人に会うのがストレス解消。36年目に突入した6月下旬の日記。

2007年6月中旬の日記2007年7月上旬の日記日記メニュー

6/21
 今日もまた見ず知らずの人の好意に甘えることになった。今回のはまたしても大きい助力。世の中良い人はいっぱいであるという証明だ。いろんな人に助けられて生きている実感。感謝をこめてファミレスで3時間ほど話した会話はまるで友達みたいだった。

6/22
 予告どおり今日は私の引越し準備の日。仕事の多さにかまけて梱包が遅々として進まないので皆から「大丈夫なの?」と半笑いのツッコミが入る。「大丈夫ですよ、明日の朝までには終えておきますから」と返事すると、「あれ、知らないの? 業者来るのは今日の9時だよ」と重大な事実を教えてもらう。
 果たして本当に9時になったら業者はやってきた。その時点でまだ私のPCは着いていた。振り向くと残る2人の仲間が「それじゃお先に!」と手を振って帰っていく。
 慌ててPCを消して、ケーブルをとにかく全部引っこ抜いてダンボールに放り込み、モニタをプチプチで巻いて、などとやっている間にも引っ越し業者が次々と荷物を運んでいく。その手際の良さに感心している暇は無い。
 リーダーはまだ若い30くらいの男だが、運んでいる人たちは40代後半以降のおじさんたち。そんな年上の男たちへてきぱきと指示しながらも時折「先は赤じゃなくて青のやつだけだって言ってんだろぅ。覚えてないのか?」とドスの利いた低い声で『Myst』風の指示するチンピラ風のリーダーが怖い怖い。
 震え上がりながら荷物をその後10分ほどで片付けましたが、慌てすぎてあとで開いた時にどこにどれが入っていたのかわからないとか、無理矢理放り込んで壊れてたとかありそうなので今はもう考えるのは止めよう。

6/23・『ダイ・ハード4.0』
 8spotsの付き添いで青山へ。誕生日には食べられなかったご馳走としてMaduのフレンチトーストで自分へご褒美。
 その後川崎でこまんだーさんと待ち合わせし、109シネマズへ3人で。

『ダイ・ハード4.0』 (☆☆☆☆☆)
 『ダイ・ハード』を愛している監督と脚本家による作品なのがわかる、非常にバランスの取れた良作の続編。
 スケールは3よりも大きくなっているのに2に匹敵するテンポが維持されていることにまず感心し、10年以上経ち年老いたブルース・ウイリスを1と同じキャラクターであるとすぐに納得させられる演出に心が躍る。シリーズのお約束を「ほらやってあげましたよ」と偉そうに持って来ないところとかも好感。
 3に続きバディ物であるところに一抹の不安を抱いていたのだが、あのいかにも借りてきた脚本のような違和感やカタルシス不足はこの映画には皆無である。というかむしろ1や2のお約束にはなっていた苛立ち部分すら省かれて、ダイ・ハードマンの活躍をただ無心で追いかけることができる。
 1を観た時の感動と同じものが得られる、なんてことは1を愛する限り永遠に無いわけだが、あれからも多数のダイ・ハード系映画やブルース・ウイリスの快作を追い求め、いくつかには大きな満足を得てきたというのにそれでもこの映画を存分に楽しめたという嬉しさは、この映画がよく出来ている証拠なのだと思う。

 こういう映画はとにかくネタバレが恐いので、できる限り早く観ておこうと思い、今回のこまんだーさんのお誘いに二つ返事で受けたのだが、全くこれは正解で、特に「ケヴィン・スミスの登場」はイスから身を乗り出した。全く知らなくて良かった!
 ブルース・ウイリスはこの映画のヒットを確信しているだろうし、こんな4なら確かに5だって作りたくなるだろう。是非とも今回の成功を忘れずに、無駄に豪華な出演者を使ったりせず、次回も楽しい映画をよろしく頼みます。

 映画の後、飲みながら木曜日に終わってしまう『ザ・シューター』のオールナイトに行くかなんて話も出たけど、せっかくの良い気持ちの余韻を長く楽しむために今日は夜にてそのまま解散することにしました。

6/24・高い城の男
 おしりさんがいつの間にか四国にうどんを食べに行っていたそうだ(詳しくはご本人のBlog参照)。そのおみやげに山越うどんを買ってきてくれたとのことで、異邦人が続くゆっきさんを除く、おしりさんと父猫さんと私とで急遽下北沢に集まり、その恩恵に授かる。

