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近所のスーパーで買い物しているとTOUMAさんに背中を突付かれた。元気そうだ。 「先生! 今度のサイン会は社員総出で伺います!」と言ったらマジで警戒していた。でもチケットは既に予約で一杯だそう。じゃあ石投げに行きます、などと話していたら第2子を背中に背負った、母親モード全開のハマコさんも現れた。来週から出産休暇を終えて復帰するハマコさんは一足早く社長の送別会に出席し会社の近況を聞いたところ、夜寝られなくなったそう。誰しも苦労の時期なのである。頑張らないといけないのである。 日が暮れる頃になってから沖縄土産を持って実家へ。父が大学で使う教材にクローネンバーグの『裸のランチ』を使うというのでβからVHSにダビングしたいという。早速試してみたところ、画面がノイジーで見るに耐えない。テープがかびているわけでもないので多分ヘッドが汚れているのだろう。クリーニングテープを使おうと思ったら、湿式のアルコールがすでに蒸発していた。 夕食を食べて、HP更新用の資料を抱えて帰宅。今日も帰りは雨だった。すっかり雨男の私。 夜は早寝するつもりが深夜映画の『極道の妻たち』をつい最後まで観てしまう。テレビ消した瞬間に録画予約してあった『みごろ!たべごろ!デンセンマン』が起動。もう朝だ。 |
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昨日の夜更かしが祟って午後起き。今朝録画した『みごろ!たべごろ!デンセンマン』を初めて見るが、『〜ナントカカントカ』時代から結構様変わりしており、小松政夫と安部譲二がレギュラー落ちし『〜笑いごろ』のなつかし映像も無くなったが、金剛地武志は健在。メガネ。とはいえ演出は『テレバイダー』に比べると相変わらずいまひとつ。新レギュラーがなぜか小倉優子。個人的には彼女の声はジャイアンの歌並に毒電波なのでもう見ないかもしれない。 HPの更新作業の後、DVD『ヤングブラッド』を観る。ピーター・ハイアムズ監督だというだけでよく知らないで買ったが三銃士ものだった。『駅馬車』そのまんまなシーンがあったりしてアクションシーンはまぁまぁだが、映画のほうは『仮面の男』のほうがまだいいかなあ。 続いて食後にもういっちょヘラルドでジョン・カーペンター監督が『ゴースト・オブ・マーズ』の前に撮った映画『ヴァンパイア・最後の聖戦』のDVDを観る。ヴァチカンが秘密裏に組織した吸血鬼始末人と吸血鬼のマスターとの戦いを描く物語。マスターはグール系ではなく紳士型だったりと、そこはかとなく『ヘルシング』との共通点が見出されたりして面白い(ほぼ同時期の作品なのでたまたま似たのだと思うけど)。ジェームズ・ウッズ主演映画で彼がカーペンター映画の主役をやる(大体同じようなキャラ)というのもなかなかサマになっていて良かった。 ところでホラー映画って、映画館で観るより家のプロジェクターでひとり夜に大音量で観る方が絶対恐い。 |
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出かけるかどうしようかぼんやり考えてたら豪雨になった。家にいろ、と。 持て余し気味の時間をどう使うか考えた末、普段なかなか観られない長時間映画を観ることに。今日の選択は『サウンド・オブ・ミュージック』。この不朽の名作も私はテレビでつまみ食いした程度でしか観ておらず、あの有名なテーマ曲も最初に聴いたのは『ピンクパンサー3』のOPという体たらく。 昔の大作映画は大画面で観てこその魅力を多く持っている。冒頭の空撮からして迫力重視だろうし、これが映画館のための映画であることを再認識させてくれる。画面の左右いっぱいに広がるシネスコらしいダンスといい、4.1chサラウンドの音楽といい、3時間をだれさせない。大変満足することができた。 久しぶりのミュージカル映画鑑賞ということもあって、続けて夕食後は自分の中で最も印象的なミュージカルシーンのある映画を観ることにした。