[PR] RMT 2010/7/上のやだよ日記
ここ数年ではもっとも珍しい、景気のよい話中心な7月上旬の日記。明日はわからんけど。

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7/1・性格診断
 昨日発表になった人事について、臨時昼礼にて部長から正式に辞令を書面で手渡された。
 昼礼ということで皆の前で受け取ったのだけど、実のところ嬉しさよりも恥ずかしさが強いというか、晒し者的な気分もあって半々だ。というのはこの会社入って昇格したのが初めてだから。
 歳ばっかり食って、普段デカい顔して闊歩しているからか、何かの折りにそのことを話すと意外な顔をされる。すみません偉くなくて。今回一緒に昇格した人間たちも全員かなりの後輩。普通は皆とっくに通り過ぎているところです。
 もちろん今回の昇格もゴブリンがホブゴブリンになった程度であり、画面に出ている係長ほどは偉くない(多分)。そういうことをいろいろ深く考えると複雑な気持ちにはなるんだけど、このところ査定よりも役職が計算式に大きく影響するボーナスでは、そのことを思うとイヤな気分になっていたので、やはり全体としてとっても嬉しいのは間違いないので、最終的には喜んでいますよ?

 なお上の画面であるが、先日横浜ソフマップで980円で買った『日本経済新聞社監修知らないままでは損をする「モノやお金のしくみ」DS』の画面である。『アイビィ』をクリアしたのでこれをやってます。発売が昨夏で丁度1年前くらいまでの時事ネタが入っているので情報としては賞味期限ギリギリなソフト。ただしつくり自体は任天堂製だけあってなかなか面白いです。

 さて、夕刻は上司と個人面談があった。その際に先日の試験の答案結果が返される。点数は出ていないが、国語はとても良く、算数は普通に良かった模様。試験はJMAT形式だったので性格分析の結果が主である。まあよくwebでやってる自己評価テストみたいなやつで、ナンジャタウンとかでやる相性診断とかにも似てる。上司の前では恥ずかしくて読めなかったがので、帰ってきてからこれを8spotsと2人でじっくりと読んでみたのだけど、爆笑するほど言い当てられていた。
 8spots曰く「これ額にいれて飾っておきなさい!」というほどなので、一部晒しておく。

<人との接し方の特徴>
 筋道を通して物事を合理的に判断していく、理性的なタイプである。内面には自分の価値観や信念を貫いて周囲に影響を与えていきたいという強さをもっており、グループの中でも安易に妥協することはない。しかし、自分の気持ちを表して周囲とうちとけていくことは苦手な方である。

<仕事への取組み方の特徴>
 やりがいを求め、ひとつの事柄に集中して取組んで、それを深めていくタイプである。具体的な現象や慣習にとらわれることは少なく、自分が納得できるまで物事を筋道立てて考えていく。課題は計画的に進めていく方で、事前にやるべきことや手順を検討して、やりとげていこうとする。

 私をよく知る皆さん、どうですか? 当たってる? こんな社員欲しい経営者の方、引き取り先を引き続き募集中です。

7/2
 いろいろあって超しんどかった今週最終日。風邪は何とか治りかけだけど、仕事はかなり増えた、というか全盛期に戻りつつある。秋あたりは大変なことになりそうだけど、民主党のように先のことは考えないようにしよう……、ってそれが出来ない性格なのは昨日の日記で晒した通りなんですが。

7/3・同窓会
 午後まで寝たい気分だったが、今日も8spotsと青山。Maduでペペロンチーノ食べて、ヨドバシで「ゲームサイド」の最終号買って帰宅。
 一息ついてから今度は8spotsは図書館、私はビックカメラでG藤君の日記で知った「駄菓子屋ゲーム貯金箱」を買いに行く。
 昔お菓子屋の店頭でよく見かけた「新幹線ゲーム」をコンパクトサイズで遊べるようにしたものだ。ちゃんと10円を弾いて遊べるところが素晴らしい。
 嬉々として遊んでいると8spotsに「貯金箱ばかり買うのはどうなのか。そのお金を貯金するべきじゃないのか」と至極まともなことを言われて反論できない。
 貯金箱が3つ……。しかもこの貯金箱には10円しか集まらない……。説明書によると50枚しか入らない……。

