[PR] RMT 2009/12/中のやだよ日記
来年の仕事を手に入れるために。そして今年の映画ベストをWOWOW録画で発見してしまった12月中旬の日記

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12/11・献血再チャレンジ
 出社すると会社の入り口に献血車が止まっている。そういえば数日前にDMが届いていたっけ。半年前に献血後2度目の貧血で倒れ(6/19の日記参照)、この所体調不良を感じている私だが、昨日は比較的寝たし、ここで諦める私じゃない。
 16時閉店のところを15時半のラストオーダーな時間に飛び込む。そしたら混んでる。並んでいるうちに夕方から外出なのを思い出す。間に合うのか? 携帯で上司に出発時間を再確認すると17時くらいという。1時間以上あるから大丈夫かな。
 しばらく待っていよいよ車の中に通されて献血の前の確認用の採血。前回は400mlで倒れたので控え目に200mlにしておいたのだが、それを聞かれるので「半年前に倒れちゃって。その前にも倒れたことがあるんですよ。ははは」と言ったら看護婦さんが「……やめておきませんか?」とか言い出すの。いやいやこの車に入る前にスポーツ飲料飲ませてもらってるし食い逃げはできません。「大丈夫ですよー、いやだなあ、ははは」と言い切って強行することにしたら「じゃあせめて献血前にカロリー取って」とビスケットや飲み物を渡されるのでそれを食べる。余計逃げられない状態に。
 やっと献血ベッドに寝ていて、天井に書かれた「献血後10分は急に動かないように」みたいな注意書きを読みながら、そういえばこれ終わったらすぐに外出だっけ」と思い出す。ホームでは気をつけよう。献血はあっさり終わり(200mlだから早い)間に合ったので一応ベッドで10分くらい休む。なんかさらにビスケットを渡されるので食う。今日は絶対太ったな。
 ベッドから降りるときだけ少しドキドキしたが、うん今日は大丈夫。ノルマクリアー! 出口で貰ったお茶となんか「けんけつちゃん」関連のチラシいっぱい握り締めて、急いで席に戻ると、出発時間ぎりぎりであった。

 今日の外出先は某・宝島なところ。それなりに前向きな会議の後、元近所で勤めていた上司のお勧めの飲み屋へ、先方の社長以下3人と5人で。3時間くらい飲み続けて上司はベロベロ。余裕かまして帰ったら都営地下鉄の京急接続が終電だった。危ないところだった。
 帰宅すると8spotsがなぜか感動の出迎え。昨日の夜に送ったメール「今会社出た。これから帰る」というのを今日初めて見たらしく、いつまで経っても帰ってこないのでえらく心配していたのだという。そそっかしすぎる。

12/12・『イングロリアス・バスターズ』
 久々の散髪。年末に近いタイミングで切りたいなと思っていたら、タイミングがずれて、散髪屋になかなか行きにくくなってしまった。買い物のあと、チネチッタで映画。先日はなしたように今日までに映画を1本観てスタンプを押さないとタダ券が貰えないのだ。今日はワンピースとヤマトとライダーとウルトラマンという、子供向き映画がやけくそにまとめて公開される日だったが、私の観たいのはウルトラマンだけ。しかし今年はウルトラマンは109シネマでしか公開されないのでチネチッタでは観られない。洋画もいろいろあったがマイケル・マンよりはタランティーノかということでレイトショー鑑賞。

『イングロリアス・バスターズ』(☆☆☆)
 普通によくできてるけど本当に普通。章だてのそれぞれは面白いけど、時間配分のバランスが悪いのでちぐはぐなテンポになって最後がいまひとつ盛り上がらない。恐らくみんな書いてることだろうけどクリストフ・ヴァルツ演じるナチの将校が主人公で、ブラピがおいしい脇役。ドイツ人がドイツ語を喋り、フランス人がフランス語を喋り、それが映画としてきちんと生かされているところは素敵だ。映画そのものはコメディタッチなので、無駄にグロいシーンは映画の魅力になっていないし全部ばっさりとカットしちゃって良いと思うのだけど、そこがタランティーノのアイデンティティーなのだろう。もったいない。
 ちなみに音楽だけは今回も震えるほど良かったのだが、それもそのはず、全部エンリオ・モリコーネ(の多数のマイナー映画からの流用)だそうだ。ずるいけどやはり彼の音楽選曲センスは今回も最高だ。

