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映画の日。明日で上映終了となる『機動戦士Zガンダム2 恋人たち』を観るために強引に会社を飛び出したものの、よくよく考えてみると私はフォウもベルトーチカも嫌いなのだ。恋人にするならむしろハーたんのほうが良いのではないかと移動中の電車の中で思い直した。 チネチッタのチケット売り場に並ぶと、カウンターで「えー、何か面白い映画ないの? 今日は映画の日でしょ?」と受付員の男を睨み付けながら延々と絡み続けるDQNなヤンキー男を横目に『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』を購入。なお、11月の間だけで劇場で21本、ビデオで14本、計35本映画を観たというIZAは今日は不在であった。 で、ついに4作目となる今回のハリーだが、結論から言うと3作目の高いクオリティから急転直下、大幅にダメな映画になっていた。 3時間使ってもお話は最初から最後までダイジェストだし、登場人物は出てくるだけで何もキャラクター性は描かれないし、せっかくの対決ものなのにライバルが活躍したり苦戦したりするシーンが皆無で全然盛り上がらないし、ハリーの気になる女の子はおかめ顔で(クリスティン・ダンストほどじゃないけど)ピンと来ないし、映画としてはいまいちというよりはかなり酷い部類に入る。監督が英国人になったからなのか、イギリス映画にありがちなダメなところがもろに出てる感じ。 ……ただし! このシリーズはそういうところを観る映画ではないのである。エマ・ワトソンが出ているならそれでいいのである。 今回はドレス姿もあったし、ハリーに抱きつく姿もキュートだし、2みたいに途中でリタイアして出番無しでもないし、本当に大人になっても美人で良かったねえ(といってもまだ15歳だったとパンフで知って今ショックなのだが)。心配なのはおでこに皺を寄せたときにすでに彫りができつつあったこと。老婆になったときはきっとバカボンのパパみたいなおでこになっているんだろうなあ。 というわけで映画のクオリティは全く関係なく評価は☆☆☆。今度3のDVD買ってくることにしよう。 |
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先日隣りの部署に異動してきた人と昼食で一緒になった。 私もこの会社に入ってから今まで多くの異動を繰り返してきたという話をしていたときに、今の会社に来る前は徳間書店でバイトしていたという話をした。 この話をすると大概「MSXって何ですか?」か「好きでしたねMマガ」という話になって終了するのだが、「MSXFANですか。僕、読者でしたよ」という人はまずいない。 しかも私が在籍していた時代=付録ディスク時代(一番最後の方)まで買っていたなんていうではないか。そんな奇特な人はこの会社入って11年間で2人目だ。 FDD、しかも2DDなんてものは今の人はもう知らないんじゃないのか(容量500KB。今日日デジカメ写真1枚も保存できない)。普段は誰も知らないので平気で話せる過去の話題が急に恥ずかしくなってきたりして。 今では会社の生き字引的に言われることもあるけどあの頃は至って普通でした、などという話をして昼食を終えた。 ところがその後のことだ。とある調べもので自分の名前を検索ワードに使ってみたら、偶然Mファン時代の同僚のHPを見つけてしまった。仲良しだったのでバイトを辞めてからも暫く連絡を取り合っていたのだが6年位は音信不通になっていた友人である。そのサイトは見つかったのは、つまりそこには私のことが書いてあったわけだ。 それによると私は昔からマニアだったそうだ。そうですか。ええ、そうですとも。なんかわざわざ昼の会話を訂正されたようで一人でくすくす笑ってしまったよ。メアドもBBSも無いので、今後は彼の動向は一方的にチェックさせてもらうことにしよう。 |
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仕事帰りのゆうちゃんがバームクーヘンをおみやげに遊びに来た。先週買ったプロジェクターを観に来たのだ。 カタログに「漆黒の贅沢。」と書かれた新型機の色味と大画面を満喫するには何が良いのか悩んだ末、2人共観ていない映画『アポロ13』になった。 古いDVDなので画質は決してベストとは言えない作品だったが、宇宙の星の数、景色の深遠さはそこそこ表現されていたと思う。 あと宇宙船内の狭い空間の撮影は、うちの100インチの画面だとちょうど実寸くらいに映っていたのもなかなか面白い体験。プロジェクター(もしくは映画館)で観てこそ評価を得られる映画と思った。 話としてはオチがわかっているだけにハラハラしないパニック映画なのだが、ゲーリー・シニーズがまともに出ている映画というだけで評価は上がる。☆☆☆。 そのまま朝まで映画観続ける気ノリノリなゆうちゃんだったが、映画1本で私の体力が続かずやむなくリタイア。ゆうちゃんすまん。 |
