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明日はいよいよ任天堂のWiiの発売である。ネットではその話題で持ちきりで、仕事もそこそこについ「ゲー速」に乱立するスレを見てしまう。 こうなると心は完全にWiiに行ってしまい、どうやって手に入れるかを考えてみるが、ネットのマスコミの前評判によるとかなりの数があるので昼くらいまでに行けば大丈夫だという。個人的にも行列に並ぶのは嫌いなのでちょっと安心だ。 夜になると週末なのでいつもより早く帰る人が多いのだが、これが皆行列に並びに行く人々に見えてくる。結局いつもより少し早く帰って地元の状況を見ることにした。駅に着いたのは時間は大体9時半くらい。 で、最後に本命のヨドバシへ行ってみたのだが…… 列を管理する店員さんに聞いてみると入荷は2000台あるという。 「今こちらに並んでいただければ、お買い求めできると思いますよ」 「確かに2000人いるようには見えませんね。でもそういうことはつまりここで朝7時に2000人いなければ必ず買えるってことですよね?」 「そうなりますね」 「じゃあ帰ります」 元々並ぶつもりもなかったしパンフだけ貰って帰ることにした。 「明日は7時に行ってみよう」 などと8spotsに報告しつつ、夕食を食べてから情報がてらにmixiへ上記の写真を公開してみたところ、すぐにゆっきさんからレスが付いた。 「11時現在で整理券を配ってたよ。 でも、その時で489番だから、朝行っても買えそうだね。」 なにーっ! 早速メッセンジャーでゆっきさんに詳しい情報を聞く。ゆっきさんも朝から並ぶつもりだったそうなのだが10時くらいに整理券の情報を2chで得て慌てて貰いに行ってきたのだという。私がヨドバシにいたのは丁度10時くらいなので、私が去ってまもなく整理券を配り始めたということになる。あそこで店員が「今こちらに並んで」と言ったのは、整理券を配ることを遠まわしに言ったという、整理券配りを話せないなりの親切心なのか? 時間は既に0時。でもそんなことは私には関係ない。せっかくなので8spotsを連れて、歩いて5分のところにあるヨドバシへ向かい、無事に整理券をゲットした。 しかし付いてきてもらった8spotsの顔はすぐれない。「1231番……後3人後に並べばキリがいい数字なのに……」 さっきまで「名探偵モンク」を見ていた、モンクさんと似たような性格の8spotsは、落ち着かないらしい。 「店員さんに取り替えてもらったら……いや、よく見てご覧よ、これは大晦日じゃないか。一年の終わりの、これ以上ないキリのいい数字じゃないか」 8spotsは納得したようだ。2人で帰ることにした。 無事にチケットを手に入れて、これでハードを購入できたことになる。しかし実はソフトや周辺機器はまだ予約できたわけではない。もちろんこれは早い者勝ちなのだ。 ゆっきさんや、同じくチケットを手に入れることのできたよっしーさんは、明日ソフト購入をするために開店時間である7時前後に並ぶのだという。それでは私もその時間に行くことにしよう。何しろこれは何年に一度あるかないかのイベントなのだから。 しかし「明日何買おうか?」とかファミ通やヨドバシで貰ったパンフを見ていたら遅くなって、寝たのは4時半くらいだったりして。 |
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7時前に起きると8spotsが既に起きていて、夜のうちにやしゃまが落っことしたらしいグラスのカケラを拾っているところだった。私はのんびりとヨドバシに向かった。 ヨドバシに着いたのは7時20分といったところだったが、すでに行列はもの凄いことになっているじゃないか。 ともかくここで出直して寝るのもくやしいので並ぶことにする。軽くあたりを見渡してみるが、人が多すぎてゆっきさんやよっしーさんを見つけることができない(後で知ったところによるとよっしーさんは私のすぐ手前のあたりに並んでいたみたい)。 少しすると店員さんが購入用の紙をくれた。レジの回転を良くするために、これに事前に記入しておけということなのだ。 既に9時を過ぎていたので過ぎせっかくなのでさくらやにも行ってみる。するとこちらはヨドバシの10分の1の数だったからなのか、既に騒動は終わっていた。プラカードを持った店員さんが一人立っていた。おつかれさまです。 家に帰ってとりあえずmixiだけアップしてもう一度寝る。既に朝の10時を過ぎていた。 |
