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帰りの電車で同期の友人、ルリヲ君に会う。彼は私の半年後にマンションを買った同好の士であるが、購入のきっかけが私で、「日記読んでさ、俺もそろそろ買うべきかなーと思って」という話を初めてしてくれた。 私の日記はこうして一応公開はしてはいるものの、ほとんど用途は近しい友人への近況報告と自分用のメモでしかなくそれ以上でもないのでもう何年も前からロボット検索にも引っかからないようにしてあるくらいなのだが、そんなどうでもよい覚書がまさか他人の人生に関わる影響を与えることがあるのかと驚いた。 そんな私がマンション買ったきっかけは、この日記をこうして見ている人ならおわかりの通りヒロターズの影響だ。当時「私が買った時は『マンションなんて興味ない』とか言ってたのに」と指摘されたものだが実際その通りで、元々実家が(借家ながら)一軒家だったことと、最初に住んだアパートは隣りの住人と騒音の件で揉めたことで共同住宅での暮らしには抵抗があったのだが、彼女の駅前マンション暮らしの楽しさ、快適さを見るにつけ完全に抵抗感が無くなってしまったのだった。ヒロターズには今でも感謝している。さらに私がマンションへの引越しをした直後の1年は、その前までの5倍は仕事が忙しくなっている。私があんな勝負に出られたのも、まさにあのタイミングしか無かっただろう。 そういえば昨年末から今年の春までにかけて、会社の誰もから「一度お払いに行くべきだ」と冗談半分・マジな心配半分言われつづけたが、夏あたりになってやっとその話をされることも無くなった。復調の兆しだろうか。 |
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仕事中に届いたチネチッタのDMを見て『X−MEN3』の公開が明日までであることを思い出し、慌てて仕事を切り上げてレイトショーに飛び込む。 結論から言うとシリーズ3作で一番面白かった。監督がブライアン・シンガーからブレット・ラトナーに変わったのがむしろ成功していて、その派手な戦闘シーン含め、まさに3作分の完結編らしい盛り上がりを見せていた。 ブライアン・シンガーの新作『スーパーマンリターンズ』を観たとき「悩んでいるヒーローの話は飽きたのでこの映画は面白い」と書いたが、これは本作も同様。前作までは自分の過去を知りたくて苦悩していたウルヴァリンはすっぱり過去と決別できたようで、今回の映画は、これまでの「アメコミをリアルに見せるとこんな感じ」みたいな自分で縛った枠みたいなものを払拭し、「最後だし見たいものは全部見せます」というサービス精神で作られた(ミスティークのあのシーン含む)、アクション巨編になっていて心地良い。前半の主に旧キャラの活躍、後半の今回からの新キャラの活躍もわかりやすい。 実のところ私はアメコミのファンではない。昔テレビでやっていたアニメも見ていない。「Xメン」の知識の(映画以外の)すべてはカプコンの格ゲーシリーズだ。そんな私であっても、今回のジャガーノートやセンチネルを初めとした新キャラは「知ってるキャラが知ってる姿で出ている」嬉しさを感じられた。いくらクライマックスとはいえ(特にサイクロップスファンには)想像も付かないストーリー展開には驚くことしかりだが、中途半端な知識しか持っていないからかすべて許容でき、映画としての楽しさは十分味わいました。B級くさいけど。 とにかく全編満遍なくツッコミどころ満載。「リーダー!(泣)」「艦長!(泣)」「シックス(キャメロン・ブライト)、お前またまたやばい子供役やってるのか」「パイロ、映画2作目から性格変わりすぎ」「おお、これこそ本当のアイスマンだ!」「ジャガーノートはやっぱりくらいモーションがない!」「うわ、こんなオチか!」……ガラガラの映画館(同じ列に私一人)で小声で呟く私。3作目にしてこんなに楽しめるなんて! あと(これまでにたくさん出演作見てるのに)本作のストームで初めてハル・ベリーの美しさを知りました。(☆☆☆☆) 最後に。うちの実家には以前貰い物で1冊だけ本国版の「X−MEN」の原作版があるんだけど、これがスコットとジーンの結婚式の回。映画の後に見直そう。きっと実に泣けるはずだ。 |
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一部ネットで話題になっていた問題作「それは『ポン』から始まった」(紹介ページ)だが、出版元への直接購入でしか入手できないというのがちょっとめんどくさくて買わずに放置していたらいつの間にかamazonでの発売を始めていたことを知り、発売から約1年後にしてやっと購入しました。 全31章中まだ最初の4章までしか読んでいないけど、もう読んでいる間もの凄くワクワクですよ。ゲーム業界が生まれ、今日に至るまでの歴史がここにすべて書かれている。もったいぶったりしたりとかわざと面白くしようとかせずに簡潔に書かれているのがかえって読み易く、しかもその事実がずしりと重い。戦前のアメリカでのピンボールの誕生、太平洋戦争後の進駐軍と共にユダヤ人によってもたらされたゲーム業界がどうやって日本に住み着いていくのか。もの凄い情報量の中で書かれた歴史のその光景が目に浮かぶ。 持ち運ぶにはあまりに重いのが難点だけど、もの凄く面白いので頑張って読み進めます。 |
