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朝の会社は人もまばらだった。皆が始業する前に連絡しなきゃなので、メールと電話で準備万端。自分が一番どうしたいのかもよくわからなくなっていたが、とにかくやるべきことはやった。 朝はもうひとつ、アメリカから嬉しいニュースが届いていた。完全解決ではないのだが、これはもう喜んでもいいレベルではないかと判断。日本での敗北をアメリカで取り返せた。 アメリカといえばホリイさんは今年はアメリカへ行くそうだ。日本から一度も出たことのない私にとってはこの時期は特に皆がうらやましい。昔身分証明を兼ねて取得した10年パスポートは、実家の中古マンション購入時に役立っただけで一度もスタンプを押さずにいつの間にか期限切れになっていた(正確には忘れてただけですけど)。 英語の本と電子辞書だけでこつこつ英語の勉強を続けている8spotsが見る見る英語が上達していっているので、彼女が英語をマスターした頃には、いつか海外旅行も行ってみたいものだ。 帰りの買い物の途中でBE地下に行ったら、なんだかケーキが食べたくなって、珍しくケーキを買ってくる。今日2件のことでプチお祝い。でも来週の月曜に誕生日があるのに、何だかフライング気味であることを、後になってから気付く。 |
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水曜に一度休んでいるのに疲れて動けず、起きてからもしばらく寝床で『アオイホノオ』4巻を読んで過ごす。そしたらこの4巻が特にツボで思わず2度読んでしまった。 美大出身の身として、当時の芸大の空気が非常によく伝わってきて懐かしいというのもあるけど、やはりこれまでの「虚勢を張るだけで何もしない主人公」だけの話から変化し、具体的な挫折とそこから現実の2年後くらいのデビューまでの道のりが見えてきて、ドラマが展開しているのが大きいと思う。これまでは場面で効果的に使っていた他漫画の引用も、今回から積極的に使われていて、これがまた時代を説明するのに非常にわかりやすくさせている。島本和彦の作品の中でもダントツで傑作に感じる。 主人公が挫折している漫画を読んで元気を貰ったようでアレだけど、ともかく起きた。そして貯まっていた日記の更新をしたらまた力尽きて寝る。 夜になって目覚めると、mixiにいしざかさんの映画鑑賞日記が上がっていた。イクスピアリでやっている東映まんがまつりの松本零士特集だ。先週教えてもらったのだけど、上映するのが土曜のレイト、日曜の夕方、あとは平日の木曜というスケジュールで、見られるとしたら日曜しかなく、しかしその日は誕生日の前日。そんなタイミングで観るべき映画なのか? しかもイクスピアリはここから1時間もかかるぞ? と思って予約しなかったまますっかり忘れていたのだ。悶絶していると「そんなの行ってくればいいじゃない」という8spotsに背中を押されて寝ぼけ頭で反射的に予約。ネットで予約したのは先週末に購入直前でためらったときと同じ中央席だったことに若干の不安を感じる。 |
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明日は30代最後の誕生日であるというのに、ひとり東京ディズニーランドの隣りで東映まんがまつりを観にいく。松本零士特集だが、私はそんなに松本零士のファンではない。「えっ? 『ガラスのクレア』を知らないの?」「『999』の原作を全部読んでいる私が行かずに読んだことのない人が行くの!?」と留守番する8spotsに散々文句を言われる。 『惑星ロボダンガードA対昆虫ロボット軍団』(1977年・25分) (☆☆☆) 映画オリジナルシナリオ。ダンガードAはグレンダイザーの後番組で、当時永井豪と松本零士の区別なんか知らないから「なんで今回はマジンガーが出てこないのだろう」とか思ってたくらい普通に楽しんでいた。なんでオンエア時代以降は話題にならないのだろう。