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再び起きたのは3時間後の13時。部屋を掃除しながらWiiをセッティングしていると、こまんだーさんがやってくる。昨夜、一緒に『007カジノ・ロワイヤル』を観る約束をしていたのだ。 早速こまんだーさんとセッティングしたばかりのWiiにて『Wii Sports』で対戦。ヌンチャクが1つしかないのでボクシングだけは対戦できなかったが、それ以外では白熱の戦い。野球とボウリングで圧勝。ゴルフで完敗。テニスは互角? 想像以上に白熱してしまい、買ってきた他のゲームを試す前に予約していた映画の時間となる。 実は「カジノ・ロワイヤル」は20年以上前に原作を読んだことがある。自宅にあったやつだけど、拗音が全部大文字で読み辛かったことしか覚えていない。 当時学校で非公式に映研をやっていたのだが、その時はクラスメイトの不動産屋の息子をスポンサー兼主役に抜擢して、全編東京ロケの「ΩΩ7」(ダブルオームセブン)という映画を撮った。この映画は編集前に私がマスターテープを誤って消すという一生のトラウマになった事件を起こしたため制作中止になったのだが、このときに主人公に「ドライマティーニはひとつ、ひとつだよ。深いワイングラスに入れたやつだ」……以下レシピが続く長い台詞をそのままパクって言わせたことを覚えている。 このシーンは今回の映画にもあった。私は映画を観た後でも原作のことはほとんど思い出せなかったが、こまんだーさんによると割と原作のシチュエーションは残っているらしい。 と、そんなことはさておき『カジノ・ロワイヤル』である。 軽快だけど凄みには欠けるブロスナンボンドはそろそろ飽きていたし、しかも前作『ダイ・アナザーデイ』が(『リベリオン』と同じ日で、かつ後に観たという問題を除いても)イマイチだったので今回のダニエル・クレイグへの変更は嬉しいし、『バットマン』他最近流行りまくりの「エピソード1」ネタもなかなか悪くないと思った。ボンド映画史上でも(最も?)長い尺の映画なので、テンポ良いだけにちょっと途中で観ている方が息切れするというか疲れてきたけど、話もベタをベタとして楽しめるだけのものになっていたし、アクションは最近見慣れた他のものと比較しても全く遜色ない。特にCG便りのスペクタクルシーンが食傷気味な私にとっては、この映画のアナクロ気味のシーンには重みを感じて十分な楽しさを得られた。特に最初のミッションで観られる「ヤマカシ」戦は見応えのあるものだったと思う。 ハダカのおねーちゃんがフラフラしてないもののOPの「これぞボンド映画」なソングも良かったし、フェリックスは再び黒人で復活しているし(彼はボンド映画でも最も映画同士の繋がりの無いキャラだ)、最低限のニヤリとするお約束はあった。 せっかくここで原点回帰したのだから(「ドラえもん」みたいに?)ここでイチから原作を映画し直してみるのはどうだろうか。これまでリメイクされたボンド映画は『サンダーボール作戦』を外伝的にやっただけだ。原作無視の映画が多かったわけだしきっと面白いと思うんだけどなあ。 で今回の映画はなかなか満足できる映画だった。こまんだーさんが言ってたけど確かにボンドキャスト変更時の1本目は名作多いよね。(☆☆☆☆) 映画観てから買い物などで川崎一周。最後のつもりで2台目のWiiをヨドバシへ回収しに行くと、朝売り切れていたWiiの周辺機器が一通り再入荷していたのでヌンチャクを入手しつつゆっきさんに電話、報告。 その後こまんだーさんを連れ帰宅。こまんだーさんに「貴方は『トゥモロー・ワールド』を観ないといけません」と引きとめながら、Wiiでボクシングの対戦をし、寝ていた8spotsを起こして(こまんだーさんがまだ観ていないという)『サイン』を3人で観て、その後、オールナイトの深夜2時からの『トゥモロー・ワールド』へとこまんだーさんを向かわせた。彼はこれで今日3本目の映画になるわけだが、どれも名作なはずなのできっと楽しんでくれたことだろう。感想は聞いてないけど。 |
