猫に振り回されまくり、病に倒れる3月下旬のやだよ日記。

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3/21・2006年のドラえもん
 昨日購入した「コミックチャージ」の付録DVDを再生してみる。『犬神家の一族』から始まる有名作品の予告が次々と流れ思わず見入る。
 「これはプロジェクターでちゃんと観るべきかも」と思ってセッティングするが、したらしたでちゃんと映画が観たくなり、結局先日テレビ録画した『ドラえもん のび太の恐竜2006』に変更。
 久々に観た「ドラえもん」。当時何度も原作を読んでいるだけに台詞が完全に頭の中に入っているのだが、ポイントをおさえた原作に忠実な台詞の数々に好感。TV版『ヘルシング』や『デスノート』みたいに、台詞こそが原作最大の魅力なのにそれをわざわざ改悪するという意味不明なものが多い昨今はありがたい。今日日貴重なことなんだろうか。
 元々は中編をベースにしているだけに、冒頭にあたる白亜紀へ"ピー助"を連れて行くシーンまでですでに目がウルウルしてくるので参った。かなり入り込んでいる。
 小学2年生のときにとっくの昔に閉館した「テアトル鎌倉」で観たオリジナル版も「最新のコンピュータ技術」で作られたタイムマシンの超空間がウリになっていたが、今回のタイムマシンの超空間とタケコプターの浮遊感はこれまでどの映画でも観たことのない存在感を見せていた。これらはCG技術だけでなく、構図や効果音などの演出の細部もかなり凝っていて、実に気持ちが良い。タケコプターの飛行音といえば「カタカタカタ」と思っていた私に、今回の「ブルルルル」というエンジン音に近い効果音は最初違和感もあったが、足元に広がるリアルな風景と相まって「空を自由に飛」んだときはこんな感じになるのかと感心してしまった。
 もうひとつ時代を感じさせたのが、出てくる恐竜の種類の微妙な違い。当時は尻尾を地面にたらして愚鈍な動きを見せていたティラノサウルスが『ジュラシック・パーク』な動きになっているのはもちろん、幻となった恐竜・ブロントサウルスの名はもちろん出てこないし、オーニソミマスやプテラノドンも昨今の調査の結果か?別の恐竜に差し替えられている。この辺の間違い探しみたいなリニューアルはちょっと新鮮。
 大長編第1弾であることもあってか話自体は非常にシンプルなものだが、その分演出を楽しむ作品として非常に意欲的なものになっており、子供と一緒に見に行った同世代のお父さんの支持を受けたという話もよくわかる作品であった。(☆☆☆☆)
 唯一残念だったのは、映画そのものがそんなに長い尺ではないのにも関わらず、このTV放映版はあちこちカットされていたこと。ところどころで明らかに間が悪かったりBGMが途切れていたり雰囲気ぶち壊し。あとキャンピングボックスのしずちゃんのシャワーシーンがカットされていた(!)のは、冒頭の歌がカットされた『007トゥモロー・ネバー・ダイ』並のテレ朝の愚考かもしれない。

 その後、夕食食べ終えてからいよいよ角川DVDの続き。70〜90年代の風俗とカッコいいものの変化を堪能し、満喫したらあまりに深夜になっていた。

3/22
 昨日張り忘れた猫の写真。
暗闇でドッキリ
 たまに部屋に出してうろうろさせているのだが、私がいると暗闇に逃げ込む(左は『ロストプラネット』パックの箱)。
 段々臭さが落ちてきて、なかなか美人になってきました。

 今日は半年前からやってるプロジェクトのゴールまでを会社から承諾を貰う重要な会議があったのだが、達観してたのが良かったのかするっと合格。この予算の数分の一でもあればマンションのローンが払えるんだけど(犯罪です)。