昨今の「スーパーロボット大戦」に出てこないのが不思議でしょうがないよ。版権厳しいのかな。ともかくダンガードは当時観て以来なので33年ぶり?の再会。「オープンヘーッド!」「チェェンジ、サテライザー!」と台詞も掛け声もゲッターそっくりの(主人公の声は神谷明だ)ダンガードの変形は見栄えが良いなあ。サテライザーの複雑すぎるデザインは制作泣かせな気もするけど。宇宙要塞(空母?)ジャスダムの発進が今回のお話の売りみたいなのだが、発進の力で基地の横にあった森が爆風でなぎ倒される描写が、インパクト重視なのはわかるが今の目では物凄く環境破壊に見える。 上官であるマスクマン、キャプテンダンの無茶な指示が愉快。声が柴田秀勝で、どうしても今だとフロシャイムのヘンゲル将軍を思い出す。当時とまったく声の張りがかわらないのも素敵。 というわけで冒頭から童心に帰って楽しんだ。 ちなみに当時の同時上映は、せむしの仔馬、ジャッカー電撃隊、あらいぐまラスカル、ドカベン、大鉄人17、キャンディキャンディ。 『宇宙海賊キャプテンハーロック アルカディア号の謎』(1978年34分) (☆☆☆☆) 実は当時あんまり見てない。ヤマトもそうだけど、うちの父があまり松本零士を好んでいなかったのもあるのかも。いしざかさんの話だとテレビ版に追加カットを加えたものらしい。確かにOPなど一部のシーンは4:3がシネスコになっていて物凄いカット絵になっている。ただお話としては一番見ごたえのある映画だった。トチローの魂の宿るアルカディア号が意志を持った行動をとり、それに振り回されるクルーの面々と、ひとり「友よ」とつぶやきながらそれに身を任せるハーロックのお話。シナリオ上原正三、演出りんたろう、作監小松原一男と黄金メンバー。途中、二次大戦で沈んだ戦艦武蔵とアルカディア号が戦うシーンが、ジラース対ウルトラマンを思わせる夢のバトルになっていて映画っぽい。 なお当時の同時上映は、長靴をはいた猫、スパイダーマン、宇宙からのメッセージ銀河大戦、キャンディ・キャンディ。 今回の上映直後に「キャプテンハーロック・毎週火曜夜7時半好評放送中」のテロップが出て静かな場内の空気が少し和む。 『SF西遊記スタージンガー』(1979年・24分) (☆☆) ダンガードAの後番組。もちろん観てたけど、巨大ロボじゃないことか年齢のせいか、あまり思い入れはなかった。主題歌はよく覚えていたが、映画の主題歌は後期版だったので、記憶に無いバージョン。お話も東映でいつも見るパターンの悲恋話だが、姫の命令でモンスターは殺してはならないというお約束の存在は覚えていなかった。『ウルトラマンコスモス』からかなり先駆けていた設定だ。 なお今回の4本中、ダントツにフィルムがきれいで観易かった。多分これまでの30年間で上映回数がダントツに少ないからだろう。 映画と関係ないけど、本作の思い出としては、当時となりに住んでいた1歳年下の友達のヨシイくんが、スターブード(ドン・ハッカの乗機)だけおもちゃを持っていて、「なぜハッカ?」と思っていたのだが、聞いてはいけない気がして最後まで聞けなかった。 当時の同時上映は龍の子太郎、ピンクレディーと春休み、キャプテンフューチャー、闘将ダイモス。この辺は既に観てないかもなー。 そしてこのフィルムが終わると、唐突に『サイボーグ009』(新)、『未来ロボダルタニアス』『バトルフィーバーJ』の宣伝予告(新番組とか好評放送中とか)が流れる。さっきのハーロックは1枚文字テロップだったけどこっちは動画。やはり静かな場内に笑いが漏れる。切り離さずにそのまま上映してくれた上映スタッフに感謝。 『銀河鉄道999 ガラスのクレア』(1980年・17分) (☆☆☆) 入り口に説明があった。 当時の同時上映は、森は生きている、仮面ライダー(スカイライダー)8人ライダーVS銀河王、ゼンダマン、花の子ルンルン。 合計で100分ちょっとだったけど時間も丁度良い感じ。普段見直すことも振り返ることも少ない作品だからこそなおさら懐かしく、楽しい時間を過ごせた。