[PR] ボトックス 2008/6/下のやだよ日記
仕事がここ3年の総決算になっており、久々に凄いことに。そんな6月下旬。

2008年6月中旬の日記2008年7月上旬の日記日記メニュー

6/21
 先日の日記を読んだ8spotsが衣替えついでに私のTシャツの数を数えてくれた。大体普通に着ているのだけで60枚強、古くなって下着にしているものが40枚弱、後まだ未開封のものが数枚で、大体100枚くらいだった。予想の倍あった。
 幾らなんでも多すぎなので、整理しないといけないなー、と思いながら、今日はほとんど動けなかった。少し時間をやりくりして買い物だけ行って終了。映画もDVDも観る余裕なし。

6/22
 6/8に続いて今日も仕事。今日もこまんだーさんとクボタさんに全面的協力を要請、一室に軟禁。昨夏を思わせる光景。歴史はこうして繰り返される。こまんだーさんとは気が付けば4週連続で会っているわけだ。映画→仕事→映画→仕事。ということは来週は映画。
 来週は尊敬する是枝裕和監督の新作『歩けども歩けども』が公開みたいだけど、これはこまんだーさんが喜ぶ「斗魂」とかバイオレンスとか抜きの映画だと思うので、残念ながら声を掛けられないで終わりそうだ。というより、こうして今日も朝から晩まで仕事だったのに来週映画を観られる保障などないんだが。
 そして夜は1時過ぎから1時間半以上のお仕事電話。ウィルコムタイム?で無料通話だから安心さ!

6/23
 頑張りすぎてちょっと電池切れる。日用品を買う用事もあったし天気も荒れるというから早めに会社を出たけど、何だかいろいろ気持ちがハラハラして寝るのは遅くなる。
 MXテレビの円谷劇場は先週『ミラーマン』がシュールに終わり、今日からは『帰ってきたウルトラマン』。なぜかこれの1話は昔から見逃していたので、(本では見たことがあったものの)ちゃんと見るのは今日が初めて。
 よくわからないうちに死んでいるザザーン、自分の無事を確認すると郷を見捨てて去っていく子供、できたばかりの流星号をその日のうちに燃やしてしまう兄弟、残骸となった流星号にショックを受ける郷、しかも追い出しをくらうという超シュールな展開。これは凄い。めちゃくちゃ面白い。

6/24・吸いすぎは健康に悪影響を与えます
 ひとつも解決してないけど、仕事はいろいろ進んだ。充実していたっぽい。そろそろ精神的に追い詰められつつあるのでぼちぼち終わって欲しい感じだ。

 本格的に夏がやってきて、ほっちゃんの毛が抜けすぎて大変なことに。毎日3分ほどブラシで毛をすいてやるのだが、あっという間に巨大な毛玉ができる。こんな毛玉発生機が同じ部屋で暮らしているのかと思うといろいろ心配になるが、まあペットというのはそういうものだろう。ここはやはり住み込みのメイドさんことルンバさんに頑張ってもらうしかない。

6/25
 細かい仕事をたくさんやっていると、たくさん働いた気がするのだが、一言で今日は何をしたと言えず日記にも書きづらい。あまり進展しているようにも見えない。けど来週は仕事のクライマックス。
 いよいよ仕事机からモノが溢れるようになってきた。すでに白いテーブルの面はマウスを動かす猫の額ほどのスペースを除いて見えなくなっている。見る人にとってはお宝の山かもしれないが、それはつまり多くの人にとってはガラクタの山である。A型の私は昔から片付けは上手な方だと思っているのだが、仕事のパラレルぶりに比べて机が狭すぎる。そして来週末には嬉しくない社内引越しが待っている。なんてメモっぽい日記。

6/26・シオナイト
 『メイド・イン・ワリオ』が好きで『ゲームセンターCX』のゲームもすっかり楽しんだ私だが、地雷臭を漂わせる『ぼくらのゲーム検定』は雑誌で見た瞬間、これはアリだと思いながらもなんだか空気の抜けた雰囲気に少し警戒しながら見守っていた。そして発売日。ファミ通のクロスレビューも高かったし、下手に2chとか読んで新鮮な気持ちで楽しめないのもアレだし、思い切って発売日買いをして早速遊んでみたのだが、これが今のところ超ガッカリな代物。mixiにも書いたけど、画面はファミコンなのにSEがアーケード版の『ゼビウス』をプレイした瞬間、もうかなりショック。中途半端が一番良くない! ノスタルジーでもなく、普通にゲームが楽しめるわけでもなく。存在意義がわからない。
 『セガ・オールスターテニス』のDS版に入っている『スペースハリアー』がユルいのに面白いと言うのはあれが豪華な「オマケ」だからであって、本編がオマケな出来ではダメなんですよ。
 こんな中途半端なソフトがナムコから出てしまったことに非常に危機感を憶えるよ。せっかく『ゲームセンターCX』で見直したのに! 『ナムコミュージアムDS』の曲に感動したのに!

