[PR] RMT 2008/9/下のやだよ日記
久々にテンパってない日々を過ごした9月下旬のやだよ日記。

2008年9月中旬の日記2008年10月上旬の日記日記メニュー

9/21・『幸せの1ページ』
 雨。少々の掃除と長い休息。そして夜は映画。

『幸せの1ページ』(☆☆☆)
 映画がスタートしてすぐにわかるが、児童文学の映画化作品。よって主人公はジョディ・フォスターではなく、少女アビゲイル・ブレスリン。ほぼ赤ん坊の『サイン』や赤ん坊から1歩進んだくらいの『リトル・ミス・サンシャイン』からかなり"育って"いて、普通に主役できる雰囲気。とはいえまだ11歳くらいだけど。
 『名探偵モンク』でおなじみ、病気と格闘するジョディ・フォスターをアビゲイル嬢と対比して描く前半がベタベタだけど傑作。しかし中盤でジョディ・フォスターが外出をしてからはほとんど記憶に残らないくらいつまらない。細かく言うなら前半4点、後半2点な映画。
 ただ後半も全くダメな訳ではない。(ほぼ)無人島に暮らす主人公の自由奔放な暮らしを描きながら、決して良い男どころかむしろ平均以下の少年に出会うシーンにて、彼の唇にふれる演出があるのが好感。彼女が決して幸せではないことをあえてきちんと描いているのである。
 いつの間にか病気の話が消えている、ただの珍道中映画になっているジョディを見ていると、もしかして原作には神経症の演出は無いんじゃないかと思ってしまうほどいい加減な映画に見える。ジョディ・フォスターはあえて「なんだこりゃ?」という映画をわざと選んでやっているとしか思えない。今回の映画は役としては非常に良いキャスティングだし好演しているだけに、中途半端な脚本が非常にもったいない。

 帰宅後、『新・吼えろペン』11巻を読む。「新」になってから、特にここ2巻分くらいははっきり「つまらない」と言えるほど迷走していた本作もこれが最終巻。星紅&キックミー体制がよほど酷かったのだろうか。この最終巻は「自称・凄いこと」になっていて、なんかとにかくお休みくださいとしか言いようが無い。「アオイホノオ」は面白いわけだし、そのうち何とかなるだろう。

9/22
 忙しそうな上司を横目に相当ヒマです。本当は忙しくなるつもりでそのはずだったのですが、そうはならなかったのでヒマになっちゃいました。縁遠い人たちとの久々の飲みの約束を入れたりしつつ、次の仕込みでも急いでしようと思います。

『ナンバー23』(☆☆☆)
 「23」という数字に取り付かれるジム・キャリーの映画。オカルト映画かと思ったらそうではなく、全体的に意外なところに落ちていった。オチ自体は昔観た某有名映画と同じオチなのだが、揺らぎの無い家族の絆がこの映画の肝なのかも。この手の映画は大体家族で主人公以外の誰かが裏切ったり、疑心暗鬼に囚われたりして話をややこしくするものだが、そういう話に落ちていかない。客観的な社会的評価で言えば決して理想の父親とはいえないジム・キャリーのことを愛する妻と息子の愛が揺らがない。その辺がラストも含めて妙な味わいを持っている。
 回想の中で出てくるハードボイルド仕様のジム・キャリーが、往年の(若い頃の)ウィレム・デフォー顔負けのカッコ良さ。ちょっと懲りすぎなビジュアル演出無しでも十分イケる男なのではないだろうか。
 あとタイプ文字がアニメーションするOPクレジットがベタな割に結構カッコいい。こういうときは大概カイル・クーパーなんだけどこの映画は違っていた。エンドクレジットで確認したら、やたらスタッフがいて笑った。
 というわけで☆4つでも良い気もするのだが、一番肝心な「23」という数字の面白さの部分が期待した以上でないのが残念なのである。予告(およびOPクレジット)以上に盛り上げてくれないのは題材に対して相当もったいないのではないか。あとスタイリッシュに演出しているとはいえ映画そのものが相当地味。エログロ関連を相当絞ったのか、普通に見られちゃうのはオカルト系としてはどうなんだろう。