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昨日の『Wii Sports』のせいで両腕が軽い筋肉痛。何にもやる気が起きないが、大学時代のクラスメイトであり夏の海水浴友達でもある"まーくん"が横浜美術館併設のホールで久々の新作映画を上映する日なので、久々にみなとみらいへ向かう。 今回の映画「WALTZ FOR DADDY」は主演に野毛のジャズバーのマスター(津田龍一氏)を起用しており、彼のミニコンサートも上映前に催された。ということもあってか観客の半分はバーの常連客の様子。盛況でよかったよかった。 映画のほうは……多忙な身でありながらよくここまで作った! 頑張ってる! でも当日までに完成させて欲しかった! フィルム撮影なのにPCをプロジェクター接続しての上映、しかもDVDにも焼かれていないメディアプレイヤーでの再生を行ったため(恐らくさっきまで編集していたのではないか)、再生中に音がこける。会場に漏れる苦笑。そんな粗相がある度に、心配そうに見守るニヤマ君の足を笑いを噛み殺しながらバシバシと叩くウタコさんの笑顔がまだ目に焼きついています。観客なのにまるでスタッフのひとりになったかのようなこのいたたまれなさ。なんか13年前に舞い戻ったかのようだ。 上映直後の公開裁判みたいなスタッフの壇上での挨拶と、いまいち場の空気を読みきれない司会の女性。また隣りでウタコさんがウケてる。 大学時代のクラスメイトと久々の再会(特にノブオちゃんとは10年ぶりくらいだ!)ができて嬉しかったが、何しろ精神的に疲れたので飲みには参加せずに帰宅。家で8spotsのゼルダ初体験を後ろから見学。この手のゲームは『FABLE』しかやったことのない彼女の冒険の模様に関してはmixiを参照のこと。 携帯電話のストラップやマウスのケーブルを噛み切った経験を持つ彼にとって、Wiiのリモコンのストラップやセンサーバーの細いケーブルはまさに脅威。しかもどちらも必須アイテムなのにスペア品がお店で売ってないという事実。うちのWii、絶体絶命。 |
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一昨日の運動による腕のだるさがまだ抜けない。ストラップ装着警告と一緒に「ゲームの前には必ず準備運動を行いましょう」とか表示するべきではないか。 さて我が家にいた2台目のWiiはホリイさんに譲ることにしたのだが、会社に来てみるとWii難民が結構多くいて驚いた。こんなことなら気を利かせて日曜にも買っておけば良かった? その一方で「ヨドバシで整理券を貰ったけど、イベントに参加したかったのでビックで2時間並んで買いました。整理券は無駄にした」とか意味不明な行動を取っている後輩がいたりして改めて購入層の広さを感じる。 未だ品薄のDSライトも結局10台くらい買った気がするので、今後Wiiも頼まれる可能性は高そうだけど、はっきりいってPS3や360ほどじゃないけど十分重く感じる。開封するとあんなに軽いのに、一体何があんなに重くさせてるのだろう? |
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会社から送られてきた、いつもは見ない健康組合のパンフを読んだのは、先日の健康診断の結果が要「精密検査」とかで、いわゆるメタボリックシンドロームらしいからだ。 そこにはメタボ(略)度チェックが簡単に書かれていたのだがほとんど該当した。 しかし「夜9時以降に晩御飯や夜食を食べることが多い」に該当しないサラリーマンはうちの会社にはいないと思うのだが。これもやっぱりゆっきさんの言うところの「騙されているんだYO! 会社に搾取されてるんだYO!」ってことなのかも。 今日も会社の仲間との話題はWiiだった。早速日本でもテレビに子供がリモコンを飛ばしてしまった気の毒な人の話題が出ていたけど、今後も増えそうな気配。 同僚の購入組のS原さんから「あのイラストは吹いた」と教えてもらった、マニュアル準備編の「安全に使用していただくため」の警告「必要以上に振り回さない」を見る限り、このゲーム機は凶器になりうる。 |
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いつしかmixiを仕事のやりとりで使うことが増えた。Eメールを送って何日も音沙汰の無い人でもmixiでメールを送ると素早いレスが帰ってくるのだ。これまでhotmailなどを使っていた人たちがmixiに移行しつつあり、そういう人はもはやEメールは携帯電話でしか使わないのだ。 2chでの業務上の情報収集に理解のある会社の先輩にその話をしたら「mixiを使うのはちょっとどうかなあ」と言われた。その差は何? 誰とでも素早く連絡取れたほうが良いに違いないのだが、唯一取引先の相手とはメッセンジャーは使わないようにしている(最初から友人である人たちを除く)。あれを使い出すと際限無く追っかけちゃう気がするからだ。会社のホワイトボードに自分の携帯番号書きたくないのと似てるのかも。 |
