menu
・か
・き
・く
・け
・こ
・風の谷のナウシカ
・TOP
●映画 か
■カサブランカ■1942米
・ 第二次大戦開戦直後(当時の現代)のモロッコにある都市・カサブランカを舞台に、ハンフリー・ボガートとイングリット・バーグマンの再燃する恋を描く戯曲の映画化。
1942年アカデミー作品、監督、脚色賞作品であるだけでなく、映画史に残る名作である。
主題歌に使われ一躍有名になった「時の過ぎ行くままに(As Time Goes By)」や有名な一連のラストシーン(は、映画を観ていない人でも誰もが知っている。
『カサブランカに愛を 殺人者は時空を超えて』(シンキングラビット・PC-8801mkIISR、PC-9801、X1、FM−7、MSX2、X68000・1986)
・ 駄洒落ばかりの台詞の調べるだけゲームがほとんどだったアドベンチャーゲーム界に海外小説ばりの小粋な人間ドラマと物語性を持ち込んだ
シンキングラビット=今林宏行作品の1本(ちなみに『倉庫番』も彼の作品)。
美しいだけでなく、高速画面表示が衝撃的だった『道化師殺人事件』に続く本作は、第二次大戦下のアメリカの片田舎の街を舞台に
タイムマシンを発明した博士の謎の死とそれにまつわる事件を追ううち、驚くべき真相が明らかになるのであった……。
・ まだコマンド選択式ではなくコマンド入力式(!)時代の作品だが、ハインラインなど海外SFに大きく影響を受けたと思われる物語は
人間の心のあたたかさも感じることができ、「ゲームでここまで感動できるのか」と当時のユーザーにかなりの衝撃を与えた。
『道化師〜』は当時PC-98でしか発売されなかったため、本作でシンキングラビット、およびADVゲームに魅了された人は多いのではないか。
なおオリジナルはモノクロ画面だが、MSX2版などでセピアになり、3DO移植作『時を越えた手紙』以降はアメリカの絵葉書風カラーに。
・ 第二次大戦下の悲恋を扱っている、という以外『カサブランカ』の映画そのものとの直接的類似があるわけでなく、
パクリと呼べる箇所はないのだが、当時の著作権に大らかな時代を反映して、パッケージ、およびタイトル画面にて映画の写真を取り込んでいる
という超大技をやってのけている。3DO版以降タイトル名が変更されたのも無理ないか。
画面はPC-88版。この画面見ただけでぐっとくる30代以上の人多そう(クリックで拡大)
■風の谷のナウシカ■1984徳間書店・東映
本作については掲載多数のため、こちら専用ページへ。
■ガメラ■1965〜大映
・ 東宝が生んだゴジラにあやかって大映が生み出したカメをモチーフにした怪獣。
ゴジラと逆で、昭和版シリーズよりも平成版シリーズの方が評判が良い。
・ ガメラのTVゲームは、スーパーファミコンのほか、ドリームキャスト版ポケステであるビジュアルメモリ
専用の携帯ゲームとしても出ている。後者はミニゲームなのだが、出てくる怪獣には「ネズラ」とか
「バイラス星人の円盤」とかすさまじいものが登場する。しかも「モスラ」版と繋げると、
ジャイガー対キングギドラなど、想像すると楽しくなる戦いが楽しめる。
『青いブリンク』(ハドソン・PCエンジン・1990)
・ 手塚治虫が死ぬ間際まで準備していた遺作テレビアニメのゲーム化。
アイテムによるアドベンチャー要素を持ったアクションゲームで開発は『モンスターワールド』シリーズで有名なウエストンが手掛けた。
パーティで戦うシステムが一部『ソーサリアン』からのパクリ?