9/23・『落下の王国』にハマる
 昨日録画で見た今月頭の「ショウビズカウントダウン」で、『落下の王国』が既に公開中であることを知る。以前伊藤計劃さんのブログで予告を観て気になっていた映画である。調べてみたら川崎東宝シネマズでやっているじゃないか。しかし3週目で一日の上映回数は夕方1回。しかもプレミアシートなので座席数が二桁しかない館。週末に延ばしたら終わってたなんてことになったら泣けるので壁沿いを予約。

『落下の王国』(☆☆☆☆☆)
 今年は映画の当たり年と言い続けて既に9月になったが、これも今年のベストに違いない1本。ベストと言ったら1本に絞らないといけないのだが、これがもう今年は北斗神拳の伝承者争い並みの競争率である。目下のベストは是枝監督の『歩いても歩いても』で、あれがケンシロウだとしたらこの『落下の王国』はトキ。しかも死の病とかに侵されてないやつ。
 まずこの映画、実は監督ターセムの自主映画で(!)、そしてなぜか「デビッド・フィンチャー&スパイク・ジョーンズ プレゼンツ」となっている。ターセムが同じCM監督出身ということで友達だからみたいなのだが、作品のクオリティは全然この2人に負けてない。というか2人のいいとこ取りとすら思える。というわけでもったいぶらず予告を観て欲しい。一番奇麗なのは公式サイトよりもAppleのサイトなので、ここの480pあたりで是非。
 多分絵心のある人、映像好きなら一目で惚れるはずだ。でも安心して欲しい。見せ過ぎているこの予告でも同じ美しさが2時間分あるから、損した気分にはならない。
 世界中の世界遺産をロケしたと思われるもの凄い風景の中、詩的な映像が展開する。チャン・イーモウごときは完全に凌駕しており、まるで写真の領域だ。アバンのモノクロ映像は、マグナムの写真と言われても信じられる。あんまりあざとい映像は白けるんだけど、結果として全く問題なし。
 これだけでもう十分に楽しいのだが、予告ではわからない物語がこれまら映像に負けないくらい好み。
 ここはあえて書かないがこれは最後まで本当にツボだった。私の好きな映画で選ぶなら『バロン』(或いは『バンデットQ』)や『アメリ』と同じ作品や登場人物の純粋さを感じる。ただしギリアムやジュネのようなシニカルさや忙しさは無く、ただただ心のきれいさ純朴さが残るような。これらの映画に泣いた人には是非ともオススメしたい。観てないけど『ニュー・シネマ・パラダイス』とかってこういう映画なの?
 ちなみにこの2本を見せても泣かなかった8spotsが、上映終了後号泣して椅子から立てなかった。映画館でこんなに泣いている人は初めてだ。徹夜だったところを無理矢理連れてった甲斐があったというか、徹夜だったので感情が豊かになってたからかもしれない。
 これを観たのが夕方だったので家に帰ってからならまだ映画の1本くらい観られる時間だったのだけど、この映画に上書きするのはもったいなくてすぐに次の映画が観られません。今は北米版のDVDを買おうかどうか悩んでいるところ。
 とりあえず金曜まではまだ劇場でやってるはずなので、昼間に映画観に行くことのできる人は是非。例によって新宿バルト9でもやっているので近所の人はバルト9で観るのが良いのだろうか。週末までやってたら私もDLPのために行ってもいいかもしれないくらい。

 映画館を出て1階降りてどこかでご飯でも食べようかと悩んでいたら偶然のなーんさんに出会った。
「明日からアメリカ行くんだけどさ、英語喋れないのに初めて一人なんで『地球の歩き方』買ってきたところ。現地でお迎え来るらしいんだけど、相手日本語喋れないんだって。これどんな罰ゲームなんだよwww」
 初対面の8spotsにも気さくに語ってくれました。