 ところで今回映画を選ぶ上で、上映時間の短いのを選ぼうかと思ったのだけど……、サイト見ると今週上映のほとんどの映画が2時間越え。ワンピース、ヤマト、マクロス、スノープリンス、なくもんか、ゼロの焦点、僕の初恋をキミに捧ぐ、パブリックエネミーズ、ニュームーンなどなど。2012なんて2時間45分! それでも「沈まぬ太陽」の3時間半にはかなわないけど……。この『イングロリアス・バスターズ』の2時間半はちょっと長かった。

12/13・『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』を考察する
 昨日遅かったせいで随分遅く起きたらAmazonから荷物が届いてる。

やわらか戦車
(本商品にDVDは付いてきません)
 お嬢様だ! もう注文していたことも忘れつつあった一品。奇しくも今日は荒川監督のご生誕日であられた。グッスマやるなあ。

 まずは3週間ぶりに自転車でOKへ。あれも買わなきゃこれも買わなきゃとカゴに放り込み続けたら、買い物袋4袋と背中のバックに荷物がいっぱい。普段の1.5〜2倍くらい買ってしまい、自転車で帰る際のハンドルがえらく重かった。
 日が落ちてから買い物。元々は8spotsの買い物をする予定が4時間後に買ったのは私の服だった。少々へとへとでこのまま風呂入って寝てしまいたい衝動に駆られたが、8spotsが珍しく強く薦める映画を観ておきたい衝動が勝ってプロジェクターで映画鑑賞。

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(☆☆☆☆☆)
 160分があっという間の映画。その映画の迫力だけでも魅せられるのだけど、シンプルな中にところどころ正体不明の重要シーンがあり、「一部何だか意味がよくわからなかったけど、とにかく主演のダニエル・デイ・ルイスが良かった」などという感想になる。しかし不明のシーンについて、(実は少なくない)ヒントの中で独自に考察していくと、表面上ではまったく明らかになってないストーリーがそこに現れる。ほとんど推理映画なのである。それに気付いてしまうと、なんでこの映画はこんなに魅力的なのかを自分に説明することができる。そして『シックスセンス』や『メメント』などでしたように、この映画を最初から観直したくなる。
 ということでネタバレ全開で書かないとまったく日記(記録)にならないので書くけど、見てない人が読むのはまったくおすすめできない。なぜならこの映画を一から楽しむチャンスを奪ってしまうからだ。あと原作とか監督のインタビューとかメイキング映像とかも一切見ないでWOWOWで放送した本編だけでの想像なので、実際とはぜんぜん違う可能性もあります。


