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枕元のケージからほっちゃんの泣く声がするので寝ぼけながら扉を開けておくと、次に眼が覚めたとき足元で寝ていた。私の姿を見ると逃げる猫なのだが同居して1ヵ月半、やっとここまで来たかとちょっと感動。 起きたらすぐに逃げ出したけど。 今日は8spotsがほっちゃんを病院へ連れて行ったのだが2度目の血液検査でもマイナス(陰性)だったとのことで少しほっとしていた。「少し」というのは普通は2度目の検査は2ヶ月後にやるものらしいのだ。今日の病院の先生は「いやもう大丈夫だから」と言って検査したみたいなのだが、8spotsは半月後に再検査をするのかどうかいろいろ悩んでいる。彼女にとって最も恐ろしいことはやしゃまに致命的な病気がうつることだからだ。 といいながらとりあえず徐々に猫同士を慣らしておくことも続けており、顔を合わせてもケンカしないかどうかをガラスごしに対面させて確認しているわけだ。 こんな感じで。 ![]() この写真を撮った昨夜がほぼ2回目くらいなんだけど、まるでパンダのペアリングだね。 ![]() |
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『ぼのぼの』読んだり2度寝したりして起きたのは15時。 体が重くてだるくてしょうがないが生活用品を買うため街をひと回りしてくる。iPod買い直しとかもしたいんだけど、とりあえず買うものだけ買って帰る。それ以外はほぼ録画したテレビ番組消化。そろそろアニメも減らそうか。 夜は何となくHD消化でWOWOW録画の『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』。 『インディジョーンズ』みたいな映画かと思ったら『ナショナルトレジャー』と『リビング・デイライツ』を足して割ったような地味なアクション映画。ヒーローがひとりじゃなくて、マシュー・マコノヒーとスティーヴ・ザーンのバディものになっているんだけど(日本の)DVDのパッケージからはザーンの姿はカットされている。 ペネロペ・クルスを観る映画の割にお色気シーンはエンディングまでお預けで、このまま何も無いんじゃないかと思ってハラハラした。(☆☆☆) |
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背中合わせの隣りの部署が解散になるという噂はもう1ヶ月も前から聞いていたのだが、今日はいよいよその話が正式に発表になるという日。 対岸の火事な私は、後輩に散々「さよなら」やら「遠くに行っても友達だよ」とか笑顔で脅して楽しんでいたのだが、その会社の組織の中心に据えた部署が無くなるという大幅な組織改変に伴い、私がいる部署も大幅な変更が行われることになるという説明も行われた。そしてその場にて、新たなチーム作りの説明の後、上司は社員の配属先を読み上げていったが、その上司の隣りに座っていた私の名前が一向に挙がらない。ははあ、またそうやって笑いを取ろうとするのですね、と思っていたら、最後に私の名前が読み上げられた部署は、今いる部署ではなかった。ほぼ私だけが今いる部署を抜けることになったのである。これまた寝耳に水。 移動する先は聞いたことの無い名前の新設の部署であった(パソナなんとかではありません)。どうやら昨年度にまぐれ当たりでかつてないほど会社へ貢献してしまった私へ、その仕事を専属でやれということになったらしい。 そこ単体ではまだ良いのだが、今の仕事はそれ以外にもいくつもある。確かにその仕事は面白いけど、個人的にはそれ以外の奴がメインな気持ちもある。 とりあえず動揺するが、どうになるものでもないので発表が終わってからは、いつもどおり今の山盛りの仕事をこなしながらいろいろ考えてみようと思う。 そんな折、暫くしてから先ほど新たな配属先を読み上げたうちの部長兼執行役員が顔を出し、飲みに誘ってきた。隣りの部署の、もうひとりやはり大きな異動をする人と私に、一応動揺を解いてあげようというのだ。 20近く開いていたウインドウを(あまりよいPCの使い方とは言えない)強制終了しそうな勢いで閉じ、付いていく。 駅で偶然会った1人を追加で加えた4人で隣町の焼肉屋に入って乾杯するなり、上司に「まさかお前が会社にこんなに貢献するとは思わなかったよ。取締役もびっくりしてた。俺のこと再生工場だって」としみじみと語られた。相変わらずトゲのある、でも一応お褒めの言葉である。 