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今日のおひるごはんは生シラスのピザ。 メンバーはいつも同じのまーくん、かーつ、たまと4人。さらにたまは泳がないというので泳いだのは男3人。でも久々の地元の海は楽しい。 昨夜の雨も朝の曇り空もなんのその、水は温水のように温かく、波もなく泳ぎ易かったのだが、さすがに8月も二桁となるとクラゲがいっぱい。すっかり成長したアンドンクラゲに刺されまくった(現在両足両腕に発疹のような刺され傷多数)。 それでもいつもの飛び込み用の岩までは泳いで、潮の関係で4mくらいになっていた崖からダイビング。私は高所恐怖症の気があるので毎年びびりまくり。以前コンタクトつけて泳いだりしていたときにしばらく飛び込まなかったら度胸が付かなくなってしまった。 今は度付きの水中メガネがあるので飛び込まない理由もなく、今年もびびりながら3mくらいのところから飛び込んだり。ここは干潮のときには5〜6mになるので、まだまだである。 以前利用していた民宿は昨年から使えなくなってしまったので、それから徒歩で今の実家まで20分くらい? 途中の歩きも散歩がてらで楽しい。 実家では、山盛りの餃子を食べながら、先日亡くなった赤塚不二夫の話題など。私が幼稚園のときだからもう三十数年前になるが、父に頼んで赤塚さんのサインを貰ったことがある。 せっかくなので2枚を貰い、保母さんにはパパが風船を持って河川敷で座っている絵を、私は走っている絵になった。その保母さんのおかげでこの家にはサインがあるのだ。 まさか本当に貰えると思ってなかった保母さんに手渡した時の驚いた顔は今でもよく覚えている。あと、それを見たクラスメイトが言った言葉も未だに忘れられない。 「なんだい、ぼくのほうが上手く描けるよ!」 いかにも子供らしい台詞は、長い間私の中での笑いのツボであった。確か言ったのは"羽入陽介"くんだったと思う。ググってみたが残念ながら彼の名はひっかからなかった。 閑話休題。その後昔話に華が咲き、父が「まんがNo.1」や「ライブインハトヤ」の復刻CDを持ち出してきて恥ずかしい鑑賞会。まーくんが大喜びしていると、なんだよ俺らも昔こんな番組撮ったじゃないかと、大学時代につくった作品「TV公開死刑」のビデオを見せる。 TV実習という題目で、まーくんが原案・脚本、私が脚色と演出を担当した15分のテレビ番組である。こういうのを授業で作らせてくれたのだからよい大学であった。それから10年後、まーくんはTBSで実際に生番組をつくってるんだから、世の中わからないものである。 以下、赤塚さんのサインと一緒に発掘したので自慢ついでのおまけ。 (私の名前のところは消してます) まだ2人が分かれる随分前の話なので、その辺の事情を知らずに「ドラえもん」を描いてくれと頼むとこういうことになる。きっと当時、このような"似ていない"ドラえもんのサインは少なからず存在したに違いない。 しかし貰った子供にしてみれば、まさに 「なんだい、ぼくのほうが上手く描けるよ!」 という世界である。 |
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仕事のメールが気になって、何となくPCから離れにくく映画の消化もおぼつかないので、じゃあいっそと映画館へ。レイトショーに行く。 『ダークナイト』(☆☆☆) そもそも前作の『バットマンビギンズ』がいまひとつで「続きは欲しくないかなあ」などとのたまわっていた(2005/7/30の日記参照)私が3年後にやはり続編を観て、感想はやはりいまひとつだったりするのだから自業自得である。 そんな私が足を運んでしまうほど、北米では史上ナンバー1ヒットだったり、「『ビギンズ』がダメでも本作は傑作」みたいな声が聞こえてきた映画なのである。 実際評判通り非常によく練られた脚本、演出、そして出演陣である。ヒース・レジャーは確かに出色で、ほとんど彼の映画といって過言ではない。 冒頭の銀行強盗のシーンは出色であった。銀行の頭取?役のウイリアム・フィクトナー(『リベリオン』と『ウルトラヴァイオレット』の両方で主人公を助けるイカス男を好演してる人)が強烈だ。「お前、どこの銀行襲ってるのか、わかってるのか?」カッコいい!! 映画史上最強の銀行家ではないだろうか。しびれるアバンである。 なのに、最終的には何となく終わってしまう。サム・ライミほどカタルシスを味わう演出もなく、ティム・バートンほど狂っていない、等身大の世界の等身大の演出は、どれだけ脚本が凝っていても退屈になってくる。『トゥームレイダー』のように露骨なトーンダウンこそしないものの、2時間半の長尺を持たせるほど興味が続かないのである。 結局私にとってこの映画は心躍るようなポイント、「刺さる」ところが少ないのだ。