『モンティパイソン・人生狂騒曲』。 カソリック教徒がイギリスの下層住宅街を舞台に歌い上げる「Every Sperm Is Sacred(すべての精子は神聖なり)」はこの映画きっての名シーンである。少女がソプラノ声で歌い上げるソロパート「異教徒たちには射精させておけ」の下りのところは特に絶品。 先日「モンティパイソンスピークス」を読んだばかりなので、映画のちぐはぐさが以前より気になってしまったのはご愛嬌。なお、この映画もプロジェクターで観るのは初めてだった。『クリムゾン』は大画面に映えるが、クレオソートのスケッチは元々苦手なだけに大画面ではダメージも倍増。 ともかく今月末は『シカゴ』のDVDも出るし、たまのミュージカル映画も悪くないと思う一日だった(『人生狂騒曲』はミュージカル映画ではありません)。次があれば今度は『十戒』と『ライフ・オブ・ブライアン』(DVDいつ出るんだろ)という新旧聖書2本立てってのも楽しそうだ。 |
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私の宮古日記に呼応して、おしりさんが日記を寄稿してくれた。おしりさんの書く観察日記は着眼点といい簡潔な文章といい、他で余り見かけない、オリジナリティに溢れるもので、父猫さんのサイトでお見かけして以来ずっとファンなのだが、唯一残念なのは「得意じゃないので書くのに時間かかるんで」と年に1,2度しか書かれないことだ。それだけに今回の書き込みはとてもありがたい。 そこそこの仕事量とそこそこの余裕さでもって働き、帰宅。帰りの電車はカラシマ君と一緒になり、赤坂の忍者屋敷の話などを聞かせてもらった。 山手線を降りる際に出口近くに定期が落ちていたのに気付き拾ってみたら自分のだった。 精神的に余裕があるとサイトを更新する余裕が生まれるらしく今夜も少し更新作業をしたのだが、今日は更新後すぐにまた気になるところがみつかって、別の場所増補改訂すべくさらに更新。せっかく早く家へ帰ってきてもこんなだからすぐ夜中になってしまう。仕事じゃなくて趣味だからそれでいいんだけど。 23時を過ぎ、久しぶりに『リコン』仲間がMSNM上に5人揃った(KEN、KEY、ぶちょー、443)のでXBOXLIVE。赤の広場で銃撃戦。最近めっきりマズルやってない。 |
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日暮れ過ぎにJH吉田さんに電話してたら例によって話が脱線。フレディだジェイソンだと関係ない話で盛り上がる。 いつの間にか、吉田さんが奥様を連れてこれから参加するという、全然私と関係ない飲み会に誘われ、面白そうなのでほいほいついていくことにした。 映画業界関係者が集まったこの飲み会の中心人物は、来日中の2人のアメリカ人だった。ひとりは"VFXアーティスト"のウィリアム・ロビンスさん。『マイノリティ・リポート』や『シモーヌ』のCGやVFXを手掛けた(Visual Effects Supervisor)人物だそうだ。もう一人はVFXプロデューサーのマーク・ラッセルさんで、同じく『マイノリティ・リポート』でSpecial Effectsを担当した人なのだそうだ。ほら私と全然関係ない。 案の定、英語力の必要性についてひしひしと感じることになるが、吉田さんとマークの「スポンジボブ万歳」乾杯に参加したりとそれなりにコミュニケーションはあった。 彼らが水族館が好きだという話を聞き、ポケットにいつも忍ばせているエクシリムEX-S3を取り出す。先週行って来たばかりの美ら海水族館の動画をマークとウィルに見せてみた。彼らはジンベエザメが優雅に泳ぐ様……よりもエクシリムの小さいボディの中で動画が再生されていることにむしろ驚いていた。カシオの技術力万歳。 その他映画配給会社の人たちと映画の話。