 一緒に買ってきた、堂島ロールの改良版「プリンセスロール」(堂島ロールの中にフルーツが入っている。1575円)を食べて、
やはり成城石井のケーキよりもこっちだなと思いつつ、8spotsからの貯金箱への苦しい詰問を避け、逃げるように外出。今日は20年ぶりくらいの小学校3,4年の時の同窓会があるのだ。
 先日電話で連絡してくれた"千鶴"の話では小規模にやるのかと思っていたのだが、最終的に20人も参加となった。いきなりそんなに集まるなんて凄いと思ったら、実は久々の同窓会をやったのは2ヶ月前で今日は第2回らしい。今回初参加したのは3,4人らしく、何だか少しちやほやされた。
 会場の大船の居酒屋に入るなり、皆から「やだよ、全然変わってない!」と言われまくる。某webでは17年前より「20kgくらい太ったんじゃないの?」とか書かれたばかりなんで、ちょっとだけ嬉しい。「でももう半ズボンじゃないよ!」とか言ったりして。
 とはいえ、周りを見ると、みんなだってほとんど変わってない。性格だってほとんどそのまんまだ。ただ後からやってきた"池ぴ"だけは何だか別人になっていたけど。
 遅れて担任の先生がやってきたが、先生がする話は私のことよりも、私の父にどれだけ影響を受けたのかという父への賛辞の言葉ばかりであった。当時から家庭訪問に来ても私の話よりもジャズの話とかばかりして帰っていった先生は、あと2年で定年だというのだが、まったく若々しさは変わらない。
 父に誘われてジャズバーへ行き、そこで父の友人に楽器もできないのに即興で演奏に参加させられたことなどを聞くと、ああ、今自分が見知らぬ友人同士を引き合わせて、彼ら同士が仲良くなったり影響を受けたりしていく様を楽しんでいるのは、丸きり父の影響なんだなということを改めて思った。
 そんな先生は今もアルトサックスをプロの下で勉強していたりするらしい。

 今日の開催の一番の理由は稲森(旧姓)がシドニーへ引っ越してしまうからだそうだ。実は彼女は3年生の時にパリに引越したのだ。前は父の転勤、今回は旦那の転勤だが、30年ぶりに同じ理由で海外へ去っていくというのも因果な感じがする。今回は全員と握手してタオルをくれたりはせず、次の送別会の会場(中学のものらしい)へ去っていった。
 稲盛は多分9年前のタイムカプセル掘り出した時(2001年12月2日の日記参照)に会っていたのだろう。美人になっていたからかなんか覚えがある。
 というか隣に座った有友(旧姓)や、池ぴが当時好きだったという堀川(旧姓)もみんな綺麗でほっとしたよ。夢破れずに済んだというか。当時虚弱だった松岡が元気そうなのも嬉しかった。
 高校が同じだったので社会人になってからも何度か会っている新平は滅茶苦茶怪しい風貌だったのだが、39ともなると歳相応になって雰囲気が出てきた。多分もっと歳取るとさらに貫禄が出てきそうだ。
 みんな連絡手段はパソコンではなく携帯みたい。泰行らとメルアド交換したので、これで連絡も来るのかな。
 みんな今でも実家かその付近に住んでいるらしい。面白かったのは、私が川崎に住んでいるというと一様に「ええっ、そんな(酷い)ところに住んでいるの?」という返事が返ってくることだ。「だってあんなところ、本物の木なんて無いでしょう?」「空気悪いでしょう?」そうなのだ。やはり自然いっぱいの町で暮らした人間は、そういうところの良さを第一に考えるのだ。彼らはきっと結婚して一度は町を離れ、その後出産のために実家の近くへ帰ってきたのではないか。それだけにその言葉には経験から来るものがあるんだと思われる。
 4時間ずっと同じ店で飲み明かし、その後、地元の鎮目の家でさらに飲み明かすらしいが、そろそろ体力が限界の私は退散した。これをきっかけにまた何度か顔を出せるようになればいいねと思う。