もしかすると多分ヒロイン役が美人女優だったりしたら、立ちどころに高評価になったりするのかもしれない。とにかく最後の取って付けたようなバットマンの去っていく姿に、私は涙できなかった。 最近だと『ランボー4』とかは相当ぐっと来たんだけどなあ。私が古い人間なのかなあ。 ノーラン映画の大ファンである8spotsも連れて行ったのだが、彼女は「映画館で眠くなったのは本当に久々」と残念そう。明るくなった場内で2人がっかりしていると、「崖の上のポニョ」の歌が流れ始めた。 「ぽーにょぽーにょぽにょさかなのこー」 109シネマズ、いくらなんでもこれはないだろ。ハンス・ジマーの泣きのテーマが完全に台無し。 ファミレスで残念会をした後、PCで仕事していたら4時。先日の「CBSドキュメント」では、睡眠というのは最低でも7時間半は取らないと健康を損なうという驚くべき研究結果が出たという特集をやっていたのにこのざま。 |
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I坂さんからお借りした『コカコーラCM集』のDVDとか楽しませてもらいながら、昼間は今日もPCでメール仕事。今日は結構長引いて日暮れまで。 時間つぶしにビデオ消化。 『トップをねらえ!劇場版』(☆☆☆) 最初にOVAを観た時と全く評価は変わらない。最初の2話はゴミで、中間の2話は部分的になかなかよく、最後の2話は傑作。映画の編集もまさにそういう感じで、最後の2話はノーカットだったんじゃないかと思われるくらい印象が変わらない。最初観始めたときは、今となっては古いキャラクター絵に、ちょっと観たことを後悔しそうになるが、すぐにスミスのあたりまですっ飛んだ。ユングの絡みのシーンは面白くないので完全にカットされて、おかげで後半ムダに目立つのに違和感があるのだが、どうせこんな映画を観る人は大体OVAで観ているのだからきっとこれでいいのだ。しかし昔のアニメは手作り感があって安心するなあ。 今度は今石君の2の方も劇場版で観てみるつもり。こっちはOVAは観てないんだけど。 |
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昨晩昼上映の映画を予約しておいたところ、目覚ましのセットより10分ほど早くT坂氏からの電話で起こされる。急に写真がいることになったのだが、その写真は会社に行かないと用意できない。今11時半。映画は13時半。朝飯抜きで会社へ直行。12時15分に会社着。45分働いて退出。30分で映画館へ。ぎりぎり間に合った。 『ドラゴンキングダム』(☆☆☆☆) ジャッキー・チェンとジェット・リー(というかあえてリー・リンチェイと呼びたい)の共演が最大の売りで、実際2人がばっちり戦ってくれる。ここまで2枚看板がきちんと描かれている映画は少ないのではないか(『ヒート』とか「この映画本当にこの2人共演したの? してないんじゃないの?」とか思ったよ)。本当に看板に偽り無しの『グレンダイザー対グレートマジンガー』。そこへユエン・ウーピンも参加していて、完全にベストチームな映画なのである。 さらに言うと、ジャッキーは酔拳をはじめおなじみの拳法を次々と繰り出すし、リーも若干『グリーンディスティニー』入りつつ(ウーピンだから?)往年の冴えが甦る演舞を見せてくれる。私はそれほどカンフー映画は観てないのだが、そんな私でも知っているような過去の名アクトを思わせるシーンをかなり意図的に織り交ぜており、出演者に負けないカンフー映画ベストとしてのみどころもあって、かつてジャッキーやリーの映画を愛した人ならば間違いなくオススメできる映画である。 過去の香港映画のポスターをコラージュした秀逸なオープニングをはじめ、設定や台詞にカンフー映画マニアっぽいところが微妙ににじみ出ているところもおたく心をくすぐる。というわけで不満らしい不満は無く、逆に予想以上に「売り」の部分がしっかりと入っていて、非常によくできた映画である。お話があんまりにもハリウッド超ステレオタイプなところが(この映画の良さでもあるが)物足りなさだったりもするものの、多くの人に薦めたい映画である。 余談だが、主人公のマイケル・アンガラーノは、どこかで見た顔だと思ったらカート・ラッセルがヒーローを演じたほうの『スカイ・ハイ』(フレメンさんの奥さんのその年のベスト映画?)の主人公だった。キャラ被ってるよ。全開はXbox貰って喜んでいて今回はXbox360が出てきたので時代は進んでいるんだけど、あんまり彼の童顔は変わってない模様。 帰宅して、またちょっと仕事して、夜は8spotsがでかけたので、またビデオ消化。 『トップをねらえ!2 劇場版』(☆☆) いらない続編。ベタな続編作っても愚かなことになるから、制作した時代を踏まえてまったく違う作品を作っているというのは正しいんだけど、最終的に前作の話がちらちらと出てくるので、結局前作と比較することになって、そうなるとやはりこの中途半端な出来には評価できるところがない。 ただそういった中途半端なオマージュとか話のリンクとかを抜きにしても、作ってる人だけが「こういうのどうよ? 盛り上がるでしょ?」って言われてる気がするような、観てる方のおいてけぼり感は抜けないんだけど。 そういうところも含め『グレンラガン』ぽいなあ(グレンの方が後だけど)と思いつつ、金田パースとか無いのでおかしいなと思ったら今石作品ではなかった(一応僅かに参加してるみたいだけど)。なんかほっとした。 |
