[PR] RMT 2010/8/上のやだよ日記
少し早いお盆休みにも突入し、映画ばっかり観ている8月上旬の平和な日記。

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8/1・『ゾンビランド』
 映画の日。8spotsの外出に合わせて単独で映画へ。

『ゾンビランド』(☆☆☆☆☆)
 一番正しい例えはハリウッド版『ショーン・オブ・ザ・デッド』。ただし本編での笑いボルテージは先日観た傑作コメディ『ハングオーバー!』を越える。ゾンビ映画としてのホラー度は『バイオハザード』は目じゃないし、映画LOVEでいうなら『僕らのミライヘ逆回転』的な感動すらあった。
 何を書いてもネタバレになるので多くは書かないが、中盤のハリウッドへ着いてからの展開がやはり秀逸だ。『ゾンビ』のモールを思わせるフリーダムな世界の中で、家族的な姿を見せていく仲間たちのたった一日が何といってもさわやかで、ベタな展開なのにイヤな感じがしない。そしてウディ・ハレルソンのかわいらしさを存分に表現したシナリオは、彼のために書かれてたのではないかと思うほど。クライマックスのガン=カタもキュートすぎる。
 今年一番はさすがに『インセプション』だが、本作もベスト5には入れておきたい傑作。最近年のせいかホラーあんまり観たくないんだけど、この映画はまだもう一度くらい観たいなあ。

 こういう映画をこまんだーさんと一緒に観られなかったのはくやしい。細かいディティールについて語る相手が欲しい感じだー。そしてTwitterを観ると『ソルト』もよさげな感じで、このところ映画館に通い詰めじゃないか。

 帰宅するとポストにAmazonからの荷物が2通。以前別々に頼んでいた『トータルリコール』(デラックスエディション)と『インセプション』のサントラCDだ。どっちも夢の話の映画で何たる偶然。これを聴きながら寝たら派手な夢を見られそうだということでついつい深夜にCDを聴き続ける。

8/2
 朝から会議の後、先週の正念場週間が終わりアメリカ出張から戻ってきた上司とともに外出。一方普段はアメリカにいる偉い人であるところのさらに上の上司と合流し、中野坂上へ訪問。蝉が気持ちよく鳴いていた。「アメリカでは聞けないから嬉しい」とのこと。
 訪問先ではアメリカ上司の判断で良い感じで話はまとまり笑顔で解散。その後となりのデニーズでフレンチトーストを食べながら長い打ち合わせ。ヒミツでキミツな話題もバンバン飛び出した。もし隣の人が同業者だったら機密漏えいで超ピンチ。
 夜にやっと会社に戻ってメール処理などに追われる。

8/3
 会社へ行く前に歯医者。今日で2ヶ月、ようやくお勤め終了となった。外は南中なのか影が無くて汗がだらだら。夏らしい良い天気。
 会社出社するなり今度はすぐに外出。昨日と同じメンバーで今度は我孫子方面。電車の中では上司は『メタルマックス3』、私はまだポケモン金。火曜日だったので久々に灯台でカーネルおじさんにお小遣いを貰う。
 アメリカ上司とは現地の駅で待ち合わせ。先に着いたので暫く改札で待っていたのだが、小さな駅なのに子供がいっぱい。そうここはポケモンスタンプラリーをやっている駅なのだ。わが町川崎はスルーされているのに……。駅舎の窓からは遠くに入道雲。夏だなあ。
 今日も3人で表敬訪問。髪を短くしたホリイさんが車でお出迎え。そして皆さんと会議。身のある話ができたよね?

 打ち合わせ終了後は上野まで電車で移動。アメリカ上司の使うブラックベリーが珍しいのでつい覗き込むと横画面にあわせて横を向いているお子さんの壁紙が。
 上野駅に着いてからは駅ナカの喫茶店で打ち合わせ。やはり機密話いっぱいだけど、そこは上野。店の中はおじいちゃんおばあちゃんばっかりなので大丈夫!
 アメリカ上司の今回の帰国は元々ビザ更新が目的だそうなので、仕事はこの2日間でひとまず終了。明日は朝から友達の待つ山口(宇部空港)へ行くのだそうだ。
 打ち合わせが終わったのが19時なので直帰にする。早く帰ってこられたので、『ちりとてちん』を観たり。師匠が倒れる「地獄の沙汰もネタ次第」の回。6話の毎話ごとに泣き所があり、目が潤む。そしてここまで引っ張ってきた数々の伏線の処理の仕方に感動。8spotsは3年前にこの番組を観て初めて「私にはこれほどのホンは書けない」と思ったそうだけど、これほどのドラマが見られることって一生のうちに何度も無いよ。毎日見てるけど『ゲゲゲの女房』のクオリティとつい比べて笑ってしまう。

