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昨日から公開された『第9地区』は、私の周りでは『ハートロッカー』よりも話題作らしく、mixiでもTwitterでも皆観たとか観てくるとか観られなかったとか語っている。これは危険の予兆だ。ネタバレされる前に観なくちゃと思い立って、昨日の深夜こまんだーさんへ電話して誘ってみたが、こまんだーさんたら既に英語版で鑑賞済み。日本語字幕には興味を示してくれたものの、先にデートの約束がありフラレてしまった。ということで今日は昨日公開のもう1本のSF、『月に囚われた男』を観ることにする。 『月に囚われた男』(☆☆☆☆☆) 久々にじっくりのんびり堪能できる佳作。観る前から漂う、学生時代に見た70年代SF映画の匂い。ロバート・ブロックやディックが原作ですと言われても納得できる、ハヤカワSF文庫の短編集に入っていそうな1本というか、藤子・F・不二雄がまだコンビを割る前にたくさん描き続けた「すこし・ふしぎ」系SFの元ネタになった、あの時代のSFが突如30年の時をタイムスリップしてやってきた。シナリオも美術も、撮影技法ですら当時のイメージ。大好物です。 実際監督自身が『サイレントランニング』や『アウトランド』を意識して作られたと語っているが、そんなことは言わなくてもわかる。しかもこの監督、『地球に落ちてきた男』に主演したデビッド・ボウイの息子であった。さらに監督は私と同い年。だからあの時代の映画が恋しくて当然なのである。 昨年公開された『ドゥームズデイ』とか、もっと前には『リベリオン』(の古臭い焚書ネタ)のように、ブームが一周して新鮮に感じるというか、それを仕掛けているのが若い監督=当時のファンで、自分が若いときに好きだったものをリスペクトして復刻しているのです。そして彼らが自分と同世代なのが嬉しいわけです。 受験戦争の時は「一生同い年と競っていかなくてはならない不幸な世代」と思ったこともあったけど、大人になった今となっては「俺たちが生きている限りマジョリティー」と開き直れるようになった。 中が改装されていたジョナサンでそんな話を8spotsとしつつ、軽食の後帰宅。 |
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昨日映画館で見つけた実写版「宇宙戦艦ヤマト」の新聞型チラシが好評なので、帰りにもう少し貰って来ようと思ったところ1日の間にすべて無くなっていた。大好評? でも確かにちょっと見たくなった。 残業で帰りが遅くなったけど先週に引き続き『ちりとてちん』の2話を観る。伏線張りまくりなのが改めて観ると面白い。 でもそのおかげで帰宅後他に何もできず。今期はこれと『ギャラクティカ』2nd Seasonのおかげでドラマが充実してるなあ。 |
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和田チャンプがなんとうちの会社にやってきたので、打ち合わせが終わってから近所のファミレスへ。別口で友人になったという"しょうへい"君とチャンプが1年ぶりに会うのだというので彼を待っていたのだが、結局2時間半遅れ。待ち人に付き合って私も1時間くらいしかいないつもりが気がつけば4時間半くらい与太話。ドリンクバー使いすぎて胸焼けに。こんなに声優話したのは初めてかも。仕事がいろいろ止まったけど面白かったからいいや。 8spotsのノートPCの無線LANが最近切れまくって困っているので、無線ルーターの調子が悪いのかとWHR-HP-GNを購入。ハイパワーモデルだけど11nの正式モデルでないからなのかAmazonで4800円也。ルーターも安くなったね。 これまでついついコレガを買って苦労していたのだけど、今回はバファローなので今更ながらAOSS初体験。おお設定が便利だ! と喜んでいたのもつかの間、テレビを見たり、PS3を起動したら隣の部屋から「切れた!」 結局ルーターのせいではなく、テレビなどの電気機器の妨害電波?で切れてるようだ。つまり買い替えは無駄だったのか。子機買って11n繋げば改善されるか? |
