公私共に死ぬほど忙しいのと歳のせいか疲れが抜けないけど何となくそれにも慣れてきた4月中旬の日記。

2007年4月上旬の日記2007年4月下旬の日記日記メニュー

4/11
 トイレで上司に偶然出くわしたので頼まれていた仕事の近況報告を一言伝えると「なんだ優秀じゃないか」とのお褒めのお言葉。でも直後に「これが給料に反映しないのが難しいところだけどな」と落とすところも忘れていない。
 冗談まじりで「チーム内で唯一ペーペーなんですから少しは気にしてくださいよ」と返したら「あれ? そうなのか?」と驚かれた。上司にまで役職を覚えられていない私。住宅ローンはまだ20年以上残ってます。

 家事に精を出す8spotsを横目に今日も録画しておいた番組を適当に観てみる。1つ目は「美少女戦麗舞パンシャーヌ〜奥様はスーパーヒロイン〜」。かつてかつてスーパーヒロインだった主婦が再び能力を手に入れるという、もはやパロディなんてやってられない感じの設定の特撮ヒーローものだが、あまりに凄い品質に冒頭10分も持たずに消す。役者の質も予算もAVクラス(ってAVには詳しくないけど)。これを普通に地上波(しかもMXとかじゃなくてテレ東)でやっているんだからなあ……。
 続く「大江戸ロケット」も第2話だったけど、かなり実験アニメ。こっちはもしかしたら面白くなるかも。特にゲストデザインとはいえ「みなもと太郎」の絵をアニメにしているのはなんか凄いインパクトだ。初めてなのに昭和風味。

 適当に観ていてこんなんなんだから、アニメファンを自負する人たちは毎週いくら時間があっても足りないのではないでしょうか。

4/12
 当たり前のことなんだけど高いお金を払った分はそれだけアフターサービスも良いものが受けられるということだ。今日はそんな当たり前のことを実感してしまった。全部自分ひとりでやらなければならないと思っていたのに、何だかとても嬉しいよ。

 今週ラスト1本の映像を作り終えたらまた新たな難題がいくつか起きたりして本当に息つく暇もないとはこのことだ。残業時間減らす努力も空しく今日は終電。

4/13・九龍の眼
 今日は仕事を助けてくれた恩人の方々と、タイムマシンを使って九龍城へ行ってきた。
九龍城
 いや噂には聞いていたけど予想以上のところだった。
九龍城
 何この生活感。
 路上では美味しそうな料理?も売っていたけど店員がいなかったのと 衛生的にどうかと思うのでやめておきます。
露店
 この露店のすぐ近くにあったのが九龍城のUFOキャッチャー。
向こうでもUFOらしい。
 年期が入っているのはともかく汚れて煤けて中がよく見えないのはどうなのか。
 現地の人には高く感じるのか遊んでいる人は見かけなかった。

 さあここからが本番だ。
 さすが九龍城だけあって、置いてあるゲームもステキなゲームが満載だ。
セガ体感ゲーム
 左から『バーチャレーシング』、『ハングオン』、『スーパーハングオン』
 今では懐かしいセガの懐かしい体感ゲームが勢ぞろいだ。ハングオンが並んでいる姿はあまり見かけない光景だと思う。
 テーブルゲーム(という存在自体がもはやアレだけど)も凄いのばかり。
東大生
 『平安京エイリアン』『フロントライン』。なかなか良い味を出しているコンビだ。
ストライクゥ!
 続いて『ギャラガ』『チャンピオンベースボール』……と思ったら、違った。
ギャラッグ
 『ギャラガ』じゃない『ギャラッグ』だ。はじめて見た。
 ちなみにこの隣りにあった『ギャプラス』はちゃんとナムコ製でした。『ダーウィン4078』とか『Bウイング』とかもあったけどとりあえずスルー。
 何しろこっちのほうが凄いんだもの。
三連星?
 左の奥から『ラッドモビール』、『スペースハリアー』、『アウトラン』。全部ちゃんと動いたよ。メンテナンスもばっちり。
 ちゃんと日本人観光客?向けに「ギアガチャはご遠慮下さい」って書いてあります。
 んでもってこっちは
ボディソニック
 『ポールポジション2』、『ダライアス(EX Ver.)』、『ストリートファイター(1)』
 往年の名メーカーたちの名作筐体。『ダライアス』は先に現地の人が遊んでおり、気が付いたらエンディングまで行ってた。
 『スト1』は同行したZさん曰くボタンが固いのでオススメできないって。
新旧アフターバーナー
 そしてこっちにはクレイドルタイプながら『アフターバーナーII』が。

 さらにその奥に見えるのが久々のシリーズ超最新作である『アフターバーナークライマックス』の2台対戦バージョンが……ってあれ? 今西暦何年なんだ?

