[PR] 離婚 相談 2008/6/上のやだよ日記
割と活動的な前半戦。仕事もヤバ目な6月上旬の日記。

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6/1・『ランボー最後の戦場』『シューテム・アップ』
 早起きして電車で横浜へ。10時半開店の行きつけのコンタクト店でコンタクトを新調する。遥か昔、3ヶ月に一度は通ってくださいね、と言われた記憶のある定期健診をサボり続けている私は、診察カードを見るとなんと2年おきに来ていた。今回も最後に行ったのは平成18年で丁度2年前だった。
 存命したレンズも検査してもらったところ、「薄く傷はありますが、そのままお使いいただくこともできます。ただコンタクトレンズの寿命は一般的に2年くらいと言われていますので、新調されても良いですよ」と言われる。その言葉にはどこか聞き覚えがあった。前にも言われたことのある台詞だったような……。
 ためしに「それでは、このレンズ、買ったのはいつでしょうね?」と尋ねてみると、店員は慌ててカルテを見直した。
「失礼しました! 最後にいらしたのは2年前ですが、作ったのは……平成14年でした!」
 結局両目とも新調したのだった。
 実は昨晩、この店からDMが届いていた。ここはいつも誕生月になると割引券を送ってくるのだ。今回はこの上ないほどタイミングの良いハガキだった。昨日予定があって行けなかったのにも神様のお導きがあったのだ。

 開店時間に出向いたおかげで待ち時間もほとんど無く、昼に約束していた映画に遅れずに済む。一度家に帰って猫の様子を確認してから再び駅へ。こまんだーさんと合流して109シネマズへ向かう。

『ランボー 最後の戦場』(☆☆☆☆)
 三度の飯よりスタローンが好きなこまんだーさんと一緒に観る『ランボー』というのは貴重な経験である。十数年ぶりの4作目は監督・脚本・主演スタローンで、ストーリーは2作目以降おなじみのパターン。去年の『ロッキー 最後のドラマ』と同じく「ランボーならこれが無くては!」というシーンや台詞はすべて含まれている点はさすがランボーのことを一番良くわかっている男ならではだ。特にランボーが初めて姿を現すシーンで、おなじみのテーマが静かに流れるところは、こまんだーさんが横で嗚咽する声が聞こえてくるんじゃないかと思ってしまうほど男心を掴んだ。
 ミャンマーが舞台であるというところや、R指定ものの残酷描写などちょっと警戒心もあって観に行ったのだが、蓋を開けてみれば政治的な説教臭さも無く、主人公が演説する訳でもなく、降りかかる火の粉を払うランボーであった。
 今回の映画のポイントは、ランボーと共に現地入りする傭兵部隊。ランボーの凄さを見せ付けるためのかませ犬キャラだと思っていたら、意外に王道パターン仲間キャラで、ステキな活躍もしてくれる拾い物だった。彼らの活躍たるやまるで80年代に観まくった『戦争の犬たち』とか『地獄の7人』とか『ダブルボーダー』など往年の戦争映画系。懐かしいばかりである。これぞ戦争よ。

 トラベルカフェで25分休憩。こまんだーさんは目を真っ赤にして肩を震わせてこそいないが、きっと心ではそう思っていただろう。そして映画のハシゴ。

『シューテム・アップ』(☆☆☆☆)
 クライブ・オーウェンがダニエル・クレイグとボンド役を競り合って敗れたというのは有名な話である。役を取れなかった直後にスティーブ・マーティン版『ピンク・パンサー』で、ボンドのパロディのような役でカメオ出演したところにオーウェンの人柄が出ていると思ったものだ。
 そしてこの映画。
 「HEY! クライブ! ジェームズ・ボンドなんてもう時代遅れだぜ! 俺がボンドなんかよりもっとCOOLで最高の映画を用意したんだ!」と頭の悪そうな監督かプロデューサーに誘われ、「OK、OK、わかったよ、出てやるよ」と笑顔を崩さず承諾した、そんな映画なんじゃないかと思ってしまった。以上、私のでっち上げイメージ。エンドロールはもちろんのこと、カーチェイスで流れるボンドテーマもどきとかのボンド臭が、やり合う気満々。
 この映画、アメリカでは一昨年の年末に公開されていたはずだから、去年の私のベスト映画『アドレナリン』とほぼ同時多発的に生まれたんだと思うのだが、知能指数の低さはこの映画も『アドレナリン』に決して負けていない。『グランドセフトオート』を遊んだゲーム脳で映画をつくるとみんなこうなってしまうのだろうか。
 かつてラッセル・マルケイが『ハイランダー』を撮った時、「MTV時代の到来」と言われ叩かれたものだった。雰囲気だけ。スタイリッシュなカットを細かく繋いでいくだけで中身の無い映画がMTV出身監督たちによって数多く作られた時代が80年代だった。そして現在はそれがさらに進化して「ゲーム脳時代の到来」になったんじゃないかと思う。
 リアルさとは無縁でカッコよさがすべて、というのは同じだが、もっとその欲望に忠実。とにかくいかに主人公がカッコよくて、これまでにないシチュエーションで戦って戦って、そしてお笑いのスパイス。そんな映画である。
 ゲームが映画に歩み寄っているだけではない。映画もゲームに歩み寄っているということなのだ。
 キャスティングは『アドレナリン』よりもずっと豪華である。クライブ・オーウェンはカッコいい。モニカ・ベルッチはエロい。ポール・ジアマッティはおかしい。ただし昨年のベストである『アドレナリン』のような、「わはは、これはないわ!!」という突き抜ける瞬間が、残念ながらこの映画にはほとんどない。「奇想天外」という名の常識の範囲。そういう意味で残念ながら、想像を絶するシチュエーションの塊であった『アドレナリン』には及ばない。それでも頑張っているとは思うし、主演3人の素晴らしさで☆1つアップしている感じか。実に惜しい。
 例えるなら『摩天楼はバラ色に』が『フェリスはある朝突然に』に及ばないというか。『スペースバンパイア』が『フライトナイト』に及ばないというか。わかりますか? わかりませんね?

