2004年最後の日記。最後までてんやわんやな1年でした。

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12/21
 早めに会社を抜け出し自宅で明朝提出の仕事を続けるが、異動先の部署の人々と挨拶を兼ねた忘年会が行われるため途中で止める。
 この飲み会では個人的にちょっとだけ素敵な話があったのだが、今書こうとしてみたところ、話のキモが伏字になるので書くのは諦めます。また別の機会に。
 忘年会が終わって自転車で帰宅し家でまた仕事。新PC(dynabook)で初ワード使用。ところがキーボードが使いにくくて必要以上に四苦八苦。やはりノートPCのキーボードはThinkPadが最高だよなあ。
 ちなみに8spotsは昨日の大家さんショックが強く一日寝込んでいた。うーむ。

12/22・バトルコマンダー
 自転車で本社通勤。提出資料は何とか間に合う。提出部署の担当者は私と同期・同部署の旧友・Y崎。資料を渡してから暫く喫煙所で社内の世間話をしながら、彼の最近の考えを聞き、いろいろ肯く。
 昼には自転車で一旦帰宅し雑用をし、さらに重い荷物を両手に抱えて今度は自分の席のある場所へ出社する本日二度目の出勤。デスクワークだけでなくいよいよ目の前に迫った(でも何の計画もしていない)引越しの準備が満載で、やってるだけで目が回ってくる。家に帰る頃にはかなり疲労困憊になっていた。
 「5時間日本酒だけの飲み会」で自らの誕生日を祝ったらしいこまんだーさんは(そういやゆいたんも先日そんなの行ってきたって言ってたな)XBOXLIVEで聞こえる声も心なしかふらついていたが、それでいてチームメイトになったアメリカ人の話す英語を同時翻訳するという芸当をしてくれたおかげで今日も充実した戦いを繰り広げることができた。
 Well done,Kommander!

12/23・『ゴジラ FINAL WARS』
 北村龍平の名前を覚えたのは、映画の日の渋谷でふらりと入った『VERSUS』がきっかけだった。今考えてももの凄い傑作だったが2ちゃんで叩かれてて凄いびっくりした。その後半年くらい経ってDVDが出て、KENに買わせたり家で上映会やったりして支持者は増やしたものの、実際その後に観た北村監督作品の『JAM FILMS』『あずみ』はイマイチで、私の北村熱も下がっていった。
 だから正直今回の『ゴジラFINAL WARS』も、これまでの平成ゴジラよりはマシだとは思っていても多大な期待は持たずにいたのである。
 それが幸いだったのか、それとも私が北村龍平をなめていたのか。この『ゴジラFINAL WARS』は近年まれに見る傑作映画だった。まさか『VERSUS』の興奮をゴジラでもう一度味わえるとは! 『ハウルの動く城』を抜いて今年の私のベスト映画に間違いない。

 この映画は監督にも製作にも、そして脚本にも恵まれていた。こんなゴジラ映画久しぶりだ。すべてがゴジラの愛に溢れている。
 上映時間が2時間オーバー、ハム太郎と決別、という時点ですでに子供がターゲットではない(とはいっても子供が見ても普通に面白いと思うが)。怪獣数から見てもシーン数から見てもSFXは近年のゴジラ映画でも破格のスケール。
 そのくせスローすぎてあくびの出る冗長な人間ドラマはなりをひそめ、怪獣が出てないシーンのほとんどは肉弾シーンかお笑いシーン。プロデューサーとディレクター、特技監督に脚本家の足並みが揃っていなければここまで収拾つかないと思う。よくぞここまで作りたいように作った&作らせた。

 思えば、昭和ゴジラ原体験世代にとって、平成ゴジラを楽しむのに何と苦労がいることだったか。本作を見終わった後では、1984以降の作品は初代ゴジラ原理主義というか。初代ゴジラのデッドコピーを続け、テーマも作品もゆがめていった窮屈で悲しい映画に見える。
 今回北村龍平監督が作り出したゴジラは、カラーになってから以降の「昭和ゴジラ」の継承者であった。考えてみればそれをまだ誰も継承していなかったじゃないか(金子修介のやつは、あれはゴジラじゃなくて平成ガメラ外伝。好きだけど、私はあれをもう一度見るならガメラ三部作観る)。
 ゴジラに下手な説明つけなくなったことでシナリオが実に自由になった。何でもできるようになった。人間の苦悩するシーンは減り、そしてこれまで皆無だった戦闘シーンが増えた(確かにあの人間の戦闘シーンは長いが、このしつこいまでに長い格闘こそ北村映画の真骨頂である。この長いのが味として生きてる。『ゼイリブ』のロディ・パイパーの格闘シーンに比べれば全然短いし。昭和からの東宝特撮が好きなら倍楽しめるが、普通にB級アクション映画として観ても十分堪能できるはずだ)。

