[PR] RMT 2008/11/下のやだよ日記
突如映画音楽熱に浮かされた11月下旬の日記。

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11/21
 日記更新が滞りすぎた。もう1週間以上貯まっている。大阪日記をちゃんと書きたかったりしたんだけど、最近帰るの遅くなってるしなあ……。でもこれは何とかしなければということで久々に「精神と時の部屋」を利用して一気に更新した。これで借金ゼロ。仕事は貯まるけど。

11/22
 歯医者4日目。12時の予約で12時に着いたが、その後待合室のマンガを2冊半読んだ。1巻ばかり置いてあるので読みやすいけど続きが気になる。んで診療が始まったのは13時過ぎ。この病院、腕は良いのだけどこれがたまにあるので後ろに予定が入れられない。帰りがけに聞いてみると急患が入ったせいらしい。14時きっかりに終わった。
 帰宅してから今度はいきつけの美容院に行こうと当日予約の電話をするが繋がらない。予約できないんじゃなくて電話がお話し中なのである。結局時間を開けてかけ続け1時間くらい過ぎてやっと繋がり、1時間後に予約できた。散髪が終わって聞いてみると急患が入ったせいではなく、電話が2つしかないからだそうだ。2つもあるのに? こっちはちょっと納得できないけど、値段と腕と店の雰囲気は嫌いではないので、歯医者同様ここもまだ使うと思う。
 夜はXboxの更新をして、1年更新をしようかと思ったんだけど、23時過ぎに更新すると何か1日損した気になる貧乏性のためメンバーシップ更新は後日とする。その後8spotsから珍しく言い出して映画。プロジェクターで映画観るのは久々だ。HDDに映画貯まりすぎているのを何とかしないと。

『エターナル・サンシャイン』(☆☆☆☆☆)
 最近NHK-BSでやってたのを8spotsが録画しており、それではということで観たら傑作。でも、このタイトルじゃ私、面白さに気付きません(アカデミー脚本賞を取ったというのも観た後知った)。ミシェル・ゴンドリーは先月観た『僕らのミライへ逆回転』の監督だというくらいで、確かにあの映画は面白かったけど、それ以上あまり気にしておらず、でもこっちを先に観ていれば確かにその後も追っかける気になったと思う。これなら『恋愛睡眠のすすめ』も観てみたい。
 普通の恋愛映画だとばかり思っていて実際最初はそういう雰囲気なんだけど、そう見えるのは少々長めのアバンタイトルの範囲でのみ。映画の中身はほぼ藤子・F・不二雄の短編系、"すこしふしぎ"なSF映画だった。過去と未来の錯綜具合と混乱ぶり、まるでタイムトラベルのように記憶の海を泳ぐ主人公の様は、まるで「ドラえもんだらけ」である。
 ジム・キャリーとケイト・ウィンスレットという異色の恋愛ストーリーを軸に、イライジャ・ウッド(またヘンな役やってる)とかキルスティン・ダンスト(覚悟してたら今回は意外とかわいく見えた)らがドラマをかき回す。豪華な俳優陣が皆で好演。
 普通に記憶の中を回るだけならまだ恋愛を中心にできそうなものを、あえて「思い出したくない記憶」「過去の記憶」などにジャンプして話が脱線しつつ、それがまたお話を盛り上げるのに一役買ってたりするところや、過去の記憶の再現の中で現在のドラマを行っているところなんて本当にワクワクする。
 というわけで4年前の映画なのにときめきました。

11/23・壁一面
 ゲームの日だけどゲームせず部屋掃除。本棚から溢れ気味のDVDと一部無駄に占拠してるDVD、さらにいい加減起動しなくなりつつある旧Xboxのソフトを試しに空いた壁に突っ込むつもりで並べてみたところ、埋まる埋まる。
壁一面
 すぐ手に取れない状態になってしまっているDVDだけでこんなにあったんだから阿呆だよなあ。一部未開封で値札が付いたままのDVDがぼちぼちあったり、箱同士で並べたらゴジラ(FINAL WARS)とキングコング(エクステンド版)が並んでこんにちはしていて面白かったりしたけど、これ本当に一生の間に観たり遊んだりすることはあるのだろうか。あと『アウトオブタウナーズ』とか『ソルジャー』とか出てこないけど、もしかして『ご近所探偵TOMOE』と同様、KENに貸したままなのか?
 ……ともかくこの壁に合う本棚も買わないとなあ。
 陽が暮れた頃に外出。丸井とBEで買い物して戻る。普段ならこの後映画観て寝るという感じなのだけど、今日は掃除に精を出す。