 で帰宅すると、昼にビニル袋に絡まって暴走してしょげていたほっちゃんが私のベッドで小便たれてたわけです。

9/24
 『落下の王国』のDVDはまだ注文してない。ブルーレイ版もあってどっちにしようか悩んでしまったからである。とりあえず北米版はDVDにして、日本版が出たらそちらはブルーレイにするのが良いような気がしている。ブルーレイプレイヤーをそれまでに買えるだろうか。ゲームも出来るやつが特売なのでアレにしたいのだが、HDDが増える噂もあるのとテレビの前が割と混雑しているので今ひとつ踏み出せない。
 休み明けなのに眠くてだるくて仕方が無い。昨日ほっちゃんに布団を取られて少し風邪気味なのもよくないのかもしれない。あまりに辛いので1時前に就寝。
 そういえば昨日、任天堂から『ゲーム&ウォッチコレクション2』が届いた。「パラシュート」と「オクトパス」ができる奴。これはこれで非常に素敵なのだが、個人的に買ったのは初代「ファイア」だけで、その後はゲームデジタルの「影忍者」とか学研の「ムーンパトロール」とか他社のゲームばかりだった。というかすぐにFL管の電子ゲームの方(デジコムベーダーとかFLクレイジークライミングとか)に行ってしまったのだ。昔から携帯用より据え置き?派だったことに気付いた。

9/25
 悲しい結論が告知された。予想通りの反応だが個人的にはやりきれない気持ちでいっぱい。
 フレメンさんからいただいたメールも涙がとまんニャい。神よ!

 「P.Sすりーさん」の単行本フラゲができるところがあるという噂を聞きつけて閉店間際のお店に行ってみたが売ってなかった。そのかわり「しおり」が配られていたので貰ってくる。これ特典じゃなかったの?
 本当に閉店間際だったため、途中で店の電気が消されていったので慌てて退店しようとしていたら、雑誌売り場に面白そうな本が目に入ったので衝動買い。
 別冊宝島の「マンガ『必殺技』完全分析」。表紙は剣桃太郎。ただのカタログ本ではなく、ひと頃流行った「こんなことは科学的に無理」とか言う冷めた本でもなく、オリジナル版の絵もそれなりに使われていて、かつ古今東西の有名な技に絞って分析しているところが割と良い感じで結構楽しめた。この手の本はバランスが肝心。

 最近帰りが早いのでビデオ消化が順調です。「CBSドキュメント」貯まりすぎ。

9/26
 改めて本屋に行ったら「P,Sすりーさん」が売っていたので買ってくる。新刊棚には無かったのでまだなのかと思ったけど、普通の棚で既刊本と共にひっそりと平積みされていた。なぜ? ちなみにしおりは付いて来なかったし、昨日の配布場所も無くなっていた。昨日行ったのでゲットできたということで無駄足ではなかったようだ。
 正直以前人にこのまんがを薦められたときはあまりぴんと来なかったし、私の理解できないマンガ潤オらきすたとかあずまんがとか潤オのたぐいかと思っていた。ただそのうち何度か見てるうちにそうでもないかなとか思いつつ、最近になってクリハラさんに強く薦められているうちに気がついたら結構気に入ってたみたいだ。実際今回の単行本は大変面白かった。書き下ろし部分が特に。編者の解説は完全に蛇足だが、ページ埋めるのにこのくらいのアイデア(と時間)しか無かったんだろうなあ。結構話題の本になってるし、このままセミプロとして活躍され続けると面白いと思うけど、食べていくのは大変なので、お大事にとも思う。
 昨日買った別冊宝島が割と面白かったので、同時発売だったと思われる『マンガ「名セリフ」大全』もチェックしてみたけど、こちらはいつもの宝島だったのでパス。しかし、よくみると同じラオウの"絶命"表紙の別冊宝島がもう1種類あるのに気付いた。こちらは『北斗の拳 ラオウ最強伝説』。完全に1冊まるごと北斗本だ。
 パチスロブームからの北斗ブームでこの手の北斗本もかなり出たけど、表面をなぞっただけで、1999年と2000年にホーム社が出した良書「究極解説書」があれば十分なものばかり。面白いと思える本は1つも出会えなかった。これもまたその流れかなと思ったけど、ラオウの一生を時系列で追うというのに(実は結構難易度の高いネタ)興味もあって買ってみる。するとこれが案の定マニアの書いた本で楽しめるものだった。
 ラオウ(とケンシロウ)の歴史は、普通の人はトキとの宿命の範囲で有名なのだが、後期、カイオウが出てきたあたり(修羅編後半)で、かなり書き換わっていて、この辺でトキ時代の過去話といろいろ矛盾するのである。さらに最近、映画オリジナルエピソードでさらに設定を増やしているのでいよいよ混迷しているのだが、これらをすべてまとめるという難易度の高そうなことをやっている(ただしマンガ「ラオウ外伝」は含めていない)。取り繕っているというかツッコミ入れているところが濃いファンにしかわからないことばかりで面白い。
 また歴史以外でも「究極奥義を使いながら指1本で倒されたレイより、とりあえず攻撃は届いているヒューイやシュレンの方が強いのでは」という話は今更ながら納得だ。なので「コミックバンチ」は特に面白くない「レイ外伝」をさっさと終わらせて、「ヒューイ外伝」を書いてみてはどうだろうか。シュレンとの絡みできっと女性ファンがいっぱい着くぞ!
 というわけでKENとこまんだーさんなら楽しめる本です。「カイオウって誰?」というような普通の人には多分まったく楽しめません。