・ 1面からいきなり、赤い亀がガメラ飛行をしながら襲ってきます。垂直上昇しかしないけど。
手塚作品のゲーム化というと成功したものが思い浮かびませんが、これもそうかも。
『アドバンスドワールドウォー 千年帝国の興亡』(セガ・SS・1997)
・ 第2次世界大戦を題材にしたウォーシミュレーションの最高傑作。
ドイツ軍を操作して歴代の戦地を転戦していく。SLGだがRPG的な要素も多いので飽きさせない。
・ ここで紹介するのは後述の『ゴジラ』の項で紹介した『WA大戦略』の隠れキャラのパロディと思われる、
「カメ」という名の敵軍ユニット。隠しマップ「難局!」にしか登場しないのだが、戦艦クラスの巨大なカメで
攻撃武器も「キョダイカキュウ」と「カエンダン」。つまり平成ガメラの「プラズマ火球」のことだろう。
『銀河任侠伝』(ジャレコ・アーケード・1987)
・ 詳しくは『めぞん一刻』の項参照。
2面の背景でお祭りやっているんですが(笑)、その中で、ガメラが「アンズアメ」を営業しています。
・ ちなみにその他に仮面ライダーが焼きそばを、バカボンパパがラーメンを売っています。
その他はこちらを参照。
『サンダーフォースV』(テクノソフト・SS、PS1・1997)
・ 横スクロールシューティングを初めてポリゴン表現したゲーム。
幻の続編は、DC『セガガガ』最終面で遊べる(一部誇張あり)。
このゲームの2面ボスが『ガメラ2 レギオン襲来』のレギオンにそっくり。
映画にも登場した「群体レギオン」による攻撃もしかけてくる。
『スペースハリアーII』(セガ・MD、PS2、VC・1988) SPACE HARRIER II
・ アーケードで大人気を博した作品を家庭用オリジナルで続編を作っていくゲームというのはセガには特に多いがその1本。
マークIIIで同年初旬に発売された『スペースハリアー3D』(1988)に続くシリーズ第3作目にして完結篇(なお時間軸は3D、オリジナル、IIの順)。
スプライト拡大縮小機能を持たないハードでの本体同時発売ソフトとして考えると技術的にそれなりに頑張ったゲームであるが、
アーケード版に比べると余りにケバケバしいキャラデザインは評価を下げた。
・ なお蛇足ではあるが、管理人はメガドライブの報道発表があった翌日に横浜高島屋で本体を予約。発売当日「メガドライブとスペハリII下さい」と店員に告げたところ
「ソフトの予約は承ってないですよね?」と拒否され、仕方なく残っていた『スーパーサンダーブレード』買って帰ったという苦い思い出を持っている(結果的にサンダーブレードのほうが面白かったけどさ!)。
その後『スペハリII』は半月後、修学旅行出発前に集合場所近くでたまたま購入できたため1週間の間ソフトだけ持って取説の写真に心ときめかせながら九州を一周した。
閑話休題。
・ 問題の敵は1面(STUNA AREA)のボス・3つ首のガメラ。というか彼には3つの首以外は手も足も尾もない。回転飛行してプラズマ火球を撃つのみ。
(情報提供:B.J様)
なんか東京コミックショーにも見えます。「レッドスネーク、カモン!」
『スペースボンバー』(彩京・アーケード・1998)
・ 彩京の見た目とは裏腹に中身はいつも通りの弾除けシューティングゲーム。詳しくは『インデペンデンス・デイ』の項参照。
・ コミカルディフォルメの動物キャラが多数登場する中にカメもいて、当然のように手足の穴から火を噴き出しながら回転して飛んできます。
カメばかりでなんなので右はおまけ。ラストではグレートなのもいます。雷のSE同じだもんなぁ
『戦国エース』(バンプレスト・アーケード、PS2・1993)
・ ビデオシステムの『ソニックウィングス』開発チームが独立して作った(と思われる)会社・彩京初のシューティングゲーム。
・ ロングランヒットを続けた『ソニックウィングス』の横に堂々と置かれたこのゲームは
パワーアップアイテムが全く同じグラフィックのため、すぐに同じ“血”であるとわかった。
・ 同時期に『ソニックウィングス2』も発売され、アーケードシューティング界に混乱を引き起こしたが、
まぁどちらの続編?もヒットしたから良しということで。
・ パクリ部分は1面ボス。平成ガメラそのもののデザインで飛んできます(メカですが)。
和風テイストなのも、地球の守護神・ガメラの設定にちょいと似ていたり。
・ とここまで更新して“高機動形態は『ガメラ2 レギオン襲来』(1996)からでは?”との指摘あり。