11/24・『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』
 自転車で買い物に行ったら帰りは本降りで、傘を持っていったもののずぶ濡れ。体をかわかしつつ8spotsと外出。こまんだーさんと合流し、予告の始まっている満員の映画館へ飛び込み。

『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』(☆☆☆☆)
 ベン・スティラーが久々に全力出している映画で、私が映画館で観る初めてのベン・スティラー映画となった。
 ベン・スティラー映画との出会いは我が映画の師・フレメンさんが絶賛していた『ズーランダー』から。ただし劇場(シネパトス単館)には行かず、廉価DVD化されているのを発見してからだけど。ファッション業界をコケにしつつ愛情たっぷりのこの映画は、これまで見てきたコメディ映画のどれとも違う味わいで、一時期は「極めた」と思っていたジャンルが、まだまだ輝きを持つ奥深さを持っていたことに喜んだ。
 本作『トロピック・サンダー』も、予算的な目に見える部分がいつもよりも派手に見えることを除くと、これまでのベン・スティラー映画と全く同じ。特別な新鮮味はないが、安定した笑いを提供してくれる。ただ、ジャック・ブラックのような既に1本立ちしている人気コメディアンを加えたものの、主演3人の中でジャックのみ盛り上がりに欠けてた気もする。ロバート・ダウニーJr.がすべてを持って行っちゃっただけ?
 本作の見所は、ZAZとその派生系のパロディ映画とはまた異なるアプローチでの映画のパロディ、そして業界皮肉ネタ。私は大好きなネタだ。でもこれのおかげでいつも以上に日本人でも楽しみ易くなっていて、この、信じられないほどの拡大公開(川崎に至っては3つのシネコンすべてで公開中。なのに満員)に耐えうる内容になっていたのかも。ただ、いつもどおりの差別ネタ・下ネタはアベックさんたちはどういう感想を持ったのか興味ある。
 最も大切な相棒、オーウェン・ウィルソンが自殺未遂中で不参加なのは残念だったが、その分新鮮な俳優たちが脇を固めていて、情報をできる限りシャットアウトしていた私は彼らが顔を出すたびにいちいち面白かった。ただ、あのポール・ジアマッティ似の方の話は少し聞いてしまっていたのだが、結局私は最後まで気付かなかった。逆に全く情報を知らない8spotsとこまんだーさんはすぐにわかったというのだから私はまだまだであるなあ。

 映画が終わって喫茶店でそんな話をしてから8spotsと別れ、私はこまんだーさんを連れて帰宅。家でDVDで映画をもう1本。

『バブルへGO! タイムマシンはドラム式』(☆☆☆☆)
 今春にテレビ放送を途中から観て気に入っていたホイチョイプロの映画。今回初めて頭から観たが、やはり面白かった。
 『バック・トウ・ザ・フューチャー』そのもののネタを散りばめつつ、タイムスリップということ以外ストーリーは全く異なるものになっているというところが和製新作としての魅力を上手に高めている。
 今回DVDのブックレットやメイキング映像で、過去の再現には思った以上にこだわって作られていることがわかった。BTTFになくてこの映画にあるもの。それは過去の風景を私が知っているということだ。これはこの映画で最も大きい魅力だ。で次の魅力は広末涼子。ドコモのポケベルのCMで観たときのかわいらしさを久々に取り戻していて、一瞬しかない競泳水着シーンは、どうもありがとうと演出家に感謝したい。
 KENとかすげー好きそうなので、日本に来たら是非観るといいよ。

 映画を観たらもう良い時間だったので、雨の中再び街へ。マッサージ帰りの8spotsと居酒屋「がぜん」で合流。今日の2本の映画のこと、秘められたこまんだーさんの過去についての話などを聞く。珍しく酒が回る。寝不足すぎる。

11/25
 冬季賞与の査定に伴う上司2人との面接。これからやりたい仕事についてなどを聞かれたので、好き放題喋った。あと少し愚痴。かなり思ったことを好き放題言ったんだけど、普通に聞いてくれて嬉しくなった。上司が今の仕事をしている私に会社的価値を見出してくれているという本当にありがたい状態なので、お金に困らない限りは現状維持だ。
 しかし、お互い5年くらい前の真っ暗な世界からは考えられないことですよねえ>Zさん

