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●映画 く

グレムリン■1984米
・ ジョー・ダンテ監督による“スピルバーグ”制作総指揮映画のひとつ。
・ 高い知性を持つ愛玩動物モグワイは、飼育に関する3つの約束を破ってしまったことにより、
  凶暴で知性を持った生物「グレムリン」に変化。街は増殖したグレムリンに占拠される。
  ホラータッチではあるが、実はお得意のホラーコメディ映画。
  1985年の正月映画3G(ゴーストバスターズ、ゴジラ)の1作として日本でも大ヒットした。
・ 1990年に続編が公開されるが、ジョー・ダンテ特有の悪趣味なブラックコメディ色が拡大し、日米共に前作ほどのヒットはしなかった。
  なお2ではグレムリンが画面を襲うシーンにおいて、劇場公開版とビデオ版で違っていた
  (フィルムが燃えるシーンが、ホワイトノイズになるシーンに変更)のは細かい配慮だった。

『スーパークイックス』(タイトー・アーケード・1987)
・ 初期アーケード界での隠れた名作『クイックス』(1981)(後年任天堂の手によりGBへ移植されたことでも名作を証明)のリメイク作。
  ちょっとクセのあるグラフィックが敬遠されたかヒットには結びつかなかったものの、
  後年グラフィックを強化し再挑戦した『ヴォルフィード』(1989)が割とヒットし意地を見せた。
・ もっともこの手のクイックス系で最もヒットしたのは他社のゲームである『ギャルズパニック』(カネコ・1990)だったりするが……(笑)。
・ パクリな部分は1面のボス。グレムリンに似てると思うんですが……。

かわいくない……
この時点で既に完成された新システムの数々。


『トップシークレット』(カプコン・アーケード・1987)
・ ジャンプ操作が無く、かわりにワイヤーアクションという珍しい操作でプレイヤーを操作するアクションゲーム。
・ 慣れない操作と、その高い難易度により、地味な存在であったが、その後ファミコンで『ヒットラーの復活』(1988)としてリメイク。
  『戦場の狼』と世界観を繋げ、より深くなった物語と、家庭用になったことによるワイヤーアクションそのものの
  面白さが評価され、ファミコン後期の隠れた名作として評価されている。
・ パクリ部分は、ラスボスが沖田艦長と銅像の前で直接対決……ってのはこの映画と関係ないので置いといて、
  途中の下水道を進むシーンで、グレムリン(のような敵)が襲ってきます。
  別にゲーム中に名前の説明はありませんが、人間との大きさの差や、大きな耳、色など類似点は大変多い。

実は曲もいいんですよ、このゲーム
J・ゴールドスミスの名曲「グレムリン・ラグ」と曲も似てるような


クロコダイルダンディー2■1988オーストラリア
・ 1986年に制作されアメリカ、日本で大ヒットしたアクションコメディの続編。
  オーストラリアの田舎に住む、ナイフ1本でワニを倒すミック・ダンディーが、アメリカの大都会を舞台にアボリジニ魂を爆発させる
  カルチャーギャップと自然賛歌をうたうハートフルなドラマ。オーストラリアの大自然で頭脳プレーで密猟者をやっつけるシーンはシリーズお約束。
  主演のポール・ホーガンは本国の人気スターで、本作のヒロイン、リンダ・コズラウスキーと現実でも結婚してしまった。
  2作のヒットの後、10年以上ぶりに2001年に同じキャストで3作目が公開されたが、こちらはあまり大きな話題になってない。

『マッド・シティ』(コナミ・FC・1988)
・ ファミコン後期に出た、移植ではないオリジナルの横スクロールアクションゲーム。
  上半身は焼けた肌に皮のベスト1枚。テンガロンハットにナイフ片手の主人公が悪の組織にとらわれたヒロインを救い出すため戦う。
  途中にガンシューやレースゲームのシーンも入っており、そのごった煮感が逆に敬遠されあまり評価を受けなかったようだが、
  今見ると、コナミファミコン後期の円熟っぷりがそれなりに堪能できるはず。
  なおトラボルタ&ホフマンのマスコミ風刺サスペンス映画とは関係なく、ハガー市長のいる犯罪都市とも無関係。
・ パクリ部分は主人公のキャラクターデザイン。パッケージのキャラはそのままミックを若くした感じで、
  さらにいうと、ボスに囚われてるヒロインの顔までがスーそのまま。
  確かに怯え顔に見えなくもないが、これじゃダンディーも彼女をナイフで脅してたのか? って深読み。
・ なお当時の攻略本には貴重な開発者インタビューがあり、そこで「アメリカから『クロコダイルダンディー』を元にゲームにしてくれ!
  (あとガンシューとレースも入れて)」という実も蓋も無いリクエストがあったゲームだったそうだが、本当にそうなっているのが職人ですね。
・ ちなみになんで映画の元を「2」としたかというと、パクリイラストが2のイラストだったからだけです。あしからず。
  (情報提供:こまんだー様)

2のチラシ下部のイラストより パッケージにもなったチラシ裏面のイラスト
見どころはシチュエーションが180度違うのに同じ表情の両ヒロインの顔