8/4
 仕事が忙しくなってきて、以前のように川崎BEの閉店前に帰って来られない。ついつい半額惣菜を買って来られないのでエンゲル係数は返って下がりそうだ。
 今日は以前KENのおみやげで貰ったSPAMを使ってゴーヤチャンプルーを作る。
 素敵なSPAMをありがとう、KEN
 ちなみに料理の写真はありません。

8/5
 お盆前だからというだけではなく仕事。なんか突発的相談事がちょくちょくやってきた。頼られているのは悪い気はしないので何でも引き受けてそして仕事する時間が増える。これからどんどん忙しくなってくるのだろうけど、うん、楽しい仕事なら良いのだ。
 帰宅後Twitterで稼働中なのを確かめてから深夜の2時にホリイさんに電話。深夜でないとできない与太仕事話。昼間なら怒られそうな提案もこのタイミングなら、ありだと思うのだ。

8/6・納会の賞品
 お盆前の納会。ピザとドーナツとビール。寿司に菓子。仕事場で食べるとこれがまた不思議な味わい。
 納会恒例のくじ引きの特賞はなんと「iPad」! で私が当てたのは、どこからか貰ったのであろうお中元だかお歳暮セットのジュース。これは結構当たりなのでは。
 ただし家まで持って帰るのが重くてちょっと大変だったけど。箱を開けると猫が寄ってくる。
 でも感心はむしろ中身よりも持ってくるときに使った紙袋だったり。
 そのうち蓋が気になってくるのが猫の習性。
 最初の猫のお気に入りの場所は次の猫に取られるのもある意味猫の摂理。
 そしてケンカが始まるのが道理。

 争いの種を持ち込んでしまった。

8/7・10時間ラジオ
 昼起きてTwitterを見るとNHK-FMの10時間ゲーム音楽三昧がスタートしたところだった。早速点けると冒頭から80年代サウンドが続く良い選曲。これにTwitter上のフォローしてる人々の実況見てるだけで結構楽しめて、結局映画にも行かず、テレビも見ずに夜の11時まで、ほぼ10時間付き合った。こんなに家で同じことしてたのも久しぶりだ。8spotsは「まあお休みの初日なんだからいいんじゃないの」と言ってくれたので素直に許されよう。
 途中ときメモの話になったあたりで買い物行ったくらいで後は大体付き合った。知らない曲も多かったが(特にFF)、好きな曲は毎日浴びるほど聴いてるので問題なし。
 最後の曲はなんと「ビデオゲームミュージック」版の『ギャラガ』。世界で初めてビデオゲームミュージックを集めて1枚にしたアルバムの最後の曲で〆るとは、構成作家さん、なかなかやるじゃないですかと感心したら、Twitter見るとかなりの人たちがそのことを知らなかった模様で、逆にその事実に驚いた。ロートルばかりの番組じゃないのだね。
 ホント、なかなか面白い経験できた一日でしたよ。

8/8・『ソルト』
 一昨日テレビで放送した『サマーウォーズ』(私の嫌いな映画)の反響で、この映画の元ネタになった『僕らのウォーゲーム』の話に触れてるしみっちょさんの日記を見たら、突然『ウォー・ゲーム』が見たくなってきた。
 丁度今日予約してある『ソルト』について先週観たフレメンさんがTwitterにて
「ソルト鑑賞。カート“ガンカタ”ウィマー脚本なので地に足のつかない絵空事を期待するも、今どき直球なノンストップアクションで…って待てよ、ジョンバダムだこれ!やりやがった!大作で80年代アクションサスペンスを復活させやがった!最高!最高古くせえ!つまりドゥームズデイと同ジャンルの映画」
 とある意味絶賛されていたので(コピペすみません、まずかったら消しますので言って下さい)、ジョン・バダム映画を直前に観るのは正しい作法であろう。