日曜の夕方であるにも関わらずお客さんが全然いなくてショックだったけど、こういうのはまたやって欲しい。 というわけで映画を観たので即効で舞浜を去り、そのまま東京駅へ。一旦降りて徒歩で日本橋へ。目的地はここ。 川崎ルフロンのKEYUCAにイートインがあったときは結構頻繁に通っていたのだけど、今は最寄りがこんなところに……(あとは横浜)。 ケーキの箱を片手に帰宅。返す刀で8spotsとヨドバシでiPodを物色。ジョナサンで夕食食べて帰宅。 帰ってくるとネットははやぶさフィーバー。時間を追うごとにネットに上がってくるあかつきの再突入の写真、動画を見て、私の誕生日を盛大な花火で祝ってくれているぜ!……などとは思わず、しんみりと涙。なんて綺麗なんだ……。 昼間は「サイボーグ009」の最終回(「あっ流れ星」のくだり)のことばかり考えていたけど、この美しさに見せられると本当に世界平和を祈らずにはいられない。最後まで感動を本当にありがとう、はやぶさ。 深夜だけど誕生日に突入していたので、とりあえず買ってきたエクレアを食べる。 |
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誕生日だけど平日。 朝、思い出したように大学時代のクラスメイトのたまから今年もお祝いメールが届く。毎年じゃないけど割とよく届くところが彼女らしくて面白いと思う。 会社では上海からやってきた同僚と会議など。誰も祝ってくれない、と思っていたら、Amazonから本が届く。 よく見ると、メモが入っている。 ちなみになぜこの本かというとmixiでこういう会話があったからだ。 ちなみに中身はぬりえどころかセリフを書かされる書き方ノートみたいなページまであって予想の上を行く酷い本でしたが、作為的な"馬鹿"は私はあまり好きになれないので、紹介しません。だからいしざかさんは買わなくていいですよ。 帰宅後は昨日買ったケーキを堪能しながら昨日に続いてはやぶさの軌跡を追ったり、ついに発表された小型?Xboxに喜んだり。もう後1時間で誕生日も終わる、というタイミングでふとTwitterに書き込んだら、知り合いもそうでない人もたくさんの人からおめでとうコメントをいただけた。ネット上のお約束的なものではあるけど、たくさんの人から言われるのは嬉しいものです。 |
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8spotsに付き合って駅前の図書館へ。彼女がCDをいっぱい借りたいので私も初めて貸し出しカードを作る。家族だとカードを持ってる数の倍分だけ借りられるというトリック。 一昨日買った最後のケーキを堪能してから風呂上がって、寝る前にとTwitterをチェックしたら皆が大騒ぎしてる。E3の任天堂のカンファレンスの模様がネットで生中継されているのだ。丁度始まったところだったので、最後まで楽しむ。3DSの正式な紹介では大興奮。3Dマニアにはたまりません。カメラ機能もついていた。これで1年以内に日本中が3D写真マニアでいっぱいになるはずだ。良い時代がやってきた。 |
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電車の友の『アイビィ・ザ・キウィ?』の表面の羽をすべてゲットしたらやっとパスワードが出たよ。これで絵本プレゼントに応募できる。 このゲーム、本当に売れていないみたいでまったく評判を聞かないが、結構面白いんだけどな。敵が2種類しかいないとか、プレイヤーのアクションギミックを楽しむだけでただステージをクリアするだけ。ご褒美もなし、という点など80年代前半のゲームを思わせる。「こうしたらもっと奥深いものになるのに」と思わせるところも含め、なんか軽く遊ぶのに丁度良いのである。裏面の羽も全部取るまで頑張ろう。 夜は月曜から日本に来ている上海の同僚たちと来客対応の後、まるゐやで飲み会。酒の流れでか今度上海に出張して来いってことになる。酔った上司の言葉を信用していいのかわからないが、期限切れのパスポートはいい加減更新しておく良い機会かも。 |
