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多少曇っていても昼間は暑いので陽が落ちてきてから行動。 ヨドバシで『ファイアボール』の監督ロングインタビューの載っている『アニメージュオリジナル』を買ってから8spotsの買い物に付き合うはずが、気が付くと自分の服を買っていた。 ラゾーナの1階で夕食取ってからTOHOシネマズへ。インターネット予約せずに映画のチケットを買ったのは何年ぶりだろう。 『ノウイング』(☆☆☆☆) ニコラス・ケイジだし、わざわざ映画館で観るほどのものではないだろうと思っていたら、フレメンさんが珍しくレビューを書かれていたので、面白いかどうかは不明でも久々に書かれたそのレビューを読むために観に行くことにした。 そしてこの映画は、観終わってから時間が経つほど傑作さが滲み出るシャマランの『サイン』系。というか「同じ原作」と言われても信じてしまうほど映画の骨子が完全に同じだった。これに災害パニック映画の迫力を足しましたという映画。 『サイン』や佳作『フォーガットン』を観ていなくてもストーリーの半分は開始後数分でほとんどわかるので、謎解き映画ではない。逆に読めるストーリーを追っていくだけなのに2時間をそれなりに見せてしまうのが本作の魅力かもしれない。 この映画が『サイン』と異なるのは、シャマラン映画特有の笑えるシーンが不在だからだろう。シャマラン映画では『シックスセンス』を除くと必ずプッと吹いてしまうシーンが存在するじゃないですか。『アンブレイカブル』のクライマックスに至る場所へ進むブルース・ウイリスとか、『サイン』の誕生日パーティーのビデオに写る宇宙人とか、納屋に閉じ込められた宇宙人の話とか、天井をどたどた歩き回る宇宙人とか、『ヴィレッジ』の薬を盗むヒロインを見て見ぬふりをする男のシーンとか、『レディ・イン・ザ・ウォーター』のミスリードイベントとか『ハプニング』の「走っちゃダメだ」とか。ああいうのはこの映画にはない。あくまでサスペンス。 途中挿入される災害現場シーンは『トゥモロー・ワールド』や『クローバーフィールド』を思わせる迫力で、私の観たDLP上映だとトラウマになりうる臨場感を味わえる。ただしこの映画だけのポイントとして主観(というかサードパーソンビューのゲームぽい)映像から切り替わり、現場の中央にニコラス・ケイジの呆然とした顔が映ると同時に、急速に「そうだ、これは映画だったんだっけ」という「なごみ」空間が生まれ、たった今まで観ていた恐怖映像から気持ちを戻してくれるヒーリング効果を持っている。これは『サイン』のメル・ギブソンや『プロフェシー』(良い映画)のリチャード・ギアには無い効果である。これこそまさにこの映画の中心であり、主演俳優の重要性を再認識するものである。 ネタバレになるが、興味深かったのはラストシーンらしい演出で展開する『未知との遭遇』から、さらにシーンがいくつも続くところである。中でもベートーベンの7番が流れる中、車が人混みの中を進むシーンは秀逸で、スタッフが『落下の王国』を観ていないと言ったらちょっとむっとするかもしれない。『ミスト』は観ていないというくらいなら少しは納得するけど。 ともかくこのシーンがなかなか印象的なだけに、ここで終われば傑作エンディングになったのではないかと思う。それだけにその後の大した伏線も無い「家族の復活」のシーンや、とってつけたラストのおめでたい入植シーンは必要ないのではないか。むしろ監督の意志に反して作られたのではないかとすら思ったり(この監督のほかの映画は観てないんであくまで気持ちの問題ですが)。 ツッコミを入れようと思えば、未消化な伏線や演出が多数残る本作は、『サイン』のような洗練さは持っておらず凡作とも言えなくもないのだけど、部分部分で光る演出とその作品全体としてのアンバランスさは評価して良いのではないかと思います。 |
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スーパーへ買い物へ行こうと自転車を走らせると5分ほどして大雨。慌てて途中の「そうてつローゼン」に逃げ込む(でも目的地はOKなのでここではない)が、暫く待っても止む様子が無い。仕方ないので地下にあるキャンドゥで折り畳み傘を購入。再び外に出てくると止んでいた。そんなものだ。雨は降ってないほうがいいから結果オーライ。まっすぐ帰宅してから8spotsと買い物へ。終わってから近所の神社のお祭りを見物に行くが、人が多すぎて動きが取れない上に、境内に入って間もなく大雨に降られる。今度は傘を持ってきているので問題ないはずだったが、満員の境内で人が走るので結果的に傘を持っていても落ち着かないのですぐに出てくる。 帰りに陸橋から境内を覗いてみる。満員なのは人だけではなくて屋台もだった。広い境内を3列くらいに分けて屋台が敷き詰められている。 