[PR] RMT 2009/5/上のやだよ日記
病院通いしつつマブヤー通いという、ゴールデンウィークを遊んで満喫。5月上旬のやだよ日記。

2009年4月下旬の日記2009年5月中旬の日記日記メニュー

5/1・『グラン・トリノ』
 予防接種のため、ほっちゃんを猫キャリーに放り込んでタクシーで2km先の動物病院へ。体重は4kgになっていた。1年前よりさらに体重が増えている、すっかりぽっちゃり体形になったほっちゃんを見たらきっと獣医さんに怒られると恐縮しながら臨んでいたのだが「まあこんなもんでしょう」と先生は怒らなかったので少しほっとした。
 戻ってPCを起動すると、メッセンジャーがウイルスに感染してるともうすぐ試用期間の1ヵ月が終わる「G DATA」さんがWindows Live Messengerを隔離。繋げなくなってしまったので、ここ数ヶ月拒否り続けた最新版をインストール。……あまりに余計な機能がいっぱいでぞっとする。バナーいらないしこんなアイコンもいらない! パッチあてようとしたら、一番シンプルになるヤツは最新版に非対応。暫定的にとりあえずバナーだけ消せるヤツを入れる。いくら無料だからって、会話するだけのメッセンジャーをこんなデコレーションするという発想がありえない。うちのノートじゃ解像度的に場所取りすぎるっての。
 とかやってたら予約した時間になったので、夕刻から映画の日の映画でラゾーナへ。

『グラン・トリノ』(☆☆☆☆☆)
 宣伝文句に偽りなし。イーストウッド史上最高。こういう映画で涙を流すなんて私もじじいになった証拠だ。
 内容は簡単に言えば傑作『許されざる者』の現代版であるのだが、あれからさらに17年が経っているためイーストウッドもますます老熟し、さらなる深みと考えの変化が見られる。そこがまた面白い。
 『ミスティックリバー』や『ミリオンダラーベイビー』のような意外さはこの映画には必要なく、時代劇のようなシンプルさがかえって心に響くのかもしれない。ただただエンディングへ向かって進む物語を見ながら泣くのである。観るのが1回目でももう泣き所がわかる。最低限の登場人物で最低限のドラマが展開する。イーストウッド演じる男が冒頭から最後まで終始愛おしく、愛と笑いに溢れた映画。今年のベスト決定。

 帰宅後、夕食を経て、HDD録画消化。

『オールウェイズ』(☆☆☆)
 「三丁目の夕日」ではなくスピルバーグのやつ。WOWOW録画で、実は今回初めて観た。当時劇場で観損なって、ビデオも当時持っていたのに父もあまり褒めていなくて結局観るのに20年も経ってしまった(1989年映画)。
 リチャード・ドレイファスもホリー・ハンターも好きな俳優だったし、当時「人間を描けない」と叩かれていたスピルバーグも遠い過去の話だ。で、観てみたら言うほど酷い映画ではなかったので良かった。
 詳しい話は知らなかったのだが、めちゃくちゃ『ゴースト ニューヨークの幻』に似ているシチュエーションの映画なのはビックリした。結婚を前にして死んだ男が彼女のそばで幽霊として見守るストーリー。2人を繋ぐオールディーズの歌、霊媒師を介して生者との会話、ボーイッシュなヒロイン像など、細かいパーツもデジャブを感じるけど、この映画は『ゴースト』より1年古い。つまり、中途半端なつくりのこの映画を「俺ならこう撮る」とザッカーが撮ってみたら大ヒット、みたいなこと? ……映画撮るのには何年もかかるからさすがにそんな都合よくはいかないはずだけど、当時は類似性について話題にならなかったのかと思ってしまう。
 もちろん森林火災の消火飛行機乗りという設定や、オードリー・ヘップバーン(遺作なのね)の登場など、この映画ならではの面白さも多数あるが、やはり残念なのは3人の登場人物にカタルシスのある見せ場がないまま進み、ラストのホリー・ハンターの暴走が納得行き辛いところだろう。前半のドレイファスの活躍シーンをばっさりカットして若造の見せ場を増やせばシナリオ的にはもう少しまとまりがあるけど、映画としては地味になるのかな。ともかくその辺がこの映画を何だか手放しで楽しめない部分なんだろう。
 とはいえ、飛行機のシーンはプロジェクターに映えるし、WOWOWで観れば色の鮮やかさも素晴らしく、とても20年前の画質とは思えない。中途半端に小さいテレビでVHSやDVDで観たりせず、こうして今観てよかったのかも。

