時間ができると映画に費やしている5月下旬の毎日。

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5/21
 HDDレコーダーで録画した『ザ・グリード』をプロジェクターで観る。
 これまで何度もテレビで観ようとするのだが、点けるとラストシーンになっている。おかげでラストシーンはすっかり覚えてしまったため、この映画の見所のひとつである「誰が生き残るのか?」というところを先に知ってしまっているのは残念ではあるが、想像通りにそこそこ楽しめた。
 この手のモンスター映画の基本を丁寧に押さえておきながら、最初の犠牲者が意外な人物だったり、レクター博士のところの所長が大活躍したりするところが個人的な見どころであったが、その後の『ハムナプトラ』もそうだったのだが、オーソドックス過ぎてちょっと物足りないんだよね。監督の意図だろうからしょうがないけど。(☆☆☆)

 夜は先日ネットで半額購入した『皇帝ペンギン』
 ファーストシーンの南極の風景に少しがっかり。最近ハイビジョン映像に慣れているためか、この程度の画質では心が揺れ動かない。でも『WATARIDORI』もそうだったが、もう少し画質にこだわっても良かったのではないかというくらい結構乱暴な画質。劇場ならきれいだったんだろうなあ。
 フランス人らしい"濃い"演出過多なナレーションは普通なら閉口するところだが、映像があまりにもよく撮れているのでそれに圧倒され続けるためそれほど気にならない。最後まで「すげーすげー」と言っているうちに映画が終わる。凄いよ、コウテイペンギンとこれを撮影し続けたフランス人。こういうものは素直に感心するに限る。(☆☆☆)

 そのまま勢いで『世界遺産』の水中特集(総集編3)を観たら、やはりハイビジョン万歳な素晴らしい画質で最高でした。

5/22
 急遽ホリイさんと品川のファミレスで打ち合わせ。閉店時刻までドリンクバーに通いまくりでコーヒー飲みまくり。ホリイさんはトイレ行きまくり。新陳代謝の良い方だと感心していたらそうではないようで、帰宅したら熱が38度だったとか。誠に申し訳ない。
 一方私はずっと違和感を感じていた喉の痛みが治まった。まさか人にうつしたのか?

5/23
 HDDレコーダーを新調して表示させた番組表で気が付いて、フジの深夜にやっている『スタートレック:DS9』を観るようになった(最近はこれと『名探偵モンク3』が毎週の楽しみ)。
 以前スターチャンネルでやっていたものをこつこつ毎週ビデオに録画してくれた"こーじん"がこの世を去ってからもう何年も経った。
 気が付けば当初はもう何十話も差のついていた地上波放送がこつこつ放送し続けた結果、私の観てないところまで追いついていたのだ。もう10話分くらい早く気が付くべきだった。
 久々に観てもやはり面白い。『ヴォイジャー』は第1シーズンしか観てないし、もちろん『エンタープライズ』は全く観ていない。ワーナーや『24』や『バフィー』みたいに思いっきり安くなってくれないものか。

5/24
 今月は明らかに残業時間が少ないので来月のお給金がちょっと心配。でも精神的には断然良いんだよなあ。

5/25・セプテントリオン
 ハイコンProのZガンダム3号機(グリーンダイバーズVer.)を買ってくるように会社の先輩に頼まれて朝からヨドバシへと向かったが、昨日の嵐で入荷が遅れているとのことで購入失敗。代わりにマリオ……は買わずに『ポセイドン・アドベンチャー』のDVDを購入し、帰宅後早速観る。
 多分ちゃんと観るのは20年ぶりくらいなのだが、ほぼ全編を詳細に覚えていて、しかも興奮するほど面白い。CGに見慣れた目にはセット撮影のほうが新鮮で迫力の点で勝っているようだ。つまり現代のCGでもやっぱり何となくの違和感があるんだろう。
 ジーン・ハックマンとアーネスト・ボーグナインは他の映画でも散々観ているが、この映画が一番好きかもしれない。
 そして映画を観ながら私の頭の中で思い出すのはSFCの『セプテントリオン』のことだ。記憶はこんがらがることは無いのだが、ゲームで味わった体験は実体験としてかなり記憶に刻み込まれていて、映画のエピソードの1つ1つが「自分のときはこうだった」みたいに苦労を思い出すというデジャビュ。改めてあの映画の『ポセイドン・アドベンチャー』の上質なゲーム化を再認識した(パクリだけど)。(☆☆☆☆☆)

5/26
 5/12に見つけた通販サイト、YesAsia.comで注文したDVD『トム・ヤム・クン!』(香港版)と『戦慄の絆』(韓国版)は5/18に発送メールが来たのだが、到着したのは今日(ただし一応ほぼ予定通り)。プチプチで何重にも巻かれた乱暴な紙封筒がまるで海外の友人から送られたみたいでちょっと面白い。
 『トム・ヤム・クン!』はリージョン3だった。久々にマランツのリージョンフリープレイヤーを起動。画質も音質もすこぶる良くて満足。チェックのつもりで観たアクションシーンが止められなくなり見所を一通り観終えた後、今度は「象を観よう」と最初か暫く観直す。私にしては珍しく観直したくなる映画だ。

5/27
 明日父に渡す前にと『津軽じょんがら節』を観る。
 東北の寂れた漁村の荒々しい波は、住んだこともないのに自分の子供の時の心象風景のように見えて戦慄する。
 自分の子供の頃はまだ日本にはこういう風景、こういう場所、こういう人間たちがいて、30年経った今はもう無くなっているだろうことを非常に残念に思う。(☆☆☆)

