嵐の前のなんとやら。3月上旬の日記

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3/1
 月曜に出たしみっちょさんの新刊を買いに、いつもより2時間も早く会社を出て閉店間際の「地域最大規模」な本屋に駆け込んだのだが見つけられず。実は一昨日はたちばな書店に行ったのに見つけられなかったのだ。成年マークの入ってないエロマンガってどこを探せばいいの!?
 結局かわりに読んでる連載漫画の続巻やお気に入り作家の新刊を何冊か買ってしまったけど。「まんがの森」が渋谷から撤退してあの小冊子を読めなくなってからすっかり新刊の発売日に疎くなった。まあ逆に言うとその程度の執着。

 後になって、映画の日なんだからレイトショーにでも入れば良かったともちょっと思った。全然気付かなかった。

3/2
 元々2ヶ月ペースだったものが今となっては乱れに乱れて、結局今回は5ヶ月もスパンが開いてしまった例のやつのサンプルが届いた。感慨よりも既に部分的には懐かしさすら覚えて、珍しく自宅に帰ってから即開封。客観的に楽しんだ。これはいいものだ。

3/3
 マンション2年目チェックで早起き。床の一部が軋むのを言ったら修理してくれるという。ドリルで1mmの穴を開けてそこから接着剤を流し込むという技。
作業開始
 これでは全く穴が見えませんね。もっと近寄ってみましょう。
作業中
 これが作業中の様子。最後に穴を埋めたらもうどこに穴があったのか全く不明。
 この技ができるのは日本でただ一人なのだそうだ。プロジェクターに興味津々だった、私より年下の代表取締役、カコイイ!
 午後から8spotsの付き添いでいつものように青山行って帰ってきてビデオ消化。毎週楽しみなメビウスだけどセブンの回はいまいちかなあ。後アニメの『のだめ』が楽しい。あとしみっちょさんの新刊も買えた。カバー裏がmixiの生き方そのまんまでワラタ。

3/4・『ディパーテッド』
 チネチッタV4記念で1日1000円均一だそうだが、観たかったアカデミー受賞映画『ディパーテッド』は一番小さい小屋で朝1回しかやらない。なんだかなあ。
 しょうがないのでちょっと離れたラゾーナの109シネマズへ行く。ぎりぎりで入ると受付嬢は「座席が残り少ないんで少々観辛いですが……」と言いかけたが、私のポイントカードを観ると「あ、エグゼクティブシートご利用ですか?」と良い席を確保してくれた。109シネマズは館の中央にリクライニング付き、シートが通常の2倍の大きさの席を2500円で用意しているのだが、カードがあると通常料金で利用できるのだ。万歳。
 『アビエイター』以来のスコセッシ映画だったが、本作は上映時間もそこそこ長いのに非常にテンポがよく、絞りに絞った最低限の説明で大勢の登場人物を裁いていく脚本と演出は、確かにアカデミー受賞に値するもの。見応えも十分。相変わらず登場するシーンですべてをかっさらうニコルソンのインパクトに気負いもなくなったか、ディカプリオも背伸びした感じのないナチュラルな好演を見せていた。正直これならディカプリオが主演採っても納得してたかもしれん。
 クライマックスのひねりとかいろいろ救いの無いところとか含めて、インパクトもなかなかあって、なんだ、結構良いですよ、これ。(☆☆☆☆☆)

 夕食は近所にできた沖縄料理屋「ちゅらり」へ。料理はどれもなかなか美味かったが、食材はともかく味付けはあまり沖縄ぽくなかったような気がする。
  帰宅後、先日流し観したアカデミー賞の録画のやつをプロジェクターで観直し。ついでになぜかXbox(旧)で『アウトラン2006 CtoC』とか『MystIV』とかいじってみたり。

3/5・ゲットだぜ
 暴風吹きすさぶ中、今日は下北沢へ。マジスパに行きたい衝動に駆られながら地図を頼りに目的地へ着くと、それはスズナリの近くの、この前みんなで歩いた通りだった。
 で、そこで会ったのは先日皆で「ジーク・ジオン」したときの成田亨な人だ。ひと月前にサインねだった人とのリベンジだ。まさに飲みコミュニケーションってやつだ。種に大いに感謝したいところ。
 1ファンなモードになりそうになるのをぐっと堪えてお仕事。ときメモで言うところの「バッチリ好印象」な予感でセンターを後にする。
 高揚した気分のままついふらりとディスクユニオンに入って『フットルース』のサントラを400円、『スパイダーマン』のサントラを300円で衝動買い。
 陽が暮れてから暴風雨になったようだが、私が買える頃には雨は上がっていた。なかなかじゃないか。
 帰宅後早速CDを聴いてみたが、特に『フットルース』があまりにも懐かし過ぎて感動。そういえばこの映画、結局一度も観たことがない。ちなみに私は『スクールウォーズ』も見ていない。

3/6
 ここ半年以上大変お世話になった押上の人のところへ。
 取締役に会いに行くはずが、あれよあれよと他の人まで引っ張り出して気がつけば限りなくオールスターキャストに。
 O空さんは限りなく見た目通りの方で、すっかりファンになりました。
 ライトな会話をするはずが、どこまでも濃い話をして帰ってきてしまったので、ここで蓄えたネタはどこで使おうか今ちょっと悩み中。