 さて、周りに見てる人がいなくて欲求不満なので、ここからはネタバレトークで順を追って映画にツッコミを入れていく。

・まず冒頭の東宝ロゴがいきなり古臭いところで笑う。カラーなり立ての頃の東宝ロゴだとはわかったが、パンフによるとこれは初カラーのゴジラである第3作『キングコング対ゴジラ』で使ったタイトルロールらしい。多分タランティーノの向こうをはったオマージュなのだろう、粋な使い方だ。
・続いて昭和版メーサー殺獣車の残骸ナメで繰り広げられている海底軍艦・轟天対ゴジラ!
 アバンタイトルが昭和東宝ファンにとってのいきなりクライマックスである。まず轟天のデザインが初代『海底軍艦』のデザイン(武装も同じ)であることに胸が震える。しかも轟天がゴジラと戦うのはスクリーンでは初。アルファシステム開発の佳作・SFC版『ゴジラ怪獣大決戦』のあのシーンがついに銀幕に再現されたのだ。
・世界観説明で流れる映像。いきなりゲゾラ、ガイラ(サンダ?)、バランなど、今回復活できなかったマイナー怪獣ばかりである。せめて旧作フィルムでも銀幕にという粋な計らいであろうか。
・カイル・クーパーによるタイトルロールだが、後ろの歴代ゴジラ映像がかなりツボ。一瞬しか映らなくてもすぐどの映画かわかるようなファン向け名場面を取り揃えている。編集までカイルだとは言ってもさすがに彼がここまでゴジラマニアだとは思わないので、素材としてある程度の名シーンをピックアップした人がいるのだろう。それこそがかなりいい仕事だと思う。
・始まっていきなり現代の轟天号の戦闘。いきなりマンダ。轟天のデザインこそ変わっているものの、『海底軍艦』のリベンジマッチである。このCGマンダがいい。『怪獣総進撃』の東京モノレールに巻きつくヘビみたいなのじゃない、本当の龍デザイン。そしてこれは結構重要なのだが、「声が同じ」。平成ゴジラリメイク怪獣の何がダメかって、デザインの改悪もさる事ながら鳴き声まで変えてしまっているのだ。それでは名前だけが同じ別の怪獣なのである。でも今回は全部昔のままの声。アンギラスもラドンもヘガイガンもヘドラまで同じ。怪獣のデザインも極力昔のデザインを生かそうとしているのも個人的にはよい。デザイン画では心配だったガイガンですらスーツはかなり近いと思う。
「外国人のキャラクターは吹き替え」 これは個人的に特にツボだった。そうだよ! 東宝特撮映画はいつだって吹き替えだよ! 納谷吾郎がいつもやってたよ!(今回は出てないけど) どうも他人のレビューみてると試写は字幕版もあるらしく、それは上映館のどこで区別できるのか知らないが、まったく必要ないと言える。吹き替えは大正解です。
・演舞〜松岡VSケイン・コスギ。この辺はライティング、カメラ演出も相まって完全に『リベリオン』からのイタダキ。ただ『リベリオン』のオマージュでは終わらないぜ! と北村流に暴走するけど。
・国連機を襲うラドン。これはメッセンジャーとなる要人というところも含め『怪獣大戦争』のオマージュなのだろう。ここで姿を見せず一声鳴くラドンの(悲しげな)声に心が震える。
・怪獣総進撃を思わせる世界各地の破壊シーン。今回、それぞれの国のセットが本当によくできているし、どの怪獣もいちいち魅せる。正直、カマキラスやクモンガなどといった巨大虫系の怪獣って私は好みでは無かったのだが、本作の登場シーン&対決シーンで見直しました。イカス。
・ジラ。私はヤン・デ・ボン版は平成ゴジラシリーズよりはよっぽど好きなのだが、予定通り続編ができなかったこともちょっとほっとしてる。
・ミニラ。ここでいきなり『ゴジラの息子』のテーマ(本物? そっくりな曲?)が流れる。小さいミニラは『オール怪獣大進撃』の中で登場するので違和感は無い。
・エビラ対防衛軍。まさかエビラがカッコよく見えるなんて……。巨大怪獣を人間サイズのキャラクターが戦うというのは実写ではあまり見かけないので非常に新鮮。制服や濃い台詞や演出も相まってこの辺は完全に特撮ヒーローものになっている。
・ところで今回登場する怪獣は2大看板俳優のゴジラとモスラ、あとはラドンを除くと全員平成以降復活してない昭和怪獣。私のシーサーが宇宙人に操られて敵なのは心苦しいが、もう復活しただけで嬉しいというのが正直なところだろう。