祭囃子もちゃんと生演奏なのは感心したが(私の田舎ではカセットテープだったと思う)、近所の婦人会が、普段は能か何かをやっていそうな立派な舞台で「フラダンス」をやっており、南国のBGMが祭囃子よりも大きな音で神社中に響き渡っていた。8spotsは「日本の、どんな文化でも疑問も持たずに取り込んでしまうところには感嘆する」などと呆れていた。 その後再び買い物に戻ってから夕食の後、HDD消化で映画。 『ラスベガスをぶっつぶせ』(☆☆) オチが読めるとかいうのを責めるつもりはないのですが、せめて「勧善懲悪」くらいは守って欲しい。自分勝手な子供にキビシ目な大人が酷い目に遭う話。最近だと『ジャンパー』に近い不愉快さ。カジノなのに「対決」が無いのも消化不良。ケヴィン・スペイシーはあまり奥の深くないキャラを思わせぶりに演じていて好感。ローレンス・フィッシュバーンは普通。役は美味しいが『ボビー』ほどではない。 ちなみにラスベガスはぶっつぶれるどころか軍門に下る。 果物屋で買った、ちょっと熟れ過ぎて特売になっていた台湾マンゴー(3つで300円)を1つ食べてみた。美味いけど熟れ過ぎているからなのかお酒みたいな味わい。沖縄マンゴーとは違うなあ。鮮度によるものかもしれないけど。明日は先週スーパーで買ったメキシコマンゴーを食べてみよう。 |
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そういえば書き忘れてたけど、terra隊長に子供ができたのだ。なんと誕生日は8spotsと同じだ。女の子だというのは生まれる前から聞いてたので「アイリス?」「コクリコ?」などと冷やかしていたのだが、そういえば実際の名前は聞いていなかったので尋ねてみた。 「"はるか"です。」 「春香?」……まさかのアイマスか!? 「いえ、一文字の"はるか"です」 「遥」?……100億の少女? と気付いたのは2日後(何しろ遊んでないので)。「遙」かもしれないので今度さらに聞いてみないといけない。 というわけで今夜のデザートは先週買ってあったメキシコ産マンゴー。中くらいの大きさで400円くらい。味は沖縄産ほどではないけどさわやかで、2人で食べるのに丁度良い感じ。加工品のデザート買うより良いと思った。今年は初めてマンゴーに目覚めた記念すべき夏。今年の夏凄すぎお |
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会社の前のデスクの横に置いてあったPCでいつものビデオ編集作業、のはずが環境の復活とバラバラになった機材の捜索でひと手間かかる。その後のビデオ編集はシンプルで楽しいが、時間も食うので久々に残業となる。久々に閉店間際のスーパーの時間になったため惣菜を買いまくり。昔はこのスーパーの閉店時間にも間に合わなかったのだから、生活も随分変わったものだ。といいながら1年前に大きな仕事が終わって以来、あんまり派手に忙しい時期は過ごしていない気もするけど。 昨日からやってる裁判員制度だが、NHKの昼のニュース(先日から録画して見てる)で実況さながらの生中継があって、ただならぬ雰囲気を醸している。 5月に買ったDSの『THE 裁判員』(面白かった)のおかげで制度のルールや展開は大体頭に入っているので、違いがあったり同じだったりすることがいちいち面白い。どうたんさんありがとう。 |
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月曜に父が久々の診察を受けているはずなので、状況を知るため実家に電話してみたところ、母が嬉しそうに出る。何でもまた「オレオレ詐欺」の電話が掛かってきたらしいのだ。 ちょっと風邪気味なんだって言ってた。本物よりも大人びていたと、嬉しそうに話す。「えー、何?」って乱暴に答えたらすぐ切られたそうだ。一千万円振り込み損なった。 週末にケイジ主催で行われるバーベキューのメンバー確定締め切り日。ここに来てゆっきさんがまさかのキャンセル。理由は沖縄旅行のときと同じで仕事の締め切りの関係。ゆっきさんと私の相性が悪い? また、こまんだーさんほか結構な人たちが仕事を理由に泣く泣く不参加となった。日本人は働きすぎだと思います。 |
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久々の午前半休。13時起きで体力を回復。このところ夏バテ気味な上に金曜は飲み会、土曜は昼から三浦海岸でバーベキューの予定が入っている。お盆休み前に復活しないと。 帰りがけ、terra隊長に「"はるか"の一文字ってどっち?」って聞いてみた。そしたら「難しい方です」 "遥"ではなく"遙"だった。あれ? 『龍』じゃないのか。「それって何のゲーム? アニメ?」と尋ねると「いやいや知りませんよ」とすっとぼける。帰宅してググってみると『君が望む永遠』だった。エロゲーじゃん!(いやいや) |