『ツイン・ピークス』のDVD-BOX2は来年末に出ることになりそうだとか(よかったですね獄・楽さん)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・メキシコ』にタランティーノが出演するというのはガセネタだとかいう話もろもろ。特に『スタートレック』の話は濃くなって、劇場版で一番好きなのはどれかという話ではじまり(ミーハーな私は『ジェネレーションズ』と答えた)、『ネメシス』コケたのでTNG映画の次回作は厳しそうだとか、「ファン少ないけどDS9いいよね」とか、「カターン」で泣いたとか、TOSのDVD-BOXの話とかいろいろ。濃いトレッキーに叩かれつつ、濃い企画を続けるパラマウントに感謝。長寿と繁栄を。 「劇場版『呪怨2』最低!」と延々とホラー映画談義を続ける吉田さんはこの飲み会のためにまたしても大量のおみやげを持ってきていた。なにしろ甘太郎の個室の中で、気が付けば30人くらいになった参加者全員に配れるほどの豪華なアイテムの半分以上が吉田さんのプレゼント(私はまたしてもアイアンジャイアントのTシャツを貰った)。年中サンタさんみたいな人である。 宴もたけなわになってからウィルが「この飲み会は自分が奢る」と(英語で)語り、場内騒然&英語で感謝。「"ハリウッド"に奢ってもらったぜ!」と皆かなりご満悦だった。 満足げに終電で帰ると、車内で鼻血を流すWizさんとばったり。差し出したポケットティッシュがNOVAうさぎだったのでニヤニヤされる。 帰ってきてから今日の2人のことをちょっとネットで調べてみる。するとマークは実は『E.T.』20周年版でFBIのライフルをトランシーバーに持ち替えた人だとか(ここ)、ウィルに至ってはなぜか『ビルとテッドの大冒険』に出演してるということ(ここ) がわかった。うわー、そんな面白い話、英語わからなくても本人に直接聞いてみたかったよー、と思っても後の祭りなのである。 |
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21時から『TRICK』第3シーズンが始まるのだが、今日は残業確定でリアルタイムで見られないこと決定。それならむしろ寄り道するかと、もこなさんを誘って外食をすることにした。彼女は毎週木曜に、私の職場の近所にあるスタジオへフラメンコの練習にきているのである。せっかく同じところにいるんだから一度会ってみたいじゃない。 場所はぐるなびで見つけた、かつて豊橋旅行のときに通った(2000/2/12-13の日記参照)ステーキハウス「ふらんす亭」の1号店。なつかしのこの店が近所にあるなんてと喜んで行ったのだが、私が豊橋で一番刺さっていたケーキ類を一切扱ってない。ケーキが無いならただの安いステーキ屋なんだよなあ。それじゃあまるで「あめりか亭」。でもここが元祖なんだよな……。 時期柄IZAと氷雨の話題になるかと思ったがほとんどはもこなさん自身の話で終始。まあ彼女と飯食うときはいつもそんなもんだ。 帰りも同じ駅だから仲良く電車帰り。「父がスヌーピーが大好きで、ボロボロになったストラップを今でも使ってる」と彼女が話すので、「私もこれを付けてる!」と嬉々としてNOVAうさぎのストラップを取り出した。しかし彼女は「私そのキャラ苦手なんです。全然かわいいと思えない」と露骨に顔を曇らせる。まるで自分が拒否されたかのようなショックを受ける、、、必要はないんだぞ! 私! と心の中で自分を励ます。 駅前でもこなさんと別れ、タイマー録画しておいた『TRICK』を観る。 第2シーズンは個人的にも結構イマイチだったのだが、制作者自身もそう思ったのか、本シーズンは前回以上に第1シーズンの焼き直しになってる(そういや映画でもそうだった)。 何度も観たシーンが、何度も観たことのある繋がりで構成されてて、何度も観たことのあるギャグが繰り返される。後で観たらどれがどのシーズンかわからなくなりそうなこのマンネリズムは、もはや時代劇。 観てる方だって事件の真相とか物語なんか二の次で、まるで間違い探しのように微妙にだけ違うネタや出演者を見つけて楽しむという鑑賞スタイルになっているわけなんだから、この番組に「オチが唐突すぎる」とか評してる朝日新聞は全然わかってない(先日の夕刊にあった劇場版の紹介文)。 ともかくこんなドラマがあってもいい。飽きるまで楽しみたい。 |