確かにその通りです。ってことは高機動形態はゲームの方が先!(笑)
・ と書いていた当項目にNAOさんから新情報。
高機動形態のデザイン自体は1作目からあったもので最終的に没になったのだということ。
デザインは当時の雑誌などで発表されていたというので、1995年の公開前にそのデザインを見て制作されていれば「ゲーパク」成立。
……多分偶然の一致なんでしょうけど(笑)。
NAOさん、ご指摘ありがとうございました(2002/10/10追加)
手が翼の形にモーフィングするのがカッコよかったですね>映画
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』(任天堂・GC・2001)
・ ロクヨン版で好評を得た4人同時格闘アクションゲームの正統続編。任天堂の新旧人気キャラクターが一同に会し殴りあいをする。
・ パクリとなるのはDXから追加されたキャラクター・クッパ。
『スーパーマリオブラザーズ』シリーズでおなじみのカメの王様であり、ボス。
イメージとしてはガメラとゴジラを足してディズニー風カートゥーンテイストに仕立て上げたような外見である。
・ このキャラの上必殺ワザ「スピニングシェル」は、手足頭を甲羅にしまって、回転しながら空中を上昇するもので、
まさにガメラの飛行そのものを見ることができる。
(ちなみにマリオシリーズには詳しくないのですが、スマブラ以外でやってないですよね?)
カメが回転して飛行する、というアイデアは実はとても突拍子も無くてステキです。
『デゼニワールド』(ハドソン・PC・1985)
・ PC黎明期の日本製ギャグベンチャーゲーム『デゼニランド』(1983)の続編。
名古屋の巨大遊園地を制御する巨大コンピュータ「HAL3」(ハルミ)を止めるため、デゼニマンが復活する。
詳しくは『2001年宇宙の旅』の項参照。
・ パクリ部分はパビリオンのひとつ「LAND」の中にあるロボット動物。
ゴリラやキリンにまぎれてなぜか「ギャオス」(もちろん昭和版)がいます。
左がギャオスのいる画面。右はおまけで『ウルトラQ』のナメゴン(クリックで拡大)
『DEAD MOON 月世界の悪夢』(TSS・PCエンジン・1991)
・ TSSという謎のメーカーから発売された横シュー。
これでもかと多重スクロールを駆使しているステージはPCエンジン(Huカード)としてはかなり力作ではあるが、
なぜか各面のボスが全員「骨」(骨魚とか)なのでゲームはとても地味に見える。
・ これの2面のボスが骨亀。そうそう亀って死んでも甲羅は残るんだよねえ、って
子供の頃の記憶を思い出してしまったが、『ぼくのなつやすみ』じゃあるまいし、なんでシューティングでそんなこと思い出さねばならないのだろう。
なおその亀ボスが、手足が出るべきところから火炎が出て宇宙を飛んでいる様が「これはガメラの骨ですか?」と突っ込むべきかと思い採用。
銀河をこえてーとどく声ー♪ っていうか今にも背景の月が割れてなんか出てきそうじゃありません?(笑)
『テラクレスタII マンドラーの逆襲』(日本物産・PCエンジン・1992)
・ アーケード(1985)やファミコン(1986)で人気を呼んだシューティングゲーム7年ぶりの続編。
なおその後サターンで『テラクレスタ3D』(1997)という迷作も出ているが、このPCエンジンの2以前にも
『テラクレスタ』の姉妹作として、ロボクレスタこと『UFOロボ・ダンガー』(1986)、
燃えろ!テラクレスタ(テラマンダでも可)こと『テラフォース』(1987)などもアーケードではあったりする。
テラクレ自体が『ムーンクレスタ』(1980)のリメイクなので結構長い歴史を持つシリーズだ。
なお『テラフォース』はイマイチだったが、本作は意外とテラクレスタっぽく楽しめる(まったりのんびりしてるけど)。
ただ発売されたのがPCエンジン後期であり、しかもHuカード発売だったため、
雑誌の発売予定カレンダーではお目にかかっても実際に買った人は結構少ないと思われる。
テラクレのファンは是非最終面まで頑張ってプレイしてください。
・ ただ音楽がテラフォース同様初代と全然違うイメージなので、そこだけ『3D』が勝ってる。
超蛇足で言わせてもらうと最終面でかかる1の曲のうち、名曲メインテーマが若干ホンモノと仕様が違う。
復活の時のショートバージョンのファンファーレが無いし、1小節目がループしない。初歩的なミスなので惜しい!