 まずこの映画の表向きの物語は頑固親父の主人公・ダニエルの生涯であるのだが、ダニエルの内面や過去を説明してくれる演出が一見して皆無であるため、ダニエルの性格について戸惑うことが多い。最終的にはよくわからなくても魅了されてしまうのだが、わかるともっと惚れる。
 まず、少なくとも映画の中盤まではネットに転がっているあらすじの通りに物語が展開するのだが、ちょうど映画の総尺の半分が終わったところでドラマが一転する。それはダニエルの義理の弟と名乗るヘンリーが登場するシーンからだ。ここから映画がガラリと変わる。そしてここまでの伏線とその後の伏線を拾っていくとダニエルの真の物語が発見できる。
 ヘンリーは、ダニエルの"実の"息子なのである。ここがこの映画一番の謎解きだと思う。ダニエルはヘンリーの説明でそれにすぐに気付く。これまで人を信じずに生きてきたダニエルは初めての肉親に心を許し、いきなり仕事のパートナーとして彼を重用する。一方これまで息子として育ててきた幼いHWは実際は拾い子なので、扱いがぞんざいとなる。父をとられたとすぐに察知したHWは、嫉妬のあまり彼の荷物(日記)に火を点ける。ダニエルはもはや義理の息子を用無しと判断し、養護施設に送り込む。
 さて、ヘンリーはなぜ息子なのに弟と名乗ってやってきたのか。それはヘンリー自身も自分がダニエルの子供であることを知らされていないからだ。もしかしたら本当はそのことに気付いていたのかもしれないが、それは彼に直接会って聞いてみようと思って日記にも書かなかったのかもしれない。
 ダニエルは、ヘンリーの母、メアリー・ブランチと関係したことがきっかけで家を出る羽目になったのだろう。しかし今もメアリーのことを愛しており、同じ名前であるというだけのメアリー・サンデーを可愛がり、最初に立てた油田の名前にすらする(その一方で一切女性描写が無いので彼の愛した女はメアリー・ブランチだけだともとれる)。
 メアリー・ブランチがどのような人物であるのかは映画の中ではわからないが、ダニエルが自分の苗字と違う呼び名で呼んでいるところから、自分の義母になったとしてもその前に彼はメアリーと会っていたことになる。そもそもメアリーはダニエルの家庭に入ったかどうかもわからない。
 ヘンリーに会ったときの簡単な説明で、ダニエルは彼が自分の息子であることに気付いているから、恐らくダニエルは、自分の息子がヘンリーという名前であることを知っていたか、少なくともメアリーに自分の子供が宿ったことは知っていたはずだ。しかし弟という説明にはぴんときていなかったので、メアリーの子供が、表向き父の子供として育てられていたことを彼は知らなかったのかもしれない。ダニエルの父はヘンリーがダニエルの子供であることを知っていたかどうかはさておき、その件がきっかけでダニエルが家を出なくてはならなかったのだから、そこには大きな問題が発生したのだろう。
 ヘンリーが偽者であることにダニエルが気付くシーンで、ダニエルはジョンの建てた家についての憧れを語っているが、その想いは後になって夢破れていることを知る。この家はダニエルとヘンリーの育った家で、ダニエルは子供のときにはその家で自分が長になったことを夢見るが、最後は思い出すのもおぞましい家としての記憶となる。
 ダニエルはヘンリーにメアリーが今どうしているかを尋ねない。つまりメアリーは既に他界しているのではないか。そしてダニエルはそれを知っている。家を憎んでいることと、親に叩かれるというメアリー・サンデーを過剰に守ろうと反応するところから、メアリー・ブランチもダニエルの実父・アーネストから暴力を受けていたことが(僅かながら)想像できる。
 憶測で書くなら、ダニエルは父の後妻であるメアリーに子供を生ませ、居たたまれなくなって家を出た。そしてメアリーの死をどこかで知った。これらの一連のことによってダニエルはセックスに非常に過敏となり、周りに女性を寄せ付けず、ヘンリーの「酒を飲んで女を抱く」という言葉をわざわざ「酔ってダンスに誘う」と(二度)言い換える。もしかしたらメアリーを誘ったのも酔ってダンスに誘ったことがきっかけだったかもしれない。
 ヘンリーが偽者であると気づくシーンははっきりしているのだが、その理由はよくわからない。ヘンリーがそこで喋ったのは、生家と同じものを立てたらいいという事と、女を抱こうという事だ。話の流れとして偽ヘンリーがミスをしたことを観客は気づけないが、ダニエルは、それまであんなに簡単に信じていた偽者をこの一言で見抜く。それだけダニエルにとってヘンリーが言うべきではない回答をしているのだ。
 たとえば生家でメアリーが(父の手で)死んでいるとか、メアリーが(性的)暴力を受けていたとか。子供のヘンリーの心の傷になっていそうなことだ。最初メアリーは娼婦なのかとも考えたが、それも極端か。
 ともかくダニエルは偽ヘンリーから本当の息子の死を知り、自分の息子を名乗った偽ヘンリーを殺し、息子の日記を読む。そこには子供の頃の本物のヘンリーの写真があった。ダニエルはこの映画の中で唯一深く悲しむ。
 偽の息子の去ったダニエルは、改めて義理の息子のHWを自分のもとに呼び寄せ、(義理の)親子の関係を復活させた。ただしこの事件がきっかけで2人の間に亀裂が入ったことは想像に難くない。ダニエルの心はより一層孤独になっていき、ラストへと至る。

 以上が本作の裏(或いは真の)ストーリーの考察であるが、実はこの謎解きだけではまだわからないシーンがある。それは神父、イーライ・サンデーとの関係である。ここについてはまだ不明な部分が多いのだけど、一応書けるだけ書いておく。
 最初にダニエルのもとにやってくるポール・サンデーはイーライの二重人格の兄である。ポールという人間は実際には存在しない。2人は同一画面で登場しないし、ポールについて語るのはイーライの口からだけだ。なぜ彼は二重人格なのかがわからないが、弟のイーライは「カインとアベル」をそのまま暗喩している。イーライは羊牧場の息子であり、迷える子羊を束ねているアベル。であればカインはポールであり、そしてもちろん「ヘンリーの兄」であるダニエルもカインだ。ダニエルの性格からいけば、イーライのように面倒な存在は、適当に金を渡して解決してしまうほうが早いのに、最後まで彼は映画の最初に出てきた5000ドルを(少なくともイーライには)渡してない。それどころかダニエルは最後にイーライをポールの名を引用して殺害する。このシーンはカインとアベルの象徴になっているのか。
 莫大な富を得て、念願の、自分以外の人を遠ざけた生活を送っているダニエル=カインにとって自分の「エデンの東」を完成させるためにイーライの殺害は必要な儀式だったのか? うーん、もう一度観直すと違ったものが見えてくるかなあ。


