[PR] RMT 2010/3/中のやだよ日記
息詰まった時は映画を観て切り開く人生。3月中旬のやだよ日記。

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3/11
 帰宅ラッシュの電車に乗ったら目の前の座席にケイジがいた。見た事もない帽子を被っていたので顔は見えなかったけどすぐわかったので声をかけた。
 こいつとはいつもこうなのだ。街を歩いてたら偶然会ったとか、約束もしてないのにぱったりと会う。ほとんどサザエさんが旅行先でイササカさんに会うくらいの偶然。悪運というか腐れ縁というより他にない。
 おげしょが先日メールしてきた第3回温泉旅行のことを切り出してきた野江、ちゃんとメールは見ているようだ。mixiの方はtwitterに移行したのでサン牧しかやってないみたい。最近よく聞く話。BBS→メッセンジャー→SNS→twitterとどんどん住民が移っていく様がよくわかる。どんどん自己主張が強い文化になっていってる気もするけど。実はMSメッセンジャーの名前で近況報告するくらいが一番良かった気もしないでない。

3/12
 なんか結局今週は休むことなく1週間を終えた。あまり収穫は無かったけど。

3/13・浜離宮
 いつもの青山行き。天気も良いので寄り道して帰ろうと、ポケモンセンター行く際に気になっていた浜離宮へ行ってみる。
池
 同じように考える人も多かったのかそれなりに混雑していたが、散歩する程度なら楽しめた。森のようになっている雑木林を通ると、風に揺れる木々の音が心地よい。「こんな音は当たり前に聞けるものだと思っていたのに」という8spotsの言葉に深くうなずく。
チエの弁当はまっ黄っ黄ぃ(マサル)。ちょっと『弟切草』思い出す画
 この時期ならではといえるのは満開の菜の花。入り口からも遠くの一角が黄色く光っている一角は、まるで香水のように匂っていた。
横丁にはすぐ高層ビルという違和感
 いったん帰宅してからビックカメラなどで買い物。コンタクトの備品のついでにこんなお菓子見つけた。
ノザキ
 ノザキのコンビーフ。なんかきれい過ぎてまだ食べてない。
 あとラゾーナにあった看板。英語が苦手な私には何て読むのかわからない。COM。
コムミングスーン?
 なんだかんだで夜は映画でも観るかと久々にプロジェクター起動。

『ゲット・スマート』(☆☆)
 往年のテレビ番組『それ行けスマート』のリメイクだけど、オリジナルの劇場版(ヌードボム)のような馬鹿馬鹿しさはない。ギャグ映画ではなく、コメディ寄りのスパイムービー。と考えても、それにしてはスティーブ・カレルが主人公という時点で真面目な映画には見えず、実際スパイ映画ならではの迫力あるシーンは無く、時折しょうもないドジが挟まる分だけ、軸足がどちらにあるのかわからなくなり、映画として中途半端な印象が強くなる。反面アン・ハサウェイがとにかくかわいらしいため、映画を観たこと自体は後悔せずに済んだ。その一方で悪役はバレバレすぎるけど……。
 監督はピーター・シーガル。『裸の銃を持つ男33 1/3』は(少なくとも2 1/2よりも)良かったし、『50回目のファースト・キス』は傑作だと思うのだけど、今回は脚本が悪すぎる。残念だった。

3/14・懐かしの映画
 久しぶりに昼遅くまで目が覚めず。疲れが貯まっていたようだ。掃除や買い物などで時間を過ごした後、夜はせっかくなのでプロジェクター起動しDVD。

『大陸横断超特急』(☆☆☆☆)
 私が小学5年生くらいのときに初めて家でビデオデッキを購入した際、最初に父が録画した映画の1本がこの映画だったと思う。30年近くぶりに見直したけど名作だった。
 ヒッチコック的巻き込まれ型サスペンスとコメディと列車を中心に展開するアクションのバランスが絶妙で、今観ても冗長なところは感じない。登場人物も多すぎず少なすぎず、登場人物の意外な絡みや先の展開の読めないところは『ダイ・ハード』にも通じるところがある。そしてラストの特撮は、CG映画に観慣れている今はさらにインパクトを感じる。
 古い映画なので忘れていることや当時知らないこともあった。何より悪役がパトリック・マクグーハンだったり、リチャード・キールだったり(まんまジョーズなんだけど、こっちのほうが先)するのが驚き。
 今回は字幕で見たけど、今度広川太一郎&小原乃梨子の吹き替え版も観て、往年のTV版編集技術の妙を楽しむことにしよう。