3/23・借金返済中
 今月4度目の午前半休、3度目の銀行で住宅ローン。
 ここ1週間ほどネットで調べ続けたポイントは、来月=4月(もしくは6月まで)に金利が上がるかどうかだったのだが、そんなもの一夜漬けでは限界がある。
 そんな中ではじき出した個人的結論は、アメリカがどうなろうと日本の株価が下がろうと、福井総裁の昨日のコメントから暫くは短期は上昇傾向は変わらずと判断、かといって長期を選ぶほどの楽観もできず、結局締め切りぎりぎりに選択したのは、期間としても中途半端な7年固定金利だった。合わせて繰り上げ返済で今日入った今月分の給料以外の全額を投入。はらたいらに全部という気分。スッカラカンです。
 ともかく選んでしまったものはもう止められません。これからの新たな目標は7年でどれだけ貯められるかなんですが、もの凄く頑張ったところでとてもまだ全額返済できるような借金ではありません。とりあえず暫くは会社が倒産したりリストラされたりしないことを祈ります。

3/24・『ポイント45』
 いつものように遠くのスーパーまで自転車で繰り出したら最寄のモスバーガーが潰れていた。利用頻度は多くなかったけど、この辺では唯一の緑モスじゃないお店だったので「ハンバーガー」の食べられるお店として重宝していたんだがしょうがない(緑モスは廉価商品が無いのでハンバーガーは売っていない)。

 今日は『ブラックブック』か『デジャヴ』を観るつもりだったのだが8spotsが風邪をひいてしまったので、2人で観そうなこれらは止めて、ノーマークの『ポイント45』を観に行くことにする。
 この映画、出勤途中のアゼリアに貼ってあったポスターで初めて知った映画で、そのポスターは黒バックでいかにもアバズレ姿のミラジョボが45口径の拳銃を持ってしゃがんでいる写真。決して魅力的とは言えない姿だ。しかもテレビの「ショウビズカウントダウン」でも「シネマ通信」でもアメリカ公開されたときの話は聞いてないので、どんな話なのかもミラジョボ以外の出演者も監督などのスタッフも全く知らない。
 こういう前知識のない映画というのをたまに観に行くと大当たりだったりすることもあるので今日はチャレンジしてみたのだが、そうやって観た映画の多くと同じく、これもやはり「日活配給」だった。そして映画に関しても結論から言うと「ヘンな映画」だった。

 私の当初の予想は犯罪映画だ。スラム育ちのアバズレ女のミラジョボが、拳銃の売人をやっているチンピラの女をやっていて、この2人が主人公なのだが、その男が『リベリオン』でラスボスやってたアンガス・マクファーデン。ガン=カタ夫婦だ。しかもサイレントボブみたいな格好。残念ながらこの映画は45口径の銃を撃ち合うアクション映画ではなかった。
 前半はスラム街育ちのすさんだ人間模様が淡々と描かれていくのだが、この映画がまずヘンなのは途中で登場人物たちへのインタビューが挿入されるところ。そもそも映画の冒頭からしてミラジョボ(扮する役の人)がカメラ目線でセックスについて延々と語るシーンから始まる。しかもこのインタビューされるキャラのうち何人かは本編のドラマに登場しない。ドキュメンタリータッチの映画なの?
 さらに途中からドラマは"クリミナル"な犯罪よりも、家庭内暴力とか児童虐待の後遺症による人間性の歪みといった話に寄ってきて、「もしかしてこれは社会派映画なの?」と思っていると、後半になると段々そういう展開には行かなくなってきて、最終的には割と普通の映画っぽいオチが待っている。前知識が無いからどんな映画かわからなかったが、この映画自身もどんな映画なのかよくわかってないで作っているような、つまり「ヘンな映画」なのだ。
 後でパンフを見てみると、監督・脚本を手掛けた人はこれが劇場デビューみたいなので、言ってしまえばインディーズムービーの延長なんだけど、ミラジョボが激しく脱いでるからかろうじて日本公開したと思える。そういう意味ではばっちりか。でもアベックで観ちゃったりするとばっちり火傷するので注意。(☆☆☆)
 ミラジョボの、こういうなんかヘンな映画にも進んで出ちゃうところは私は嫌いじゃない。帰宅してから8spotsともその話をしていたんだけど、そういうので成功している役者はクリスチーナ・リッチあたり。アンジェリーナ・ジョリーもギリギリOK。逆に気負いが大きすぎるのか「見てらんない」の代表が、少し前だとウイノナ・ライダーで、最近だとナタリー・ポートマン。日本だと断トツで菅野美穂。私の言いたい気持ちわかってくれますかねえ。

