[PR] RMT 2010/6/上のやだよ日記
伊豆下田珍道中で英気を養った6月上旬の日記。

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6/1
 来週のリリースの準備とかをし始める。遅すぎる? 夜は借り物の参考書を読んでたんだけど、これが結構面白くて、後で自分で買おうかとかちょっとだけ思った。寝不足なので早寝しようと思いつつ2時。

6/2
 週末は朝から旅行のため、今日は午前半休を取っていつも土曜に行っている青山行きを前倒しして出かける。外出準備をしていると鳩山の自慰(自画自賛の辞意)会見が始まったのでmixiでぶつぶつとつぶやきながら見る(チキンなので目立つTwitterには書かない)。「今日街頭インタビューに出くわしたら酷い事言っちゃいそうだ」と8spotsが怒っていた。私は大野一雄死去の報を聞き(103歳。大往生だ)、慌てて「大野一雄」がプリントされてるTシャツに着替える。先日捨てるシャツに入れてた1枚(下から2番目)。実は2枚持ってたので1枚は残した。……実は一番下のWA大戦略Tシャツも、もったいなくて結局サルベージしてしまった。

 仕事を終えて夜に帰ってきてテレビでニュースを見ていたら、新橋で新聞の号外配っている様子や表参道で街頭インタビューをやっているところが流れていて「今日通ったところだなあ」としみじみと思った。

6/3・試験
 1週間の勉強の成果を見せる日。会場で見知った顔何人かを発見するも、間違いなく最年長は私。国語は結構イケてたと思うが算数はボロボロな予感。
 なんかいろいろと燃え尽きたので、早退したい気持ちになったけど、気が付けばWさんの仕事の件で話し込んでいつもより残業モード。

6/4
 急遽上司が来週一週間イギリス出張することになった。英語ができる人はカッコいいし仕事もいっぱい。私も幼稚園くらいの頃から親に「これからは英語が必須となる時代がくる」とか言われて近所にできたばかりの英語塾に通わされていた。今思えば先見の明のある親であった。残念ながら子供の方は塾でいじめられっ子になっていて何にも身につかなかったのだけど。
 週末に仕事のことでソワソワしたくないのでいつも以上に指示多めで退出。家に帰ってやっと明日の旅行の準備。とはいっても持っていくのはカードゲームと下着とお菓子のみだけど。

6/5・いざ下田
 昨年7月の千葉旅行に続く、HALO例会面子による一泊二日の温泉旅行・第2弾は伊豆下田。
 今回の幹事はおげしょが担当。もともとおげしょは高校卒業以降20年の間に何度か旅行プランを立ててくれたものの、一度も実現することがなかったという苦い経験の持ち主である。PSO面子で行く富士急ハイランドの「ガンダムライド」ツアー、行きたかったねえ。

 前回は車での移動で、しょっちゃん、きぃ、KEN、こまんだーと私の5人だったが、今回はそれに加えて幹事のおげしょ、ケイジ、zhaoさんを加えた8人となり、移動はドライバーの確保&負担のない電車となった。普段駅で見かける「スーパービュー踊り子」だ。おげしょが1ヶ月も前から早くも切符を買っていて大丈夫なのかと心配になったが、結果的に誰もキャンセルすることもなく参加できた。これは多分早めに切符を買わせたことにより、出席者は「意地でも参加する!」という気持ちが強くなったのではないかと思われる。巧い作戦だったのかもしれない。