 以上である。いやあスーファミの『かまいたちの夜』で縦読み分岐したとき以来の驚きだ。実のところ解読は私がひとりでできたわけではなく、8spotsから後で話を聞いていなければ、多分「よくわかんないけど最高」で終わってたような気がする。でも糸口が見つかってからはもう気持ちいいのなんの。ただし宗教には無頓着なのでカインとアベルについてはほとんど8spotsの受け売りから調べたものだ。そして8spotsは、ダニエルとメアリー、父アーネストとの関係にギリシア神話の「オイディプス」を重ねているのではないかという。
 いろいろ勘違いな部分もあると思うが、まず間違いないと思っているのはヘンリーが実子であるという点。これがわかるのとそうでないのでこの映画への理解が全然異なると思うのだが、ググってもこの理解してる人が見つからない。なんか不安になるなあ……ていうかこの映画2007年の映画なので、盛り上がるのは2年遅いよね。リアルタイムで盛り上がれなくて非常に残念だ。
 とまあ深夜の映画鑑賞後もそんな話を延々と2人で語ってしまったので寝たのは4時半。明日会社なのにいくらなんでも遅すぎだが、久々に名作中の名作に当たってすこぶる機嫌はいい感じであった。ブルーレイ買うべきか。

12/14
 昨日買った服を着て出勤。買った服というのは、エディ・バウアーの900FP(フィルパワー)ダウンライトジャケットというものなんだけど、あまりの軽さと温かさに感動した。これまで私はコートばかり、しかも古着の軍服ばっかりだったのでどれも防寒としては問題ないがとにかく重かった。しかし昨日のジャケットは、見た目ペラペラなのに温かい。これに慣れると、これまで着てたコートは重くて着たく無くなりそう。と書いてるそばからもう着たくない気持ちになってきた。今年のボーナス買い物はこれで満足できそうだ。
 それと昨夜観た『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のことが今日になっても気になって、仕事もそこそこにメモ取り(そしてその結果が↑)。なんか久々に映画にハマった!という感じだ。なんか嬉しい。帰宅後8spotsと再び語るが、やはりどう考えても映画内の情報が圧倒的に足りないので、ポール・トーマス・アンダーソンもその辺はスパイス位に考えているのだろうという結論に至る。きっと"二次創作"ってこういう感じで行間を楽しむものなんだろうな。『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の二次創作があったらびっくりするけど。

12/15
 朝の散歩で109シネマズの開場前の入り口に、いつもより多いことに気付く。こんな割引デーでもない平日になんで? と気になったが後で思い出して、家に戻ってからマイケル・ジャクソン『THIS IS IT』の再上映のオンライン予約をする。日曜のチケットがとれた。DVDの発売も決まっているけど、こういうのは映画館で観ないともったいないので、再映は助かる。
 昼は「ゲーラボ」のJH吉田さんコラムを読んでニヤニヤしつつ、夜はいしざかさんの依頼で映画館専用グッズを買って帰宅。ちびちび観続けてる『プラネテス』もやっと22話(デブリの群れ)。こんな話になるとは思わなかった。でもこれって面白い展開か?と言われると疑問。ここまで観たからには最後まで付き合うけど。

12/16
 海の向こうから会議の結果。仕込み中のプロジェクトの1つがほぼ通過の報が届く。これでやっと私も職にあぶれずに済みそうだ。今の仕事、もう風前の灯だからなあ。ついでに仕事ごと異動しないかなあ。
 中国の子会社の人とミーティングした際に卓上カレンダーを貰った。日米中の祭日が全部書かれた特製のもので、これは便利と喜んでいたのだが、机に戻って早速飾ったら、1月の成人の日の位置が間違っていることに気付く。移動する祭日って外国人には難しいんだろうと思うけど、流石は中国クオリティと思わざるを得ない。

