[PR] RMT 2008/7/中のやだよ日記
嵐が過ぎていった。戦いは終盤へ。7月中旬の日記。

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7/11・質疑応答
 地雷炸裂。延長戦へ。終電までいろいろ仕込みつつ日曜も仕事。日曜に作業が終わってなかったら結構・相当・死ぬほどやばいと思う。水曜日に送れるかどうかが勝利の鍵だ。
 それはそうと、今日は赤坂方面の大事なお客さんの相手をしていたらケイジから電話。即切りしたら夜にもう一度掛かってきた。
「なぜ○○○○○を殺したっ!」(一応ネタバレなので隠す)
 と応答してみる。
 先方の用件はうちの会社の社名の由来を知りたいのだという。なんでまた?
「いやさ、カレンが『○○って何で○○なんですかー?』って聞くから、『じゃあ社員に聞いてみよう』って掛けたんだよ」とのこと。
 うーん、なんか微妙にチャンスを逃したような気がするぞ。
 別に引っ張ってもしょうがないネタなのだが「今度本人が電話に出たら教えてやろう」とダメ元で引っ張ってみる。えーっと、この電話の通話録音ってどうやるんだっけ……。
 電話を切ると、隣の席の上司から「お前、何て電話してるんだ(苦笑)」とツッコミ。
 一応ありのまま報告してみたけど、こういうのは業務中だと査定下がりますか。

7/12・しじみの結婚
 仕事終わってないけど、今日はしじみの結婚式2次会へ出席するために関内へ。
 しじみはHALOの隠密(とわさび系菓子の供給元)として我々には無くてはならない人物であるが、実は一度も同じ学校に通ったことが無い。きぃなど数人の友人と同郷であるだけの「友達の友達」で始まった間柄で、こま主催のスキーツアーに毎年一緒に行くようになってからの付き合いである。しかし今では他の友人の誰よりも長くて深い付き合いをしているのだから面白いものだ。
 きぃとたむは1次会からの参加、残りのメンバー(FAT、ぶちょー、おげしょ、しょっちゃん、ケイジ、ゆうちゃん、こま、ゴブリン)は2次会からの参加。慌てて出てしまったので地図も店の名前もプリントアウトしてこなかったのだが、この辺と思われる場所をうろうろしてたら店の前にFATがいたのでスムーズに行くことができた。
 細長い店の中の一番奥まった広いテーブルに陣取った我々は、会の中での説明もなかったため、新婦がどういう方なのか(きぃの事前情報以外は)ほとんどわからずじまいだったのだが、とりあえず交際期間1年半、告白は新郎からという情報だけは得ることが出来たので日記に書き残しておく。
 あとはビンゴ大会でしょっちゃんが紅茶セットを引き当てた(外れた?)こととか。たむが合弁会社に出向中だということとか。こまの子供が5歳になったこととか。あ、それからお店の店員のウェイトレスさんがたむ生き写し(でも美人)だったこととか。

 その後、一部泥酔の人間を含めて飲み直しがあったのだが、私は仕事の続きをするため帰宅。胃の痛い電話。

7/13
 深夜帰宅して夕飯食べてPCいじってたら8spotsに「顔色が良くないので風呂が沸けるまで寝てたら?」というので横になったらそのまま爆睡。目を覚ましたら4時半だった。それから風呂入って5時に再び寝る。目覚めた時は思ったより気分良かった。

7/14
 ここ数日を悩ませている件とは別の日課のほうの会議。どうにもならないアメリカの担当者を更迭しようと会議の参加者全員一致で決定。とはいえ何の権限も無いのでうちの上司が向こうの社長にチクリメールを送ってくれた。なんかダークな日記が続くのは精神的にやられているだけなので気にしないでください。

7/15
 終わるはずが終わらない。こんな話をもう何日繰り返し書いているのだろうか。性格が幸いしてノイローゼにはならないけど、ヤケクソにはなるよね。
 もう何でもいいからこのまま強行突破してしまおうかと考えたりしつつ、とにかく不安でいっぱいだったが、深夜の2時を過ぎたあたりで問題の原因特定できたとのメール。ああなんか一安心。寝る。

7/16
 電話予告どおり問題は解決していた。上に掛け合って、例外っぽいけど明日に緊急終了してもらうことになった。終わりそうな気配。
 しかし随分引っ張ったものの、私の仕事はこれひとつじゃない。毎週の日課になってる映像編集作業もこのところサボっていたため、金曜に必要なものをまだ撮影すらしていない始末。1本は勢いで完成させて、残り1本は後輩の協力を仰いで撮影まで進める。後輩は「昔取った杵柄」という話で、非常に良い仕事をしてくれた。

 とはいえいろいろほっとしていたら『ファイアボール』の公式サイト観に行くのを3日間も忘れていたことを思い出す。今回更新の最終回のディレクターズカット版(20秒長い。これが映画だったら90分の映画が110分になったということだ。別物じゃないか!)を観て、切ない気持ちになる。また会えるよね?