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今日はレグザの新製品発表でネットでも大いに盛り上がっていた。そしてうちのテレビがついに型落ちになったということだ。新型の名はZ1。Z9000を使っていて(使う前から)気になっていた部分がかなり改良されている。東芝の人が2chをチェックして機能を追加しているというのは本当だと思う。 性能アップは素直にうらやましいけど、今の液晶テレビは年に2度もモデルチェンジする商品なので、いつ買っても半年以内に後悔することになるのでしょうがない。 今日は今は卒業した会社の大先輩に心配のメールを送ってしまった。結果としては私の取り越し苦労だったのだけど、私が心配したことを喜んでくれた。いろいろほっとした。 しかし、予想だにしないタイミングでマブヤーのBGM聴くなんてびっくりしますよ。ホント。 |
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関連プロジェクトが1つ通過。今年の仕事がまたひとつ実った。海外主導なのであまり口出せないのがアレなんだけどひとまず仕事があるのは良いことだってことで。来週もう1本通すのがあるけど、メインでやりたい仕事はまだ先に。細かいのがいっぱい! 昨日レグザのテレビ欄で偶然見つけたMXの再放送アニメシリーズ「じゃりン子チエ」! 再放送久々な感じで録画しておいた。「アントニオJr.登場!」の回だった。Jr.がシリアスキャラなだけで違和感がある。Jr.と小鉄がジョーみたいな演出とルパンみたいなSEで戦っている。面白い。 テレビの中で繰り広げられる猫対猫の攻防に我が家の猫も影響を受けてしまい、目の前でリアルバトルが始まってしまった。 |
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昨日も寒かったけど今日はさらに冷える。なのに仕事で夜から新宿へ。 用事が終わったのは23時を回ったところだった。御苑近くの2丁目から新宿駅まで歩くと、足元がざくざく言っている。積雪だ。滑るので早歩きするのは危ない感じ。ギリギリの時間に帰らなくて良かった。 「神田経由なら座れるから」と一緒に来てくれた党首と中央線経由で帰宅することに。 電車を待つ新宿駅のホームから見えるネオンが目に入り、党首と凍りつく。 |
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昼まで休んで、夜から『第9地区』を観にチネチッタへ。今週はこまんだーさんが付き合ってくれたので2人で観たのだが、こまんだーさんのほうは既に輸入ブルーレイで観たそうなので2回目なのだそうだ。 終わってから銀柳街のほうの都でカツ定食を食べながら2人で話したのだが、私としては期待が大きすぎたというのが正直な感想。ネタバレ的なコメントはあまり聞かずに済んだのだけど、「面白かった」の声が大きいとやはり非常に期待してしまうのである。つまらなかったの声をたくさん聞いた後に観た『ゴーストバスターズ2』が思いの外面白かったように、この映画もそういう声をたくさん聞きたかった。 『第9地区』(☆☆☆) スタッフが「気にしたことはない」なんてコメントをしていようとこの映画はまぎれもないアパルトヘイト映画で、黒人が宇宙人を差別するという皮肉を込めているんだけど、そういうのは既に『エイリアンネイション』で20年以上前に使われているネタなので、今更どうこういうことではない。本作は「死亡フラグ」のようなお約束を裏切り、先の読めない展開とSFギミックの面白さを楽しむミステリーゾーン映画である。 以下いろいろとネタバレ全開でメモしておく。 無名俳優で構成される映画の面白いところは、どの人物が主人公なのか、重要人物なのかわからないことだが、この映画はそこから始まって、話の先すらも読めない、終わりも見えないところが面白い。 冒頭、訛りのきついアメリカーナ(『インビクタス』で覚えた言葉)の男がクローズアップされ、彼のことを過去形で語る人物たちのドキュメンタリー風カットが挿入されたとき、「ああ、この人が"ジョン・ハート"なんだ」と、彼の退場シーンから映画が始まるものだと思ったのだが、ジョン・ハートは死ぬどころか、腹からチェストバスターを覗かせてもひたすら生き続け、途中誰にもバトンを渡さずに最後まで走り抜けて、気が付けばパワーローダーに乗って八面六臂の活躍をしていた。これは予想だにしない展開だった。 途中から登場する親子エイリアンも、事件の核となるところはわかっても、主人公のライバル(敵)にならずにコンビを組む。しかも最後まで裏切らないのがエイリアンで、相手を裏切るのは主人公のほうだったり。