 飲み会続きというおしりさんの胃を休めるための昼食会のはずだったのに、向かったのはカレー専門店・マジスパ。おしりさんには「涅槃」(割と辛い方)でも体に優しいらしい。私は前回と同じ「涅槃」の夏野菜トッピングを注文。
夏野菜
 隣りで父猫さんは「虚空」(一番スゴイやつ)にさらに唐辛子を山盛りにしてかけている。そして2人とももちろんライスも具も大盛り。
なにやら唐辛子も大盛り
 やっと来られた2回目のマジスパに満足しつつも必要以上にお腹いっぱいになったので口直しにデザートを食べましょう(おしりさんは食後のデザートも欠かさない)と、下北沢の駅の反対側にあるクレープ屋へ移動。外はいよいよ本格的に雨が降ってきた。
 クレープが甘すぎたので今度はお茶を飲みましょうとさらに街へ繰り出したものの、1周してもどこもお客さんでいっぱい。それではと、せっかくおしりさんが今日は自転車でないこともあるので、気が付くと3人で電車に乗っておしりさんのお宅へ向かっていた。

 新宿で乗りかえてすぐのところにあるおしりさんのお宅に伺うのは初めてのことであるが、なんとゆっきさんですら来たことがないということなので、こういうイベントは非常に珍しいことである。

 じゃーん、これがおしりさんの、数百万かけたと思われるオーディオセットだ!
一式
 うーん、この写真ではこのスケールがわからないなあ。このスクリーンは100インチです。私の家とほぼ同じくらい。
 例えば特にこのスピーカーなんか自作である。でかい。
手作りなのにこの高級感

 70万円くらいするらしいアンプ、そして隣にあるさらに巨大なスーパーウーハーに至っては車のエンジンのようなサイズである。たまたま持っていたGBAソフトとの比較でそのスケールを理解してもらいたい。
ロボットか秘密基地のようだ
 試しに椎名林檎などの聴き慣れた曲を聴かせて貰ったが、非常に硬質な音がガツンと来た。かなり固い音だ。おしりさんの好みらしい。

 プロジェクターの師匠のひとりでもあるおしりさんはスクリーンなども凝っている。NHKハイビジョンで放送されたという『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』を、10万円するというイスに座ってベストポジションで試しに見せてもらったのだが、その音圧に圧倒される。
 おしりさんのスピーカーはフロント2つだけでリアはないのだが「無くても大丈夫です。聴けばわかります」と言っていたのがよくわかる。そんな小手先は無くても十分なのだ。
 以前私は「音の迫力を味わうにはどうしても映画館でしか味わえない」と日記で書いていたが、この音の迫力は間違いなく高品質な映画館のもの。しかもこれはテレビ放送だから音質はそれほどでもないはずなのに。おしりさんの家なら『トゥモロー・ワールド』の爆発もきっとそのまま味わえることだろう。
 またスクリーンの品質が高いのでハイビジョン放送ではない、DVDの『宇宙戦争』を見せてもらったのだが、今度は画質の悪さに閉口した。PS3ならきれいになるのかもしれないが、とりあえずかなり辛い。おしりさんがDVDを大放出したのもこういうのが理由なのかも。

 ちなみにいくらそんなでかいスピーカーがあっても、そんな大きな音を出して大丈夫なのかと心配する人もいるかもしれないが、おしりさんの住んでいるマンションは、ミュージシャンがピアノなどの楽器をレッスンするために使うために借りる防音スタジオなのである。
 どのくらい防音効果が優れているのかを視覚的に見せるのが窓から見える壁の厚みだ。
窓
 二重窓になっているその場所の壁の厚さを例えると
三千円
 「3100円くらい」。分厚いのである。

 おいしいコーヒーをいただきながらいろいろ音と映像を堪能していると、父猫さんが突如時間の締め切りになったそうで、突然身支度を始めたので私も一緒に去ることにした。
 こうしてシアター鑑賞会はこうして中断となってしまったのだが、おしりさんのまだ説明は途中なのだというちょっと残念そうな顔が忘れられない。とにかく、ここは趣味に生きる大人にとっての聖地であることは間違いない。次回はこの目的だけでお邪魔させていただきたいところである。

 自宅に帰ってから、先日ハイビジョン録画した『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』を見る。こころなしか音が大きくなってしまったのは許されたし。

 最後におまけ。映画を観ている間に私のオッドマンは猫の二段ベッドにされてしまっていた。やしゃま君はなんだか下の住民が気になるそうです。
仲良し?
 やしゃま視点でもう一度。これは確かに気になるな。
手が出ている


6/25
 22日に梱包した荷物を開梱する日。フロアを1階移動しただけなのになんでこんな大移動になってしまうのか。うちの会社の引越し屋への利益貢献度は二桁%いってるんじゃないかと思う。
 半日かかって再び要塞建造。同じフロアの誰よりも荷物の多い人間のデスクが出来上がり。浮いている。

