仕事に精を出しつつ散財も欠かさない、つまりいつも通りの日々。

2007年1月上旬の日記2007年1月下旬の日記日記メニュー

1/11
 年に一度背景色替えるのすっかり忘れてたので今更替えてみました。ちょっと心軽やかなので明るい色になりつつあります。

 今日も今日とて来週の国際会議用の資料とか今月の京都議定書作成とか(なんかこの隠語、今適当に考えたんだけどなんかカッコいいな。今度から実際にもこう読んでみよう)、PCでちくちくしたお仕事。あとホリイさんの捕まらないっぷりに電話の前でキレたりとか。「もっと怒っていいですよ!」とか隣りの席の人にけしかけられたりとか。

 昨年末についに映画だけで100時間越えしてしまった2台目のHDDレコーダーの中身消化を正月休みも必死に続けてきたが今日はお休み。久々にメッセンジャー起動したらメールが貯まっていました。ゆっきさんごめんなさい。
 最近メッセンジャーを使う友人たちと疎遠になったので起動しなくなりがちのMSNメッセンジャーだが、仕事に使うのだけはやめておこう。絶対張り付いて他の仕事が手に付かない。

1/12・健康管理
 寝る3時間前までに食事を済ませておくのだそうだ。「だから夕食は21時までに」なんて話がよく健康管理のためのパンフレットなんかに書かれている。
 このところ健康診断で赤点の私だが、最近はなるべくこの言いつけを守るようにしている。今日も帰宅したのが0時半、それから夕飯を作って食べ終えたら1時半になったので、ちゃんと3時間起きて、こうして日記を書いている間にやっと4時半になった。頭が朦朧としてきたけどやっとこれで寝られるよ。
 それでは皆さんおやすみなさい。休み明けでイベント明けだった今週はとにかくバテた……。

1/13・マジスパ
 ゆっきさん主催でいつものメンバーでの新年お食事会。場所は渋谷道玄坂の上にある和田丸というお魚のお店。久々に道玄坂を登り切った。『ゴースト・オブ・マーズ』を観に来て以来だ。
 お店で父猫夫妻からお年賀のプレゼントをいただく。炭酸の日本酒と、
ギク
 NOVAうさぎのカードセット。近所の100均で売っていたのを確保してくれたらしい。懐かしい。
 実際はゆっきさんに美味しいお店を紹介してもらうためのいつもどおりの飲み会なのだが、新年会らしく年始の豊富みたいなコメントも。おしりさんの「今年はそろそろ仕事をしようかと思いはじめた」という言葉に「これまで思ってもいなかったのかよ!」と表向きツッコミをしつつ、内心は皆おしりさんにはずっとこのまま旅を続けていて欲しいという気持ちも持っている。正直旅行記とかで食えそうな気もする。
 和田丸の食事は魚が美味しく、酒が美味く、あと値段が手ごろ。がつがつと食べるようなメニューはそれほど無いが落ち着く。
 でもこのボリュームで満足できたのはぷみさんだけで、ゆっきさんは1時間も過ぎると次の河岸の事を呟き始めた。
「次に行く店はうどんかな、カレーかな。そういえばもう1年も讃岐うどんを食べに行ってない。決めた。今度の春にうどんを食べに(四国へ)行くぞ!」
 既に次の旅行の予定にまで話題が行きつつある。
 なんでもゆっきさんの結論としては「うどんは讃岐」、「ジンギスカンは全く叶わないが、スープカレーは北海道行かなくてもマジックスパイスが向こうの上位レベルの味が楽しめるとのこと。
 なるほど、スープカレーは北海道に行かなくてもいいのか。
 そしてゆっきさんは言った。「そうだ! これから下北のマジスパ行かない? ここからなら神泉すぐだし」
 時刻は21時だった。