・人間ドラマ。いつもは必要以上にだらだらしてるのだが、北村龍平映画なのでそういうことはない、というか最低限しかない。
・まさかの妖星ゴラス登場。伊武雅刀の台詞に「地軸にロケット!」ってみんな心の中で「志村うしろー!」のごとく突っ込ませる、そんな台詞回しのできる脚本最高。関係ないけどこのゴラスみて藤子不二雄の『モジャ公』最終話思い出したのは私だけではないだろう。
・北村一輝。悪人面、というより悪人の目をしている彼をX星人のバイザーを使って隠すというアイデアは非常に秀逸。
・バイクチェイス。多分ホントはハリウッドで撮りたかった温存ネタだったのではないか。『VERSUS』の無茶な戦闘を思い出して個人的には好感。
・地球防衛軍の戦艦。惜しいのはこの戦艦がどれもあまりかっこよくないことかなあ。ここまでリスペクトするなら『惑星大戦争』版轟天とかムーンライトSY−3とかスーパーX3とかガルーダとかでもいいと思うのだが、それだとスタッフのモチベーションが上がらないのだろうか。
・轟天出動を観て喜ぶ血まみれの船木誠勝。『ファイヤーフォックス』みたいにいっそ死んでもよかったんじゃないのかと思いつつ、やはり「お前、勝ったのかよ!」ってスクリーンに突っ込むためのネタなんだろうからよし。
・南極基地。唐突に流れる佐藤勝作曲の『ゴジラ対メカゴジラ』のテーマ(オリジナルそのまま)。『用心棒』そっくりだっていいじゃないか! この曲が流れるだけで血沸き肉踊る。個人的に全映画音楽中5本の指に入る名曲が、隊員が聞いている曲、というだけの理由でほぼフルで流れる(まるで映画にタイアップしている映画と無関係なロックのように)。ゴジラというとすぐに伊福部の「ゴジラのテーマ」流しとけばいいだろう、という低レベルな演出に反旗を翻しているかのような起用。キングシーサーのシーンに流れないのはしょうがないか。
・ゴジラ対怪獣軍団。特撮シーンの尺の関係なのだと思われるが、それを逆手に取ったとも思えるテンポの良さ。ダラダラやらずにサクサク進めて行くのが気持ちいい。このペースでやらないと先がつかえてるんだよ!といわんばかりである。ただ、ただ、キングシーサーにはレーザー反射やって欲しかった。ゴジラにレーザー付いてないけど。
・VSアンギラス。この映画の中では比較的長い、怪獣対怪獣の対峙シーン。「おいアンギラス」とか、いつ吹き出しが表示されて会話を始めるのか楽しみにしていました。もしかしてカットされた演出だったりして(ないない)。
・VSヘドラ。私はパンフ見るまでヘドラはゴジラが来るまでエビラと戦っていた味方の怪獣だと思ってました。初代がかなり強力な怪獣だっただけに新マン1話のザザーン以下の扱いはちょっと残念。
・ケイン特攻。やっぱりダクトの先にはコアないとね! どうせなら特攻するならドリル(外れる)でやって欲しかった。
・再生ガイガン。改造されて登場したんだから絶対首がとれてもそこに電子頭脳があると思っていたんだけどなあ。サイボーグ少女がいなかったからダメ?
・ゴジラ・モスラVSモンスターX・ガイガン。怪獣タッグバトルももの凄く久しぶりなんじゃないのか(ゴジラ対メガロ以来?)。今回モスラはいい味出していた。
・宝田明。好きなんですよ、私。特にCX深夜の『アメリカの夜』で際立っていたダンディズム。今回の二丁拳銃はファン狂喜ものでは(しかし岡本喜八ネタかよ!)。
・人間ラストバトル。ここまでしつこく盛りあげるならもっと入念に『リベリオン』をパクるくらいでも許すんだけどなあ。プライドが許さないのかなあ。あと艦長がやけに強いのは本業格闘家なんですね。役者は存在感あってナンボなんで、とても良い役者だと思います。
・轟天艦内の菊川玲。「ミカヅキ」の女子高生社長再来と思われる運転席ローアングル太腿に悩殺。はやくDVD出して。
・カイザーギドラ。最後に隠し玉があるとは思っていたが、Xがギドラになるとは思わなかったのでかなり嬉しい。ただ私はパンフ読むまでデスギドラだと思っていた。
・ラスト。読めるオチだからといって悪いことはない。とにかく今はこの映画を作ってくれたすべてのスタッフに感謝したい。