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このところいろいろあって今日もまた秋葉原へ。これまで年に2、3回行けばいい方だったので急に身近に。駅前のサトームセンがメガネスーパーになってた。確かに目の悪い人が多そうだけど、そんなところにお金使う人がこの街に来るかな? 本日発売のガンダム死種やら龍2やらブルドラを横目に『右脳の達人・ひらめき子育てマイエンジェル』を1980円で購入。見れば『マジック大全』も『テイルズオブザテンペスト』もみんな1980円。やすーい。DSの値崩れが激しいのも年末商戦だから? Xbox1用の『カプコレ2』とか4人分割+LAN対戦ができるみたいな『STAR WARS BATTLE FRONT 2』BEST版とかそそるアイテムもたくさんあったけどどうせ据え置き機はWiiでいっぱいっぱいと思われるのでこれ以上は散財しないで帰りました。 |
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2つほどの仕事が本日最終戦になるはずが午前中にどちらもダメになる。敗色濃厚、っていうかいつまでこの仕事続くんだ? そんなこともあり、会社を飛び出して故あって2日続けて秋葉原。昨日に続いて『STAR WARS BATTLE FRONT 2』を買うかどうかカオス館で悩み抜いた末、「同意なしでネタ投下してもどうせ『HALO2』しかやらない」という理由で断念する。うちには未開封・未プレイの旧XBOXソフトが多すぎるし。(そしてその大半は360に未対応) その他いろいろ物欲は駆り立てられるも結局は先日会社のデスクから落っことして壊したワイヤレスマウスだけ買って帰宅。 家に帰ると父から、「まんがNo.1」のCD+BOOKのムック(これ)が届いていた。話に聞いていた通りの力作で、作った人の苦労とこだわりが伺える本だ。やはり自分が若いときに熱狂したものや、自分の生まれる前にあったカルト的なものに対してはどれだけこだわって作れるかによると思うのだが、どれだけ市場があるのかわからないこんなマニアックな商品が常識的な価格で販売できるというところにちょっと感動すら覚える。 是非この調子で「ライブインハトヤ」も復刻してもらいたいものだ。あれがカラオケに全曲収録されたら私はほぼ全部歌えるんじゃないかと思うぞ。 ともかく商品のメインであるCDを聴いて心をタイムスリップする。 |
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今日はWii用D端子ケーブルの発売日。会社の何人かから「Wiiが売ってたら買っといて」と頼まれたこともあり少し早起きして電器屋回り。時間は10時半くらい。 ヨドバシは入荷があったらしいのだが、私が行ったときはすでに売り切れで、その時点でDS Liteを求める百人以上の長い長い列と、それ以外のものを購入するためのやはりそれなりに長い列ができていて早々と退散する。 次に行ったのはビック。こちらはWiiもDSもどちらも入荷が無かったらしく実におだやかなもの。D端子を尋ねると「まだ入荷してないんですよ」と任天堂の発売遅延を示唆するようなコメントをする。そこまで混乱しているのか。任天堂。 ふと店頭を見ると、年端も行かない兄弟がXbox360の映像に見とれていた。 最後にさくらやへ行くと、こちらはいつものように閑散としていたが、DSLiteが売られていた。さくらやはポイント2%しか付かないのでスルーしたけど、ヨドバシとの温度差がありすぎて苦笑。店頭にはやはりD端子は無かったがレジで聞くと普通に出てきたので普通に買った。ビックが言葉を詰まらせていたのは、自分のところの流通の遅延のせいなのを隠していたのかも。未だビックは、やはり店員の質は3大カメラメーカーで一番低いと言わざるを得ない。 帰宅して仕切りなおして夕刻より8spotsといつものように青山へ。用事を済ませてから甥っ子姪っ子のためのクリスマスプレゼントを検討するために原宿キディランドへ久々に足を運ぶ。すると店頭でこんなものを発見。 アメリカ人はハムスターをこんなふうにして遊んでいるのか、それともこれが伝統的なおもちゃなのかは知らないが、これでハムスターの色がブラウンだったらきっと買ってたね。 帰宅すると結構な時間になっていたが、先日「木曜洋画劇場」でやっていた『ミリオンダラー・ベイビー』をハイビジョン録画していたので観る。 元から劇場で観るつもりだったのに仕事が忙しくて見逃し、DVD発売時にタイミングを逸して買い逃したままの映画だったが、前情報は可能な限りシャットアウトしていたのだが、自分の最初の予想とはまったく違う映画だったのでもの凄くびっくりした。 