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朝からかなり眠い。沖縄でのリフレッシュも2週間で効果が切れた模様。 週末の夜は新組織での懇親会。でも参加者12人全員は全て知ってる人なのであまり意味なし、ただの同部署飲み会。ちなみに近所では同じような理由での飲み会をやっているのだが、そっちは参加(対象)者60人。やはり社員数300人はどう考えても人大杉。 飲み放題だったのでしこたま飲んで帰ってきたら寒くなって服着たまま布団に潜り込んだ。もうすぐ冬ですね(なんて締め)。 |
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洗濯終わって干してたら雨。 以前LDで買って観て、そのシネスコ画面づくりの丁寧さに反して自分の観ているTV画面の小ささを嘆き、映画館で観なかったことをとても後悔するはめになった『許されざる者』をDVD(スペシャルエディション)で鑑賞。でかい画面でやっと映画の美しさが堪能できた。もちろん話のディティールも私はすっかり忘れていたのでお話も新鮮。 その後、自転車で買い物に出かけるとまたしても雨。なんだかすっかり雨男。まとめ買いした「ムーミンズランチ」はなぜかスノークばかりが3個目に。デザインは原作ベースなのだけど、スノークというとどうしても広川太一郎の神経質な悲鳴が聞こえてくる。 夕食後、『許されざる者』の特典ディスクを再生。これが収録時間180分もあって本編130分より長いので一苦労。インタビュー映像、メイキング番組などなど130分くらいまで観るが、疲れてきて断念。もうおなかいっぱい。 特典映像の中でも最も時間の長いイーストウッドのこれまでの映画を振り返るTV番組(約60分)を観ていたら、他のウエスタン映画も見たくなってきて手元にある未開封DVDに手を伸ばす。しかし『続・夕陽のガンマン』が162分、『アウトロー』は135分。ウエスタン映画って長編が多いのね。また今度にします。 一日のシメは(明日は昼から『HALO』やるというのに)いつものメンバー4人と『ゴーストリコン』で夜中まで。 |
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例によっていつものごとく、今日は月に一度の『HALO』対戦例会である。(参考:初対戦は2002/12/22)。 今日の目玉は新参加者・ゆっきさんの出場。ゆっきさんは私やKENがXBOX持ってない頃から激レアなHALOのTシャツ着てスポーツクラブに通っていたベテランの古参兵(想像)なのであった。 さらにいつものメンバーも、ハワイに行ってるFATを除く全員が出席。ゆうちゃん、ぶちょー、おげしょ、443(YOS)、種(keiji)、こまんだー、KEY、KEN、しょっちゃん、そして私による総勢11人の、やだよ家史上最大規模の対戦となった。 もちろんこの家に10人の客が来たのも初めて (ちなみに過去最大は9人で、一番最初はヤバイ男同士の会話が記憶に新しい2003/1/12)。6畳二間・2Kの家に大の男が11人はちと多かったか、KENは居間に入りきれず台所にクッション置いて寝転がってる。 実はゆっきさんの我が家への来宅も初めて。彼は何気なく私の本棚を眺めて頷いていた。「どうしました?」と尋ねるとゆっきさんは言った。「いや、想像していたのと全然変わらないので。意外な本が何も無い。モンティパイソンとかユーゲーとか」 居間用のプロジェクター投影場所は、対戦するときのいつも課題になっていた。一方のプロジェクター部屋にはもちろんスクリーンが張ってるのだが、KENのマシンを置いている居間には正式のスクリーンはない。 当初は襖へ投影していたのだが画面がぼやけてしまってイマイチで、前回までは模造紙を2枚張り合わせて吊るしていた。