 池袋からKEN、zhaoさん、こまんだーが、横浜から残りの5人が乗車予定。10時前発の横浜駅にちょっと早めに到着すると続々とみんなが集まってきた。
 乗り込むと池袋面子が早くも酒盛りに入っていた。見慣れた通勤風景をバックにビールを飲むというのは格別だ。私は初っ端で調子崩したくないのでお茶飲んでたけど。
 熱海、伊東、熱川と段々伊豆を南下していくごとに窓から見える風景も自然が多めに。
 電車の終点でもある下田までは乗車時間は約2時間。12時過ぎには到着となった。下田駅は、静かな観光地で人通りも少なく、踊り子号から降りた客が適当に方々へ散っていくと、すぐに静かな町に戻った。着いてまずすることは昼ごはん! ということで、おげしょの勧めで「道の駅」というところへ歩いていこうとするが、地図を見せてもらうと結構駅から離れている。どうせ送迎バスに乗るためには下田駅に戻らなくてはいけないのだから、遠い場所はめんどくさいよと、皆にストップをかけて、駅前の定食屋に行き先変更。
 観光地価格の1600円もする丼&定食で腹を膨らませたところで、まだホテルのチェックインまで時間もあることだし、ということで、KENの提案で駅前のロープウェーに乗ることにした。
 
 乗車時間3分程度の小さなロープウェーだが、山頂から見える下田の海はなかなか美しい眺めだ。
 
 小さな小さな立体迷路やら花壇やら一通り回って戻ってから下山。
 
 駅前の薬のセイジョーで飲み物買って、送迎バスでいよいよホテルへと向かった。
 当初、徒歩でもいけるのかと思っていたホテルだが、実際はバスで海岸線を10分ほど進む、非常に遠いところにあった。歩いていこうと提案していたしょっちゃんが苦笑している。
 バスの道中で衝撃的だったのは、道なりに見える閉店した旅館の多さだ。その数も2、3軒ではきかない。道路沿いの数々のホテルのうち、「ああ、ここはまだ営業しているようだ」と確認してしまうくらい、半分以上の旅館が潰れている。
 かつて昭和の時代は多くの家族旅行や社員旅行の団体客でにぎわったであろうこの町も、海外旅行が普通になった今の時代はとうに観光地としてのピークを過ぎているのであった。でも私らはそんな、ちょっと昭和の空気を感じられるところが好きだったりするわけだけど。
 今回宿泊するのは「ホテル伊豆急」。眼下に白浜の海岸が広がる閑静なホテルだ。
 4人部屋2つで、私は、KEN、こまんだー、しょっちゃんと同室となった。荷物を部屋に置いてから、ちょっと散歩と買い物がてら外へ出ると、海岸では大学やライフセービングのチームが何十と集まってテントを広げ運動会をやっていた。慣れない水着にしょっちゃんが海に行ったまま動かない。仕方ないのでしょっちゃんを置いて残りのみんなは温泉へ。源泉の異なる2種類の大浴場を堪能した。
 ちなみに旅館に行ったときのお約束、寂れたゲームコーナーは、消灯したまま放置された『アウトランナーズ』と『タイムクライシス1』が鎮座するのみであった。
 その後の夕食は大広間でのコース料理。机に乗らないほどの料理に加え、3枚の食券を使ってバイキングもできる。
 バイキングでは天ぷらやかつおのたたき、デザートなどがあったが、テーブルの料理をたいらげるだけで既に多くのメンバーがお腹いっぱいになり、残った食券は皆デザートに換金して、部屋へ持ち替えるはめになった。
 食後は、まったりと「ごきぶりポーカー」を開始。実は私は買ってから私自身があまり遊んでいないので、こまんだーさんにルールを説明しながら自分でも思い出す。このゲーム、ルールが非常にシンプルなだけに、駆け引きの面白さが半端ない。絶対電子化もオンライン化もできない、目の前にいる対人ならではの面白さがある。悶絶しながら楽しむ。
 盛り上がってくると自分がエスパーかニュータイプにでもなった気分になってくるが、いったん自分がハマり出すとサトラレになったように何から何までバレバレになるところがアレだ。同室の4人でやっていて最初に私が2連敗、その後KEN、しょっちゃんが敗れる。

(第1試合の結果。手前の敗者が私。左の壮絶なのがKEN。奥がしょっちゃん。右の無難すぎるのがこまんだーさん)

