーを3人で食べてからこまんだーさんは仕事へと向かっていった。
 家に帰って昼寝したらすぐに陽が暮れる。
 3週間ぶりに行ったスーパーで山と買い込んだが(買い物は男の仕事だとつくづく思う)、夕飯は道で嗅いだカレーの匂いが忘れられず冷蔵庫の残り物でカレーライス。

3/13・種開花
 昨日の変則的な生活が少し祟って調子が出ないので、比較的早く帰宅して昨日のカレーの残りを食べたらすぐに寝ることにする。23時半。いつもなら仕事しててもおかしくない時間だ。
 すっかり寝入った午前1時。携帯が鳴った。誰かと思えば種だ。正月に突然mixiで連絡してきたものの結局会ってないから声を聞くのも1年以上ぶりになる。
 心を病んだ上司の妻(もしくは上司夫妻)の世話も大変な様子だが、欝っぽい様子は無くどちらかというと躁状態。何かと思ったら他人の不幸は密の味らしい。
 2年前にフラれたガールフレンドの婚約を知った今年1月、精神を破綻させたその事件が"大逆転"し、今ではその出来事が彼の心の支えになっているようだ。今こそ彼の人生最大のチャンスなのかもしれないが、その一手を打つか打たないかは彼次第である。
 本題は実は他にあったらしいのだが、きっとこっちの話がメインだったのだと思うので日記にはこちらを記録しておく。

 ところで昔(高校時代、大学時代、社会人になってからも本当にずっと)から奴から電話がかかってくるときは大概都合の悪いときばかりである。風呂入ってるときとかトイレ入ってるときとか。久々の電話が今日も相変わらずだったのでつい笑ってしまったよ。

3/14
 今回はいろいろと恥ずかしい晒し者になってしまったが、これも現実。仕方の無いことである。

 自室の本棚を買い換えることにした。今の本棚は以前実家を出たときに買ったニッセンか何かの通販商品で1万円くらいだったのだが、これが本当に安かろう悪かろうなものだった。本の重みで合板が中央から歪んでいて、小さな地震が起きると移動棚を止めるビスが外れて棚ごと本が落ちてくるの。
 通販の安物は二度と買うものかと、今回買うのはできるだけ丈夫なものにしようと考えた結果、ブックマンのスライド棚になった。今日までセール期間中で半額以下になるそうなのだが、ともかく買ったものは14万円。今まで買った家具の中でおそらく一番高い。極端すぎたかな?

3/15
 最近マルチタスクな仕事が多すぎて、一日仕事した日の場合少し時間が経つと全く思い出せないので日記になりません。やはり日記はその日のうちか翌日には書く。これが鉄則ですね。守れなさそうだけど。

 最近作ったマイベストなCDがいい感じで自画自賛、と思っていたらきちんと聴いてみたら曲順を思いっきり間違えていて焦った。

3/16
 久々にかなり驚くべきニュースがあったけど、凄すぎて実感ない。ヒロターズ連絡くれ。

 久々に天気予報が見事的中、日暮れから嵐のような雨が降る。時間を追うごとに酷くなる雨にびびりながら、帰りの支度をしていたら、いつもの引き出しに置き傘が入っていないことに気が付いた。どうやら自宅に置き忘れてきたらしい。
 駅まではそれほど長い距離ではないが今の雨ならあっという間にびしょぬれになりそうだ。しょんぼりしながら階段を下りようとすると丁度知り合いにあった。渡りに船と、「すみません、駅まで傘に入れてもらえませんか?」とお願いしてみたら「この雨じゃ傘なしではやばそうなので、この傘あげますよ」と持っていた傘を譲られてしまった。これからまだ寄る部署があるのでそこで別の傘をもらってくるという。
 突風が吹く中、傘を飛ばされないように歩くと、道には壊れた傘が何本も何本もノルマンディー海岸のように道のあちこちにうち捨てられていた。助かった。

3/17
 ミラーズレポートも提出されて、戦時は続くものの精神的に少し安心。それならたまには早く帰ろうかと思っていたらタイミングよくゆうちゃんからメールが届いた。
 横浜のヨドバシに行ったらXboxのソフトが処分特価中とのこと。
 これはいかんとそのまま急いで川崎ヨドバシに駆け込んで『レッド・デッド・リボルバー』、『ダブルスティール2』、『天誅参』、『スター・ウォーズ リパブリックコマンド』と980円均一のソフト4本を購入。さらにDVD売り場で『刑事スタスキー&ハッチ』のDVDボックスを3000円で購入。豊作豊作。決算って素晴らしい。

