[PR] RMT 2011/6/中のやだよ日記
40歳の誕生日とティーチインと同窓会。おかげさまで盛りだくさんの6月中旬になりました。

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6/11・洗濯機がやってきた
 せっかくの休みだけど朝から先週買った洗濯機が届く予定なので先に朝食を、と思っていたら寝坊。起きて顔洗ったくらいのところで電話。11時から13時の間に来ると行っていたのだが30分くらい早く着いてしまったらしい。慌てて支度。といっても大方の準備は既に8spotsがしておいたのでそれほど問題はなし。
さようなら洗濯機
 関西から来たばかりという配送業者の人による設置はあれよあれよとスムーズに進み、かくしてうちに新たなロボが入りました。全自動洗濯乾燥機といったらもうこれはロボだろう。
いらしゃい洗濯機
 「週刊ねこニュース新書」を生で見ながら御飯食べた後、これまでの普通の縦型洗濯機とはあまりに違うので、同梱の使い方DVDを見ようということになるが、これが結構長くて観ているうちに眠くなってきて果てる。
便利な世の中なDVD
 二度寝の後は雨も上がっていることだし買い物とか。ついに8spotsが洗濯機を使ってみるというので見守っていると、脱水の際に変な音がする。排水溝から水が飛び散っている。設置した業者が適当だったみたいで、排水した水がダクトから外れて一部水が跳ね返ってきているのだった。慌てて取説見ながら処置。
びしょびしょ
 というようなトラブルこそあったが、その後は無事に乾燥まで終了。万歳! これで放射能を気にすることなく洗濯ができるよ。ドラム式などでエコだとは言っても乾燥まで含めると電気は多めにかかるから、使うタイミングなどはいろいろ気にしないとだけど。
おまけ


6/12・『X-MEN ファーストジェネレーション』
 やっと散髪。夜は近所で映画とか。

『X-MEN ファーストジェネレーション』(☆☆☆☆)
 どうして60年代冷戦を描くと皆ボンドになってしまうのか。好きだけど。マカヴォイのプロフェッサーXはインテリ以上にお調子者で、人間的に不完全に見えすぎる。その辺はマグニートーに比重を置いている映画だからOKなのかな。
 クライマックスに映えるジョン・ダイクストラのちょっと懐かしい空気のする艦隊シーンとファイヤーフォックスぽい戦闘機なども80年代前半までの映画の温かみもあったりして、全体としては良かったけど、前半が急ぎ足すぎて、序盤はもう少しゆったりと世界を味わいたかった。この監督では『レイヤーケーキ』が断トツだなあ。
 あとモイラが脇なのにかわいい。フレメンさんに言われて気付いたけど、登場する女性陣が全員下着姿を披露する映画って凄いと思う。

6/13
 今週も忙しい。『ファイアボールチャーミング』は何とか生でチェック。あと2回で終わるとか聞いただけで泣きたくなる。もうスタッフは一生作り続けてサザエさんのように永遠に私を楽しませて欲しい。

6/14・お祝いメール
 ついにきてしまった、40回目の誕生日。こんなにお祝いのお手紙を貰ったよ!
お祝いのメッセージが届いております
 もちろんそのほか何もイベントなどないのだが、意外なことに先日始めたばかりのFacebookにお祝いのコメントを多数貰う。後はmixiやメールなど。そしてツイッターも。誕生祝いのコメントを送りあうのはこれらSNSではお約束ではあるのだが、こういう何気ないコミュニケーションでも誕生日だと結構嬉しいものだったりするのである。
 帰りは電車1本早く帰ってケーキを買って帰宅。するとまさかの母からのお祝いデコメール。母親になって40周年記念だとのメッセージ。今年の誕生日で一番驚いた。今年に入って母に携帯持たせてまだ4ヶ月ちょっとなのに、もうここまで上達するとは。長崎の妹ともよく電話しているようで(家族割なので無料通話)、父も喜んでいるらしい。よいプレゼントになったと自分の誕生日以上に喜べる話だった。
(日記を更新したときは「震災で母に渡した」と書きましたが、後で確認したらプレゼントしたのは震災前の2/19だったw 失礼しました)