6/26・最終回
 既に観るのをやめていたアニメ版『デスノート』が最終回だったので最後くらいチェックしてみた。(以下ネタバレ)
 先月号の『ゲーマガ』で平野耕太が漫画で書いていた通り「最後松田さんに撃たれるよ!!」「月も死ぬよ!!」には違いなかったが、それ以外において別物に。これって「月エンディング」とかいってコナミのゲームとかに入ってるやつをアニメ化したのかな? 真のエンディングはいつ放送されますか?
 とか言う人はきっと私と同様、とっくに観るのを止めているから構わないんだろう。ちなみに同じスタッフぽい『デビルメイクライ』はゲームを知らない私にもその凄さが伝わってきたので1話で十分でした。

 今日の話と関係ないけどついでに書いておくと、今月頭に買った『フラワー・オブ・ライフ』の最終4巻目は、3巻までの神がかりぶりが嘘のような、よしながふみ漫画では初めてのガッカリ感漂う単行本だったのですが、他の人はどうなんだろう。

6/27・前夜
 で、そんなことよりも、いよいよ今週最終回を迎える『のだめカンタービレ』を待ちきれず、といったら過言だけど、
動くんだぞ!
 久々に人脈を使ってまでしてDVDを手に入れてしまった。うふふふふふ。これで本編未放映エピソードも観られるぜ!……ってそれはまだ先なのね。早速特典映像をチェック。
 ただし残念ながらアニプレックスには知り合いはいないので『おお振り』は手に入らないのだ。残念だ。あとは種からギアスを借りればOKかなあ。

 おしりさんをメッセンジャーで発見したので先日のお礼とうどんを食べるのが楽しみですと伝えると、まだ食べていないのですか、賞味期限切れてるんじゃないですか、とたしなめられる。ごめんなさい。
 今日は少し早く帰ってきたので、週末に買い物できなかった「OK」まで出向いていろいろ惣菜を買い込んで食べてしまっていた。明日食べますと陳謝する。

 確かに翌日うどんを食べることになった。

6/28・あたり
 というのも、食中毒になってしまったからである。
 同じ食事をした8spotsが平気なので、どうやら私が積極的に食べたシメサバの切り身がやばかったのではないかと踏んでいる。確かに「OK」でシメサバを買ったことは何度もあるが、昨日のはまるで「よっちゃんいか」のような味で不味かった。
 後で8spotsが言うには多分「黄色ブドウ球菌」だろうとのこと。ああ雪印のやつか。
 昨夜から腹を下しほとんど眠れず、今朝は緊張のためか全身がしびれて、朝起きて冷蔵庫から牛乳パックを持っただけで手を攣ってしまった。痛い痛い。こんなんで仕事になるのか不安だったが、朝から中国から来ている人との打ち合わせを入れてしまっていたので意地でも行かねばならない。
 ……二駅寝過ごして打ち合わせに10分遅刻した。
 ただこの会議自体は割と有意義だったので出てきた甲斐はあった。
 新しい上司はサバにあたったと打ち明けると早退の許可をくれたが、明日までにしなくてはいけない仕事が割と多かったので結局いつもと同じ時間に帰宅した。

 全然食欲が無かったが、家に帰って食べた釜玉が病人にはあまりに最適。おしりさんありがとうございます。

6/29
 昨日頑張ったので午前半休を貰って休んだ6月最終日。
 昼ごはんももちろんうどん。随分楽にはなったが、まだ腹の調子はいまひとつなので病院に行くことにしたが、何も考えずに向かったら昼休み時だったため結局行かずじまい。
 デスクワークだけなら別に動かない(腸を揺らさない)ので大丈夫だろうと思ったら、こういうときに限って移動の仕事で会社のビルを移動。雨まで降ってくる。

 やっぱりいつもの時間に帰宅して、まだ少し残っていたうどんの最後を食べ切る。これだけ食欲ないんだから、せめて少しくらい腹が引っ込んでくれれば結果オーライなんだけどな、と思う。
 『のだめ』の最終回観て、原作物なのになんてきれいな終わり方なんだと感心して寝る。明日には復活できそうだ。

6/30
 もろもろ仕事用の資料を集めに実家へ帰郷。今日は父の65歳の誕生日でもあるので、買っておいたゴジラTシャツの詰め合わせをプレゼントする。
 予想通り電車を降りる頃には雨が降って来たため、実家の窓からの風景は今日も雨だった。自分でも感心するほどの雨男ぶりである。
 実家の猫の太郎を愛でていたがデジカメの電池を充電していなかったため、
熱血コロコロ伝説2号発売記念
 こんなどうでも良い写真を撮って切れてしまった。
 母は年に一度の大仕事のためデスクに張り付いている。珍しいカラーの仕事なので小学生時代に私が使っていた水彩パレットを使っていて、この家の物持ちの良さを自分で感心する。それでも夕飯は料理してくれるのだから母というのは凄い労働だ。
 後は先日来たときについに壊れてしまったLDプレイヤーをAVラックから退場させたり。LDソフトはこのまま無駄なアイテムになるのかと思うと残念である。

 大量の資料と共に、I坂さんに好評だったため古いテレマガを何冊かまとめて持って帰る。

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