[PR] RMT 2010/12/上のやだよ日記
明らかに通販での散財が増えているのがわかる、年末らしい12月上旬のやだよ日記。

2010年11月下旬の日記2010年12月中旬の日記最新の日記日記メニュー

12/1・『SPACE BATTLESHIP ヤマト』
 急遽来日したアメリカボスと会議。前回10月にボスと会議を行ったときはいろいろ道が開けた気がしたのだけど、その後はボスが忙しくてほとんど進展していなかった。でも今回もポジティブに、明日からも全力で。
 夜は定時ちょっとで会社を飛び出して、映画の日へ。

『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(☆☆☆)
 最初から言いますが、私は全肯定します。山崎監督については私は好きでも嫌いでもないのだけど、恐らく一度とても残念なことになっていたであろうこのプロジェクトを、よくぞここまでファンのもとへ取り戻してくれたと思う。
 地球が滅ぶというのに登場するのは日本人だけで、日本の船の姿をした宇宙船が宇宙空間を真っ赤な炎を上げて飛んでいく。これを真っ向から真面目に作るということの難しさをやってのけた監督の力量は素晴らしい。脚本家も音楽家もみんな自分の作品以上に、ヤマトを作ろうと努力している。
 音楽を担当した佐藤直紀がパンフレットで語っているこの一言に集約されている。
「ヤマトの画に僕の作曲した新メインテーマ音楽が流れたらどんなに最高だろう。でも最高な気分なのはきっと僕だけ。皆あのメロディーが聴きたいに決まっている。」
 これ、本当に言うは易しだよなあ。

 そりゃCGとかシナリオとか恋愛描写とか、映画としては破綻しているかもしれない。でもこれはまさしく2010年のヤマト。映画館の中に昭和30年代が甦ったように、私の中で確実にヤマトが甦ったのであった。

 余談だけど、映画見終わったところでコーキさんにお会いした。「面白かったですよね!」と言ったら「あ…ああ、そうね」とちょっと複雑な顔をしていました。先日のオタクロの話を振ったら、なんか気まずそうにアティックへ消えていってしまいました。この話題まずかった?

12/2
 お昼抜きで上司とホリイさんとこへ。品川か上野の駅構内で食べようかと思ったらどちらのエキナカも大工事中。同時にやらなくてもいいのにね(目的地に着いた駅前で食べた)。
 打ち合わせは予想より早く終わって帰宅。途中の駅で、一足早く帰った上司から稟議通過の報。一番最後に出して、通りそうになったり潰されそうになったりして「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」だった企画が通った。まあ最初にこれの企画書書いたの2年前だけど。そして年明けで下手すると一番最初に完成しそうという。

 帰りにいしざかさんの買い物(ウルトラマンゼロ人形)の後寄ったゲーセンで見たポケモン人形。ダルマッカ欲しい!

12/3
 来週頭に発表されるはずの、私がお手伝いした商品が既にネット上で予約開始されていることに気付く。ヤケになってAM1時くらいにツイッターで宣伝開始。なんだそれ。
 朝起きてからは出社する前に会社へ電話してリリース発進準備して貰う。出社後にそれチェックして昼には送信。午後には無事報道各社に届いた模様。テキパキ良い感じでまとまったしネットでの掲載料も良かった。準備は先週からしておいたのが功を奏しました。皆さんおつかれさまでした(その皆さんはこの日記読んでないけど)。

12/4
 先日Frog Portで買ったパックマン貯金箱が届いた!
 アラームがゲーム開始音で、延々ドットイート音が鳴り続けるという代物。2種類の電池入れたのに動かないから焦ってショップにメール書き始めたけど、メール送る前に思い立ってもう1つの電池を入れたら動いた。問題があったのは電池だった。疑うのはまず自分からでした。危ない危ない。

12/5・肯定派集会
 クリハラさんからTwitterで召還されて、なんと我が上司とヤマト談義をするため月島へ。月島の街を散歩するのは初めてだけど、下町全開で懐かしい気分。
 この辺は戦災で焼けなかった関係で昔の風景がそのまま残っているとのことだが、遠くに見える超高層マンションの異様な対比が何となく「銀河鉄道999」を思い出される。
 こんな駄菓子屋ゲーセン、今でも残ってるんだなー。
 