3/15・『東のエデン 劇場版II』
 仕事が進まなさそうだったので、誰かにネタバレされる前に豊洲に『東のエデン』の後編を観に行くことにする。レイトは20時半だが、昼に予約すると楽勝で席が確保できた。空いてる?
 ついでに東雲のゲームセンターにも寄りたかったのでこちらもハシゴすることにしたんだけど、どうやって行くのが早いのか、試しにグーグルの乗り換え検索で調べてみたところ、不思議なルートが出た。まず会社から20分歩いてモノレールに乗れというのだ。
 せっかくリクエストしてくれたのだからそのルートを実行することにした。モノレールに乗ると何と中はポケモンだらけ!
ポケモン言えるかな?
 内装も外装も天井までポケモンのイラストが敷き詰められている。ポケモンモノレールというのは初めてだ。ちょっと得した気分。
ポケモンセンター直通
 先頭車両の窓から3Dデジカメで動画を撮りたい衝動に駆られたが、混んでいたので断念。
 東雲駅からさらに歩いてどうにかウェアハウスに着いた。かなり歩いて疲れた。
木の根がはっています
 中で、かつて川崎のウェアハウスにあったレトロゲームを楽しんだり、筐体を3Dデジカメで撮影したり。
 コーヒーを飲みたいのに、この辺はお店が何もない。仕方ないのでジャスコ内のミスドで一休み。週末に買った『なげやり』の2巻を読みつつ少し体力を回復して、豊洲までさらに歩く。
マーズのTシャツが目立ってる
 3ヶ月ぶり?の来訪となるユナイテッド豊洲。

『東のエデン 劇場版II』(☆☆)
 あらら。
 テレビ版の最終回で盛り上がった後は、まるで無理矢理延長させたTVアニメのようなぐだぐだぶりを示した劇場版2本だった。登場人物がバラバラで、それぞれ物語を語ることもなく、最後まで収束することもなく終わる。
 監督が物語を固めずに設定だけつくってスタートして、ディティールの段で迷走したということ? 作品としてあまりに未完成なので、もしかするとそもそもオチは作るつもりが無かったか、「作れない」人なのかもしれないとすら思ってしまう。作品の構成力のない人なのかもしれない。悪い意味で士郎正宗の漫画のように、欄外に溢れる設定は山ほどあるのに作品のクオリティにフィードバックはされない。パンフを読んでも「これについての詳しくは小説で」とかコメントされていると、本編で書けよーって誰もが思うことだろう。特に「劇場版Iの特典ドラマCDで」と書いてあるところは軽くむっとする。その劇場版Iの特典のドラマCDはブルーレイの豪華版にしか付いてないんだよ。お値段13440円。
 トンガったアニメファンが興味を引きそうな社会問題を題材に、最新の社会分析を行った上で「こういうのでアニメ作ったらかっこいいかも」と思った。商売人としてそこまでは良いんだと思う。でも語るべき物語は作っておいて欲しいのだ。サキちゃんは成長したから、Mr.アウトサイドやジュイス、残りのセレソンなど、残った(とっておいた)謎はほとんど教えたからこれでいいよね? って言い訳しているようにも思える90分。
 と色々不満は山ほどあるんだけど、私はこの作品は嫌いではないのだ。TVシリーズとして1年やったら、結構面白いものになったと思うのだ。DVD1巻の特典ドラマCDのネタなんて、「東のエデン」のメンバーに愛着を持たせるためには絶対本編内に必要なものだったと思うのだ。監督とは違う人に演出をまかせて、化学反応してキャラが生きてくる回とかあったと思うのだ。でもそういうアニメは今はつくられることも無い。登場人物が延々と自分勝手なことばかり喋っているアニメって一体。しかも半分は最後のほうに出てきた、視聴者的に愛着も何もない人たちだったしなあ。ニートとか脇役まで今回の映画で初登場して無駄に活躍する一方、TVのレギュラー陣には活躍の場がほとんど与えられないなんてなあ。みったん……。

 映画鑑賞後、月島まで歩く。セラニポージでも聴くかとiPodを取り出したら、片方の耳から音が聞こえなくて壊れ気味でだましだまし使い続けてきたインナーフォンが、ついに両耳聞こえなくなった。いよいよ買わなきゃ。