6/27
 激しく週末。週が明けると月末。月末は締め切りなのでいろいろなことが駆け込みで仕事もピーク。「うわー、もう間に合わないかも!」と叫びながらPCの電源を落とし、久々の最終電へ駆け込む。(終電を諦めた)後輩がいてくれたおかげで戸締りしないで会社を飛び出したので間に合った! 電車は結構混んでる。金曜だからかな。
 この仕事、終わるのかな、終わらないのかな、終わるといいな、という感じで毎週仕様が増えていきます。なにこれ。

6/28・『イースタン・プロミス』
 半月前にスピルバーグから誕生日プレゼントを貰って有頂天になっていたのだが、実はクローネンバーグからもプレゼントを貰っていたのに先週末気付いた。6/14から『イースタン・プロミス』が公開されていたのだ。情報をシャットアウトしすぎて公開日まで気付かなかった。マイミクのWOWさんの鑑賞日記を見なかったらこのまま通り過ぎていたところだ。
 その年のベスト映画だった前作『ヒストリー・オブ・バイオレンス』は東銀座まで観に行かなければならなかったが、今回は家から歩いて10分のところだ。改めて川崎って良い街になったと思う。
 今日も青山から8spotsと帰ってきたその足で映画館へ直行し、夜の回をプレミア席で観る。

『イースタン・プロミス』(☆☆☆☆☆)
 『スパイダー』、『ヒストリー〜』に続いてまたしても傑作。正直昔よりもずっと好きだ、クローネンバーグ。
 観客に精神的な圧力をかけてくるデビッド・リンチの作品は私は結構苦手なのがあるんだが、その点クローネンバーグはどんな作品を撮ってもそこには娯楽作品としてのバランスがあって非常に快適に見られるところが好きだ。それでも『イグジステンス』あたりまではちょっと自分の世界を描くバランスがいまひとつ欠いていて、(8spots曰く)夢の方に寄り過ぎていたんだけど、夢に安易に逃げず、現実世界に足を置いてからのこの3作は本当に素晴らしい。どれも心に残る名作である。役者よし、脚本よし、美術よし、舞台よし。
 そして、たとえそのいくつかが今ひとつだったと感じたとしても、とにかく主演のヴィゴ・モーテンセンを観ているだけでこの映画は誰でも傑作だと思うんじゃないか。そのくらいヴィゴが輝いている。惚れる。りえ姐さん、それを見抜いていた貴方は凄かった! パンフレットの写真は、まるでどこかのブランドショップに張ってあるモデルのポスターかのような美しさである。
 なおレーティングは久々のR-18だったのだが、観てみればそれなりに納得。逆にレーティングが高いおかげか、余計なボカシとか無くて本当に良かった。これでボカシとか出されたらかなり興ざめである。日本映画界も良くなってきているということではないか。(逆にいうとこれWOWOWとかでは放送できないか、したら興ざめだね)

 今年は、好きな監督の新作や、好きな映画の久々の続編、気になる佳作の公開が続いて毎月観る映画が多くて大変なのだが、この映画も間違いなくベストに入る作品だ。今年のベスト10を選ぶのはかなり悩むことだろうなんて、半年を折り返すところで早くもそんなことを考えてしまう。

6/29
 8spotsが外出している間にHDDに貯まっている映画を消化。
『それでもボクはやってない』(☆☆☆)
 これ映画じゃないよね。NHKがやってそうなドラマだ。役者だけ無駄に豪華だけど、そうでないと客が来ないんだよね。
 題材のセンセーショナル性と社会性は買うけど、通り一遍のシナリオとある意味予定調和で終わるラストも含め意外性は皆無。昔ハリウッド映画で、アジア旅行に出かけた若者たちが、知らずに麻薬の運び屋やらされて一生牢獄という壮絶そうな映画の予告だけ見たのを思い出した。

 8spotsが帰ってきたのでもう1本消化。
『Gガール 破壊的な彼女』(☆☆☆☆)
 ショウビズでの評価もいまひとつだったし、よくあるスーパーマンパロディ系かと思ったら意外と変化球。なかなかよくできていた。藤子・F・不二雄の『パーマン』『中年スーパーマン佐江内氏』を思わせる日常描写が楽しい。
 以下ネタバレで語る。予想していたのは最終的にヒロインと主人公が元の鞘に納まるオチだったのだが、主人公は徹底的にヒロインを拒否してるし、ヒロインは最後まで恐い女という一貫したところが恋愛モノとして意外で面白い。正義のヒロインから離れるために悪にまで加担する主人公ってすげえ。
 ユマ・サーマンは『バロン』でビーナスやって以来、壮絶な美人なのにまともなキャラやった印象がまったくないのだが、こんな役をかわいく見せるのは彼女以外に考えられない。
 出演陣も全般的によいけど、終わってから気付いたけど監督がアイヴァン・ライトマンじゃないか。手堅くて当然。でも最近の作品だと結構アタリな感じ。

6/30
 会社の歓迎会で飲みすぎて、家に帰ってぶっ倒れる。父の誕生日だったのに起きたら翌日で電話し損なう。
 2時間ほどして起きてきて、とにかく『ファイアボール』の最終回を観る。いろんな意味で涙。凄い傑作だった。フレメンさん、こんな楽しい作品と出会わせてくれてありがとう。
 で、MXテレビ放映版は20秒もカットされているそうなので、公式サイトでの配信を待ちつつ、来週からの再放送で今度こそ全話録画するぜ!

日記のメニューへ | HPのTOPへ |