 そうそう、ついに我が家にも定額給付金の案内が届きました。忘れられてるのかと思った。

5/2・せんべいカフェ
 父の見舞い。また病室が移動していた。父の回復力は病院の先生も驚くほどらしく、父の話では連休明けにも退院の準備をするという。回復が早いのは嬉しいが、そりゃちょっと早すぎないかと、介護する母のことを含め心配になる。

 見舞いを終えると、病院の近くにあるビルの1階に気になる店が改装されてオープンしている。コーヒーショップ?
入口
 スタバが緑。エクセルシオールカフェが青。これは……ピンク? よく見ると桃が3つ連なったマークなのがわかる。気になって入ってみる。
カウンター
 入ってみてびっくり。これは「播磨屋」というおせんべい屋さんの無料サンプル試食室だった。今日はまだ新装後のプレオープンらしく、店内の一部だけを開放しているという状態だが、そのロゴマーク含め、店内の内装はコーヒーチェーンのそれとそっくり。しかも無料。コーヒー、紅茶、ほうじ茶が自由に飲める上に、おせんべいも無料。
種類もいろいろあります
 早速一通り取って食べてみたところ、高級せんべいだけあってどれも美味かった。
 今日は土曜の虎ノ門という人のいないタイミングだったため、店内はヒマそうな老人ばかりだったが、連休明けからはどうなっているのだろう? 大丈夫なのかな?
 あと、入口にあったこの看板の文句が微妙に恐かった。
ガキは来るなと。でも気持ちはわかる
 見舞い帰りに空いてたらまた寄ってみよう。

 その後、青山でいつもの8spotsの用事を終えて、お茶してから帰宅。大したことしてないのに結構バテた。
 夜はHDD消化映画。

『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』(☆☆☆☆)
 ラスト5分の一言(アフガン侵攻でアメリカは最後にしくじった)を語るためにある残り100分間、という映画。でもこの100分間も楽しめる。
 トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマンの3大俳優のバランスが非常によく、特にジュリア・ロバーツの出番はそれほど多くないのだけど、存在感、ストーリーへの影響度ともに3人が均衡に配されている。またテンポも絶妙で、並の映画なら2時間をゆうに越えそうなドラマを105分に上手くまとめている。ドラマでの重要な場面を音楽や演出を過剰にしてことさら大げさに描かないというところが特に顕著。登場人物も歴史的事件もさらさらと描くから、ぼんやり見ていると理解しづらいかもしれない。私はマイク・ニコルズの映画は『ワーキング・ガール』と『ハリウッドにくちづけ』くらいしか観ていないのだけど、こんなに語りが上手なのなら『クローサー』とか過去作品も観てもいいかも。
 あと先日『ダウト』で助演女優賞候補になっていて撮れなかった方のエイミー・アダムスが、ウィルソンの秘書役でホフマンと共演していてニンマリ。

5/3・テーゲーなKENとチネチッタ
 先週4年間の赴任を終え、いよいよ日本に帰ってきたKENを歓迎する集まり。
 いつものように普通に『HALO』やってもいいんだけど、せっかくなので昨秋から行きたかった、横浜の新高島にある「ゲント」へ皆を誘って行くことにした。ここには我々が高校生の頃の人気ゲームが置いてあるらしいのだ。
 20年前、修学旅行へ行く時の集合場所でもあった横浜駅東口に集まったのは、おげしょ、たむ(&彩夏ちゃん)、こまんだーさん。KENは早速集合時間の12時に20分遅れ。しかも場所を西口と東口で間違えている。いい加減すぎるというか一人だけサラワク時間で生きているんじゃないのか。KENは「日本は寒い! それから乾燥しすぎる! 早速風邪引いた」と言っていた。……その風邪は、日本でひいたものですよね……?