 月曜の繰り返しになるのだが、やはり夕飯食べたら気分悪くなって動けなくなったので横になったら今日は3時。それから風呂沸かして寝たのは4時半。エアコンは除湿点けっ放しにしたので、暑くはないのだが、なんか不安で寝られない。

7/17・ファイナルファンタジー
 というわけで無事に社内承認が通ったので、ここ2ヶ月くらい悩ませていたやつがとりあえず一旦ではあるが終了。続きは来週、或いは再来週。ともかく連休にこの件では悩まなくていいのが何よりありがたい。
 おもちさんが「今度一緒に『スピードレーサー』を観ましょう」と映画に誘ってくれたので、事前勉強のためMXで放送中のアニメ版(I坂さんに教えてもらった)を録画しておいたので観てみる。自分の生まれる前のアニメなのだが、残念なことに子供の時再放送も見ておらず知名度に反してほとんど作品の思い入れがない作品である。しかし今回見てみたところ、絵の美しさ、演出のスマートさ、軽快な音楽などいろいろ感動すべき点が多く、なんか普通に楽しめた。
 困るのは「おお、これがクリスティーナ・リッチ!」「ああ、ジョン・グッドマン!」と、散々予告で見た俳優たちの顔が浮かんでしまうことだ。

7/18
 連休前最終。取引先へのメールが送れた時刻が23:55とかって、確かに今週内ではあるけど、これで来週火曜になって「先週の件の返答を」とか催促したら嫌がらせっぽいよなあ。
 取りようによっては大型なプロモーション協力を社内部署に依頼。説明するのに電話で30分かかったけど、先方は納得してくれて、喜んだのもつかの間、ちょっと大事になりそうな予感も。うまくいけば良いけど、説得した人を巻き込んで取り潰されたら申し訳ない感じ。

7/19
 今日は8spotsの約束で青山へ行かなくてはならなかったのだが、体が重くて動けず寝坊。その後、ほとんど空っぽになったHDDレコーダーの空き容量確保のため、ビデオ消化を行うが、これもテレビの前の椅子から動けず。夕食時間になっても食欲はわかず、そのままベッドに横になったら気が付けば深夜。完全に体力が残っていなくて動けない一日だった。じじいっぽい。

7/20・『スピードレーサー』
 久々の再会のおもちさんと、わざわざ川崎まで来ていただいて映画。

『スピードレーサー』(☆☆☆☆☆)
 ウォシャウスキー兄弟は『マトリックスレボリューションズ』があまりにアレだったので、もう観なくていいんじゃないかとすら思っていたのだが、試写会で観たI坂さんがすこぶる褒めていたので、MXの再放送でオリジナル版の予習もしつつ臨んでみたら、これが最高。にわか学習だった私にもわかる。オリジナル版へのリスペクトっぷりがハンパない。マイケル・ベイ版『トランスフォーマー』の100倍はオリジナルへの愛を感じる。
 登場キャラクターのそっくりっぷりはTV特番の『ちびまる子ちゃん』もびっくりの豪華かつそっくりキャスティングだし、キャラの描き方も非常によく再現できてる。特に弟(くりお)と猿の使い方はまさに笹川ひろし。もちろんレースの飛ばし気味、オーバーな感じとかも現代の視覚効果を取り入れつつ、ダイナミックなところはテレビ版そのまんま。とにかくオリジナル版が本当に大好きで、できるだけあれを再現しようとした愛と努力の塊なのだ。マッハ号とか覆面レーサーをそのまま再現というだけでも十分だけど、ジャンプSEをそのまま再現してるとか、普通考えないよなあ! ギズモ号、装備説明あるのに使ってないとか普通やらないよなあ!
 あと感動的なのが音楽。オリジナル版は60年代らしいストリングスの効いたブラスバンドの軽快なリズムが特徴的なのだが、本作もレースシーンなどはほとんど同じような楽曲で再現されている。同じスコアかどうかまでは私にはわからないが、決めの部分でテーマ曲のバリエーションを加えるなど、まさにアニメである。多分普通に映画やるなら、ここはタイアップのロックか担当映画音楽家のオリジナルテーマを流すところだろうが、この映画は一切そういう余計な追加を行わない。おかげで映像は新しいのにオリジナル版の気持ちよさがそのまま残っている。音の大事さを非常に感じさせる。
 作品全体としては、前半の説明が少し細かいからか尺は普通の映画より長い(2時間以上ある)のだが、そこで最後のレース1つ分削除したら多分尺は丁度良くなるだろうに、あえて今の尺で作ったウォシャウスキー兄弟は凄いと思う。確かにドラマとしてはこのくらいの数のレースが無いと盛り上がらないものなあ。
 残念ながら日本でも決して大ヒットしている風ではないので(今日も座席の少ない上映館だった)、続編は厳しいかもしれないが、これだけの愛に溢れた作品が作れるのだから題材を変えてもきっと彼らはまた日本アニメリスペクトをやってくれることだろう。頑張れウォシャウスキー。I坂さん、グアムから帰ってきたら映画話をしましょうー。
 最後に個人的なポイントとして、クリスティーナ・リッチが超キュートだったことも記録しておきたい。『ブラックスネークモーン』のスベタ演技の後に、このキュートさ。もうたまらん。アニメの格好を彼女が演じるので正直どのシーンもエロエロなコスチュームなのだが、子供も楽しむ映画になっているからか、あまり首から下が映らないのは非常に残念だ。ああ、残念だ。

 映画が終わってから「がぜん」で8spotsと合流しつつ(おもちさんと初対面)一杯。楽しい映画の後は飯も美味いね。

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