 映画を観終えて、一度家でメールチェックと猫のトイレ掃除をして、こまんだーさんの前で甘えたリラックスポーズを見せるやしゃまるくんに驚愕してから三度外出。昨日緊急帰国したKENとの飲み会である。
 正式には一応「ケイジの誕生日をKENと祝う会」。今日6/1はケイジの37歳の誕生日であった。集まったのは、おげしょ、しょっちゃん、ゆうちゃん、きぃ。これにこまんだーさんとKENを加えた7人で、沖縄料理の「がちま家」にて乾杯。ケイジは遅刻したので、せっかくのお祝いの言葉を主賓は聞けずじまいだった。
 私からは、KENには、ずっと渡しそびれていたGC版『機動戦士ガンダム 戦士達の軌跡』のカーグラDVDと、ユニクロでの再販を買ったばかりの「ガウ攻撃空母」Tシャツをプレゼント。ケイジには貰い物のPS2ソフト『シャイニングウインド』を種声繋がりで。
 半年ぶりに会ったKENだが、今日は海外の有名なダンサーのタップダンスの舞台を見てきたそうで、「ありゃもう楽器だね!」とゆうちゃんにパンフを見せながら興奮気味で「あまりの素晴らしさにDVD買っちゃったよ!」と話して聞かせているところを見ていると、とても昨日海外から戻ってきた男には見えない。このマイペースさこそがストレス無く3年間のお勤めを果たし、これからもサラワクを背負っていく男の力なのだろう。
 1軒目で2時間を過ごしたところで8spotsが帰ってきて合流。仕事のために戻るきぃが別れ、改めて8人で、向かいの「さくら水産」で2次会。どこのお店も日本語が不自由で大変だ。
 しょっちゃんは期待の「魚肉ソーセージ・52円」を見て「こりゃ確かに」と少しガッカリしていた。
 会計の談になって、「あ、そういえば思い出したんだけど、この前会社で研修があってさ」とKENが突然、今日初めてしてくれる話が、映画も含めて今日の中で一番面白い話だった。でもこの面白い話を日記で簡単に書けるほど私には文才は無いので、いつか8spotsにショートショートにしてもらうことにして、私はここでは説明をしない。「KENの男塾サラワク分校参加話」とだけメモしておく。

 結局解散したのは23時半ごろ? よく遊び、よく笑った。久々に充実した一日だった。

6/2・神様のいたずら
 今日締め切りのブツを提出してくれないホリイさんへは、いつものことながら電話が繋がらない。マンガに出てくる編集者のような形相で電話を掛け続けていた。同時に、昨日のニュースで見つけた某イベントを調べていたところ、某マイナーアイドルの昨日のブログに載っていた「参加した秋葉原イベントの記念写真」で、椅子に座ったアイドルの後ろでポーズを決めていたのがホリイさんだった。茶吹いた。あんた、うちの原稿書かないで何やってるんですか!