7/4
 寝過ぎても疲れて起きられない。風邪もぶり返したくないのでとにかく寝倒す。
 午後になってから起きて、とにかく無理しないで過ごすことにする。先週録画した『ギャラクティカ』のセカンドシーズン最終回を観て、そのスケールの大きさと展開の速さに大いに満足するが、地上波では続きは恐らく半年か1年は待たないとやってくれないのだろう。でも1週間どぎまぎしながら翌週の展開を待つのが好きなのでツタヤに行ったりするのも悩ましい。

7/5・同郷
 マイミクのムネタチさんがF屋さんを連れて訪問。こちらは後輩のコダマ君を連れて対応。4人共全員同じ会社出身。「業界の専門学校」と自嘲気味に揶揄していたあの会社が無くなって随分経つが、あそこで知り合った方々とは先輩も後輩もみんな長いお付き合いをさせていただいており、どこにいてもさみしくないよ。
 そして今日も気の利いた話はできず。いろいろ考えていたこととかすべて吹っ飛んでて後で後悔するだけ。なんか経験値不足を感じるのです。

7/6・レスリー・ニールセンの言葉
 今日も朝から中国と電話会議とか。なんか週の前半にして既に疲れ気味。
 夕方歯医者の予約をしていたので半休とってそのまま帰宅しようかと思っていたのだけど、和田チャンプに頼まれていた仕事が終わってなかったので会社に戻って仕事が続く。
 それでも夜は今週の『ちりとてちん』(再)を観る。いよいよ折り返し地点を越えて後半戦となる「出る杭は浮かれる」。今週もよくできてた。毎回本当に面白いのだが、毎回観る度に思うのは、春に発売された『フライングコップ』のDVDに収録されているレスリー・ニールセンのインタビューでのコメントの言葉だ。
 ニールセンもZAZのメンバーも番組開始前、『フライングコップ』がヒットすると信じて疑わなかったが、実際の視聴率は低く、評論家の高い評価とは裏腹にたった6話で打ち切りとなってしまった。この理由をニールセンは「あの番組はテレビにするには高度すぎた」と言うのだ。作りこんでいるだけに、じっくりとテレビに向かって観ないと面白さがわかりづらい作品は、何かをしながら片手間で見るようなテレビ番組向きではないのだと言うのだ。
 『ちりとてちん』はまさにそういう番組である。放送当時は面白いとネットなどで大いに話題になっていたが、視聴率では苦戦していた。
 今回の再放送で1週間分の1時間半を通して観る事で際立ったのは、シナリオに多数張り巡らされた伏線の妙や、すべてを台詞で説明しない出演者の目の演技など、非常によくできた演出テクニックだ。しかし、これはじっくり見ていて初めてわかるものばかり。悪く言えば判り辛いわけで、朝の忙しい時にぼんやり見るようなつくりではなかったのだろう。当時の朝ドラのDVDの売り上げ記録を樹立したのは玄人受けした証明だろうけど、朝ドラ向きではなかったんだろうなあと。
 まあ終わった番組にあーだこーだ言ってもしょうがないので、私は素直に毎週の鑑賞を楽しみにするのだ。例え全話DVDに録画保存済みだったとしても。ハイビジョンの美しい映像で観直すために。

7/7

 
 ゲームは出世早くていいなあ。もう取締役だよ。次は7万円出して昇格試験受けたら社長だよ。最初100円単位だったお給料が今は700円単位になっている7倍。ヒエラルキーとはこういうことだよね。
 たまたま今だからかもしれないけど本名でやってるとインパクトあってさらに楽しめる。電車の中でやる時微妙に恥ずかしいけど。
 今日は七夕なのだけど特に行事ぽいこともせず。朝からアメリカ上司と電話。早く切り上げなきゃ!と思っているのにまた1時間くらい喋ってしまったので電話代が恐い。請求書見られないから尚更。こういう貧乏性なところは取締役には向いていない。
 平野耕太の新作『ドリフターズ』買って帰宅。