 今の自分の歳よりも若い時の父の姿が収められている貴重な映画であったりもするのだが、父は私よりもずっと年上に見えた。丁度この時代に「ジャックの豆の木」や「ホワイト」で楽しい日々を送っていたのかと思うと羨ましくてしょうがない。

5/28・実家の荷物
 いつものように実家で資料(荷物)漁り。
 先日までガラクタだったものが仕事が変わると宝物になることを最近富に実感。

 部屋の隅に突っ込んであったポスターを広げてみたら、『新13日の金曜日』とか趣味の悪いのに混じって面白いものを発見する。
常識が危ない
 『たけしの挑戦状』のB全ポスターだ。背景に詰まれた基板が心ときめくねえ。後当たり前だけどたけし若い。
 これをきっかけに、せっかくなのでついでにいろいろ部屋のアイテムの一部を写真に収めておくことにする。後で見ると面白いに違いない。
右サイド
 左上からメガCD1、トミーのスクランブル、白サターン、上はPS1のエアロスミス音ゲー『クエスト・フォー・フェイム』、左下行って、名機スーパーギャラクシアン、初代ビーマニ、PAL版メガドライブ2型ファミコン、アスキースティックIIターボ(メガドラ用改造済み)。
左サイド
 左上からファミコン用ホリトラックボール、えび天の銀監督の賞品で貰ったスーパーインポーズ用タイトラー、ゴジラのおもちゃに隠れている3DOリアル1、左下行ってサターン版さくら大戦、VF-1Jの箱の中はデジコムベーダー、PS1、下にはサターン版ときメモ、ネオジオ、四角ボタンの旧ファミコン。
左下あたり
 ファイティングスティックが4つ。右が初代ファミコン、サターン用、ネオジオ用、SFC、MD、PCエンジン兼用。こんなにファイティングしてどうしたんだろう私。
 あと下はファミリーベーシックと32Xと3DOファイティング(またかよ)パッド。
今となってはレア
 どれもメガドライブのファイティングパッド6Bに見えるものの実は全部違う。上のと真ん中のはサターン、下のは3DO用。
アルカディア
 バンダイがファミコンに対抗して売っていたゲーム機「アルカディア」のソフト群。ガンダムとかマクロスとか実は今なら結構高値で買ってもらえるのかもしれん。
ホッピーバグ
 中でもお気に入りはアルカディアユーザーにとってはCMでも有名なキラーソフト『ホッピーバグ』
 セガの『ジャンプバグ』のデッドコピーのくせして右下には「LICENCED ARCADE GAME」とか堂々と書いてある。でもってよく見ると「MADE IN HONGKONG」って書いてある。もちろん返還前。今ならどうしてこうなってしまったのかよくわかる。ちなみに他にもインベーダーもどきとジャングラーもどきとディフェンダーもどきを買ったがどれにもオフィシャルの(C)は入ってない。
スーパーパックモンスター
 最後に電子ゲームで一番のお気に入りだった学研の『スーパーパックモンスター』
 前作の『パックモンスター』ですら当時のトミー『パックマン』やバンダイの『パックリモンスター』と比べても非常によく出来た移植度だったのだが、これはもう特別。ツインレバーなのは2人同時プレイが可能なため。ゲームギアの『パックマン』の出るずっと前のことである。
 でも今遊ぶと夢が壊れそうなのでやらない。

 いろいろ荷物を持ち帰って川崎へ戻る。

 夜はルリヲ君に借りた『ラスト・キングス』観る。
 劇場公開は本当にされたのか怪しいクリストファー・ウォーケン主演の密室劇なのだが、貸した本人自身が「どうせつまんないと思って買ったら意外と面白かった」という通り、無名映画とは思えないほど楽しめた。
 ジョン・バダムの冴えない映画『ニック・オブ・タイム』あたりからギャングボスが板に付いてきたウォーケンが(本当にそうだったか不明)、流石の貫禄で映画全体を引っ張る。登場人物を演じる役者も久々に観る奴か無名かなのだが、これがそれなりによいバランスになっている。
 久々に観る、犯人探し映画だったのでワクワクできた。ちなみに犯人は大体目星はついていたが、オチへの持って行き方やテンポも悪くない。(☆☆☆☆)

 こういう映画見つけると非常に得した気分になるよね。サンクス>ルリちゃん

5/29・進展
 2ヶ月程度で終わらせるはずが気が付けば半年以上掛かってる長期プロジェクト「八方塞1」(仮名)がやっとお上の許可が出てゴール。久々にほっとする。
 別のプロジェクト「俺の話を聞け」(仮名)も半月遅れで中間ポイントを過ぎ、なんだか仕事が回っている実感がわいてきたよ。明日はほぼ一日仕事になんないみたいだけど。

5/30
 取引先をホテル接待するイベントの手伝い。
 特に大きな役目でもないのに半日拘束、スーツでうろうろ。普段全く履き慣れない革靴で生活すると足が疲れることもやっとわかってきたので程よく休むことを怠らないように。
 かつてパダワンをやらせていただいたりえ姐さんやG藤君が現われたので世間話など。古巣の皆さんも大変そうである。
 残りもののホテル飯にありついて、風味のあるインスタントじゃないコーヒーなどを何杯か飲んだらすっかり元気が出たのでそのまま会社に戻って残業コース。

5/31
 電話での聞き込みとかビデオ撮りとか工作とか。細かいのがいっぱい。
 せっかく仕事も順調だし明日は映画の日のために休むことにしていたのだが土壇場で飛び込みの仕事が入りました。私が強引にお願いしていた件なので動かし難い。
 有給休暇を使うというのはサラリーマンにとって非常に難しいテクニックだ。使わないでぼやくのは簡単なことだからこそ、これをきちんと使える人というのが一番「できる」サラリーマンなんじゃないかと常々思います。
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