3/25・『デジャヴ』
 「ルルーシュ凄すぎ・大河内一楼凄すぎ」「ウルトラマンメビウスも来週で最終回か……」などとビデオ消化&感心しつつ夕刻は美容院へ。
 初めて行くところだったので電話で予約して40分後に行ってから髪にハサミが入るまでに1時間かかった。途中シャンプーされた後暫く放置されたので風邪がこじれるかと思った。さらに散髪用のフード被ったままだったので暑くて仕方がない。途中でアイスコーヒーとか出してもらったけど一瞬で飲み干した。
 読みたくもない雑誌を3冊置かれたけど、結局全部読み潰してしまって、それを見かねた店員が替わりの雑誌を持ってきたのが今読んだ「横浜ウォーカー」の先週号だったとか。そりゃ確かにさっきのと中身違うけど。
 散髪始まってからも途中で担当がいなくなったりして、結局さらに1時間。カット&ブロー&シャンプーで3000円は安いけど、店入ってから2時間かかるんだったら「11cut」の方が時間単価で考えれば良い仕事してるんじゃね?
 というわけで酷かったEARTH川崎(名前間違ってたんで直しましたw)。もう二度と行かない。こういうときヒロターズだったら(元気にしてるなら連絡ちょーだい)最初の15分くらいで飛び出すだろうから時間を無駄にしないで済むんだろうなあ、と思っていたら、昔8spotsもシャンプーの後長い時間放置されたのでドライヤーもかけてもらわずに店を飛び出したらしい。寛容さは時折人生に損を与える。

 ヨドバシで『どっこい生きてたキャス子さん』(セゲいち3巻)を買って帰宅後、取り直して、風邪引き8spotsを連れてレイトショーの『デジャヴ』を観に行く。
 出る前にふと自室を覗いたら、ここ3ヶ月使われずに埃を被りつつある『HALO2』対戦専用Xboxが別の用途で役立っていた。
座布団代わり

 家を出る前に門灯を点けながら「ああ、そういえば2週間前に『ハッピーフィート』を観に行った帰りに門灯を点けて行ったのがあの猫を捕獲するきっかけになったんだ」と思い出した。

 で映画の話題をする前に、今日の座席が如何に最悪だったかをここに記しておきたい。
 座席は劇場のド真ん中で、スクリーンに対してはベストポジションであったが、まず私の前の席の3人の女子高生が、映画が始まるまでずっと大声でバカ話しながら携帯電話で延々とメールチェック・ホタル族。足は前の座席に投げ出し。
 「ねえ携帯切っとけってー、ハハハお前のことじゃん」「知るかよ!」カチカチ。
 もし父猫さんが一緒だったら(いつか一緒に映画観ましょう)、きっとここで道徳の講義が始まっていたことだろう。
 もうこれだけでも十分に最悪なのだがそれだけじゃない。1つ後ろの席のアベックが今度はどこの国の人だかわからないが、どこかの外国の人。ただし喋っている言葉を聞く限り韓国ではなさそう。どっかアジアじゃないかと思うが、とにかくこのアベックがやはり最悪で、上映中ずっと2人で喋ってる(女子高生は少なくとも本編上映中は携帯も会話も止まっていた)。私は気付かなかったが、前の椅子(8spotsの席)もガンガン蹴ってたようだ。しまいにはラストのクレジットで『メタルギアソリッド』みたいな『デジャヴ』の歌が流れたら、後ろの男が(英語も喋れないのに)歌いだした。ヒロターズならグーで殴ってくれたと思う。
 私の右隣りの方には、上映中ばりぼり音を立ててスナック食べてる行儀の悪いアベックがいたが、こっちはもはや可愛い方。ドルビーサラウンドで酷い観客だらけなのは、これもブラッカイマーの映画だからなのか。