『ウォー・ゲーム』(☆☆☆☆)
 最初に観たのが多分小6で中学生の頃にはビデオで何度も観た映画なので、細かいシーケンスまでかなり詳細に覚えていたが、改めて非常に面白かった。高校生がFBIに追われて世界を救うなんてお話は当時小中学生だった私をどれだけ興奮させたことか。まさに私にとっての「ラノベ」でありジャンプ漫画だ。
 無駄に肉感的なアリー・シーディのお色気担当ぶりなんか当時は子供過ぎて全く気にしなかったが、今のオヤジ化した私には目に付いてしまったりするくらい。ともかくこれとフェリスでマシュー・ブロデリックはM・J・フォックスがタイムスリップするずっと前から僕らのヒーローだったのである。
 そして当時は気付かなかったラストシーンのこと。
 ラストのジョシュアの台詞は、劇場版も今日観たWOWOW版も同じ「つまらないです。勝つこのないゲームは」なんだけど、よくよく見てみると実際の台詞(というか画面表示)は意味が違ってる。
 実際は「奇妙ですね。勝つための唯一の手段がプレイしないことだなんて」という反戦アイロニーになってるのだ。字幕ではジョシュアの子供っぽさが強調されていてちょっとその辺の意味があいまいにしてしまっているのは、日本は今ほど平和な空気ではなかったのだろうか?
 実際私や当時の友人たちは『ウォー・ゲーム』と北米のテレビ映画『ザ・デイ・アフター』(こちらは私は観てない)で核戦争ばやりになっていてまったく反戦どころではなかった。
 うちのクラスでは世界地図の白地図帳ノートでクラスみんなで核戦争ゲーム(その名もずばり「ウォーゲーム」)に夢中になった。懐かしいので当時のルールを日記に書いておこう。
 自分の選んだ国の地図にありったけの核弾頭を書いて、順番にそれで各国を攻撃するたあいのないもので、当然領土の広い米ソ中が配備的には圧倒的有利。ただし軍事同盟を結ぶことでみんなで核を撃ちまくれば強国も1ターンあたりの攻撃力で負けてしまう。
 クラスのガキ大将的存在だった井出がアメリカ合衆国を取り、たまたまクラスにいたアメリカ人のカーク(日本語ペラペラ)がいじめられっ子的になぜかソ連をやらされていたなあ。最後はみんなに侵略を受けてソ連は分割統治されてめでたしめでたし、なんて試合を何度も何度もやっていた。ああ冷戦。

 閑話休題。ともかく映画の『ウォー・ゲーム』は、あれから27年経っても私の童心を少しもガッカリさせることなく、今でもステキな映画であった。
 音声カプラのパソコン通信や線で描かれた世界地図も、にぶい色をした軍のコンピュータも最高だ。ジョン・バダム万歳。『ブルーサンダー』とかまた見直そう。

 で映画終わった後ものんびり部屋掃除とかしてから、ぼちぼち上映時間になるので『ソルト』へでかける。映画の前にいしざかさんに頼まれたウルトラマン限定グッズを買いに行こうかとなとちょっと早めに家を出て歩いていると電話が。『ソルト』を一緒に観る約束をしていたこまんだーさんだ。遅れるのかな?
 「あの。時間ですけど」
 7時45分に映画があるので40分に約束、と思っていたのだけど、実際は25分に上映開始だった。今は……27分???
 映画館まで猛ダッシュ。昨日からろくに運動してないので足がガクガクになりながら32分くらいに映画館へ。何とか予告時間の間に間に合った。

『ソルト』(☆☆☆☆)
 フレメンさんの「ジョンバダムだこれ!」の言葉に偽りなし! 冒頭のロシアのスパイが靴から仕込みナイフ出したところでもう体揺らして大笑い。愛が込められすぎ。その後も全編シナリオも演出もあり得ないほど20世紀の映画。すべてにおいて古臭さ満点。ツッコミどころ満点。でもそれが素晴らしい。愛らしい。脚本のカート・ウィマーは多分いつものノリで書いたのだろうなあ。彼にとってはこれが普通なんだろうなあ。
 100分という比較的短い尺にぴったりのテンポよくダレないお話(ここは最近の映画らしくなのか、恋愛描写が無駄に長かったりしないところも好み)は、物語は異なるものの、なぜか『ウルトラ・ヴァイオレット』を思わせる。アクションの入り方が似てるのかも。唯一ラストのエピローグだけなぜか突然テンポが落ちるのは、ファイナルカットの後で続編企画が始まったからとかなのか? そこだけちょっと不思議。