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夕刻から休日出勤。行きの電車やら社内やらで知り合いによく会う。皆さんおつかれさまです。 遠路から多数のゲストにご登場願ったが、途中で急に会議が1件追加されたため、残りの来客を放置する酷いホスト。食事を振舞ってお詫び。 その後、最近ますます仕事関係の利用用途が増えていくmixiでのメールのやり取りしていたら気がつくと朝の4時ですよ。なにこれ。 |
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だるいので家でHDDに録画したままの映画観て過ごす。 『ポケットモンスターアドバンスジェネレーション 裂空の訪問者 デオキシス』を観る。先日観た『ルカリオ』の前年の劇場版。劇場版はポケモンのやわらかい動きを見ているだけで満たされた気持ちになるので、お話自体はどうでもよく楽しめる。そういう意味で同時上映の短編の方がお得だったのだが、どうやらここ数年は作らなくなってしまったそうだ。 ところがこの映画は全編が、「ルパン」のラムダっぽい今回の中心となるポケモンのデオキシスとレックウザの戦闘に割かれており、クライマックスでの街破壊シーンなど、明らかにポケモンらしくない異質な感じ。サトシとピカチュウの活躍の場も少なく、物語の中心はゲストキャラの少年になっていてあらゆる部分で物足りない。『ルカリオ』はこの映画の反省でああいう原点回帰になったのかもしれないなどと思ってしまった(というほど『ルカリオ』のデキが良いわけではないけど。(☆☆) 続いて『機動戦士Zガンダム 恋人たち』。1と3だけは劇場行ったけどこの真ん中だけ観逃したのだが、Zガンダムの中盤ってこんなに女ばかり出ても華のない話だったのだと思った。追加カットが美しい変形MSも前作のアッシマーにときめいた時ほどじゃないし。 富野監督の強引な総集編映画は嫌いではなく、『ターンエーガンダム 地球光』なんて目がうるうるしたほど感動したのだが、華のない話だからなのかこの映画は印象弱いなあ。公開前に島津お姉さまの大人げない行動が話題を呼んだフォウの数倍も活躍する劇場版サラには監督の好みが出てるのでしょうか。(☆☆) この間ちょっと外に買い物に行って8spotsの師匠の数年ぶりの新刊を買いに行ってから夜に観たのが『シークレット・ウインドウ』。 これは読んでないけど、キングの星の数ほどある短編のうちの小粒の1つを、割と忠実に映画化したものというところだろうか。お話の小規模さと、どこかで何度か観たような話、キングお得意の人の悪さ、主演のジョニー・デップ以外の登場人物の印象の弱さなど、ジョニデの一人舞台劇として時間つぶしに、という映画。『ノイズ』よりは断然面白いが、この映画観る時間があれば他のキング映画、ジョニデ映画観た方が時間を有効に使っている気はする。(☆☆) 3本消化できたけど見事に低調な一日だった。 |
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種が買ったチケットが切れるというので今週金曜に終了予定の『時をかける少女』を観るため、仕事を投げ出してほぼ定時に会社を飛び出す。場所はラゾーナ川崎に出来た109シネマズ。 初めてのラゾーナ映画館だが、さすが日本一のチネチッタに東宝シネマズのある川崎へ乗り込んできただけのものはあった。座席がきれいなだけでなく椅子の感覚が明らかに前2館よりも広い。種とか脚伸ばしても前の席に付かないくらい(?)ではないか。 ![]() で映画のほうだが、確かに評判通りだった。十分に楽しめた。 まったくもってこれは昔、小・中学生のときに観倒した角川アイドル映画そのものだ。瑞々しい主人公の少女と"すこし・ふしぎ"程度のSFと冒険、はじまり程度の淡い恋愛。まさにあの時代のアイドル青春映画の完全復活。普段擦れた映画ばかり観ていると、こういうベタベタなのがたまにツボに来る、という人は多そう。 パンフは何と売り切れで買えなかったので作者の細かい意図は知らないが、映画を観ている限りあまり大林版は気にしておらず、原作へのオマージュが強いように思えた。というか当時原作は一応読んでいたので、大林映画版の印象はあまり良くない。なんでこんな瓦屋根の田舎町が舞台なの? という舞台の違和感が強かったのだ。 