 気が付くと我々は神泉の駅にいた。
宮崎駿が描きそうなトンネル
 そしてもの凄い勢いでスズナリの前を過ぎ、マジスパへ。はじめて来た! 20分待ちだったのでそれまで売店で時間つぶし。
 売っていたチャイナ服を皆で父猫さん家用に勧めたところ「次に買うのはセーラーマーキュリーの服にすると決まっているのです」とのこと。本当に仲良し夫婦です。
 一方おしりさんは「やだよさんがTシャツ売り場を素通りするなんて。きっと気に入ってくれると思ったのに」と残念そうだ。私は意図的に作ったおかしさはあまりヒットしないんですよと説明すると「全然わかりません」と言われる。全然違うんだけどなあー。

 スープカレーには物騒な辛さレベルがあるのだが、初心者の私には真ん中くらいの「涅槃」が良いという事でそれで。種類はビーフ。おもちをトッピングする。
 続いてゆっきさんが「天空・スープ大盛り・ご飯大盛り・あとトッピングはおもちと……、あとビールね。それから串カツも。無いの? じゃあ……」と、とても2軒目とは思えない注文をして皆を喜ばせる。
これがMSパワー
 これがゆっきさんのどんぶり。すべてがでかい。向かいに座ったぷみさんが「こんなに食べる人初めて見ました! とっても楽しいです!」と興奮気味。是非今度ゆっきさんの旅行に同行すると良いです。旅行の時はこれが普通だから。

 で、私のマジスパ初体験ですが、確かにとても美味しかった。辛くてご飯多めにしてスープを味わっていると、スープが干上がってくると現われる大量の具。まるでカリオストロの城のようじゃないか。
 結局具を少し残してしまいました。無念。

 ともかく前から行きたかったところへついに行けたのでとても満足です。

1/14
 自転車のブレーキが不調でワイヤーが切れそうなことに気付いたのでワイヤー交換のため昨日は近所の自転車屋へ持って行ったのだが……
 1軒目は「一般の自転車の修理は土日はやっていないんです」と言われる。おしりさんとかが乗る自転車のほうが専門らしい。一番近い店だがもう来ることはないだろう。
 2軒目は古くからある店みたいだったのだが、修理をお願いしようとしたら昼過ぎだというのに「今日はもういっぱいだから、後でまた来て」と追い出される。まだ買い物の遠出が残っていたので断念、で今日改めて行ったら「今日はもう終わりなんで、明日やっておくから置いていって」と言われる。月曜には取りに来れないのでやはり断念。以前の家の近所にはリサイクル自転車専門店が駅前にあり、修理も気安くやってくれたのだが、どうにも川崎というところはお高くとまってるよなあ。不便だ。

 帰宅後は映画鑑賞。先日テレビでやっていた劇場版『アップルシード』
 Xbox360のリアルタイム実機に既に負けているっぽいCGは公開当時から違和感バリバリだったが、10年経つとアニメ版『ゴルゴ13』のワイヤフレームのしょぼいヘリ戦闘シーンみたいに味わいになるかもしれない。
 ただ意外と良かった評判どおり、暫く観ていたら慣れてきた。適応性万歳。デュナンのパンチラとか、エロいシーンでも全くエロく見えないところとかが実に士郎正宗っぽいというかアップルシードっぽい感じもする。嬉しくないけど。
 読んだのは中学生くらいなので、もはや全く中身は忘れているがこんな話だったっけ? 今読むともう少し単純な話として楽しめるのかなあ。
 でも別に原作の話は好きじゃなかったので(ブリィとかは好き)、ヘンなアニメとして普通に楽しめたよ。(☆☆☆)
 その後、夜にはWOWOWで以前やった『太陽の黙示録』(前編)を観る。
 どんな話か全く知らなかったが、『日本沈没』だったのね! そりゃアニメ化は映えるわ。かわぐちかいじは『沈黙の艦隊』は『レッド・オクトーバーを追え!』、『ジパング』は『ファイナルカウントダウン』と、誰にでもすぐにわかる元ネタ映画があるのだが、それでも私が好きなのは、映画で描かれたレベルの話が終わってから、その後さらにドラマが続いていくからだ。ある意味ディックと『トータルリコール』みたいな感じ? しかもこの続きのドラマが主軸になったりと、着想についてのパクリは全く許されるというかむしろ歓迎したいところ。
 今回のアニメ版だがテンポ良く話がぐんぐん進んでいくのでかなり楽しめたので、てっきり原作のダイジェストなのかと思ったら8spots曰くかなり忠実で、追加こそされていてもカットされているシーンはほとんどないのではないかとのこと。それはまた凄いね。絵のタッチもかなり原作っぽくて、これは結構良作アニメだったのかも。
 続きが気になるけどまた後日。(☆☆☆☆)