 しかし、こんな最悪の環境で観た映画なのにも関わらず、中身は非常に面白かった。おかげで笑顔で帰ってくることができた。
 2時間ちょっとの映画なのだが、2時間半の映画分の情報量が凝縮して詰まっている感じ。トニー・スコットらしい素早いテンポで魅せる魅せる。
 主人公たちを焦らせるのは物語でキーになる「時間」の問題だけであって、組織の軋轢だとか人間のいさかいといった映画のスピードを止めるようなお約束演出は皆無。頭脳明晰でクレバーなデンゼル・ワシントンが全速力で走り続けないと追いつけないテンポ。これがするすると観客の頭の中に入ってくるんだからもう気持ち良いの何の。
 細かい逸話が二転三転している中で、古典的SFのお約束話をちょろちょろと入れて、僕ら生まれてこの方のSFファンの気持ちをくすぐってくれるのも嬉しい。しかも「こういうの、説明しなくてもわかるよね?」程度にその話題に軽く触れたら、あまり執着せずにそれを使った本作ならではのギミックを気持ちよく入れて「ふふふ、やっぱりそう来たのね」「おお、そう使うのか」などと感じさせてくれるのも良い。
 シナリオだけじゃなく演出も良い。映画冒頭をはじめとした、犯罪映画ではありがちの「さあ、皆さん良く観ていて下さい。今からあそこで犯人が何かしますよ」という紹介部分が、「さあ見ろ」という押し付けでもなく「二度目じゃないと絶対わからないように」ほど隠しもせず、丁度良い塩梅で「なんかあそこでやってるな。でも今のところ何のことだかわからない」あたりに留めて見せているところ。この加減の良さが説明的じゃないので集中できる。
 現在と過去の2つの時間を同時に描きながら、記憶すべき部分をきちんと描いていて、観客が混乱しないで全部納得できるように描かれている。これは良質の脚本と良質の演出が組み合わさって初めて得られたものだからだろう。
 ラスト前の「タイムコップ」こそ、ちょっと「えー、それやっちゃうんだ。それはちょっと行き過ぎじゃね?」とか思ったりはしたけど、それですら「まあブラッカイマーだからしょうがないよね」とか許してしまえるほど、全体的なギミックが面白く、テンポが抜群。
 良作『マイ・ボディガード』をさらに上回る、ブラッカイマー映画としても非常に完成度の高い1本になっている。『トップガン』から20年以上経ってもまだあの退屈させないスタイルを維持できているトニー・スコットの映画は、あえて進んで褒めておきたい。(☆☆☆☆☆)

 あと見終わってからのことも書いておこう。スタッフロールが始まった瞬間、緊張の糸が解けたかのように、劇場全体に聞こえる大声で喋りだした女子高生が携帯を3人でパカパカ開けて「何コレ、『デジャヴ』超面白いじゃん」と叫んだ時、我々は感動したのだ。「凄い、こんなに不出来な人間でも、この映画のストーリーが理解できたのか。ブラッカイマーと日本の義務教育は捨てたものではない」と。
 ちなみにそのまま映画と関係ない話を大声で喋り続けた女子高生は2つ前のアベックの女性の「お前らうるせーんだよ!」というドスの聞いた注意で静かになった。携帯はずっといじってたけど。
 今日ほど他人の携帯を奪って、へし折って、どこかへ投げ捨てたいと思ったことは無い。でも映画があまりに面白かったものだから、外の桜並木を歩いていたら、桜がもう少し咲き始めていることに気付いただけでもうなんか許せてきてしまいした。
 ありがとうトニー、ありがとうブラッカイマー。

 その後、2週間前と同じようにデニーズで食事をして、2週間前と同じようにエレベーターに乗って帰る。なんてデジャヴ。でも玄関の門灯の下には猫はいなかった。今日は私の勝ちだ。