 ともかく皆で歩いて駅から10分。一部空き地の目立つ埋立地の手前に立つ目的地「ゲント」へ。ここはほぼゲーセンと109シネマズだけの建物であった。
ビルと遊び場だけの場所
 遊びよりも先に、まずはランチタイム。皆でカレー(私はハヤシライスだったけど)を頼んで待つと、KENとたむは早速ビールで乾杯。休みっぽい。
 食後は今日の目的のゲームを遊びに店の隅の一角へ。懐かしい『ダライアス』に『ニンジャウォーリアーズ』に『ナイトストライカー』。
名機そろい踏み
 そして、今や幻のゲームになりつつある『トップランディング』。旅客機を飛行場に着陸させるだけのゲームである。
これですこれ
 昔、追浜駅前に(短い間だけ)あったゲーセンに(暗い部屋に入る)コックピット型の筐体があり、このゲームやりたさに私は京急を乗り継いで高校のある逗子から何度か通ったものだ。
 しかし何しろ他のゲームと勝手が違うため、2面をクリアするのがなかなか大変。
 その後、追浜の店からも消え、都心でも見なくなった頃、逗子の唯一のゲーセン「キャロル」に、この店にあるのと同じ、スタンドアップ型の筐体が入荷した。シンプルになった筐体に最初こそ戸惑ったものの、やってるうちにすぐなれた。結局風が左右から吹き荒れる6面がクリアできなかったものの、5面まではクリアできるようになった。なおそんな行きつけの店であったキャロルはインベーダーハウス時代から存在する由緒正しい?店であったが、我々が高校を卒業する数日前に閉店したが、このゲーム自体は最後まで残ってはいなかったと思う。
 その後移植されることもなく、今日は多分20年ぶりに遊んだわけだ。最初の2回はやはり2面でゲームオーバーになった。3回目でやっと2面をクリアして、6面でゲームオーバーになった。
使い込まれたジョイスティックのパネル
 それにしても懐かしいゲームたちだ。『ダライアス』や『ニンジャウォーリアーズ』も含め、大体当時進んだところまでしか行かなかった。腕は落ちても上がってもいなかった。

 途中から遅れてやってきたぶちょーとゆうちゃん含め(8歳年下のこまんだーさんを除くと)皆高校帰りにキャロルに通ったメンバーだったので、今日は20年ぶりの思い出込みの貴重な体験。素直に楽しかった。
 一通り遊んだ後、近所のファミレスで一休みする。普段(あまりに話題に付いてくるので)年の差をあまり気にすることの無いこまんだーさんが、今日は「『スペースインベーダー』には思い入れがないんですよね。当時私は1歳だったので」とか「『ダライアス』も小学2年生とかだったので、イスに座っても(座高が低くて)画面が見えなかったんですよ」とか言うので皆がぞっとした。
 私は、このファミレスでKENに気になる質問をすべてぶつけて、すべて明確な回答をしてもらった。KENの"新"生活がいろいろ楽しみである。

 横浜でたむと別れ、残るメンバーで川崎の私の家へ。ここで合流したしょっちゃんを加え、なぜか1時間ほどのプロジェクターでのスピーカー鑑賞会(うちのスピーカー入れてからまだ彼らを呼んだことがなかった)。かけたのは、『シスの復讐』のおまけDVD、スパイク・ジョーンズの「Weapon Of Choice/ファットボーイ・スリム」、『落下の王国』、『チョコレート・ファイター』。でも音と関係ない最後の奴が一番好評だった。

 続いてチネチッタへ移動。昨日から上映会を開催している『琉神マブヤー』の上映会へ。場所は噴水広場ではなく、中央広場だった。行ったのがギリギリでイスは既にふさがっていたので立ち見で皆で4話〜6話を鑑賞。
適当な上映

適当な上映2
 これが隣りの「さいか屋」の壁に投影する上映形態で、下の一部は木に隠れて読めなくなってるし、配管のあるところが一部重なっていて、画面にも線が。
 ちなみに今日の1話目は「テーゲーのマブイストーンがデージなってる」。チネチッタのスタッフもテーゲーすぎるよ!
 なお会場で一緒に鑑賞した人々の中には沖縄出身者も多かったようで、普通に台詞で笑いも起きる。沖縄出身の人には本当に面白い番組だろうなあ。

 終わってからKENの「中途半端に完成度が高いので、ツッコミどころがなくて困る」という言葉をよそに私は結局沖縄旅行のときには買わなかった「悪の軍団」Tシャツを購入。売店では去年沖縄で買ったフィギュアとかも種類が増えつつ全部売っていた。……あれ? みんなは何も買わなくていいの? 明日は7、8話の上映だ! 明日ももちろん来るよ。楽しみだ。

 そのまま良い気分で、利用頻度の高い居酒屋「がぜん」へ。8人の飛び込みだったが、普通に入れた。よかったよかった。ここでケイジがやっと合流。暫く連絡取れなかった間、商店街でラーメン食べて待ってたそうだ。さみしすぎるね。
 ケイジが来るまではKENペースの飲み会だったのに、ケイジが来てからはいつも通り彼のペースに。KENの帰国と関係あったり無かったり。まあでもKENは幸せだからいいよね!