3/17・きんくま
 しばらく海外へでかけていた上司が戻ってきた。お土産にコアラのマーチのパチモンを貰う。
きんくま
 凄いインパクトある商品名だけどマレーシアのお菓子らしい。
マーチ
 お菓子のデザインはそっくりだけど、菓子にはコアラではなく熊?が描かれている。
こんなの
 包装紙に商品名の漢字名が付いている。「金小熊餅」というのが正式名? コアラのマーチの中国ライセンス版の商品名が「小熊餅」らしく、それより凄いぞ=ゴールド版です、ということらしい。酷い。
おっさんくさい 眉間に弾痕
 プリントされている絵はもっと酷い。

一応日記らしい話も。毎週火曜にいつもやってる定例会議だけど、いよいよ議題も無くなってきたので一旦閉めることにした。みんなにその連絡をするために過去のメールを調べてみたら、会議の第1回が開催された日付は2006年11月21日。3年4ヶ月も続いてたのか。なかなか感慨深い。

3/18
 有休消化だけど8spotsの付き添いでいつもより早く起きて病院。待合室で先日通販で買った同人誌『PSすりーさん以外』を読み終える。『PSすりーさん』の方は1ページに4コマ1本という贅沢というかスカスカな中身だったが、こちらは1ページに2本なのでボリューム満点。読み応えあった。りるなちゃんも読んでみたいなあ。
 終わってから一息ついて、さらにウォーキング外出。図書館へ行くが棚卸しだかで閉まってる。ラゾーナのティーヌンでランチ。ガパオが辛いメニューに書いてあってびっくりしたけど頼んでみたらまったく辛さと無縁だった。むしろ食べ放題のサラダが辛くて驚いた。こちらも食べ放題のココナツミルクをおかわり。
 腹いっぱいで帰ってきたら眠くなって仮眠。気が付けば日が暮れていた。あっ! ロイホでホットケーキ食べ放題に行くの忘れた!
 夜はテレビで録画した映画を観る。テレビの前に椅子を移動。

『8 1/2』(☆☆☆)
 週末公開の『NINE』の予習としてBSでやってたやつを録画。フェリーニの映画は父が好きで家には結構あったのだけど、私が観るのは実は初めてだと思う。ゴダールとかトリュフォーなんかと比べても難解、というかこれ歳とってないと楽しめないよ、多分。
 お話自体は、映画監督の主人公がいろいろ決められないうちに周りがどんどんおかしくなっていくという、特にあってないようなお話がまったりと2時間。どちらかというと美術や女優や映像美を楽しむもので、それ自体は確かに面白いのだけど、何度か眠くなった。ただ自分の生まれる前の映画であるのに、美しさとか映像の斬新さがまったく古臭くないのは凄い。ロケット発射台のシチュエーションとかシュールなのにまったりと描くで笑っていいのか困ってしまう。
 マルチェロ・マストロヤンニのステキなサングラス姿を見ていると、確かにこれはダニエル・デイ・ルイスがよく似合う気がする。『NINE』が楽しみだ。
 しかし『NINE』もDVDが出る頃には、ツタヤへ行くと『セブン』(フィンチャーの)、『8 1/2』『NINE』『ナインハーフ』(ラインの)、『テン』(ボー・デレクの)とか並んだりするのかなとか思うとワクワクする。ちなみに『9』(ナイン)というティム・バートンプロデュースのアニメが5月公開だったりする。

追伸・後日、8spotsが「goo映画」の『8 1/2』の「あらすじ」が凄いと感心していた。私もよく利用するんだけど「goo映画」のあらすじは短文で映画のオチまで見事に要約されて書かれていて、あそこの担当者はかなりの達人だ。『8 1/2』もそうなんだけど、『2001年宇宙の旅』とか劇中はっきりと描いていないストーリーまでもばっちり書かれていて、なかなか楽しいページ。改めておすすめ。

3/19
 月曜日に愛用のヘッドフォンが死に、とりあえず漫画読んだりDS無音で遊んで今週は凌いだけど、いよいよヘッドフォンは買わないとダメだと思う。今日のところは引き出しに放り込んであった、いつ使ってたかも覚えていない古いヘッドフォンを持ってでかけてみた。久々に音が途切れることを気にせずに曲が聴けるのは嬉しかったのだけど、あまりに音質が悪いので、ヘッドフォンの音質の重要さを改めて感じた。今日使ったのはまるでラジオ体操用の安いラジカセみたいな音だ。