 最後まで童心に帰って楽しませてもらった。クレジット終わってから拍手したくなったけど小心者の私はそれができなかった。
 一方的に書く日記なんかじゃ話し足りないので是非共感者の人、語り明かしましょう。

 パンフを購入しながらグッズ売り場を覗くと、ゴジラグッズに混じって「防衛白書」(800円)が売っていた。
自衛隊やるなあ
 隣のゴジラノートと同サイズで全く違和感なし。でもゴジラに自衛隊出てこないんですが。まさかミュータントになるの?

12/24
 来週には異動するはずの私だが、荷物を運ぶための車の手配すらできてない。
 手配といっても別に業者に頼むのではなく、個人的なお願いをするのである。車どころか免許も持ってない私は人に頼むのである。友人の少ない私は会社で車を出してもらえるほどの知人は多くない。
 そんな悩みをずっと抱えながら忙しさにかまけて放置していたらもう週末になってしまった。そして今日も本社で仕事。
 たまたまゴジラ話をふったきっかけで寄ったI坂さんに誘われ昼食を食べに行った帰り、ためしに「車の免許お持ちじゃないですか?」と聞いてみたところ、持っているばかりかちょうど私の現オフィスに荷物を引き取りに行く仕事があるという話を聞く。恐ろしい偶然。便乗させてもらうことにする。何とか引越しできそうだ。
 午後現在の自分のオフィスに戻り、机の中身をぶちまけてダンボール詰め。
「荷物はできるだけ少なく、持ってこないように!」
 と新上司に言われているにもかかわらずすでに箱舟はいっぱい。作業は終わっていなかったが、クリスマスイブの夜を会社で荷物整理して終えるのはあんまりだと思って作業半ばで逃げるように帰る。
 夕飯はクリームシチューと駅前で買ってきたいちごのパイケーキ。一応カッコはついたかしら。

12/25・『エイリアンVSプレデター』
 今年最後の週末なのに、メッセンジャーにKENとこまんだーさんがいたのをいいことに年賀状書きも放り出して『エイリアンVSプレデター』を観に行きました。
 作品全体として決して酷いわけではないんだけど、どうにも消化不良感のある印象。どうも「あのポールの映画!」という期待が大きすぎたのかもしれません。想像の範疇内なんだよね。
 『モータルコンバット』や『バイオハザード』をあんなに馬鹿丁寧に映画化し傑作映画にしたポールだけに、この至高の対決をお笑いで済ませたくなかったのはわかるんだけど、正統二本分の楽しさを2時間で収めた『フレディVSジェイソン』と同じ感動というわけには行かなかった。
 オリジナルビショップによるナイフ裁きなどのファン向け演出だってあるし、プレデターのボディランゲージといったお笑い演出もある。なのにやっぱり観客としては「うわ!こんなことまでするのか!」とか言いたい。凄く言いたい。
 予告で観たピラミッドに群がるエイリアンVS山頂のプレデターみたいなシーンで全体を味わいたい。
 『フレジェイ』といい、先日の『ゴジラ』といい、成功しているこの手の作品は監督がシリーズにもの凄い思い入れを持っているわけではない場合が多い。
 よく言われることですが、あんまりドップリとファンになってると難しいんですかねえ。
 観終わってからこまんだーさんが「パワーローダーとか出して欲しかったですよね。時代メチャクチャだとしても理屈つけて」と言っていたのがまさにそのとおり。
 あとはもう割り切ってゲラゲラ笑える愉快なプレデターでもいいんですけどね。というわけでいつか是非『エイリアンVSプレデターVSターミネーター』のリベンジ映画化を楽しみに待ってます。シュワがターミネーターできる年齢のうちに是非(……って最近ならCGでやればいいのかとか思った)。