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お盆前最終日。ギリギリの仕事が昨日まとまったので今日はのんびり。 夜から納会が開催されるとのことだったが5年ほどそういうのから離れていた私はすっかり忘れて既に人と会う予定を入れていたので退散。 途中スコールのような雨を電車の中で過ごしつつ新宿へ向かうとビックで特売ワゴンに遭遇。 ここでlessさんと合流して、新宿東口のインド料理屋「まさらダイニング」へ。 今日は和田名人とlessさん、JH吉田さんの4人でご飯。前回和田名人と飲んだとき(09/6/1)の別れ際にした約束を無事2ヶ月後に果たすことができました。 和田名人はこの2ヶ月の間に仕事がスパルタ的に忙しかったようで、7kg痩せたそうだ。あと半月それが続いていたら辞めてたかも、と言う言葉にリアリティを感じる。 ところで今日はHotpperのHPで適当に見つけたお店だったのだが、大当たり。コース料理が全部美味かった。味は日本人向けにマイルドになっているので、現地料理とは違うのだと思うけど、それら示唆はかなり感じられる。食べ放題のナンは皆でおかわりしてしまった。 飲み放題のドリンクにラッシーが入っているのも嬉しい。 小さな店なのに前日の夜に(金曜夜の)予約ができたので、今後また利用してみたい。2時間飲み放題の予約だったけど2時間ぴったりまで飲めて、その後30分ほど店にいた。追い出し無いのもいいなあ。 その後、仕事のある吉田さんと別れてバー・16SHOTSへ。3人でもう少し話をして解散。 「久々に人と話をした気がします」と和田名人。それなら是非とももっと頻繁に会いましょうー。 |
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わかりやすい日記はmixiの方に書いているので、こちらはネタバレなし別視点で。 ケイジにバーベキューへ誘われた時は、KENとネギシ(高校の友人)を誘っているバーベキューがあるので来ないかという話だったのだ。それが開催直前になればなるほど話が大きくなっていて、結局KENたちは不参加で、ならいっそ他に連れて行きたい人がいるからと、マイミクさんを中心に友人を誘って行くことにした、というのが今回のバーベキュー大会。 ところが普段の人望のなさか、参加メンバーが怪しすぎたのか、誘った人々から良い返事をなかなかもらえない。せりいぬさんやどらお君は仕事などでダメ、参加を喜んでいたゆっきさんやムネタチさんも急な仕事でドタキャン、その他直前で声をかけたこまんだーさんやどうたんさん、しおつくさんたちも仕事で参加できず、結局無事に参加できたのは池田さんと父猫さんだけだった。実は池田さんのお友達もドタキャンで代打で来てくださったのがF社長。これで3人。しかしお盆明け最初の土曜日なのに! 日本人は働きすぎだと思います。 当日は曇りだったが現地に着いた頃に快晴に。さすがゆっきさんに声をかけておいただけはある。 1/31にやった飲み会にも参加されていたS村監督とそのお友達が中心で、結局参加者は約40名ほど? バーベキューとしては私の中では最大規模だ。設営された鉄板はフル稼働だった。若手の人たちが超頑張って準備&調理してくれるおかげでこちらは楽なものである。 ところで今日は快晴すぎて日差しが強すぎた。父猫さんからお借りして日焼け止めを塗ったにもかかわらず顔も腕も焼けまくり。恐らく男性参加者は全員土方焼け。サングラスしてたケイジは見事な逆パンダになっていた。 日が落ちたところで一旦解散。ここですでに18時頃で、既に6時間。さらに人数を減らして、近所のバーを借り切って2次会。そして終電間際の大忙し花火大会。 来年も参加したいー |
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昨日夜まで遊んだので今日はお休み。主に貯まった番組消化。 ちなみに今見てる番組覚書 ・『プラネテス』 再放送だけど初めて見る。lessさんがギアス後に見てもの凄くハマったそうなので、今後面白くなると思って期待している。 ・『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』 今一番ときめきのある番組 ・『青い花』 「のだめ」第一期スタッフで原作も持ってるくらいなのだけど、見ていて眠くなる。丁寧だけど原作の絵とは全然違うよね。 ・『ポケモン ダイヤモンド&パール』 和む。 ・『東京マグネチュード8.0』 イライラする。 ・『化物語』 今時まだこんなギャルゲー設定があるんだと思った。6話目にして早くも総集編なのでびっくりした。 ・『涼宮ハルヒの憂鬱』 音出して見ると8spotsの機嫌が悪くなる。癇に障る声らしい。