ところがこれも画質は良いとはいえず、しかも前回外す時に落としてしまって皺も多くなり、今回新たに作り直すことにしたのだ。 とはいえ今回も模造紙に変わりない。ただしKENの提案で新たに黒模造紙を買ってきて裏地に張ることにした。ゆうちゃんとしょっちゃんとゆっきさんが工作に協力してくれた結果(なんか小学校の班を思い出したよ)、4人がかりで作った紙製のスクリーンは見た目も悪くないし(ホンモノみたい!と皆から好評)画質も少し上がったようだ。これで思う存分対戦ができる! さて、早速やってみました。11人対戦。『ゴールデンアイ』のたった4人だけの対戦でつい数年前までは十分盛り上がっていたのにその3倍近くの人数で同時に遊んでいる。凄い時代だ(やってる我らも凄いとは思うけど)。XBOXならではの広いマップもこの人数では狭く感じる。始まった途端そこら中が敵・敵・敵。探す手間などいらない。スレイヤー(バトルロワイヤル)対戦すれば、もう画面中敵だらけ。そしてすぐに死体だらけ。こうなるといかに目の前の敵を倒すかよりも、いかに敵に見つからずに、戦ってる2人の両方を横からやっつける「漁夫の利」をとれるかになってくる。新しい感覚。 特に今回は、ゆっきさんの「なんでレーダー使ってるの? 消した方が面白くない?」の一言でレーダー消し試合を何度かやったので、新たな恐怖に対する混乱もあり、いろいろな意味で白熱した。 今回の目玉のひとつは何といってもゆっきさんと種(SEED)のワートホグ合戦だったろう。縦横無尽に画面を駆け抜ける彼らの通るところ、あちこちで車に轢かれる人が続出。「それ俺んだ! 乗らせろ! 死にやがれ! うわーい♪ 俺だけ別のゲームやってるみたい(それは『グランド・セフト・オート』)」などと私の隣りでひとり浮かれるゆっきさんは、さっきまで物静かな年長者だったのに車に乗ってるときはこんなに饒舌。おしりさん、やっぱりこの人、車に乗ると性格変わりますよー。 もちろん敵もさるもので、6人いればこんなこともできると、2台のワートホグに各2人の敵が乗っている機銃掃射・乱れ撃ち「ダブル・特攻野郎Aチーム」なんてこれまでの9人対戦のときでは見られなかった作戦だ。 さらには「一人魂斗羅フォース」(MSX2版)ことこまんだーさんの上達ぶりには目を見張るものがあった。殺戮王・KEN(ゆいたん見てますかぁ? ……いや、ちょっと思い出したので言ってみました)までとは言わないまでもかなりの攻撃力。敵地に乗り込んでは意味不明の名台詞を吐きまくっていた。あと、なぜか味方に殺されるのもこまんだーさんの奇妙な運命(通算5回くらいは殺されていた)。 以下はそんな試合の中のひとつの結果。KENの殺戮ぶりは相変わらずだが、前途有望でしょ? 18時を過ぎてゆっきさんと種が用事のため早めに抜ける。その後いつもの人数である9人での対戦を行ったが、画面のさみしいこと! 敵も味方も少なくてスカスカ。人は一度贅沢を覚えるともう前には戻れないと思った。 もしかするとワートホグ大好きのカーキチ2人がいなくなったからかもしれませんが。 さて次回はFATを含めた全員出席、もしくは新メンバーを加えて12人による6VS6の同数対戦を実現しましょう! ……次の参加者は玄関でゲームするハメになるかもしれませんが。HALOバカに栄光あれ。 10/20追記 この日はこまんだーさんが"スレイヤー"で初の「トリプルキル」(3人をまとめてやっつける)やったんですよね。せっかくなので書き記しておきます。それとこまんだーさんが後で感想として言っていた「ゆっきさんが車に乗って『逃げられると思うか!ふははは!』とか言って、そんなセリフを現実世界で聞いたのは初めてでした。」というセリフはあまりにも素敵なのでここに保存しておこう。あと、おしりさんから一言。 ( -_-)<私のしっているゆっきさんはいつもああなのですが。 |