 このゲーム、勝者が無く敗者1人を決めるゲームなのだけど、決して好調ではないのにこまんだーさんだけが敗者にならない。
 やっときぃたちがやってきたので、去年のリベンジで「ザ・黒幕」へ。ケイジとzhaoさんはギャラリーとなるそうで6人でプレイ開始。9時から始めて終わったのは1時過ぎ。やはり時間掛かりすぎである。
 ゲームプレイ中に疲れで眠くなってきてダレダレになる中、結局イベントカードが全部出て、形式的勝利はこまんだーさん(デビル)になった。まさかの2連勝なのであった。
 ともかくぐだぐだのまま就寝。

6/6・下田2日目
 7時に目覚まし掛けていたら6時50分にしょっちゃんに起こされる。まだあと10分も寝られるのになぜ!? と思ったので聞いてみると7時ちょっと前に起きたいって言ってたからという。今ひとつ記憶がない。しょっちゃんはさらに早起きして既に風呂に行ってきたそうだ。しかも混んでたとか。
 私が行った風呂は結構空いていた。できてまだ1年目という露天風呂の端に座って上を見上げると、長押のところから小さなものが飛び立っていく。ツバメだ。ツバメが巣を作っているのだ。かわいらしいなあと思いながらそのツバメの巣から視線を下へずらしていくと、そこは、当たり前のことなのだが、浴槽の中であった。えーっと、ツバメの巣の真下で普段必ず見るものといえば……。
 あまり考えないようにして最後の風呂を出た。
 朝食はテラスのある明るい部屋でバイキング。焼きたてのクロワッサンが美味しい。並々と注がれたエスプレッソコーヒーを飲み干して、いよいよこのホテルともお別れだ。
 チェックアウトの10時いっぱいまで「ごきぶりポーカー」を5人で遊んでから(やはりこまんだーさんの敗北を見ることはできなかった)、ホテルの売店でおみやげを買って10時半発の送迎バスに乗り込む。駅に着いたのが11時。電車は14時。残り時間は遊覧船とどちらか悩んだ末、下田海中水族館へ行くことに。昨年に続き、また水族館だ。でも水族館は楽しいので構わない。秋に買った3Dデジカメとの相性も良いし。
 タクシーで10分ほどのところにあった下田水族館は規模は小さいものの、海の入り江の真ん中に船のように浮かぶ敷地が不思議な、個性的な施設だった。
 丁度入り口でやっていたイルカのショーも、水槽ではなく、入り口をふさいだ海の入り江の中でやっている。
 
 イルカもこれだとかなり泳ぎやすいだろう。何だか嬉しくなる。面白いのはその入り江の中で足こぎボートのレンタルもやっていることだ。浮かんでいるボートを見ると、イルカが後ろに回ったりして戯れている。ボート自体は結構地味にレンタルしているが、恐らくこの水族館の一番のウリなのではないか。
 
 その後、一応すべての水槽を見学したり、
 別の水槽で行われるあしかや別のイルカのショーを見て、アクリル水槽越しのイルカとの記念写真に興じる38〜9の親父が8人。
 
 2時間ほど楽しんでから(十分な時間だった)バスで戻ってお弁当を買って再びスーパービュー踊り子に乗車。
 早速お弁当を食べると皆力を使い果たし、横浜までぐっすりお休み。最後まで適当で、のんびりとした、のんきな旅行であった。
後で旅行のことをきぃがmixiの日記に書いたところ、きぃのお友達がこんなレスを付けていた。「若い頃はあれもして、これもして!って旅が良かったけど この歳になるとなにも計画しない旅がいいんよねー。」いやまったくその通り。

 帰宅後は、ぐったりしつつも最後の力を振り絞ってスーパーに買い物行って、後はもう倒れた。夕方の帰宅なので、その後も映画観たりとかできるかなとか思っていたけど、まったくそういう気分ではなかった。とにかく疲れた。じじいだ。