9/27
 『落下の王国』(今週も公開中。バルト9で観直すのもいいかと思ったけど調べたらDLP上映じゃなかったよ。それではただのダメなサービスの悪い映画館でしかない)にハマったので、ターセム監督の前作『ザ・セル』を観ようと思ったわけだ。『羊たちの沈黙』フォロワー映画の1本としか思ってなかったのでノーチェックだったのですよ。この映画、先月くらいまで散々WOWOWでやっていたと思うのだが、タイミング悪く来月の放送予定が無い。ググるとAMAZONも品切れ。最近は廉価DVDが出まくる分、廃盤の時期も結構あるんだよね。先日までにヨドバシ、タワレコ、HMVで見つけられなかったので今日はブックオフなど2件ほど中古屋を回ってみたがやはり無い。ダメ元でDVD売り場が大幅に縮小していたさくらやを覗いたら見つかった。そんなものだね。

 この春に連載が終わってるはずのコミック版『キングゲイナー』(中村嘉宏)の最終7巻がいつまで経っても発売延期で出ないのである。待ちきれなくて、先日試しに同じ作者が昔描いた『ノーマーシー』というエロマンガを買ってみたのだが、いまひとつだった。今日それを買ったアマゾンから新刊として『ブラックマーケット+』というのが今日発売だと教えてくれたので、近所の本屋で買ってくる。デビュー単行本に書き下ろしの1話が増えているもので、やはり話は面白くなかったのだが、中村嘉宏の絵の流れがソノケン→エヴァ(貞本)などと変化していくのがわかった。なおあとがきで「これからこのジャンルでがんばっていくので」とあるので、エロ漫画家に戻るってことなのか? 専業だったらちょっと残念だ。

 そうそうそれから『マクロスF』の最終回を観た。個人的に一番盛り上がったのは「愛おぼえていますか潤オグローバル級」のコンボのところかなあ。人気が出た分オチを先延ばしにされたような、残念な最終回だった。これはこれできっちりと決着をつけて欲しかった。

 というあまりネタのない一日。

9/28・超絶恐い映画
 帰宅が早かったので23時から映画。たまには買ったばかりのDVD。このところWOWOWばかりで実はDVDで映画観るの久々だ。

『ザ・セル』(☆☆☆☆)
 先日『落下の王国』でノックアウトされたターセム監督が2000年に撮ったデビュー作。先日書いた通り『羊たちの沈黙』フォロワーという認識で観る。全然違った。

 37歳になって今まで観た映画で一番恐い映画だった。

 ロメロよりフルチよりダリオ・アルジェントよりヒッチコックより、ジェイソンよりフレディより『ヘルレイザー』より、とにかくすべてのどんな映画より恐かった。いやまじで。ずっとジェットコースターの上りを味わっているようなずっと下っているような。あまりの恐さに途中で観るのやめることができないくらい(中途半端に観たら不快感だけが残るので)である。
 以下書きなぐっているので無駄に長い感想。細かいディティールは思い出したくないので、いつも以上にどこまでも客観的記述です。

 鑑賞後8spotsが言っていた例えが的確だと思ったので書き残しておくが、心理学のストレス調査で見せられるような、『時計仕掛けのオレンジ』でアレックスが見せられたような、意図的に不快感を与えるために作られた映像作品である。物語的な文法ではなく、どうすれば人に精神的な負荷を与えることができるかをマスターした人物が、それを映像で完璧に表現している映画である。
 自主映画などでよく人形などを使ったりして不快感を表現することがあるが、それのプロ版。そしてこのイヤさ・恐さたるや、監督の掌に踊らされたかのような、不快感の塊。本当にイヤな映画として私の記憶に残り、そして二度と観たくない映画だが、それだけにこの映画を作った監督は本当に凄いと思う。まさに「この私にプレッシャーをかけるだと!?」というやつである。
 こういう不快感というのは、普通の映画監督では作ることは難しいのか、それとも(サブリミナルみたいに)作れるけど観客に負荷をかけてはいけないのであえてリミットをかけているのかは不明だが、この映画の負荷は間違いなく計画的なものだ。