 などという感想会をいつもの台湾料理を堪能できるバー・cube barで。クリスマスなのに野郎3人で貸切。
 KENは昨日まで1週間台湾出張して毎日接待飯食べてきたのに、「ここの料理はやっぱり美味いね!」とご機嫌。向こうの思い出を聞けば「なんかNHKBS映ってたので『冬ソナ完全版』観てたよ!」とか言ってるし。それアジアだけど別の国だし! 本当は1週間家にいたんだろ! 会社普通に通ってたんだろ! とツッコミ入れたくなるコメント満載なのであった。

12/26・巨大HALO2
 HALO2で祝う忘年会。参加者はぶちょー、KEY、KEN、しじみ、おげしょ、こまんだー、ゆうちゃん、そしてスペシャルゲスト?に8spots。
 家猫のやしゃまがたくさんのお客におびえるかもしれないからと奥の居間を猫退避用に明け渡したため、対戦部屋のもう一方は今年2/8の15人対戦以来の"台所"となった。
 前回はゆっきさんの80インチ自立式スクリーンだったが、今回は……壁です
大画面
 左隅の冷蔵庫の上の電子レンジの上に乗ってるのが鉄騎の箱、ということでもこの大画面をご理解いただけますでしょうか。120インチくらいはあるのかな。まるで映画館の最前列で映画みているようなプレイとなる。
巨大チーフ
 こういうくだらないことやるのはKEN。
「このサイズのアクションフィギュア合ったら買うよな!」
 とKEYと盛り上がるが、これはアクションフィギュアというよりはジャンボマシンダーのサイズよりでかいけどいいのか?

 ちなみにプロジェクター機は前回同様台所のシンクに置いた。その姿はちょっとシュール。
素敵なマシン、TH-AE100
 台所に4人、そして隣の居間=猫部屋で8spotsが1人で9人対戦となる。
 最初の試合はぶちょー大暴れ。試合は負けてたけど結果が激しい。
健康のため撃ちすぎに注意しましょう
 なんか桁違ってるし。一人だけバグってるみたいな数値。
 赤が順調だったのでメンバーチェンジなどをしながらの最終試合の結果も掲載しておく。
結果
長い写真でごめんなさい
 結果的には青の勝ち。というかKEYのいるチームの勝ち。KEYのスナイピング技術がチームに大いに貢献しているらしい。
 初参加となった8spotsもKEYに惨殺されまくりながらも何度か旗を奪う(そして即死)活躍を見せる。
「やっと皆が夢中になっているのが理解できた気がする」と言っていた。ちなみにやしゃまは私のベッドに潜り込んで寝ていたらしい。臆病かと思っていたけど意外と神経は図太いみたいで安心した。

 夜はいつもどおり「ゐ」で飲み。しかも今日は全員参加で盛大。もちろんゆうちゃんの映画鑑賞術についても聞いたさ。
 『HALO2』になってからというもの毎日毎晩ネット対戦をやっているわけだが、やはりまったりと横の仲間と会話しながら対戦できるオフライン対戦はオンラインとはまた違った楽しさがあって実によい。来年もこんなイベントを毎月できるようがんばろうね。

12/27・引越しと決意
 つい先日まで路頭に迷っていた私もあれからいくらかの日々が過ぎ、いよいよ異動のための大荷物引越しを行うこととなった。
 ドライバーをやってくれるI坂さんを延々と待たせながら、遅れに遅れた準備(ダンボールに引き出しのものを詰めることだ)を続けること数時間、結局ビルを後にしたのは完全に日が暮れた頃だった。1週間前に異動報告のメールは出していたものの、まともな挨拶もできず逃げるように出てきてしまったような気がする。
 段ボール箱5箱にもなる書類や本は宅配便で送ってもらうことにして、自分で運ぶのはパソコンといくつかのかさばる荷物のみにした。楽にはなったが準備の時点で力仕事が続いて既に腕は重い。
 年末だけに道は混んでいたが、特に問題も無く無事に本社到着。おニューのデスクに荷物を運び込んだものの、今日はPCの起動確認もせず慌てて会社を飛び出した。約束の時間に遅れてしまうよ!