 この後カラオケに行くのも面白いかと思ったけど、今日は昼から遊んでいるので体力切れで解散。

5/4・『バーン・アフター・リーディング』
 なんかいろいろ疲れてたみたい。今日は午後まで起きられなかった。
 このところ引き始めだった風邪も朝から喉が痛いところを見ると若干こじらせ気味なんだと思うのだけど、「昨日横浜で、先週海外から帰国したばかりの友人から風邪をうつされたみたい」とか言うと誰も会ってくれなさそうだ。

 明日は夕方から雨みたいなので自転車で買い物に行って、日が落ちてから『琉神マブヤー』の7、8話を観に8spots(すっかり気に入った)を連れ立ってチネチッタへ。
 今日もたくさんのお客さんの中で鑑賞。家族連れや沖縄の人が中心。もっと大きなおともだちが来てもいいと思うんだ。
読めない
 今日の上映は配水管を避けて映してくれていたのはいいんだけど、画面が木にかかるのはさらに悪化してた。歌詞やタイトルが読めないよ。
 明日は9、10話、明後日は11〜13話が上映予定なんだけど、雨天の場合はどうなるんだろうか。ステージも含め心配。でーじ超やばい。

 買い物してから一旦帰宅し、その後109シネマズのレイトショーへ。余談だが、本編上映前に『ヱヴァ:破』の新予告を観た。宇多田ッヒカルの「Fly me〜」が流れた前バージョンよりも各カットが若干長い? 新使徒とか新キャラ・マリのシーンもプラグスーツ以外の普段着のものが増えてたりするものの、相変わらずシナリオに言及するようなシーンはあまり無かった。どうやらアスカとのシンクロ攻撃はやるみたい。なお音楽は劇伴(新曲)と思われるが、なかなか良かった。

『バーン・アフター・リーディング』(☆☆☆☆)
 一言で言うと「人を食った映画」。
 悪趣味なのはいつも通り(いつも以上?)ではあるが、つくりとしては私の好きなほうのコーエン兄弟の映画。映画も最高だが、パンフのインタビューも爆笑ものなので、映画を気に入った人は是非パンフも読んで下さい。
 登場する全キャラが脇に至るまで素晴らしいけど(特にCIA高官のシーンは毎回素晴らしい)、特にマルコビッチがコーエン兄弟映画初出演とは思えないほどイカしている。ブラピは私の思った通りのブラピを演じていて嬉しい。共感も同情もできない、下手すると不快感すらありそうなキャラクターたちに不思議と愛らしさが芽生えてくるというのが役者の凄さなんだろうなあ。
 スピルバーグにしてもリドリー・スコットにしても、このコーエン兄弟にしても、時間をかけずに、慣れた面子で大作の合間にさっと撮った映画が結構楽しめる。特にコーエン兄弟の場合、大作と小品で力の入れ方があまり違わない(風に見える)のが好きになってしまう理由のひとつかも。
 なおラストのスタッフロールで流れる「CIAマン」の歌(の歌詞)が最高。字幕つきで最後まで聴けるのだけど、映画本編の内容と直接関係があるわけではないので、これに字幕を入れてくれたのは本当に嬉しい配慮だ。アメリカ人のCIA観がよくわかる。

5/5
 ついに連休も雨になってしまった。傘を差して父の病院へ。叔父とは入れ違いだったようだが、父とのんびり話。一昨日よりも回復しており、かなり手術前の姿に戻ってきたが、まだ食事が満足に取れていないらしく退院は恐らく来週以降になるのではないかとのこと。
 山下洋輔トリオの復活祭が7/19に日比谷の野音であるそうですよ、と獄・楽さんへ教えるメモ。

 帰宅後家で一旦休んでからマブヤーの時間になってからチッタへ。屋外広場へ行くと、今日は雨天のため、中でやるとのこと。……中?
会場
 2階の空き店舗を使わせてもらったらしい。ここは高いイタリア料理の店だった気がする。入ったこと無かったけどいつの間に潰れていたのか。
記念撮影できる?
 入口でマブヤーがお出迎え。グッズ売り場も移設されていたのでボーカルアルバムを買う。Amazonで買ったほうが安いんだけどイベントですから。