・ パクリ部分は1面(後半)ボス。どう見てもこれに付けるべき名前はメカガメラ(正式名称:クリプトン。スーパー星?)。
なおボス出現直前にチビメカガメラが多数飛んでくる。
1面では海だが、6面で再登場すると宇宙。ガメラならどっちでもOKだね!
左が子供たち。右がボス。当然穴4つからの火炎を吹き出しての回転飛行もやってくれます。
■ガンヘッド■1989東宝
・ バンダイと角川書店(とIMAGICA)という大手メーカーに『ゴジラ』の東宝と『ガンダム』のサンライズが組んで作ったおたくメディアミックスものの先駆けのような特撮SF映画。
怪獣が登場しないかわりにロボット?に変形する戦車が主人公メカとして登場する。
・ 『おニャン子・ザ・ムービー 危機イッパツ!』とか『金融腐食列島・呪縛』とか、何とも微妙な映画を撮り続ける原田眞人監督作品だが、
SF映画ファンにはこの映画だけでもうインパクト十分なので忘れられない名前かも。
・ 後に『ゴジラVSメカゴジラ』にてゴジラとGフォースとなって対決する高嶋政宏が主演。
なお『ゴジラVSデストロイア』でも出演して「スーパーX3」を乗りこなしているが、これは政宏がやったこの役ではなく
『ゴジラVSビオランテ』で「スーパーX2」に乗っていた弟の政伸がやった役らしい。
ところでこの政宏兄さんは最近あまりTVで見かけませんが、美輪明宏主演の舞台『黒蜥蜴』で明智小五郎をやったりと濃い顔の正しい使い道を見つけた模様です。
閑話休題。
最近東宝から独立した平成ゴジラの父、川北"コーちゃん"絋一が特技監督を担当してるところからも、
つまり平成ゴジラが全面的に許せる人ならきっとそれなりに面白く、ダメな人には全く実りのカケラもない映画であるということなんでしょう。
・ なお本映画のライセンスゲームも出ており、ファミコンのRPGはともかくPCエンジンのシューティングは
映画と全く関係なさそうなコンパイル節炸裂のハドソンキャラバンシューティングで、でも映画よりずっと有名、そして名作。
PCエンジン版。「遊びは美学だ」とモアイも言っております
『ランナバウト2』(クライマックス・PS1・1999)
・ やのまんから1997年に発売されたカーアクションゲームの続編(開発はクライマックス)。
周回するか、一方向に走るだけだった車ゲームに「自由に動ける箱庭」を用意しお遣いをさせるという
『クレイジータクシー』や『ミッドタウンマッドネス』の元祖的になるような斬新なゲームであった前作の正統的な続編。
評価の高かった前作に比べ、ハードがPS2(やDC)への移行期間だったため、前作ほどの知名度は生まれなかった。
・ パクリ部分はこのシリーズのウリのひとつでもある隠しカー。前作では最終的には戦車まで使うことが出来たが、
本作ではガンヘッドが使えるようになっている。もちろんライセンス商品ではないので名前は「G・TANK」だが、
そのクセのある、ぶっちゃけメタルギアみたいなデザインはそっくりだ。当然ロボット?型にも変形もする。
(情報紹介:B.J様)
参考サイト:「LEVEL390」のこちら