といっても元祖ライトノベルと思われる「時をかける少女」の原作がそれほど面白かったかどうかは今はもう当時の読後の印象などすっかり忘れてしまった。そんな私でも今回のアニメ版観ていると「ああ、そうそう、私の思ってた舞台はこんな郊外の雰囲気」とか漠然とした印象を思い出せた。 「タイムリープ」という言葉を使ってみたりとか、オリジナルの話と思わせておいて重要なポイントで原作を丁寧になぞり、その上でひっかけ(タイムトラベラーの正体が好青年の方ではなく一見3枚目のほうだったり)も用意するシナリオは非常に原作を大事にしていて良かった。 それでいてアニメファン向けとしてのポイントもキャラクターデザインが貞本義行だったりとかちゃんと押さえていて、ちゃんとアピールできているんだから、口コミのロングラン映画になっているとはいえスタートがあんな小規模だったりプリントが少ないとか(私の観たのも傷だらけのフィルムだった)、ある意味「角川ヘラルド何やってるの」とも思える。こんなのもう少し営業ちゃんとしてたら単館とかレイトでのスタートじゃなく、夏にまともに客呼べたんじゃないの? とか思ったりも。 「そもそも角川アイドル映画ってアニメにしてまで復活させるほど面白かったのか」という話もあるが、ともかく「恐らくこんな感じの映画かな?」と私が思った通りの映画として十分に満足できたので私は文句を言うことはない。(☆☆☆☆☆) |
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10/13の日記で書いた名著『それはポンから始まった』の副読本である、世界中のアーケードゲームのタイトルと会社名が網羅されている『アーケードTVゲームリスト』がいよいよ刊行されたらしく、amazonから早速案内メールが届いた。 もちろん一も二もなく購入したわけだけど、購入への手続きの移行の際に、既にこの本を注文した人が、これまでamazonで買ったのだろう書籍の紹介が表示された。 ![]() |
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月曜に映画なんか見たからか、あっという間に仕事が忙しくなって全然テレビ見る暇とポケモン進める暇ができません。 |
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HMV通販で買ったCD3枚、ADVANTAGEの『ADVANTAGE』『ELF TITLED』と、『HALO2』のサントラVol.2が届いた。ADVANTAGEはmixiで以前書いた、ファミコン音楽を「何も足さない何も引かない」で元の楽譜のままギターやドラムで演奏したバンド。国内新作盤『UNDERWEAR : SO BIG』の発売が急遽延期になったのはJASRACやメーカー権利のことを忘れていたためと思われ、きっと発売されることはないだろう。 というわけでどれも洋盤CD。日本以外のCDやDVDってどれもこれも開けにくいのだが、今回のCDはそれ以上に面白いことに。 ![]() あと、HMVの過剰包装にも負けずHALO2のほうのCDケースは砕けていた。きっと日本に送ってくる時に割れていたのだろう。別にいいけど。 CDの中身自体は既に試聴もしていたので満足。選曲がマニアック過ぎて私もやったことないゲーム多いけどこまんだーさんなら全部プレイ済みかもしれん。しかし外人はホントに魂斗羅とドラキュラとロックマンが好きだね。そういえばこれらのCDは『マーブルマッドネス』を除いてすべて日本のゲームの曲ばかり。世界に轟いた日本製ゲームが約20年の間にここまで衰退するとはこの時誰が思っただろうか。 |
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近所のゲーセンの前にNOVAうさぎのPOPが立っていたので吸い寄せられるように中へ。プライズの新作ではなく例のコナミのゲームがやっと出来たみたいだ。![]() ところで今日は会社の先輩に「やだよ君、行くならこのチケットを上げるよ」と海上自衛隊観艦式・予行訓練のペア券を見せられる。大喜び! と思ったら開催日が今度の日曜! それはKENが来るHALO定例会の日なので泣く泣く諦める。その話を帰宅後8spotsにしたら「そんながっかりさせるような話はしなくていい!」ともの凄く怒られた。「あまりに酷いから日記に書いておけ!」と言われたので書いておく。 考えてみると観艦式の開催はほぼ3年に一度。競争率は数十倍らしいので、年に何度か来日しているKENや毎月会っている友人5人は放ってこっちを選択するべきだった。観艦式ってどういうものかもどっかのサイトのリンクを張ろうと思ったけど、どのサイトもあまりに心ときめく写真ばかりでくやしさが数十倍になったので張りません。 |