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猛暑である。 うちに住む2匹の猫も家中のどこが一番涼しいかを求めて狭い室内を右往左往している。ともすると大理石で冷やっこい玄関なんかがお気に入りになったりして、その後に人の布団で寝たりするのだから家猫とはいえ油断ならない。 家で映画を観るためにスピーカーの周りを片付けたりするとこんな感じで、冷やっこいらしいタンスに寝てみたりする。 そんな暑い夏を今年も晴らそうと、毎年恒例の大田区の花火大会へ行ってきた。 今年はゆうちゃんとしじみ夫妻と8spotsと5人。しじみ夫妻は兵庫から車で帰ってきてからまた電車でここまでやってきたのだから相当ご苦労なお話。新婚旅行はイタリア1週間だったらしく、イタリア旅行経験のあるゆうちゃんと楽しそうな会話。私は『ローマの休日』やブルース・リーくらいの知識しかないのである。しじみ奥さんとは式のとき以来だが、ラブラブな感じでステキな夫婦ぶりであった。 で花火であるが、今年は同じ6000発でも10分延長して50分間。DQN花火が間延びしてマジメになったのかと思ったけど、あんまり印象は変わらなかった。最後はやはり打ち上げすぎて空が真っ白に。今までに見たことのない新種の花火もいくつか見られて堪能した。 あと対岸の完成間近のマンションに花火が写り込んでいる姿がなかなか美しい。これは今年だけのサプライズだね。 帰宅してから8spotsと映画でも観るかと、せっかくのオリンピックシーズンだしということでこれをセレクト。 『ミュンヘン』(☆☆☆☆) 36年前のミュンヘンオリンピックから始まる映画。 『宇宙戦争』とか『ターミナル』とか撮ってる監督がこういうのをしれっとまた撮ってしまうところがスピルバーグの凄いところだといつもながら感心する。 160分以上の長編なのだけど、中だるみしそうなところで派手な銃撃戦があったり爆発があったりして、酒を飲んで疲れた私を寝かせないところはさすが。 役者はすべて文句なし。主演のエリック・バナはもちろん、ボンド前のダニエル・クレイグをはじめチームのメンバーが皆良い感じ。史実をベースにしたドラマと銘打ち、しかもどこからも怒られそうな過度に政治的な話であるにも関わらず、観ているドラマは、『スパイ大作戦』のような計画的犯罪のドキドキ感や、マフィアもの裏切り裏切られの物語など、普通のエンタテイメント映画と何も変わらないもので、身近ではない物語を興味深く見せる。途中のセーフハウスの遭遇など、かなり無茶なシチュエーションなども違和感なく観られる脚本も見事。 ラストのベタベタなロングショットに苦笑いしつつ、わかりやすい作品のメッセージを主人公にはっきりと言わせてしまうところも含め、娯楽性と政治性を映画としてバランスよくまとめた快作。ただ、テロリストの最期を想像しながら"果てる"エリック・バナはちょっと変態っぽい。 花火に行ったり、映画観てたりと、遊んでばかりで猫に構わない?飼い主に、ちょっと不機嫌な様子。 子猫のときのベッドなので結構はみでていますが、これはこれで楽しい様子です。 |
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慌てて出かけて傘を持ってくるのを忘れる。天気予報では雨だけど快晴っぽいし大丈夫かと思っていたが、東海道線の窓から空を眺めると、進行方向が真っ黒。新橋の駅を降りる頃には雨になっていた。 向かっていたのはいつもの青山(表参道)なのだが、地下鉄に乗っていると傘を持っているのに雨で服が濡れた青年が乗り込んできたりと不安になる。しかし駅を出ると雨はほとんど止んでいた。その後も何度か雨は降ったようなのだが、ほとんど濡れることなく移動することができた。こんなこともある。 ラフォーレ原宿がスペースインベーダーとコラボ、というのが面白そうだったので原宿まで。目当てにしていたのは「アースミュージック&エコロジー」のこのTシャツ↓だったのだが(リンクだけにしようと思ったけどすぐ消えそうなので転載しておくことにする) 続いて、ランドリーの奴が、見本では白だけだったけど黒もあったので確認したら 最後に気になったグレイト(GR8)のこのTシャツ 結局何も買わずにラフォーレを出てしまったけど、その前に寄ったMoMAで別のTシャツを買ったので(これ)結果オーライということで。関係ないけど中央のウォーホルは唐沢よしこ(なをき夫人)の似顔絵そっくり。 8spotsは自分用のものが買えなくて(探しているものが無かった)やきもちを焼いていた。 ともかくこうしてTシャツはちびちび増えていくのです。 帰宅すると8spotsが燃料切れでダウン。私はテレビ観たりとか。 ほっちゃんがなぜかしばらく触っていないギターヒーローのギターコントローラに興味津々で臭いを嗅ぎまくり。 |