それに、確かに1年前の私と言ったら、クビになり兼ねない不祥事をおこして会社中から白い目と気の毒な目で見られていたのだ。それを考えると何にも否定はできないわけなんだが、でもこれまでも結構影では貢献してたんですよ。アレとかコレとか、こうしてああしたから成功したり被害を小さくしたりしたんですから、などとたまには弁解してみたりする。 「なんかお前の話は一応理にかなっていることを言ってるように聞こえるな」とまるでダマされたような口ぶりで返されたが、まあ昔からこの人はこうなのだ。以前の「お前は喋るとどうしてそんなにバカっぽく見えるんだろう」というのと同じで、こうしてはっきりモノを言ってくれる上司のほうがどんなにありがたいことか。 とにかく今まで減点法でしかモノを見ない上司に長らく付いてきた私にとって、今のところは振り回されながらも悪くは無い流れにはなっていると思う。もう少し出世してもバチは当たらないと思うけど。この前トイレでも言ったのに「あれ? お前まだ役職ヒラなんだっけ? ホント?」って言う直属の上司はどうかと思いますよ、旦那。 |
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異動に伴ってもっとも心配なのは「アレ」以外の仕事のことである。「アレ」の元になった「コレ」なんかまだいくつも終わってない、というか恥ずかしいことに全く終わる気配が無いし、もう1つのまだ仕込み中だけど着々とできつつある「アッチ」なんかも、ここからがカタチになってくるところなんだけど。 まあよくわからないので、とりあえず昨日早引けした分を取り戻すべく作業を進めるのである。終電なのである。 なんで私ひとりがこんなに仕事いっぱいあるのか。 こういうときはいつも「それは会社にダマされているんだっ!」と、ほろ酔い声のゆっきさんの言葉がいつも耳に響いてくるのだが、今回実質仕事が専門化して減りそうなことになると、今度は持ち前の貧乏性が出て「なんか手放すのが惜しい」とか思ってしまうのがよいのかよくないのか。 |
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新しい部のメンバーで初顔合わせを行うミーティングが開かれた。新たな部長も、リーダーも同じ課になったことはないがよく顔見知りなので特に抵抗はない。 ただ新設部署なので、これからどんな仕事をするのかよくわかっていないのがちょっとアレだ。どこの部も結構な混乱の中来月が始まるのだと思うと、これまた結構大変な道のりなんじゃないかとも思うのである。 ミーティングが終わってから新しいリーダー(といってもここ数ヶ月は実質の上司だった人)に「"コレ"は人に与えずに続けたいのだが良いだろうか」と尋ねてみたら「そりゃお前にしかできないからやるしかないだろ」と許可をいただく。自分から仕事増やしていることになるのだが、まあこれは私のライフワークみたいなものだから。 というわけで引き続き継続決定。でもスケジュールはすこぶるやばい感じ。 |
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部に今月より異動してきた人と元社員で復活してきた人と最近入った派遣さんと関係部署の新人さんをまとめて歓迎する飲み会に出る。ていうかむしろ私の送別会もまぜて欲しいとそこかしこでアピールするが徹底的にスルーされる。 先日焼肉をご馳走になった執行役員から「お前のプロジェクトを昨年度の表彰候補で推薦したんだけど、お前のはタイトルじゃないから選考外だと言われた」と悲しい報告。プチ期待していたんだよなあ。最後に報奨金貰ったのって獄・楽さんのやっていた人造人間んとき以来? ああ大正浪漫があったか? とにかくご馳走にありつけなかったということだ。 会場は会社のすぐ近所の居酒屋だったので終わってから会社に戻りたい衝動に駆られるが、こういう場合まず残業が普段以上に長くなるのでやめておいて、普段は立ち寄れない23時まで開いてる本屋へ。唐沢なをきの「がんばれみどりちゃん」を買おうと思っていたのだが探しても見つからず。代わりに「犬ガンダム」の2巻とかしみっちょさんの新刊とか見つかったからいいけど。 |