序盤、エイリアンの卵を「中絶だ」と言って殺していく主人公は観ている方としては不快極まりない人物なので、明らかに途中退場する脇役的キャラ立ちをするが、最終的に普通に主人公的な活躍を見せる。「悪行を行った人間は途中で良い行いを行っても最後には制裁が下される」というお約束を一部守って一部破っている。 ストーリーの展開にクセがあるため、今のシーンが盛り上がっているのかどうでないのか、ここはクライマックスなのかそうでないのか、などが見えにくいところが面白い。司令ユニットが飛び上がったところを撃墜され、傭兵部隊に連行されるというシーンにおいても「もしやこの映画、ここで終わるんじゃないのか!?」と私を心配させた。よく言えば『ターミネーター』を劇場で初めて観たときのような意外性を持っている。 では他の多数の私の友人、知り合いたちが言うように傑作だったのかというと、個人的には最後まで手に汗握るような感情移入はなく、ドキュメンタリーのような客観性を持って見終えてしまった。最初に不快感を強く持たせる主人公が気の毒には見えないからかもしれない。 ラストは思わせぶりに、続編を期待させるように終わるが(このはっきりしなさは別に嫌いじゃない)本当に続編を作られたときはまた新たなまったく異なる手法で盛り上げてくれるといいなと思う。 都での夕食の後、ミスドに移って0時近くまでいろいろ話して帰宅。こまんだーさん再び立つ、か? 家に戻ってきたら、座椅子に寝小便の跡。ほっちゃーん!!! 8spotsが買ってきて猫のキック用として愛され続けた無印の座椅子をついに捨てることに……。 |
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部屋に増えた荷物を整理することになった8spotsが言う。若いときほどモノを取っておくことに執着しなくなったと。私もそれは強く実感している。 『ブレードランナー』のレプリカントは短い人生の中で自分の記憶を大事にしている。もしロイ・バッティがタンホイザーゲートのオーロラの写真を撮っていたとしたら間違いなく胸ポケットに入れていたに違いない。一方レイチェルやデッカードは移植された記憶を大事にするため写真を残していた。『月に囚われた男』のサムも厳密にはちょっと違うけど、やはり記憶に囲まれて生活している。 私は写真を趣味として、銀塩カメラの時代からずっと何かと写真を撮っては人に配っていたが、最近は写真を撮っても配ることは減ったし他人が写真を渡されてもそんなに喜ばなくなっていることも知っている。 大人になってモノを捨てやすくなったのは、もちろん持っていて使わないものが部屋を占有することへの家賃換算した際の問題に気付いたからだけど、モノに対する執着は明らかに大人になると減っているような気がする。大人になるに従って年月の経つのが早く感じるのは、自分がこれまで生きてきた時間を尺度にしていて、モノサシがどんどん長くなっていくからだと最近教えてくれたのは誰だったっけ。 過去の知識と記憶と経験を商売とアイデンティティーにしている私のような人間ですら、過去の思い出の品々を何でもかんでも持っているのは非効率だと思うようになった。過去が多くなりすぎているからその価値が減り、むしろ(順調に生きたとしても)半分を回っている未来の方に関心が向いているのかもしれない。 なんて思いながら、今でも親の教育の賜物なのか本だけは捨てるのにえらく抵抗があるんだけど。 昨日ヨドバシで買ってきた無線ルーター子機(WLI-UC-GN)を8spotsのPCに繋いで設定。少し前の無線マウスのレシーバーなんかよりもずっと小さいサイズに感心。11nが無事開通です。 |
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仕事は小さいのばかりがあるのだけど、充実感はあまりない。明日休もうと思ったのだけど、言い出す前に上司がいなくなってしまった。 Twitterとmixiでなんとなく満足して日記を書くのが遅れてきた。なんだかんだといいながら記録は大事なのでもう少し頑張らないとなあ。 |
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細かい仕事をいろいろ。会議から戻ってきた上司に明日は休みます!と力強く申請すると何をそんなにきばっているのか笑われる。 F野さんに金曜のレポートを送ったり。 |