3/7・ありがとうドリームキャスト
 といってもドリームキャスト(以下DC)最後の新作『カラス』の話題ではありません。

 DCは本体をインターネットに繋ぐ際に登録に無料のメールアドレスを貰えたのですが、その「XXXX@athena.dricas.com」というメールアドレスが、利用期間8年3ヶ月目にしてついに"有料化"されるとの連絡が(現在このメアドを管理している)isaoからありました。
 私はこのメアドは既にほとんど使っていなかったのでそのまま支払い登録をしなかったところ、今週ついにエラーが出て繋がらなくなっていました。臨終です。

 そのメアドが登録されていた本体ももう2年以上灯が点っておりませんが、当時PCを持っていなかった私が「ドリマガ」の記事を見ながらジオシティーズで必死に作ったこのHPは、奇しくもDC最後のソフトの発売日と同じ日に8周年を迎えることになります。コピペ機能もなかったDCで打った大文字小文字がぐちゃぐちゃのhtmlは今でもそのままPCでコピペして利用してます。

 私はきっとこれからもDCのことは忘れません。
 ありがとうドリームキャスト。

 ……ってなんで私は丁寧語で書いているんだろうw 書いてたら感慨深くなったのでmixiと両方に載せちゃえ。

3/8・8周年とか
 というわけで本日ついにこのサイトも8周年を迎えました! 凄い!
 でもこの1年、ほとんど更新されていません。具体的には12回だけ。月イチどころか3ヶ月更新してないときもあったし、今もそうだし。
 この日記にしたって週にまとめて書いたりしていることも多くなってきたしなあ、などと土曜のお昼に木曜の日記を書いているわけですが、今改めてサイトのトップを見たら何とカウンタが20万越えていた! 凄い!
 開設当初のURLから来るとカウンタ回らないとか、そもそも直リンク中心で利用されているのであまり関係ないとかあるとは思いますが、これは一応個人的には非常に嬉しいことです。あれ、でもこのコメントは土曜の話題だから木曜のこの日記に書くのは不適当なんじゃないのか?
 まあその辺は大目に見ることにして、とにかくよくもまあここまで長く続けてこれたなあと思います。こうして日記でもたまに書くけど、2004年の師走にゆっきさんらと飲んだ時に公言した、このサイトを同人誌化したいという野望は今でも捨てていないので、老後の楽しみになるかもしれないが希望は残しておこう。

3/9
 「自転車操業」とか「無間地獄」とか自嘲気味に語りながらやっている今のメインプロジェクトもやっと安定してきたかと思っていたが、むしろそのどたばたぶりに拍車がかかってきて、スタッフの多くが(ぶつぶつ言いながらも)それが普通と思えてきている気配。こういう日記がまた自嘲気味。
 今日は3つ分問屋へ送って、1本CM撮影&編集。終わってるのか始まっているのかよくわかりませんが、儲かっていることは確かのようなのでそれは心の安定にはなる。

3/10・『ハッピーフィート』
 先行で『ハッピーフィート』を上映するというので8spotsと共に久々にチネチッタへ。このところ109シネマズや東宝シネマズのエグゼクティブシート利用が多かったのでチネに戻ったら座り心地が悪かったりして、とか思ったけどそれはなかった。

 ハリウッド製アニメの何に抵抗感があるかというとあのカートゥーンなディフォルメが基本的に受け付けないのであるのだが、本作はかなり実写イメージを残していてその抵抗感が全く無く楽しめる。そもそもパンダもそうなんだけどあの皇帝ペンギンのデザインそのものがとても自然に作られたものとは思えないほどディフォルメされていて滑稽なのであれをいじる必要がないわけだ。
 もちろんその中身は荒唐無稽なアニメそのもののドラマなのだが、キャラクターのリアルなデザインと本物をテクスチャしたとしか思えないほどリアルな南極の風景が妙な存在感を出しており、実写の人間が演じたSF映画よりも生々しい感覚で入ってくる。
 それでもってペンギンたちの野生の習性を受け入れながらも世間じみている会話やドラマは『じゃりン子チエ』のネコ話(つまり『どらン猫小鉄』)を読んでいるときのような生々しさを感じた。
 物語も後半から思わぬ展開となり、この辺は恐らく厳重な報道規制をしていたのだろうなあと思って、映画館で初めて知るストーリーに嬉しくなりつつも「我々がやりたいのは前半部分で、このオチのファンタジー部分ではありません」と言わんばかりのラストのショートカットぶりも含めて何の不満も無い傑作。リアルなペンギンだけが好きな人にも是非観てもらいたい映画。(☆☆☆☆☆)
 ちなみに私が観た回は21時半開始の23時終了の子供お断りの時間だったにも関わらず、スタッフロール中に出て行く観客はいなかった。
 最後のステージ(擬似的な感覚も素晴らしい)を見入っていたってことなんだろうけど、観客がこの映画を満足している証拠なんじゃないかと思いたい。

 その後デニーズで夜食の後、深夜1時くらいに自宅のマンションへ戻ってきたのだが、玄関の門を開けたところで、私の生活を一変させるような驚くべき事件が待っていたのであった。

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