 すぐにはわからなかったが、これは電器屋さんらしい。なぜかサトちゃんがいるよ!
 そんな下町全開を楽しむ空気の中、程なくして目的地の居酒屋へ到着。
 店の一角に集まって人目もはばからずにヤマト談義。参加者はクリハラさんと私の上司であるH川さん、最近よくお会いするVATさんと初対面のクロウさん。
 クロウさんがわざわざ遠くから持ってきた最新のヤマトプラモと、懐かしのヤマトプラモの取説比較とか、
 クリハラさんが持ってきた昔のロマンアルバムとPS1の特典設定資料集なんかを観ながら
 
 映画ヤマトの良かったシーン話で盛り上がる最高の酒でした。
 ちなみにこのお店、刺身よりもアジフライが最高に美味かった。

12/6
 甥っ子のクリスマスプレゼントで探していると頼まれて、世界的に品不足の「DXオーズドライバー」を探す旅が続いているが、試しに朝一のヨドバシへ行ってみたところ、『インセプション』のブルーレイが20%オフだったので、駒&取説つきを買ってしまった。もちろんオーズドライバーは無し。
 自宅に帰ると、昨日注文した『ザ・ロード』のブルーレイが届く。仕事が忙しくなってくると買い物増えるな……。
 『インセプション』の特典映像だけでも見ておきたいところだけど、明日は健康診断二次検査であった。血液検査前は16時間前まで食事をしないのが理想とネットに書かれていたので、明日の検査のある11時の16時間前である本日19時までに夕食を済ませ(会社の近所のスーパーで稲荷寿司など)、映画も観ずに23時には寝てしまいました。

12/7
 早起きしたけど昨日早寝したので全然大丈夫なすっきりとした朝。健康診断へ向かうと知った顔がいっぱい。みんな体に爆弾を抱えているのです。

12/8
 会社のパソコンの引越し作業。何とか終わった感じ。
 会社の納会用にプレゼント提供募集中とのことなので、和田チャンプからいただきながら、どうにも今後見るチャンスのないDVDを、ガラクタをまぎれさせながら提供。テレビで全話見た『図書館戦争』も未開封なので全部まとめて提供だ! 和田チャンプ、すまん!
 夜は今年最後の資源ごみ回収のため、家中の段ボールを潰しまくる。途中、一部妨害にあう。

 上記では見られない場合、大きな画面でご覧いただきたい場合はこちらをどうぞ。

12/9
 今月末締め切りのお仕事なのにヨーロッパのスタッフがついにギブアップ。ああまた契約書の延長覚書というめんどくさい仕事が増えた。
 仕事中に和田チャンプから小包が届く。中身はなんとブルーレイ版の『図書館戦争』ボックス。壮大に吹く。これは意地でも見ろということなのでありますね。

12/10・『GAMER』
 会社が大変なことになってから2年弱ぶりにO野さんと再会。T坂Pを加えて打ち合わせなのだが、O野さんの提案でなぜか場所はアンミラ。昔は各地にあったのに今は日本で1軒となってしまったアンミラでコーヒーとセットで千円のパイをいただく。
 パイといえばアンミラだ。大小さまざまな、美味しそうなパイがいっぱい。久々の眼福であった。

 2時間半に渡る鑑賞会もとい会議は終わり、皆おのおのの仕事場へ向かい解散。でも私は午後半休で単身有楽町へ。『アドレナリン』の監督の新作『GAMER』鑑賞のためである。