簡易上映会
 中はパイプイスが教会のように左右に並べられていて中央にはブロックで少し高くしたテーブルの上にモニター。正直これまでの中で一番見易い環境だ。
 一番前は近すぎたので2列目に座ったら、上映直前に女の子2人組がやってきて目の前に座られる。でも彼女のカバンから見える携帯にはマブヤーのマスコットがぶら下がっていたので許す。
かぶりつき
 なお彼女たちは初めて観た模様だったのだけど、今日は9話と10話。ラストへ向けての伏線を張る話が続くため、どちらもこれまでのようなカタルシスのあるラストにならなかった。上映終了後の会場の雰囲気も微妙に。
 終了後、係の人が「明日はいよいよマブヤーがやってきます! 私もまだステージを観たことはないのですが、かなりユルいそうですよ!」とアナウンス。褒めてるのかなあ。
 夜はHDD消化映画。

『ウェイトレス 〜おいしい人生のつくりかた〜』(☆☆☆☆)公式
 「ショウビズカウントダウン」で観た予告での印象は、とにかくパイが美味そうな映画だった。主人公の一人称で展開する女性の人生を描くこの映画は、この手のジャンルとしてはむしろありふれているストーリーだと思うのだけど、決してそれを苦にすることもなく110分を軽快に楽しませてくれる。それこそ女性から見た世界の考え方や世界を見る視点を丁寧に男でもわかるように。ただ、アベックで観に行ったら、どんなに二人で楽しめたとしても、男のほうは自分の立場について不安になったかも。
 百面相+気持ちを態度で見せる主演のケリー・ラッセルが終始かわいくて愛おしく、本編のほとんどを占める登場シーンすべてで楽しませてくれるが、監督、脚本、出演、そしてオリジナリティ溢れるパイまで作ったエイドリアン・シェリーは、残念なことにこの映画を作って間もなく亡くなっている。こんな傑作が撮れる人がもういないなんてもったいなさすぎる。

5/6・内地のマブヤーがデージなってる
 はいさいフェスタも最終日。今日はいよいよマブヤーショーの開催日だ。しかし朝から雨。ステージがあるのかどうかかなり気になるところ。
 それとは別件で、昼に獄・楽さん&城ムサシさんとお昼ご飯。アティックの向かいのスタンドのベンチ席で昼間っからガチホモと精子の濃さについて大声で語る男3人。

 2人と別れ、14時からステージなので場所確保も兼ねて13時半くらいに8spotsと合流。中央広場は雨でびしょびしょだが、これまでになく人が集まっている。当然みんなマブヤー待ち。
 傘を差すと後ろの人が見えないからと雨合羽が配布されるが、私はそのまま濡れながら見る。30分後、雨の中、マブヤーキターーーーーー!!!
琉神マブヤー
 ニライカナイからやってきた魂の戦士「琉神マブヤー」が、うちなー以外初、この川崎にもやってきたのだ。
悪の軍団マジムン
 シャーシャシャシャシャ! 悪の軍団・マジムンのメンバーも総登場。この声、この顔、このアクション。ハブデービルの中の人ももちろん本物です。ブログも更新されてます。京急に乗って来たそうです。
 本島でももう少し大きいと思われる小さな会場だったと思うけど、ステージいっぱいにアクションが繰り広げられた。
たたかえ!マブヤー
 クーパーやオニヒトデービルとのアクションも冴え渡る!
ゴーゴー!マジムン
 マブヤーがマジムンを倒し、子供たちに変身ポーズを教えて終了、と思いきやラストはハブデービルが「ゴーゴー!マジムン」をフルコーラスで熱唱。会場の人は全然歌詞がわからなくてきょとんとしながらゲラゲラ。40分近くのステージは大いに盛り上がった。多分お話はおしりさんが11月に本島で見たやつと同じなんだと思います。
 「次は4時から、今とまったく同じお話をやるから、また来るんだぞ」という言葉を沖縄の言葉で語ったハブデービルの挨拶と共に解散。