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昼に起きてきて、仕事関連で映画のDVD鑑賞。1959年アメリカ制作のもの凄く古いSF映画。タイトルを書くといろいろアレなので書かないけど、どうやら「うる星やつら」の洋題と同じらしい。 凶暴な家畜を飼育する星を探してやってきた宇宙人の一人が地球人を救うために脱走、それを追って殺人光線銃を持つもう一人の宇宙人が追ってきて、地球人を次々と殺して回る。しかもその間にも家畜生物は地球の空気を吸って巨大化していた……、という至極真面目な物語。撮影も真面目だけど、とてもとても少ない予算で作られているところに味がある。最後に登場する怪物も最高。朝から素敵な映画を鑑賞できた。☆☆☆ 夜はおげしょに借りたまま半年の『シュレック2』。 新プロジェクターだとCG映画の場合、立体感が確実に増しているのがわかりやすく、以前観た1作目よりも断然美しい。 『シュレック』くらいちゃんとおとぎ話をきちんと茶化してくれれば『ブラザーズグリム』はもう少し面白かったんじゃないのかと思って観ていたら、2ではおとぎ話で終わらず映画のパロディが続出。アントニオ・バンデラスをここまでネタで使うならジュリー・アンドリュースももっとおちゃらけてもらいたかったかもしれない。 なお音楽がばっちり80年代なのが実に私の趣味に合っていたのがポイント高い(つまり今回は一層30代向けの映画なのか)。特に後半メインで使っている「HERO」は『ファビュラスベイカーボーイズ』風?しっとりアレンジが秀逸。後、関係ないけど途中で出てくるいかがわしい飲み屋でピアノを弾いているフック船長の歌声がトム・ウェイツだという小ネタは悶絶して喜んだ。突然彼の歌声が聴けて驚いた映画というと『フィッシャーキング』があったなあ。 今回も話は全然大したこともないし今日日CGで驚くこともなかったのだが「ジョン・クリーズが王様の声をやっているなら見ないわけにはいかん!」程度の理由で観た本シリーズ、いろいろ細かいネタがツボにはまり2は1より楽しめた。3があるならこれなら観たい。☆☆☆☆ |
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いろんな締め切りの日。営業向けプレゼン当日兼、木曜日に出席する取締役が揃う会議用のための資料提出日兼、プロジェクト1件の締め切り期日。1つ目のだけ無事に終わって残り2つはこぼした。 定例会議がいつになく白熱したピリピリした空気となり神経も使う。 |
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週末にボーナスが出ることとなり、部長との個人面談が行われた。事前に渡された私の評価シートへの部長のコメントは「人は必ず進歩できる。」という言葉で締められていた。私もそうであると信じたい。 今年の自分の不満足な結果を思うと、一気に世間を見返せるくらい抜群に進歩したいと思う今日この頃。 |
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目覚ましが鳴り終わってから数分が過ぎた。そろそろ気合を入れて起きるかと、布団の中で体に力を入れたらガンダムでいう「ダム」の部分(byトニーたけざき)、つまり足のふくらはぎを攣った。 布団の中で悶絶、一気に目が覚めるが、足が痛くて体を起こすこともままならない。このまま午前半休にしてしまいたいという強い衝動に駆られるが、昨日も終電までに終わらなかった仕事はいくつも残されているのであった。 暫く待っていても一向に痛みが消えないが、布団に入っていてもどうしようもないので起きる。案の定歩くとやはり激痛が走る。これでは駅までの道のりが長くなりそうだと判断し、朝食を抜き早めに家を出たのが正解で、案の定、駅に着いたのはぎりぎりの時間だった。 電車で会った同僚たちに照れ笑いしながら出社。デスクワークメインの昨今、仕事には大きな支障はなかったが、昼食の時間になってもまだ痛みは消えない。この痛みはいつまで残るのだろう? 結局足を攣ってから12時間を過ぎても足の疼きは消えなかったが、帰宅する頃には比較的まともに歩くことができるようになり一安心。 冬である。歳である。 |
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例の会議を無事に終え"みそぎ"は終えた。次は来年への現実的な提案を早急にしないといろんなものが間に合わない。 何をやるのか考えるのだからこれが一番面白い時期には違いない。 |