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歯医者に行ってきた。最初に虫歯が痛んでからもう3ヶ月経っている。その間先生に言われるまま、虫歯の横の親知らずを抜いた。抜いた跡が安定するまでの間にと他の虫歯2箇所を治療した(実はまだ治療しなくてはならない歯が他に2つあるそうです)。 だから今日もまた他の歯の治療が始まるのだとばかり思ってやってきたのだが、例の痛んだ虫歯の治療をすると言われ、僕は思わず「ええ! 本当にいいんですか!」と聞き返してしまった。思えば長い道のりだった。 決して若くはないが清潔感のある顔立ちの病院の先生は、治療するにあたって歯を削る前に麻酔をするか、それとも痛くなってから麻酔をするかどうか尋ねた。僕は痛いのはむしろ人より苦手な男だが、我慢できるなら無駄な注射はないほうがいいだろうと思い、後者を選んだ。 先生は「それでは痛くなったら左手を挙げてください」と言って、いよいよ治療が始まった。傷みを感じてからさらに3ヶ月も放置されていた虫歯はかなり深いところまでいっているらしく、治療もこれまでより手がかかっているようだ。虫歯に水が染みるが、我慢できない痛みではない。僕も男だ。へその上で組む手に力が入るのを感じながらそのまま頑張った。 ところがこんなに僕が頑張っているのに先生は手を止め「大丈夫ですか?」と聞いてきた。左手はお腹の上だ。まだ平気ですよと答えると先生は「でも貴方が凄く痛そうな顔をしているんで」という。どうもドリルの音にびびって顔をしかめていたらしい。「実は小心者なんです。すみません」と謝って治療を続けてもらった。 しかしその後治療が続いていたがついに器具が神経に触れて、たまらず声を出した。先生は「やはり麻酔をしますか?」と聞いてくるので、ここまで頑張ってきただけにもうすぐ終わるだろうと期待しながら「これからもっと傷みますか?」と返した。先生は望んでいた回答と全く逆のことを言った。「そうですね、これからもっと深いところを治療します」 僕は迷わず麻酔をお願いした。 こうなると、さっきまで心の中で戦ってきた決意やプライドはどこかへと去っていった。むしろ最初に麻酔を選んでいれば今までの我慢もする必要がなかったではないかとか、何だか「この人は我慢できずにギブアップをしてしまった」という負け犬のレッテルまで貼られたような敗北感にとらわれた。「麻酔が効くまでしばらく待ちますね」という先生の言葉で側を離れていく人の気配を背に受けながら、男としてのプライドに自ら傷をつけた、一人残された僕だった。 でも後悔はここまで。麻酔が効いてからは、もう我慢しなくていいんだと思うと、あれほどバクバクいっていた心臓がすっかり穏やかになる。こうなってはもう一度も二度も同じだと、途中でしみて来たのですぐに麻酔をもう一度打ってもらう。いいんだ、負け犬だから。 長い治療も終盤となった。先生は「奥歯は前歯と違って神経が3本あって大変なんですよ」とかいいながら、口に何かを入れたり出したりしている。歯を強く磨いているようにも見えるし、何かを抜いているようにも見える。自分の中の作業なのに一番動向が気になる自分が見られないのって心配になりませんか? 僕はなります。先日も歯の半分以上空いた穴にすっぽりはまる銀の詰め物を見せられて初めて、こんなにドリルで削り取られていたのかと今さらながらに気付いてびっくりしたりした。 そういえばこの病院はインフォームドコンセントがしっかりしているとの評判だったが、口にフックや綿をいくつも入れられた状態では目の前数センチのところに顔を寄せている先生に何の質問もすることができなかった。 僕は仕方なく、ぼんやりと目の前にある先生の前髪から白髪を探したり、奥に詰まった唾をバキュームで吸い取る看護婦の不器用さに不安を感じたりしながら口を開け続けた。 結局1時間ほどで今日の治療は終わった。先生は「神経を抜いたのでご飯はあと1時間待ってからにしてください」云々と言われ、正式に自分の歯の神経を抜かれたことを知った。同時にこの先生は僕が我慢し続けていたら麻酔無しで神経を抜こうとしたのだろうかと思ったのだった。 |