11/26・映画音楽と私
 先日ネットで注文したCDが届いた。『ジョン・ウイリアムズ グレイテストヒッツ1969-1999』。ジョン・ウィリアムズの歴代名テーマが2枚組で28曲入って2520円。すげえ安い。もとは2000年くらいに出たCDらしいけど。
 残念ながら「オリジナルサウンドトラック」ではないもの、多くの楽曲でかなり再現度の高い演奏を聴かせてくれるので、サントラを持ってないものは普通に違和感なく聴けた。私のジョン・ウイリアムズは、持っている9割方が今は亡き数寄屋橋の中古レコード屋・ハンターで父が買い漁ってくれたLPなので、今はすぐに聴くことができないのだ。
 映画音楽といえばまず何を差し置いてもジョン・ウィリアムズという時代である。少しマニアックになってくるとジェリー・ゴールドスミス、モリコーネはまだウエスタン専門で、ジョルジオ・モロダーは出たばかりで、新鋭だったジェームズ・ホーナーは全然面白くなくて、ダニー・エルフマンなんてまだ存在しなかった時代。ということで私もまずはジョン・ウイリアムズだった。どの曲も小・中学生時代は浴びるほど聴きまくったテーマばかりだ。当時の私は例えば『スター・ウォーズ』なら最初の「じゃーん」で3部作のどれかは一瞬で答えられたほどだったが(でもきっとあの頃の映画ファンならみんなできたはずだ)、社会人になってから、正確には再生媒体がオーディオテープからそれ以外になったときから遠ざかってしまった。今回の久々の再会はかなり興奮し心ときめくもので、なかなか良い買い物だった。
 PCで再生を開始すると、隣の部屋にいた8spotsが飛び込んできた。部屋越しで聴く壮大なオーケストラサウンドに彼女も心ときめいたらしい。ああ、良いスピーカーを買って、久々に部屋の真ん中で安楽椅子に座って音楽を聴いてみたいと思った。

11/27
 昨日CDをPCで聴いているとき、ふとmixiミュージックのことを思い出し、勢いでmixi stationなる常駐ソフトを入れてみたのだが、今朝見てみるとmixiの私の更新履歴のところに曲名が表示されていた。そこをクリックすると最近同じ曲を聴いた別の人のリストが出るのだが1人発見。その人は他に何を聴いているのか、さらに名前をクリックすると、ジェリー・ゴールドスミスのベストアルバムの名が。CD4枚組なのか! でamazonで残り1枚だった。買ってしまった。mixi station恐るべし。amazon恐るべし。こんなにわかりやすい乗せられ方をするとは!
 帰宅してから昨日の続きを聴こうと『プライベートライアン』を再生すると、そういえば私はこれのオリジナルサントラの入ったCDを持っていることを思い出す。パラマウント映画の90周年2枚組アルバムだ。結局寝るまでそれを聴いていた。映画音楽熱が一時的に再燃。聴きながら普段見ない棚を見ると、中古CD屋で安いからという理由で無駄に買った映画音楽CDが結構あった。『マイノリティ・リポート』とか『ターミネーター2』とか『フットルース』とか、すっかり持っていることを忘れていたものも数枚。パラマウントCDの最後の曲がアラン・シルベストリの『フォレスト・ガンプ』だったので、その繋がりで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を聴き始めてしまいさらに寝不足。

11/28
 で、昨日買ったジェリー・ゴールドスミスのCDが届いた。wktkしながら聴いてみたが、残念ながらこれもオリジナルサントラ盤ではなかったしかもジョン・ウィリアムズのCDに収録されている楽曲は「ジョーズ」や「未知との遭遇」など一部を除いて、できる限りサントラ版と同じものに近づけようとしている演奏で好感が持てたのだけど、こちらは明らかに編成が少なく、音の厚みがかなり物足りない。『トータルリコール』のイントロとか再現を完全に諦めたのかシンセになってて音が薄すぎて泣ける。53作品280分オーバーというだけに質が微妙なのかな。
 ただしゴールド・スミスの指揮の組曲なんかも入ってるし、これはこれで楽しもう。『カプリコン1』とか久々に聴いてわくわくできた。

11/29・大会
 KENとPSOやりまくってからもう何年経ったのだろう。IZAYOIさんが北海道に帰っちゃったのをKENから教えてもらったのもつい先日のことだ。ともかくPSOやって以来毎年この日はKENのことを思い出すわけ。でもKENは今日もコニタンとよろしくやっているだろうからメッセンジャーにもどこにも現われないわけだ。

