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水曜日に買った刺身の残りを持ってOKに行き、店の隅でこっそりと苦情を申し立てる。そもそもOKのシメサバであたったというのは私の見当でしかないし、刺身の残りは普通に3日経って普通に腐っているので、ただの言いがかりにも聞こえなくも無いわけだが、ミートホープな時期だからか非常に丁寧な応対にそれなりに満足したので返金は拒否して買い物して帰る。目的は安心した買い物を続けたいからだけだし。 今日は日曜で映画の日だったので何かしら観に行きたいとも思っていたのだが、元気が無いので部屋でコロコロ読んで終了。最近こんな休日が少なくない。 今年の正月の年賀状のクジで当たったホームプラネタリウムが壊れてて、その代わりに貰ったエプソンのプリンタというものが我が家にはある。 長らく猫騒動などで放置されていたのだが、本日半年ぶりに開梱。うちはこれまでずっとHPだったので、未だプリント時に紙を手で補給しなくてはならないプリンタは前時代どころか「ありえない」仕様。しばらく使ってみてどうにも耐えられないようなら再び仕舞ってしまいそうな気持ち。 |
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2007年後半戦というよりは2007年度の第1四半期が終了と考えるようになったのは私も会社人になったということか。この1/4年は順調だったが残り3/4年は大苦戦必至なのは占い師じゃなくてもミエミエ。みらいの乗組員的に考えると既にミッドウェー海戦は始まっていて手遅れなので、今から本土決戦時の防衛戦略を考えていかないとというような話である。後は真田さんが「こんなこともあろうかと」と言うための秘密兵器の開発着手とか。 そういえばアニメの『ジパング』の続き待ってそろそろ3年くらいになるのか。そろそろ諦めて原作読もうかしら。 |
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最近私の部屋に軟禁している猫のほっちゃんがドアの開け方を覚えてしまった。部屋に閉じ込めるとガチャガチャドアを開けようと悪戦苦闘している音がしてうるさいし、朝起きるとドアが開いてたりするのも驚く。 ドアはレバー式なのだが、ちょっと凄いと思うのはドアを開けるためにはノブを引かないといけないところだ。この猫はちゃんと引いて開けるテクニックを身に着けているのだ。 ただし、押して開けるドアは(そっちのほうが楽なのに)まだ開けられないところが猫らしいね。 |
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仕事の話をしていないこともあってmixiではあまり同じ会社の人とフレンド登録することはないのだが、先週会社の先輩のDr.W氏に頼まれて「友人を招待」した。 それから1週間。その人は日記を更新しているのだが毎日更新される上にこれが面白いのである。しかし本人はmixiというシステム自身にはあまり興味がないらしく、フレンドも増やしていないようなので、本人以外でこの日記を読んでいるのは私だけと思われる。なんかありがたいというか、もったいない気持ちになる。 あと最近はこの日記のおかげで、今日会社に来てるかどうかがよくわかるのは助かる。 |
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いつもより1時間ほど早く帰ってきただけなのに、何だか一日が長く有効に感じる。夕飯時は、何とまだ『ワールドビジネスサテライト』が始まる前の時間だ。そこでおげしょに借りたままになっているDVD『ウルトラマンレオ』の2巻を観ることにした。 3歳くらいのときに見た番組なので、番組中に出てくる親子がまさに自分と同世代。風俗とか風景とかそういうのに癒される。でも話は殺伐。無駄にグロい。さすがウルトラシリーズに一旦トドメを刺した作品だけはある。でもそんなところも好き。 こんな有意義?な時間を過ごせるんだからやはり普段は9時過ぎには会社を出てのんびりしたいところである。 |
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久々の一人語りでいろいろ放談する。昔からお前は話すのが本当に下手だと近親者に言われている上に、こういう場合は大概うわついているので、これでホントに良いものになるのかいつも不安だ。 あと写真。いつも顔が引きつってる。これも絶対慣れないと思う。撮るのは慣れてるんだけどなあ。 仕事で確認用にと言われてビデオを観ていたら、再生して20分くらい経った最後のあたりで突然出演者(知り合い)がカメラ目線で「おい、やだよ、頼むよ」とか個人名(しかも実名)を出されて話しかけられたので焦った。ビデオレターだったのか。 |