 映画終了後ロビーで見つけたワイドモニタ3枚並列接続ディスプレイ。
 ここなら映画泥棒にはならないよね、と言いながら写真撮影。
 なんか『ダライアスバースト』に挑んでいる感じがいいな。
 で、上記の写真を撮ってるときに偶然映ったこの絵。
 アンジェリーナ・ジョリーのおっぱい。本編にこんなシーンあった? 年齢制限下げるために外されたシーン?(詳しくはこちらの動画でチェック) DVD化のときは「アンレイテッドバージョン」になる予感。

 映画館を出てからはパステル→ミスドの女子的コンボでこまんだーさんと世間話。こまんだーさんの人生が再び動き始めている予感!

8/9
 昨日の『ウォー・ゲーム』に続き、WOWOW録画したまま死蔵していた続編を観る。DVD化されていないという珍品。

『ウォー・ゲーム ザ・デッド・コード』(☆☆☆)
 『ウォーゲーム』の正統続編。"WARGAMES"のロゴが懐かしい、と思ったのもつかの間、冒頭から中東のテロリストが出てきて「?」、ヨルダンでの銃撃戦から始まるTV版『ポセイドンアドベンチャー』を思い出す(2006年6月11日の日記参照)。その後は『ダイ・ハード4.0』の冒頭で散々見た、今の「パソコンオタク」のあまり夢の無い姿を見せられて、途中『イーグルアイ』そのままな(公開は同年なので便乗作品なんだろうな、こちらが)監視カメラからの脱出が緊迫感を演出したりしつつ、若干退屈な時間が続くのだけど、以下ネタバレ後半、ダムで待つのは前作の主人公くらいかと思ってたらまさかの「ジョシュア」のオリジナル版そのままのお姿。これですべてが吹っ飛んだ。無理矢理増設された5インチフロッピードライブから新データをインストールすると(ちなみにオリジナル版で主人公が使っていたマシンは8インチフロッピーだった)、最新鋭コンピュータとバトルという夢の展開。いやこれは本当に夢であって、どんなに経験を積んだとかいったとしても80年代の最高級マシンも恐らく今のXbox360ほどの性能も持っていないはずなんだけど、そこは映画だからいいんです。勝ちのないゲームである○×ゲームはともかく、一緒にチェスを遊ばせたら勝ちに固執しないか? とかツッコミどころはあるんだけどいいんです。映画を観る前から予想できたラストのオリジナル版と同じメッセージが出て、同じオチを見せられて、何だかキツネにつままれるというのもいいじゃない。だって望んだオチなんだから、ということで普通に楽しんだ。
 観終わってすぐにDVD-RAMへムーブ。袋詰めして近所の宅配便へ直行。フレメンさん宅へ送りました。
 帰宅後WOWさんからメール。Twitterにこの映画を観た旨書いたコメントに反応してくれた模様。まさかアカウント持ってない方に捕捉されてるとは思いませんでしたよ。聞けばWOWさんも『ウォー・ゲーム』は大好きな映画だった模様で、9月の再放送をチェックするよう促す。コピーワンス厳しいー。
 夜、このところ居間の椅子のお尻が痛いので、クッションを交換することにする。このクッション1/11にIKEAで2つ買ったんだけど1つしか使わなかったので新品のものと交換。試しに比べてみてぞっとする。
 もちろん右が新品。半年で半分の厚さに潰れるクッションって……! まさに安かろう悪かろう。二度とIKEAで買い物なんかしないぞ。

 今日は明日の仕事の予定の調整もちょくちょく入る。明日は深夜の徹夜仕事になるはずが朝になった。実は明日は映画の予約してたんだけど、午後に入れておいて良かったー!

8/10・『ヒックとドラゴン』『トイストーリー3』
 早朝から市川までおでかけ。仕事の取材である。品川駅で偶然T橋くんに合流。一緒に向かう。場所は駅からすぐそば。車でやってきたホリイさんたちと合流し、取材開始。1時間ほどで終了。駅前のケンタッキーで反省会の後昼すぎに解散。ホリイさんたちは徹夜だったらしくこれからお眠り。T橋くんは会社へ。私は川崎へ戻る。
 移動中に『東のエデン劇場版II』の特典ディスクのドラマCDを聴き終える。映画のガッカリ加減で既に興味もほとんど失っていたこのシリーズだけど、滝沢くんがなぜ記憶を無くした状態でホワイトハウスの前にいたのかの理由が、まさかこのドラマCDで発覚するとは思わなかったよ! ここまで引っ張るのかよ! 遅いよ!