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夏休みの最終日になって必死に宿題やるというシチュエーションあるじゃないですか。今日はまさにそれ。ゴールデンウィーク前に積もり積もった仕事をまとめて片付けるというシチュエーション。 今日はそれ以外にも後輩の社内プレゼン同伴したり見附の坂登ったりしたのでもう絶対今日中には終わらないと思っていたんだけど、作業のメインだった「単純作業」が思いの外はかどって、こんなことならもっと早くやっておけばよかったと後悔しながらもろもろ含めて0時過ぎまで働いた結果、今のところ休み中の出社はしなくてもよさそうな気配。取引先と全然連絡取れないのはアレだけど。 |
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ゴールデンウィーク初日。 このところの猫騒動でずっと行けなかった8spotsの用事の青山同伴。表参道の駅を出るとばっちり夕立。途中で傘買ったけど十分濡れて、残ったわずかな体力をすっかり奪われる。 それでも一応一通りの用事は済ませられた。 おまけ。今日のほっちゃん。結構慣れてきた。 ![]() |
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先日『ロッキー6』を一緒に観たこまんだーさんに誘われ、劇場版『北斗の拳』を観に行くことにする。1年前に公開された『ラオウ伝・殉愛の章』もこまんだーさんと観たのだが、アレは非常に良い出来で、KENが生きていたらよかったのにと思うことしきりであったので今回も結構期待していたのだ。 ただしこの劇場版は第3弾。実はこの間OVAで第2作目として『ユリア伝』が出ており、映画をきちんと楽しむためにもツタヤで借りてこちらも見ておくことにする。 そんな『ユリア伝』は、実は決して多くない原作のユリア登場シーンをほぼ時系列順に繋ぎつつ、オリジナルエピソードもかなり入れている65分の中篇なのだが、ほとんど原作知ってる人専用に作られているのか物語としてのまとまりはあまり無く(気にせず)、劇場版2作を繋ぐ「劇場公開直前! スペシャル特番」番組のような作品だった。作画レベルは「ロングは結構崩れるけど全般的におしなべて頑張っている」劇場版のレベルを維持しているし、追加エピソードも目を覆うようなものは特に無いほぼ補完レベルではあるが、そこまでで予算が尽きたのか、本作オリジナルの格闘シーンがジャギ対ケンシロウの「北斗八悶九断」シーンくらいしかないのが残念。ケンシロウ対シンとかレイ対ラオウなんかの名勝負はこの作品でリメイクされていても問題ないエピソードだったので、恐らく企画当初は入ってたのにカットしたんじゃないかと思ったりもして。 追加エピソードでは子供時代のユリアとリュウガ(映画『ファイナルデスティネーション』まんまなのはご愛嬌)という冒頭に加え、「実はレイにも会っていた」「実はトキにも会っていた」「実はサウザー戦も観戦していた」の連発など多数。でもそもそも原作でもこういう「実は」という後付設定はしょっちゅうのことだったので許せてしまうのが北斗ファン。「最後の将になるところ」なんかはなかなかしっくりして良かったよ。前座としてはなかなか面白かった。(☆☆☆) でそのまま間髪開けずに『ラオウ伝・激闘の章』へ。 こちらは前作の続きと思いながらいきなりクライマックス直前。ラストまでオリジナルエピソードも少なく原作をなぞっている。違和感は無いんだけど、前2作にあったオリジナルエピソードはあまり目立つところがなかった。(コミカルな敵は『蒼天』の悪いところそのまんまなので印象薄い反面)引っ張ってきている原作キャラの使い方はマニアックで良いんだけど、原作と同じくクライマックスまでを引っ張りすぎて冗長なところはそのままになっちゃってるのは残念かなあ。 とはいえ前作で違和感を叩かれた宇梶ラオウはかなり良くなってる。前作は「許せる」だったのが「これはこれで良い」にまで進歩したのは努力によるものなのか。そもそも「ラオウって内海賢二声ほど歳とってないだろ」っていうところあったし。 しかも阿部ケンシロウはさらに良くなっている。今回の登場シーンの初セリフ「はーい」とか、多分歴史に残る名ゼリフになったと思う。原作にはあるのに神谷ケンシロウではカットされていた「ふざけた男」ぶりを非常に好演。ここだけでこの映画の価値はあるので、これから観る方は是非このシーンと、北斗練気闘座に着いた時の黒王号に乗ったリンとバットのあんまりな作画は絶対見逃さないでもらいたい。 ただサウザー編ほど(原作が熱くない分前作ほど)燃えないのが(☆☆☆☆)。とはいえ出来の良い北斗アニメなのは間違いないので、残り2作も頑張ってもらいたい。 