わかる気がする。 ・『CANAAN』 丁寧だけど面白くないのは最近のアニメのお約束なんだろうか。 ・『真マジンガー』 いろいろな意味で古臭さを楽しむ番組。予想より面白いのが意外。 ・『絶望先生』 同じ時期に同じ監督? こっちはパターンだからお弟子さんでも作れるってことなのかな。安定してる。 ・『戦場のヴァルキュリア』 某・旬タローが、「早く終わって欲しい」って言ってた。 ・『ドラゴンボールZ』 原作は連載時に読んでた+本放送くらいなので普通に再放送として楽しんでいる。 ・『ウルトラマンA』 MX。子供の時には気付かなかったが、TACの仕事しなさぶり(通報来ても、隊員が怪獣見ても無視)は酷すぎる。 ・『こだわりゲーマー』 BS-TBS。先々週吉田さんが出てたので見ている。スキップしまくると数分で見終わる番組。面白くない。 ・『タモリ倶楽部』 楽しい。 ・『探偵ナイトスクープ』 ご飯食べる時に丁度いい。 ・『田勢康弘の週刊ニュース新書』 マーゴたん(猫)萌え番組だったが最近あまり活躍がない。 今日、2年ぶりに『ポケモン パール』で6つめのジムバッジをゲット(トウガン)。テンガン山に登れなくて2年も立ち往生してしまった。やっと話が進むよ。 |
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ラチッタデッラのお気に入りピザ屋「サルバトーレ」は月曜がピザ半額デー。普段は来られないけど今日は特別、ってことで8spotsを連れて食べに行く。いくら待ってもピザが来ないので店員を呼ぶと飛ばされていた。しょんぼりしたけどピザは美味かった。 その後8spotsと別れて109シネマズが1000円デーなのでレイトショーへ。 『サマーウォーズ』(☆☆☆) 丁寧に作られてはいるのだ。感じもいい映画なのだ。絵もかわいいのだ。でも『時かけ』と違って最後まで心躍るシーンは無い、凡作としか言いようの無い作品。 どうしてなのかははっきりしていて、群像劇として脇役が光る分だけ肝心の主人公とヒロインの存在感が希薄なのである。物語の中心であるおばあさんと、話のキーとなる侘助の描写に注力するあまり、一番大事な2人がないがしろになっている。 だから主人公がおばあさんに認められるシーンで「このおばあさんは人を見る目があるんだな」とか思えないし、「このヒロインはここが魅力なんだな」とかそういうところが最初からいつまでも描かれないままシナリオが進む。唐突にクライマックスで彼らの活躍シーンが出てきても、びっくりしてしまう。もちろんこの2人の恋愛についてもほとんど何も描かれないので、ラストのキスシーンには何の説得力もなく、「場の盛り上がりで気持ちが高ぶってるだけなのではないか」と思ってしまえるエンディングである。 例えば『ハウル』あたりだと、何の説明的な台詞がなくてもしっかり2人の旅を描いているので、ラストには納得できるものがあるのだが、この映画は最後まで戸惑うばかりである。 ウリのひとつであった上田の田舎風景もまったく不足している。旧家の描き方は面白いけど、家から出るシーンはほとんどないので、その設定もなんだかピンと来なかった。台所のシーンなんかは『歩いても歩いても』あたりを見てるからかもしれないが、全然迫力がなくて、これがアニメと(数秒だけでも絵に説得力と存在感を出せる)実写の差なのかなと思った。流行りの「聖地巡礼」タイアップなんだろうか。 格闘マニアのいとこの佳主馬は、存在感がある割に全く必要性を感じないキャラクターだ。CGシーンで格闘をやらせたかっただけなのではないか。しかも設定画を修正してまで女の子らしくしたのは、声が谷村"映画が壊れていく"美月だからなのかもしれないが、そこまでするなら本当に女の子にしたらいいのに。こんな中途半端にしかシナリオにかめないなら『キンゲ』のゲイナー君みたいに「格ゲー好きで計算好き」という主人公にしちゃってまとめてしまえば、主人公の目立つシーンも少しは生まれただろうに。 今時無いだろと突っ込まれやすそうな「ニセのフィアンセを演じるアルバイト」「『ウォーゲーム』のジョシュアのインスパイア」なんていう古臭い設定とかは、別にアニメだし面白ければそれでいいと思うのだけど、そこまでやって恋愛要素を描かないのはないよなあ。つまり最終的には脚本がダメなんだろうなあ。 恐らくCGシーンをこれだけ足さないと映画の尺を期間内に作れないとか、そういう話なのかもしれないけど、CGシーンは冒頭から凡庸で、まったく魅力的なところがない。そもそも貞本キャラ目当てに見に来る(エヴァなんかを見て育ってる)お客さんがあんな中途半端な映像でときめくはずがないのではないかと思う。CGシーンは尺が短くなっても全部カットして、その分上田の(家以外の)風景描写を頑張って、そしてドラマの盛り上がるシーンはすべて人間に演じてもらいたかった。ああもったいない、という映画。 |