 少し早く着いたので先にいしざかさんに頼まれていたウルトラマンの限定ソフビを買いにラゾーナ川崎のヒーローズベースへ。人形はすぐに見つかったのだけど、別の商品でなかなか素敵なアイテムを発見。
 水槽に飾る陶器製怪獣オブジェだ。とてもよく出来てる! 子供いたら買ってただろうなあ。
 そして109シネマズの新3D方式であるmaster image 3Dの初体験映画として、フレメンさんやゆっきさんらが絶賛する『ヒックとドラゴン』を観るのだ。
 ちなみにメガネはプラスチック製で使い捨て。お持ち帰りもできるよ。
 プラ製ということは軽いということ。しばらくかけていると鼻がずれ落ちてくるけど、許容範囲。
 色はこうして写真で見るとかなり暗く感じるけど、実際はXpanDなんかよりずっと明るい。観易い。そして3Dの抜けもばっちり。Dolby 3Dくらいは普通にある。ありがとう! 109シネマズ。これから3D映画は全部ここで観るよ!

『ヒックとドラゴン』(☆☆☆☆☆)
 素晴らしい! 文句なしの3Dアニメ映画。動物と心を通わせたことのある人ならヒックとドラゴン(というかこの顔は猫だよね)の心の通わせ具合に自分を重ねるだろう。そして大空を舞う描写の素晴らしさ。これは3Dになった分だけゲームやライド系アトラクションを上回っている。
 社会一般で必要とされる能力に長けてないというだけで社会不適合者扱いされる、のび太のような主人公ヒックが、自分だけの能力を生かして社会に認められ、世界を動かすというのは、おなじみのストーリーとはいえ気持ちが入る。
 それからドラゴンと戦うバイキングという、なかなかなバイオレンスな設定なのに、劇中で痛々しいシーンが自然な演出の中で皆無になっており、それでいてドラゴンと心を通わせていく主人公の行いを自然に共感できる。この辺、スピルバーグ系だと最初にまずドラゴンを狩る残酷シーンで脅しをかけたりしそうだし、ジブリだと誰かが途中で大人びた演説を始めたりしそうなのだけど、そういうシーンは無くてもちゃんと気持ちは観客に伝わるのだということだ。
 3Dも映画も非常に満足して帰宅。唯一気になったのは、席の場所。プレミアシートの後列だったのだけど、3D映画にはちょっと遠かった。もう少し迫力が欲しい!

 ということで帰宅してからTwitterやりながら、せっかく今日は割引デーなのだから、いっそもう1本観るかと思い立ち、夜の『トイストーリー3』を予約。Master image 3Dなら大丈夫だろうと安心して字幕版。字幕版は人気無いのかプレミアシート余裕だったので今度は前列。

『トイストーリー3』(☆☆☆☆)
 前半100分は、演出的技術的には上回っているが、前作までの焼き直しでいまひとつ絶賛しづらい作品、で終わるかと思いきや、恐らく制作者的にはこれだけを語りたかったであろう最後の10分で泣ける。『ヒックとドラゴン』を強引に「のび太の恐竜」と呼ぶなら、こちらは間違いなく「のび太の結婚前夜」(ちなみに私はアレの劇場版は認めていません。何あの改悪)。
 そしてプレミアシート前列最高。利用される方は必ずプレミアシート前列より前の席がオススメ。ちなみにメガネは『ヒック〜』の奴を使いまわしたので未使用の奴が1つできた。使い道がないので「だから何?」なんだけど。

 そういえば昨日からのNHKの999連続放送のため、REGZAのHDDをさらに購入。今度はついに2TBの奴。これまで使ってたのは500GBと1.5TBのだったから2つ分の容量があるわけだ。一番の原因は先日の「スター・ウォーズ一挙放送」なのは間違いないものの、まだ買って半年ちょっとなのにこのペース。まずいね。このテレビが壊れるまでにすべてを観終える自信がない。

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