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お盆休み最終日は、雨の中自転車で買い物に出かけた以外は一日家でお休み。 昨年末のドラマ『鹿男あをによし』がハードディスクに残っていたので、今日は数話続けて見ていた。ハイビジョン録画だったのでわざわざプロジェクターを使って大画面。京都の小料理屋の趣のある凝ったセットや多部未華子のリアル18歳の肌を堪能するのに良い。CGの鹿はバレバレだけど。 ここ1年くらいで一番面白いドラマだったと思うのだが、あまりヒットはしなかったみたい。どうせ世間と価値観を共有できるとは思ってないので、終わったものはこれでいいのだ。 |
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お盆が明けてしまった。とりあえず4ヵ月後の冬休みまで頑張ろう。 とりあえず一番大きな仕事のヤマはお盆前に済ませたので切羽詰った感じは無いのだが、これから1ヶ月くらいが最後の努力のしどころなのです。 帰宅すると、8spotsから昨晩(ていうか深夜)「どれを買おうか悩んでいる」と相談されていたものがもう届いていた。アマゾンのプレミア会員になっているのでお急ぎ便で届いたのだ。朝の8時までに注文すれば当日配送なのだそうだ。かつて通販といえばヤフオクのように銀行へ振り込んで入金確認の後に送付、みたいな時代もあったはずなのだが、もはや完全に過去のものとなった。日本の流通網凄い。 |
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思わず吹き出した。 会社にあった先月号の「日経エンタ」を帰りがけに読んでいたのだが、そこに載っていた「上半期映画興行収入」のベスト28のうち、私が観たのは18位の『AVP2』と22位の『アメリカン・ギャングスター』、23位の『クローバーフィールド』のたった3本だった。 映画を観ていない訳ではない。集計期間中(12〜5月)に私が観た映画は10本。 上記の他7本は『28週後…』『俺たちフィギュアスケーター』『ノーカントリー』『ダージリン急行』『カンフーくん』『ブラックサイト』『ミスト』だ。『カンフーくん』と『ブラックサイト』はともかく、他はどれもかなり傑作だったのだけどなあ。 ちなみに雑誌に載ってたベスト10は『相棒』『アイアムレジェンド』『ライラの冒険』『ナルニア2』『マリと子犬の物語』『ドラえもん』『L』『魔法にかけられて』『ナショナルトレジャー2』『アース』『ジャンパー』。確かにこれでは観に行かない。 もう一度観てみると、そもそもかなりヒドい映画に入る『AVP2』が『クローバーフィールド』よりヒットしている事実にもびっくりである。 今年は「傑作!」と言える映画をたくさん観たので、今年のベスト5を選ぶのはかなり悩ましいことになると思うのだが、これから観る映画はやはりきっと日本ではダメなのかもしれん。『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』とか楽しみにしているんだけど。 確かに世間の好みと自分の好みはかなり合わないという実感はあった。例えば先日日記で再度絶賛した『鹿男あをによし』は、この本によると上半期全ドラマ視聴率で21位だった。22時台とはいえ惨敗なんだろうなあ。『1ポンドの福音』とかに負けてるし。 もう少し世間とズレている自覚を持つようにしなくてはならない。多分私みたいなのはショックを受けていてはいけないのだ。 |
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忙しすぎず、暇すぎず。帰ろうかと思ったら豪雨。南国住まいのKENが見たら「そうそう、スコールってこんなの」とか言うのだろうか。それともこんなもんじゃないのだろうか。 I坂さんに教えてもらって以来毎日のようにお世話になってる「東京アメッシュ」を見ると、通り雨っぽいので止むまで仕事を続ける。結果、雨が過ぎてもキリが悪くて残業が続く。 昼にもあった地震といい、最近なんか世界が違ってきているような実感。 |