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KRGさんを紹介するため三軒茶屋のタワーへ。梅雨なので覚悟してたらよく晴れた。旅行以来最近調子良いね。用件は30分も掛からず終わったが、その後駅前のCafe Jr.にてKRGさんと打ち合わせ。半分くらいは愚痴を聞かされる時間だったが、彼には引き続き私の"ドラえもん"として夢をかなえてもらわないといけないので頑張ってもらいたい。無意識にケーキセットを頼んでから、今週何個目のケーキなのかとちょっとカロリーが心配になってきた。それでも食べるけど。 往復の道中で、先日本屋で表紙買いした藤原カムイの『ROOTS』を読み終える。藤原カムイの単行本を買ったのは「雷火」の1巻(のみ)以来だ。 虫コミを完コピした表紙以上に昭和30年代風俗本だった。ドラマは無いようなものだったが浦沢直樹そっくりな映画っぽい演出と写実力のある絵が風俗を説明するには非常に良い。映画版『三丁目の夕日』が好きな人には非常にオススメできる。今度実家へ持っていこう。 |
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ボーナスでたー。激減した去年どころか例年よりも係数が増えると予告されていたのでワクワクしていたが、税金が増えたりしていて手取りは去年とほとんど変わらなかった。査定はプラスなのに……。サラリーマンは結局出世しないと上がりようが無いんだよね。でもこのご時勢、出ただけでも大喜びして良いと思う。今回は来週のXbox買い換える資金にしよう。 今日はY永さんと約10年前の映像作品を堪能。10年経つと客観的に楽しめるらしく、いろいろ楽しいコメントを伺えて楽しい日になった。 『ビデオドローム』とか『ポルターガイスト』でおなじみ「テレビの放送終了後の砂嵐画面」って演出、もう今の子供わかんないんだよねえ。ロストテクノロジー。 |
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8spotsと青山→maduで昼食。そのまままっすぐ帰ってきてからやっと散髪。 |
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なんかやっと休めた。 午後から横浜へ行き、ずっと使っている八重洲コンタクトで2年ぶりにレンズと眼のチェック。レンズは問題なかったが、左右逆に付けてると言われる(私はかなりのガチャ目)。前に検査に来たときもそうだった。多分年に何度か行ったり来たりしてるんだろうなあ。でも最近特に目が疲れる気がしたのでほっとした。検査が思いのほか早く終わったので続いてビブレ21のソフマップへ。無線LANの高速化用小型子機を購入。ビブレは女子中学生で溢れかえっていて普段川崎で見る光景と全然違う人種で圧倒される。おっさんになった証拠だ。横浜にはもう行きたいところもないので帰宅。 夕方になって8spotsがポータブルHDDを買いに行くというのでヨドバシへ。その後のサブウェイが夕飯代わり。久々に食べると美味い。帰宅後は2週分貯まってた『ギャラクティカ』を観て悶絶する。おもしれー! 途中で珍しく固定電話が鳴った。今日は父の日なので母から催促か?と思ったら小学4年のときのクラスメイトの千鶴からだ。25年ぶりくらいに同窓会を開催することにしたそうだ。偉いぞ! ぱちぱちぱち。その準備となるプレ同窓会を来月やるのだけど、担任のご指名だというのでもちろん参加表明。 ともかくおかげで父の日の電話を忘れずに済んだ。父が見ているであろう『龍馬伝』の時間を外して電話をしたところ母が出た。今は『新参者』観てるよというので時間を外して22時になってから電話したところ最終回なのでちょっと延長があってまだやっていた。結局3回目になってやっと2,3言話すことができた。昨年の今頃は生死を彷徨っていたわけだが今年もこうして父の日を迎えられたことを素直に喜びたい。 |