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気がつけば師走。この時期、新聞にはこの一年のさまざまな総括記事が載っている。 「訃報記事の総括を載せたと思ったら、大御所が載せた直後に亡くなったりして」なんて書き出しが昔の唐沢商会の漫画の書き出しにあった。 私は新しい仕事を始めたこの一年、さまざまな問題を起こして会社とその関係各所に迷惑をかけた。おかげで今でも社内の数人からの視線は冷たい。直行した取引先から会社へと戻る途上、一番酷いのはやはり夏に売ったアレの件だったか、などと私の今年一年をぼんやり振り返っていた。 この後、余りにも日記が殺伐とするので、先に最近の写真で和みましょう。猫瓶と猫。 しかし、会社に到着してから読んだ1つのメールは、私が昨日上層に報告した今期に上げる利益全部をすべて消し去りかねない問題を告げるメールであった。 その後はとにかくいろいろやった。正直いって、事件が終息した時点で更迭されて今抱えている仕事すべて下ろされても不思議じゃないような大事件である。 親しい部長のひとりは、頭を下げる私に笑顔で「いや、ここ暫くでは無いほどの大事だね」と語った。事が重大過ぎて、普通なら嫌味のひとつでも言いそうな人は、かえって「私のほうは大丈夫です。それよりどうしたんですか?」と心配してくれるくらいだ。 昨日の"みそぎ"はこの事件の前で良かったのか後の方が良かったのか、それはもう少し後になってみないとわからないが、どちらにしろ「来年の予定? バカ言うんじゃねえよ。これ以上お前に仕事なんかやらせるか」という空気が会社中に広まったであろう今日一日なのでありました。 夜になってから思い出して冬季賞与の明細を開いた。夏季賞与は出ないような気がする。 会社の皆がほとんど帰り、フロアに数人しか見かけない時間になった。いつも一緒に残業している隣りの席の先輩に「今日は散々でした」とポツリと呟いたら、待っていましたとばかり「これってやっぱりOさんのせいなんでしょ?」とこちらを振り向いて返してきた。私の席の周りでは、完全にタブーな話題にしていたところ、私自身が口を開いたのでやっと話ができるということなのだろう。すかさず「いや私のミスです」と切り替えしたもののつい言い訳みたいな愚痴も出る。 来週からこの事件がどう転ぶか。それが来年の私の人生を決めそうだ。 案の定殺伐とした日記だったので、最後にもう一度和みましょう。新聞広告を見ているのを邪魔しにきた猫。 |
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8spotsの付き合いでいつものように青山へ同行。 今朝イベントがあったはずの渋谷ツタヤへ寄ると、ゲーム売り場には夕刻であるにも関わらずXBOX360の紙袋がレジの脇に山積み。予想通りの静かなスタートの模様。そのまま表参道へ登るとニッカンスポーツがさみしそうに360の宣伝用号外配っていた。巨万の宣伝費でも盛り上がらないものもある。とはいえ前世代機のときも私がXBOX熱に浮かされたのは流行性ネコシャクシビールスにかかったのび太のように遅く1年後の『鉄騎』が出たときだ。直後から伝道師になって、たくさんの人(KEN、しじみ、KEY、ぶちょー、こまんだー、おげしょ、しょっちゃん)を信者にしたので、今回もそういうことになることを期待している。 CafeMaduでお茶の後、恵比寿のプライムガーデンに寄ってから帰宅。 今日もプロジェクターで何か観ようと思っていたのだが、うちのHDDレコーダーの260GBしかない中身がパンパンでとても年末年始を乗り切れないのでまとめ見。 『ウルトラマンマックス』は実相寺監督2作品はどちらもなかなか面白かった。セルフパロディの『狙われない街』はともかく、『胡蝶の夢』の子供おいてきぼりな演出は大いに楽しんだ。早起きした子供が「おかあさん! これマックスじゃないよ! 違うよ!」とか困惑している姿が目に浮かぶ。ティガ以降のウルトラマンを観るのは初めてなのだけど、前もこんなんだったんですかね。 ガンダムの惰性で観続けていた『BLOOD+』は予想通りお気に入りの"大塚芳忠"が途中退場してしまい、唯一の見せ場だった沖縄の風景も観られなくなったのでもう観ない。 『雲のむこう、約束の場所』は、ヲタ絵になった「トップのパチモノ」『ほしのこえ』の新海誠作品。見覚えのある設定、押し付けがましい絵とベタすぎる描写、どれも学生映画の空気。自分の好きなものを作ったところで完結している創作としての志の低さは、学生映画なら別に嫌いじゃないんだけど。「よくできた自主映画」という域は出ず。(☆☆) |