6/3
 帰ったら久々にバーチャルコンソールで『バイオミラクル ぼくってウパ』をダウンロードしようと思っていたのに、疲れ過ぎて早寝。土日を休んでいないので疲れが抜けていない模様。

6/4・大江戸ロケット
 私に負けないくらい残業ばかりしている我が上司が、奇妙なメールを部長に出した。
「金曜は花火の試験 講習会があるので午後半休します」……!?
 部長が「これって、どういうこと?」と気になってやってきた。「これって本当に花火のこと?」「そうです」
 言葉の通り、なんと花火師の免許を持っているのだそうだ。年に一度?講習会があって、それをしないといけないのだそうだ。「休みの日が多いんですが、今年は平日だったんですよ」
(追記:試験かと思ったら講習会でした。打ち上げはしないんだって。残念)
 あっけにとられつつ感心していると、部長が私の方を向いて嬉しそうに言う。
「やだよ君知ってる? 彼は昔GOROでモデルやってたんだよ」

 我が上司、ただのスパロボマニアではないとは思っていたが、想像以上に奥が深い。

6/5
 会社を出た直後に良いことを思いついて、駅で携帯からこまんだーさんへ電話を掛けていると、ルリヲ君が目の前で手を振っていた。先日朝にちょっとだけ挨拶したけど、久々だ。
 艦をおりた人たちのその後の赴任地の話をいくつか聞く事ができて、彼らと特別親しかった訳でもない私でも何だかほっとした。やはり彼ら手に職を持ってる人たちは強いよね。QとかAとか質疑応答みたいな聞き慣れた名前ばかりなのは、まあまず知人を頼るからしょうがないということで。私でもそうする。
 ルリヲ君と、最近観た映画は『クローバーフィールド』にしろ『ミスト』にしろ、ホラーの当たり年だよねと一緒に喜んだ。『ランボー』も良かったし(ルリリンはシリーズで一番良かったと言っていた)。それら傑作群と比べるといまひとつではあるのだが、彼はガンマニアなので『シューテム・アップ』も薦めておく。そして去年のベスト映画である『アドレナリン』と今年の最有力候補『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン』を貸す約束を一方的にする……、って『ホット・ファズ』はまだ公開されてないのか。待ちくたびれて2chのスレもすっかり沈静化していたよ。

6/6
 今週は本当にツラかった。家に帰ってからは何も出来ない(ウパのDL含む)一週間だった。土日ともに早起きしたのが仇になった。寝貯めって意味ないとよく言われるけど、それはゼロから始まる計算でプラスを増やしても意味ないってことなんだと思う。普通「寝貯め」する人はマイナススタートだから、「寝貯め」っていうのは言い方だけで実際は「多めに回復を図ってる」ってことで、やはり意味あることだ。
 ルリヲ君から『ブレードランナー』のDVD-BOXを借りたので、今から「ワークプリント版」観るのにワクワクなんですが、土日は既に予定でいっぱいなんだよなあ。

 先日、大槻ケンヂの主題歌聴きたさに買った『さよなら絶望先生』のソング集アルバムを8spotsに渡したところ、「音がTVのと違う! You Tubeのとも違う!」と不満だという。既に聴いた私には区別が付かないので謎だったのだけど、しばらくして自己解決。「iTune」で聴くとダメなんだそうだ。WMPだと普通に聴けるようになったとのこと。ちなみに取り込む前のCD再生時での比較。以前からiPodの音に不満を言っていた8spotsだったが、圧縮方法だけでなくプレイヤーとしての音の再生バランスの時点で彼女には合わないみたい。操作性や簡便性は圧倒的にiTune好きなのにお気の毒。しかし、理論上は理解できるけど、そういうこともあるんだなあ。

6/7・夢の国にて
 恩師の結婚二次会に参加するため夢の国へ。
バスの中
 バスのアナウンスは国王自らがやってくれます。きぃと違ってこの領土には本当に用がないため、久々にやってくるとその異世界ぶりに驚きですが、別にそんなに嫌ではありません。

 会場は一部同窓会。聞くところによると全部で117人のお客さんがいらしたそうで、私の参加した二次会ではケイジの200人に次ぐ人数です。
行列
 ホテルの広間を使っての二次会なので、私も何を着てくればいいのか悩んで、結局スーツにしたのですが、みんな戸惑ったらしく、格好もさまざま。普段着の連中も結構いましたが、それなりに肩が狭そうだったのでここは正解だったとしておこう。

 というわけで残念ながら写真はここまでです。

 いよいよ開会となって、新郎新婦の入場です。部屋が暗くなってみんなが扉にカメラを構えて待っていると、開いた扉から男女の着ぐるみが入場。思わぬ登場にみんながギョッとしてました。「まさかこの中の人が!」と一瞬思いましたが、さすがにそれはやりすぎ。後ろから姿を現しました。
 どんな話題もさらりとかわすM吉さんの名司会ぶりと、M吉(司会とは別の人)さんの熱唱ライブ(全6曲!)、赤面トークなどなど本当に楽しませていただきました。