6/15・歴史書を読む
 ツイッターで誰かがリンクしていた「やるやらで学ぶゲームの歴史」というのを読み始めたら、これが相当読み応えがあって、かつなかなか面白い。正直最初は、どうせ聞きかじり・本で得た知識によるWikipedia的知識ひけらかし系のものだろうなどとマイナスの先入観で読み始めたのだけど、これがなかなか面白いのである。ちゃんと本で得た知識を元に情報を取捨選択してうまくチョイスしている。また既存キャラクターに当てはめた脚色のあるお話も映画的ドラマ的と考えたら十分アリな範囲。なかなかの構成力なのだ。
 迷宮組曲とかゲームギアの価格とか当時をリアルタイムで知る人ならまず間違えないものに引っかかっていることから恐らく書き手は20代くらいの若い子なのだと思うのだが、それが特に問題にならない感じ。
 ボリュームありすぎて読むのが大変なのが玉に瑕である。

6/16
 昨日読み始めていた「やるやらで学ぶゲームの歴史」をついに読み終えた。ラストのくだりはうっかり泣きそうになった。この会話のやりとりなんて他の本でも読んだことあるし、その歴史は身を持って知っているような内容なのにである。私は小説読んでも泣いたことないのに。この作者には非凡な才能を感じた。誰かうまく本か映像か何かに展開して欲しいなあ、これ。難しそうだけど。

6/17・大ポカ
 ボーナスが出て浮かれるのもつかの間、さとしゅさんの指摘で仕事上大事なことをやり忘れていることに気付き相当落ち込む。過去のメールを見て確認したところ、震災直前に「その後やっておかなければならない」仕事として用意しておいたものの、震災で真っ白になっていてそのままやり忘れていたらしい(本当は5月中にできた仕事だ)。かなり落ち込む。
 以前のアルバイト先の同僚・S谷さん来社。会うのは去年のイベント以来だけどゆっくり話すのはかなり久々。今日は彼の会社の仕事の話。実に彼らしい"ぶっちゃけ話"。おみやげのおもちゃも素敵。面白い。うまく話が転がればいいのですが。

 夕方は久々に献血へ参加。前々回に高校以来の貧血を起こしたので前回は200mで勘弁してもらったので、今回も200mで申請したのだが、終わり間際だったのでもう200mは間に合っているとのことで400mにしてくれという。じゃあそうしますと参加したら、また貧血に。事前に貧血になるかもと言っていたのと、私で最後になってしまったので献血車の中で皆に手厚い介護を受ける。恐縮するばかり。終わって大量のジュースを貰う。こんなに飲めない。ともかくこれで通算7回中3回貧血になってしまった。

6/18・『奇蹟』
 いつもの青山行きを今日に限って8spots1人にまかせ、自分は映画。というのもデビュー作以来ずっとファンである是枝裕和監督の最新作『奇蹟』の上映後ティーチインというイベントがうちから徒歩3分のところで開催されるのである。行かない理由がない。

『奇蹟』(☆☆☆☆☆)
 私の大好きな前々作『歩いても歩いても』のリアルな日常描写を『誰も知らない』的に子供視点で描いた寓話。
 どんな映画でもある、主人公の少年が小学校へ登校する姿、授業風景などが是枝監督が撮ると物凄く生々しくなる。ドラマ的にも特に「あったあった」みたいなキーワードになる特別なイベントがあるわけでもないのにも関わらず、もう完全に記憶から消えていたと思っていた30年前の小学生時代の自分の記憶が呼び起こされる。子供たちのリアルな会話を子供の視点で撮影していることは大きいだろう。この世代の子供がおじさんとなった私にこんな親しみを込めてタメ口なんて聞いてくれるはずがないのだから。
 それだけに後半の『スタンド・バイ・ミー』的な冒険も、そこにドラマとしてのリアルさがあるかどうかなんて関係なく、自分の冒険としてとても親身になって楽しめるのだ。これこそが映画である。観客は何も地球を救うヒーローになったり、絶世の美女と恋をすることなどを追体験しなくてもいいのだ。
 テーマの素晴らしさが自分の年齢として特に心に刺さる『歩いても歩いても』のような感激はないが、この映画もまた素晴らしい映画であることに違いはない。
 なお主演の「まえだまえだ」の兄弟は本当に素晴らしかった。「てっぱん」で好演していた兄はもちろんだが、弟の天然ぶりもまたこの映画のリアルさに一役買っていると思う。