12/17・意気投合
 微妙に違う業種の人4人による作戦飲み会を新宿・まさらダイニングにて開催。合言葉は「ポスト有野」。参加者は和田名人とKRGさんにこまんだーさん。私以外はほぼ初顔合わせだったのだが、意気投合しまくり。アーケード版『グラディウス』のハングアップバグの話で「うんうん」とか言える3人って一体何者なんだ。私がレトロゲームの話題で付いていけないなんてw
 その他の話題も大体1人が振った話題を別の人間がフォローできるくらいの、とても初めてとは思えないコンビネーションアタックぶりに、集めた自分にちょっと感動してしまうくらいのスムーズな会話が展開した。今の会社リストラされたら、こういうので生きていこう。お金にならなそうだけど。
 ところでまさらダイニングは半年前に使ったときに「美味しくて安いけど量が多すぎる」というぼんやりとした印象だった。今日もまったく同感で、かなりお腹を減らしていったつもりなのに、最後のおかわり自由のナンが美味すぎて、気が付いたらカレーが全然減らない。結局残した。無念すぎる。最後のココナツのプリンもなかなかよかったのだけど、気分としては『モンティパイソン人生狂騒曲』のミントウエハース。自分が爆発しないのが不思議なくらいだった(それでも結局食べた)。家に帰ってWii Fixで体重測ったら2kg増えてた。
 もう体力的にも辛かったけどせっかく買ってきたので8spotsと『NHK紅白クイズ合戦』をプレイ。「連想ゲーム」と「クイズ面白ゼミナール」を遊ぶ。番組OPが良い感じ。面白いけど、はやく4人で遊びたいなあ。

12/18
 ここ数日で相談を受けた友人2人の相談を悪魔合体させる案を提唱。うまくいったら名コーディネーター。閃光!
 昨日Amazonで注文した『大陸横断超特急』が届いたりなんかしちゃったので、早速観かったのだけど、もう起きてるのが辛すぎるくらいだったので寝る。この映画、うちで初めてビデオデッキを買ったときに父が録画した映画の1つだ。オリジナルを観るのはもちろんこれが初めてなので楽しみすぎるよ。

12/19
 朝から青山へ。Maduでランチはタイ風グリーンカレー。ココナツが効いた甘いカレーって実は初めて食べた。西洋風で食べやすくなってるからか食べてるうちに美味しくなってきた。
 今日はそのまままっすぐ帰って、夕刻から買い物リベンジ。丸井のバーゲンをチェックしてからエディ・バウアーで今日こそ8spotsの買い物。その後GAPで甥っ子姪っ子へのクリスマスプレゼントを購入。よく働いたが、晩飯のアゼリアのぽてぢゅうが調理遅すぎ(カウンター客と喋りながらたらたら焼いている)、店の中寒すぎで二度と行かないと思った。
 夜は疲れてリラックスチェアに座っていたら、伸ばした足の上に猫が2匹。動けなくなったのでひたすらテレビやビデオ観て猫が去るのを待った。疲れた。

12/20・『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』
 先日ネット予約で易々とプレミア席が予約できたので甘く見ていたが、蓋を開けてみれば全席満席だった。映画館の入り口には「何日何時の回・完売」の張り紙だらけ。マイケル人気、ここまでとは!

『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』(☆☆☆☆)
 IMAXいいわあ。体に響く音が擬似ライブ感満点。これは家では絶対に味わえない心地よさ。マイケル・ジャクソンという人物が、客が何を求めているのかをよく理解していることを裏付ける作品だった。ファンじゃない私のような人間でもすぐに思い出せる名曲の数々が、当時とほとんど変わらない演奏で味わえる。変わったのは楽器や奏者のグレードアップ。余計なアレンジやフレーズの追加は最低限にして、どこまでも当時のLPの魅力を延長させたものに留めている。この辺の背伸びのさじ加減の良さが絶妙で、まさにKINGの風格なのだろうか。
 残念なのはあくまでリハーサル映像であるという点で、本番用の衣装も着ておらず、ダンスもパワー6分目程度の流す程度で、もちろん派手な演出もほとんど見ることができない。観客は最終的に実現できなかったライブを思い描きながら、このライブが行われなかったという不幸を思いつつ、目の前の映像を楽しむ。作品中では冒頭の涙(しかもこれは合格したダンサーのものだ)だけで、その後はどこまでもマイケルの真摯な姿だけを見せているが、同時にその画こそが観客には喪失感を感じさせるという、下手な泣きの演出なんて全く必要なく、皆の心の中に存在する「涙」が映画の感動を高めている。短時間の編集でここまでよくできている作品だと思う。
 ただ映画としては特にストーリーがあるわけでもないので、ついつい映画観ながら仕事のこととか別のことに気持ちがいってしまったりするのだよなあ。

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