6/7・フラグ管理
 土日以外に休みをとったわけでもないので、普段どおりの週頭なのだが、先週はイベントが多かったからか、とても久々にデスクに向かう気がする月曜日。今日は来月から施行される会社の組織改革の発表が行われた。昼礼で要約して語る部長の言葉では、かなりの大きな組織改革ということだったが、後で詳細をwebで確認してみると、自分の部署は名前も場所も同じだった。まあ後で異動とかあったりするかもしれないし、実際去年はそれで大変な目に遭ったのでその日までは全然安心はできないけど。
 今回特に驚きだったのは、私の少し前の上司(自称セクシー)が大きな移動で別の大きな組織の長になっていたことだ。一部の例外を除いて私の上司を経験した人はその後会社を去るという死亡フラグがあるので、頑張っていただきたいと思う。
 そして、去年も会社の愚痴を何度か言いにいった、古くからの先輩がなんかまた大きな出世を果たし、大きな組織の長になっていたことも驚きである。言ってしまうと、私の所属する部署や上司というのは大体に置いて会社組織の負け組になることがほとんどである中、この先輩は年々出世を果たしている。そう、この先輩は私と近しいところにいながら一度も私の上司になったことがない。今だから言うと一度だけこっそり誘われたことがあるのだが、そのときは自分のやっている仕事に未練があったので断ってしまったのだ。実際その後苦しくも楽しい仕事が何年も続いたのでまったく後悔はしていないが、あれが運命の分かれ道だったかもしれない。逆に向こうにとっては非常に危ないところだったと言えよう。

6/8
 ダメだ、やはり土日を遊んでしまうと、体力を回復する手立てがない。8spotsからも「遊んできたのに『疲れた』とボヤくのは、飲みすぎて二日酔いになったおじさんと同じで、自己管理ができていないことを語るのはとてもカッコ悪い」と、至極もっともな指摘を受けた。ともかく明日は休みを取ることにした。

6/9・『パリより愛をこめて』
 久々に昼過ぎまで目が覚めなかった。寝すぎて体が痛いくらいだ。
 今日すべきことは貯まっていた「ギャラクティカ」を観ることと、フレメンさんやWOWさんに好評の『パリより愛をこめて』を観ることである。『96時間』の監督といわれたら観ないわけには!
 「ギャラクティカ」のラストで『ディアハンター』の曲を使うという大技で打ちのめされた後、夕方の回の映画を観に109シネマズへ。

『パリより愛をこめて』(☆☆☆☆☆)
 甘い『96時間』。主役がブルース・ウイリスにない『ダイ・ハード4』的なバディムービー。トラボルタ演じるエージェントは、本来であれば『トランスポーター』のステイサムや『トゥルーライズ』のシュワのようにドラマを引っ張るタフガイのはずだが、この映画ではほぼ脇役。主役のイケメンもアホみたいなツボを持たせて、より視点を観客の立場へと持っていく。ヒーローにあこがれる主人公の出鼻をくじきながら、これからはじまるであろう彼の本当の物語を予感させるところでドラマが終わる潔さ。特に冒頭から中盤までの展開は傑作。クライマックスの盛り上がり方が普通でアクション映画の落ち着きを持ってしまうのが、そこまで個性的な印象を持ってみている分少々残念にも思える贅沢さを感じるが、割と納得のいくラストまで含め、お気に入りの映画になった。

 満足して帰宅。R15+になっているからと8spotsを置いてきたのがとても残念だと話すと、そんなことよりと寝る前に8spotsからお小言。

6/10
 たった一日の休みなのに、止まっている仕事。慌てて対応するけど、本当に間に合うのか半信半疑。やることはやった。ってことでその結果は半日後わかる。深夜になってから出たネットのニュースで気もそぞろ。たまらずイギリスの上司にメールするが返事は無い。そわそわしながら明日の出社はいつもより2時間早くすることに決定。

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