 今日はヒロターズとゆっきさんと3人で集まる日なのであった。
 ゆっきさんはヒロターズから"29日"のチケットを受け取り、ヒロターズはゆっきさんから近年の会場の様子を聞きながらイメージトレーニングとリハビリ。そう、冬の祭りまであと2日なのである。
 美味しいイタリア料理を食べながら(チーズ絶品)私は2人の会話をただ聞くだけだったがそれでも結構面白い。これまで「怖いところ」とか「くさいところ」などという抽象的イメージが先行し現実的ではなかった有明のイベントだったが、最近『げんしけん』に出会ったおかげで、中の様子が克明に理解できるようになったのだ。
 あの中に参加する苦労も5巻で知った。久々に参加するのだというヒロターズが実に頼もしく思える。

 酒が回ってきたのか、だんだん話がヘンな方向に盛り上がる3人。うちのサイト(ゲーパクのことね)を同人誌にして夏コミで売ろうという話になる。

「誰かにパクられる前にやっておけ!(パクリサイトのパクリ?)」
「客層合ってるんだから500部は売れるよ! 行ける行ける!(数に実感なし)」

大いに盛り上がる

「表紙は種氏に頼んでH井さんに描いてもらえ! それだけで千部行ける!(そりゃそうだろうけど無茶です)」
「じゃあ私、売り子やります! ゆいたんにもコスプレして貰って! ……その代わり打ち上げは『うかい亭』で!(ちゃっかり)」

 どこまで本気にすればいいのかわからないが、言ってるほうも聞いてるほうも大いに盛り上がる。気分は『劇画オバQ』

実際は3人だけどさ

 駅の改札で別れる際もゆっきさんは「じゃあ、申し込み用紙手に入れてくるからね」と言って、重い鞄を抱えて去っていった。
 翌日、酔いがさめ、すべてを忘れていたとしても、こんなに盛り上がったのならもう本望です。

12/28
 久々の本社勤務となった初日は玄関を開けると雪が舞っていた。初雪である。ジャケットにグラブをはめ完全防寒で自転車通勤。
 PCのセッティングや自分用に購入された新たな機材の開梱などで時間が過ぎていく。午後に一息付いたところで携帯が鳴った。前の部署の上司からだ。
「会社で出す年賀状がさっき届いたんだけど、提出締め切りが今日の6時までなんだよ。これから書きにきてよ」
 こういう上司です。

 メールサーバーへの接続もできていなかったが、ともかく元の職場へ向かう。
 私が現れると昨日みんなにお別れをしたばかりなので、みんな奇異の目で見ている。照れ笑い。
 何も無くなったデスクの上で年賀状にコメントを書くが、思ったほどハガキは多くなかったのでそれほど時間をかけずに私の作業は終わった。
 時間に余裕があるので席の周りを見てみる。案の定運び忘れた荷物、処分し忘れた機密書類があった。やっぱり来てよかったかな。
 最後にルリヲちゃんと映画バカ話に華を咲かせてから帰宅。久しぶりに読んだ『ヘルシング』の7巻は電車の中でゾクゾクしてしまうほど良かった。ここまで唸らせるような台詞を書ける漫画家は他にはいない。現代の詩人である。やはり平野耕太は天才だ。

12/29・有明雪まつり
 今年最後の出社日は朝から雪混じりの雨だった。朝から出かけたヒロターズは大丈夫だろうか。ともかく完成した本を宅配便で会場に送ったのは功を奏したようである。
 仕事をしているうちに雨は完全に雪となり、窓の外は大粒の雪が舞うドラマチックな風景となった。いっそ積もってくれれば楽しいのだが、それでは有明の人たちにはいい迷惑だな。
(あとでゆいたんに聞いたところ、雪景色をバックにしたコスプレは盛り上がったようです。確かに「ハプニング」って大事だよなあと納得)  昼休み時間になると会社の偉い人がフロアに顔を出してきて突然乾杯が行われた。前の部署では夕方からやっていた納会のようなものなのだろう。昼間から酒を飲んでしまったが仕事はもちろんまだ続く。
 冬季休暇が例年にも増して短いからか職場には空席が目立つ。以前よりは"カタギ"率の高い職場に異動したつもりだったのだが、もしかすると有明方面にも出向いているのかもしれない。
 午後から来客対応はO高さん。どこまでが仕事の話でどこまでがオタク話かわからない長い打ち合わせ。来年の仕事は今年よりも忙しくなりそうだが、面白い仕事になるのは間違いない。ポジティブな気持ちで最後の日を終えられた。