7/8
 毎日早く帰ろうと思っているのに、段々帰宅時間がまた遅くなってきた。忙しくなっている証拠である。
 そして家に帰ると、もうへろへろでぼんやりテレビ観るくらいしかできない不健康な生活。

7/9・絵本当選
 ホリイさんが部下を連れてやってくる日。社内で講義をしていただいた後は、新宿で友達と会うというので同行することに。車に乗ったら大雨かつ渋滞。ようやく新宿に着くも土砂降りは収まらず、しかも金曜の夜なので目指した居酒屋は満員。そこで携帯で検索して現在地から最寄りの居酒屋を探し出しすぐに電話、予約、直行というモバイラーな方々に感心する。でも雨は酷かったので靴はビショビショ。
 ちなみにお会いしたのはおなじみFXさんとさすけさんなど。冷房効きすぎの店で暖かいもつ鍋を美味しく食べながら、大往生したプロジェクトが大波乱の末、今も戦いが続いているというイタい話などを伺う。ホリイさんはおもむろに隣りのグループの人が同業者っぽいことを察知した瞬間に声をかけて名刺交換とか始めたり。
 3時間強喋り続けて店を出ると外は嘘みたいにすっかり晴れていた。帰宅すると荷物が届いている。
 凄い! 先日プレゼントに応募した『アイビィ・ザ・キウィ?』の絵本が当選して送られてきていたのだ。社長のサイン入りお手紙付きだよ。プリントかもしれませんけど。
 通常ステージをオールクリアしないと出ないパスワードが参加条件、しかもプレゼントは開発会社の公式サイトにしか載ってない、月ごとの集計で今月は2ヶ月目、そもそもこのソフト何本売れているのか不明など、いろいろと競争率が低そうな感じもしないでもないけど、そんなことは関係なく気に入ったゲームだったので素直に嬉しいです。
 喜びをTwitterで呟いてから力尽き、居間のカーペットの上で夜明けまで行き倒れる。完全に体力が切れた。

7/10・『プレデターズ』
 昼過ぎに目覚めると玄関に布団が畳んである。8spotsの布団にやしゃまくんが吐瀉した模様。最近ほっちの粗相が無い分をやしゃまくんが活躍している。昨日の飲み会で増えた小銭が皆コインランドリーに消える。
 外は久々の夏日より。布団も外でよく乾く。体力は全然回復している気はしなかったが、今日は10日でチネチッタも109も1000円デーなのでレイトの予約だけしてから、8spotsに習ってiTunesの整理とかしていたら一日が丸ごと終わる。
 夜にちょっとだけ商店街で買い物した後、歩いて5分のチネチッタへ。

『プレデターズ』(☆☆☆)
 21世紀の映画らしいスムーズなテンポで展開する旧世紀スタイルの映画。
 個性的なキャラクター、というテンプレートな登場人物がパターンもののアニメを楽しむ程度にはわくわくさせてくれる。
 エイドリアン・ブロディの主人公が、シュワ的な筋肉質の大男ではないところが本作のポイントらしいのだが、別に昔の人があの肉体にリアリティを感じていたわけではなく、映画のスケールを背負うだけの存在感があのシルエットに必要だったわけで、本作の現実味のない物語における等身大の主人公はただひたすらに地味であった。かっこいいだけでは絵にならないので、たとえば宮崎駿は主人公を豚にしたりしてみたんだろうなあとか思う。
 映画のドキドキが続くのがプレデターが姿を現すまでの間というところまで1作目を踏襲していて、後半は日本人にとって『ラストサムライ』の再来となる興奮しないチャンバラと、ベタすぎる伏線で展開する意外性のないクライマックスで白けがちであるが、前半の盛り上がりとローレンス・フィッシュバーンの唐突振りはなかなか下らなくて素晴らしいので、普通に「地味な20世紀映画」として楽しむ分にはそこそこ良いのではないかと思った。

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