4/14・『ロッキー・ザ・ファイナル』
 東宝シネマズで『ロッキー・ザ・ファイナル』の1週間先行上映があることを聞きつけたので、ロッキー大好き人間のこまんだーさんを誘って観に行くことにする。
 その前にまずは『北斗の拳・ユリア伝』をツタヤで借りて観ようと思って早めに呼んでおいたのだが残念ながら全部レンタル中だったので諦めてWOWOWで録画しておいた『パニッシャー』を観る。実はこの映画は以前こまんだーさんと『千と千尋』だかを観に日比谷へ行ったときにハシゴしようという話もあったのだが、せっかくの宮崎アニメの後にマーベルはどうかと言うことになり止めたのだ。数年ぶりのリベンジとなった。
 まったく欠片も期待しないで観たらこれが結構面白かった。出演者も全くノーチェックだったら、敵役をジョン・トラボルタ、主人公の父親をロイ・シャイダーが演じており何だか得した気分だ。
 話もベタベタな割に結構見せ場も多く、シンプルな映画とは思えない2時間以上という尺も十分楽しんだ。クライマックスの大活劇ラストシーンは特に2人で爆笑。(☆☆☆☆)

 そして満を持して『ロッキー』へ。
 こちらも予想を全く裏切らない映画で非常に満足である。
 前作『ロッキー5・最後のドラマ』はテレビでのチェックだったが、映画としての出来は決して悪くないと思うのだが、いかんせんあのソ連で大活躍までしたロッキーが突然ああいう展開になるのはマニアックな楽しみ方としてはアリかもしれないが、シリーズのファンとしてのカタルシスが足りないとしか言いようが無い。
 その点を完全に理解している本作は、前半で描かれる老年ロッキーの生々しさのおかげでメルヘンさを増していく後半の試合展開もスムーズに楽しめるという、1作目のファンにも4作目のファンとっても満足度の高いドラマになっている。
 「最近の若い者はしつけがなっとらん」と一家言語ってみたりするところも、ロッキーと同じく歳を重ねたじじいの指示を集めていることだろう。
 スタローン、やはりロッキー書かせると輝くなあ。(☆☆☆☆)
 ウルトラマンの音楽並にわかりやすい、展開をなぞるおなじみのビル・コンティのBGMも、ほとんど全く同じスコアなのにわざわざ今回のために演奏し直していたりしているのが素敵なんだけど、発売中のサントラが実は既存シリーズの人気曲をまとめたベスト盤で、肝心の新録曲が入ってないのはどういうことなんだ。

 満足したところで、今日は猫を病院へ連れて行ったり買い物したりと八面六臂の活躍を見せた8spotsと合流し「がちまや」で夕食。何となくロッキーで高まった気分を維持してしまいこまんだーさんを呼び止めて、昨日顔を出した九龍城へ足を伸ばし、こまんだーさんと2人で『ダライアス』をプレイ。開始1秒で天井に自機をぶつけてミスるアクシデントもありながら、おぼろげな昔の記憶でステージを選択、でも私がやってたのはexバージョンじゃなくてノーマルだったため、無駄にLを避けたらKがきつくてカジキで全滅。でも久々のボディソニックを十分に堪能し大いに満足。続いて『スペハリ』をするも手連射が全然持たない。こまんだーさんも「こんなにシート動いてたっけなあ!」と興奮。

 さらに3人で久々のカラオケ。なぜか無駄に「ドラえもん」のファーストLPイメージソングが増えていてついつい全部入れる。山本正之の「うきうきタイムトラベル」とか30年ぶりに歌った気がする。

 で気が付けば朝の5時。

4/15・『ブラックブック』
 こまんだーさんの朝帰りを見送って、寝起きのほっちゃん(ひと月前に拾ってきた野良猫)をケージに放り込んで寝て、昼過ぎ起床。
 調子が悪いとぼやく8spotsを半ば無理矢理連れて、久々のバーホーベン『ブラックブック』を観る。
 2時間半の上映時間ずっとナチ。とにかくナチ。ナチ映画。
 オランダのレジスタンスと占領軍の戦いを中心にスパイとか色恋とかを地道に描く映画なのだが、これがなかなか飽きさせない。
 『シンドラーのリスト』ほどセンセーショナルでもなく『ヒトラー』ほど派手なドラマがあるわけでもなく『戦場のピアニスト』ほど泣かせるわけでもないのだが、ひとつひとつは地味なシーンの数々を重みのある演出で存在感あるものにしている。
 オランダ映画なだけに登場人物が全然知らない俳優なため、彼らがいつどうなるのかさっぱりわからないところも見もの。主演ぽいキャラが登場間もなく死んでしまったりする緊張感がたまらない。
 あと久々にバーホーベンらしさを感じる「生理的にイヤな感じのする、何でもないシーン」とか「悪趣味なシーン」も久々に体験。なんだか嬉しくなった。
 冗長なところもないわけではないが、時間分じっくり歴史を楽しめるし、推理映画としてもなかなか良質。結構おすすめ。(☆☆☆☆)