 一旦家に帰って、15時半頃再度ステージへ。しかし雨はさっきより激しくなっており、土砂降り一歩手前。傘が重い。開始直前になってもステージにマットを敷かないので、これはダメかなと思ったら、順延のお知らせ。
雨天順延
 すべてのステージが終わる18時半頃、再度ステージ開催を試みて、ダメなら屋内で握手イベントを行うとのこと……という司会の"よっちゃん"の横に見覚えのある人が顔を出してないか?
主人公ですよ
 カナイ、カナイじゃないか! ……ってことはマブヤーの中の人も本物だったのか! 道理で動きが本編と同じはずだ! っていうか主人公なのに、中の人兼任だからって顔見せしないって、どんだけ贅沢なステージなんだよ。
 残った数名のファンが「カナイの写真一眼レフで撮っちゃった!」と局地的に大喜びな順延ステージでした。

 一旦また帰宅して18時過ぎに復活。雨は夕方ほどではないがやはりまだ降っていた。どうなる?
ハイヤ!
 無事開催されましたー
 あー、良かった良かった。完全に暗くなってたけど、お子様も大喜びだ。
 予告どおり昼とまったく同じ内容のステージだったけど、アドリブが違うので毎回楽しめる。
 今回はマングーチュもマイクで一言喋っていたけど、これも中身は本物だ! マジムンの歌の時もカラオケじゃなくて生で歌っているのを確認。すげえ。

 なんだかんだでステージは無事に終了。興奮も落ち着いて、いよいよ最終回の上映、と思ったら最後にサプライズ! 客がはけたら役者たちが普通に歩いてやってきたぞ。
ハブデービル
 私もハブデービルと握手しちゃったよ! 咬まれたけど痛くなかった。手がハブになってないからか?
クーパー
 「口がかわいい」と8spotsも大好きな戦闘員・クーパー。1号か2号かは不明。ブログ書いてるのは2号。
オニヒトデービル
 子供も大好きオニヒトデービル。クーパーもそうだし多分この中の人も本物なんだと思われる。イケメンなのに顔見せナシですか。
オニヒトデービル
 気が付くと雨も上がっている。こうして残り3話の上映も滞りなく外で行われ、私も毎日通ったおかげで全話見ることができました。ラストまでしっかりと作りこまれていたよ! でもいろいろまだ続きを匂わせる描写もあるので是非第2期も作って欲しいね。

 その頃ハブデービルたちはモーモーパラダイスで打ち上げしていたらしい。私は半日雨に打たれて微熱モードです。明日から会社なのだけど、ちゃんと行けるのだろうか。

5/7・帰ってきた

それがぼくにもわからない
 というわけで今日から5年前いた部署に異動となった。
 昼礼(これすらも懐かしい響き)に参加。何か喋らされるかと思ったので「恥ずかしながら帰って参りました」位言おうかと思ったけど偉い人だけだった。
 今日は3日にKENから貰った風邪と昨日の雨の中の見学が祟って相当調子が悪かったのだけど、初日ということと昼礼出席もあったので頑張って出かけたのだけど、朝から駅がこんな感じ。
入場規制
 この写真ではよくわかりませんか? それでは拡大してみます。
頭がいっぱい
 人が多すぎて危ないので駅が入場規制してるんです。
 ここに住んで5年になるけど、入場規制されたのはこれが2回目。でも今回は前回より酷い。何しろ駅の改札どころか、建物の中にすら入れない。ちなみに駅の前の階段は地下まで人が溢れて階段を上ることもできない。
 結局1時間くらい遅刻した。
 案の定連休明けに騒動も問題もそれなりに起き、それなりに働いて帰宅してから早めに寝る。

 そうそう、今日やっと読んだ今月号の「ゲームサイド」は見たことある人ばかりでクスクスしてしまいました。

5/8
 よく寝たのにあまり風邪は治らず。
 今日初めて知ったのだけど、今日は私の居る階の引越し日だった。私はそのままだったので黙々と仕事してたんだけど、隣りにいた(元)上司はフロアの半分ぶんくらい移動して離れ離れになった。なんだかさみしいね。といいつつ私も来週は隣りのビルにいよいよお引越しになりそう。

