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映画の日で日曜日などという願ってもない日だったのだが、昨日に引き続きHDDレコーダー容量確保のためWOWOW録画の『最後の恋のはじめ方』を家で鑑賞。 主人公のウィル・スミスがデートのインストラクターを職業にしてるというのがこの映画の唯一の特徴で、劇中でさまざまな恋愛指南をしてくれる以外は基本的にベタな話。最初に観客が思い描いた通りの結末になるので安心して楽しめるということで。(☆☆☆) 日が暮れてからお出かけ。今日もおしりさん、ゆっきさん、父猫さん夫妻と集合し、皆の旅行みやげを一方的にいただく恒例の飲み会である。しかもいろいろあって場所は地元・川崎でやることに。ありがたいことだ。 ゆっきさん選定の居酒屋「わが家」は、炭火焼鳥の美味しさもさることながら豊富な梅酒をいろいろ飲めるところがポイントみたいなのだが、ずらりとリストアップされた梅酒リストの中からゆっきさんがセレクトしたものがことごとく無い。 「すみません品切れです」 「あー、たった今終わってしまいまして」 「ごめんなさい、それも……」 言い方こそ違うものの、これではほとんどモンティパイソンのチーズ屋スケッチだ。本当は3種類くらいしかないのではないか。 今回も話題の中心はおしりさん。沖縄一周、九州縦断に続き、1ヶ月の北海道(+α)自転車旅行をしてきたのであった。すでに「ファッション通信」に出てくるモデルのようなすらりとした脚になっているおしりさんを、昨日は徹夜だったところに梅酒を飲ませ続け、いつになくハイテンションなぷみさん(また父猫さんがけしかけるしがライバル視しているほどであった。 早速おみやげ交換会となる。とはいえ私は手ぶらなので貰う一方である。今回だけはもうすぐ誕生日となる父猫さんにプレゼントに宮古島のバナナケーキを買ってきてあげるつもりだったのだが、あいにく品切れなので沖縄の醤油味ソースを買っていった。 「誕生日プレゼントにソースですか」 なんだかネタになってしまった。 テーブルの前には北海道土産の中として多数のキャラメルが登場した。しかも「ローストコーン」「男爵」「ジンギスカン」「スープカレー」といった、あまり本土では見かけることのない味ばかりである。 ぷみさんが「私このジンギスカン食べたことあります! 本当に不味かった!」と言う。何かそれを聞いて、以前どこかでそんな話を聞いたような気がすることを思い出した。みんながジンギスカン以外のものを取ろうと牽制をし始めたので、すかさずゆっきさんが「シャッフルだ! シャッフル!」と言ってすべての包装を開けて均等に分け始める。大人の行動だ。 おしりさんには今日もゆっきさんのノーパソを使って各地の名所と食べたものの解説をしてもらったのだが、今回はあまりに長期滞在だったのと、思いの外料理がハイペースに出たからか、すべてを見終わる前にバッテリー切れとなる。赤ランプがともってからのハイスピード紹介で世界遺産を体験。そして強制終了。続きは日記の更新を楽しもう。 居酒屋を出て、全員で駅前のゲーセン、シルクハットへ。ぷみさんを除く全員で『機動戦士ガンダム・戦場の絆』を初プレイしようということになった。 客足はラゾーナへ向かっているからなのか、ほとんど待ち時間も無くゲーム開始。 早速のプレイでは、元鉄騎乗りの私があたふたしている間に、元ドラゴンライダーのゆっきさんと元トレーサー使いのバイオニクス戦士であるおしりさんらは、量産型の汎用MSの操作など造作も無いことらしく、易々とザクを斬り倒していった。 その後はゆっきさんの酔い覚ましをかねて皆でうちに猫(夜叉丸)を見にくることになった。 しかしHALO面子ならご存知のとおり、うちの猫は極めて警戒心が強いので、初めて来る客に愛想を振りまくようなことはない。案の上、玄関が開く前にベッドの下に逃げ込んだらしく姿すら見せない。 ガッカリするゆっきさんらだったが、うちの猫はもうひとつ、好奇心も旺盛なので放っておくと徐々に姿を現すのである。 「絶対に視線を合わせてはいけません!」という、8spotsの無茶な注文に応じてもらうと徐々に暗闇の奥からぼんやりと姿を現し、一応皆が肉眼で確認できる程度には姿を現すことができた。 |・ω・) ↑このくらい みんなが諦めて帰ってからはいきなりリラックスしてお客さんの残した匂いを嗅いで回っていた。すみません、こんな家庭内野良で。 時間がまだあったので、テレビ録画の劇場版『電車男』を観る。テレビ版に慣れている分住人の描写が少なく感じるが、短い中で程よくまとまっているのかな。昼に観た『最後の〜』が恋愛指南映画だったが、考えてみればこれも同じようなもんで、日本とアメリカの違いを感じる。私にとってはウィル・スミスよりは電車男のほうが断然実感があるのはしょうがない。 それにしても散髪した後の姿変わりすぎ。「俺、こんなに良い男じゃないんだけどなあ」とか先日の特番で言ってたテレビ版主人公の言葉を思い出す。(☆☆☆) |
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HDDレコーダー消化強化週間ということで『ダニー・ザ・ドッグ』を観る。ジェット・リーがかわいすぎるが違和感が無い。18歳のヒロインと並んでいても違和感が無い。「リーサル・ウエポン」の悪役はかなり似合っていなかったが、あれと対照的に適役だ。 モーガン・フリーマンも悪くないのだが、久々に観たボブ・ホプキンスが、良い奴なのか悪い奴なのかわからないつかみどころの無いキャラを上手く演じていてなかなか。いつもどおり極めて漫画的でシンプルなリュック・ベッソンの映画を楽しんで演じている。『トム・ヤム・クン!』ほどは芸が無いものの、十分な量のアクションシーンも別に悪くはない。ただ今回のジェット・リーはアクションよりもかわいらしい演技の方がポイントで、全編愛らしさ満点。ラストの涙とか普通に貰い泣きできそう。(☆☆☆☆) そういえばWOWOWの申し込み書類送るの忘れてる。急がねば。 |
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帰宅してテレビを点けるとラディッツとピッコロが対峙している。こんな夜に「ドラゴンボールZ」か。しかも第1話。そのまま点けてみたら続いて始まったのは『機動戦士ガンダム・ポケットの中の戦争』の第1話。東京MXテレビ、何やら始めたらしい。 「ポケ戦」の「エロアニメみたい」(8spots)な今となっては古臭い作画が懐かしい。というか全然覚えてないぞ。あーこのへんなゴッグ、昔サターンでジムに乗って戦った覚えがある。 今日は『ハービー 〜機械仕掛けのキューピッド〜』を観る。『ミーンガールズ』でもアフリカ帰りのイモねーちゃんを演じたリンジー・ローハンがここでもいまいちイケてないねーちゃんを熱演。太めがかわいいけど、本国では超セレブなんだよな。ともかく今回の主演は彼女ではなくフォルクス・ワーゲンのハービー。 今時CGでアニメのように動き回る車なんてものはもう散々見飽きているわけで、この映画でスタッフが挑戦しているのは、いかに実車が本当に喜怒哀楽を持っているかを観客へリアルに伝えられるかである。CGは多用されていても余計なアニメーションは加えず、可能な限り実車の可動箇所を利用しているのが非常に良いさじ加減である。 ただしヘッドライトとバンパーに関してはできる限り違和感の無い変形をさせているのだが隠し味的で全く気にならない。 ナイト2000のように喋らないハービーは、下手するとクリスティーンのように恐怖の存在になってしまうのだが、これが登場してからずっと愛らしさ満点のキャラクターにしか見えないんだから、これはワーゲンという車がいかに優れたデザインであるかということなのだろうなあ。 とまあ、車映画というよりはほとんど動物映画と同じ傑作愛玩系映画である。昨日のジェット・リーも癒し系だったけど、ワーゲンのハービーはそれ以上だ(比べるのか)。(☆☆☆☆) ふと見ると隣りで8spotsが感動していた。子供の時に乗ってた車がほぼ同時期の白のワーゲンらしく思い入れがさらに入ってしまったらしい。 |