 今日発売の「リュウ」の付録にあさりよしとおが「アニメージュ」で連載してたOVAの一言レビューのまとめ本が付いてくるというのを知って、初めてリュウを買ってみた。面子が実にキャプテンしていて微笑ましいのだけど、パラパラめくっていてもピンと来ない。で目当ての付録は、本当にただ文字の羅列(とアニメージュの表紙。ただしモノクロ)だし箇条書きだから、面白いかというとそうでもないのだけど、そこに書かれている80年代後半から90年代前半のOVAのタイトルの山を見ているだけで、高校時代のアニメばっかり見てた頃の記憶が甦ってきて悶絶する。今も酷いアニメはいっぱいあるけど、当時もこんなにいっぱいゴミみたいなアニメがあったんだよなあ。あんまり酷いので記憶から消えていた。
 私は『アニメージュ』はほとんど読んでいなかったので、このレビューも立ち読みだったんだけど、当時からちっとも面白いと思わなかった『パトレイバー』や『ガンダム0080』がボロクソに書かれていて、なんかほっとした。
 今もテレビのも含めて、アニメは本当に作られては消えていく。一部の人気作を除いて記憶に残ることもなく歴史に埋もれる作品たちは、今後も増える一方だ。中古市場があって物理的には残されていくゲームの方がまだマシ、と思ったけど、これもオンライン販売がメインになっていくと埋もれるのかな。

3/20・ヘッドフォン選び
 強風にびびりつつヘッドフォン(カナルフォン)の試聴をしにヨドバシへ行く。音はネットでの評判だけではわかんないんだよねえ(聴いてから読むと参考になるけど)。値段をベースに試聴できる商品を片っ端から聴いてまわる。そんなに多くないけど、聴かずに買うよりは良い。
 前にも書いたけど2006年から3年間使っていたMDR-EX90SLは名機だったと壊れてから知った。しかし後継のMDR-EX500SLはネットの評判を見る限り満足できない人が多い。500SLも2008年夏発売なため、近日中に新型が出る気配なのだが(一部店頭では品切れになってる)、そこまで持たずして90SLが逝ってしまったので仕方が無い。
 まずは500SLを聴いてみたが噂ほど悪くなかったので第1候補。8spotsが好きだというオーディオテクニカはストレート過ぎて安い音は安いまま聴こえるのでiPodには向いてない感じ。ビクターの木製のも興味はあったが低音が出ないのでまったくダメだった。最終的にフィリップスのSHE9800が気に入った。フィリップスを選ぶなんて自分でも意外だ。ヨドバシの商品案内では「低音域の輪郭がくっきり、ちゃんとベースの音が追える質のよい低音」と書かれているが聴いてみると低音域はそんなにくっきりしてなくてむしろくぐもっているように聴こえる。適当な宣伝文句だなあと思いつつ試しに最初に戻ってEX500SLと聴き比べてみてびっくり。EX500SLではほとんど低音域の音がしなかった。音の解像度(っていうのかな?)はソニーの方がクリアなんだけど、低音はすっぱり諦めているようで、SHE9800は低音がしっかり聴こえてバランスがしっかりしている反面、音はソニーほどクリアではない。ただし音をくっきりさせたいという方向性はかなり近くて違和感は少ない。音作りの違いを味わう分だけフィリップスにしたらしばらく古い音楽も楽しめそうな気がするのでこれを第2候補。7800円という値段も悪くないので買ってしまおうと思っていたのだけど、ソニーのノイズキャンセリングインナーフォンMDR-NC300Dがタイムセールで半額の15000円。試聴はできないけど、これのネットでの評判を調べて良かったらこれを選んでみるのも面白いかもと思って今日のところは一旦帰宅。価格ドットコムで今日の候補を見て評判を見るとなんとSHE9800がAmazonでは5255円。安すぎるのでAmazonで注文。ヨドバシすまん! 許して!
 ちなみにネットでSHE9800の評判を調べてみると、結構EX90SLからの乗り換えした人を見かけたのも背中を押してもらえた気がする。

 そういえばテレビにスピーカー付けて1ヶ月になるが、音はもう随分慣れた。最初は非常に狭く聴こえた音の広がりも、テレビの真ん前に座るとかなりのサラウンド効果を体験できることがわかった。そんなガチで観ることは少ないけど、一応擬似サラウンドは実際に効果があるのだとわかってほっとしている。

 あっ、それから今日の『サンレッド』で今年のオールナイトがついに告知された! 今年はチネチッタで行うそうだ。席は増えたけど人気も上がっているので来週のチケット争奪は前回以上に大変そうな予感。

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