 映画の後はティーチイン。最初くらいは監督の話があるのかと思ったが、拍手の中、スクリーンの前に座ると「さあ、では誰からでも質問をどうぞ」といきなりの質問コーナー。本当にティーチインだった! 慣れない展開に戸惑う観客の空気を感じ取り、すぐに手を上げる私。
 質問は以前からずっと気になっていた、なぜ監督の作品はズームとかパンがほとんど無いのだろうかというもの。回答は単純明快で「ズーム嫌いなんですよ。なのでズーム嫌いな撮影とかスタッフを集めてる」 わかりますわかります。ああなんかほっとしました。

 「映画撮ったりしてたの?」と聞かれる。いきなり上映された映画と直接関係ない質問をしてしまったため、監督が周りを気遣って次の質問を呼ぶ前に「専門的な質問じゃなくていいですからね」とフォロー。すみません……。その後数名は質問の前に聞いてもいないのに「素人なんですけど、」と前置きしていた。
 今日の劇場のお客さんはまさに老若男女というか、どちらかというと老婦人が多く、監督も「普段と違う層のお客さんが多くて楽しい」と言っていたので、質問も私のような前からのファンとたまたま来たお客さんの半々くらい。どちらの質問も面白かったが、ファンの質問は私にとってもやはり興味深いものが多く、「以前のインタビューでは自分の作品に歌詞つきの歌は流さないと言っていましたが今回は非常に多く使っているのはどうしてですか?」とか「先日のユーストリームで語っていた、カットされた夫婦のシーンはどこに入る予定で、どうして切ったんですか?」という話などは、その回答も含め実に納得できる思ったとおりの回答。とにかく貴重で楽しい30分間だった。「ティーチイン」なんていう日本ではあまりお目にかからないこんな機会をつくってくれたギャガとチッタの人、ありがとうございます。

6/19・中学校の同窓会
 夕方から25年ぶりとなる中学校の学年同窓会なのだが、着て行く服が無いことに気付いたのは昨日の深夜だった。スーツも暑そうだし、震災後の食っちゃ寝生活以来ちょっと太ったのでズボンもきつい。こういうとき普段着すぎる生活をしていると困ります。ということでエディバウアーで上から下までまとめ買い。ボーナス出たからできること。

 会場は横浜駅の近くの小さなホテル。結局1/3くらいの百数十人が参加した模様。かなりの参加率だ。何人か別の同窓会で会った顔もいるが多くは本当に25年ぶり。みんな年相応に大人になっているが面影は残っている。首から下げられた名札を観ながらあちこち練り歩いて記憶を取り戻していく。会場は料理いっぱいの立食形式なのだが、みんな話すのに夢中で全然食事が減らない。
会場の風景
 小学校時代に親しかったけど中学校のときに仲違いして和解はしたもののその後疎遠だった友人(木村)に「あの時は悪かった」と何度も謝られたり、仲良しの女の子と仲良く写真撮ったりと、同窓会の定番イベントはいっぱいあったけど、キャラ的に「当時実は好きでした」的展開はまったく無し。用事で参加できなかったワカメやゆーすとんに電話して途中参加して貰ったりとか。
 気がつけばしばらく会っていなかったZAPや、すっかり頭が坊主になって一瞬わからないけど一言喋れば昔のまんまだったあきちゃんなどはもちろん、テニス部のトマソンなど同窓会でないと会えない人たちというのも貴重な出会い。
 教師陣も当時から高齢だった先生が完全にボケてるけど来てくれたり、特別親しくなかった先生に仲良くしてもらったり不思議な感じ。学生時代から25年以上年賀状を送りあってる2年の時のカシマ先生にも25年ぶりの再会。
 ともかくまあみんなに「かわらないね!」と散々言ってもらえたのでほっとした。

 二次会はメインのところが人数多すぎることもあり、同じクラスの幹事に誘われて、近所の居酒屋で男女7人くらいで小さく。ホリイさんが良い感じで綺麗になっていたけど毒舌にも磨きが掛かっていて幹事の小池部長やトンペイさんらもみんなたじたじ。でもこのくらいの人数のほうがゆっくり深く親睦深められて良かった。

 帰りの電車はSAKUと(6年前に借りたガンダムのDVDをやっと返したよ!)。中学の映研メンバーともまたしばらく会ってないので8月あたりに一度再会したいね、ということとか。最近試写で観た映画で『スーパー8』を薦められる。言われなくても観ますよ。JJだもの。

6/20
 いつもの忙しい月曜日。納品物チェックで一日が終わる。そして先々週のやつが何とランキング2位へ浮上。万歳三唱。

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