 喫茶店でコーヒー飲みすぎてトイレに行きたかったのだけど映画館まで待とうと思っていたのだけど、これが後で仇となるとはそのときは全く思っていなかった。

 時間に余裕を持たせつつ、映画館で切符を買って外をブラブラしていた上映開始10分前のこと。いよいよ劇場へまさに入ろうかというところで携帯電話が鳴った。先ほどまで一緒にいたT坂Pだ。何でも今週中にCDのある部分についてチェックをして欲しいということだった。でもそのCDは会社に置いてある。映画の後会社に行くのはイヤなので会社に電話して、隣りの席のY中君に私の代わりにチェックをしてもらうことにする。映画上映まで時間がないので2、3分でコールバックしてもらうようお願いして一旦電話を切る。
 気がつけば残り5分だ。映画館は地下にあるので(みゆき座)、中には入れない。トイレに行きたい。向かいのショッピングモールの中にトイレは無いかと飛び込むと、2階にあると書かれている。携帯のアンテナを見ながらトイレへ向かった。
 2階でもアンテナは立ったままだったのでほっとしながらトイレに駆け込むと、入り口の鏡のところで急にアンテナが消えていった。トイレの中は圏外なのだった! こんなところでPHSの弱点が露呈した。ダメだ、このトイレには入れない。
 仕方なく再び映画館の前に舞い戻り電話を待つ。上映開始1分前になってやっとコールバックが。問題箇所はセーフだった。お礼を言いつつすぐに電話を切るとT坂Pへ私がコールバック。切符を掴んでトイレに駆け込み用を足し、予告上映中の映画館へ飛び込んだ。危ないところだった。
 ちなみには中は金曜の夜(最終回)であるにも関わらずガラガラであった。

『GAMER』(☆☆☆☆)
 設定だけ聞いて『バトルランナー』のようなお話の映画かと思ったら、むしろテーマは『時計仕掛けのオレンジ』を思わせる内容だった。
 前半の迫力のゲーム戦闘シーンは、さすがゲームの理解度の高い監督だけあって、直接的な表現ではなく非常にゲーム的、かつ映画的な映像が展開していて非常に興味深い。『ドゥーム』のような直接的なゲーム映像とも『トゥモロー・ワールド』のFPS的臨場感とも違う、ゲームっぽくて存在感のある画だ。ここで見せるべきはリアルな人間の戦闘なので、ゲーム的ではダメなのだからこれでいいのだ。
 『アドレナリン』のようなテンポ重視の映画ではないため、中盤結構大きくダレるのだけど、意外なクライマックス戦のくだらなさあたりで面白さがボディブローのようにじわりとやってきた。
 主演のジェラルド・バトラーは好演。タフガイでありながら魂も感じる男の役に合っていてほぼ独演であるにも関わらず飽きない。
 演出としてはゲーム世界といいつつも戦闘シーンにCGを使っておらず、非常に生々しく迫力のある素晴らしい画を見た。CGなしのアクション映画は最近でも『ドゥームズデイ』『デスレース』などを見ているけど、お金の無さそうなリアリティが良かった『ドゥームズデイ』はさておき、『デスレース』にはいまひとつ魅力が無かった。その点この映画は久々にパンチを感じる戦闘シーンを体験できた。
 バイオレンス描写はそれなりではあるけど、カルトとしての素質のある、人に薦めておきたい佳作。当然戦闘の爆音は映画館でないと体感できないし。でも公開1週間目でこのガラガラぶりだと来週には終わってそうだな……。

 余談だけど、『マッチスティック・メン』でニコラス・ケイジの娘役をやっていてビッチ娘ぶりがなかなか良かったアリソン・ローマンが、童顔なまま久々に出ているのを見つけたのだが、パンフ読んでたらなんとこの映画がきっかけで監督のひとりネヴェルダインと結婚していて驚いた。
 あとバトラーの次回作『完全なる報復』、予告やっててなかなか面白そうだと思ったら脚本がまたしてもカート・ウィマー。これは全力で応援せねば!

 帰宅すると、北米アマゾンからブルーレイが届いていた。中くらいの早便で送ったら10日で届いた。まあまあじゃないかな?
 ツイッターしながら早速ブルーレイの『ファンタジア』をテレビで流し見。普段ディズニーに興味の無い8spotsだがクラシックは好きなのでかなり喜んでいる。学生時代に一緒に横浜東宝会館で観たよね、って言われて劇場で観たことを思い出した。
 後半はこまんだーさんからの電話で観なかったのでまた今度プロジェクターで観ようっと。

日記にツッコミはこちら | 2010年11月下旬の日記 | 2010年12月中旬の日記 | 日記のメニューへ | HPのTOPへ |