3/26・部内半壊
 最近居候猫の世話を8spotsがしてくれたりする関係か就寝時間が遅くなりがちである。
 普段滅多にしないことなのだが、今日はばっちり1時間寝坊してしまった。飯も食べずにダメ元で駅まで走ったら電車遅延が発生していて、遅延証明貰っていったら遅刻がチャラになった。昨日は恐ろしいほどツイていない日だったが(映画は良かったけど)、今日は悪くないかもしれない。
 ところが出社した会社は、所属する部署が半壊状態。というのも金曜にインフルエンザで病欠したチームリーダーに続き、彼の右腕だった機材係の若手までがインフルエンザにかかってしまい今週いっぱい病欠になっていたのだ。これだけで終わるはずがないと言わんばかりに若手の隣の席にいた同僚は熱のため午前中で退社。一方チームリーダーの向かいにいる同僚は咳が酷い。
 「学級閉鎖というか部閉鎖だね」というロズウェル帰りの先輩の冗談がちっとも笑えない状態である。仕方ないので残った数人は、いつも頼りにしている妻が寝込んでしまって立ち行かなくなった亭主のように「アレはどこにあるんだ」「先週頼んだ仕事がこんなところに放置されている」などと悲鳴を上げながら何とか部を進めていくしかない。今週残り4日間で、残るメンバーが最後まで戦えることを祈るばかりだ。

 ちなみに私も週末から咳が酷いんだけど。

 そんなこんなで夜になって、明日の発送に用意しなくてはならない一式を何とかすべて用意できた。ほっと一息ついたのもつかの間、緊急事態の不具合発生。明日の発送取りやめ。今日もダメだ。

3/27・臨界点突破
 昨日みんなで「風邪の蔓延はの人からスタートしていたよね」と言っていた、最初に倒れたチームリーダーが無事に復活。「俺じゃないよ」と弁明していたが他のメンバーの多くは今日もお休みで、あまり信用されていなかった。

 今日も山ほどの仕事に対応していたが、帰りがけに指が妙に痛むことに気付く。今日はそんなにタイプしてないんだけどなと思いながらいつもの時間に帰ると、歩いてるとなんか膝ががくがくするし、なんかいつもより寒く感じる。これは調子悪いのかもしれない。帰ってからまず1時間ほど寝てから試しに体温を測ってみたところ38度だった。なんだ、そういうことか。
 8spotsが自分用に作っていた夜食を横から取り上げてとりあえず腹だけ埋めて、明日の会議に出るためにもう一度寝ることにしました。

 ところが、8spotsが昼のうちに、居候猫に布団でじゃれさせることを教えてしまったせいで、寝込んでいると上で子猫が跳ねてくる。なかなか寝られません。

3/28・開業医
 今日は午前半休を予告しておいたのが助かった。少し遅く起きて体温を測ると37.4度まで下がっていたので、少し安心して薬を貰いに病院へ。
 最寄りの病院は家の窓から見える総合病院なんだが去年検査で行って、その設備のしょぼさの割に患者ばかりが多くて呆れたので、今日は町医者へ行くことにした。
 ところが事前に8spotsが調べておいてくれたものの、町の中だからなのか開業医が少ない。しかも多くは産婦人科で、この町は妊娠とか性病とかの専門医ばかり。需要のあるところに供給ありってことなのと2人で感心。いや感心している場合じゃないので、ともかく唯一見つけた駅前の内科「伊藤内科クリニック」へ行ってみることにする。
 果たしてその病院は、3階建てのいかにも昭和な空気の漂う雑居ビルの2階にあった。1階が中古パソコンショップ、3階が中古レコードショップというのがまたインパクトがある。さび付いた小さな看板が確かにビルから顔を出していた。
 その看板を見ながら、「ヤバそうだったら帰ってきなさい」という8spotsの言葉が耳をよぎるが、中に入ってみなければそんなことはわからないと意を決して急な階段をのぼる。先生はかなりのおじいさん、受付は恐らくその奥様と思われる方だったが、物腰のやさしい、感じのよい病院だった。検査の結果インフルエンザでも無いとのことで、なんか色々ほっとする。
 かなり安心したからか出社後はいつも以上にばっちり仕事したが、今日はマスクをつけて出社したからか、いろいろな人に心配される。結局人からの心配ってマスクとか包帯とか松葉杖みたいなこういうわかりやすい記号で簡単に得られるんだよなあとちょっと苦笑しながら、ホワイトボードに「3/29 病欠」と自分で書いて帰ってきた。明日は有給消化といこう。
 帰宅してから体温を測ってみると37度。昨日よりも1度も下がっているのですっかり安心してしまい、普段よりも4分も高いことは忘れてネットサーフしたりこうして日記書いているというわけである。