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今日も映画だ! とプロジェクターの準備をしたのだが、何となく観たのは『DEATH NOTE』の第1話。 まだ1話なのでほとんどドラマは始まっていないのだが、原作改変部分が思ったよりも多く、しかもその辺があまりピンと来ない。どうやらアニメ版制作者と原作の読み方が違うのかもしれない。でも呆れたり不快になるほどではないので、これはこれで楽しめるかもしれないと期待して暫く付き合ってみよう。ラストに『アカギ』の「日テレ雀ニック」を思い出させる恥ずかしいコーナーが復活していた。『ホスト部』でやられなくて本当に良かった。 その『桜蘭高校ホスト部』の最終2話をまとめ観。前編の回はちょっとドタバタしてたけど後編は傑作。この手の連載中マンガのアニメ化は、オチの付け方がさえない場合が多く、最悪の場合『カレカノ』みたいに打ち切りと同等になったりもするのだが、これは「おお、これこそ最終回!」と言える、これまでの単発回での多くの伏線への蹴りを付ける美しい終わり方に見えた。これもちゃんと原作あるのかしら。 8spots曰く「このまま『サザエさん』のように一生続いて欲しい」アニメだったが、無理してクオリティ落としてもしょうがない。私が惚れているのも、そもそも原作よりもこれを作り出したスタッフたちである可能性が高いので、彼らがまた創作意欲を燃やしたくなるマンガを見つけてくるなり、いっそオリジナルを作るなりして、また数年後に何かで楽しませてくれると信じて待とう。とりあえず今年一番のアニメでした。 |
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今日も映画だ! と思ったけど帰ってくるのが遅すぎた。 でも今日はおみやげがあるのだ。チネチッタの地下のゲーセンでゲットした「やわらか戦車」。 早速家族にプレゼントしてみました。 どうですか。 |
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なんか台風みたいな雨風の日なのにこういうときに限って遠出。あちこちで電車が止まったり遅れたりしている。2時間くらいかけて着いた先で3時間くらい会議して、帰りの電車の中で『ポケモンパール』開始。楽しい。長旅が辛くないよ。 都内に戻ったのは8時前。直帰しようと思ったけど何となく心配で会社へ戻ると、風が凄くて最寄り駅前に壊れた傘が山になっている。お前らちゃんと持って帰れよ。 家への帰り道も風が強くて傘が差せない。雨宿りがわりに寄ったゲーセンで昨日の続きの戦利品を入手するも |
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8spotsの代理でひとり青山へ。これまで1年半ずっと渋谷経由で行っていたのだが実は新橋経由でも値段が同じであることに気付く。乗換えが1回減るのでずっと楽だ。ちょっと気が付くのが遅すぎる。 速攻で帰って今度はスーパー行って夕飯作ってなんかもうそれだけで疲れ果てた。メビウスの新OP前の演出にベタながらちょっとときめく。しかしせっかくの週末なのに映画観る気力残ってないのもどうか。 |
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半ズボンにサンダルで外を歩いたらちょっと場違いな感じのした季節はもう秋。 慌しさで3作目を観ないまま今週末で終わってしまう『X-MEN』のテレビで録画しておいた2をハイビジョン(TS録画)で観るが観たのは吹き替え版。プロフェッサーX役のパトリック・スチュワートの声を麦人さんで聞けるのはテレ朝バージョンのみだからだ。最初に感じた違和感も遠い昔。今では彼の声はこのおじいちゃん声でないとしっくり来ない。映画自体は既に劇場で観てるのだが記憶も薄く、なんかあまりピンと来なかったなあ、と思って今劇場公開時の日記読み直していたら(2003/6/1)、当時もあまりしっくりきていない模様。テレビ版は1時間半ではなく(放送時間が2時間半なので)賞味2時間位と思われるが、確かにテンポはオリジナル版よりも向上していて良かった。ラストのジーンの件は案の定3に引き継がれているのであまり違和感無かったね。(☆☆☆) ところで映画版では毎回ロクな活躍シーンがない影の薄いリーダー、サイクロップスの役者が『スーパーマンリターンズ』で良い役(恋のライバル)やらせてもらっているのは少し幸せな結末?