1/15
 いよいよ今週となった国際会議の予行練習を執行役員主催で行う。アドリブで対応したら「もっと楽しそうにやれ。あと千回読み込め」とか言われたので、もう少し準備しないと駄目っぽい。でも別の仕事でそのままこの件は放置。
 夜に帰宅。夕食後のお茶を8spotsとたしなんでいたら、ふと気が付くと私も8spotsも観ていなかった点けっぱなしのテレビをやしゃまが熱心に見ている。
 しかもその番組とは、時論公論「格差問題 浮上する対立軸」
 なんて聡明な猫なのかと感心してしまった。
 結局この番組を点けてから5分くらいの時間ずっと静止したまま画面を熱心に見つめておりました。
「格差社会はよくない」と思っているらしい 「内閣は口ばかり」だと思っているらしい

 格差社会に十分な感心を持っていることがわかったが、彼が一番気になるのは安倍内閣以上に赤いポインタみたい。

1/16・ドレミファ男の血が騒ぐ
 仕事で久々にプレミアを使う。以前から見よう見まねなので今回も全く捜査を忘れていたが、使っているうちに楽しくなってしまい、(数をこなさないといけないので)結構シンプルな繋ぎをする予定が、映画監督やっていたときの血が騒いでどんどん凝りだしてしまう。音は入れ直しとか、SE生かしたりとか、フェード使ったりとか。
 半日で終わらせるつもりのこの作業、気が付けば深夜まで及び、それでも無事一日で15本作れました。1本1分〜1分半程度のシンプルなものだけど、こういうのをたまにやるとストレス発散になるね。
(ちなみにこの映像は近日うちの会社のサイトで公開です。本当にシンプルなのであまり期待しないでね)

1/17
 国際会議初日。今日は出番無し。というか参加する暇無しで、昨日とは別のビデオ撮影とかやはり映像がらみの仕事。限りなく雑用。でもまあ映像作業は嫌いじゃないので今日も目が真っ赤。
 結局終電ギリギリまで続いて、今日の仕事も実にシンプルでした。

1/18
 数年ぶりにゲームソフトを予約した『世界樹の迷宮』、それから『ギアーズ・オブ・ウォー』を買ってから出社。午後には国際会議用プレゼンがあるので、午前中に自分の台本を作って昼に関係者にメールする。
 プレゼンの方は恐ろしいほど滞りなく終わり、「おお、なんかデキる社員を捏造できたかも」などとほくそ笑んでいたら、同時通訳やってくれた人から「月曜の打ち合わせにないことばっかり言うんですもの! なんとかやり過ごしたけど!」と頬を膨らませて怒られた。あれ、昼に台本を送ったはずでは……と思ったら午前からずっとやってる会議なのだ。昼にメールチェックする暇も無かったのは当たり前といえば当たり前。平身低頭。まだまだ全く未熟者の私。
 2日間の会議が終わって会社は少し安堵ムード。私も久々に30分早く会社を出たついでに、会社の最寄り駅のツタヤに寄ってみると、昨年末から探していた『ニア・ダーク 月夜の出来事』を発見! 9月に売られていたのをすっかり忘れていることに年末気が付いて調べてみたらネットショップは売り切れどころかプレミア付いていて、慌てて川崎、渋谷、品川、実家の近所など片っ端から探してやはり見つけられなかったDVDだったのだが、まさに灯台もと暗し。
 豊作ムードで帰宅して『世界樹の迷宮』特典CDを聴いているとゆっきさんに『GoW』に誘われたので早速昨年振りのLive接続。キャンペーンを2人でプレイ。ああ、ネットプレイは楽しいねえ。