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8spotsの付き添いで青山。maduでお茶して戻って丸井のバーゲン見たら丁度時間も良かったので109シネマズへ。 『ゾディアック』 (☆☆☆☆) デビッド・フィンチャーがやってくれた! 人と映画の話をするときにはたまに話しているのだが私はこの監督の映画は苦手であった。周りから散々悪評を聞いていたので全然期待してなかったのに『エイリアン3』は下馬評通りの感想だったり、下手な伏線でラストまで見てらんない『セブン』も全く合わなかったわけだから、私にはこの監督の作品を楽しむのは無理だと思っていた。 しかしTVで観た『ファイト・クラブ』は、なぜかとても良かった。まだこの監督と付き合う価値はある。でも『パニックルーム』はどうみてもコメディだったし。で、今回の『ゾディアック』である。またしても『セブン』と同じ連続猟奇殺人ものということで若干危険な予感を持ちつつ、なんと実に素晴らしい映画であった。 「MTV出身」というラッセル・マルケイ以降よく聞くありがちのプロフィールは、私にとっては「映像美とテンポ先行でドラマ置いてきぼり」というイケテナイ監督の烙印でしかなく、フィンチャーはある意味その頂点であった。私がこの監督が苦手なのはそういうところなんだと思っていた。 しかし! この映画は、そういった演出は2時間半のうち全部足しても1、2分くらいだろうか? 本当に数えるほどのシーンでしかない(しかも割とそれは良い)。そして作品を過度に輝かせる出演者が出てきて派手に葛藤することもない。わざとだ。監督は本当にわかっていてこの映画を作っているのだ。 ノイズ交じりに表示される懐かしいワーナーとパラマウントのロゴで始まる冒頭から、映画の舞台となる60年代後半から70年代前半の犯罪映画の、重みのあるゆったりとしたスピードが最後まで続く。しかしそれはただの過去の映画のオマージュではない。本作は、犯罪映画の定番である、刑事たちが犯罪を分析し犯人の確信へと近づいていくというお約束を描いていながら、途中、映画を盛り上げるために過度に緊迫感を煽る演出を加えたりとか、登場人物たちにミスリードの種明かしをさせたり、映画らしい登場人物のキャラクターの肉付けを行ったりとかはしていない。ストーリーに必要ないものは極力カットしている。 かといってドキュメンタリーぽいかというと、むしろ逆で、ポール・グリーングラスのような映像的リアリティは追求していない。あくまでこの作品は主人公たちと犯罪を描く映画なのである。 犯人を追う3人の登場人物が秀逸。ドラマの中で続いていく主人公リレーのようなものが見事だ。特にジェイク・ギレンホール演じる真の主人公キャラの活躍が始まるまでがとても長いのだけど、よくぞここまで貯めて待ちました! と言わんばかりで(きっと二度目に観る事があれば拍手してしまうことだろう)、それでも映画としては待ちくたびれもせずスムーズなのだ。 未解決事件を描いているため、映画としては事件を解決するというカタルシスが無く、恐らく多くの支持は得られない作品である。でもそこが非常に斬新で、ある意味犯罪分析本であれば常にありそうなオチを、映画でそのまま描くということはこれまでみたことがないし、非常に意欲的な取り組みなのだ。 こういう「斬新な」映画をフィンチャーが撮ってくれたことがとても嬉しく、何となく8spotsに誘われて観たこの映画が予想外の掘り出し物だったことがとても嬉しい。 余談だが、映画の後半の重要な役回りで、クレア・デュバルに再会した。『パラサイト』『17歳のカルテ』『ゴースト・オブ・マーズ』とまあまあの役をやっていたけど、その後はあまり見かけない、でも割と好きな顔の役者だ。全然変わってなくて安心した。 |
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『グレンラガン』が私の好きな『ザブングル』から散々オマージュしているのは楽しいけど、こんなに燃えないのは、やはり話がつまらないから? 演出の盛り上がりが空回り。ほとんど期待してなかった『鋼鉄神ジーグ』のほうが真面目に昔アニメをなぞっていて面白いのはじじいだから? 関係ないけどジーグのエンディングを歌っているのが『おお振り』の花井キャプテンであると先日8spotsに教えてもらって驚愕。みなさんいろんな仕事されるのですね……。 夜はチネチッタ。スタンプカードを見ると最後に行ったのは4月。最近映画館が分散したので最寄りのはずのチネチッタへ通う回数が減りつつある。5月なんてスタンプカード交換し忘れて1回分チケット交換し損なった。 で今日観たのは『300』。 『300』 (☆☆☆) 実写版『魁!男塾』。雄たけびとともに、勢いだけで盛り上がってしまう大活劇映画。