 本日は2週に一遍の8spotsの付き添いで青山。比較的早起きだったので極めて眠い。
 その後一旦川崎まで帰ってきてから野暮用で知り合いのイベントに顔を出す。最後をちょっと見学しただけだけど、そこそこ盛り上がっていた。
 その後夜から、はるばる埼玉の大宮のほうから来て下さっている方々へのねぎらい&打ち上げ飲み会が近所の居酒屋で開催されるのでタダ飲み。大宮の人から、京急の駅のチャイムが変わるという話を教えてもらう(これ)。品川では「赤い電車」、横浜では「ブルーライトヨコハマ」、浦賀では 「ゴジラのテーマ」が流れるそうだ。浦賀行きてー。
 以前(10年くらい前)ファン過ぎてサイトにリンクさせてもらったにこの飲み会で偶然初めてお会いすることができた。帰ってきて再確認してみたら、いつの間にかリンク外していたのはなぜなのかもう覚えていない。

11/30・パクリ音楽映画
 安らかな休日。
 PLAY-ASIA.COMから8ドルオフの割引クーポンがEメールで届くので、12月発売の北米版『コードギアス』のボックスを買おうとするが最低価格の50ドルに届かないので、後1つに何を買うのか悩んでいたら陽が暮れる。結局ゲームの音楽CDを買うことにしたが1枚では数セント足りない。よくできてる。おかげで2種類買うことに。
 その後8spotsがでかけたので私はビデオ消化。プロジェクターで『鹿男あをによし』の観直しとか。『劇場版ポケットモンスターダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』という壮絶に長いタイトルの映画を観ていたら半分くらいで8spotsが帰ってきたので中断。
 でもせっかくなので映画1本観ようということで観たのが以下。

『ライブラリアン 伝説の秘宝』(☆☆☆)
 30過ぎでもまだ大学に居座る本オタクのさえないマザコン男が大学を追い出された後、図書館司書に合格するが、実はその図書館は世界の秘宝を預かる秘密図書館。彼は奪われたロンギヌスの槍を求めて、なぜか世界を股にかける秘宝探検の旅に出ることになる……。というアメリカ製TVムービー。2004年の作品だそうだ。
 主演のノア・ワイリーは『ER』の人らしいが私は観てないので知らない。そのかわり敵役をなんとカイル・マクラクラン、マザコン主人公の母親役をなぜかオリンピア・デュカキスがやっていた。カイルがもう本当に何のとりえもない敵役で、以前観たTV版『ポセイドン・アドベンチャー』に出演していた、私の大好きなルトガー・ハウアーやピーター・ウェラー、スティーブ・グッティンバーグにトーマス・ハウエルらと同列の方になってしまったということだ。合掌。
 内容としてはタイトルの通り、どこから観てもインディ・ジョーンズ、ハムナプトラ系で、もちろんベタベタな二流作品なんだけど、特に嫌な感じはせず最後まで楽しめた。
 本作最大のポイントは音楽。担当者の名前も知らないが、もうどっからどう聴いてもジョン・ウィリアムズ、というか『レイダース』。先日ベスト盤で聴き直したばかりなので特に笑えるくらい似てる。ただ、それがパクリじゃなくて『ラットルズ』的な「どう聴いてもアレだけど一応別物」なバランスが良いのだ。マリオンのテーマ風の甘いメロディーや秘境での細かい楽器の使い方なんかは非常によく似ていて音楽が流れるたびにニヤニヤしてしまう。
 さらにクライマックスで、ヒロインと敵の女性によるキャットファイトがあるのだけど、ここで突如布袋の『新・仁義なき戦い』そっくりの曲が流れる。こっちはオマージュとかではなく、もろパクリ。もちろん『キル・ビル』を受けてのことだろう。わざわざ金髪対東洋美女の戦いにしてるし。
 こっちはもう曲の構成が完全にアレ。しかも音はめちゃくちゃチープ。安さ爆発。笑いをとるために掛けているとしか思えない。エンドクレジットでフルコーラス聴けるので是非観る機会のある人は最後まで観て(聴いて)欲しい。

 なおこの映画には続編があるそうで、もちろんこれも録画済みだ。あまりにショボかったら観ないで消そうかと思ってたけど、今はとても楽しみだ。

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