1/19
 昨日から今日にかけていくつかの仕事に片が付くはずだったのだが、それどころかいろいろぶり返し狂乱の一日。ひとつはイギリスのポカで、こっちは時間の問題だしムカつくけど予備スケジュールの範囲なのでよかったけど、もうひとつはこのままでは握り潰せない問題へと進化。六本木の中の人は厳しすぎます。
 そんなこともあって今日は発注先の社長に電話しまくるが例によって全然繋がらないので今日も留守電に連絡を入れまくる。それを聞いた後ろ隣りの人が「やだよさんの電話、益々恐くなってる」とぼそっとコメント。その一方向かいの人からは「もっとキレた方がいいですよ!」とけしかけられてるけど。確かに今日はピキピキドカーンな感じで「俺たちの怒りは頂点に達した!」だったけど。

1/20
 8spotsの付き添いで今日も青山へ。途中仕事の電話をかけ続けながら、いよいよW-zero3みたいな仕事のメールチェックができる携帯が欲しくなってきた。今使っている携帯(PHS)、明らかに耐用年数をかなり過ぎているのか、猫又よろしく最近は自我を持ち始めて自動で勝手に着信する。ボタンも押していないのにこっちの音が相手に丸聞こえである。電話があるところでは恐くて陰口も叩けないではないか。

 夜は週末に買った『ニア・ダーク 月夜の出来事』を観る。
 実はこれがもう20年くらい前にもビデオ持ってたのに観ないまま過ごしていた曰くつきの映画だったが、こうしてやっとDVDで観ることができた。20年前に観なかったことを後悔する、「当時なら」もの凄く斬新な映画。恐らくその後の映画や小説や『ヘルシング』なんかの漫画にも影響を与えていると思われる、当時は斬新だった吸血鬼映画現代版(というと『ロスト・ボーイ』は当時に観ているんだけど、あれはあんまりピンと来なかったが、この映画とほぼ同時期の公開だったみたい)。
 キャメロンの奥さんだったこともある美人監督キャサリン・ビグローが、『ヒッチャー』の脚本家のエリック・レッドと共同脚本し、『エイリアン2』のビショップとバスケスとハドソンがヴァンパイアを演じるヘンテコ映画だ。ビル・パクストンがちょっとキチガイ風にガンマン用語を連発しているのだが、これがなんか『ダイ・ハード』のマクレーン刑事とちょっと被る(顔似てない?)。
 『裸の銃を持つ男』もかくやという掘削現場のエロシーンとかちょっと直球過ぎて恥ずかしい演出も結構あるんだけど、『ターミネーター』1、2を撮ったエイドリアン・パスダーの夜の絵がやはりもろ直前に撮った『ターミネーター』1作目そのままで、かなりかっこ良い。ああいう若々しさに溢れた低予算映画の面白さ、役者のノリノリな空気なんかは結構伝わってきて、つくづくなぜリアルタイムに見なかったのか悔やまれる。今観てもちょっと、ってところが多いんだよねえ。(☆☆☆)
 なお30分以上に渡る撮り下ろしスタッフインタビューが結構(下手すると本編以上に)面白い。キャサリン・ビグローが今でも奇麗だったとか(『ハートブルー』とか撮る映画は私は嫌いなんだけど)、ヴァンパイア役の宇宙海兵隊3人は『エイリアン2』からそのまま引き抜いて物議を醸したとか(この頃キャメロンとはまだ付き合って無かったようなので、この件が縁で結婚したのか?)、ランス・ヘンリクセンの危険な役づくりっぷりと、彼らスタッフのこの映画への思い入れの強さ、そしてヒロイン役の(ルリヲ君も大好きな)ジェニー・ライトが現在引退して行方不明だとか、いろいろ気になるところも多い。スタッフがみんなで映画の前日譚になる(まるで『トレマーズ3』を思わせる)続編を作りたがっているところとかも素晴らしい。名画だけでなく、こういうカルト中のカルトみたいな映画に、思い入れたっぷりの特典を付けてくれるDVD(本国では4年位前に作られたみたいだけど)は大歓迎だ。

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