3/29
 約束どおり会社を休んで一日寝込む。
 たまに目を覚ましてこのところ忙しくて読めなかった漫画を何冊か読む。漫画を積むほどの忙しさになったらもうおしまいな気がしていたが、結構ほっておくと貯まるものだ。
 志村貴子の「青い花」と「放浪息子」は登場人物とかネタが一部被っているのはわざとなんだろうか。
 寝ていると仕事のことをいろいろ思い出す。返事出し損なったままのメールとかいろいろ思い出してきて不安になる。

 8spotsは猫の腹が大きくなりすぎて「妊娠してるんじゃないのか」と不安にかられて猫を病院へ連れて行くことにした。今度の病院はウマがあったらしくほっとして帰ってきたが、結局ただご飯食べてぷっくりしているだけだったそうです。よかったよかった。

3/30・ロシアのお菓子
 完治した気はまったくしないが会社へ。病気のことは忘れて一心不乱に仕事して過ごす。
 月末恒例のイベントは今回は小規模だったけど、反響があるのは嬉しいもので。

 今日は部の懇親会があるため、定時で上がって川崎のダーツバーBeeへ。でもダーツはやらずにお酒のみ。ていうか体調悪いのに酒飲むのはいいのかな。とりあえず薬飲まなければ良いだろう。
 後半、カラオケ付きのボックス席に入ると幹事がドンペリと一緒に「ロシアンシュー」というのを頼んだ。激辛のやつが1つだけ入っているシュークリームなのだそうだ。カラシとワサビとハバネロの奴がありますがアタリはどれにしますかと店員が聞くので「それじゃあ3つ入れて」と返答。ここの人数は11人。微妙に高確率。
 今期もっとも部の利益に貢献したであろう肉体派のS氏が最初に取ったのが、もっともアタリと言われるハバネロのやつだった。あまりの引きの良さに皆で驚く。
 次に役員の秘書をやっている人が取ったが「なんか色付いてる」と目ざとくみつけて隣りのH氏に食べさせてしまった。カラシ入りだった。悲鳴を上げるH氏。2回連続のアタリである。結局残るのは9個でアタリは1つだけ。最後に全員で一斉に食べることにした。見事に私がワサビ入りを引いた。病み上がりにこれはキツい。
 喉の渇きを潤すために酒を飲み続けたからか、なんだか全然体調が戻った気がしないのですが、きっと土日休めば治ることでしょう。

3/31
 こじれた風邪を封印するため一日寝てました。
 ところで昨日の日記で書き忘れたが、懇親会に出席するため、普段はまず乗る事の無い19時代の下り電車に乗ったら、偶然中学時代の友人、しんしんが乗っていた。
 最後に会ったのはこーじんの墓参りのときだからもう何年も前のことだ。
 彼はボックス席の窓側でノートパソコンを開き、何やらオークションサイトに載った『ガンダムSEED DESTINY』のステラの植毛人形の写真を吟味していた。なんだか声をかけてはいけないシーンだったかもしれないが、堂々と肩を叩いて合図する。
 全然今までどおりのしんしんだった。たった一駅分だけの再会だったが面白いもんだ。

 今週は期の終了に伴い、観ていたいくつかの番組の残りが最終回。『地球SOS』はいまひとつ盛り上がらなかったがキャラデザは嫌いでは無かった。『コードギアス』は最高。長期的なシナリオをきちんと練り込んで作ってるように見えるところが観ていて嬉しくなる。こんなに面白いアニメなら最初から見せてくれ>種 『ウルトラマンメビウス』は隊員がケンカばかりしてる前半はかなり苦痛だったが最後まで付き合って良かった。そして平成ウルトラシリーズもこれで終わりに。観続けてる番組は『のだめ』くらいになりました。

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