 夜、寝ようとしたらほっちゃんがまたベッドに小便たらした。買ったばかりの掛け布団が……。

4/16・ルリヲ君と猫
 いつも帰りに利用している電車に乗ろうとホームへ降りると、今は散り散りになった前の部署の友人たちが数人揃って集まっている。飲み会の帰りとかではなく偶然なのだという。みんな前あった部署にいたときと今も同じ仕事をしているのに部署はみんな別々になってしまった。不思議なものだ。
 そこへさらにルリヲ君までがやってきた。彼と会うのも久々だ。『山猫は眠らない』のDVDを借りっぱなしになっているので心苦しい。
 彼は私の顔を見て「例の猫は元気?」という。どうやら今もここの日記を読んでいる数少ない人のひとりであるようだ。
 「昨日俺の布団で小便たれた」と答えると、ルリヲ君は「実は俺、日記見てよっぽど飼ってあげようと言おうかと思ったんだけど、俺も一人暮らしだからさあ……」とカミングアウトしてくれた。
 慌てて「いや全然ひとりでも平気だよ! 部屋に出してあげていればいいんだよ!」と思い切り勧めてみるが、こんなことなら「小便たれた」とか言うんじゃなかったととても後悔する。
 でも本当にルリヲ君には改めて立候補してもらいたい。まずは今度遊びに来てくれ。8spotsも「ルリヲさんなら安心してまかせられるわ! トイレの躾はそれまでにしておくから!」と嬉しそうです。
 スナッフムービーと惨殺ゲームが大好きなルリヲ君だけど、彼の心が清らかなのは私がよく知ってます。クローネンバーグの映画が好きな人に悪い人は、いやいるか。
 ちなみにルリヲ君は「『トゥモローワールド』観たよ! 例のジュリアン・ムーアの車のシーンから戦闘シーンまでずっと寝てた」ととんでもないことを言っていた。それは体調が悪いだけです。再チャレンジしてください。

4/17
 新宿厚生年金会館の先にあるゴルフのお城へ。「I have to push the pram a lot〜♪」 Knights of the Round Table、じゃないテーブルを囲んでうちの会社の昔と今の話を1時間強。また外出している間だけ雨が降っていた。

 いよいよ仕事が回らなくなって参りました。

4/18・ボルテッカー
 下北沢の聖地へ巡礼、というか取材みたいなもの。
 大先輩からメチャクチャ親近感を覚えるお話を伺って、心ときめいて、その上お土産に自主制作したというTシャツまで貰って(でもMサイズなのできっと着られない)、大いに満足して帰る。
 一緒に来てもらった後輩と、せっかく下北沢まで来たのだからとマジスパまで足を伸ばすが、定休日だった。火曜と水曜は両方ともお休みなのだそうで、大いにがっかりする。
 そしてもちろん今日も一日雨が降っていた。

 会社に戻れば1時間くらいは仕事できるのだが、こういうときは直帰したほうがいい。そう品川駅で決めて21時前の東海道線に乗ったらこれがもの凄い混雑ぶり。
 もみくちゃにされながら1駅で電車を降りて、いつものようにカバンからiPodを取り出すと、エラーが出て再生されない。
 日用品の買い物をしてから帰宅して、早速iPodの本体をフォーマットしようとするが、いろいろな方法を使っても復帰できず。満員電車が悪かったのか壊れてしまったようだ。
 結局早く帰ってきてもその調査で休み時間はチャラに。しかも調べると修理代金は6800円とのこと(シャッフルなので)。それなら買い換えたほうが良い気が……。

4/19
 わんこそばに挑戦したことはないんだけど、今仕事がそんな感じ。
 今週末まであと1日というのに次から次へと締め切りが来るわ来るわ。とりあえず今日はここまで! と思って飛び出したけど家で風呂入って一息ついていたら脳にも血行が回ってきたらしく、大事なメモを書き記した書類をシュレッダーにかけてしまったことを思い出した。

 昨日の充実した会話を文字に書き記す。想像で補完したけど、ほとんど合ってる気がする。

4/20・走れババンと
 金曜の夜だからか振り向くとフロアに私一人だった。日が変わり、タイムカードを切って、部屋の電気を消して、点けっぱなしのOA機器やパソコンを消灯してたら、終電を目指して駅まで猛ダッシュになった。もちろん『時効警察』の時間には間に合わない。
 帰宅後呆けて観たのはアニメばかり。I坂さんのススメが無ければ存在も忘れていた『鋼鉄神ジーグ』が思いの外面白い。第3話は回想シーン?で昔のジーグが初登場。スパロボはサターンで卒業してしまった私としてはパーンサロイドに感動。アニメの物語がどんなんだったか(主題歌で得られる情報以外は)全く思い出せないが、タカラのおもちゃはビッグシューター含め全部買っていたので武器と技はほとんど思い出せるよ。
 それにしても前作のオチとか博士とか全く記憶が無いんで今wiki読んでみたら、原作者によるコミカライズ版の方の続きということだったのか! そんなもの読んでないよ。どおりで納得。
 あとは『のだめ』と『おお振り』と……なんか結構観るアニメが増えてきた。現実逃避には丁度良いな。

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