 私は1月に命を救ってもらったお礼も、やっと言うことができました。
 「あれは結構頑張ったよ」って笑顔で返してくれてとても嬉しかったです。この"神降臨"話は、今もよく人に話してるのですが、どっかでもっと広く語れるところでしたいなあと思いながら今のところまだそのチャンスは巡って来ません。
 ともかく本当におめでとうございます。
 帰りも送迎バスでまっすぐ帰宅。明日も仕事なのです。

6/8
 今日は2人の命を救ってしまった。
 普段なら休日に楽しいお買い物を堪能しているところを仕事に巻き込んでしまってすまない気持ちになっていたのだが、命の恩人ならきっと許してくれるだろう。
 というわけで今日は4人の人を会社に呼んで正午から夜までずっと仕事でした。映画は1本も観られず。そしてついにこまんだーさんまで仕事に巻き込んだ。後悔はしていない。

6/9・『ザ・マジックアワー』
 昨日の休日出勤が功を奏して、ついに仕事が少し前進。おかげで今日は止まっていたいくつかの案件をまとめて一気に片付けることができた。いくつかはギリギリの話。
 先日衝撃の人事異動のあった獄・楽さんの取引先のボスは、私にとっての恩師でもある。そしてこの騒動の最中、私はそんなことも知らず(例によって毎度のことですがボランティアで)原稿執筆を頼んでいた。そして今日はその締め切りの日。延ばしに延ばした締め切りだったが最後になって「ごめん」というメールが朝届いていた。予想はしていたものの残念だ。スタッフにチャラになったことを伝えてから、返事の結び的に「せめて一言」と書き足したら、まもなく「しょうがない。かわいいやだよクンのためにやりましょう」という返事。そして数時間後、原稿が届いた。ばんざーい! 普段はあまりこういうことは思わないのだが、今日は、ああ、あの人には本当に好かれていたのだと心から嬉しくなった。とにかく感謝。

 あまりに多くの進展があったので、今日は少し余裕を持って、残業もあまりせずに帰ることにした。そして8spotsを連れてチネチッタへ。

『ザ・マジックアワー』(☆☆☆☆)
 ギャング版『合言葉は勇気』。傑作『ザ・有頂天ホテル』には及ばないが、三谷幸喜の映画好きを堪能できる1本。ところどころで、ゲラゲラ笑いが場内を沸かせる。とりあえず佐藤浩市のコメディアンぶりを堪能できてこれが非常に良い。これだけで観る価値はある。寺島進がいつもと同じような役なのに今回は輝いて見えた。
 残念なのは肝心の妻夫木聡と深津絵里が作品を引っ張ってくれないこと。『ザ・有頂天ホテル』のように登場人物全員が輝くなんてことは早々無いと思うが、せめて主演2人くらいはなあ。今ひとつ魅力が無い。それからラストでまったくハラハラさせないこと。8spotsの例えを借りるなら是枝監督の『花よりもなほ』(名作)は、ずっとのんびりとした映画なのに、ラストは本当にハラハラさせられた。この映画はクライマックスについてすべてネタばらしをしてからラストをやるため、笑えるわけでもなくハラハラもさせない。どういう意図を持ってあのラストなのかがよくわからない。映画としてオチてないことはないのだが、終わった時の嬉しい感じが希薄になってると思う。これが☆1つマイナス。
 というような、あえて駄作と言っていい『みんなのいえ』を思い起こさせる残念な部分もないわけでないのだが、監督が今回の映画で目指しているところ、特に溢れる映画への愛は伝わってきているので(そういえば劇中劇の古い映画の再現度は感動的)、今回もよくできた映画であり、ほぼ楽しめた。

 で帰ってきたら週に一度のお楽しみ『ファイアボール』なのだが、90秒しかない本編で、MXテレビを見るとき30分に1度あるかないかの画面ノイズが発生! 嗚呼私は神奈川県民。あまりについてなくて涙。でもまあどうせ1話から録画できているわけでもないし、とにかく今はDVD発売を切に願います。

以下メモ。
『ホット・ファズ』、チネチッタで上映決定! チラシが置いてあったよ!
『崖の下のポニョ』、やっと予告観た。吹いた。

6/10
 ぽーにょ・ぽにょ・ぽにょ・さかなのこー……誰かこの頭の中で鳴り続けるあちこち音程外した歌声を止めてくれー! しかもそこだけ。あとほとんど覚えてない。

 昨日突然連絡があったみたいなんだけど、うちの会社の寮が全面的に無くなるんだって。10月には全員出て行けってことらしい。住民はパニック。そういえば某アレが無くなったどさくさで社販も無くなってる。アレができる前にはあったのに。サヨナラ福利厚生。へんだよねー へんだよねー なんだかへんだよねー
 仕事の方は今日も編集者モード。3週間遅れの原稿を全ボツにしてみたり。そりゃお題どおりに書かないと許さん。

 ぽーにょ・ぽにょ・ぽにょ・ふくらんだー

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