 なお、この映画の恐さは序盤に集中している。もちろん後半も、全編通してイヤなのだが、段々耐えられるようになってくる。というのは、序盤はまだ心構えができていないとき、ストーリーもわからない間に見せられるものなので、不条理な気持ちが強いからなのだろう。これが映画を観続けることで物語が進行して登場人物がわかってくると、物語という創作物の中で客観的な気持ちが生まれるので、恐さを緩和してくれるからなのではないかと思った。
 ただ、この映画のストーリーは陳腐極まりない取るに足らないもので、脚本だけ見ると学生映画レベルである。しかしこれすらも、もしかすると伏線含めてそれなりにきちんと書かれていたかもしれない脚本だったものを、映像を中心とした恐怖映画に仕立てるために、監督の手で枝葉をばっさりカットしたかもしれないからだ。

 DVD版は北米での公開版より数分追加した完全版らしく、R-15指定映画とのことだが、はっきりいってこの映画、R-20でもきついと思う。R-30くらい。作り物と現実の境があいまいなR-12以前とかだとトラウマになるというか子供が発狂しても仕方ないと思う。
 あと、よりによってなんでまたこんな映画にジェニファー・ロペスは主演したのだろうか、なぜビンス・ヴォーンがマジメな役なのかとも思うが、多分脚本はもちろんのこと映画撮影時、ラッシュをちょっと観たくらいではこの映画の本質はきっとわからなかったのだろう。完成披露試写会でキャストもスタッフも絶句したんじゃないかなどと思ってしまう。

 とにかくあんまりダメージを受けたので、8spotsとこの映画の凄さについて1時間くらい語り明かして、それから録画しておいた『コードギアス』の最終回観て、やっと心が落ち着いたので寝ることができた。酷い目にあった。こんな映画に付きあわせて8spotsごめん。

 ちなみに『コードギアス』は本当に面白かった。最終回はクライマックス後の風呂敷畳みの回だったが、実に見事だった。やっぱり50話くらい尺がないと最終回で感動できないよねえ。

9/29
 今日は一日「"929"ってなんだっけ、誰かの誕生日だっけ?」と思ってたけど、今思い出した。ファミコンの『ゼビウス』の隠しコマンドだ(9・2・2・9)。

 映画のせいで今朝は酷い寝不足、さらに週頭につき朝礼があるので出社も普段より早い。駅から会社への短い道のりを歩きながら、一緒に電車を降りた徳間時代の後輩・コダマさんに「ああ……、今日はもう早く帰りたい……」とぼやいたら、この願いはかなえられ、間もなく現実のものとなった。上司に「悪いけどヨドバシで買い物してきてくれない?」と急ぎの用を頼まれたのだ。会社用のポイントカードを家に置いてきたので、10時に出社したのに、12時前には家に戻ってきた。もちろん5分でまた出社するはめになったけど。
 これってまるでドラえもんのひみつ道具のひとつ「ねがい星」みたいじゃないか、と本日二度目の駅のホームで思った。

9/30
 8spotsがAmazonプライムに入った関係で私もプライム。昨日思い出して唐沢なをきの漫画が3冊買ったのがお急ぎ便で届いた。「あれとこれ足して1500円?」とか計算せずに思いついたときに買えるプライム、ハマると本当に恐ろしそうだ。気をつけよう。
 メインで買いたかったのは「リュウ」連載中の『とりから往復書簡』。一緒に『けんこう仮面』と『まんが極道』2巻。実は前に本屋で探したのに売ってなかったんだ。川崎の本屋は結構でかいのに。そりゃネットが流行るはずだ。
 とりあえず今日は帰りも遅かったので『とりから〜』の頭だけ……と思っていたらめちゃくちゃ面白くてくすくす笑いながら全部読んでしまった。最近の唐沢なをきは4コマばかりでいまひとつと思っていたのだが、エッセイ系は特に冴えてるなあ。もう20年以上読んでるのに面白いよ。

 あ、上期が終わってしまった。

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