先日の『シンデレラ・マン』には全くピンと来なかった8spotsが「これ劇場で観てたら私絶対泣いていた」と言わしめるほどの傑作。 惜しむらくはこれをテレビ録画で観てしまったというところだ。TS録画なので画質は良いとはいえ、途中にCMが入るのは(飛ばせたとしても)張り詰めた緊張が15分置きに解かれてしまいかなり興が削がれる。個人的な今回の感想は(☆☆☆☆)だが、劇場かDVDかWOWOWで観ていたら恐らく5つ星だったような気がする。 扱っている題材は決して斬新なものではないと思うのだが、イーストウッド映画独特の「軽さ」と、その実際の「重さ」のギャップがピタリと一致した、とにかく、観た後にも何か凄くズシリと何か心に残される映画だ。恐るべしイーストウッド。 |
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久々に実家に戻って資料集めとか。 12/2の日記でおぼろげな記憶で読んだと書いた「カジノロワイヤル」が見つからない。 父に尋ねると実家には「カジノ〜」は無いらしい。ってことは私が読んだのは何? 「ドクター・ノオ」だったの? と思って手に取ったが読んで思い出されるのは映画の変な装甲車の竜。ドライマティーニの台詞も見つけられなかった。 ついでに昨日から映画の劇場公開が始まった「暗闇のスキャナー」もみつけたが、実はこれも読んでないよ……。自分がかなりダメな人な気がしてきた。 というわけで今日はそんな中で探していた時に見つけたものの話。(mixiの増補版) かつての「ファミ通」が創刊当時のアングラな空気を少しずつ落として部数を伸ばしていた頃、当時のナンバー1雑誌「ファミマガ」は創刊当時からずっと"子供の友"で、高校生くらいになるとちょっと幼く見える雑誌だったと思う。 しかしそんなSFC全盛期で絶好調の頃の「ファミマガ」には、実はなかなか捨てがたいものもあって、神崎将臣の「ストII」漫画と内藤泰弘の「サムスピ」漫画なんかがそうだった。 特に後者は「目の前でゾンビに食われて全滅するナコルルの村」とかの徹底した描写はとても子供向けの雑誌とは思えないもので、メーカーからの評判も良かったみたいなのだが残念ながら単行本1巻分で打ち切りになっている。 で、特に好きだったのは前者の神崎将臣の連載だった。私も当時は「ファミマガなんて」とか思っていたのだが、このストII漫画だけはお気に入りで、今日久しぶりに実家へ戻って資料を漁っていたらスクラップしたファイルが出てきた。 で、この日記はこのおっぱいについて熱く語りたかったわけではではなく、このストII漫画をファイルするために私は中綴じのファミマガを切ることなく分解して残していたのだが、同時に反対側の頁も同時に保存されていた。この偶然保管していた部分で今日凄いものを見つけたのである。 それが「宮本茂VS宮崎駿対談」だ! だが実のところ宮崎駿本人自身が公式の場でそれを口にしているのは聞いた事はない。 そんな中で、この、まさに「神VS神」の対談では、宮崎駿の口からTゲームについての考察、さらには「こういうゲームがつくりたかった」というような話まで載っている。 ここで語られている話は2人の創作スタンスから始まって「宮崎駿の創造力にゲームの表現能力がついていけない」というオチになっている。しかしこの対談は『紅の豚』の時のものなので今から14年前。まだスーファミの時代なのである。この記事中では確かに途方も無く見える「宮崎駿の考えたゲーム」だが、「今の技術ならもしかして作れるんじゃないの?」とか思えたりもする余地もあるのだ。 となれば宮崎駿原案・監修のゲームもあり得る? もちろん大人の冷静な目で見ると、ファミマガを出しているTIM(当時)もジブリも同じ徳間書店グループだからこそこの対談は実現したわけで、宮崎駿がこの任天堂オフィシャル雑誌の中でゲームの悪口を言うはずもない(言っても削られている)わけだし、実際これだけ世間で言われているなら多分本当に嫌いなんだろうけれども、大・集英社軍団を落としただけの力を持つマイクロソフトあたりなら本当に作れそうなこの企画。次なるターゲットに宮崎駿なんてどうですか? というわけでこの記事を読みたい方、私のオフライン友人のみ連絡いただければお見せしますので連絡くださいませ。 最後にもひとつおまけ。一緒に保存していた人気連載漫画「ディスくんのマンガトピックス」。 こちらはエロなストIIやグロなサムスピと違って、完全に子供向けに書かれたNHK教育的な漫画だったのだが、後期監修者が若干暴走しているみたいで、このバンダイの『ウルトラセブン』を紹介する記事では子供おいてきぼりの話題。 |