全編クライマックスなところはJ・リー・トンプソン版『キング・ソロモンの秘宝』を超えている。スパルタン、テンション高すぎ。頭煮えすぎ。 全編ハダカなこともあってか無駄にグロくてエロいけど、これも勢い余ってということなんだと思う。 とにかく大事なのは勢いなので、私のような疲弊した人間にとってもっとも盛り上がったのがペルシア軍と剣を交えるところまで。「嵐だー、はっはっはーっ! ざまみろー!」なシーンあたりで既に「お前らホントに元気だのう」とか思ってしまって、初陣の戦闘あたりでは既に観るのに疲れてきた。 ただし戦闘シーンが冗長かというとそんなことは全くなく、『ウルトラ・ヴァイオレット』並に流麗な殺陣(ただしそれはミラではなく裸の男なんだけど)と、次から次へと登場する敵のヒミツ兵器は、それこそ『グレンラガン』を実写+CGでやっているようなハイテンポかつトンデモ。多分ツボにはまるとアゴが外れるほど笑える映画なのである。 それだけに途中で申し訳程度にドラマを加えたがったような王妃の奮闘話とか、せむし男とかいらない。確かに全部なくなると一本調子になっちゃうんだけど、そういう映画なんだとカンネンすべきだ。退屈を越えた、男・ハダカ祭りの超一人称映画にしてもいいじゃないか。とってもお気に入りのラストシーンが一層映えそうなそんな映画。 もちろん男のハダカ以外にもみるところはあるぞ。オススメシーンは 1)オラクルの踊り。 『シン・シティ』のジェシカ・アルバのダンスなんて目じゃない、映画史上に残る美しさ。息を呑む。 2)ラストクレジットのアニメーション。 『シャーロットのおくりもの』以上『レモニー・スニケットの世にも不幸な物語』に次ぐ、イカスCGイラスト。絶対どっかのゲームでそのうちパクると思う。 というわけで大変疲れるけどステキ映画。フランク・ミラーだけでなく『北斗の拳』とか、このクオリティでやってくれないものか。もしくはこの映画の"コミカライズ"を安永航一郎にやってもらえないものか。 |
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先輩に3,000字の原稿を書いてくれとお願いしたのが1ヶ月半くらい前。見開き2ページ分の原稿量である。頼む時に「6,000字でもいいですよっ!」と言ったのは覚えている。 それから1週間後、「すまん、20,000字くらいになりそう」と言われてにわかに驚く。でもそれは嬉しい悲鳴だ。ページを開けて待っていると伝える。 さらに1週間後、ついに原稿を見せてもらった。締め切りの日だったが、まだ書きかけだった。 「今18,000字。どう見ても20,000字では収まらない。悪いが30,000字分開けて待っていてくれ」と言われる。今の台割では明らかにスペースが無いが、他を詰めて何とかしようと現場と調整することにした。そのまま伝えたら担当者は困った声を出したが、書きかけの原稿を読ませると「何とかしましょう」と抱き込むことに成功。以前3,000字を1ページに入れたことがあるので10ページ開けて待つことにする。 それからさらに2週間が過ぎて、今日。 「まだ推敲が終わってないけど」といいながら44,000字の原稿が上がって来た。全体スケジュールとしては初稿確認は既に終わっており、明後日には再校のタイミングであった。さらに台割を変更することになった。 結局、冊子の約半分が先輩の原稿で埋まることになった。記念文集のページ数も、私の知る限界からさらにもう1折増え、前代未聞の領域になった。発行後はきっと苦情も来るだろう。でもしょうがないじゃないか。上がって来た原稿は面白いんだもの。 |
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東京MXテレビでやっていた『ウルトラセブン』の後番組は何と『ミラーマン』だった。予想外の展開だ。 『ミラーマン』は私が生まれた頃の番組である。そのため番組の記憶がほとんどない。うちに絵本とソフビ人形があったのと、父の話で聞いた「お前は赤ん坊の時『ミラーマン』のヒロインの人に抱っこされたことがあるんだ」という話くらいだ(当時私は六本木のマンションに住んでいた)。 そんな状態なので今日やっと観た第1話は、やはりまったく記憶になかった。私が小学生の時は朝の5時とか6時にウルトラシリーズは、Qからレオまでじゃんじゃん再放送していたのだが、それ以外の特撮物はあまりやっていなかった。 というわけで初めて、或いは36年ぶりに観る『ミラーマン』がとっても新鮮なこと。知っているのは主人公のデザインと主題歌くらい。音楽も特撮も一流どころだし。怪獣は見たことがないし。第1話なんて監督が本多猪四郎だし。「私を抱っこしてくれたのはどの人だろう」なんて下らないことを思いながら十分に堪能した。これから毎週楽しみだよ。 |