かもしれない。こっちの映画だとバイザーのせいで全然印象ないためパンフ読むまで気付きませんでしたよ。 続いて8spots大好きシャマラン監督最新作『レディ・イン・ザ・ウォーター』を観にチネへ(ところで最近めっきりIZAYOIさんを見かけないのですが引退したの?)。 オリジナルストーリーではあるものの、パズルのような謎解きはミスリードも含めまさに子供の時に読んだ昔話や童話そのもののテイスト。これが実に心地よい。童話そのものを映画にしていたはずの『ブラザーズ・グリム』なんかよりずっと真摯に、はるかに大人の鑑賞に堪えうるおとぎ話になっており、ハートフルなお話として最後まできれいにまとまっていた。小品だが好きです。(☆☆☆☆☆) ところで『スクリーム』の映画オタクを思わせる狂言回しな映画評論家にはもっと活躍して欲しかったなあ。 |
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昨日種に付き合って(?)ついガンダムの総集編をリアルタイムで見てしまい、堂々昼起き。せっかくの連休があっても夜更かししているので結局睡眠時間はそんなに多くないかもしれない。 今日は8spotsの甥っ子姪っ子へのプレゼント探しにラゾーナ1階の丸善へ行く。 想像以上のスペースのあった丸善の中にはNOVAまであった。パンダ目当てで体験留学してみるか? しかし受付担当は後ろの椅子で気持ち良さそうに居眠り中なので諦める。 仕方なく他の本を物色していると、普段なかなか本屋で見かけない本を同じコーナーで同時に発見したのでつい並べてみる。さすがは丸善。品揃えも完璧だ。 8spotsも無事にプレゼント用アイテムを発見。4階で夕食をとって帰宅。 夜はちょっと開始が遅くなったが、今日観たのは『バス男 〜ナポレオン☆ダイナマイト〜』。 ジョン・ヒューズの『フェリスはある朝突然に』、或いはジェイ&サイレントボブの『モールラッツ』みたいな感じの青春映画だと思ったら、確かに青春映画なのだがテイストはまったく違っていた。 コメディ映画かと言われたらそうなんだが、これがもうまったく笑えない。面白くないのかと言われたら確かに面白くないのだが、この面白くなさが完全に計算されているという、何とも奇妙な映画。 8spots曰く「いたたまれない気持ちが最初から最後まで持続する」映画なのである。不快感のリミットがあって、そのリミットを越えるときっとビデオを止めていた(或いは席を立った)と思うのだが、話に抑揚が無いのでリミットを越えず、さりとてどこまで行っても面白くならず、登場人物の誰にも感情移入できず、BGMもほとんど鳴らず、魅力的なイベントも起こらないので気がつくとクライマックス、そしてエンドロール。 映画の面白さを持続させるには抑揚が必要である。それがうまくいくと『レイダース』みたいになって、全編クライマックスみたいにするとJ・リー・トンプソン版の『キングソロモンの秘宝』みたいにかえってイベントにピンと来なくなる(あれはあれで私は大好きなんだけど)。そういう意味でこの『バス男』は全く抑揚が無い。そういう意味で後者タイプなのだけど、それがこの映画にはポイントで、最初から最後まで"いたたまれなさ"が"飽きさせず"に"90分間持続する"のだ。盛り上がらないからこちらも気が抜けないけど、その先にも何も待っていない。ある意味拷問みたいな映画である。 でもきっと派手なバカ騒ぎだけが青春映画だった時代は終わりを告げ、きっとこれからの青春映画は『バス男』前と『バス男』後に大別できてしまうようになることを感じさせる、そういうインパクトを持っている。そういう意味で必見だけど、二度と観たくないという気持ちを持ってもすごくよくわかるよ。評価は(☆☆)だけど多分忘れっぽい私にとってもかなり忘れられない映画になりそう。 |
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小学生のときのクラスメイトの女の子の誕生日が10月10日だった。仲は良くも悪くも無かったが、かつては「体育の日」だったこの日だけは何年かに一度「そういえば……」と彼女のことを思い出すんだから人の記憶というのは面白いものだ。 |