 ただしそれは仕事の話。夜のHALO2は惨敗に次ぐ惨敗。クラン内に焦りと白けと暗い空気が漂う。久々に参加したしょっちゃん、ゴメンよ。

12/30
 冬休み初日はヒロターズのモーニングコールで始まった。
「どんとこいしんせんぐみ! 今からやるんです!」
 今年1年ばっちりハマらせてもらった大河ドラマの、総集編でちょっとだけやっていた座談会『どんとこい新選組!』のスペシャルを眠気眼で見る。いやあ、これ見損なっていたらかなり後悔していたよ。ありがとう、ヒロターズ。
 今日のその後は部屋掃除しなくちゃと思いつつ年賀状書き。なんとか日暮れまでにすべてを書き上げた。
 年賀状投函のために外へ出ると商店街は空前の活気。あんまり混んでるので帰りに裏道を通ったら八百屋が特売。バナナ2房100円、油揚げ10枚100円、ほうれん草3把で100円。ついつい山盛りの買い物袋で帰宅。なんか年の瀬っぽいよね。
 明日は皆実家に帰るだろうからと今年最後になるかもしれないHALO2をやるが、私の回線はすこぶる不調。二度ほど試合中に落ちて皆に一声もかけられずゲーム終了。なんて1年の締めくくりだ。

12/31
 雪が積もりだしてきてから自転車にカバー付け忘れていることに気づくダメな昼下がり。
 まさかの積雪に、つい意味も無く駅前のスーパーまで買い物。さくさくと音のする足音が心地よいが、うちは2階にある上に階段は外なので、凍ると大変なことになるんだよなあ。
 そんな心配をせずとも夕刻までに雪は雨になった。ちょっと残念だが雪の大晦日は悪くない演出だ。
 8spotsとプロジェクターで久々に『ヴィドック』観て、さらにライン版『ロリータ』の北米版DVDの特典映像を見せてから外出準備。今年もヒロターズの家の前の神社に初詣に行くのだ。
 8spotsと一緒なので今日は電車で。まずは彼女の家で柚子の風味たっぷりの年越しそばを食べて心と体を温める。
 そこへ母から電話があった。私と母はどちらも二黒土星なのだが、このところろくな運が無かったものの来年の運勢は最高なのだそうだ。
「でも同い年はみんな同じ運勢なんだけどね」
 と笑いながらも良い運勢なら素直に喜べる。

 電話を終えて、シリを撫でてからいざ出陣。
これは実は開場後の写真
 神社の前は既に行列になっている。有明イベントの報告などを聞きながら待っているといよいよ0時になった。

 あけましておめでとうございます。

 神社に参拝、初穂のお守りを貰い、開運おみくじを引き、お神酒を飲み、開運鍋を食べ、おしるこを「イッパイ!イッパイ!」とNOVAうさぎのようにおばあさんにねだって山盛りで食べる。おかげでイッパイタベレル。
炊き出し大盤振る舞い
 去年からはじめたこの初詣、小さい神社なのに催しはどこにも負けない。わずかな賽銭とおみくじ代の100円だけでこんなに施しを受けるのはなんか申し訳ないくらいだが、それだけ地域に密着している神社ということなのだろう。ありがたく頂戴いたします。

 なおさきほど引いたおみくじは「天然石おみくじ」だった。おみくじの他に中には石が入っている。私の石は水晶だった。開運招福・吉兆招来のご利益があるらしい。
 おみくじは「吉」だったが、そこに書かれている内容はそれ以上のものだった。

「ようやく冬が去って春の暖かさと明るさが出てくる運気です。これから徐々に明るい展望が開けてくるでしょう。」

 職場も心機一転したことだし、文字通り逆襲に転じる年にしたいもの。今年も皆さんよろしくお願いします。
(なお、2004年の個人的映画ベスト5はプロフィールのところに記載しました)

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