3/18・Xbox燃ゆ
 朝からヨドバシ巡礼だ! と思ったけど起きたのは昼すぎ。なんとか夕刻前に出かけて横浜ヨドバシ、上大岡ヨドバシへ。
 横浜ヨドバシは既に棚に空きが目立つ。既に別の愛好家の手によって掃除されたようだ。なんか子供の時に家の前の海岸で、貝取りをしていたときのことを思い出す。
 続いて向かった上大岡は……セールの張り紙がありません。随分前に張られたものの全く動く気配の無いワーコレに向けられた「3980円」「2980円」の張り紙があるだけだ。
 もちろん厚顔無恥な私は早速レジへ向かい、一番主任ぽい店員さんに「セールやってないのですか?」と聞いてみた。すると店員さんは「実はやっています」と即答。そうですか、やってますかと物色開始。
 結局2軒で買ったのは『ヒットマン:コントラクト』『プリンス・オブ・ペルシャ ケンシノココロ』『SVC:CHAOS』、そして対戦用に昨日買った『SW:リパブリックコマンド』2本目。
 ただし『リパブリックコマンド』はシステムリンク対戦だと1台につき1人でしか対戦できない(繋ぐ意味がない)ことに気付いたのは後になってからだ(昨日空けてチェックしときなさい)。

 そのまま久々に実家へ帰った後、帰りにもう一度昨日最初に覗いた川崎へ。するとDVD売り場に商品が補充されており「『がんばれ!ベアーズ』トリプルプレイパック」を2000円で確保。

 そんなにゲームやDVD買って、やる暇とか見る暇あるのか? と尋ねられたらもちろん無いんですが、いいのいいの、もう買っただけで充足感得られたから。それが大人。

3/19
 もうすぐ引越し1周年になるからか、急に部屋の内装を揃えたくなってきた。
 ここ1ヶ月の間にプロジェクター設置用の椅子を買って自室の本棚も買ったので(どっちもまだ届かないけど)次は居間のカーペットがターゲットだ。現在は8spotsが使っていたものを敷いているのだが、これが部屋のサイズと全然合ってないので、決して広すぎるわけではない居間を小さく見せているのが気になっている。
 1年前に測った部屋の寸法は今日測ってもちゃんと合っていたので(当たり前といえば当たり前だ)日が暮れてから突風に吹かれながら最寄のハンズに行ってみたものの、川崎のハンズは小さすぎて選ぶこともできない。収穫無く帰る。

 夜は1年半ほど前にテレビ録画した『恋愛小説家』を観た。アカデミー賞作品とはいえそれほど期待していなかったが、主演女優賞のヘレン・ハントが確かに良い傑作だった。ジャック・ニコルソンがエリック・アイドルの名曲「ALWAYS LOOK ON THE BRIGHT SIDE OF LIFE」をピアノ弾き語りしたのも驚いた。あとハロルド・ライミス監督がまたヘンな役で出てる。
 強迫神経症の人間と一緒に暮らしている者としては、ジャック・ニコルソンの生活描写に説明が全く無いので、アメリカでは神経症患者は珍しくないのかなあと感心しつつ、これでは日本の宣伝で「潔癖症」とか全く違う表現で紹介されてもまあ止むを得ないところもある。でもその描写には嘘はなく、映画の面白さとしてのエッセンスになっているのは好感。ただこんな簡単に(犬飼っただけで)治るようならこの人はかなり軽症だと思うけど。
 間の悪さや気まずい空気を徹底的に描写した独特の空気が興味を持続させラストまで駆け抜けていく物語も素晴らしい。TV録画も侮れません。(☆☆☆☆☆)

3/20
 会社の人に「やだよさんお祓いしてきた方がいいんじゃないの?」と言われるのはすっかり慣れたが、それを聞いたときに「えっ、やだよがお払い箱?」って切り返すのは、あまりギャグになってないのでかなり心臓に悪いですよ、TSさん。
 仕事止めないようにしないと安心できません。
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