5/9
 起きてから父の見舞い。病院を入るところで丁度出てくるところだった母と遭遇。申し合わせてなかったのでびっくり。出てきたばかりの母を連れて父のところへ。父は病院食には飽きたと、来週にも退院したがっていたがまだ点滴生活なので大丈夫なのかしら。
 病院を出てから母と3人で先週も入ったFREE COFFEEの播磨屋でお茶。リニューアルも完了し、きれいなカウンターでお茶を貰う。ちょっと宗教っぽいのは恐いけどせんべいは美味い。
 そのまま横浜まで同行し、私は1人KEN主催の飲み会へ参加。今週は日曜に飲んだばかりなんだけど丁度時間も良かったので急遽参加となる。他に来たのはしょっちゃんとケイジ、たむ夫婦は子供連れ。暫く遅れてゆうちゃん。皆横浜は久しぶりらしく変わりように驚いている。KENはともかく君ら出かけなさすぎ! 先週の集まりではたむは日中まで、しょっちゃんとケイジは夜からだったので彼らは久々の対面だったので飲み会を開いた意義はあったようだ。
 場所はKENオススメの居酒屋「魚寅食堂」。地元の魚屋と同じ名前なので一瞬関係が気になるがどうやらまったく関係ないっぽい。刺身は美味かった。それ以外は相当普通。しょっちゃんが海草サラダを頼んだら、刺身盛りに使いそうな角皿にツマだけが3種盛りになっていて絶句。これサラダ? 食べましたけど。
 飲み会のほうは、これまでと同様、ケイジがいたのでほぼケイジの独壇場。KENのサラワク生活の話とは関係なくケイジの近況ばかりを聞かされた。しょっちゃんは直前に体調を崩したらしくあまり元気になれず。
 飲み足りないKENはケイジと2次会へ。私はたむと共に1次会で抜ける。帰宅するとファミ通ドットコムで応募した『チョコレートファイター』の試写会に当選したらしく試写状が届いていた。喜びつつ日時を確認すると5/14……一昨日、臨時の全体ミーティングがあると連絡の入った日じゃないか。前回試写会に当たったときは沖縄旅行と被ったことを思い出した。なかなかついてないね。KEN、行かない?
 夜は昨日録画した映画。

『フィクサー』(☆☆☆☆☆)
 わかりやすさとは無縁の会話を聞き取りながら、それほど難しくないストーリーを追う映画。気の利いた短編小説を読んだ時の読後感のような満足感が得られる。監督はジェイソン・ボーンシリーズの脚本を書いたトニー・ギルロイなんだけど、それは後で知った。台詞の使い方の巧みさは唸るばかりで、確かに脚本家の監督作品らしい。
 ジョージ・クルーニーはもともと嫌いじゃないけど特にこの映画は名演。これまで観た映画の中で一番良い。あまり気持ちを顔に出さない俳優なので、ギャングからエリートまで何でも同じ顔でやってのける彼ならではの映画である。アカデミー主演男優賞は獲らせてあげたかった。
 そのジョージ・クルーニーと『バーン・アフター・リーディング』で共演してたティルダ・スウィントンはこの映画で助演女優賞を獲ってる。出番はそれほど多くないけど、確かに「助演」としては素晴らしい存在感。同じ助演だとシドニー・ポラックも良い。去年亡くなったのが返す返すも残念だ。

 派手なシーンは皆無なので、記憶に残りづらいとは思うけど、トータルの完成度が高く、満足できる映画。

5/10
 母の日なので花持って実家に帰る。父が入院中なので母も猫も元気が無いが、何でもない話をしてるだけで2人共元気になるのだから、やはり実家にはまめに帰らないといけないな、と思ったり。
 帰りの京急で久々に寄ったりしつつ、帰宅してHDD消化。

『ペネロピ』(☆☆☆☆)読みにくい公式
 アメリカ版『アメリ』(ただし舞台はイギリス)、という感じのファンタジー映画。
 ただし『アメリ』ほどしっとりしてなくて、イギリス映画ほどクドくないところがバランスが良く全体的に好感。セピアなフィルターにオルゴールの物悲しいBGM、派手なのにかわいらしい色彩など、かなりデジャブ感にとらわれるけど、あまりその辺は強く押しておらず、泣ける感動映画にはしようと思ってないところは良い。同じ「外の世界へ飛び出した」シーンでもかなり印象が違う。演出的にも最近の映画らしくクドさがなくて、最後まで良い気分で楽しめる。
 何しろ主演のクリスティーナ・リッチ(この映画を観たのはこれが目当て)が終始かわいいので、それだけでも和むのだけど、それ以外の出演陣も意外に良かった。何しろお相手役がジェームズ・マカヴォイだったのは驚いた。『ウォンテッド』出る前なのでブレイク直前にこんな映画やってたのかー。ダメ男オーラまとってていいなあ。あと目立つ端役でニック・フロストも。でも8spotsに言われるまで「なんかこの人が凄く目立って見える。なんでだろ?」と思って気付かなかった。恥ずかしい。

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