その後なぜかふらふらと元祖コスプレ居酒屋「アラビアンロック」で飲んで珍妙な演出を楽しみつつ語り合っているうちにこまんだーさんの終電が危うくなってしまった。結局始発までプロジェクターで映画を観て過ごすことにする。 最初はハリウッド系を狙った初の?ロシア映画『大統領のカウントダウン』。 「ダイ・ハード」ものの佳作『サドン・デス』とボンド系映画を足していくつかで割ったような物語で、設定としては王道なのだが、演出のわかりにくさがハリウッド系に慣れているほど意外な展開となって面白い。まず登場人物はほとんど知らない人ばかりなので主人公が誰なのかが観ていてしばらくわからないとか、敵もどれがライバルで親玉が誰なのかもよくわからないとか。どう見てもライバルキャラだと思ってた人が途中退場しちゃったりとか、ロシア軍全面協力という割にはエド・ウッドばりのモンタージュ的な使い方だったりとか、まあそんなことは些細なことであって、恐らく本物のモスクワでの撮影とかそういうのだけで十分ときめく。 最後の東西が力を合わせて中東のテロリストを倒せ!的なところは結構アブないと思ったけどご時世的には(2004年の映画)OKなのか。(☆☆☆) 続いてハリソン・フォードの『ファイヤーウォール』。 予想通りというか以上というか、もはや話の根幹からドラマの些細な部分においてすべてにツッコミを入れて楽しめるサスペンス映画。特に後半以降は何か主人公が思いつくたびにドッと笑えるのでその辺は是非楽しんで観ていただきたい。僕らの友人の中で言うところの「ゆうちゃん系」映画としては非常に優秀。 「ショウビズ・カウントダウン」で言われていた一言「何日もかけて入念な計画を立てた銀行強盗が、"銀行の合併"という大ニュースを知らなかった」がこの映画のすべてである。 このところ続いた似合わないコメディや不倫をしない、老ハリソンはここ暫くの作品ではマシな方に入るかもしれない(いや入っちゃダメなのか)。クライマックスの格闘シーンで床に叩きつけられてメロメロになったハリソンの顔の床ナメ・アップは間違いなくあのインディそのもの。制作中の『インディ・ジョーンズ4』にも期待がかかります。(☆☆) ここまで観て4時半。始発までの時間を極めて有効に使えたと思いたい。「ここで観なければ一生観なかった映画ばかりでした」というこまんだーさんのありがたい言葉を聞きつつ解散。 最後に、うちの猫のここ最近のこまんだーさんへのなつきぶりは8spotsを驚かすほどなのだが、今日は中でも特に凄かったので記録しておく。 ![]() ![]() あまりのやしゃまくんのなつきぶりに驚いて、ためしにためしにほっちゃんにも会わせてみる。 ![]() |
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昼過ぎ起床。8spotsの買い物に付き合う。 丸善のグッズ売り場で「はらぺこあおむし」のぬいぐるみを見た若い女性2人が「イモムシだ! かわいい!」と言っていて後ろからツッコミを入れたくて仕方が無い。 村上春樹の「ロング・グッドバイ」が大量に平積みされているのを見て「そのうちこいつなら『ベリーハングリーキャタピラー』とか出しかねない」とぼやいたら不快だと8spotsに怒られる。 夜は『アサルト13・要塞警察』。『俺がハマーだ!』でも丸ごと1話使ってパロディやったことでも有名なジョン・カーペンターの名作のリメイク。キャストもよく知らずに観たが久々にブライアン・デネヒーに出会えてうきうき。 オリジナルを最後に観てからもう随分経つので大筋以外はほぼ忘れてるし、元ネタになった『リオ・ブラボー』も観てないので何とも言えないが、割とまとまってる感じのリメイク。 ただこういう篭城モノは(『ゴースト・オブ・マーズ』含め)既に結構いろいろ観ているので新鮮味は減ってる感じ。 新設定で大きいのが敵組織なんだけど、これは篭城モノ以上によくある設定。敵の顔が見えるというのはマイナスにもなってるけど同じ映画作ってもしょうがないのでまあこれはこれで良いか。 それ以外も新設定は結構凝られて作られているので結構楽しめたが、流石にオリジナル公開からは時間が経っているので当時ほどの感動は薄い。 お気に入りはアバンタイトルのラリった主人公の名演やヒロインの精神科医が「活躍シーンと思われるシーンであっさり掴まって死んじゃうところは結構びっくりした。あとビビって緊張をほぐすために言った数字で相手を怒らせて死ぬという悲しい伏線も容赦なくて凄かった。」(☆☆☆☆) |